JP2003082955A - 引戸構造 - Google Patents

引戸構造

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JP2003082955A
JP2003082955A JP2001279438A JP2001279438A JP2003082955A JP 2003082955 A JP2003082955 A JP 2003082955A JP 2001279438 A JP2001279438 A JP 2001279438A JP 2001279438 A JP2001279438 A JP 2001279438A JP 2003082955 A JP2003082955 A JP 2003082955A
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shutter
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Yasuo Nakano
泰雄 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】戸袋内でも引戸を1枚ずつガイドして複数の引
戸を重ねて収納し、引戸の収納や取出しを円滑に行なう
ことのできる引戸構造を提供するものである。 【解決手段】 雨戸1Aの上面と底面にその長手方向に
沿って、案内ローラ7を設けた2個の走行機構4A、4
Bを所定の間隔で、水平方向に回動自在に取付けると共
に、このうち長手方向に沿った一方の走行機構4Bを、
他方の走行機構4Bに対して雨戸1Aの厚さ方向に位置
をずらせて取付けると共に、雨戸1Aの底面に取付けた
走行機構4Bに走行ローラ6を設け、雨戸枠15とこの
端部に設けた戸袋2の両上枠16と下枠17に、前記一
方の走行機構4Bをガイドするガイド溝3Aと、他方の
走行機構4Bをガイドするガイド溝3Bとを設けると共
に、これらガイド溝3A、3Bを戸袋2の内側で2個の
走行機構4B、4Bの間隔を保持した状態で戸袋2の奥
行方向に湾曲させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雨戸やガラス戸など
の引戸を、戸袋へ収納する場合や戸袋から引出す場合の
作業を容易にした引戸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、雨戸は雨戸枠の上枠と下枠に、
ガイド溝を形成し、ここに雨戸を嵌めて支持し、1枚目
の雨戸を戸袋内に押し込んで収納してから、戸袋の奥行
方向に押し、次に2枚目の雨戸を戸袋内に押し込んで順
次、雨戸を重ね合わせた状態で収納するようになってい
る。しかしながら戸袋内には雨戸をガイドするものがな
く、斜めに傾いたりして収納や引出しが円滑にできない
問題があった。
【0003】このため、ガイドレールを雨戸の枠と、こ
の端部に設けた戸袋とに連続して設けて、雨戸をガイド
レールに沿ってガイドしながら戸袋内に重ね合った状態
で収納する構造のものも提案されている。しかしなが
ら、この構造はガイドレールの幅が戸袋内で広がり、複
数枚の雨戸を重ねて収納する広い幅になっているので、
戸袋の内側で同様に雨戸が斜めに傾いて、円滑に収納や
引出しができない問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を改
善し、戸袋内でも雨戸やガラス戸などの引戸を1枚ずつ
ガイドして、複数の引戸を重ねて収納し、引戸の収納や
引出しを円滑に行なうことができる引戸構造を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
引戸構造は、引戸の上面と底面にその長手方向に沿っ
て、案内ローラを設けた2個の走行機構を所定の間隔
で、水平方向に回動自在にそれぞれ取付けると共に、こ
のうち長手方向に沿った一方の走行機構を、他方の走行
機構に対して雨戸の厚さ方向に位置をずらせて取付け、
前記走行機構のうち少なくとも引戸の底面に取付けた走
行機構に走行ローラを設け、前記引戸の枠とこの端部に
設けた戸袋の両上枠と下枠に、前記一方の走行機構をガ
イドするガイド部と、他方の走行機構をガイドするガイ
ド部とをそれぞれ設けると共に、これらガイド部を戸袋
の内側で2個の走行機構の間隔を保持した状態で戸袋の
奥行方向に湾曲させ、引戸を戸袋内に移動させると、湾
曲したガイド部に沿って引戸が斜めに移動して、複数枚
を重ね合った状態で収納することを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明の請求項2記載の引戸構造は、走行
機構が、案内ローラと走行ローラを兼ねた戸車で形成さ
れていることを特徴とするものである。また請求項3記
載の引戸構造は、隣接する引戸同士を着脱自在に連結す
る連結部が、引戸の側面に設けられていることを特徴と
するものである。更に請求項4記載の引戸構造は、戸袋
の内側に収納された引戸を、戸袋の開口部側に押圧する
押出し機構を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、雨戸に適用した場合の本発
明の実施の一形態を図1ないし図10を参照して詳細に
説明する。図において1A、1Bは雨戸、2は戸袋、3
A、3Bはガイド溝で、前記雨戸1A、1Bの上面と底
面に、それぞれ2個の走行機構4A、4Bが水平方向に
回動自在に取付けられている。
【0008】雨戸1A、1Bの上面に設けた走行機構4
Aは図3に示すように、支持板5の上面に2個の案内ロ
ーラ7、7が水平方向に回転自在に軸支され、この支持
板5の底面に下端が円錐状に形成された支持軸8が突設
され、この支持軸8の中間に固定用カラー9が止めネジ
10で固定されるようになっている。
【0009】この走行機構4Aは図4に示すように固定
用カラー9を抜いて、雨戸1A、1Bの上面の内側に固
定したコ字形取付金具11の中間に、固定用カラー9を
差し込む。この状態で、支持軸8をコ字形取付金具11
の上から固定用カラー9を通して挿入し、その先端をコ
字形取付金具11の中空円錐状に形成された軸受部12
に回動自在に支持させる。次に止めネジ10を締めて支
持軸8と固定用カラー9を連結して抜け止めを行なう
と、案内ローラ7、7が上面から突出した状態で、走行
機構4Aは水平方向に回動自在に支持される。
【0010】また雨戸1A、1Bの底面に設けた走行機
構4Bは図5に示すように、支持板5の底面に2個の案
内ローラ7、7が水平方向に回転自在に軸支され、この
支持板5の上面に、支持柱13が接続され、この側面に
走行ローラ6が軸支されている。更に支持柱13の上面
には上端が円錐状に形成された支持軸8が突設され、こ
の支持軸8の中間に固定用カラー9が止めネジ10で固
定されるようになっている。
【0011】この走行機構4Bは図6に示すように固定
用カラー9を抜いて、雨戸1A、1Bの底面の内側に固
定したコ字形取付金具11の中間に、固定用カラー9を
差し込む。この状態で、支持軸8をコ字形取付金具11
の下から固定用カラー9を通して挿入し、その上端をコ
字形取付金具11の中空円錐状に形成された軸受部12
に回動自在に支持させる。次に止めネジ10を締めて支
持軸8と固定用カラー9を連結して抜け止めを行なう
と、走行ローラ6の下部と案内ローラ7、7とが底面か
ら突出した状態で、走行機構4Bは水平方向に回動自在
に支持される。
【0012】また雨戸1A、1Bの上面と底面に、それ
ぞれ2個ずつ設けられた走行機構4A、4A、4B、4
Bは図7に示すように、雨戸1A、1Bの長手方向に沿
った両端側に、その厚さ方向に位置をずらせて対向して
取付けられている。なお雨戸1A、1Bの上面と底面で
は、一方の走行機構4Aと4B、および他方の走行機構
4Aと4Bは、それぞれ上下で同じ位置にずれて取付け
られている。
【0013】またガイド溝3A、3Bは、図1および図
2に示すように、雨戸枠15とこの端部に設けた戸袋2
との両上枠16と下枠17にそれぞれ設けられている。
このガイド溝3A、3Bはプラスチックや金属板を成形
して形成されている。
【0014】また戸袋2内の上枠16と下枠17に設け
たガイド溝3A、3Bは図8に示すように、その先端側
が位置をずらせて戸袋2の奥行き側に向かってそれぞれ
湾曲している。この湾曲部18、18の間隔は戸袋側の
走行機構4Bと、これと反対側に位置をずらせて取付け
た走行機構4Bの取付け間隔に設定されている。
【0015】また上枠16に設けたガイド溝3Aには図
4に示すように、戸袋側に設けた走行機構4Aの案内ロ
ーラ7、7が挿入されて摺動するようになっている。ま
たガイド溝3Bには反対側に位置をずらせて対向して設
けた走行機構4Aの案内ローラ7、7が摺動するように
なっている。
【0016】また下枠17に設けたガイド溝3Aには図
6に示すように戸袋側に設けた走行機構4Bの案内ロー
ラ7、7が挿入されて摺動するようになっている。また
ここに取付けた走行ローラ6は下枠17の表面を走行す
るようになっている。なおガイド溝3Bには反対側に位
置をずらせて対向して設けた走行機構4Bの案内ローラ
7、7が摺動するようになっている。
【0017】また図9に示すように雨戸1A、1Bの対
向する側面の上部には雨戸同士を着脱自在に連結する連
結部20が設けられている。この連結部20は雨戸1A
の側面に設けたL形係合溝24と、雨戸1Bの側面に上
下方向に回動自在に設けた係合レバー21とから構成さ
れている。このL形係合溝24は開口部がテーパー状に
拡大している。また係合レバー21は、その先端に係合
ローラ22が回転自在に取付けられ、基端側は軸25に
より上下動自在に支持されている。またこの係合レバー
21の中間は、コイルスプリング23により上方に弾性
的に引き上げられ、ストッパー33で位置が保持されて
いる。
【0018】また戸袋2の奥側の内壁には、図1および
図2に示すように雨戸1Aの押出し機構27が設けられ
ている。この押出し機構27は水平に設けた押圧棒28
の端部がレバー29の先端に回転自在に接続され、更に
レバー29はコイルスプリング23により常時、引張力
が戸袋2の開口部側に作用して、雨戸1Aの側面を押圧
するようになっている。
【0019】上記構成の雨戸構造は、雨戸1A、1Bを
開いて雨戸1Aだけを戸袋2内に収納する時には図9に
示すように、連結部20の係合レバー21を手で押し下
げて、係合ローラ22とL形係合溝24とのロックを解
除してから雨戸1Aを横に引いて戸袋2内に移動させ
る。雨戸1Aは図6に示すように、その荷重を底部に設
けた走行機構4Bの走行ローラ6、6で受けて下枠17
の上を走行し、上下の案内ローラ7、7がガイド溝3
A、3Bによりガイドされながら直進する。
【0020】雨戸1Aが戸袋2内に移動してくると図8
に示すように、ガイド溝3A、3Bは、その湾曲部18
で戸袋2の奥行き側に向かって湾曲しているので、案内
ローラ7、7はこれに合わせて回動する。湾曲部18、
18の間隔は戸袋側の案内ローラ7と、これと反対側に
取付けた案内ローラ7との取付け間隔に設定されている
ので、進行側の案内ローラ7、7はガイド溝3Aにガイ
ドされ、後方側の案内ローラ7はガイド溝3Bにガイド
され、湾曲部18、18で、雨戸1Aは雨戸1Bと平行
を保ちながら斜めに移動して行く。
【0021】この後、同様に雨戸1Bを横に引いて戸袋
2内に移動させる。雨戸1Bも湾曲部18、18で案内
ローラ7、7が回動して、雨戸1Aと平行を保ちながら
斜めに移動して行き、重ね合って収納される。従って、
雨戸1A、1Bは戸袋2内においても1枚ずつガイド溝
3A、3Bによりそれぞれガイドされながら走行するの
で、円滑に収納することができる。
【0022】また雨戸1A、1Bを閉める時には、先
ず、手前側の雨戸1Bを斜めに引出してくると、湾曲部
18、18で走行機構4、4が回動して雨戸枠15に沿
って平行に移動してくる。この時、奥側の雨戸1Aはそ
の側面が押出し機構27の押圧棒28で押圧されている
ので、図10(A)に示すように雨戸1Bの移動に伴っ
て、斜めに移動していく。
【0023】雨戸1Aが湾曲部18に達すると図10
(B)に示すように、係合レバー21の先端に設けた係
合ローラ22がL形係合溝24に一部係合してから、図
10(C)に示すように係合ローラ22がL形係合溝2
4の中間まで係合する。更に図10(D)に示すように
雨戸1A、1Bが並ぶと係合レバー21がL形係合溝2
4に完全に係合して自動的に連結される。このため、雨
戸1Bを引出していくと、これに連結された雨戸1Aも
自動的に引出されて雨戸1A、1Bを閉じることができ
る。
【0024】図11ないし図13は本発明の他の実施の
形態を示すもので、雨戸1A、1Bの上面と底面の長手
方向に沿った両端側に、それぞれ2個ずつ走行機構4
A、4Bが、その厚さ方向に位置をずらせて取付けられ
ている。
【0025】雨戸1A、1Bの底面に取付けられた走行
機構4Bは、図11に示すように支持板5に支持ブロッ
ク32が接合され、この側面に走行ローラ6が回転自在
に軸支され、更にこの支持ブロック32の上面に、走行
ローラ6と直交して水平方向に回転する2個の案内ロー
ラ7、7が軸支されている。この走行機構4Bは、雨戸
1A、1Bの底面の内側に水平方向に回動自在に取付け
られている。なお雨戸1A、1Bの上面に取付けられる
図示しない走行機構4Aは、走行ローラ6が設けられて
いないだけで他の構成は同一である。
【0026】また雨戸枠15とこの端部に設けた戸袋2
の両上枠16と下枠17にそれぞれガイドレール30が
設けられている。このガイドレール30は図13に示す
ように、4本のガイドレール30A、30B、30C、
30Dで構成されている。雨戸枠15側の上枠16と下
枠17の部分は、3本のガイドレール30A、30B、
30Cが間隔をおいて平行に敷設させ、この間に2本の
ガイド溝3A、3Bが形成されている。
【0027】また戸袋2内の上枠16と下枠17に敷設
したガイドレール30A、30Bは、その先端側が戸袋
2の奥行き側に向かって湾曲している。またガイドレー
ル30Bにはその途中で湾曲したガイドレール30Dが
接合されて、ここで分岐するようになっている。この分
岐したガイドレール30Dに沿ってガイドレール30C
の先端側も湾曲している。
【0028】走行機構4Bの走行ローラ6は中間のガイ
ドレール30B、30Dの上を、図12(A)、(B)
に示すように走行するようになっている。またガイドレ
ール30A、30Bとの間に形成されたガイド溝3Aに
は図12(A)に示すように戸袋側に設けた走行機構4
Bの案内ローラ7、7が挟まれて摺動するようになって
いる。またガイドレール30B、30Dとガイドレール
30Cとの間に形成されたガイド溝3Bには図12
(B)に示すように位置をずらせて反対側に設けた走行
機構4Bの案内ローラ7、7が挟まれて摺動するように
なっている。
【0029】上記構成の雨戸構造は、雨戸1A、1Bを
開いて戸袋2内に収納する時には、先ず雨戸1Aを横に
引いて戸袋2内に移動させる。雨戸1Aは図12に示す
ように、その荷重を底部に設けた走行機構4Bの走行ロ
ーラ6、6で受けてガイドレール30Bの上を走行し、
上下の案内ローラ7、7がガイド溝3A、3Bによりガ
イドされながら直進する。
【0030】雨戸1Aが戸袋2内に移動してくると図1
3に示すように、ガイドレール30A、30Bは、その
湾曲部18で戸袋2の奥行き側に向かって湾曲し、また
ガイドレール30Bから分岐したガイドレール30D
と、ガイドレール30Cも湾曲しているので、走行機構
4A、4Bはこれに合わせて回動し、雨戸1Aは雨戸1
Bと平行を保ちながら斜めに移動して行く。次に雨戸1
Bを横に引いて戸袋2内に移動させると、雨戸1Bも湾
曲部18でその走行機構4A、4Bが回動し、走行ロー
ラ6はガイドレール30D上を走行し、雨戸1Aと平行
を保ちながら斜めに移動して、重ね合って収納される。
【0031】図14および図15は本発明の異なる他の
実施の形態を示すもので、雨戸1A、1Bの上面と底面
に、それぞれ2個ずつ設けられた走行機構4A、4Bと
して戸車31を支持板5に取付けたもので、これを水平
方向に回動自在に接続したものである。この戸車31、
31は図15に示すように2本のガイドレール30A、
30Bにガイドされながら走行するので、案内ローラ
7、7は不要となる。
【0032】なお上記説明では、押出し機構27として
押圧棒28を取付けたレバー29をコイルスプリング2
3で引張した構造について示したが、雨戸1Aを戸袋2
の開口部側に押圧できる構造であれば他の構造でも良
い。また押出し機構27を設けずに、戸袋2内のガイド
レール30を開口部側に向けて傾斜させ、自重により自
動的に開口部側に移動させるようにした構造でも良い。
【0033】また上記説明では、雨戸1Aの底面に取付
けた走行機構4Bにだけ走行ローラ6を設けた場合につ
いて示したが、上面の走行機構4Aにも走行ローラ6を
設けた構造でも良い。また上記説明では雨戸を2枚取付
けた場合について示したが3枚以上でも良い。更に上記
説明では、雨戸に適用した場合について示したが、ガラ
ス戸に適用し、窓を全開できるようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る請求項1
記載の引戸構造によれば、引戸の上面と底面にその長手
方向に沿って、案内ローラを設けた2個の走行機構を所
定の間隔で、水平方向に回動自在にそれぞれ取付けると
共に、このうち長手方向に沿った一方の走行機構を、他
方の走行機構に対して雨戸の厚さ方向に位置をずらせて
取付け、前記走行機構のうち少なくとも引戸の底面に取
付けた走行機構に走行ローラを設け、前記引戸の枠とこ
の端部に設けた戸袋との両上枠と下枠に、前記一方の走
行機構をガイドするガイド部と、他方の走行機構をガイ
ドするガイド部とをそれぞれ設けると共に、これらガイ
ド部を戸袋の内側で2個の走行機構の間隔を保持した状
態で戸袋の奥行方向に湾曲させることにより、雨戸やガ
ラス戸を戸袋内においても1枚ずつガイド部によりそれ
ぞれガイドされた状態で重ね合わせて収納するので、雨
戸が戸袋内で斜めに傾くことがなく、円滑に収納、引出
しすることができる。
【0035】また請求項2記載の雨戸構造によれば、走
行機構が、案内ローラと走行ローラを兼ねた戸車で形成
されているので、部品点数を削減し構造を簡素化するこ
とができる。
【0036】また請求項3記載の引戸構造によれば、隣
接する雨戸やガラス戸同士を着脱自在に連結する連結部
を、雨戸の側面に設けたので、複数枚の雨戸やガラス戸
を戸袋から連続して引出すことができる。
【0037】また請求項4記載の引戸構造によれば、戸
袋の内側に収納された雨戸やガラス戸を戸袋の開口部側
に押圧する押出し機構を設けたので、複数枚の雨戸やガ
ラス戸を自動的に戸袋から引出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による雨戸構造を示す正
面図である。
【図2】図1の雨戸枠と戸袋の下枠に設けたガイド溝を
示す平面図である。
【図3】図1の雨戸の上面に取付けた走行機構を示す斜
視図である。
【図4】図3の走行機構を雨戸の上面に取付けてガイド
溝にガイドさせている状態を示す断面図である。
【図5】図1の雨戸の底面に取付けた走行機構を示す斜
視図である。
【図6】図5の走行機構を雨戸の底面に取付けて、ガイ
ド溝にガイドされながら走行ローラが下枠を走行してい
る状態を示す断面図である。
【図7】走行機構を取付けた雨戸の底面を示す斜視図で
ある。
【図8】戸袋の下枠に形成したガイド溝と走行機構の組
合わせ状態を示す平面図である。
【図9】隣接する雨戸の側面に形成した連結部を示す斜
視図である。
【図10】(A)ないし(D)は雨戸に取付けた連結部
の動作を説明する平面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態による走行機構を取
付けた雨戸の底面を示す斜視図である。
【図12】(A)は雨戸の底面の戸袋側に取付けた走行
機構とガイドレールとの組合わせ状態を示す側面図、
(B)は反対側に取付けた走行機構とガイドレールとの
組合わせ状態を示す側面図である。
【図13】戸袋の下枠に敷設したガイドレールと走行機
構との組合せ状態を示す平面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態による、走行機構と
して戸車を用い、これを水平方向に回動自在に取付けた
雨戸の底面を示す斜視図である。
【図15】図14の戸車が走行する雨戸枠と戸袋の下枠
に敷設したガイドレールを示す平面図である。
【符号の説明】
1A 雨戸 2 戸袋 3A ガイド溝 4A 走行機構 6 走行ローラ 7 案内ローラ 8 支持軸 11 取付金具 12 軸受部 15 雨戸枠 16 上枠 17 下枠 18 湾曲部 20 連結部 21 係合レバー 22 係合ローラ 24 L形係合溝 27 押出し機構 28 押圧棒 29 レバー 30 ガイドレール 31 戸車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸の上面と底面にその長手方向に沿っ
    て、案内ローラを設けた2個の走行機構を所定の間隔
    で、水平方向に回動自在にそれぞれ取付けると共に、こ
    のうち長手方向に沿った一方の走行機構を、他方の走行
    機構に対して雨戸の厚さ方向に位置をずらせて取付け、
    前記走行機構のうち少なくとも引戸の底面に取付けた走
    行機構に走行ローラを設け、前記引戸の枠とこの端部に
    設けた戸袋の両上枠と下枠に、前記一方の走行機構をガ
    イドするガイド部と、他方の走行機構をガイドするガイ
    ド部とをそれぞれ設けると共に、これらガイド部を戸袋
    の内側で2個の走行機構の間隔を保持した状態で戸袋の
    奥行方向に湾曲させ、引戸を戸袋内に移動させると、湾
    曲したガイド部に沿って引戸が斜めに移動して、複数枚
    を重ね合った状態で収納することを特徴とする引戸構
    造。
  2. 【請求項2】 走行機構が、案内ローラと走行ローラを
    兼ねた戸車で形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の引戸構造。
  3. 【請求項3】 隣接する引戸同士を着脱自在に連結する
    連結部が、引戸の側面に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の引戸構造。
  4. 【請求項4】 戸袋の内側に収納された引戸を、戸袋の
    開口部側に押圧する押出し機構を設けたことを特徴とす
    る請求項1または3記載の引戸構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106044501A (zh) * 2016-07-13 2016-10-26 海宁德尔格电梯股份有限公司 一种新型门机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106044501A (zh) * 2016-07-13 2016-10-26 海宁德尔格电梯股份有限公司 一种新型门机

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