JP2003081500A - 原稿移動式複写機 - Google Patents

原稿移動式複写機

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JP2003081500A
JP2003081500A JP2002130017A JP2002130017A JP2003081500A JP 2003081500 A JP2003081500 A JP 2003081500A JP 2002130017 A JP2002130017 A JP 2002130017A JP 2002130017 A JP2002130017 A JP 2002130017A JP 2003081500 A JP2003081500 A JP 2003081500A
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cutting
length
paper
cut
roll paper
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JP2002130017A
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English (en)
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Minoru Nagasawa
稔 長澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セミシンクロカットモードにおいて原稿長さ
とロール紙の裁断長さとを同等にするための基準表示を
装置に設けることなく、原稿長さに合わせてロール紙を
正確に途中で裁断できる原稿移動式複写機を提供する。 【解決手段】 画像情報が記録用紙4に複写される位置
を基準点P1とし、基準点P1から裁断手段3による裁
断位置P3(裁断動作時に形成されるたるみの長さも含
む)よりも基準点P1から原稿テーブル16の先端部1
6aの位置P4が物理的に長くなる位置に設定すること
で、特別な基準表示を装置に設けることなく、原稿テー
ブル16の先端部16aを原稿後端が通過するタイミン
グでカット指示手段によりカットタイミングを指示する
だけで、原稿長さと同等となる裁断長さでロール紙4を
裁断させることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
た記録用紙を所望の長さに裁断して用いるA0サイズ等
に対応できる工業用広幅機のような原稿移動式複写機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の搬送タイミングに合せ、記
録用紙としてのロール紙を所望の長さに裁断して供給
し、画像形成処理を行うこの種の原稿移動式複写機にお
いては、ロール紙の裁断長さを用紙搬送前に予め設定
し、その裁断長さに裁断された用紙に原稿画像を複写す
るようにしている。また、その裁断長さを複写開始前に
任意に入力設定し得る複写機も提案されている。
【0003】さらには、予め設定した数値によらず、使
用者が複写動作の途中でロール紙を随時裁断できる機能
(セミシンクロカット機能)を有する複写機も提案され
ている。このようなセミシンクロカット機能を有する複
写機に関して、以前は、原稿長さとロール紙の裁断長さ
とを同等にする基準を示す表示がなされておらず、原稿
長さに合わせてロール紙を正確に途中で裁断させること
は容易でなかった。このようなことから、例えば、特開
2000−29259公報によれば、原稿長さとロール
紙のカット長さ(裁断長さ)とを同等にするためのタイ
ミングを表示するカットタイミング表示手段を備えるよ
うにした提案がなされている。併せて、裁断されたロー
ル紙の長さを表示させる機能も付加されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開200
0−29259公報による場合、原稿長さとロール紙の
裁断長さとを同等にするためのタイミングを表示するカ
ットタイミング表示手段をわざわざ原稿搬送系(原稿テ
ーブル)に設けているものである。具体的には、原稿テ
ーブルにカットタイミング表示マークが記されている。
【0005】また、裁断後の裁断長さを表示させるよう
にしているので、裁断長さを知り得るものの、裁断時点
でその長さを知り得る手段は講じられていないものであ
る。
【0006】そこで、本発明は、セミシンクロカットモ
ードにおいて原稿長さとロール紙の裁断長さとを同等に
するための特別な基準表示を装置に設けることなく、原
稿長さに合わせてロール紙を正確に途中で裁断すること
ができる原稿移動式複写機を提供することを目的とす
る。
【0007】また、複写動作中にリアルタイムで表示さ
せる給紙長さにより、裁断タイミングを適正に予測する
ことができる原稿移動式複写機を提供することを目的と
する。
【0008】さらには、表示による視覚だけでなく、聴
覚でも裁断タイミングを認識し得る原稿移動式複写機を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の原
稿移動式複写機は、原稿と記録用紙を搬送するための駆
動・搬送手段と、前記原稿の画像情報を読み取る読取手
段と、前記画像情報を前記記録用紙に記録する記録手段
と、前記記録用紙としてのロール紙を裁断する裁断手段
と、前記画像情報が前記記録用紙に複写される位置を基
準点とし、原稿搬送経路上で前記読取手段による読取位
置から、前記基準点から前記裁断手段による裁断位置ま
でに相当する距離離れた位置に先端部が配置された原稿
テーブルと、前記ロール紙を複写動作途中で任意の長さ
に裁断させるセミシンクロカットモードを設定するカッ
トモード設定手段と、前記セミシンクロカットモードに
おいて前記裁断手段によるカットタイミングを指示する
カット指示手段と、を備える。
【0010】従って、画像情報が記録用紙に複写される
位置を基準点とし、原稿搬送経路上で読取手段による読
取位置から、基準点から裁断手段による裁断位置までに
相当する距離離れた位置に先端部が配置された原稿テー
ブルを備えるので、特別な基準表示を装置に設けること
なく、原稿テーブルの先端部を原稿後端が通過するタイ
ミングでカット指示手段によりカットタイミングを指示
するだけで、原稿長さと同等となる裁断長さでロール紙
を裁断させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿移動式複写機において、前記基準点から前記裁断手段
による裁断位置までに相当する距離には、裁断動作時に
作成される前記ロール紙のたるみ長さ分も加味されてい
る。
【0012】従って、現実的な動作においては、裁断前
にロール紙を増速させてたるみを作成し記録位置での記
録動作・搬送速度に支障を及ぼさない状態で裁断動作を
行わせることから、このたるみ長さ分を加味して原稿テ
ーブルの先端部の位置を設定しているので(結果的に
は、基準点・裁断位置間の物理的な距離よりも読取位置
・原稿テーブルの先端部間の物理的な距離の方が長めと
なる)、セミシンクロカットモードにおいて原稿長さと
ロール紙の裁断長さとをより正確に同等とすることがで
きる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の原稿移動式複写機において、複写動作中の裁断位置
換算の前記ロール紙の給紙長さを検出する給紙長さ検出
手段と、この給紙長さ検出手段により検出される裁断位
置換算の給紙長さをリアルタイムで表示部に表示させる
長さ表示手段と、を備える。
【0014】従って、複写動作中において裁断位置換算
の給紙長さがリアルタイムで表示されるので、視覚的か
つ数値的にロール紙の裁断タイミングを取得することも
できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の原
稿移動式複写機において、前記ロール紙の裁断長さを任
意に設定する裁断長さ設定手段と、この裁断長さ設定手
段より設定された裁断長さと前記給紙長さ検出手段によ
り検出される給紙長さとを比較する比較手段と、比較の
結果、前記給紙長さが前記裁断長さに達した場合にはそ
の旨をブザーで報知させる報知手段と、を備える。
【0016】従って、予め所望の裁断長さとして任意に
設定されている場合、その長さでの裁断位置への到達を
給紙長さの表示による視覚的な方法だけでなく、ブザー
を通じて聴覚的にもロール紙の裁断タイミングを取得す
ることができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の原
稿移動式複写機において、前記ブザーを鳴動させるため
に前記比較手段の出力タイミングを調整する調整手段を
備える。
【0018】従って、比較手段からの出力によりブザー
が鳴るが、この比較手段の出力タイミングを調整自在と
することにより、例えばブザーが鳴るタイミングを前後
に±2秒程度ずらすことができ、ユーザの使い勝手を向
上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。本実施の形態は、例えばA0サイズ等
に対応可能な工業用広幅の原稿移動式複写機への適用例
を示す。図1はその外観構成を示す斜視図、図2はその
内部構成例を示す概略縦断側面図、図3は原稿テーブル
の平面図、図4は搬送経路等を模式化してその原理的構
成を示す説明図である。
【0020】この複写機は、装置本体1とロール紙スト
ック部2とにより構成され、ロール紙ストック部2の裁
断手段としてのカッタ3により裁断されたロール紙(カ
ット紙)4が記録用紙として装置本体1内に供給される
構成である。このカット紙は、レジストローラ5を通じ
てドラム状の感光体6等に向けて搬送される。
【0021】この感光体6周りには電子写真プロセスに
従い、帯電装置、現像装置7、転写・分離装置、クリー
ニング装置、除電装置等が設けられ、記録用紙(カット
紙)搬送方向下流には定着ローラ8、用紙定着後センサ
9等による定着装置及び排紙ローラ対10が設けられて
いる。ここに、本実施の形態では、これらの帯電装置、
現像装置7、転写・分離装置、クリーニング装置、除電
装置、定着装置等により電子写真プロセスを利用した記
録手段が構成されている。
【0022】一方、このような記録手段の上部には、原
稿ローラ11、原稿先端を検知する原稿センサ12、露
光ランプ13、セルフォックレンズアレイ(図示せ
ず)、原稿排紙ローラ14等による読取手段が設けられ
ている。このような読取手段に関して、装置本体1の上
面には、原稿15を手差し挿入させるための原稿テーブ
ル16が設けられ、挿入ガイド17との間に原稿15を
差込み挿入させるように構成されている。原稿テーブル
16上には原稿15の左右を規制する原稿ガイド18が
スライド自在に設けられている。このような原稿テーブ
ル16から原稿ローラ11、露光ランプ13を通って原
稿排紙ローラ14に至る原稿搬送経路19が反転経路状
に形成されている。ここに、原稿15は原稿面を上向き
にして原稿テーブル16上にセットされることとなる。
【0023】また、ロール紙ストック部2には、ロール
紙抑え部材(図示せず)、ロール紙4の有無を検出する
ためのロールエンドセンサ21、ロール紙4をカッタ3
による裁断位置まで引き出すためのロールフィードロー
ラ22、ロール紙4を裁断するカッタ3(本実施の形態
では、シャトルカッタが用いられている)、ロール紙4
の排出口でカット紙を検出するロール出口センサ23等
が配設されている。このロール紙ストック部2の後部側
には、排紙ローラ対10から排出されるカット紙4を受
ける排出トレイ、排出ガイド24が設けられている。な
お、ロール紙ストック部2の手前側上部は手差しテーブ
ル25として構成され、予めカットされたカット紙をレ
ジストローラ5に向けて手差し挿入可能とされている。
26は手差し検知センサ、27はレジストセンサであ
る。
【0024】また、装置本体1には、各ローラ5,8,
10,11,14の駆動手段であるメインモータ31
と、ロールフィードローラ22の駆動手段である給紙モ
ータ32を内蔵し、これらのモータ31,32は図6に
示す制御部のCPUにより駆動制御される。メインモー
タ31の駆動軸には原動ローラ(図示せず)が固定さ
れ、この原動ローラとレジストローラ5の軸上に設けら
れた用紙レジストクラッチ(図示せず)の原動側部分と
にベルトが掛けられている。従って、用紙レジストクラ
ッチがオフからオンに切換わることにより、レジストロ
ーラ5が空転状態から駆動状態に切換わり、原動ローラ
の回転力が伝達されるように構成されている。ここに、
本実施の形態では、各ローラ5,8,10,11,1
4,22、用紙レジストクラッチ、メインモータ31、
給紙モータ32により原稿15とロール紙4とを線速を
一致させて搬送させる駆動・搬送手段が構成されてい
る。また、本実施の形態では、給紙モータ32としてス
テッピングモータが使用されており、給紙モータ32駆
動時における用紙搬送量は、例えば、(ステッピングモ
ータの1ステップ当たりの送り量)×(駆動パルス数)
により算出される。これにより、長さ検出手段の機能が
実現される。
【0025】また、装置本体1の上部には、操作パネル
41が設けられている。図5はこの操作パネル41の構
成例を示す平面図である。操作パネル41においては、
図示しないテンキーの他、ストップ/クリアキー42、
複写動作のトリガを与えるロール紙スタートキー43、
複写動作時にロール紙4を定型サイズ(例えば、A0,
A1,A3等)に裁断する定型カットモードか、複写途
中にロール紙4を任意のサイズに裁断するセミシンクロ
カットモードの何れかを切換え設定するカットモード設
定手段としてのカットモード設定キー44、ユーザに対
して原稿テーブル16上の原稿15を原稿挿入口から手
動で挿入するように促す挿入可否表示部45、セミシン
クロカットモードで複写途中のロール紙4をカッタ3に
より裁断するためのトリガを与えるカット指示手段とし
てのロール紙カットキー46、ロール紙カットキー46
の有効状態を表示する途中カット有効/無効表示部4
7、給紙長さをリアルタイムで表示する表示部としての
長さ表示部48、複写枚数等を表示する複写枚数表示部
49等が設けられている。また、この操作パネル41に
は、特に図示しないがブザーが内蔵されている。また、
本実施の形態では、セミシンクロカットモードの設定下
にテンキー操作等によりロール紙4の裁断長さを任意に
設定し得る裁断長さ設定手段の機能と、ブザーを鳴らす
タイミングを±2秒程度増減設定する調整手段の機能と
が付加されている。
【0026】ここで、本実施の形態においては、図4に
示すように、原稿15の画像が記録用紙4に複写される
位置を基準点P1とした場合、基準点P1からカッタ3
による裁断位置P3(裁断動作時に形成されるたるみの
長さも含む)よりも基準点P1から原稿テーブル16の
先端部16aの位置P4が物理的に長くなる位置に設定
される。このような位置関係の設定により、セミシンク
ロカットモードによる複写動作時に、搬送中の原稿15
の後端が図3に示すように原稿テーブル16の先端部1
6aに到達した時点で、ロール紙カットキー46を押下
することより、原稿長さとロール紙4の裁断長さとがほ
ぼ同等となるようにロール紙4の裁断処理が実行される
こととなる。
【0027】また、図6のブロック図に制御系の構成例
の概略を示す。本実施の形態の制御系においては、CP
U71が操作パネル41の設定情報や各センサ類の検出
信号等の入力を受け、これらの入力情報に基づき給紙制
御部72、本体I/O制御部73、定着制御部74、高
圧系制御部75を介して、複写動作時にメインモータ3
1、給紙モータ32等の駆動手段を駆動して原稿15及
びロール紙4の搬送を行なうように制御する。即ち、メ
インモータ31及び給紙モータ32に対して所定のタイ
ミングでモータON/OFF信号及びモータクロック信
号を出力するとともに、前述の用紙レジストクラッチに
対してON/OFF信号を出力して切換え制御を行な
う。また、操作パネル41における各表示部の表示制御
も行なう。なお、不揮発性RAM76には、操作パネル
41による各種モードの設定内容や、ロール紙4の給紙
長さ等の情報が記憶される。
【0028】このような構成において、セミシンクロカ
ットモード設定時の動作制御例を図7及び図8に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、操作パネル4
1においてカットモード設定キー44の操作によりセミ
シンクロカットモードに切換え設定されると(ステップ
S1)、操作パネル41上の4桁の枚数表示部49の表
示が「−−−−」となることにより次の複写動作がセミ
シンクロカットモードである旨が表示される。
【0029】引き続き、ロール紙スタートキー43が押
下されると(S2)、メインモータ31が駆動し、用紙
レジストクラッチが駆動状態となり、給紙モータ32が
駆動することにより、レジストローラ5及びロールフィ
ードローラ22が回転を開始し(S3)、ロール紙4が
給紙搬送される。その後、ロール紙先端がレジストセン
サ27に達してONとなり、一定時間が経過した後、用
紙レジストクラッチの作動でレジストローラ5が空転
し、給紙モータ32がOFFされて、ロール紙4は一旦
停止する(S4のY)。この時、メインモータ31は原
稿搬送のために停止しない。ここで、挿入可否表示部4
5ではユーザに対して原稿テーブル16上の原稿15を
原稿挿入口から手動で挿入するように促す表示がなされ
る(S5)。
【0030】この表示に基づき、原稿15が挿入されて
原稿センサ12によりその先端が検知されると(S6の
Y)、一定時間後に、用紙レジストクラッチが再び駆動
状態となるとともに給紙モータ32も駆動することによ
り、レジストローラ5及びロールフィードローラ22が
回転してロール紙4の搬送が再開され、複写動作が実際
に開始される(S7)。
【0031】ここに、セミシンクロカットモード選択時
においては、この時点(原稿先端検知時点)からロール
紙4の給紙長さが検出され、かつ、検出された給紙長さ
が長さ表示部48を通じてリアルタイムで表示される
(S8)。このステップS8の処理が長さ表示手段又は
長さ表示工程として実行される。このサブルーチン処理
については、後述する。また、この時点から、操作パネ
ル41の途中カット有効/無効表示部47が「途中カッ
ト有効」となり、途中カット有効/無効表示部47が点
滅する(S9のY,S10)。
【0032】この状態で、ロール紙カットキー46が押
下されると(S11のY)、給紙制御部72はロールフ
ィードローラ22の搬送速度のみを加速し、レジストロ
ーラ5とロールフィードローラ22との間の速度差でカ
ッタ3付近にロール紙4にたるみを作成してから搬送を
停止し、カッタ(シャトルカッタ)3による裁断処理を
開始する(S12)。ここに、給紙搬送される原稿15
の後端が図3に示すように原稿テーブル16の先端部1
6aに到達した時点でロール紙カットキー46を押下さ
せるように予め設定しておくことにより、前述したよう
に、原稿長さとロール紙4の裁断長さとが同等となるよ
うに裁断させることができる。なお、読取動作終了後の
原稿15は装置外部に排出される。
【0033】さらに、裁断されたロール紙4の後端がロ
ール出口センサ23をOFFした時点で、給紙制御部7
2はリピートモードの設定を確認し、リピートモードの
最終複写でない場合には(S13のY)、次の複写動作
のためにロール紙4の搬送を開始する(S3)。
【0034】ところで、前述のリアルタイム表示処理の
サブルーチン(S8)について図8を参照して説明す
る。まず、ロール紙4の給紙動作が開始され(S81の
Y)、出口センサ23がONすることにより(S82の
Y)、ロール紙4の給紙長さの検出動作が実行されると
ともに、検出された給紙長さのリアルタイムな表示が開
始される(S83)。この場合の給紙長さには、ロール
紙4のカット動作に際して作成されるたるみの長さ分も
含まれる。従って、ユーザとしては時々刻々とリアルタ
イムで表示されるこの給紙長さを見ることによっても、
所望する長さ=原稿長さ相当でロール紙4を裁断させる
=ロール紙カットキー46を押下するタイミングを予測
することができる。
【0035】また、ロール紙4の裁断長さは予め数値入
力により設定しておくこともできるものであり、予め裁
断長さ(設定長)が設定されている場合には、順次検出
され表示される給紙長さが予め設定されている設定長に
一致したか否かが比較される(S84)。このステップ
S84の処理が比較手段又は比較工程として実行され
る。この比較処理においては、予め設定された設定長自
身でもよいが、前述のようにブザーを鳴らすタイミング
を早めたり遅くしたりするブザー遅延調整設定の範囲
(±2秒相当)を見込んだ長さとの比較処理でもよい。
このような比較の結果、給紙長さが(設定長±ブザー遅
延)に達した時点で、操作パネル41に内蔵されている
ブザーを鳴らし(S85)、ユーザにロール紙カットキ
ー46の押下タイミングである旨を報知させる。このス
テップS85の処理が報知手段又は報知工程として実行
される。従って、上述の給紙長さのリアルタイムな表示
によっても視覚的にカットタイミングを予測できるが、
このようにブザーをも鳴らすことより、聴覚的にもカッ
トタイミングを予測することができ、ユーザにとってよ
り一層分かりやすくなる。特に、ブザーを鳴らすタイミ
ングが任意に設定された設定長に一致した時点に限ら
ず、±2秒程度前後させて任意に設定したタイミングと
することもできるので、早め/遅め等のユーザの好みに
応じてタイミング設定が可能となる。
【0036】ブザーが鳴った後、ロール紙カットキー4
6の押下に伴ないロール紙4の裁断処理が終了すれば
(S86のY)、給紙長さに関するリアルタイムな表示
処理が終了する(S87)。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明の原稿移動式複写機
によれば、画像情報が記録用紙に複写される位置を基準
点とし、原稿搬送経路上で読取手段による読取位置か
ら、基準点から裁断手段による裁断位置までに相当する
距離離れた位置に先端部が配置された原稿テーブルを備
えるので、特別な基準表示を装置に設けることなく、原
稿テーブルの先端部を原稿後端が通過するタイミングで
カット指示手段によりカットタイミングを指示するだけ
で、原稿長さと同等となる裁断長さでロール紙を裁断さ
せることができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の原稿移動式複写機において、現実的な動作において
は、裁断前にロール紙を増速させてたるみを作成し記録
位置での記録動作・搬送速度に支障を及ぼさない状態で
裁断動作を行わせることから、このたるみ長さ分を加味
して原稿テーブルの先端部の位置を設定しているので
(結果的には、基準点・裁断位置間の物理的な距離より
も読取位置・原稿テーブルの先端部間の物理的な距離の
方が長めとなる)、セミシンクロカットモードにおいて
原稿長さとロール紙の裁断長さとをより正確に同等とす
ることができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の原稿移動式複写機において、複写動作中にお
いて裁断位置換算の給紙長さをリアルタイムで表示させ
るようにしたので、視覚的かつ数値的にロール紙の裁断
タイミングを取得することもできる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の原稿移動式複写機において、予め所望の裁断長さと
して任意に設定されている場合、その長さでの裁断位置
への到達を給紙長さの表示による視覚的な方法だけでな
く、ブザーを通じて聴覚的にもロール紙の裁断タイミン
グを取得することができる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の原稿移動式複写機において、比較手段からの出力に
よりブザーが鳴るが、この比較手段の出力タイミングを
調整自在とすることにより、例えばブザーが鳴るタイミ
ングを前後に±2秒程度ずらすことができ、ユーザの使
い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の原稿移動式複写機の外
観構成を示す斜視図である。
【図2】その内部構成例を示す概略縦断側面図である。
【図3】原稿テーブルを示す平面図である。
【図4】搬送経路等を模式化してその原理的構成を示す
説明図である。
【図5】操作パネルを示す平面図である。
【図6】制御系の構成例を示す概略ブロック図である。
【図7】動作制御例を示すフローチャートである。
【図8】リアルタイム表示のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
3 裁断手段 4 記録用紙、ロール紙 15 原稿 16 原稿テーブル 16a 先端部 19 原稿搬送経路 41 カット指示手段 44 カットモード設定手段 48 表示部 P1 基準点 P2 読取位置 P3 裁断位置 P4 先端位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC10 DE07 DE10 GA22 GA30 GB04 2H076 AA04 BA24 BA35 BA76 BA87 BB02 3C024 CC01 3F103 AA01 BA04 5C062 AA05 AB02 AB09 AB17 AB22 AB32 AB34 AB41 AB42 AC02 AC04 AC17 AC68 AD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿と記録用紙を搬送するための駆動・
    搬送手段と、 前記原稿の画像情報を読み取る読取手段と、 前記画像情報を前記記録用紙に記録する記録手段と、 前記記録用紙としてのロール紙を裁断する裁断手段と、 前記画像情報が前記記録用紙に複写される位置を基準点
    とし、原稿搬送経路上で前記読取手段による読取位置か
    ら、前記基準点から前記裁断手段による裁断位置までに
    相当する距離離れた位置に先端部が配置された原稿テー
    ブルと、 前記ロール紙を複写動作途中で任意の長さに裁断させる
    セミシンクロカットモードを設定するカットモード設定
    手段と、 前記セミシンクロカットモードにおいて前記裁断手段に
    よるカットタイミングを指示するカット指示手段と、を
    備える原稿移動式複写機。
  2. 【請求項2】 前記基準点から前記裁断手段による裁断
    位置までに相当する距離には、裁断動作時に作成される
    前記ロール紙のたるみ長さ分も加味されている請求項1
    記載の原稿移動式複写機。
  3. 【請求項3】 複写動作中の裁断位置換算の前記ロール
    紙の給紙長さを検出する給紙長さ検出手段と、 この給紙長さ検出手段により検出される裁断位置換算の
    給紙長さをリアルタイムで表示部に表示させる長さ表示
    手段と、を備える請求項1又は2記載の原稿移動式複写
    機。
  4. 【請求項4】 前記ロール紙の裁断長さを任意に設定す
    る裁断長さ設定手段と、 この裁断長さ設定手段より設定された裁断長さと前記給
    紙長さ検出手段により検出される給紙長さとを比較する
    比較手段と、 比較の結果、前記給紙長さが前記裁断長さに達した場合
    にはその旨をブザーで報知させる報知手段と、 を備える請求項3記載の原稿移動式複写機。
  5. 【請求項5】 前記ブザーを鳴動させるために前記比較
    手段の出力タイミングを調整する調整手段を備える請求
    項4記載の原稿移動式複写機。
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