JP2003080696A - プリンタヘッドチップ及びプリンタヘッド - Google Patents

プリンタヘッドチップ及びプリンタヘッド

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JP2003080696A
JP2003080696A JP2001273032A JP2001273032A JP2003080696A JP 2003080696 A JP2003080696 A JP 2003080696A JP 2001273032 A JP2001273032 A JP 2001273032A JP 2001273032 A JP2001273032 A JP 2001273032A JP 2003080696 A JP2003080696 A JP 2003080696A
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printer head
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flow path
head chip
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Takeo Eguchi
武夫 江口
Minoru Kono
稔 河野
Shinichi Horii
伸一 堀井
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Original Assignee
Sony Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/20Modules

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタヘッドを大きくすることなく、プリ
ンタヘッドチップにインクを供給できるようにし、プリ
ンタヘッドの構成を簡素化する。 【解決手段】 発熱抵抗体21を有するインク加圧室5
0を基板20上に複数並設するとともに、発熱抵抗体2
1を駆動することで、インク加圧室50内のインクをノ
ズル41から吐出させるプリンタヘッドチップ10であ
って、基板20上に、各インク加圧室50と連通すると
ともに各インク加圧室50にインクを供給するインク流
路溝22を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタに用いて好適なプリンタヘッドチップと、
このプリンタヘッドチップを用いたプリンタヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インク加圧室内に設けた発熱
抵抗体を加熱することにより、インク加圧室内にインク
気泡(バブル)の圧力を生じさせ、インク液滴をノズル
を介して吐出させる方式のプリンタヘッドが知られてい
る。図9は、従来のこの種のプリンタヘッドの一例を示
す断面図である。
【0003】図9において、プリンタヘッドのプリンタ
ヘッドチップ1は、基板2と、基板2上に形成された発
熱抵抗体(ヒーター)3と、インク加圧室4と、インク
加圧室4の上部に形成されたノズル5等とを備える。
【0004】発熱抵抗体3は、その発熱によってインク
加圧室4内に装填されたインクを加圧するものである。
インク加圧室4は、基板2上に設けられたフィルム6
と、このフィルム6の上部に積層されたノズルシート7
とによって形成されている。フィルム6は、発熱抵抗体
3の周囲を囲む形状をなし、インク加圧室4の側壁を形
成する。また、ノズルシート7は、インク加圧室4の天
壁を形成する。さらに、ノズルシート7には、所定径に
開口されたノズル5が形成されている。各ノズル5は、
各発熱抵抗体3の上部に位置するように配置される。
【0005】また、プリンタヘッドには、インク加圧室
4と連通するインク流路部8が形成されている。図9の
例では、プリンタヘッドチップ1の左右両側及び下側に
形成されている。このインク流路部8は、インク加圧室
4内にインクを送り込むためのものであり、インク供給
手段(図示せず)に連結されている。
【0006】以上の構成からなるプリンタヘッドチップ
1において、インクは、インク供給手段からインク流路
部8を通ってインク加圧室4内に送り込まれる。インク
加圧室4内に送り込まれたインクは、発熱抵抗体3によ
って加熱される。この加熱によって発生した圧力によっ
て、インク加圧室4内のインクは、インク気泡(バブ
ル)となり、このインク気泡の膨張によって、インク液
滴iがノズル5から吐出され、紙等の印画媒体に着弾さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術では、インク供給手段からインク加圧室4にインク
を供給するために、プリンタヘッドチップ1の外部に、
プリンタヘッドチップ1とは別個に、プリンタヘッドチ
ップ1の長さに渡ってインク流路部8を形成する必要が
ある。すなわち、インクをインク加圧室4内に供給する
ためには、インク流路部8の幅は、図9に示すように、
プリンタヘッドチップ1の断面幅より広く、かつプリン
タヘッドチップ1の長手方向に渡ってインク流路部8を
設ける必要がある。このため、プリンタヘッド全体が大
型化してしまうという問題がある。さらに、インク流路
部8を形成することにより、プリンタヘッドの構造が複
雑化してしまうという問題がある。
【0008】ここで、シリアルプリンタに用いられるよ
うな、比較的小さなプリンタヘッドでは、大きさはさほ
ど問題にならないが、特にラインプリンタのように、プ
リンタヘッドが長尺である場合には、それに伴い、イン
ク流路部8も大きくなるという問題がある。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、プリンタヘッドを大きくすることなく、プリンタ
ヘッドチップにインクを供給できるようにし、プリンタ
ヘッドの構成を簡素化することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。請求項1の発明
は、発熱抵抗体を有するインク加圧室を基板上に複数並
設するとともに、前記発熱抵抗体を駆動することで、前
記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるプリ
ンタヘッドチップであって、前記基板上に、各前記イン
ク加圧室と連通するとともに各前記インク加圧室にイン
クを供給するインク流路溝を備えることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載のプリ
ンタヘッドチップにおいて、前記インク流路溝と前記基
板の外部とを連通するインク流路穴を備えることを特徴
とする。請求項3の発明は、請求項1に記載のプリンタ
ヘッドチップにおいて、前記インク流路溝と前記基板の
外部とを連通するインク流路穴を備え、ここで、前記イ
ンク流路穴は、前記インク流路溝内に複数設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載のプリ
ンタヘッドチップにおいて、前記インク流路溝と前記基
板の外部とを連通するインク流路穴を備え、ここで、前
記インク流路穴は、前記インク流路溝内の長手方向の一
端部に形成されていることを特徴とする。請求項5の発
明は、請求項1に記載のプリンタヘッドチップにおい
て、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するイ
ンク流路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前記
インク流路溝内に複数設けられており、かつ、前記イン
ク流路穴は、前記インク流路溝内の長手方向の両端部に
形成されていることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、発熱抵抗体を有するイ
ンク加圧室を基板上に複数並設するとともに、前記基板
上に、各前記インク加圧室と連通するとともに各前記イ
ンク加圧室にインクを供給するインク流路溝を備え、前
記発熱抵抗体を駆動することで、前記インク加圧室内の
インクをノズルから吐出させるプリンタヘッドチップ
と、前記プリンタヘッドチップが複数個配置され、か
つ、前記発熱抵抗体に対応する位置に前記ノズルが形成
されている1つのノズルシートとを備え、複数の前記プ
リンタヘッドチップの各前記インク流路溝が連通されて
いることを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6に記載のプリ
ンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップは、前
記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク流
路穴を備えることを特徴とする。請求項8の発明は、請
求項6に記載のプリンタヘッドにおいて、前記プリンタ
ヘッドチップは、前記インク流路溝と前記基板の外部と
を連通するインク流路穴を備え、ここで、前記インク流
路穴は、前記インク流路溝内に複数設けられていること
を特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項6に記載のプリ
ンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップは、前
記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク流
路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前記インク
流路溝内の長手方向の一端部に形成されていることを特
徴とする。請求項10の発明は、請求項6に記載のプリ
ンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップは、前
記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク流
路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前記インク
流路溝内に複数設けられており、かつ、前記インク流路
穴は、前記インク流路溝内の長手方向の両端部に形成さ
れていることを特徴とする。
【0016】請求項11の発明は、請求項6から請求項
10までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおい
て、前記プリンタヘッドチップは、前記ノズルシート
上、長手方向にライン状に複数個配置されていることを
特徴とする。請求項12の発明は、請求項6に記載のプ
リンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップは、
前記ノズルシート上、長手方向にライン状に複数個配置
されており、ここで、複数の前記プリンタヘッドチップ
のうち、少なくとも1つの前記プリンタヘッドチップ
は、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載
のプリンタヘッドチップであることを特徴とする。
【0017】請求項13の発明は、発熱抵抗体を有する
インク加圧室を基板上に複数並設するとともに、前記基
板上に、各前記インク加圧室と連通するとともに各前記
インク加圧室にインクを供給するインク流路溝を備え、
前記発熱抵抗体を駆動することで、前記インク加圧室内
のインクをノズルから吐出させるプリンタヘッドチップ
と、前記プリンタヘッドチップが複数個配置され、か
つ、前記発熱抵抗体に対応する位置に前記ノズルが形成
されている1つのノズルシートと、1つの前記プリンタ
ヘッドチップの前記インク流路溝にインクを供給するた
めの第1インク供給手段と、他の1つの前記プリンタヘ
ッドチップの前記インク流路溝にインクを供給するため
のものであって、前記第1インク供給手段から供給され
るインクの色と異なる色のインクを供給するための第2
インク供給手段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項14の発明は、請求項13に記載の
プリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップ
は、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するイ
ンク流路穴を備えることを特徴とする。請求項15の発
明は、請求項13に記載のプリンタヘッドにおいて、前
記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記基
板の外部とを連通するインク流路穴を備え、ここで、前
記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複数設けられ
ていることを特徴とする。
【0019】請求項16の発明は、請求項13に記載の
プリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップ
は、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するイ
ンク流路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前記
インク流路溝内の長手方向の一端部に形成されているこ
とを特徴とする。請求項17の発明は、請求項13に記
載のプリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチッ
プは、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通する
インク流路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前
記インク流路溝内に複数設けられており、かつ、前記イ
ンク流路穴は、前記インク流路溝内の長手方向の両端部
に形成されていることを特徴とする。
【0020】請求項18の発明は、発熱抵抗体を有する
インク加圧室を基板上に複数並設するとともに、前記基
板上に、各前記インク加圧室と連通するとともに各前記
インク加圧室にインクを供給するインク流路溝を備え、
前記発熱抵抗体を駆動することで、前記インク加圧室内
のインクをノズルから吐出させるプリンタヘッドチップ
と、前記プリンタヘッドチップが各前記インク流路溝を
連通して複数個配置され、かつ、前記発熱抵抗体に対応
する位置に前記ノズルが形成されている1つのノズルシ
ートとを備え、ここで、前記プリンタヘッドチップは、
前記ノズルシート上、長手方向にライン状に複数個配置
された第1プリンタヘッドチップ群と、前記第1プリン
タヘッドチップ群に並設された第2プリンタヘッドチッ
プ群とを構成し、前記第1プリンタヘッドチップ群の各
前記プリンタヘッドチップの前記インク流路溝にインク
を供給するための第1インク供給手段と、前記第2プリ
ンタヘッドチップ群の各前記プリンタヘッドチップの前
記インク流路溝にインクを供給するためのものであっ
て、前記第1インク供給手段から供給されるインクの色
と異なる色のインクを供給するための第2インク供給手
段とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項19の発明は、請求項18に記載の
プリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップ
は、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するイ
ンク流路穴を備えることを特徴とする。請求項20の発
明は、請求項18に記載のプリンタヘッドにおいて、前
記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記基
板の外部とを連通するインク流路穴を備え、ここで、前
記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複数設けられ
ていることを特徴とする。
【0022】請求項21の発明は、請求項18に記載の
プリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチップ
は、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するイ
ンク流路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前記
インク流路溝内の長手方向の一端部に形成されているこ
とを特徴とする。請求項22の発明は、請求項18に記
載のプリンタヘッドにおいて、前記プリンタヘッドチッ
プは、前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通する
インク流路穴を備え、ここで、前記インク流路穴は、前
記インク流路溝内に複数設けられており、かつ、前記イ
ンク流路穴は、前記インク流路溝内の長手方向の両端部
に形成されていることを特徴とする。
【0023】請求項23の発明は、請求項18に記載の
プリンタヘッドにおいて、前記第1プリンタヘッドチッ
プ群及び前記第2プリンタヘッドチップ群のそれぞれ少
なくとも1つの前記プリンタヘッドチップは、請求項
2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載のプリンタ
ヘッドチップであることを特徴とする。
【0024】請求項1の発明においては、基板上に形成
されたインク流路溝にインクが供給されると、このイン
ク流路溝に連通された各インク加圧室にインクが送られ
る。これにより、インク加圧室内にインクが装填され
る。したがって、プリンタヘッドチップにインク流路溝
が形成されていることで、プリンタヘッドチップ単独
で、インクを供給することができる。よって、プリンタ
ヘッドチップの外部に、プリンタヘッドチップと独立し
て、プリンタヘッドチップの長さに渡ってインク流路を
形成する必要がない。これにより、プリンタヘッドの小
型化を図ることができる。
【0025】請求項2、請求項7、請求項14又は請求
項19の発明においては、プリンタヘッドチップには、
基板の外部に連通されたインク流路穴が形成され、この
インク流路穴を通して、インクがインク流路溝に送られ
る。また、請求項12又は請求項23の発明において
は、少なくとも1つのプリンタヘッドチップには、基板
の外部に連通されたインク流路穴が形成され、このイン
ク流路穴を通して、インクがインク流路溝に送られるし
たがって、基板の外部から、インクをインク流路溝に送
ることができる。
【0026】請求項3、請求項8、請求項15又は請求
項20の発明においては、インク流路溝内には、基板の
外部に連通された複数のインク流路穴が形成される。そ
して、この複数のインク流路穴を通して、インクがイン
ク流路溝に送られる。したがって、基板の外部から、イ
ンクをインク流路溝に送ることができるとともに、例え
ば複数のインク流路穴からインク流路溝にインクを送り
出すことで、インク流路溝にインクを充填することがで
きる。
【0027】また、少なくとも1つのインク流路穴をイ
ンク流路溝にインクを送り込むためのものとし、他の少
なくとも1つのインク流路穴をインク流路溝からインク
をプリンタヘッドチップ外に送り出すものとすれば、そ
のプリンタヘッドチップのインク流路溝にインクを充填
しつつ、そのプリンタヘッドチップ外にもインクを供給
することができる。
【0028】請求項4、請求項9、請求項16又は請求
項21の発明においては、基板の外部に連通されるとと
もにインク流路溝の一端部に形成されたインク流路穴か
らインクがインク流路溝に供給される。したがって、基
板の外部からインクをインク流路溝に送ることができる
とともに、インク流路溝の一端部からインク流路溝内に
インクを供給することができる。
【0029】請求項5、請求項10、請求項17又は請
求項22の発明においては、基板の外部に連通されると
ともにインク流路溝の両端部に形成された複数のインク
流路穴からインクがインク流路溝に供給される。したが
って、基板の外部からインクをインク流路溝に送ること
ができるとともに、インク流路溝の両端部からインク流
路溝内にインクを供給することができる。また、例えば
複数のインク流路穴からインク流路溝にインクを送り出
すことで、インク流路溝にインクを充填することができ
る。
【0030】さらにまた、少なくとも1つのインク流路
穴をインク流路溝にインクを送り込むためのものとし、
他の少なくとも1つのインク流路穴をインク流路溝から
インクをプリンタヘッドチップ外に送り出すものとすれ
ば、そのプリンタヘッドチップのインク流路溝にインク
を充填しつつ、そのプリンタヘッドチップ外にもインク
を供給することができる。
【0031】請求項6の発明においては、複数個のプリ
ンタヘッドチップの各発熱抵抗体に対応するノズルが形
成された1つのノズルシートが設けられる。また、各プ
リンタヘッドチップのインク流路溝が連通され、このイ
ンク流路溝を介して各プリンタヘッドチップにインクが
供給される。したがって、プリンタヘッドの構造を簡素
化することができる。これにより、信頼性の高いプリン
タヘッドとすることができる。
【0032】また、請求項7、請求項8、請求項9又は
請求項10の発明においては、少なくとも1つのプリン
タヘッドチップのインク流路溝にインク流路穴が形成さ
れ、このインク流路穴から、各プリンタヘッドチップの
インク流路溝を介して全てのプリンタヘッドチップにイ
ンクが供給される。したがって、少なくとも1つのプリ
ンタヘッドチップに形成したインク流路穴によって、全
てのプリンタヘッドチップにインクを供給することがで
きる。
【0033】請求項11又は請求項12の発明において
は、複数個のプリンタヘッドチップがノズルシート上で
長手方向にライン状に配置されることにより、ラインプ
リンタヘッドが形成される。そして、各プリンタヘッド
チップのインク流路溝が連通されている。したがって、
ラインプリンタヘッドの構造を簡素化することができる
とともに、簡素な構造で、全てのプリンタヘッドチップ
にインクを供給することができる。
【0034】請求項13の発明においては、複数のプリ
ンタヘッドチップの各発熱抵抗体に対応するノズルが形
成された1つのノズルシートが設けられる。また、1つ
のプリンタヘッドチップのインク流路溝には第1インク
供給手段からインクが供給され、他の1つのプリンタヘ
ッドチップのインク流路溝には第2インク供給手段から
インクが供給されることにより、カラープリンタヘッド
が形成される。したがって、カラープリンタヘッドの構
造を簡素化することができるとともに、インクの供給を
簡素な構造で行うことができる。
【0035】請求項18の発明においては、複数のプリ
ンタヘッドチップの各発熱抵抗体に対応するノズルが形
成された1つのノズルシートが設けられる。また、複数
個のプリンタヘッドチップが長手方向にライン状に配置
された第1プリンタヘッドチップ群や第2プリンタヘッ
ドチップ群が形成され、各プリンタヘッドチップ群のプ
リンタヘッドチップのインク流路溝が連通される。さら
に、第1プリンタヘッドチップ群のプリンタヘッドチッ
プのインク流路溝には第1インク供給手段からインクが
供給され、第2プリンタヘッドチップ群のプリンタヘッ
ドチップのインク流路溝には第2インク供給手段からイ
ンクが供給されることにより、カラーラインプリンタヘ
ッドが形成される。
【0036】したがって、各プリンタヘッドチップ群ご
とに、全てのプリンタヘッドチップにインクを供給する
ことができる。また、カラーラインプリンタヘッドの構
造を簡素化することができるとともに、インクの供給を
簡素な構造で行うことができる。
【0037】また、請求項19、請求項20、請求項2
1又は請求項22の発明においては、カラーラインプリ
ンタヘッドを構成する、各プリンタヘッドチップ群の少
なくとも1つのプリンタヘッドチップのインク流路溝に
インク流路穴が形成され、このインク流路穴から、各プ
リンタヘッドチップの各インク流路溝を介して全てのプ
リンタヘッドチップにインクが供給される。したがっ
て、各プリンタヘッドチップ群の少なくとも1つのプリ
ンタヘッドチップに形成したインク流路穴によって、全
てのプリンタヘッドチップにインクを供給することがで
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
プリンタヘッドチップの一実施形態を示す分解斜視図で
ある。このプリンタヘッドチップ10は、バブルインク
ジェットプリンタ用のプリンタヘッドに用いられるもの
である。プリンタヘッドチップ10は、基板20と、フ
ィルム30と、ノズルシート40等とを備える。
【0039】基板20は、シリコン等の半導体基板から
なるものであり、その一面(図1中、上面)に、発熱抵
抗体(ヒーター)21が形成されたものである。発熱抵
抗体21は、吐出するインクを加熱するためのものであ
る。発熱抵抗体21の駆動制御等は、基板20によって
行われる。基板20には、図示しないが、ロジックIC
や、ドライバートランジスタ等が設けられている。
【0040】フィルム30は、基板20の図1中、上面
に積層されている。フィルム30は、例えば露光硬化型
のドライフィルムレジストからなるものであり、基板2
0の発熱抵抗体21が形成された面の略全体に積層され
た後、フォトリソプロセスによって不要部分が除去され
て、所定形状に形成される。これにより、フィルム30
は、各発熱抵抗体21の周囲部を囲むように、略櫛歯状
に(上面から見て、発熱抵抗体21を略凹状に囲むよう
に)形成される。この発熱抵抗体21を囲む部分がイン
ク加圧室50となる。よって、フィルム30は、インク
加圧室50の側壁を形成する。
【0041】ノズルシート40は、インクを吐出するた
めのノズル41が形成されたシート状部材であり、例え
ば数10μmの厚みを有するものである。また、ノズル
41は、例えば10μm〜数10μm程度の径を有する
円形状の穴である。ノズルシート40が、図1中、シー
ト30の上面側にさらに積層されたときに、各発熱抵抗
体21の上部に、各ノズル41が配置するように形成さ
れる。さらに、ノズルシート40が、インク加圧室50
の天壁を形成する。
【0042】基板20上において、インク加圧室50の
開口側(図1中、右前方側)の端面近傍には、インク流
路溝22が形成されている。インク流路溝22は、各イ
ンク加圧室50と連通し、各インク加圧室50にインク
を供給するためのものである。インク流路溝22は、断
面が略凹状に形成されたものであり、本実施形態では、
基板20の端面に沿って直線状に形成されている。この
インク流路溝22は、種々の方法で形成することがで
き、例えばダイシング又はエッチングにより形成するこ
とが挙げられる。
【0043】さらに、インク流路溝22内の長手方向の
両側端部には、基板20の図1中、下面側に貫通するイ
ンク流路穴23が形成されている。インク流路穴23
は、インク流路溝22と基板20の外部とを連通し、基
板20の外部からインク流路溝22にインクを送るため
のものである。インク流路穴23は、種々の方法で形成
することができ、例えば機械的加工、超音波加工、レー
ザー加工、又はウェットエッチングにより形成すること
が挙げられる。
【0044】さらに、基板20のインク流路溝22の両
端部を閉塞するように、基板20の両側側面部には、板
状の閉塞部材24が接着等で取り付けられる。この閉塞
部材24は、インク流路溝22を流れるインクが、基板
20外に漏出してしまうことを防止するものである。
【0045】なお、図1では、発熱抵抗体21や、それ
に対応するインク加圧室50やノズル41等は、6つが
並設された例を示しているが、実際には、1つの基板2
0には、数100個が並設されている。
【0046】次に、インク流路溝22及びインク流路穴
23をより詳細に説明する。図2は、図1の分解斜視図
で示した基板20側と、ノズルシート40とを分解して
示す平面図である。また、図3は、図2中、A−A断面
を示す断面図であって、ノズルシート40を併せて図示
したものである。さらにまた、図4は、図2中、B−B
断面を示す断面図であって、ノズルシート40を併せて
図示したものである。
【0047】図3に示すように、インク流路穴23は、
インク流路溝22の底面部における横幅より若干小さい
内径を有するように形成されている。また、図4に示す
ように、インク流路穴23が形成されていない部分で
は、インク流路溝22のみが形成されている。
【0048】図5は、図3で示したインク流路溝22及
びインク流路穴23等をより拡大して示す断面図であ
る。図5において、L1は、基板20の上面からノズル
シート40の下面までの長さ、すなわちインク加圧室5
0内の高さである。L1は、約10〜15μm程度であ
る。また、L3は、基板20の厚みを示し、約1mm程
度である。さらにまた、D1は、インク流路溝22の溝
幅を示し、約2〜5mm程度である。さらに、L2は、
インク流路溝22の深さを示し、約300〜700μm
程度である。また、D2は、インク流路穴23の内径を
示し、約1.5〜4.5mm(D1≧D2)である。
【0049】なお、以上の値は、1つのプリンタヘッド
チップ10から吐出させるインク液滴量を、0.01c
c/secとしたときに好適な値の例であり、これらの
各寸法は、インク特性や、インク液滴の吐出条件等に応
じて異なり、上記値に限定されるものではない。
【0050】以上の構成からなるプリンタヘッドチップ
10は、シリアルプリンタヘッドやラインプリンタヘッ
ドとして用いられる。また、モノクロプリンタヘッドの
他、カラープリンタヘッドとしても用いられる。例え
ば、1のプリンタヘッドチップ10を備えるシリアルプ
リンタヘッドである場合には、そのプリンタヘッドチッ
プ10のインク流路穴23は、1つだけ設けられる。
【0051】そして、インクタンク等を有するインク供
給手段(図示せず)と、プリンタヘッドチップ10のイ
ンク流路穴23とが連通される。これにより、インク供
給手段から供給されるインクは、インク流路穴23から
インク流路溝22内に流れ込み、全てのインク加圧室5
0内に充填される。
【0052】プリンタ制御部(図示せず)からの指令に
よって、選択された発熱抵抗体21に、短時間(例えば
1〜3マイクロ秒程度)電流パルスが流されることによ
り、その発熱抵抗体21が急速に加熱される。その結
果、発熱抵抗体21に接する部分に、気相のインク気泡
が発生し、そのインク気泡の膨張によって、ある体積の
インクが押しのけられる。これによって、ノズル41に
接する部分の上記押しのけられたインクと同等の体積の
インクがインク液滴としてノズル41から吐出され、紙
等の印画対象体に着弾される。
【0053】インク液滴が吐出されると、インク液滴を
吐出したインク加圧室50内に、吐出された量と同量の
インクが直ちに補充される。このインクは、インク流路
溝22及びインク流路穴23を通じて、インク供給手段
から供給される。
【0054】図6は、プリンタヘッドチップ10を用い
たカラーラインプリンタヘッドを分解して示す外観斜視
図である。また、図中、D部の詳細を併せて図示したも
のである。図6において、プリンタヘッドは、第1プリ
ンタヘッドチップ群60A、第2プリンタヘッドチップ
群60B、第3プリンタヘッドチップ群60C、及び第
4プリンタヘッドチップ群60Dから構成されている。
この各プリンタヘッドチップ群60A〜60Dは、4色
に対応して4列に配置されたものである。
【0055】第1プリンタヘッドチップ群60A、第2
プリンタヘッドチップ群60B、第3プリンタヘッドチ
ップ群60C、及び第4プリンタヘッドチップ群60D
は、それぞれ異なる色のインク、具体的にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B)の色のインクを吐出するためのものである。
【0056】さらに、各プリンタヘッドチップ群60A
〜60Dの各プリンタヘッドチップ10は、長手方向に
ライン状に配置されている。さらに、各プリンタヘッド
チップ群60A〜60Dの各プリンタヘッドチップ10
は、隣接するプリンタヘッドチップ10間で、その一部
同士がオーバーラップするように配置されている。具体
的には、プリンタヘッドチップ10の長手方向に直交す
る方向において、1つおきのプリンタヘッドチップ10
を略同一位置に配置するとともに、隣接するプリンタヘ
ッドチップ10の位置をずらして配置している。
【0057】このようにプリンタヘッドチップ10を配
置するのは、プリンタヘッドチップ10間の印画特性
(インク液滴の吐出特性等)に差があったとしても、隣
接するプリンタヘッドチップ10間において、両者間の
印画特性の相違を目立たなくするためである。また、1
つのノズルシート40Aに対して複数のプリンタヘッド
チップ10を設けることで、ノズル41の位置精度を高
めることができるためである。
【0058】ここで、ノズルシート40Aは、各プリン
タヘッドチップ群60A〜60Dの各プリンタヘッドチ
ップ10の発熱抵抗体21に対応する位置にノズル41
が形成されたものであって、1つのシート材からなるも
のである。図6中、D部詳細図に示すように、ノズル4
0Aには、全てのプリンタヘッドチップ10の各発熱抵
抗体21に対応する位置にノズル41が形成されてい
る。このように、複数のプリンタヘッドチップ10が集
合してカラーラインプリンタヘッドを構成した場合であ
っても、ノズルシート40Aは、1つのシート材から形
成される。
【0059】図7は、図6中、C−C断面を示す断面図
であって、ノズルシート40Aを併せて図示したもので
ある。第1プリンタヘッドチップ群60A、第2プリン
タヘッドチップ群60B、第3プリンタヘッドチップ群
60C、及び第4プリンタヘッドチップ群60Dの各プ
リンタヘッドチップ10は、それぞれ、上述したプリン
タヘッドチップ10の構成と同様である。
【0060】また、第1プリンタヘッドチップ群60A
の各プリンタヘッドチップ10のインク流路溝22に
は、イエロー(Y)のインクが供給される。同様に、第
2プリンタヘッドチップ群60Bの各プリンタヘッドチ
ップ10のインク流路溝22には、マゼンタ(M)のイ
ンクが供給され、第3プリンタヘッドチップ群60Cの
各プリンタヘッドチップ10のインク流路溝22には、
シアン(C)のインクが供給され、第4プリンタヘッド
チップ群60Dの各プリンタヘッドチップ10のインク
流路溝22には、ブラック(B)のインクが供給され
る。そして、各プリンタヘッドチップ10の発熱抵抗体
21が加熱されて、インク加圧室50内のインクが加圧
され、ノズル41からインク液滴iが吐出される。
【0061】次に、上記のカラーラインプリンタヘッド
において、各プリンタヘッドチップ10へのインクの供
給方法について説明する。図8は、上記のカラーライン
プリンタヘッドの各プリンタヘッドチップ10へのイン
クの供給方法を説明する図である。
【0062】図8に示すように、各プリンタヘッドチッ
プ群60A〜60Dごとに、それぞれ独立した第1イン
ク供給手段70A、第2インク供給手段70B、第3イ
ンク供給手段70C、及び第4インク供給手段70Dを
備える。これらの各インク供給手段70A〜70Dは、
インクタンクを備えるものである。また、第1インク供
給手段70A、第2インク供給手段70B、第3インク
供給手段70C、及び第4インク供給手段70Dには、
それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、及びブラック(B)のインクが装填されてい
る。
【0063】また、各インク供給手段70A〜70D
と、それぞれ対応する各プリンタヘッドチップ群60A
〜60Dの1つのプリンタヘッドチップ10(各インク
供給手段70A〜70Dに最も近い側に配置されたプリ
ンタヘッドチップ10)のインク流路穴23とが連通さ
れている。さらに、各プリンタヘッドチップ群60A〜
60Dにおいて、隣接するプリンタヘッドチップ10の
一端と他端のインク流路穴23同士が連通されている。
【0064】これにより、各インク供給手段70A〜7
0Dから供給されるインクは、それぞれのプリンタヘッ
ドチップ群60A〜60Dの各プリンタヘッドチップ1
0のインク流路穴23及びインク流路溝22を通して、
全てのプリンタヘッドチップ10に供給されるようにな
る。このように、ラインプリンタヘッドを形成する場
合、プリンタヘッドチップ10を何個並設する場合であ
っても、隣接するプリンタヘッドチップ10間のインク
流路穴23間をインクが流通可能に連通すれば良い。
【0065】なお、各プリンタヘッドチップ群60A〜
60Dのうち、各インク供給手段70A〜70Dから最
も遠い側に位置するプリンタヘッドチップ10では、一
端にインク流路穴23が形成されていれば良く、さらに
他端にインク流路穴23が形成されている必要はない。
【0066】また、図8の例では、隣接するプリンタヘ
ッドチップ10のインク流路穴23間をインクが流通可
能に連通したが、これに限らず、各インク供給手段70
A〜70Dと、各インク供給手段70A〜70Dに最も
近い側に配置された1つのプリンタヘッドチップ10の
インク流路穴23とを連通し、その他のプリンタヘッド
チップ10については、隣接するプリンタヘッドチップ
10のインク流路溝22同士を連通させれば、インク流
路穴23は、必ずしも形成する必要はない。
【0067】なお、カラーシリアルプリンタヘッドを形
成する場合には、図8の例において、各プリンタヘッド
チップ群60A〜60Dに代えて、それぞれ1つのプリ
ンタヘッドチップ10を設けたものとすれば良い。すな
わち、この場合には、各インク供給手段70A〜70D
は、それぞれ1つのプリンタヘッドチップ10のインク
流路溝22にインクを供給することとなる。また、この
場合には、各プリンタヘッドチップ10には、各インク
供給手段70A〜70Dからインクが供給されるインク
流路穴23が1つだけ形成されていれば良い。
【0068】さらにまた、モノクロのラインプリンタヘ
ッドを形成する場合には、図8の例において、ブラック
(B)のインク供給手段70D、及びこのインク供給手
段70Dからインクを供給可能に連結された第4プリン
タヘッドチップ群60Dのみから構成すれば良い。
【0069】さらに、モノクロのシリアルプリンタヘッ
ドを形成する場合には、図8の例において、ブラック
(B)のインク供給手段70D、及びこのインク供給手
段70Dからインクを供給可能に連結された1つのプリ
ンタヘッドチップ10のみから構成すれば良い。
【0070】以上より、本発明のプリンタヘッドチップ
10及びプリンタヘッドでは、プリンタヘッドチップ1
0単独で、インクを供給することができる。よって、従
来例(図9)のように、プリンタヘッドチップ1の外部
に、プリンタヘッドチップ1と独立して、プリンタヘッ
ドチップ1の長さに渡ってインク流路部8を形成する必
要はない。これにより、プリンタヘッドの小型化を図る
ことができる。また、プリンタヘッドの構造を簡素化す
ることができるので、信頼性の高いプリンタヘッドとす
ることができる。
【0071】さらにまた、複数のプリンタヘッドチップ
10を並設して、複数色のインクを吐出するカラープリ
ンタヘッドや、多数のプリンタヘッドチップ10をライ
ン状に配置したラインプリンタヘッドを形成する場合に
も、インクの供給が極めて容易になる。さらに、この場
合に、プリンタヘッドチップ10の独立性が高いので、
仮にプリンタヘッドチップ10の一部に不良が生じた場
合であっても、プリンタヘッドチップ10単体での交換
が可能となる。
【0072】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、インク流路溝22内にインク流
路穴23を設けたが、これに限らず、例えばインク流路
溝22の一端部又は両端部等に、インクタンク等を設け
ておき、このインクタンク等からインク流路溝22にイ
ンクを供給し、さらに各インク加圧室50にインクを供
給するようにしても良い。
【0073】(2)本実施形態では、インク流路溝22
の両端部にそれぞれインク流路穴23を形成した。しか
し、これに限らず、インク流路溝22に、1つのインク
流路穴23のみを設けても良く、その位置については、
任意に設定することができる。また、1つのインク流路
溝22に対して、3つ以上のインク流路穴23を形成し
ても良い。
【0074】(3)さらにまた、1つのプリンタヘッド
チップ10のインク流路溝22に、2つのインク流路穴
23を形成した場合には、一方のインク流路穴23をイ
ンクの入口側とし、他方のインク流路穴23をインクの
出口側とした。しかし、これに限らず、1つのプリンタ
ヘッドチップ10に複数のインク流路穴23を形成した
場合に、これらの全てをインクの入口側としても良い。
【0075】(4)本実施形態では、インク流路溝22
は、基板20の一端部に沿って平行に形成したが、イン
ク流路溝22の長手方向の形状は、これに限られず、必
ずしも直線状に形成する必要はない。また、インク流路
溝22の断面形状は、略凹状としたが、これに限られ
ず、略V状や略U状等、種々の形状が挙げられる。
【0076】(5)また、本実施形態では、インク流路
穴23の形状は、インク流路溝22の底面部から基板2
0の裏面側に貫通する一直線状としたが、これに限られ
ず、例えばL形として、基板20の側面部とインク流路
溝22の底面部とを連通するようにしても良い。
【0077】(6)本実施形態では、フェイスシュータ
ータイプ、すなわち図1で示したように、図1中、上面
側にノズル41が形成されているプリンタヘッドチップ
10を例に挙げたが、これに限られず、エッジシュータ
ータイプ(プリンタヘッドチップ10の側面側にノズル
41が形成されているタイプのもの)であっても良い。
この場合には、図1において、ノズルシート40の代わ
りに、プリンタヘッドチップ10の上面側には、ノズル
41が形成されていないシート等を貼付する。
【0078】そして、図1中、基板20の側面部に、各
発熱抵抗体21に対応する位置にノズル41が形成され
たノズルシート40を貼付すれば良い。これにより、基
板20の側面側からインク液滴が吐出されるエッジシュ
ータータイプのプリンタヘッドチップとすることができ
る。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、プリンタヘッ
ドチップにインク流路溝が形成されていることで、プリ
ンタヘッドチップ単独で、インクを供給することができ
る。よって、プリンタヘッドチップの外部に、プリンタ
ヘッドチップと独立して、プリンタヘッドチップの長さ
に渡ってインク流路を形成する必要がない。これによ
り、プリンタヘッドの小型化を図ることができる。
【0080】請求項2、請求項7、請求項12、請求項
14、請求項19又は請求項23の発明によれば、基板
の外部から、インクをインク流路溝に送ることができ
る。また、請求項3、請求項8、請求項15又は請求項
20の発明によれば、基板の外部から、インクをインク
流路溝に送ることができるとともに、例えば複数のイン
ク流路穴からインク流路溝にインクを送り出すことで、
インク流路溝にインクを充填することができる。さら
に、少なくとも1つのインク流路穴をインク流路溝にイ
ンクを送り込むためのものとし、他の少なくとも1つの
インク流路穴をインク流路溝からインクをプリンタヘッ
ドチップ外に送り出すものとすれば、そのプリンタヘッ
ドチップのインク流路溝にインクを充填しつつ、そのプ
リンタヘッドチップ外にもインクを供給することができ
る。
【0081】請求項4、請求項9、請求項16又は請求
項21の発明によれば、基板の外部からインクをインク
流路溝に送ることができるとともに、インク流路溝の一
端部からインク流路溝内にインクを供給することができ
る。
【0082】請求項5、請求項10、請求項17又は請
求項22の発明によれば、基板の外部からインクをイン
ク流路溝に送ることができるとともに、インク流路溝の
両端部からインク流路溝内にインクを供給することがで
きる。また、例えば複数のインク流路穴からインク流路
溝にインクを送り出すことで、インク流路溝にインクを
充填することができる。
【0083】さらに、少なくとも1つのインク流路穴を
インク流路溝にインクを送り込むためのものとし、他の
少なくとも1つのインク流路穴をインク流路溝からイン
クをプリンタヘッドチップ外に送り出すものとすれば、
そのプリンタヘッドチップのインク流路溝にインクを充
填しつつ、そのプリンタヘッドチップ外にもインクを供
給することができる。
【0084】請求項6の発明によれば、プリンタヘッド
の構造を簡素化することができる。これにより、信頼性
の高いプリンタヘッドとすることができる。また、請求
項7、請求項8、請求項9又は請求項10の発明によれ
ば、少なくとも1つのプリンタヘッドチップに形成した
インク流路穴によって、全てのプリンタヘッドチップに
インクを供給することができる。
【0085】請求項11又は請求項12の発明によれ
ば、ラインプリンタヘッドの構造を簡素化することがで
きるとともに、簡素な構造で、全てのプリンタヘッドチ
ップにインクを供給することができる。請求項13の発
明によれば、カラープリンタヘッドの構造を簡素化する
ことができるとともに、インクの供給を簡素な構造で行
うことができる。
【0086】請求項18の発明によれば、各プリンタヘ
ッドチップ群ごとに、全てのプリンタヘッドチップにイ
ンクを供給することができる。また、カラーラインプリ
ンタヘッドの構造を簡素化することができるとともに、
インクの供給を簡素な構造で行うことができる。
【0087】また、請求項19、請求項20、請求項2
1又は請求項22の発明によれば、各プリンタヘッドチ
ップ群の少なくとも1つのプリンタヘッドチップに形成
したインク流路穴によって、全てのプリンタヘッドチッ
プにインクを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタヘッドチップの一実施形
態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図で示した基板側と、ノズルシ
ートとを分解して示す平面図である。
【図3】図2中、A−A断面を示す断面図であって、ノ
ズルシートを併せて図示したものである。
【図4】図2中、B−B断面を示す断面図であって、ノ
ズルシートを併せて図示したものである。
【図5】図3で示したインク流路溝及びインク流路穴等
をより拡大して示す断面図である。
【図6】プリンタヘッドチップを用いたカラーラインプ
リンタヘッドを分解して示す外観斜視図であり、図中、
D部の詳細を併せて図示したものである。
【図7】図6中、C−C断面を示す断面図であって、ノ
ズルシートを併せて図示したものである。
【図8】カラーラインプリンタヘッドの各プリンタヘッ
ドチップへのインクの供給方法を説明する図である。
【図9】従来のプリンタヘッドの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 プリンタヘッドチップ 20 基板 21 発熱抵抗体 22 インク流路溝 23 インク流路穴 24 閉塞部材 30 フィルム 40、40A ノズルシート 41 ノズル 50 インク加圧室 60A 第1プリンタヘッドチップ群 60B 第2プリンタヘッドチップ群 60C 第3プリンタヘッドチップ群 60D 第4プリンタヘッドチップ群 70A 第1インク供給手段 70B 第2インク供給手段 70C 第3インク供給手段 70D 第4インク供給手段 i インク液滴
フロントページの続き (72)発明者 堀井 伸一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF34 AG12 AG31 AG68 AN05 AP34 AQ02 BA04 BA13

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基板
    上に複数並設するとともに、前記発熱抵抗体を駆動する
    ことで、前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出
    させるプリンタヘッドチップであって、 前記基板上に、各前記インク加圧室と連通するとともに
    各前記インク加圧室にインクを供給するインク流路溝を
    備えることを特徴とするプリンタヘッドチップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタヘッドチップ
    において、 前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク
    流路穴を備えることを特徴とするプリンタヘッドチッ
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリンタヘッドチップ
    において、 前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク
    流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられていることを特徴とするプリンタヘッドチッ
    プ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のプリンタヘッドチップ
    において、 前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク
    流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内の長
    手方向の一端部に形成されていることを特徴とするプリ
    ンタヘッドチップ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のプリンタヘッドチップ
    において、 前記インク流路溝と前記基板の外部とを連通するインク
    流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられており、かつ、前記インク流路穴は、前記イ
    ンク流路溝内の長手方向の両端部に形成されていること
    を特徴とするプリンタヘッドチップ。
  6. 【請求項6】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基板
    上に複数並設するとともに、前記基板上に、各前記イン
    ク加圧室と連通するとともに各前記インク加圧室にイン
    クを供給するインク流路溝を備え、前記発熱抵抗体を駆
    動することで、前記インク加圧室内のインクをノズルか
    ら吐出させるプリンタヘッドチップと、 前記プリンタヘッドチップが複数個配置され、かつ、前
    記発熱抵抗体に対応する位置に前記ノズルが形成されて
    いる1つのノズルシートとを備え、 複数の前記プリンタヘッドチップの各前記インク流路溝
    が連通されていることを特徴とするプリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備えることを特
    徴とするプリンタヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられていることを特徴とするプリンタヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のプリンタヘッドにおい
    て、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内の長
    手方向の一端部に形成されていることを特徴とするプリ
    ンタヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のプリンタヘッドにお
    いて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられており、かつ、前記インク流路穴は、前記イ
    ンク流路溝内の長手方向の両端部に形成されていること
    を特徴とするプリンタヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項6から請求項10までのいずれ
    か1項に記載のプリンタヘッドにおいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記ノズルシート上、長
    手方向にライン状に複数個配置されていることを特徴と
    するプリンタヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項6に記載のプリンタヘッドにお
    いて、 前記プリンタヘッドチップは、前記ノズルシート上、長
    手方向にライン状に複数個配置されており、 ここで、複数の前記プリンタヘッドチップのうち、少な
    くとも1つの前記プリンタヘッドチップは、請求項2、
    請求項3、請求項4又は請求項5に記載のプリンタヘッ
    ドチップであることを特徴とするプリンタヘッド。
  13. 【請求項13】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設するとともに、前記基板上に、各前記イ
    ンク加圧室と連通するとともに各前記インク加圧室にイ
    ンクを供給するインク流路溝を備え、前記発熱抵抗体を
    駆動することで、前記インク加圧室内のインクをノズル
    から吐出させるプリンタヘッドチップと、 前記プリンタヘッドチップが複数個配置され、かつ、前
    記発熱抵抗体に対応する位置に前記ノズルが形成されて
    いる1つのノズルシートと、 1つの前記プリンタヘッドチップの前記インク流路溝に
    インクを供給するための第1インク供給手段と、 他の1つの前記プリンタヘッドチップの前記インク流路
    溝にインクを供給するためのものであって、前記第1イ
    ンク供給手段から供給されるインクの色と異なる色のイ
    ンクを供給するための第2インク供給手段とを備えるこ
    とを特徴とするプリンタヘッド。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備えることを特
    徴とするプリンタヘッド。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられていることを特徴とするプリンタヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内の長
    手方向の一端部に形成されていることを特徴とするプリ
    ンタヘッド。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられており、かつ、前記インク流路穴は、前記イ
    ンク流路溝内の長手方向の両端部に形成されていること
    を特徴とするプリンタヘッド。
  18. 【請求項18】 発熱抵抗体を有するインク加圧室を基
    板上に複数並設するとともに、前記基板上に、各前記イ
    ンク加圧室と連通するとともに各前記インク加圧室にイ
    ンクを供給するインク流路溝を備え、前記発熱抵抗体を
    駆動することで、前記インク加圧室内のインクをノズル
    から吐出させるプリンタヘッドチップと、 前記プリンタヘッドチップが各前記インク流路溝を連通
    して複数個配置され、かつ、前記発熱抵抗体に対応する
    位置に前記ノズルが形成されている1つのノズルシート
    とを備え、 ここで、前記プリンタヘッドチップは、前記ノズルシー
    ト上、長手方向にライン状に複数個配置された第1プリ
    ンタヘッドチップ群と、前記第1プリンタヘッドチップ
    群に並設された第2プリンタヘッドチップ群とを構成
    し、 前記第1プリンタヘッドチップ群の各前記プリンタヘッ
    ドチップの前記インク流路溝にインクを供給するための
    第1インク供給手段と、 前記第2プリンタヘッドチップ群の各前記プリンタヘッ
    ドチップの前記インク流路溝にインクを供給するための
    ものであって、前記第1インク供給手段から供給される
    インクの色と異なる色のインクを供給するための第2イ
    ンク供給手段とを備えることを特徴とするプリンタヘッ
    ド。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備えることを特
    徴とするプリンタヘッド。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられていることを特徴とするプリンタヘッド。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内の長
    手方向の一端部に形成されていることを特徴とするプリ
    ンタヘッド。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記プリンタヘッドチップは、前記インク流路溝と前記
    基板の外部とを連通するインク流路穴を備え、 ここで、前記インク流路穴は、前記インク流路溝内に複
    数設けられており、かつ、前記インク流路穴は、前記イ
    ンク流路溝内の長手方向の両端部に形成されていること
    を特徴とするプリンタヘッド。
  23. 【請求項23】 請求項18に記載のプリンタヘッドに
    おいて、 前記第1プリンタヘッドチップ群及び前記第2プリンタ
    ヘッドチップ群のそれぞれ少なくとも1つの前記プリン
    タヘッドチップは、請求項2、請求項3、請求項4又は
    請求項5に記載のプリンタヘッドチップであることを特
    徴とするプリンタヘッド。
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