JP2003080190A - 真空清掃設備及び掃除具 - Google Patents
真空清掃設備及び掃除具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射能を帯びた塵埃を吸入した場合には、そ
の場で分離収集できるようにして、配管16、機器の被
曝が防止できるようにする。 【解決手段】 真空清掃設備の掃除具Aを掃除具装着口
11に接続される塵埃分離器23、吸引した塵埃が放射
能により汚染されていない場合には空気を清掃設備本体
部Bに直接流入させ、汚染されている場合には空気を塵
埃分離器23で当該塵埃を分離収集した後清掃設備本体
部Bに流入するように流路を切替える流路切替器24、
塵埃分離器23に流路切替器24を介して接続されるフ
レキシブルホース21、該フレキシブルホース21に接
続されたアタッチメント22、このアタッチメント22
に設けられて塵埃が放射能により汚染されているか否か
を検出し、その結果を流路切替器24に送る放射能検出
器25により構成する。
の場で分離収集できるようにして、配管16、機器の被
曝が防止できるようにする。 【解決手段】 真空清掃設備の掃除具Aを掃除具装着口
11に接続される塵埃分離器23、吸引した塵埃が放射
能により汚染されていない場合には空気を清掃設備本体
部Bに直接流入させ、汚染されている場合には空気を塵
埃分離器23で当該塵埃を分離収集した後清掃設備本体
部Bに流入するように流路を切替える流路切替器24、
塵埃分離器23に流路切替器24を介して接続されるフ
レキシブルホース21、該フレキシブルホース21に接
続されたアタッチメント22、このアタッチメント22
に設けられて塵埃が放射能により汚染されているか否か
を検出し、その結果を流路切替器24に送る放射能検出
器25により構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等で
使用される真空清掃設備及び掃除具に関する。
使用される真空清掃設備及び掃除具に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、例えば原子力発電所では、原子炉
格納容器内ドライウェル、原子炉建屋、タービン建屋等
の清掃に真空清掃設備が利用されている。
格納容器内ドライウェル、原子炉建屋、タービン建屋等
の清掃に真空清掃設備が利用されている。
【0003】このような真空清掃設備の概略構成を図3
に示し説明する。真空清掃設備は、掃除具Aと清掃設備
本体部Bとにより構成されている。
に示し説明する。真空清掃設備は、掃除具Aと清掃設備
本体部Bとにより構成されている。
【0004】なお、図3(a)は、真空清掃設備全体の
概略構成を示し、図3(b)は掃除作業の様子を概略的
に示す図である。
概略構成を示し、図3(b)は掃除作業の様子を概略的
に示す図である。
【0005】清掃設備本体部Bは、施設の各区域に複数
設けられた掃除具装着口11、該掃除具装着口11に連
通して配管接続され、吸引した空気に含まれる塵埃を分
離収集するバグフィルタを備える塵埃収集装置12、塵
埃が分収集された空気の清浄度を高めるヘパフィルタ1
3、吸引力を発生するターボブロア14、該ターボブロ
ア14からの排気騒音を低減させるサイレンサ15等を
備えている。なお、サイレンサ15からの空気はHVA
C(排気空調系)排気ダクトに流入するように設けられ
ている。
設けられた掃除具装着口11、該掃除具装着口11に連
通して配管接続され、吸引した空気に含まれる塵埃を分
離収集するバグフィルタを備える塵埃収集装置12、塵
埃が分収集された空気の清浄度を高めるヘパフィルタ1
3、吸引力を発生するターボブロア14、該ターボブロ
ア14からの排気騒音を低減させるサイレンサ15等を
備えている。なお、サイレンサ15からの空気はHVA
C(排気空調系)排気ダクトに流入するように設けられ
ている。
【0006】また、掃除具Aは、掃除具装着口11に装
着されるフレキシブルホース21、このフレキシブルホ
ース21に接続されるアタッチメント22を備えてい
る。
着されるフレキシブルホース21、このフレキシブルホ
ース21に接続されるアタッチメント22を備えてい
る。
【0007】そして、掃除具装着口11にフレキシブル
ホース21を装着して、この掃除具装着口11の下流側
に設けられた配管16を介して塵埃収集装置12に流入
して分離収集され、空気はヘパフィルタ13を介してH
VAC排気ダクトに排気される。
ホース21を装着して、この掃除具装着口11の下流側
に設けられた配管16を介して塵埃収集装置12に流入
して分離収集され、空気はヘパフィルタ13を介してH
VAC排気ダクトに排気される。
【0008】このとき、ドライウェルからの塵埃は、放
射能により汚染されている場合があるので、汚染されて
いない塵埃と同じ扱いをすることができない。
射能により汚染されている場合があるので、汚染されて
いない塵埃と同じ扱いをすることができない。
【0009】そこで、ドライウェルからの配管出口には
プリセパレータ17が設けられて、当該ドライウェルか
らの塵埃を分離収集するようになっている。
プリセパレータ17が設けられて、当該ドライウェルか
らの塵埃を分離収集するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成ではドライウェル以外の区域で放射能を帯びた塵埃を
吸入した場合には、放射能を帯びていない塵埃と区別し
て収集することができないために、その流路の配管16
や機器が放射能により汚染されてしまう可能性があっ
た。
成ではドライウェル以外の区域で放射能を帯びた塵埃を
吸入した場合には、放射能を帯びていない塵埃と区別し
て収集することができないために、その流路の配管16
や機器が放射能により汚染されてしまう可能性があっ
た。
【0011】そこで、本発明は、ドライウェル以外の区
域で放射能を帯びた塵埃を吸入した場合には、その場で
分離収集できるようにして、配管、機器の被曝が防止で
きるようにした真空清掃設備を提供することを目的とす
る。
域で放射能を帯びた塵埃を吸入した場合には、その場で
分離収集できるようにして、配管、機器の被曝が防止で
きるようにした真空清掃設備を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、施設の複数箇所に設置さ
れた掃除具装着口に掃除具を装着して塵埃を吸引し、掃
除具装着口の下流側に設けられた塵埃収集装置で塵埃を
分離収集する真空清掃設備において、掃除具が、吸引し
た塵埃の放射能を検出する放射能検出器と、吸引した空
気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器と、該放射能検
出器により吸引した塵埃に放射能が検出されない場合に
は、当該塵埃を含む吸引した空気が塵埃収集装置に直接
流入するように流路を設定し、吸引した塵埃に放射能が
検出された場合には、当該塵埃を含む吸引した空気を塵
埃分離器を介して塵埃収集装置に流入させるように流路
を設定する流路切替器とを設ける。
め、請求項1にかかる発明は、施設の複数箇所に設置さ
れた掃除具装着口に掃除具を装着して塵埃を吸引し、掃
除具装着口の下流側に設けられた塵埃収集装置で塵埃を
分離収集する真空清掃設備において、掃除具が、吸引し
た塵埃の放射能を検出する放射能検出器と、吸引した空
気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器と、該放射能検
出器により吸引した塵埃に放射能が検出されない場合に
は、当該塵埃を含む吸引した空気が塵埃収集装置に直接
流入するように流路を設定し、吸引した塵埃に放射能が
検出された場合には、当該塵埃を含む吸引した空気を塵
埃分離器を介して塵埃収集装置に流入させるように流路
を設定する流路切替器とを設ける。
【0013】これにより、ドライウェル以外の区域で放
射能を帯びた塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口よ
り上流側で当該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵
埃が塵埃収集装置に流入しないようにすることで、配
管、機器の被曝が防止できるようにしたことを特徴とす
る。
射能を帯びた塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口よ
り上流側で当該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵
埃が塵埃収集装置に流入しないようにすることで、配
管、機器の被曝が防止できるようにしたことを特徴とす
る。
【0014】請求項2にかかる発明は、施設の複数箇所
に設置された掃除具装着口と、この掃除具装着口の下流
側に設けられ塵埃を分離収集する塵埃収集装置とを有す
る真空清掃設備の前記掃除具装着口に装着される掃除具
において、吸引した塵埃の放射能を検出する放射能検出
器と、吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離
器と、該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検
出されない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が前
記塵埃収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸
引した塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を
含む吸引した空気を前記塵埃分離器を介して前記塵埃収
集装置に流入させて、放射能を帯びた塵埃を前記掃除具
装着口より上流で集塵できるように流路を設定する流路
切替器とを有する。
に設置された掃除具装着口と、この掃除具装着口の下流
側に設けられ塵埃を分離収集する塵埃収集装置とを有す
る真空清掃設備の前記掃除具装着口に装着される掃除具
において、吸引した塵埃の放射能を検出する放射能検出
器と、吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離
器と、該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検
出されない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が前
記塵埃収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸
引した塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を
含む吸引した空気を前記塵埃分離器を介して前記塵埃収
集装置に流入させて、放射能を帯びた塵埃を前記掃除具
装着口より上流で集塵できるように流路を設定する流路
切替器とを有する。
【0015】これにより、ドライウェル以外の区域で放
射能を帯びた塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口よ
り上流側で当該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵
埃が塵埃収集装置に流入しないようにすることで、配
管、機器の被曝が防止できるようにしたことを特徴とす
る。
射能を帯びた塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口よ
り上流側で当該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵
埃が塵埃収集装置に流入しないようにすることで、配
管、機器の被曝が防止できるようにしたことを特徴とす
る。
【0016】請求項3にかかる発明は、塵埃分離器が、
放射能を帯びた塵埃を分離する集塵フィルタと、該集塵
フィルタにより分離された塵埃を収納するカートとを備
える。
放射能を帯びた塵埃を分離する集塵フィルタと、該集塵
フィルタにより分離された塵埃を収納するカートとを備
える。
【0017】これにより、掃除具装着口より上流側で放
射能を帯びた塵埃を分離し、かつ、収集できるようにし
て、作業員の被曝や配管、機器の被曝が防止できるよう
にしたことを特徴とする。
射能を帯びた塵埃を分離し、かつ、収集できるようにし
て、作業員の被曝や配管、機器の被曝が防止できるよう
にしたことを特徴とする。
【0018】請求項4にかかる発明は、カートを放射能
遮蔽部材からなる筐体内に収納できるようにする。
遮蔽部材からなる筐体内に収納できるようにする。
【0019】これにより、カートに収納されている放射
能を帯びた塵埃による被曝を防止すると共に、その扱い
を容易にしたことを特徴とする。
能を帯びた塵埃による被曝を防止すると共に、その扱い
を容易にしたことを特徴とする。
【0020】請求項5にかかる発明は、塵埃分離器が、
集塵フィルタに振動を付与して、当該集塵フィルタに付
着した塵埃を振い落す振動付与器を設ける。
集塵フィルタに振動を付与して、当該集塵フィルタに付
着した塵埃を振い落す振動付与器を設ける。
【0021】これにより、集塵フィルタに塵埃が付着し
たときには、振動を与えて塵埃を振い落せるようにし
て、分離能力が高い集塵フィルタの利用を可能にすると
共に、その能力の継続時間を延して作業性の向上や被曝
量の低減を可能にしたことを特徴とする。
たときには、振動を与えて塵埃を振い落せるようにし
て、分離能力が高い集塵フィルタの利用を可能にすると
共に、その能力の継続時間を延して作業性の向上や被曝
量の低減を可能にしたことを特徴とする。
【0022】請求項6にかかる発明は、掃除具に移動装
置を設けて移動可能にする。
置を設けて移動可能にする。
【0023】これにより、設備投資を抑えながら作業性
を向上させたことを特徴とする。
を向上させたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。なお、従来と同一構成に関しては同一符号
を用いて説明する。図1は本実施の形態の真空清掃設備
の概略構成を示す図である。
て説明する。なお、従来と同一構成に関しては同一符号
を用いて説明する。図1は本実施の形態の真空清掃設備
の概略構成を示す図である。
【0025】当該真空清掃設備は、掃除具Aと清掃設備
本体部Bとにより構成されて、清掃設備本体部Bは、施
設の各区域に複数設けられた掃除具装着口11、該掃除
具装着口11に連通して配管接続され、吸引した空気に
含まれる塵埃を分離収集するバグフィルタを備える塵埃
収集装置12、塵埃が分収集された空気の清浄度を高め
るヘパフィルタ13、吸引力を発生するターボブロア1
4、吸引に伴う騒音を低減させるサイレンサ15等を備
えて、サイレンサ15からの空気はHVAC排気ダクト
に流入するように設けられている。なお、清掃設備本体
部Bは従来と同じ構成である。
本体部Bとにより構成されて、清掃設備本体部Bは、施
設の各区域に複数設けられた掃除具装着口11、該掃除
具装着口11に連通して配管接続され、吸引した空気に
含まれる塵埃を分離収集するバグフィルタを備える塵埃
収集装置12、塵埃が分収集された空気の清浄度を高め
るヘパフィルタ13、吸引力を発生するターボブロア1
4、吸引に伴う騒音を低減させるサイレンサ15等を備
えて、サイレンサ15からの空気はHVAC排気ダクト
に流入するように設けられている。なお、清掃設備本体
部Bは従来と同じ構成である。
【0026】一方、掃除具Aは、掃除具装着口11に接
続される塵埃分離器23、吸引した空気の流路を切替え
る電動三方弁等の流路切替器24、塵埃分離器23に流
路切替器24を介して接続されるフレキシブルホース2
1、該フレキシブルホース21に接続されたアタッチメ
ント22、このアタッチメント22に設けられた放射能
検出器25等を有している。
続される塵埃分離器23、吸引した空気の流路を切替え
る電動三方弁等の流路切替器24、塵埃分離器23に流
路切替器24を介して接続されるフレキシブルホース2
1、該フレキシブルホース21に接続されたアタッチメ
ント22、このアタッチメント22に設けられた放射能
検出器25等を有している。
【0027】塵埃分離器23は、当該塵埃分離器23を
移動できるようにするキャスター等の移動装置26、放
射能汚染された塵埃を分離する集塵フィルタ27、該集
塵フィルタ27で分離された塵埃を収納するカート2
8、該カート28を収納すると共に放射能遮蔽部材から
形成されて、当該カート28に収集された塵埃から放射
能が外部に漏れないように遮蔽する遮蔽筐体29を備え
ている。
移動できるようにするキャスター等の移動装置26、放
射能汚染された塵埃を分離する集塵フィルタ27、該集
塵フィルタ27で分離された塵埃を収納するカート2
8、該カート28を収納すると共に放射能遮蔽部材から
形成されて、当該カート28に収集された塵埃から放射
能が外部に漏れないように遮蔽する遮蔽筐体29を備え
ている。
【0028】流路切替器24は、1つの入口24aと2
つの出口24b,24cを備えて、放射能検出器25か
らの信号に基づき流路を切替えるもので、一方の出口2
4bは集塵フィルタ27を介して掃除具装着口11に連
通するようになっており、他方の出口24cは直接に掃
除具装着口11に連通するようになっている。
つの出口24b,24cを備えて、放射能検出器25か
らの信号に基づき流路を切替えるもので、一方の出口2
4bは集塵フィルタ27を介して掃除具装着口11に連
通するようになっており、他方の出口24cは直接に掃
除具装着口11に連通するようになっている。
【0029】そして、流路切替器24は放射能検出器2
5が放射能を検出すると、集塵フィルタ27を介して吸
引した空気が清掃設備本体部Bに流入するように流路を
切替え(図1において実線矢印)、放射能が検出されな
いときは吸引した空気が直接清掃設備本体部Bに流入す
るように流路を切替える(図1において点線矢印)。
5が放射能を検出すると、集塵フィルタ27を介して吸
引した空気が清掃設備本体部Bに流入するように流路を
切替え(図1において実線矢印)、放射能が検出されな
いときは吸引した空気が直接清掃設備本体部Bに流入す
るように流路を切替える(図1において点線矢印)。
【0030】このような構成で、塵埃を吸引清掃する場
合は、放射能検出器25を動作させて塵埃分離器23の
排出口を近くの掃除具装着口11に接続し、アタッチメ
ント22を操作して清掃する。
合は、放射能検出器25を動作させて塵埃分離器23の
排出口を近くの掃除具装着口11に接続し、アタッチメ
ント22を操作して清掃する。
【0031】このとき、吸引した塵埃が放射能により汚
染されていない場合には、放射能検出器25は放射能を
検出しないので、流路切替器24は吸引した空気を直接
清掃設備本体部Bに流入するように流路を切替える。
染されていない場合には、放射能検出器25は放射能を
検出しないので、流路切替器24は吸引した空気を直接
清掃設備本体部Bに流入するように流路を切替える。
【0032】これにより、塵埃は塵埃収集装置12で集
塵され、空気はヘパフィルタ13を通過する際に浄化さ
れて排気されるようになる。
塵され、空気はヘパフィルタ13を通過する際に浄化さ
れて排気されるようになる。
【0033】一方、吸引した塵埃が放射能により汚染さ
れている場合には放射能検出器25がこれを検出し、そ
の検出信号に基づき流路切替器24が動作して、吸引し
た空気が集塵フィルタ27を介して流入するように流路
を切替える。
れている場合には放射能検出器25がこれを検出し、そ
の検出信号に基づき流路切替器24が動作して、吸引し
た空気が集塵フィルタ27を介して流入するように流路
を切替える。
【0034】これにより、放射能により汚染された塵埃
は集塵フィルタ27で分離されカート28に集塵され
る。また、空気は塵埃収集装置12及びヘパフィルタ1
3を通過する際に浄化されて排気されるようになる。
は集塵フィルタ27で分離されカート28に集塵され
る。また、空気は塵埃収集装置12及びヘパフィルタ1
3を通過する際に浄化されて排気されるようになる。
【0035】以上説明したように、塵埃が放射能で汚染
されているか否かを検出し、汚染されている場合には流
路を切替えて清掃設備本体部Bに流入する前に集塵する
ようにしたので、清掃設備本体部Bが放射能汚染される
ことが無くなり、吸引した塵埃の放射能汚染を気にせず
安心して掃除が行えるようになる。
されているか否かを検出し、汚染されている場合には流
路を切替えて清掃設備本体部Bに流入する前に集塵する
ようにしたので、清掃設備本体部Bが放射能汚染される
ことが無くなり、吸引した塵埃の放射能汚染を気にせず
安心して掃除が行えるようになる。
【0036】また、塵埃分離器23のカート28は遮蔽
筐体29内に配置されるので、作業員や配管16、機器
の被曝量を抑制することが可能になり安全性が向上す
る。
筐体29内に配置されるので、作業員や配管16、機器
の被曝量を抑制することが可能になり安全性が向上す
る。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態を図を参
照して説明する。なお、上述した実施の形態と同一構成
に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
照して説明する。なお、上述した実施の形態と同一構成
に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0038】先に説明した実施の形態では、放射能によ
り汚染されている塵埃は集塵フィルタ27により分離さ
れるようになっていた。このとき、集塵フィルタ27の
目を細かくする等して分離能力を高めると、付着した塵
埃により短時間のうちに目詰りを起して分離能力が低下
してしまうことが危惧される。
り汚染されている塵埃は集塵フィルタ27により分離さ
れるようになっていた。このとき、集塵フィルタ27の
目を細かくする等して分離能力を高めると、付着した塵
埃により短時間のうちに目詰りを起して分離能力が低下
してしまうことが危惧される。
【0039】従って、集塵フィルタ27の清掃を頻繁に
行なうか、分離能力を犠牲にして集塵フィルタ27の目
を粗くする等の対処が求められ、共に被曝量の増大に繋
がるため好ましくない。
行なうか、分離能力を犠牲にして集塵フィルタ27の目
を粗くする等の対処が求められ、共に被曝量の増大に繋
がるため好ましくない。
【0040】そこで、本実施の形態では、図2に示すよ
うに集塵フィルタ27をバグフィルタにより構成すると
共に、当該集塵フィルタ27に付着した塵埃を振い落す
図示しない振動付与器を設けている。
うに集塵フィルタ27をバグフィルタにより構成すると
共に、当該集塵フィルタ27に付着した塵埃を振い落す
図示しない振動付与器を設けている。
【0041】これにより、集塵フィルタ27に塵埃が付
着して分離能力が低下したときには、振動付与器を動作
させて塵埃を振い落して当該分離能力を回復させる。
着して分離能力が低下したときには、振動付与器を動作
させて塵埃を振い落して当該分離能力を回復させる。
【0042】従って、分離能力の高い集塵フィルタ27
が利用でき、かつ、その能力を長時間持続させることが
できるようになって、塵埃分離器23のメンテナンス時
等における被曝量が抑制でき、かつ、清掃頻度が少なく
なるので作業コストの低減を図ることが可能になる。
が利用でき、かつ、その能力を長時間持続させることが
できるようになって、塵埃分離器23のメンテナンス時
等における被曝量が抑制でき、かつ、清掃頻度が少なく
なるので作業コストの低減を図ることが可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
掃除具を吸引した塵埃の放射能を検出する放射能検出器
と、吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器
と、該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検出
されない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が塵埃
収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸引した
塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を含む吸
引した空気を塵埃分離器を介して塵埃収集装置に流入さ
せるように流路を設定する流路切替器とにより構成した
ので、例えばドライウェル以外の区域で放射能を帯びた
塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口より上流側で当
該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵埃の塵埃収集
装置内への流入を阻止することができ、配管、機器の被
曝を防止できるようになる。
掃除具を吸引した塵埃の放射能を検出する放射能検出器
と、吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器
と、該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検出
されない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が塵埃
収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸引した
塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を含む吸
引した空気を塵埃分離器を介して塵埃収集装置に流入さ
せるように流路を設定する流路切替器とにより構成した
ので、例えばドライウェル以外の区域で放射能を帯びた
塵埃を吸入した場合でも、掃除具装着口より上流側で当
該塵埃を分離収集して、放射能を帯びた塵埃の塵埃収集
装置内への流入を阻止することができ、配管、機器の被
曝を防止できるようになる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明に適用される
真空清掃設備の概略構成を示す図である。
真空清掃設備の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明に適用される
真空清掃設備の概略構成を示す図である。
真空清掃設備の概略構成を示す図である。
【図3】従来の技術の説明に適用される真空清掃設備の
概略構成を示す図である。
概略構成を示す図である。
11 掃除具装着口
12 塵埃収集装置
13 ヘパフィルタ
16 配管
21 フレキシブルホース
22 アタッチメント
23 塵埃分離器
24 流路切替器
25 放射能検出器
26 移動装置
27 集塵フィルタ
28 カート
Claims (6)
- 【請求項1】 施設の複数箇所に設置された掃除具装着
口に掃除具を装着して塵埃を吸引し、前記掃除具装着口
の下流側に設けられた塵埃収集装置で塵埃を分離収集す
る真空清掃設備において、 前記掃除具が、吸引した塵埃の放射能を検出する放射能
検出器と、 吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器と、 該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検出され
ない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が前記塵埃
収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸引した
塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を含む吸
引した空気を前記塵埃分離器を介して前記塵埃収集装置
に流入させて、放射能を帯びた塵埃を前記掃除具装着口
より上流で集塵できるように流路を設定する流路切替器
とを設けたことを特徴とする真空清掃設備。 - 【請求項2】 施設の複数箇所に設置された掃除具装着
口と、この掃除具装着口の下流側に設けられ塵埃を分離
収集する塵埃収集装置とを有する真空清掃設備の前記掃
除具装着口に装着される掃除具において、 吸引した塵埃の放射能を検出する放射能検出器と、 吸引した空気に含まれる塵埃を分離する塵埃分離器と、 該放射能検出器により吸引した塵埃に放射能が検出され
ない場合には、当該塵埃を含む吸引した空気が前記塵埃
収集装置に直接流入するように流路を設定し、吸引した
塵埃に放射能が検出された場合には、当該塵埃を含む吸
引した空気を前記塵埃分離器を介して前記塵埃収集装置
に流入させて、放射能を帯びた塵埃を前記掃除具装着口
より上流で集塵できるように流路を設定する流路切替器
とを有することを特徴とする掃除具。 - 【請求項3】 前記塵埃分離器が、放射能を帯びた塵埃
を分離する集塵フィルタと、 該集塵フィルタにより分離された塵埃を収納するカート
とを備えることを特徴とする請求項2記載の清掃具。 - 【請求項4】 前記カートが、放射能遮蔽部材からなる
筐体内に収納されていることを特徴とする請求項3記載
の清掃具。 - 【請求項5】 前記塵埃分離器が、前記集塵フィルタに
振動を付与して、当該集塵フィルタに付着した塵埃を振
い落す振動付与器を備えることを特徴とする請求項3記
載の清掃具。 - 【請求項6】 前記掃除具が、移動装置を備えて移動可
能に設けられていることを特徴とする請求項2乃至5い
ずれか1項記載の清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281402A JP2003080190A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 真空清掃設備及び掃除具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281402A JP2003080190A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 真空清掃設備及び掃除具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080190A true JP2003080190A (ja) | 2003-03-18 |
Family
ID=19105232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001281402A Withdrawn JP2003080190A (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | 真空清掃設備及び掃除具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003080190A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017153558A1 (fr) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Reservoir de dechets aspires |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281402A patent/JP2003080190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017153558A1 (fr) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Reservoir de dechets aspires |
FR3048811A1 (fr) * | 2016-03-11 | 2017-09-15 | Commissariat Energie Atomique | Reservoir de dechets aspires |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050315 |
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