JP2003080099A - ディスポーザ投入口の磁気遮へい板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ディスポーザの投入口が開いている時に、流
し台に落下した磁性体により、投入口に設けた磁気感知
スイッチが誤作動するのを防ぐ。 【解決手段】 投入口２の磁気感知スイッチ６の上部に
磁気遮へい物８を配置し、蓋体３の磁性体５は該磁気遮
へい物８の下側で磁気感知スイッチ８を作動させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ディスポーザの
投入口が開口している時に、偶々流し台に落下した磁性
体によって、投入口に設けた磁気感知スイッチが誤作動
して、ディスポーザの生ゴミ破砕部を運転開始し、施蓋
されていない投入口から上に生ゴミ破砕くずを飛散させ
る事故を防ぐための、ディスポーザ投入口の磁器遮へい
板に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ディスポーザには破砕すべき調理
後の生ゴミを破砕室に投入した後、投入口に蓋をして、
その蓋体を一定角度回転させた時に、蓋体の一部に配置
された磁性体が、投入口の一側面に配置された磁気感知
スイッチを作動させて、ディスポーザを運転させてい
た。この時蓋体は、調理生ゴミの破砕にによる飛散を防
止している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように従来型のデ
ィスポーザでは、投入口が開口している時に、偶々流し
台に落下した磁性を帯びた異物によって、投入口に設け
た磁気感知スイッチが誤作動してディスポーザの生ゴミ
破砕部を運転開始し、施蓋されていない投入口から上に
生ゴミ破砕くずを飛散させる事故が起こる。この誤動作
を防止するために、蓋体の磁性体と投入口の磁気感知ス
イッチのペアを複数にし、全ての感知スイッチが同時作
動した時にはじめてディスポーザが運転開始するように
したものが考案されたが、機構が複雑になり、製作費が
高くなる結果になっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、デ
ィスポーザの前記投入口の磁気感知スイッチの上部に磁
気遮へい物を配置し、前記蓋体の磁性体は該磁気遮へい
物の下側で前記磁気感知スイッチを作動させるようにし
た。より具体的には、ディスポーザの投入口は蓋体を嵌
合し、投入口の円筒体内部でこの蓋体を一定角度例えば
９０度回転させ、その回転の終端で蓋体内部に配置した
磁性体例えば埋設された磁石が、投入口の円筒体側面に
配置された磁気感知スイッチに接近してこの磁気感知ス
イッチを作動させ、それによってディスポーザの駆動部
に通電して、ディスポーザの破砕を開始するものにおい
て、前記投入口の磁気感知スイッチの上部に磁気遮へい
物を配置し、前記蓋体の磁性体は該磁気遮へい物の下側
で前記磁気感知スイッチを作動させるようにしたもので
ある。

【０００５】磁気遮へい物の一実施態様として、強磁性
板体から構成される。また、ディスポーザの投入口をプ
ラスチック等可塑製材料で形成し、ディスポーザに組立
てた時に、磁気感知スイッチの上部に当る投入口の部分
に磁気遮へい物を埋設するようにすると、耐久性が増
し、長期間の使用に耐えることができる。

【０００６】

【発明の実施の態様】図１及び２に、この発明による磁
気遮へい物を配置したディスポーザの投入口の見取り図
及び側断面図を示す。ディスポーザ１の投入口２は蓋体
３を嵌合し、投入口２の円筒体４内部でこの蓋体を一定
角度例えば９０度回転させ、その回転の終端で蓋体３内
部に埋設された磁石５が、投入口２の円筒体４側面に配
置された磁気感知スイッチ６に接近してこの磁気感知ス
イッチ６を作動させ、それによってディスポーザ１の駆
動部７に通電して、ディスポーザ１の破砕を開始する。

【０００７】この発明では、前記投入口２の円筒体側面
に配置された磁気感知スイッチ６の上部に磁気遮へい物
８を配置し、前記蓋体３の磁石５はこの磁気遮へい物８
の下側で前記磁気感知スイッチ６を作動させるようにし
ている。

【０００８】磁気遮へい物８は、一例として強磁性板体
からなり、磁気感知スイッチ６の上面に接着して投入口
２のフランジ９の下面に配置するか、流し台の端面と投
入口フランジ９との間に挟むことも出来る。投入口フラ
ンジ９をプラスチック等の可塑物で成形する場合、投入
口の、磁気感知スイッチ６を配置する位置の上部に当る
部分に埋設することも可能である。

【０００９】

【発明の効果】この発明のディスポーザの投入口は以上
のように構成したので、 （１）流し台に落下する恐れのある、磁性を帯びた異
物、例えばカラーマグネット等による磁場の変化から磁
気感知スイッチ６を遮へいし、誤作動を未然に防止す
る。 （２）簡単な構成で、磁気感知センサーの誤動作を効果
的に防止することができる。 等の顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明によるディスポーザ投入口の見取り
図で、蓋体が外された状態を示す。

【図２】 ディスポーザの投入口の側断面で、施蓋され
た状態を示す。

【符号の説明】

１ ディスポーザ ２ 投入口 ３ 蓋体 ４ 円筒体 ５ 磁石 ６ 磁気感知スイッチ ７ 駆動部 ８ 磁気遮へい物 ９ 投入口フランジ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部に生ゴミ投入口及び生ゴミ破砕部を
   有し、下部に吐出口を有するケーシング内に回転板と、
   その回転板に取りつけられたハンマーと、投入口に嵌合
   し回転させる蓋体の一部に磁性体を配置すると共に、投
   入口の一側面に磁気感知スイッチを設け、該スイッチの
   作動により前記回転板を回転させることによって生ゴミ
   の破砕を行うディスポーザにおいて、前記投入口の磁気
   感知スイッチの上部に磁気遮へい物を配置し、前記蓋体
   の磁性体は該磁気遮へい物の下側で前記磁気感知スイッ
   チを作動させるようにした、ディスポーザ投入口の磁気
   遮へい板。
2. 【請求項２】 磁気遮へい物は強磁性板体からなる、請
   求項１に記載のディスポーザ投入口の磁気遮へい板。
3. 【請求項３】 前記磁気遮へい物は、磁気感知スイッチ
   の上部に当る投入口の部分に埋設される、請求項1又は
   ２に記載のディスポーザ投入口の磁気遮へい板。