JP2003079415A - 二層傘 - Google Patents

二層傘

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JP2003079415A
JP2003079415A JP2001280110A JP2001280110A JP2003079415A JP 2003079415 A JP2003079415 A JP 2003079415A JP 2001280110 A JP2001280110 A JP 2001280110A JP 2001280110 A JP2001280110 A JP 2001280110A JP 2003079415 A JP2003079415 A JP 2003079415A
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fabric
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Shunko Rin
俊 光 林
Eijin Cho
榮 仁 張
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FUTAI UMBRELLA FACTORY CO Ltd
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FUTAI UMBRELLA FACTORY CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開傘時には大きな遮光領域を有し、閉傘時に
は小さく、持ち運びや収納に便利な二層傘を提供する。 【解決手段】 上部傘地3を有する上傘部2と、傘の軸
1,1’及び当該傘の軸に回動自在に固定された骨アセ
ンブリ2,2’を有し、該骨アセンブリ上に下部傘地
3’を固定した下傘部1dと、上部傘地3と下部傘地
3’を相互に連結する着脱可能で復元可能な複数の留め
手段5aと、傘の軸と二層傘を安定して建てるための地
上又は地下に適切に固定されかつ傘の軸の下部に調節可
能に着脱可能に固定された支持手段100とから構成さ
れたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開傘時には大きな
遮光領域を有し、閉傘時には小さく、持ち運びや収納に
便利な二層傘に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビーチパラソルは、太陽光を遮る
大径の傘地を有し、この傘地は大径の骨アセンブリに取
付けられている。しかし、1.5mにもなる大径の傘地
は、折畳まれた後でも大きな空間を占有し、持ち運び
や、特に小さな車に収納する際に不便である。
【0003】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、開傘時には大きな遮光領域を有し、
閉傘時には小さく、持ち運びや収納に便利な二層傘を提
供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、上
傘部と、当該上傘部に着脱可能に連結される下傘部とを
有し、開くとビーチパラソル、つまり広い遮光領域を有
する大きい傘となり、上下傘部を分離し各傘部を折畳む
ことにより携帯及び収納に便利な短い折畳長さに折畳む
ことができる二層傘である。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜8に示すように、本発明の
二層傘は、上傘部1uと、該上傘部1uに着脱可能に連
結された下傘部1dとを有し、二層(又は2階建て)の
ビーチパラソル、つまり遮光領域を増大させる大径の二
層傘(図3参照)を形成している。
【0006】上傘部1uは、上部軸1と、該上部軸1に
回動自在に連結された上部骨アセンブリ2と、この上部
骨アセンブリ2に取付けられた上部傘地3と、開いた状
態(図3)で上部骨アセンブリ2を固定するため、上部
軸1に弾性的に固定された上部バネキャッチ4とを有し
ている。
【0007】前記上部軸1は、図4に示すように、上部
管11と、該上部管11に対して入れ子式に嵌合された
下部管12と、上部管11と下部管12との間に弾力的
に設けられた引張バネ13とを有し、該引張バネ13
は、通常、上部軸1上でのランナー23の摺動に応じて
上下部管11、12で伸びる。
【0008】勿論、上部軸1は、単一の管あるいは相互
に入れ子式に嵌合可能な複数の管から構成してもよい。
【0009】上部骨アセンブリ2は、上部軸1の頂部に
形成された上部ノッチ20に回動自在に取付けられたト
ップ骨21と、上部軸1に摺動可能に設置されたランナ
ー23とトップ骨21との間に回動自在に取付けられた
拡張骨22とからなっている。
【0010】上部バネキャッチ4は、上部軸1の上部に
形成されたキャッチスロット14に係合するように上部
軸1に弾性的に設けられ、図3、4に示す拡張(又は開
傘)時に、上部骨アセンブリ2のランナー23を固定す
るものである。さらに、上部バネキャッチ4は、(図3
から図1、2に)折畳み又は閉傘するために上部軸1の
キャッチスロット14から上部バネキャッチ4を外す押
しボタン41を有している。
【0011】下傘部1dは、下部軸1’と、該下部軸
1’に回動自在に取付けられた下部骨アセンブリ2’
と、該下部骨アセンブリ2’に取付けられた下部傘地
3’と、下部骨アセンブリ2’を開状態(図3)で係止
するように下部軸1’に弾性的に設けられた下部バネキ
ャッチ4’とを有している。
【0012】前記下部軸1’には、図3、5に示すよう
に、継手5が設けられているが、これは、下傘部1d上
に上傘部1uを載置して二層傘を開くとき、下部軸1’
に上部軸1を連結するためのものである。
【0013】この継手5は、本発明では特に限定される
ものではないが、下部軸1’の上に上部軸1を連結する
ために設けられた、ラッチ、ピン、ねじ、ロック部材、
ファスナ、あるいは他の連結具である。
【0014】下部軸1’は、単一の管又は相互に入れ子
式に嵌合可能な複数の管から構成される。
【0015】下部骨アセンブリ2’は、下部軸1’の頂
部に形成されたノッチ20’に回動自在に取付けられた
内骨21’と、下部軸1’に摺動可能に支持された下部
ランナー23’に回動自在に取付けられた内端部を有し
かつ中間部に前記内骨21’が回動自在に連結された下
部拡張骨22’と、該下部拡張骨22’の外端部に回動
自在に取付けられかつ最内端部が下部補助骨25’によ
って内骨21’の外方部分に回動自在に取付けられた下
部テール骨24’とを有している。
【0016】前記下部軸1’は、中空であり、上部軸1
が挿入される内部空間10’を有しているが、上部には
上部軸1の下端部を規制あるいは保持して下部軸1’に
上部軸1を載置するためのリテーナ50がある。該リテ
ーナ50は、図3、5に示すように、下部軸1’に固定
されたピン又は他の停止具である。
【0017】太陽光を遮光するために本発明の二層傘を
建てるときは、例えば、まず、上傘部1uを開き、上部
軸1の管に形成された1つのキャッチスロット14(又
は複数のキャッチスロット)に上部バネキャッチ4を係
合し、その後、下部軸1’の内部空間10’に上部軸1
を差込み、下部軸1’と上部軸1の管にそれぞれ形成さ
れたラッチ孔15’、15に継手5であるラッチを係合
して上部軸1を下部軸1’に確実に固定し、下傘部1d
の上に上傘部1uを連結する。最後に、下部バネキャッ
チ4’の上に下部ランナー23’を保持し、図3、5に
示すように、下部軸1’に形成されたキャッチスロット
16と係合したとき、下傘部1dは開状態となり、二階
建てのビーチパラソル等の大きな傘となる。
【0018】上下の傘部1u、1dを折畳み、つまり閉
じた後に、上下の傘部1u、1dは、取り外されあるい
は分解されるが、この場合、2つの部分は、2つの傘各
々の折畳み長さとなり、短いものとなる。
【0019】つまり、図3の二点鎖線で示される通常の
傘地Uを折畳んだときの折畳み長さLuより大幅に短く
できる。これは、取り外されあるいは分解された後の上
傘部1uの折畳み長さL1(図1)あるいは下傘部1d
の折畳み長さL2(図2)が、(本発明に開示されたよ
うな上傘部と下傘部を有する二階建ての傘ではない)通
常の傘地U(図3の二点鎖線)の折畳み長さLuと同じ
だからである。
【0020】短くなった本発明の2つの傘1u、1dの
折畳み長さ(L1又はL2)は、持ち運びや折畳み傘の
収納、例えば、車の小さな積載空間への収納を一層便利
にする。
【0021】本発明の上傘部と下傘部からなる二層傘
は、組立て又は分解が容易である点で、従来のビーチパ
ラソルや大径の傘よりも優れている。
【0022】さらに、本発明は、図6〜8に示すよう
に、よりよい遮光効果を得るために、最適の角度に傘軸
を傾ける角度調整手段6を有している。
【0023】この角度調整手段6は、下傘部1dの下部
軸1’の底部に固定(あるいは形成)された上部部材6
1と、基部又は下部管部材1sに固定(あるいは形成)
されかつピボット60によって上部部材61に回動自在
に取付けられた下部部材62と、上部部材61の底部
(図7では底部右側)に形成された突起63と、下部部
材62の上端部に形成された位置決めパッド64とを有
している。前記下部部材62は、(図7に示されるよう
な垂直の)第1角度に傘軸を建てるため、(傘軸1’、
1に取付けられた)前記上部部材61の突起63が係合
する、位置決めパッド64の(右側の)第1位置に凹設
された第1凹部641と、(図8に示すような右へ傾斜
した角度の)第2角度に傘軸を建てるため、突起63が
係合する、位置決めパッド64の(左側の)第2位置に
凹設された第2凹部642とを有している。
【0024】図9〜12に示すように、本発明の好適な
他の実施例が前述した上下傘部1u、1dを変更するこ
とによって形成される。
【0025】ここにおいて、下傘部1dは、下部軸1’
と、該下部軸1’に回動自在に取付けられる下部骨アセ
ンブリ2’と、この下部骨アセンブリ2’に取付けられ
る下部傘地3’と、図9、10に示す開状態の下部骨ア
センブリ2’を固定するため、下部軸1’に弾性的に設
けられた下部バネキャッチ4’とを有している。
【0026】上部傘1uは、キャップ20により(図1
0、11に示すような)下部軸1’の頂部10”にその
中央部が取付けられ、固定されあるいは形成される上部
傘地3と、この上部傘地3の外周に放射状に形成された
複数の上部留め部材5uとを有し、この上部留め部材5
uの各々は、下部傘地3’に形成された1つの留め部材
5dに係合可能であり、また、本発明による着脱可能な
留め手段5aを形成するように、各上部留め部材5uと
各下部留め部材5dが係合可能である。着脱可能な複数
の留め手段5aは、傘地3、3’上に放射状に取付けら
れる。
【0027】着脱可能な各留め手段5a(図12)は、
上部傘地3の外周にボタン穴状に形成された上部留め部
材5uと、この各上部留め部材5uに対応しかつ下部傘
地3’の中心開口部30’に隣接し下部傘地3’の内縁
にボタン状に形成された下部留め部材5dとを有し、ボ
タン5dとボタン穴5uとの係合(図10)により上部
傘地3は下部傘地3’に連結される。
【0028】本発明の傘を組立てるときは、まず下傘部
1dを開き、キャップ20を取付けて、下傘部1dの軸
1’の頂部に上部傘地3の中央部を固定する。ボタン5
dは、本発明の傘を安定して開くため、及び下部傘地
3’に上部傘地3を連結するため、ボタン穴5uに係合
される。
【0029】風が吹いた場合、下部傘地3’の中心開口
30’にある、各留め手段5aと上下傘地3、3’間の
すきまを、風が通り抜ける。
【0030】図10の状態から図11に示す状態となる
ように、傘を折畳むときは、下傘部1dを閉じ、上下の
留め部材5u、5dを外し、上部傘地3が下部傘地3’
を包むように下方に引かれ、下部骨アセンブリ2’と下
部軸1’が収納に便利なコンパクトな折畳み傘を形成す
るように折畳まれる。
【0031】本発明の傘を折畳むときに、傘地3、3’
を締付け固定するため、結合ベルト、ベルクロテープな
どの緊締手段31を上部傘地3に形成してもよい。
【0032】前記着脱可能な留め手段5aは、上下傘地
3、3’を連結及び外す機構を提供している。閉傘時に
は、上部留め部材5uを下部留め部材5dから外すこと
により上部傘地3が下部傘地3’から分離され、これに
より、上部傘地3がしわになったり下傘部1dの骨アセ
ンブリ2’の骨にひっかかることを防止できるが、これ
は、上部傘地3が外され、下傘部1dの中央部から分離
するように下方へ引かれ、また、(図10から図11の
状態に)骨アセンブリ2’の折畳まれた骨から分離され
るためであり、これにより折畳まれた骨に「引っ掛かっ
て動かなくなる」ことがなくなる。一方、厚みのある傘
地3の場合は、一旦骨アセンブリ2’の骨に引っ掛かる
と、しわが寄った傘地3によりコンパクトな傘として完
全に折畳むことはできなくなる。
【0033】本発明の上傘部1uは、前述したように、
上部骨アセンブリと上部軸といった複雑な要素を取り除
くことにより傘地3として簡素化され、これにより生産
を容易にし、コストが低減できる。留め手段5aの着脱
は、衣類の着脱と同じくらいに容易である。一旦留め手
段5aが外されると、上部傘地3は下部傘地3’を包む
ようにすみやかに折畳まれ、収納が容易なコンパクトな
折畳傘となる。
【0034】図13に示す実施形態では、上部留め部材
5uは、ループとして形成され、下部留め部材5dは、
前記ループと係合可能なボタンとされ、上下傘地3、
3’を連結する。
【0035】さらに、図14〜29に示す実施形態で
は、上傘部1uに下傘部1dを連結する、着脱可能で復
元可能な複数の留め手段5aとされ、調節可能でかつ折
曲可能な支持手段100が、二層傘を建てるために、軸
1’に設けられている。この支持手段100は、軸1’
方向に曲げたり、軸1’から取り外すようにしてもよ
い。
【0036】下傘部1dは、軸1’と、軸1’に回動自
在に取付けられた下部骨アセンブリ2’と、この下部骨
アセンブリ2’に取付けられた下部傘地3’と、図15
に示す下部骨アセンブリ2’の開状態を維持するため、
軸1’上に弾性的に設けられた下部バネキャッチ4’と
を有している。
【0037】この下部骨アセンブリ2’は、前述した点
を参考にしてもよく、また単一曲げあるいは複数曲げで
あってもよい。
【0038】上部傘1uは、キャップ20によって軸
1’の頂部10”にその中央部が取付けられ、固定され
あるいは形成される上部傘地3と、この上部傘地3の外
周に放射状に形成された複数の上部留め部材5uとを有
し、この上部留め部材5uの各々は、下部傘地3’上に
形成された1つの留め部材5dに係合可能であり、ま
た、本発明による着脱可能で復元可能な留め手段5aを
形成するように、各上部留め部材5uと各下部留め部材
5dが係合可能である。着脱可能で復元可能な複数の留
め手段5aは、傘地3、3’に放射状に取付けられてい
る。
【0039】軸1’は、下部管11’と、中央軸12’
と、互いに入れ子式に嵌合可能な上部管13’とを有し
ている。2つの隣接した管は、いずれもU字形の継手C
によって連結されているが、この継手は、(図15に示
すように)共に係合、連結する場合、2つの管を固定す
る球Bを有している。角度調整をするため、上部管1
3’は、角度調整手段6(図15参照)により基管13
aに連結してもよい。
【0040】各着脱可能で復元可能な留め手段5aは、
ループとして形成されかつ上部傘地3に取付けられた上
部留め部材5uと、下部傘地3’の中心開口30に隣接
し下部傘地3’の内縁に取付けられた下部留め部材5d
とを有し、各下部留め部材5dに対応して各上部留め部
材5uが係合可能である。
【0041】下部留め部材5dは、ループである上部留
め部材5uと着脱可能に係合するボタン5bと、ボタン
5bに取付けられた第1バネ端部を有する復元バネ5s
と、下部傘地3’に取付けられ、内部に摺動可能で係合
可能なボタン5bを持ちかつ復元バネ5sの第2端部が
取付けられた基部ホルダー5hとを有し、強風が吹く
と、上部傘地3は、下部傘地3’から開いて両傘地3、
3’間に開口部0(図21参照)を形成するので、風を
逃がすことができ、また、上部留め部材5uは、当該上
部留め部材5uを基部ホルダー5hから離すように、復
元バネ5sを引っ張り、上下傘地間の開口部0を形成
し、更に、復元バネ5s(図21、22参照)の復元バ
ネネルギ(引張り力)を貯える。一旦風が止むと、復元
バネ5sは、ボタン5bを戻すように復位し、下部傘地
3’に上部傘地3を近づける(図18〜20参照)。
【0042】本実施形態の傘を図15から図17の状態
に折畳む場合、上部及び下部留め部材5u、5dは分離
され、上部傘地3は下方へ引かれ平らにされ、下部傘地
3’に重ねられるが、支持手段100は折畳まれ、管1
1’、12’、13’は取り外され、全ての部材は持ち
運びや収納に便利なバッグB(図25参照)に収納され
る。
【0043】図26〜29に示す下部留め部材5dは、
ループとして形成された上部留め部材5uと係合可能な
ボタン蓋5bと、下部傘地3’に取付けられた基部ホル
ダー5hと、基部ホルダー5h上のボタン蓋5bを通常
閉じるために、ボタン蓋5bに取付けられた第1バネ端
部、及び基部ホルダー5hに取付けられた第2バネ端部
を備えたねじり復元バネ5sとを有し、これにより、強
風が吹くことにより、ボタン蓋5bは、上部傘地3の上
部留め部材5uにより上方に引かれ、基部ホルダー5h
からボタン蓋5bを開放し、両傘地3、3’を開く(図
27〜29参照)、また、ねじり復元バネ5sに復元エ
ネルギが蓄えられる。一旦風が止むと、ねじり復元バネ
5sは、基部ホルダー5h上にボタン蓋5bを近づける
ように復位し、下部傘地3’上に上部傘地3を近づける
(図26参照)。
【0044】図23、24に示す支持手段100は、底
部に基部103が形成されたスリーブ101と、基部1
03に回動自在に取付けられた複数の支持部材104
と、二層傘の軸1’に支持手段100のスリーブ101
をしっかりと固定するか、又は軸1’から支持手段10
0を着脱可能とし軸1’からスリーブ101を緩めるた
めに、スリーブ101に回動自在に取付けられた調整ね
じ102とを有している。
【0045】各支持部材104は、ピボット105によ
り基部103に回動自在に取付けられた内端部を有し、
かつ支持部材104の外端部は、釘あるいは結合ワイヤ
のようなアンカー具により地面に固定する固定孔106
が形成されている。
【0046】一般的に各支持部材104は、材料削減、
重量削減、ねじ102又は他の部材の収納空間を設ける
ために、上面に凹状部又は中空部を有する平板状として
形成され、地中又は浜辺の砂層に埋設するとき、支持部
材104の上に土又は砂出荷重をかけるときに、そのエ
リアを増大するために、支持部材104の側縁周囲に少
なくとも1つの側翼部104wを有し、これにより、傘
を建てるときの安定性を高めている。
【0047】図23に示すように、支持部材104を開
いて地面に置くとき、軸1’は支持手段100によって
支えられ、安定的にかつ簡便に建てられる。使用しない
場合には、支持部材104は、いかなる従来の傘よりも
優れた小さな折畳みとなり、持ち運びや収納を容易とな
るように、折畳み容積を最小化するため軸1’の方へ折
畳まれる。
【0048】図14、15に示すように、軸1’の底部
穿針部111は、支持手段100から穿針部111を
(図14の実線に示す)下方へ突出することにより、地
面(土)に挿入できるようにし、軸1’及び傘を安定し
て建てることを助ける。又は、穿針部111は、図14
の点線で示すように、また図23に示すように、支持手
段100を地面に設置させるため、支持手段100のス
リーブ101に格納してもよい。
【0049】本発明は、上述した実施に形態に限定され
るものではなく、本発明の精神と範囲から逸脱すること
なく、変更可能である。例えば、前記上部傘地3を、前
記下骨アセンブリ2’のトップ骨に前記上部傘地3を固
定するために設けられた留め手段5aを省くために、着
脱可能で復元性のある前記留め手段5aによって下部傘
地に連結してもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、個々別々の上傘部と
下傘部を連結して大径の傘地を有する傘とし、継手を外
し個々別々の上傘部と下傘部にできるので、大型傘であ
っても組立て又は分解が容易で、遮光効果も優れたもの
となる。
【0051】請求項2の発明は、角度調整手段を有して
いるので、最適の角度に傘軸を傾け、よりよい遮光効果
を得ることができる。
【0052】請求項3,4,5の発明は、中心開口部を
有する下部傘地とこれを塞ぐ上部傘地を留め手段により
連結したので、より大きな傘となるのみでなく、風に対
する抵抗も強くなる。
【0053】請求項6,9,10,11の発明は、中心
開口部を有する下部傘地とこれを塞ぐ上部傘地を着脱可
能で復元可能な留め手段により連結し、中央軸の下部に
折畳み可能な支持手段を設けたので、風に対する抵抗も
強く、地面の設置が容易となる。また、上部骨アセンブ
リと上部軸といった複雑な要素を取り除くことにより構
成が簡素化され、これにより生産を容易にし、コストが
低減できる。
【0054】請求項7,8の発明は、中央軸に係合され
たスリーブと、該スリーブの底部に取付けられた基部
と、該基部に回動自在に取付けられた支持部材と、この
支持部材の固定孔とから支持手段を形成したので、傘の
立設を安定的に容易に行なうことができ、組立て分解も
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二層傘の折畳まれた上傘部を示す正
面図である。
【図2】 本発明の二層傘の折畳まれた下傘部を示す正
面図である。
【図3】 本発明の二層傘の上傘部と下傘部を連結し、
開傘時の図である。
【図4】 上部傘のランナーと下傘部のノッチの部分的
拡大図である。
【図5】 下傘部の下部ランナーと、継手の断面図であ
る。
【図6】 本発明の二層傘を傾けたときの図である。
【図7】 角度調整手段の断面図である。
【図8】 傘の軸を傾けたときの角度調整手段の断面図
である。
【図9】 本発明の他方式の二層傘を示す分離説明図で
ある。
【図10】 図9の上下部の傘を組み立てた図である。
【図11】 図10の傘を折畳んだ図である。
【図12】 図9の上下傘地の平面図である。
【図13】 本発明のさらに別の好適な実施例を示す図
である。
【図14】 本発明のより好適な実施例の傘を開いた図
である。
【図15】 図14の傘を開いたときの断面図である。
【図16】 図15中の留め手段の拡大断面図である。
【図17】 図15の傘を折畳んだ図である。
【図18】 留め手段により下部傘地が上部傘地に近づ
いた状態の図である。
【図19】 図18の留め手段の継手を示す斜視図であ
る。
【図20】 図19の19‐19方向から見た断面図で
ある。
【図21】 開いた状態の上下傘地と留め部材の図であ
る。
【図22】 図21の留め部材の断面図である。
【図23】 支持手段を開いたときの斜視図である。
【図24】 支持手段が折畳まれたときの斜視図であ
る。
【図25】 折畳まれた傘をバッグに収納した図であ
る。
【図26】 図21の支持手段を変形例の図である。
【図27】 図26の支持手段の上下傘地を開いた図で
ある。
【図28】 図27の支持手段の上下傘地が開いた図で
ある。
【図29】 図28の留め手段の断面図である。
【符号の説明】
1…上部軸、 1’…下部軸、 1d…下傘部、 1u…上傘部、 12’…中央軸、 2…上部骨アセンブリ、 2’…下骨アセンブリ、 20…キャップ、 3…上部傘地、 3’…下部傘地、 30’…中心開口部、 5…継手、 5a…留め手段、 5b…ボタン蓋、 5d…下部留め部材(ボタン)、 5h…基部ホルダー、 5u…上部留め部材(ボタン穴,ループ)、 5s…復元バネ、 50…ピボット、 6…角度調整手段、 61…上部部材、 62…下部部材、 63…突起、 64…位置決めパッド、 641,642…凹部、 100…支持手段、 101…スリーブ、 102…調整ねじ、 103…基部、 104…支持部材、 104w…側翼部、 105…ピボット、 106…固定孔。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部軸及び、該上部軸に回動自在に取付
    けられかつ上部に上部傘地を備えている上部骨アセンブ
    リを有する上傘部と、前記上部軸に継手により着脱可能
    に連結される下部軸及び、該下部軸に回動自在に取付け
    られかつ上部に下部傘地を備えている下骨アセンブリを
    有する下傘部とからなり、前記下部軸が前記上部軸の下
    に位置するように前記継手により連結し、前記上部骨ア
    センブリ及び下骨アセンブリを拡張することにより上傘
    部と下傘部を開状態として大径の傘地を有する傘を形成
    し、前記継手を外すことにより個々別々の上傘部と下傘
    部にしたことを特徴とする二層傘。
  2. 【請求項2】 前記上部軸及び/又は下部軸は、当該軸
    の底部に取付けられた上部部材と、基部に固定されかつ
    前記上部部材に回動自在に取付けられた下部部材と、前
    記上部部材の底部に形成された突起と、前記下部部材上
    に形成された位置決めパッドとからなる角度調整手段を
    有し、前記下部部材は、前記基部上に前記軸を垂直ある
    いは所定の角度で建てるため、前記突起と選択的に係合
    する複数の凹部を前記位置決めパッドに凹設してなる請
    求項1に記載の二層傘。
  3. 【請求項3】 下部軸、該下部軸に回動自在に取付けら
    れた下骨アセンブリ、及び該下骨アセンブリ上に取付け
    られ中心開口部を有する下部傘地とを有する下傘部と、
    前記下部軸の頂部に固定されるキャップにより前記下部
    軸の頂部に取付けられる上部傘地を有する上傘部と、前
    記上下傘地には、放射状に配置されかつ着脱可能とされ
    た複数の留め手段を有し、該留め手段は、前記上部傘地
    の外周に形成された上部留め部材と前記下部傘地の中心
    開口部に隣接した下部傘地の内縁に形成された下部留め
    部材とからなり、前記下部傘地上の下部留め部材に前記
    上部傘地上の上部留め部材を係合することにより、前記
    上部傘地が下部傘地の中心開口部を覆うように下部傘地
    上に連結され、前記上下留め部材を外しかつ前記上部傘
    地を折畳むことにより、前記下部傘地と前記下部軸の下
    骨アセンブリが前記上部傘地内に包むようにした二層
    傘。
  4. 【請求項4】 前記上部留め部材は、ボタン穴であり、
    前記下部留め部材はボタンである請求項3に記載の二層
    傘。
  5. 【請求項5】 前記上部留め部材は、ループであり、前
    記下部の留め部材は、前記ループと係合されるボタンで
    ある請求項3に記載の二層傘。
  6. 【請求項6】 中央軸、該中央軸に回動自在に取付けら
    れた下骨アセンブリ、及び中心開口部を有し前記下骨ア
    センブリに取付けられる下部傘地を有する下傘部と、前
    記下部軸の頂部に取付けられ上部傘地を備えてなる上傘
    部と、前記上下傘地に放射状に配置された着脱可能で復
    元可能な複数の留め手段と、調整ねじによって前記中央
    軸の下部に軸方向調節可能で着脱可能に取付けられかつ
    前記軸と二層傘を安定して建てるため地面に設置又は埋
    設されるように伸延された複数の支持部材を軸方向に折
    畳み可能に設けた支持手段とを有し、前記留め手段は、
    前記上部傘地の外周に形成された上部留め部材、及び前
    記下部傘地に前記上部傘地を連結するため、前記下部傘
    地の内周に形成されかつ前記上部留め部材と係合される
    下部留め部材を有し、風により上部留め部材が下部留め
    部材から引っぱられ下部傘地から上部傘地が開かれ、風
    が止むと下部傘地に上部傘地が近づくように復元する二
    層傘。
  7. 【請求項7】 前記支持手段は、前記中央軸に摺動可能
    に係合されたスリーブと、該スリーブの底部に形成され
    ピボットによって前記各支持部材が回動自在に取付けら
    れた基部とを有し、前記各支持部材は固定孔を有し、ア
    ンカー具を固定孔に挿通することにより地面に固定する
    ようにした請求項6に記載の二層傘。
  8. 【請求項8】 前記各支持部材は、当該支持部材の端部
    周囲に取付けられる側翼部を有する請求項7に記載の二
    層傘。
  9. 【請求項9】 前記着脱可能で復元性のある留め手段
    は、上部留め部材と、下部留め部材と、該上下部の留め
    部材間を弾性的に保持する復元バネとを有し、風により
    前記上部留め部材は下部傘地から上部傘地を開放するよ
    うに下部留め部材から上方向へ引き離され、風の停止に
    より下部傘地が上部傘地に近づき上部留め部材が下部留
    め部材の方へ向かうよう復元バネが復元することを特徴
    とする請求項6に記載の二層傘。
  10. 【請求項10】 前記上部留め部材は、前記復元バネの
    第1バネ端部に取付けられたボタンに係合するループが
    形成され、前記下部留め部材は、内部に前記ボタンを摺
    動可能に保持し、前記復元バネの第2バネ端部と固定さ
    れた下部傘地に取付けられた基部ホルダーを有する請求
    項9に記載の二層傘。
  11. 【請求項11】 前記下部留め部材は、前記上部留め部
    材に係合可能なボタン蓋と、下部傘地に取付けられた基
    部ホルダーと、前記ボタン蓋に取付けられた第1バネ端
    部及び基部ホルダーに取付けられる第2バネ端部を有す
    る前記復元バネとを有し、風により前記ボタン蓋は下部
    傘地から上部傘地を開くために前記基部ホルダーより開
    かれ、風の停止により前記復元バネは下部傘地の上に上
    部傘地を近づけ前記基部ホルダーの前記ボタン蓋を閉じ
    た状態に戻すようにした請求項9に記載の二層傘。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101643381B1 (ko) * 2015-06-11 2016-07-27 방승호 접이가 용이한 이중 우산
JP2020081131A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 義裕 湯浅
CN113693353A (zh) * 2021-08-26 2021-11-26 柏涛建筑设计(深圳)有限公司 一种遮光伞

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