JP2003077577A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003077577A JP2002057689A JP2002057689A JP2003077577A JP 2003077577 A JP2003077577 A JP 2003077577A JP 2002057689 A JP2002057689 A JP 2002057689A JP 2002057689 A JP2002057689 A JP 2002057689A JP 2003077577 A JP2003077577 A JP 2003077577A
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亮太郎 石川
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治 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの小型化を図る。 【解決手段】 ハウジング20には、後方から端子金具
を挿入可能なキャビティ21が設けられ、各キャビティ
21の下面側には挿入される端子金具に対して弾性的に
係止可能なランス28と、端子金具のスタビライザを挿
通可能な挿通溝24とが設けられている。ランス28と
挿通溝24は、互いに前後に離間して配されるとともに
幅方向について重なるように配されている。従って、従
来のようにランスが挿通溝によって切欠されることがな
く、キャビティ21の幅寸法に対するランス28の幅寸
法の比率を大きく確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランスを備えたコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端子金具に係止可能なランスと、
端子金具に設けられたスタビライザを挿通可能な挿通溝
とを備えたコネクタとして特開平8−222321号公
報に記載されたものが知られている。このものは、図1
1に示すように、端子金具2をコネクタハウジング1の
キャビティ3内に挿入すると、スタビライザ4がキャビ
ティ3の下面側縁に設けられた挿通溝5内に挿通される
ことでその挿入動作が案内されるとともに、キャビティ
3の下面から突設された片持ち状のランス6が端子金具
2によって一旦撓み変形される。端子金具2が正規深さ
まで挿入されると、スタビライザ4がランス6の側方に
配されるとともに、ランス6が復帰して端子金具2に対
して係止されることで端子金具2の抜け止めが図られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクタでは、ラ
ンス6と挿通溝5が前後方向について重なる配置となっ
ており、挿通溝5がランス6の側縁を切欠した形態とな
っている。このため、ランス6の幅寸法が挿通溝5の分
だけ小さく、キャビティ3の幅寸法に対するランス6の
幅寸法の比率が小さくなっている。従って、コネクタの
小型化を図るよう要請があった場合、ランス6の幅寸法
を必要な強度が得られる最小限の大きさにしたときのキ
ャビティ3の幅寸法が挿通溝5の分だけ大きくなってし
まうため、コネクタの小型化を図るには限界があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、コネクタの小型化を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グには、端子金具を後方から挿入可能なキャビティと、
キャビティの内側面に設けられるとともに挿入される端
子金具に対して弾性的に係止可能なランスと、キャビテ
ィの内側面に設けられるとともに端子金具から突設され
たスタビライザを挿通可能な挿通溝とを備えたものにお
いて、前記ランスと前記挿通溝は、互いに前後に離間す
るとともに幅方向について重なるように配されている構
成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記ランスは、両端部が支持された両持ち状
に形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>キャビティ
内に端子金具を挿入すると、スタビライザが挿通溝内に
挿通されることでその挿入動作が案内されるとともにラ
ンスが端子金具によって撓み変形される。端子金具が正
規深さまで挿入されると、ランスが復帰して端子金具に
対して係止されることでその抜け止めが図られる。ラン
スと挿通溝を互いに前後に離間して配するとともに幅方
向について重なるように配しているから、従来のように
ランスが挿通溝によって切欠されることがなく、キャビ
ティの幅寸法に対するランスの幅寸法の比率を大きく確
保することができる。従って、ランスの幅寸法を必要な
強度が得られる最小限の大きさにしたときのキャビティ
の幅寸法を極力小さくすることができ、もってコネクタ
の小型化を図ることができる。
【0007】<請求項2の発明>ランスを両持ち状とし
たから、例えば片持ち状のものと比べると、厚みを薄く
しても強度を高く保ちことができる。従って、ランスの
強度を損なうことなくコネクタの一層の小型化を図るこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図10によって説明する。この実施形態に示すコネクタ
は、コネクタハウジング20(以下、単にハウジング2
0という)と、その内部に収容される端子金具10と、
端子金具10を抜け止めするリテーナ40とを備えてい
る。なお、以下ではハウジング20に対する端子金具1
0の挿入方向を前方とし、上下方向の記載は図3及び図
6を除く各図を基準とする。
【0009】端子金具10は、図5に示すように、金属
板をプレス加工することで所定の形状に成形されてお
り、前側から順に相手雄端子に導通接続可能な本体部1
1と、電線(図示せず)を圧接接続可能な圧接部12
と、電線をかしめ付けて保持可能なバレル部13とを備
えている。本体部11は、図4に示すように、全体が前
後に開口する箱形とされていて、前後に延出する基壁1
1aの両側縁から立ち上がる一対の側壁11bの突出端
から突設した一対の突片11c,11dを屈曲して上下
に重ね合わせることで形成されている。両突片11c,
11dのうち外側の突片11cは、図5に示すように、
中央部分が所定長さにわたって切欠されることでランス
28を逃がすための逃がし部14が形成されており、こ
の逃がし部14の前面がランス28が係止可能な被係止
部15とされている。また内側の突片11dの後部を部
分的に下方へ突出させることでスタビライザ16が形成
されている。本体部11の後端下部には、リテーナ40
の係止突部43が係止可能なあご部17が設けられてい
る。このあご部17とスタビライザ16の後面は、面一
状とされている。
【0010】ハウジング20は、合成樹脂製とされ、図
1に示すように、全体が略ブロック状に形成されるとと
もに、内部には後方から端子金具10を挿入可能なキャ
ビティ21が上下2段、幅方向に8室ずつ並んで設けら
れている。上下に隣り合うキャビティ21同士は、仕切
り壁22によって仕切られている。この仕切り壁22が
上段側のキャビティ21の下壁をなすとともに下段側の
キャビティ21の上壁をなしている。この仕切り壁22
と、下段側のキャビティ21の下壁をなすハウジング2
0の外壁である底壁23とには、詳細は後述するように
各キャビティ21内に挿入される端子金具10に弾性的
に係止可能なランス28が設けられている。各キャビテ
ィ21の下面側縁には、図2及び図6に示すように、端
子金具10のスタビライザ16を挿通可能な挿通溝24
が後方へ開放して設けられている。また、キャビティ2
1の前壁25には、図1及び図5に示すように、各キャ
ビティ21を前方へ開放して、前方から相手雄端子が挿
通可能とされる貫通孔26が設けられている。
【0011】ハウジング20の下面には、図3及び図5
に示すように、下方からリテーナ40を取付可能なリテ
ーナ取付孔27が開口して設けられている。リテーナ取
付孔27は、ハウジング20の前後方向の略中央位置に
配されるとともに、全キャビティ21に連通して形成さ
れることで、仕切り壁22及び底壁23を前後に分断し
ている。リテーナ40は、図1に示すように、ハウジン
グ20の各キャビティ21の側壁に対応する位置にそれ
ぞれ隔壁42を備えた格子状の本体部41を有し、この
本体部41のうち左右の隔壁42の中間位置には、それ
ぞれ端子金具10のあご部17に係止可能な係止突部4
3が上方へ突出して設けられている。各係止突部43の
図1の右隣りには、ハウジング20の挿通溝24に連通
されることでスタビライザ16の挿通を許容する挿通凹
部44がそれぞれ設けられている。ハウジング20に対
してこのリテーナ40は、挿通凹部44が挿通溝24に
整合すると共に係止突部43がキャビティ21から退避
することでキャビティ21内への端子金具10の挿抜が
許容される仮係止位置(図5)と、係止突部43がキャ
ビティ21内に突入してあご部17に係止される本係止
位置(図9)との2位置に所定の保持手段によって保持
可能とされ、2位置間を上下に移動されるようになって
いる。
【0012】さて、ランス28は、図5に示すように、
各キャビティ21の下面側にそれぞれ設けられており、
仕切り壁22及び底壁23のうちリテーナ取付孔27よ
りも前側部分を所定形状に切欠することで形成されてい
る。このランス28は、大まかには、前後両端部が支持
された両持ち状のアーム部29を備え、そのアーム部2
9の上面に端子金具10の被係止部15に係止可能な係
止部30を備えている。
【0013】アーム部29は、図6に示すように、前後
方向に沿って延出するとともに後端側が仕切り壁22
(底壁23)における挿通溝24の直前位置に連結さ
れ、前端側が前壁25に連結される両持ちの梁状に形成
されることで高い強度が得られている。すなわち、ラン
ス28のアーム部29と挿通溝24は、互いに前後に離
間して配置されている。このアーム部29は、キャビテ
ィ21の幅寸法より僅かに小さい幅寸法を有している。
より詳しく説明すると、アーム部29は、図6に明瞭に
記載されているように、幅方向について挿通溝24と重
なる配置となっているとともにアーム部29の幅寸法
は、キャビティ21の幅寸法から挿通溝24の幅寸法を
差し引いた寸法よりもやや大きく設定されている。この
アーム部29は、前後両端の連結部分を撓み支点として
弾性変形可能とされ、下方に形成された撓み許容空間3
1内に退避されるようになっている。撓み変形時にアー
ム部29は、図7に示すように、前後方向の略中央部分
が最下端となる略弓形をなし、撓み変形に伴う各部位の
変位軌跡は、上下方向に沿う略直線的なものとなってい
る。
【0014】係止部30は、図5に示すように、アーム
部29の上面からキャビティ21内に張り出して形成さ
れ、その高さ寸法は、端子金具10の被係止部15のほ
ぼ全高にわたって係止される大きさに設定されている。
この係止部30は、図6に示すように、アーム部29の
幅方向の中央位置に配されるとともに、アーム部29の
後端位置から前後方向の略中央位置に至る長さ寸法に形
成されている。係止部30の前面は、端子金具10の被
係止部15に係止可能とされ、端子金具10の挿入方向
と直交する切り立った端面とされている。係止部30の
後面は、キャビティ21内に挿入される端子金具10に
押圧されることでアーム部29が撓み変形するよう案内
可能なテーパ面とされている。端子金具10の押圧によ
ってアーム部29が撓み変形されると、図7に示すよう
に、係止部30の上端がキャビティ21の下面とほぼ同
じ高さ位置まで変位するとともに、アーム部29の前後
方向の略中央部分が係止部30の高さ寸法分だけ撓み許
容空間31内に退避される。撓み許容空間31の大きさ
は、係止部30の高さ寸法よりもやや大きく設定される
ことで、上段側のランス28のアーム部29が下方のキ
ャビティ21に進入しないよう、下段側のランス28の
アーム部29がハウジング20の下面から下方へ突出し
ないようになっている。
【0015】アーム部29の幅方向中央位置には、図5
及び図6に示すように、係止部30の前面位置から前方
へ開放する操作凹部32が設けられている。この操作凹
部32は、前後で2段階の高さに形成されており、係止
部30の前面位置からキャビティ21の前面位置(前壁
25の後面位置)までの後方領域32aがアーム部29
の厚み寸法の約1/3強の深さの溝状に形成され、それ
よりも前方領域32bがアーム部29を二股状に分割す
るよう形成されている。従って、図1に示すように、ア
ーム部29の前端部のうち操作凹部32を挟んだ幅方向
両側部がそれぞれ前壁25と連結されている。この操作
凹部32には、図10に示すように、前方外部から解除
治具50が挿入可能とされており、操作凹部32の後方
領域32aの底面を下方へ押圧操作することでランス2
8を強制的に撓み変形させることができるようになって
いる。操作凹部32の前後の領域32a,32bの間に
位置する段部(アーム部29の幅方向中央前端部)に
は、解除治具50の挿入を案内するためのテーパ状の案
内面33が形成されている。また、操作凹部32は、前
壁25の貫通孔26の真下位置に配され、その開口面積
が貫通孔26よりも小さくなっている。
【0016】このようにアーム部29の幅方向中央位置
には、図6に示すように、係止部30及び操作凹部32
が設けられているのに対し、アーム部29の幅方向両側
部の上面がキャビティ21の下面をなしており、キャビ
ティ21内に挿入される端子金具10を下支えできるよ
うになっている。
【0017】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。図5に示すように、ハ
ウジング20に対してリテーナ40を仮係止位置に装着
した状態で、各キャビティ21内に後方から端子金具1
0を挿入すると、スタビライザ16が挿通溝24または
挿通凹部44に摺接されることでその挿入動作が円滑に
案内される。端子金具10が所定深さまで挿入される
と、本体部11の前端下部がランス28の係止部30の
後面に係合され、図7に示すように、さらなる挿入の進
行に伴って係止部30のテーパによって案内されつつア
ーム部29が下方へ撓み変形されて撓み許容空間31内
に退避される。このときランス28は、前後両端の連結
部分を支点として略弓形に変形しており、最も大きく変
位するランス28の前後方向略中央部分の変位量が係止
部30の高さ寸法とほぼ同じ大きさとされている。この
撓み過程におけるランス28の各部位の変位軌跡は、上
下方向に沿った略直線的なものとなっている。
【0018】そして、端子金具10が正規深さまで挿入
されると、図8に示すように、本体部11の逃がし部1
4に係止部30が進入しつつアーム部29が弾性復帰さ
れるとともに係止部30の前面が被係止部15に係止さ
れる。これにより端子金具10の一次係止が図られる。
このとき、端子金具10の本体部11は、ほぼ全長にわ
たってキャビティ21の下壁及びランス28のアーム部
29の幅方向両側部によりしっかりと支持されている。
【0019】全ての端子金具10がキャビティ21内に
挿入されたら、リテーナ40を仮係止位置から本係止位
置へ押し込む。すると、図9に示すように、リテーナ4
0の係止突部43が本体部11のあご部17に係止され
ることで端子金具10の二次係止が完了する。もってハ
ウジング20から端子金具10が抜け止め状態に保持さ
れる。なお、端子金具10をキャビティ21内に挿入す
る際に、例えば端子金具10を正規の姿勢とは上下反転
した姿勢で挿入しようとした場合には、スタビライザ1
6がキャビティ21の周縁部に突き当たることで、その
挿入動作が規制され、もって端子金具10の挿入姿勢が
不正であったことが検知されるようになっている(図5
参照)。
【0020】一方、メンテナンスなどの事情によりハウ
ジング20から端子金具10を取り外す場合がある。そ
の場合は、リテーナ40を仮係止位置へ戻すとともに、
ハウジング20の前方から解除治具50をランス28に
設けた操作凹部32内に挿入する。解除治具50は、解
除凹部の案内面33に摺接されることで端子金具10と
ランス28との間に円滑に挿入される。解除治具50が
操作凹部32の後方領域32aの所定深さ奥位置まで達
したところで、図10に示すように、解除治具50の先
端を下方に傾けてランス28を下方へ押圧する。これに
よりアーム部29を強制的に撓み変形させて係止部30
と被係止部15との係止状態を解除しつつ端子金具10
をキャビティ21内から引き抜くようにする。
【0021】以上説明したように本実施形態によれば、
ランス28と挿通溝24を互いに前後に離間して配する
とともに幅方向について互いに重なるように配している
から、従来のようにランスが挿通溝によって切欠される
ことがなく、キャビティ21の幅寸法に対するランス2
8の幅寸法の比率を大きく確保することができる。従っ
て、ランス28の幅寸法を必要な強度が得られる最小限
の大きさにしたときのキャビティ21の幅寸法を極力小
さくすることができ、もってコネクタの小型化を図るこ
とができる。
【0022】さらには、ランス28を前後両端部が支持
された両持ち状にしたから、従来の片持ち状のものと比
べると、厚みを薄くしても強度を高く保つことができ、
もってランス28の強度を損なうことなくコネクタの小
型化を図ることができる。また、従来技術に示したラン
ス5は、図11を参照とするように、片持ち状であるた
めに撓み変形に伴う各部位の変位軌跡が円弧状となって
いるため、アーム部6から前方へ突出した解除操作用の
突部8を逃がす分だけ撓み許容空間4を大きく確保しな
ければならないが、本実施形態のようにランス28を両
持ち状にすれば撓み許容空間31を比較的小さくするこ
とができ、コネクタの小型化に寄与できる。
【0023】しかも、ランス28が上下に隣り合うキャ
ビティ21を仕切る仕切り壁22またはハウジング20
の外壁である底壁23を兼用するようにしたから、コネ
クタの一層の小型化に寄与できる。しかもランス28が
両持ち状であるから、片持ち状のものと比べてキャビテ
ィ21内に挿入される端子金具10をしっかりと支持で
きる。それに加えて、従来の片持ち状のランス28が外
壁または仕切り壁22を兼用するものでは、ランス28
の自由端側が切り離されている分だけ端子金具10が露
出してしまうのと比較して、両持ち状のランス28で
は、端子金具10の露出領域を小さくすることができ、
保護の点で有利である。
【0024】さらには、ランス28を凹ませることで操
作凹部32を設けているから、例えばランス28から突
出する形態で操作部分を設けた場合と比較して、コネク
タの小型化に寄与することができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、ランスが前後両端部が支
持されるものを示したが、例えばランスが幅方向に延出
し、その幅方向両端部が支持されることで両持ち状とし
たものも本発明に含まれる。
【0026】(2)上記した実施形態では、キャビティ
の下面側にランス及び挿通溝が配されるものを示した
が、例えばキャビティの上面側や側面側に配されるもの
も本発明に含まれる。 (3)上記した実施形態では、ランスが隣り合うキャビ
ティ同士の仕切り壁やハウジングの外壁である底壁を兼
用したものを示したが、ランスとは別途に仕切り壁や外
壁を設けるようにしてもよく、そのようなものも本発明
に含まれる。 (4)上記した実施形態では、ランスを凹ませることで
操作凹部を設けたものを示したが、操作部をランスの外
面から突出して設けるようにしてもよく、そのようなも
のも本発明に含まれる。
【0027】(5)上記した実施形態では、上下2段の
キャビティを有するコネクタについて示したが、上下3
段以上のキャビティを有するものやキャビティが1段の
みのものも本発明に含まれる。 (6)上記した実施形態では、圧接タイプの端子金具を
有する雌側のコネクタについて示したが、端子金具の種
類は電線の芯線を圧着するタイプのものでもよく、また
雄側のコネクタについても本発明を適用可能である。 (7)上記した各実施形態では、ランスが両持ち状のも
のについて示したが、従来例に示したような片持ち状の
ランスについても本発明は同様に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハウジングとリテー
ナの正面図
【図2】ハウジングの背面図
【図3】ハウジングの底面図
【図4】端子金具の正面図
【図5】リテーナを仮係止位置に組み付けたハウジング
と端子金具の側断面図
【図6】ハウジングの平断面図
【図7】端子金具を挿入する途中の状態を示す側断面図
【図8】端子金具が正規深さまで挿入された状態を示す
側断面図
【図9】リテーナを本係止位置に移動させた状態を示す
側断面図
【図10】解除治具によりランスを撓ませている状態を
示す側断面図
【図11】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…端子金具 16…スタビライザ 20…ハウジング(コネクタハウジング) 21…キャビティ 24…挿通溝 28…ランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE14 FF06 FF13 GG15 GG16 MM05 RR04 RR06 RR26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングには、端子金具を後
    方から挿入可能なキャビティと、キャビティの内側面に
    設けられるとともに挿入される端子金具に対して弾性的
    に係止可能なランスと、ランスを設けたキャビティの内
    側面に設けられるとともに端子金具から突設されたスタ
    ビライザを挿通可能な挿通溝とを備えたものにおいて、 前記ランスと前記挿通溝は、互いに前後に離間するとと
    もに幅方向について重なるように配されていることを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ランスは、両端部が支持された両持
    ち状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    コネクタ。
JP2002057689A 2001-06-18 2002-03-04 コネクタ Expired - Lifetime JP3888185B2 (ja)

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