JP2003077262A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2003077262A JP2001267145A JP2001267145A JP2003077262A JP 2003077262 A JP2003077262 A JP 2003077262A JP 2001267145 A JP2001267145 A JP 2001267145A JP 2001267145 A JP2001267145 A JP 2001267145A JP 2003077262 A JP2003077262 A JP 2003077262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己保持型ソレノイド方式によるイジェクト
/ロック機構をディスク装置の狭小な空間へ容易に無理
なく実装できるようにするとともに、機構の構成要素を
削減した簡素な構成とすることによりコストを低廉なも
のとし、故障の発生率を減少させた信頼性の高いディス
ク装置を提供する。 【解決手段】 自己保持型ソレノイドへパルス電流を印
加することによりイジェクト/ロック機構を作動し、デ
ィスクの装填部を開放するようにしたディスク装置にお
いて、ディスクの装填部2、23を閉止したとき付勢さ
れ、該ディスク装填部を開放したとき去勢される解除バ
ネを備え、該解除バネ10、32の作用端10a、32
aを自己保持型ソレノイド8の可動片8fに連結してイ
ジェクト/ロック機構を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コンピュータ
システムにおいてCD−R/RWあるいはDVD−R/
RW等の光ディスクをドライブするディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ(以
下、パソコンという)には情報の記録ならびに再生のた
め、光ディスクをドライブするためのディスク装置を欠
かすことはできず、パソコン本体に内蔵するか、いわゆ
る外付けとしてケーブルで接続するようにしている。
【0003】パソコン本体に内蔵するディスク装置はド
ロワ方式と呼ばれ、光ディスクを収容するドロワがスイ
ッチ操作あるいはパソコンからの指令によりパソコン本
体外へせり出し、光ディスクを装填できるようにしてい
る。一方、ケーブルで外付けする上蓋開閉方式は、その
使い勝手の良さから音楽用CD再生装置からパソコン用
として広範に採用されている。
【0004】ところで、近年、このようなパソコン用の
ディスク装置では、例えば、制作したプログラムあるい
はビデオ映像や音楽を編集し、その情報を光ディスクへ
記録する用途が多くなっているが、このような記録情報
は体系化された一連の情報であるため、光ディスクへの
記録は中断されることなく完了しなければならない。と
ころが、光ディスクを装脱するための機構部が操作され
ると、情報の記録中であっても、記録動作が強制的に終
了されてしまう危険性がある。
【0005】そこで、ドロワ方式および上蓋開閉方式の
いずれの方式においても、記録動作が継続されている間
は、人為的操作による光ディスクの装脱をできないよう
にするイジェクト/ロック機構が提案されている。これ
は、光ディスクの装脱が可能の状態になると、これをデ
ィスク装置内のマイクロコンピュータが判断し、イジェ
クトの要求にもとづいて電気的及び機械的に構成された
イジェクト/ロック機構を駆動するようにしたもので、
これにより記録中の人為的操作を拒絶して記録の安全性
を向上するようにしたものである。
【0006】かかる目的を達成するイジェクト/ロック
機構の方式として、まず、電動モータ方式を挙げること
ができる。これは特開2001−126460「記録媒
体装着装置」に開示されているごとく、動力源として電
動モータを採用するもので、その駆動力を係止部材に伝
達するために複数のギアを主体に構成した駆動力伝達機
構を用い、ディスク装置内のマイクロコンピュータから
の制御信号で電動モータを制御するようにしたものであ
る。このように構成された電動モータ方式では、電動モ
ータおよび部品点数の多い駆動力伝達機構を採用するた
め、製作コストが高くなり、また、動作中にパワーダウ
ンした場合、その回復機構が必要となる。さらに、電動
モータ、駆動力伝達機構等、数多くの部品を配置するた
め、かなり広いスペースを要求されることになる。
【0007】つぎに、吸引型ソレノイド方式は、特開平
9−44955「ディスク装置」に開示されているごと
く、吸引型ソレノイドを動力源として配置し、そのプラ
ンジャの水平方向の移動によりロックレバーを操作して
イジェクトならびにロックを司るようにしたものであ
る。このように構成された吸引型ソレノイド方式では、
吸引型ソレノイドの体積に対する吸引力の効率が低く、
また、動作時に大きな電流を必要とする。さらに、可動
部(鉄心)の重量が大きいため、耐衝撃性が低く、輸送
時等の衝撃によりロックが解除される場合もある。
【0008】さらに、自己保持型ソレノイド方式は、特
開平11−339354「ディスク装置」に開示されて
いるごとく、自己保持型ソレノイドを動力源として配置
し、その可動片に連動する付勢された複数のレバーを操
作してイジェクトならびにロックを司るようにしたもの
であり、前記電動モータ方式ならびに吸引型ソレノイド
方式と比較して簡素な構成とすることができ、制作コス
トを低くすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにディスク装
置のイジェクト/ロック機構の各方式において自己保持
型ソレノイド方式は構成が簡素であり、低コスト、省ス
ペースならびに低消費電力の面から総合的に前二者の方
式に対し高い優位性を備える。しかしながら、近時、パ
ソコン本体の小型軽量化に伴い、ディスク装置を搭載で
きる許容容積も狭小なものとなっており、特に、ノート
型パソコンではきわめて扁平な形態を要求されるもので
ある。また、上蓋開閉方式のディスク装置では小型化に
伴い、イジェクト/ロック機構を配置する容積も狭小と
なり、該機構の簡素化は必然の要求となっている。
【0010】かかる事情のもとにおいては、電動モータ
方式ならびに吸引型ソレノイド方式のイジェクト/ロッ
ク機構を採用することは困難であり、自己保持型ソレノ
イド方式を採用する場合も、その構成は極力簡素にしな
ければならない。
【0011】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、自己保持型ソレノイド方式によるイジェ
クト/ロック機構をディスク装置の狭小な空間へ容易に
無理なく実装できるようにする。そして、機構の構成要
素を削減した簡素な構成とすることによりコストを低廉
なものとし、故障の発生率を減少させた信頼性の高いデ
ィスク装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、自己保
持型ソレノイドへパルス電流を印加することによりイジ
ェクト/ロック機構を作動し、ディスク装填部を開放す
るようにしたディスク装置において、ディスクの装填部
を閉止したとき付勢される一方、該ディスク装填部を開
放したとき去勢される解除バネを備え、前記解除バネの
作用端を自己保持型ソレノイドの可動片に連結してなる
イジェクト/ロック機構を備えた第1の装置と、
【0013】自己保持型ソレノイドへパルス電流を印加
することによりイジェクト/ロック機構を作動し、ディ
スク装填部を開放するようにしたディスク装置におい
て、前記自己保持型ソレノイドの可動片に連結され、デ
ィスク装填部の上蓋を閉じたときその係止爪の作用で付
勢される一方、該ディスク装填部の上蓋を開放したとき
去勢される解除バネを備えた第1のスライダーと、前記
上蓋の係止爪と係合する係止爪を備え、この係止爪の係
合状態を維持する方向に付勢され、かつ、前記第1のス
ライダーに連動することにより係合状態を解除するよう
にした第2のスライダーと、からなるイジェクト/ロッ
ク機構を備えた第2の装置と、
【0014】上記第2の装置において、解除バネの付勢
力が自己保持型ソレノイドの可動片の保持力より小とな
るようにした第3の装置と、
【0015】自己保持型ソレノイドへパルス電流を印加
することによりイジェクト/ロック機構を作動し、ディ
スク装填部を開放するようにしたディスク装置におい
て、前記自己保持型ソレノイドの可動片に連動するとと
もに、ロックピンに係合する係止部を備えたロックレバ
ーと、ドロワを閉じたとき前記自己保持型ソレノイドの
可動片を張引するように付勢される一方、該ドロワを開
放したとき去勢される解除バネと、からなるイジェクト
/ロック機構を備えた第4の装置と、
【0016】上記第4の装置において、解除バネの付勢
力が自己保持型ソレノイドの可動片の保持力より小とな
るようにした第5の装置と、により課題を解決する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施の形
態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例であ
る上蓋開閉方式(ポータブル型)のディスク装置D1を
示す斜視図であり、パソコン本体へ図示しないケーブル
を接続して使用できる状態となる。このディスク装置D
1は、本体1と、該本体に形成された記録媒体としての
光ディスク(CD−R/RW、DVD−R/RW等)を
収容するディスク装填部2ならびに上蓋3とにより主体
が構成され、前記ディスク装填部2の中心位置に光ディ
スクを回転駆動するためのターンテーブル4と、光ディ
スクの径方向に移動するピックアップ5が配設されてい
る。
【0018】前記上蓋3には、該上蓋を本体1上面に閉
止するための係止爪6が一体に形成されており、本体1
の前記係止爪6の対向位置には、該係止爪の本体内への
進入を許容する通孔7が形成されている。そして、前記
通孔7に対する位置の本体内部にイジェクト/ロック機
構が配設される。
【0019】図2および図3は、第1実施例のイジェク
ト/ロック機構Aを示す斜視図であり、その駆動源とな
る自己保持型ソレノイド8は一対のヨーク8a、8bの
先端が励磁コイル8c、8dの一端からほぼ中位まで挿
入され固定されている。そして、前記ヨーク8a、8b
の端部には永久磁石8eが介装されており、これにより
馬蹄形の磁気回路が形成されている。一方、励磁コイル
8c、8dの他端には磁性体である可動片8fの開放端
部が摺動可能に挿入されている。このため、定常状態で
は、前記永久磁石8eにより形成されている磁気回路の
磁力に前記可動片8fが吸着されている状態で保持され
ている。そして、励磁コイル8c、8dの終端の端子8
h、8iから永久磁石8eにより発生している磁場とは
逆の磁場が発生するように直流電流を流すことにより、
前記永久磁石8eにより発生している磁場が打ち消さ
れ、可動片8fの拘束が解除される。なお、この自己保
持型ソレノイド8はネジ8jにより図2に示すごとく本
体1に固定されている。
【0020】つぎに、符号9は第1のスライダーであ
り、その先端9aが前記自己保持型ソレノイド8の可動
片8fの連結孔8gに連結されており、可動片8fに連
動するようにされている。そして、第1のスライダー9
の後端には解除バネ10の作用端10aが係止されてお
り、自由端10bは前記上蓋3の係止爪6に押下された
とき付勢力が発生するようにしている。なお、この解除
バネ10の付勢力は前記自己保持型ソレノイド8がその
可動片8fを磁気吸着している力より小さいことを要す
る。また、解除バネ10の主体部分はネジ止めなどの適
宜手段により支持体に固定されている。ところで、前記
第1のスライダー9の主体部にはガイド孔9b、9cが
形成されており、後述の第2のスライダー11と連動ま
たは該第2のスライダーが単独で動作できるようにして
いる。
【0021】つぎに、第2のスライダー11は、前記第
1のスライダー9に密接した状態で摺動可能に配設され
るもので、第1のスライダー9のガイド孔9bに遊嵌す
るガイドピン11aおよび上蓋3の係止爪6に係合する
係止爪11bを備え、ガイド孔11c、11dが形成さ
れている。そして、側部に形成されたフック11eには
付勢バネ12の一端が掛止され、他端が本体1に形成さ
れたフック13に掛止されており、これにより、常時、
第2のスライダー11は自己保持型ソレノイド8の方向
に付勢される。
【0022】ここのように構成した第1および第2のス
ライダーを図2に示すごとく、印刷基板15とともにネ
ジ14により本体1に形成したネジ受けボス16へ摺動
可能に取り付けると、前記第2のスライダーのガイドピ
ン11aがガイド孔9bに遊嵌するとともに、本体1に
形成したガイドピン17が第2のスライダーのガイド孔
11cならびに第1のスライダー9のガイド孔9bに遊
嵌する。
【0023】以上のごとく構成された第1実施例のイジ
ェクト/ロック機構Aの図2に示す状態、すなわち、上
蓋3を閉止する途上の段階では、解除バネ10の自由端
10bは係止爪6で押下されていないので付勢力が発生
せず、去勢されている状態にあるので、この解除バネ1
0による第1のスライダー9に対する作用は発生してい
ない。一方、第2のスライダー11は、常時、付勢バネ
12で張引されているので、同図矢印X1の方向に張引
され、ガイドピン11aにより第1のスライダー9も同
時に矢印X1の方向に張引されることになる。
【0024】つぎに、上蓋3の閉止を続行すると、係止
爪6の頭頂部が解除バネ10の自由端10bを押下しつ
つ、係止爪6と係止爪11bの傾斜部が当接し、これに
より第2のスライダー11が矢印X2の方向に摺動す
る。このとき、解除バネ10の付勢力が徐々に発生する
が、自己保持型ソレノイド8にその可動片8fが強力に
吸着されているので、第1のスライダー9はそのままの
状態を維持したままであり、第2のスライダー11のみ
が摺動することになる。
【0025】そして、さらに係止爪6が押下(矢印Y1
方向)されると係止爪11bとの傾斜部での係接が外
れ、係止爪6および11bの顎部が図4(イ)に示すご
とく係合し、上蓋3のロックを完了する。このとき解除
バネ10は、係止爪6により最大限に押下された状態に
あり、その付勢力は第1のスライダー9を矢印X2の方
向へ摺動させようとするとともに、係止爪6を上方(Y
2方向)へ押し上げるように作用する。なお、このとき
の解除バネ10による矢印X2方向への付勢力は、付勢
バネ2による矢印X1方向への付勢力よりも大きい。
【0026】このようにして上蓋3がロックされている
状態において、上蓋3のイジェクトを行う場合は、本体
1に配設されたイジェクトスイッチ(図示せず)あるい
はパソコンの指令にもとづいて送出されるパルス電流を
自己保持型ソレノイド8の励磁コイル8c、8dに印加
する。すると、ヨーク8a、8bに発生している永久磁
石8eの磁界が瞬間的に打ち消される。これにより、解
除バネ10の付勢力(付勢バネ12の付勢力より大き
い)が作用し、図4(ロ)に示すごとく第1のスライダ
ー9が瞬時に矢印X2方向に摺動する。このとき、ガイ
ド孔9bに第2のスライダー11のガイドピン11aが
係合しているので、該第2のスライダー11も同時に摺
動する。これにより、係止爪6が矢印X2の方向に移動
し、係止爪11bとの係合が解除されることになる。そ
して、かかる状態に至ると、解除バネ10の残余の付勢
力および上蓋3を開放方向に付勢するバネ(図示せず)
の付勢力により係止爪6を図4(ハ)に示すごとく押し
上げ、上蓋3の開放が可能となる。上蓋3が開放方向に
移動して、係止爪6の頭頂部が解除バネ10の自由端1
0bの押圧を解除することにより、解除バネ10に蓄え
られていた付勢力が放出され、従って、解除バネ10に
よる第1のスライダー9に対する付勢作用は略無くな
る。解除バネ10による矢印X2方向への付勢力が、付
勢バネ12による矢印X1方向への付勢力より小さくな
ることにより、第2のスライダー11が付勢力によって
矢印X1方向に摺動する。この時、第2のスライダー1
1に押圧されて、第1のスライダー9および可動片8f
も同時に矢印X1方向に摺動する。これにより、可動片
8fが自己保持型ソレノイドに吸着保持されて図2の状
態に復帰する。
【0027】つぎに、本発明をドロワ方式に実施した第
2実施例について詳細に説明する。図5はノート型パソ
コンなどに内蔵されるディスク装置D2の全体的な構成
を示す斜視図であり、同図において、ドロワ20はシャ
ーシ21にその側部をレール22で摺動可能に保持され
て前後方向に移動できるように構成されている。そし
て、ドロワ20は、光ディスクを収容するディスク装填
部23と、ディスクモータで駆動されるターンテーブル
24等のディスク駆動機構と、回転するディスクにレー
ザ光を照射してその反射光を取り込むことによりディス
クからデータを読み出すピックアップ25と、このピッ
クアップ25をディスクの径方向に移動する搬送機構2
6等を備える。また、ドロワ20のフロントパネルに
は、イジェクトスイッチ28、動作確認発光部29を備
え、強制的にイジェクトを行うための通孔30が形成さ
れている。そして、このディスク装置D2に組み込むイ
ジェクト/ロック機構Bは、前記通孔30の背面のドロ
ワ20の破線で示す狭小な部分に内蔵される。
【0028】ここで、第2実施例のイジェクト/ロック
機構Bをドロワ20の底面から俯瞰した状態の図6乃至
図9にもとづいてその構成と動作工程を詳細に説明す
る。なお、第2実施例において採用する自己保持型ソレ
ノイドは、第1実施例と同一の構成のものを採用するの
で、同一の符号を付するが、具体的な説明は省略する。
【0029】同図における自己保持型ソレノイド8は、
一方のヨーク8bを位置決めピンで支持し、他方のヨー
ク8aをネジ8jによりドロワ20の基板に固定してい
る。そして、ドロワ20の基板にネジ31で支持された
解除バネ32の作用端32aが可動片8fの連結孔8g
に係止されており、他端32bはドロワ20の開放時に
自由端となり、ドロワを閉じたときそのシャーシ21の
端部21aで付勢されるようにしている。
【0030】符号33はロックレバーであり、中央部が
ネジ34で揺動可能に支持されており、該ロックレバー
の先端33aは付勢バネ35の作用により常時、自己保
持型ソレノイド8の可動片8fの先端に当接している。
そして、ロックレバー33の後端には、シャーシ21か
ら内部に垂下させて固定したロックピン37と係合する
段部33bと傾斜部33cが形成されている。
【0031】符号38はドロワ20の押圧機構であり、
ドロワ20を閉じたとき、その後端部22aが押圧レバ
ー39の先端39aに当接し、さらにドロワ20を押し
込むことにより、押圧レバー39とシャーシ21との間
に張設されたコイルバネ40の付勢力によりドロワ20
が前進する方向に押圧される。
【0032】このように構成した第2実施例のイジェク
ト/ロック機構Bを備えたドロワ20が図6に示すごと
くパソコン本体から開放されている状態では、解除バネ
32の自由端32bは何等作用を受けていないので、該
解除バネ32には付勢力が発生せず、去勢された状態と
なっている。
【0033】つぎに、光ディスクをディスク装填部23
に装填し、ドロワ20をシャーシ21に収容する場合
は、手動操作によりドロワ20を後退させる。そして、
ドロワ20の後退が進行し、図7に示すごとくロックピ
ン37にロックレバー33の傾斜部33cが当接する
と、該ロックレバー33は次第に揺動し、さらにドロワ
20を後退させることによりロックピン37がロックレ
バー33の段部33bと係合し、図8に示すごとくドロ
ワ20のロックが完了する。
【0034】このとき、解除バネ32の自由端32bは
シャーシ21の端部21aに当接し、 付勢力が発生す
る。この状態に至ると、解除バネ32の作用端32a
は、自己保持型ソレノイド8の可動片8fを引き出す方
向に作用するが、その付勢力は、自己保持型ソレノイド
8が磁力により可動片8fを吸着し、保持している力よ
り小さく設定しているので、可動片8fは自己保持型ソ
レノイド8に保持されている状態を維持する。なお、こ
のときに可動片8fを引出す方向に作用する解除バネ3
2による付勢力は、ロックレバー33に作用する付勢バ
ネ35による付勢力よりも大きい。また、このようにし
てドロワ20がロックされると、ドロワ20の後端部2
2aが押圧機構38の押圧レバー39の先端39aを押
し上げる。これにより、コイルバネ40によりドロワ2
0を前進させる方向への付勢力が発生する。
【0035】このようにしてドロワ20がロックされて
いる状態からイジェクトを指示し、ドロワ20の開放を
行う場合は、イジェクトスイッチ28の操作あるいはパ
ソコンからの指令にもとづいて自己保持型ソレノイド8
の励磁コイル8c、8dにパルス電流が印加される。そ
して、前記励磁コイル8c、8dが発生する磁界により
ヨーク8a、8bの磁界が打ち消され、可動片8fの吸
着力が瞬間に解除バネ32の付勢力以下となる。この
時、解除バネ32の付勢力が作用して、前記可動片8f
は引き抜かれる方向に摺動するとともに、該可動片8f
の先端がロックレバー33の先端33aを押圧して転動
させることにより、その段部33bとロックピン37の
係合が図9に示すごとく解除される。この状態に至る
と、コイルバネ40の付勢力による押圧レバー39の作
用が働き、ドロワ20は所定距離だけ前方へ押し出さ
れ、以後、ドロワ20を手動で前進させることで、ディ
スク装填部23が開放されることになる。
【0036】ドロワ20が前方へ押し出され、シャーシ
21の端部21aによる解除バネ32の自由端32bの
押圧が解除されることにより、解除バネ32に蓄えられ
ていた付勢力が放出され、従って、解除バネ32による
可動片8fに対する付勢作用は略無くなる。解除バネ3
2による可動片8fに対する付勢力が、付勢バネ35に
よるロックレバー33に対する付勢力よりも小さくなる
ことにより、ロックレバー33が付勢バネ35の付勢力
によって反時計回り方向に回動する。この時、ロックレ
バー33に押圧されて、可動片8fも同時に吸着方向に
摺動する。これにより、可動片8fが自己保持型ソレノ
イドに吸着保持されて図6の状態に復帰する。
【0037】このように第2実施例による場合は、唯一
のロックレバーのみでドロワのロックおよびイジェクト
を司る機構を構成することができるので、ディスク装置
の狭小な部分に余裕をもって配設することができ、ま
た、構成が簡素であることから故障の要因を排除するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したごとく本発明のイ
ジェクト/ロック機構によれば、ディスクを装填した状
態において付勢力が発生する解除バネを採用したので、
イジェクトに関連する機構を大幅に省略することがで
き、これにより簡素な構成とすることができる。従っ
て、部品点数を削減し、同機構部分のコストを削減でき
るとともに、故障の確率の低いディスク装置を提供する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施対象である上蓋開閉方式のディス
ク装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の動作を説明する工程図で
ある。
【図5】本発明の実施対象であるドロワ方式のディスク
装置の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の第1の工程を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例の第2の工程を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の第3の工程を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例の第4の工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
A・・・・・ディスク装置(上蓋開閉方式) 1・・・・・本体 2・・・・・ディスク装填部 3・・・・・上蓋 4・・・・・ターンテーブル 5・・・・・ピックアップ 6・・・・・係止爪 7・・・・・通孔 8・・・・・自己保持型ソレノイド 9・・・・・第1のスライダー 10・・・・解除バネ 11・・・・第2のスライダー 12・・・・付勢バネ 13・・・・フック B・・・・・ディスク装置(ドロワ方式) 20・・・・ドロワ 21・・・・シャーシ 22・・・・レール 23・・・・ディスク装填部 24・・・・ターンテーブル 25・・・・ピックアップ 28・・・・イジェクトスイッチ 32・・・・解除バネ 33・・・・ロックレバー 35・・・・付勢バネ 36・・・・シールドカバー 37・・・・ロックピン 38・・・・押圧機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己保持型ソレノイドへパルス電流を印
    加することによりイジェクト/ロック機構を作動し、デ
    ィスク装填部を開放するようにしたディスク装置におい
    て、 ディスク装填部を閉止したとき付勢される一方、該ディ
    スク装填部を開放したとき去勢される解除バネを備え、
    前記解除バネの作用端を自己保持型ソレノイドの可動片
    に連結してなるイジェクト/ロック機構を備えたことを
    特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 自己保持型ソレノイドへパルス電流を印
    加することによりイジェクト/ロック機構を作動し、デ
    ィスク装填部を開放するようにしたディスク装置におい
    て、 前記自己保持型ソレノイドの可動片に連結され、ディス
    ク装填部の上蓋を閉じたときその係止爪の作用で付勢さ
    れる一方、該ディスク装填部の上蓋を開放したとき去勢
    される解除バネを備えた第1のスライダーと、 前記上蓋の係止爪と係合する係止爪を備え、この係止爪
    の係合状態を維持する方向に付勢され、かつ、前記第1
    のスライダーに連動することにより係合状態を解除する
    ようにした第2のスライダーと、 からなるイジェクト/ロック機構を備えたことを特徴と
    するディスク装置。
  3. 【請求項3】 解除バネの付勢力が自己保持型ソレノイ
    ドの可動片の保持力より小となるようにしたことを特徴
    とする請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 自己保持型ソレノイドへパルス電流を印
    加することによりイジェクト/ロック機構を作動し、デ
    ィスク装填部を開放するようにしたディスク装置におい
    て、 前記自己保持型ソレノイドの可動片に連動するととも
    に、ロックピンに係合する係止部を備えたロックレバー
    と、 ドロワを閉じたとき前記自己保持型ソレノイドの可動片
    を張引するように付勢される一方、該ドロワを開放した
    とき去勢される解除バネと、 からなるイジェクト/ロック機構を備えたことを特徴と
    するディスク装置。
  5. 【請求項5】 解除バネの付勢力が自己保持型ソレノイ
    ドの可動片の保持力より小となるようにしたことを特徴
    とする請求項4記載のディスク装置。
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