JP2003077076A - 浴室安全装置 - Google Patents

浴室安全装置

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JP2003077076A
JP2003077076A JP2001263389A JP2001263389A JP2003077076A JP 2003077076 A JP2003077076 A JP 2003077076A JP 2001263389 A JP2001263389 A JP 2001263389A JP 2001263389 A JP2001263389 A JP 2001263389A JP 2003077076 A JP2003077076 A JP 2003077076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったよ
うな異常状態を早期に検出して、適切な処置をとること
が可能となる浴室安全装置を提供する。 【解決手段】 浴槽1内の入浴者の前側に位置させる状
態で浴槽1の縁部に架設支持された台2に加わる荷重が
荷重検出手段3によって検出され、その荷重検出手段3
の検出情報に基づいて入浴者の異常の有無が判別され、
入浴者の異常が判別されると、その判別された入浴者の
異常が報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内での入浴者
の事故、特に浴槽内での溺没事故を防止するための浴室
安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、本発明に係る浴室安全装置の背景
について説明する。浴槽内での死亡事故では、入浴中に
何らかの原因によって意識を失い、前傾姿勢で湯の中に
倒れて頭部または顔面が溺没して溺死するケースが多
い。特に、最近、安全で長時間入浴が可能な半身浴が増
えて、入浴中に雑誌などを読む入浴スタイルが普及して
いるが、読書などにより入浴時間が長くなるほど、事故
の発生確率は高くなる。例えば、平成12年度「入浴事
故防止対策調査研究委員会」のデータによれば、東京都
の半年間の浴室でのCPA(ほぼ死亡に近い心肺停止事
故)に関し、死亡事故の発生は、ほとんど浴槽内であ
り、入浴後長時間の経過(長湯)が、CPAの誘因であ
ることが指摘されている。
【0003】また、普段の入浴に関する東京ガスの都市
生活研究所データ(都市生活研究所・生活観測データ集
99)によれば、生活全般に関するデータサンプルの中
で、「1回の入浴時に浴槽に浸かっている平均時間」と
「入浴中に意識を失いかけた経験の有無」とのクロス集
計をとると、「浸かっている時間が長い人ほど、意識を
失いやすい」というデータが出ている。この場合に、意
識を失えば、「溺没」を経てCPA(心肺停止)になり
易いことは明らかであり、また、前傾状態で倒れた場合
が最も溺没し易いことも判っている。以上のことから、
風呂でゆったりくつろぐ(長時間浴槽に浸かる)時に
は、万一意識を消失した場合でも溺没しないような工夫
をすることが、浴槽内での事故防止に有効であることが
判る。
【0004】ところで、浴槽内での溺没事故防止に関連
する従来技術として、例えば入浴者の身体に装着するペ
ンダント式の沈水検知装置等が知られているが、この沈
水検知装置は、入浴者が意識を失って身体が沈水したと
きに、その沈水を検知して、入浴者に警報したり家人等
に知らせるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(沈水検
知装置)では、入浴者が実際に浴槽内に溺没したことを
検出することはできるが、入浴者の意識が薄らいで前傾
姿勢で溺没するような事態を未然に防止するものではな
い。なお、入浴時に読書するときに書見台を用いたり、
あるいは、風呂の蓋を一部残したままで入浴する場合に
は、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったとして
も、書見台や蓋で体が受け止められるため、入浴者が前
傾姿勢で溺没するような事態は防ぐことができるが、入
浴者は意識白濁状態で放置され家人には知らされないの
で、適切な処置をとることができないおそれがある。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢
になったような異常状態を早期に検出して、適切な処置
をとることが可能となる浴室安全装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る浴室安全装置の第一の特徴構成は、請求
項1に記載した如く、浴槽内の入浴者の前側に位置させ
る状態で浴槽の縁部に架設支持された台に加わる荷重を
検出する荷重検出手段と、前記荷重検出手段の検出情報
に基づいて、入浴者の異常の有無を判別する異常判別手
段と、前記異常判別手段にて判別された前記入浴者の異
常を報知する異常報知手段とが設けられている点にあ
る。
【0008】同第二の特徴構成は、請求項2に記載した
如く、上記第一の特徴構成に加えて、前記異常判別手段
が、前記台に加わる荷重が設定時間以上継続して設定値
を超えている場合、又は、前記台に加わる荷重が設定時
間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の異常を判別
するように構成されている点にある。
【0009】同第三の特徴構成は、請求項3に記載した
如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記荷
重検出手段にて検出される前記荷重が正常値の範囲に維
持されている時間を入浴時間として計測する入浴時間計
測手段と、前記入浴時間計測手段にて計測される前記入
浴時間が設定時間経過するごとに警報作動する入浴警報
手段とが設けられている点にある。
【0010】同第四の特徴構成は、請求項4に記載した
如く、上記第一から第三のいずれかの特徴構成に加え
て、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧
信号に基づいて入浴者の心電図もしくは心拍数を計測す
る心電信号計測手段が設けられ、前記異常判別手段が、
前記心電信号計測手段にて計測される入浴者の心電図も
しくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常を判別する
ように構成されている点にある。
【0011】同第五の特徴構成は、請求項5に記載した
如く、上記第一から第四のいずれかの特徴構成に加え
て、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧
信号に基づいて入浴者の心拍タイミングを計測する心拍
タイミング計測手段と、前記台の上部に設置された発光
部から入浴者の体表面上の被測定部位に光を照射すると
ともに、その照射光が前記被測定部位によって散乱され
た光を前記台の上部に設置された受光部にて受光して、
その受光部にて受光される光強度の時間変化に基づいて
脈波信号を計測する脈波信号計測手段と、前記心拍タイ
ミング計測手段及び前記脈波信号計測手段の両計測情報
に基づいて、入浴者の心臓から前記被測定部位までの脈
波伝播時間又は入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝
播情報検出手段とが設けられ、前記異常判別手段が、前
記脈波伝播情報検出手段にて検出される入浴者の脈波伝
播時間又は脈波伝播速度が基準値に対して設定値以上変
化する場合に、入浴者の異常を判別するするように構成
されている点にある。
【0012】同第六の特徴構成は、請求項6に記載した
如く、上記第一から第五のいずれかの特徴構成に加え
て、前記台が、浴槽の縁部に対する滑りを防止する滑り
防止部材を備えている点にある。
【0013】同第七の特徴構成は、請求項7に記載した
如く、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の
縁部に架設支持された台が、浴槽の縁部に対する滑りを
防止する滑り防止部材を備えている点にある。
【0014】同第八の特徴構成は、請求項8に記載した
如く、上記第一から第七のいずれかの特徴構成に加え
て、前記台が、入浴時に読書するための書見台に兼用さ
れている点にある。
【0015】同第九の特徴構成は、請求項9に記載した
如く、上記第一から第八のいずれかの特徴構成に加え
て、前記台が、浴槽の蓋に兼用されている点にある。
【0016】以下、作用並びに効果について説明する。
本発明の第一の特徴構成によれば、浴槽内の入浴者の前
側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台に
加わる荷重が荷重検出手段によって検出され、その荷重
検出情報に基づいて入浴者の異常の有無が異常判別手段
によって判別され、入浴者の異常が判別されると、その
判別された入浴者の異常が異常報知手段によって報知さ
れる。すなわち、浴槽内の入浴者の意識が薄らいで前傾
姿勢になると、入浴者の前側に位置する台に入浴者から
加わる荷重が増加するので、その荷重の検出情報から入
浴者の異常を判別することができ、その入浴者の異常を
入浴者本人や家人等に報知することができる。従って、
入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったような異常状
態を入浴者の前側に位置させた台に対する荷重検出に基
づいて早期に検出して、入浴者本人を覚醒させたり、家
人が救出するなどの適切な処置をとることが可能となる
浴室安全装置が提供される。
【0017】同第二の特徴構成によれば、前記台に加わ
る荷重が設定時間以上継続して設定値を超えている場
合、又は、前記台に加わる荷重が設定時間内に設定量以
上増加する場合に、入浴者の異常が判別される。すなわ
ち、正常な入浴状態(例えば入浴者が台に軽く手等を載
せているとき)の荷重と、入浴者の意識が薄らいで頭部
等の身体部分が台にもたれかかった状態での荷重の間に
設定値を設けることにより、台に加わる荷重が設定時間
以上継続して設定値を超えている場合に、入浴者の意識
が薄らいで前傾姿勢になった異常を判別することがで
き、また、上記正常入浴状態での荷重と頭部等が台にも
たれかかった状態での荷重との差よりも所定値小さい荷
重値を設定量とすることにより、台に加わる荷重が設定
時間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の意識が薄
らいで短時間の間に前傾姿勢になったような異常を判別
することができる。従って、台に加わる荷重検出情報に
基づいて入浴者の異常を的確に判別することができる具
体的な手段が提供される。
【0018】同第三の特徴構成によれば、台に加わる荷
重の検出値が正常値の範囲に維持されている時間が入浴
時間計測手段によって入浴時間として計測され、その入
浴時間計測手段にて計測される入浴時間が設定時間経過
するごとに、入浴警報手段によって警報作動される。従
って、荷重検出値の正常値の範囲を正常な入浴状態での
荷重値の範囲(例えば、入浴者が台に軽く手等を載せて
いるときの荷重値を中心とする所定範囲)に設定して、
その範囲に維持されている時間を入浴時間として適切に
計測できるので、その計測に基づいて入浴時間が長くな
るときは、設定時間ごとに入浴者に警報することで、長
時間入浴時に発生し易い意識の薄れによる異常の発生を
未然に防止することが可能となる。
【0019】同第四の特徴構成によれば、前記台の上部
に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入
浴者の心電図もしくは心拍数が心電信号計測手段によっ
て計測され、その心電信号計測手段にて計測される入浴
者の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異
常が判別される。従って、前記台に設置した心電信号検
出用の検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴時の
心電図もしくは心拍数を計測することができるので、例
えば浴槽の内壁に検出電極を設けた浴槽に交換する必要
もなく簡便に入浴者の心電信号を計測しながら、その心
電図もしくは心拍数に現われる異常によって、長時間入
浴時等の場合に発生し易い異常の発生を早期に検出する
ことが可能となる。
【0020】同第五の特徴構成によれば、前記台の上部
に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入
浴者の心拍タイミングが計測される。また、前記台の上
部に設置された発光部から入浴者の体表面上の被測定部
位に光が照射されるとともに、その照射光が前記被測定
部位によって散乱された光が前記台の上部に設置された
受光部にて受光され、その受光部にて受光される光強度
の時間変化に基づいて脈波信号が計測される。そして、
上記心拍タイミングと脈波信号の両計測情報に基づい
て、入浴者の心臓から前記被測定部位までの脈波伝播時
間又は入浴者の脈波伝播速度が検出され、この入浴者の
脈波伝播時間又は脈波伝播速度が基準値に対して設定値
以上変化する場合に、入浴者の異常が判別される。
【0021】従って、前記台に設置した心電信号検出用
の検出電極に現われる電圧信号と、前記台に設置した発
光部及び受光部によって検出される入浴者の被測定部位
からの光強度情報に基づいて、入浴者の脈波伝播時間又
は脈波伝播速度を計測しながら、その脈波伝播時間又は
脈波伝播速度の変化量が大きい場合には、入浴によって
大きな血圧変動が生じていることが推定されるので、か
かる血圧変動に伴う異常の発生を早期に検出することが
可能となる。
【0022】同第六の特徴構成によれば、前記台に備え
た滑り防止部材によって、台が浴槽の縁部に対して滑る
ことが防止される。従って、入浴者の意識が薄らいで前
傾姿勢になり、台に入浴者の体が押し付けられて前方側
への横向きの力が働いた場合でも、台は前方側に滑るこ
となく、入浴者の体を受け止めてその荷重を検出し、入
浴者の異常を的確に判別することができる。
【0023】同第七の特徴構成によれば、浴槽内の入浴
者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持され
た台に備えた滑り防止部材によって、その台が浴槽の縁
部に対して滑ることが防止される。従って、入浴者の意
識が薄らいで前傾姿勢になり、入浴者の前側に位置させ
た台に入浴者の体が押し付けられて、台に前方側への横
向きの力が働いた場合でも、台は前方側に滑ることなく
入浴者の体を受け止めるので、入浴者が浴槽内に溺没す
ることを適切に回避させることができる。
【0024】同第八の特徴構成によれば、浴槽内の入浴
者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持され
た台が、入浴時に読書するための書見台に兼用されてい
る。即ち、正常な入浴状態で入浴者が前側に位置する台
を書見台として用いて読書することができるとともに、
入浴者に異常が生じて前傾姿勢になったことを台に加わ
る荷重によって検出することができる。従って、入浴者
の荷重を検出するための台を書見台に兼用することで、
専用の書見台が不要となり設備が簡素化されるととも
に、入浴時の読書の利便性および入浴時の安全性を向上
させることができる。
【0025】同第九の特徴構成によれば、浴槽内の入浴
者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持され
た台が、浴槽の蓋に兼用されている。即ち、入浴時にお
いては、入浴者に異常が生じて前傾姿勢になったことを
台に加わる荷重によって検出し、入浴しないときは、浴
槽の全面もしくは一部を台によって蓋をすることができ
る。従って、入浴者の荷重を検出するための台を浴槽の
蓋に兼用することで、入浴者の異常検知を良好に行い入
浴時の安全性を向上させながら、専用の蓋が全く不要に
なるか、一部の蓋が不要になって、浴槽設備が簡素化さ
れる。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明に係る浴
室安全装置の第1実施形態について図面に基づいて説明
する。図1〜図2に示すように、入浴時に読書するため
の書見台に兼用された台2が浴槽1内の入浴者の前側に
位置させる状態で浴槽1の縁部に架設支持され、その台
2に加わる荷重を検出する荷重検出手段として、左右一
対の圧力センサ3が、台2の浴槽縁部で支持される左右
の底面側箇所に対応させて設置されている。さらに、台
2は、浴槽1の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部
材4を備えている。具体的には、この滑り防止部材4と
して、硬質ゴムが台2の浴槽縁部で支持される底面側箇
所に被覆形成されている。
【0027】前記台2の上部には、読書する姿勢の入浴
者のひじや、ひじから手首の身体部分が台2に接触する
位置に、心電図計測用の左右一対の検出電極5が設置さ
れている。各電極5には、電極5に接触している入浴者
の部位の表面電位が誘導される。さらに、台2の上部に
は、上記一対の検出電極5の片方の検出電極5の近傍
に、発光部6と受光部7とからなる赤外線式の脈波セン
サSが設置されている。
【0028】図3に示すように、マイクロコンピュータ
等にて構成された演算処理部10を備えたコントローラ
Cが設けられ、このコントローラCに、前記一対の圧力
センサ3、前記一対の検出電極5及び前記脈波センサS
の各検出信号が入力されている。また、コントローラC
には、警報音を発するブザー8と、台所等に設置した受
信器11に情報を送信する発信器9が内蔵されている。
尚、コントローラCはケースに収納されて、前記台2の
上部に設置されている。
【0029】上記コントローラCには、駆動用の電力を
供給する二次電池20が内蔵されている。そのため、定
期的に電池20を充電する必要があり、この際、前記一
対の検出電極5を外部の充電装置(図示しない)から供
給される充電用の電力を取り込むための充電用電極とし
て利用する。具体的には、スイッチ21によって、一対
の検出電極5を演算処理部10に接続する検出状態と、
一対の検出電極5を整流用ダイオードを介して電池20
に接続する充電状態とに切り換える。尚、上記一対の検
出電極5は予めプラス側電極5(+)とマイナス側電極
5(−)とに設定され、充電するときは、充電装置のプ
ラス出力電極をプラス側電極5(+)に接続し、充電装
置のマイナス出力電極をマイナス側電極5(−)に接続
する。
【0030】前記演算処理部10を利用して、前記一対
の圧力センサ3の検出情報に基づいて、入浴者の異常の
有無を判別する異常判別手段100が構成されている。
具体的には、上記異常判別手段100は、図4に示すよ
うに、台2に加わる荷重Kが設定時間T1以上継続して
設定値Ksを超えている場合(図のイ)、又は、台2に
加わる荷重Kが設定時間T2内に設定量ΔK以上増加す
る場合に(図のロ)、入浴者の異常を判別する。そし
て、設定時間T1は設定時間T2よりも長い時間に設定
され、設定量ΔKは入浴者が正常な入浴状態で台2上に
手等を載せているときと頭部等が台にもたれかかったと
きとの荷重差よりも所定値小さい荷重値に設定されてい
る。したがって、入浴者がゆっくりと前傾姿勢になった
ような場合には、台2に加わる荷重Kも緩やかに増加す
るので、検出荷重Kが設定時間T2内に設定量ΔK以上
増加することはないが、この場合には、検出荷重Kが設
定時間T1以上継続して設定値Ksを超えていることに
よって入浴者の異常を判別することができる。一方、入
浴者が短時間で前傾姿勢になったような場合には、台2
に加わる荷重Kは急激に増加するので、検出荷重Kが設
定時間T2内に設定量ΔK以上増加することによって入
浴者の異常を判別することができる。
【0031】前記異常判別手段100にて判別された入
浴者の異常を報知する異常報知手段200が設けられて
いる。具体的には、異常報知手段200が、前記ブザー
8と、前記発信器9及び受信器11を利用して構成され
ている。即ち、入浴者の異常が判別されると、演算処理
部10はブザー8によって警報音を継続して発生させ
て、入浴者に警告するとともに、発信器9から受信器1
1に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵させたブザ
ー等を作動させて他の者に異常の発生を知らせる。尚、
図示はしないが、給湯式の風呂設備等において、浴室に
設置されている浴室リモコンや台所等に設置されている
台所リモコンに内蔵のブザーを、異常報知手段200と
して利用して、入浴者の異常が判別されたときに、各リ
モコンに警報信号を送信して、内蔵のブザーを作動させ
るようにすることもできる。
【0032】前記演算処理部10を利用して、前記一対
の圧力センサ3にて検出される前記荷重(台2に加わる
荷重)が正常値の範囲に維持されている時間を入浴時間
として計測する入浴時間計測手段300が構成されてい
る。具体的には、上記入浴時間計測手段300は、図5
に示すように、検出荷重Kがゼロより所定値高い荷重K
0を下限値とし、前記異常判別用の設定値Ksを上限値
としてこの下限値K0と上限値Ksとの間を正常値の範
囲とする。すなわち、入浴者がひじを台2に載せて読書
等しているような場合には、台2に加わる荷重Kはゼロ
よりも大きいが、異常判別用の設定値Ksは超えないの
で、上記正常値の範囲に維持される時間によって入浴時
間を計測することができる。
【0033】そして、前記入浴時間計測手段300にて
計測される入浴時間が設定時間経過するごとに警報作動
する入浴警報手段400が設けられている。具体的に
は、入浴警報手段400は前記ブザー8と前記発信器9
及び受信器11を利用して構成され、上記入浴時間が設
定時間(例えば30秒)経過するごとに、演算処理部1
0がブザー8によって警報音を所定時間(数秒程度)発
生させて、入浴者に警報するとともに、発信器9から受
信器11に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵のブ
ザー等を作動させて他の者に入浴時間が長くなっている
ことを知らせる。
【0034】図3に示すように、前記演算処理部10内
に、前記一対の検出電極5に誘起される電圧信号を処理
して心電信号を求めるための心電信号検出回路13が設
けられている。心電信号検出回路13は、上記一対の検
出電極5に現れる電気信号を増幅する差動増幅器や、そ
の差動増幅器の出力信号を処理して心電図信号の波形を
生成する心電信号生成部や、心電信号生成部にて生成さ
れた心電図信号の波形から入浴者の心電図情報を算出す
る心電図情報算出部等を備えている。尚、心電信号生成
部が、入浴者の体の動き等に起因して発生する低周波の
基線動揺成分を除去し、心電図情報算出部が、上記基線
動揺除去後の心電図信号から、P波、Q波、R波、S
波、T波、QRS群等の特徴的信号成分の中の特定の信
号波を抽出し、その特定の信号波に含まれる心電情報を
更に抽出して出力する。図6に、心電図信号の波形例を
示す。従って、前記検出電極5に現れる電気信号に基づ
いて、入浴者の心電図もしくは心拍数を計測する心電信
号計測手段500が、上記心電信号検出回路13によっ
て構成されている。そして、前記異常判別手段100
が、上記心電信号計測手段500にて計測される入浴者
の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常
を判別するように構成されている。尚、入浴者の心電図
の異常は適正な心電図波形からの乱れによって判断さ
れ、心拍数の異常は心拍数の変動が大であるときに判断
される。
【0035】また、前記検出電極5に現れる電気信号に
基づいて、入浴者の心拍タイミングを計測する心拍タイ
ミング計測手段600が、上記心電信号検出回路13に
よって構成されている。心拍タイミングは、具体的に
は、図7(ロ)に示すような心電図波形のR波のピーク
から得られる心拍タイミングの時系列データである。
尚、図7(ロ)は、R波のピークを強調するために図6
の波形を模式化している。
【0036】さらに、前記演算処理部10内に、前記台
2の上部に設置された発光部6から入浴者の体表面上の
被測定部位(具体的には、入浴者のひじや手首等)に光
を照射するとともに、その発光部6からの照射光が前記
被測定部位によって散乱された光を前記台2の上部に設
置された受光部7にて受光して、その受光部7にて受光
される光強度の時間変化に基づいて脈波信号を計測する
脈波信号計測手段14と、前記心拍タイミング計測手段
600及び前記脈波信号計測手段14の両計測情報に基
づいて、入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝播情報
検出手段700とが設けられている。具体的には、この
脈波伝播情報検出手段700は、上記心拍タイミング計
測手段600にて計測される心拍タイミングに対する前
記脈波信号の遅れ時間、及び、心臓から前記被測定部位
に至る前記脈波の伝播距離に基づいて、入浴者の脈波伝
播速度を検出する脈波伝播速度検出手段15によって構
成されている。以下、この脈波伝播速度検出手段15に
ついて説明する。
【0037】上記発光部6から放射される光(赤外光)
は人体内部の赤外光の吸収因子(血液中のヘモグロビン
など)によって吸収され、あるいは、骨などによって更
に散乱されて人体外部に放出される。受光部7は人体外
部に放出された上記光を受光し、その結果、図7(イ)
に示すような人体による吸収光強度の時間的変化が得ら
れる。そして、この吸収光強度の時間的変化は、上記放
射された光の光路上に存在する血液量の時間変化に対応
しており、入浴者の脈波の波形に相当する。なお、この
脈波波形の振幅(最大値と最小値の差)は血圧値の振幅
(最大血圧値と最小血圧値の差)に比例するが、血圧の
絶対値を知るためには、後述のように脈波伝播速度と血
圧値との間の関係を較正して求めておく必要がある。
【0038】一方、図7(ロ)に心拍タイミングの波形
が示されている。そして、上記脈波の波形のピークと心
拍タイミングの波形のピークとの時間差Δtによって、
心拍タイミングに対する脈波信号の遅れ時間、即ち入浴
者の心臓から被測定部位までの脈波伝播時間Δtを求め
ることができ、さらに、心臓から被測定部位に至る脈波
の伝播距離は入浴者の身長、体重などを参照しても求め
ることができるので、上記脈波伝播距離を脈波伝播時間
Δtで割り算することによって入浴者の脈波伝播速度を
検出することができる。
【0039】そして、前記異常判別手段100が、前記
脈波伝播情報検出手段700(脈波伝播速度検出手段1
5)にて検出される入浴者の脈波伝播速度が基準値に対
して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別す
るように構成されている。実際には、脈波伝播速度と血
圧値とは、図8に示すように、線形の関係にあるので、
予めこの脈波伝播速度と血圧値との関係を求めておき、
上記入浴者の異常の判別は、検出される脈波伝播速度に
対応する血圧値が基準値に対して設定値以上変化したこ
とで判別している。上記脈波伝播速度と血圧値との関係
について、具体的には、上腕を加圧するタイプの一般的
な血圧計で最高血圧と最低血圧を測定すると同時に、最
高血圧および最低血圧の測定時点での脈波伝播速度を測
定し、この両測定値を比較することで、脈波伝播速度と
血圧値との関係を各個人毎に求めることができる。この
場合に、上記一般的な血圧計と前記演算処理部10とを
通信自在に接続して、最高血圧や最低血圧等の血圧デー
タを前記演算処理部10に送信するようにすれば、血圧
値の較正をより精度良く行うことができる。
【0040】次に、上記血圧の変化に基づく入浴時の異
常の判別と報知の具体例について説明する。入浴中の血
圧変動については、一般的に、入浴後1分程度で血圧が
安定し、その後、身体が温まるにつれて末梢の血管が膨
張し、血圧が徐々に低下するが、入浴後1分程度で安定
した血圧(これを基準血圧値とする)から10mmHg
以上低下した場合、身体に負担がかかり、20mmHg
以上低下した場合、危険性が高くなると言われている。
そこで、例えば入浴後1分程度で安定した血圧(基準血
圧値)から10mmHg以上低下した時点で、前記ブザ
ー8によって警報音を所定時間(数秒程度)発生させ
て、入浴者に警告するとともに、図示しない音声発生器
によって、「血圧が低下しています。気分が悪いようで
したら、ゆっくりと立ち上がって風呂から上がりましょ
う。」等のメッセージを流して入浴者に警告する。さら
に、上記基準血圧値から20mmHg以上低下した時点
で、前記ブザー8によって警報音を連続的に発生させ
て、入浴者に警告するとともに、図示しない音声発生器
によって、「血圧がかなり低下しています。ゆっくりと
立ち上がって風呂から上がりましょう。」等のメッセー
ジを流して入浴者に出湯を警告する。なお、上記ブザー
8による警告に合わせて、前記発信器9から受信器11
に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵のブザー等を
作動させて他の者に、入浴者の血圧変化による異常の判
別結果を報知する。
【0041】〔第2実施形態〕次に、本発明に係る浴室
安全装置の第2実施形態について説明する。この第2実
施形態では、書見台に兼用された前記台2の高さが、浴
槽1の縁部の高さに対して可変できる点を除いて、第1
実施形態と同様に構成されている。具体的には、図9に
示すように、前記台2が、浴槽1の縁部に支持される左
右一対の基部2A、中央に位置し且つ左右方向に伸縮自
在な中央部2B、及び、左右の基部2Aと中央部2Bと
を接続する左右一対の接続部2Cにて構成されている。
左右の各接続部2Cは、左右の基部2Aによって基端部
を左右方向に揺動自在に枢支されるとともに、先端部を
中央部2Bの左右の各端部に左右方向に揺動自在に枢支
連結されている。中央部2Bは、偏平状の角筒体2B1
と、この角筒体2B1に対して内嵌挿入自在な平板体2
B2からなり、平板体2B2を角筒体2B1に深く挿入
すると中央部2Bの高さ即ち台2の高さが高くなるよう
に構成されている。尚、平板体2B2を角筒体2B1に
挿入して中央部2Bの高さを任意の高さに調整した状態
を維持するために、上記各接続部2Cの基部2A及び中
央部2Bに対する枢支連結箇所Nをネジによって締め付
けて固定している。
【0042】したがって、例えば浴槽の深さが深い場合
に、書見台2が浴槽縁部の高さと同じ高さに固定されて
いると、入浴者は腕を高く上げて書見台2に載せる必要
があり使いづらいが、この第2実施形態では、書見台2
の高さを任意の高さに調整できるので、書見台2の高さ
を浴槽の深さに合わせて適切な高さに調整する(この場
合には、高さを下げる)ことで、使い易さを向上させる
ことができる効果が得られる。
【0043】〔第3実施形態〕次に、本発明に係る浴室
安全装置の第3実施形態について説明する。上記第1実
施形態では、前記台2を書見台に兼用したが、この第3
実施形態では、前記台2が浴槽1の蓋に兼用されている
点を除いて、第1実施形態と同様に構成されている。具
体的には、図10に示すように、蓋Fが、折り畳み自在
な状態で連結された長方形状の4枚の蓋部分F1〜F4
に、さらに台2が連結されて構成されている。そして、
浴槽1に蓋をするときは、図10(イ)のように、各蓋
部分F1〜F4及び台2を広げて浴槽1の全面を覆う状
態でセットし、一方、入浴するときは、図10(ロ)の
ように、各蓋部分F1〜F4を折り畳んで重ね、台2を
入浴者の前側に位置する状態にセットする。
【0044】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。上記実施形態では、荷重検出手段3(圧力セン
サ)、心電図計測用の検出電極5、脈波センサS等の各
種検出手段を備えた台2を、書見台や風呂の蓋に兼用す
るように構成したが、この場合に、書見台と風呂の蓋の
両方の機能を持つ台に構成してもよく、さらに、書見台
や風呂の蓋に兼用されていない台2に、上記各種検出手
段を備えさせるようにしてもよい。
【0045】また、上記実施形態では、荷重検出手段3
(圧力センサ)、心電図計測用の検出電極5、脈波セン
サS等の各種検出手段を備え、且つ、書見台や風呂の蓋
に兼用された台2に、滑り防止部材4を備えるようにし
たが、これ以外に、上記各種検出手段を備えていない書
見台や風呂の蓋に兼用され台2に、滑り防止部材4を備
えるようにしてもよい。なお、浴槽1の材質は、一般的
にはFRP、人造大理石、ステンレスであり、その他に
ホーロー、木、タイル等が用いられるが、これらの各材
質に対して一般的に滑りにくい材質として、上記実施形
態では、滑り防止部材4を硬質ゴムにて構成したが、こ
れに限定されるものではなく、浴槽1の材質に合わせて
ゴム以外の材料を使用することができる。さらに、浴槽
1の縁部に入浴者がつかむ取っ手等が付設されているよ
うな場合には、その取っ手等に引っかかって移動を阻止
される部材を滑り防止部材4として台2に設けることも
可能である。
【0046】上記実施形態では、荷重検出手段3を、圧
力センサにて構成したが、これ以外に所定荷重値に加圧
されたことを検出するばね式の圧力スイッチでもよい。
この圧力スイッチの場合には、少なくとも前記正常荷重
値の範囲の下限値K0と上限値(前記異常判別用の設定
値Ks)を検出できるようにして、前記異常判別手段1
00による異常判別、及び、入浴時間計測手段300に
よる入浴時間の計測が可能となるように構成する必要が
ある。
【0047】また、上記実施形態では、荷重検出手段3
(圧力センサ)を台2に設けたが、浴槽1側に付設した
り、あるいは、台2及び浴槽1とは別体に構成した圧力
センサ等の荷重検出手段を、荷重測定する時に台2と浴
槽1の縁部との間に挟む状態で設置するようにしてもよ
い。
【0048】前記荷重検出手段3の検出情報に基づいて
入浴者の異常を判別する異常判別手段100の具体構成
は、上記実施形態に示すものに限らず、状況に応じて適
切な構成を採用することができる。例えば、台2に加わ
る荷重Kが設定値Ksを超えている時間が設定時間T1
未満であるが、その設定値Ksを超える回数が設定期間
内に設定回数を超える(多発する)ような場合には、入
浴者が居眠りして危険な状態であると判断して、入浴者
の異常を判別することもできる。
【0049】上記実施形態では、異常判別手段100が
脈波伝播情報検出手段700(脈波伝播速度検出手段1
5)にて検出される入浴者の脈波伝播速度の情報に基づ
いて、入浴者の異常を判別する具体構成として、その脈
波伝播速度から求めた血圧値が基準値(基準血圧値)に
対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別
するようにしたが、血圧値に変換せずに、脈波伝播速度
が基準値(基準脈波伝播速度値)に対して設定値以上変
化する場合に、入浴者の異常を判別することもできる。
【0050】さらに、脈波伝播情報検出手段700が、
前記心拍タイミング計測手段600及び前記脈波信号計
測手段14の両計測情報に基づいて、入浴者の脈波伝播
速度ではなく、心臓から前記被測定部位までの脈波伝播
時間Δtを検出し、異常判別手段100が、前記脈波伝
播情報検出手段700にて検出される入浴者の脈波伝播
時間Δtが基準値に対して設定値以上変化する場合に、
入浴者の異常を判別するように構成してもよい。因み
に、上記脈波伝播時間Δtについては、図7に示すよう
に、心拍タイミングに対する脈波信号の遅れ時間として
求められる。そして、この場合には、予め入浴者の上記
脈波伝播時間と血圧値との関係を求めておき、入浴者の
異常の判別は、検出される脈波伝播時間に対応する血圧
値が基準値に対して設定値以上変化したことで判別す
る。なお、上記脈波伝播時間と血圧値との関係は、図示
はしないが、図8に示す脈波伝播速度と血圧値との関係
とは逆に、脈波伝播時間が大きいほど血圧値が低くなる
グラフで示される。
【0051】上記実施形態では、コントローラC内の演
算処理部10等に駆動電力を供給する二次電池20に対
して、心電図計測用の一対の検出電極5を利用して外部
から充電用の電力を供給したが、これ以外に、台2が浴
槽1の縁部に接触している箇所において、台2側及び浴
槽1側の双方に設けた交流式の非接触給電装置によっ
て、浴槽1側から台2側に充電用の電力を供給すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る浴室安全装置を備えた浴槽
の正面断面図と平面図
【図2】浴室安全装置を示す斜視図
【図3】浴室安全装置の制御ブロック図
【図4】荷重の検出信号を示すタイムチャート
【図5】荷重の検出信号を示すタイムチャート
【図6】心電図信号の波形図
【図7】心拍タイミングと脈波信号を示すタイムチャー
【図8】脈波伝播速度と血圧値との関係を示すグラフ
【図9】第2実施形態に係る浴室安全装置の概略構成を
示す正面断面図
【図10】第3実施形態に係る浴室安全装置の概略構成
を示す平面図
【符号の説明】
1 浴槽 2 台 2 書見台 3 荷重検出手段 4 滑り防止部材 5 検出電極 6 発光部 7 受光部 14 脈波信号計測手段 100 異常判別手段 200 異常報知手段 300 入浴時間計測手段 400 入浴警報手段 500 心電信号計測手段 600 心拍タイミング計測手段 700 脈波伝播情報検出手段 F 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出馬 弘昭 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 橋本 俊幸 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 早川 美穂 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 2D005 FA00 2D032 DA00 DA07 GA00 5C086 AA22 BA04 CA02 CA11 CA19 CA30 CB15 DA40 EA11 EA13 EA41 FA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態
    で浴槽の縁部に架設支持された台に加わる荷重を検出す
    る荷重検出手段と、 前記荷重検出手段の検出情報に基づいて、入浴者の異常
    の有無を判別する異常判別手段と、 前記異常判別手段にて判別された前記入浴者の異常を報
    知する異常報知手段とが設けられている浴室安全装置。
  2. 【請求項2】 前記異常判別手段が、前記台に加わる荷
    重が設定時間以上継続して設定値を超えている場合、又
    は、前記台に加わる荷重が設定時間内に設定量以上増加
    する場合に、入浴者の異常を判別するように構成されて
    いる請求項1記載の浴室安全装置。
  3. 【請求項3】 前記荷重検出手段にて検出される前記荷
    重が正常値の範囲に維持されている時間を入浴時間とし
    て計測する入浴時間計測手段と、 前記入浴時間計測手段にて計測される前記入浴時間が設
    定時間経過するごとに警報作動する入浴警報手段とが設
    けられている請求項1又は2記載の浴室安全装置。
  4. 【請求項4】 前記台の上部に設置された検出電極に現
    われる電圧信号に基づいて入浴者の心電図もしくは心拍
    数を計測する心電信号計測手段が設けられ、前記異常判
    別手段が、前記心電信号計測手段にて計測される入浴者
    の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常
    を判別するように構成されている請求項1〜3のいずれ
    かに記載の浴室安全装置。
  5. 【請求項5】 前記台の上部に設置された検出電極に現
    われる電圧信号に基づいて入浴者の心拍タイミングを計
    測する心拍タイミング計測手段と、 前記台の上部に設置された発光部から入浴者の体表面上
    の被測定部位に光を照射するとともに、その照射光が前
    記被測定部位によって散乱された光を前記台の上部に設
    置された受光部にて受光して、その受光部にて受光され
    る光強度の時間変化に基づいて脈波信号を計測する脈波
    信号計測手段と、 前記心拍タイミング計測手段及び前記脈波信号計測手段
    の両計測情報に基づいて、入浴者の心臓から前記被測定
    部位までの脈波伝播時間又は入浴者の脈波伝播速度を検
    出する脈波伝播情報検出手段とが設けられ、 前記異常判別手段が、前記脈波伝播情報検出手段にて検
    出される入浴者の脈波伝播時間又は脈波伝播速度が基準
    値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を
    判別するように構成されている請求項1〜4のいずれか
    に記載の浴室安全装置。
  6. 【請求項6】 前記台が、浴槽の縁部に対する滑りを防
    止する滑り防止部材を備えている請求項1〜5のいずれ
    かに記載の浴室安全装置。
  7. 【請求項7】 浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態
    で浴槽の縁部に架設支持された台が、浴槽の縁部に対す
    る滑りを防止する滑り防止部材を備えている浴室安全装
    置。
  8. 【請求項8】 前記台が、入浴時に読書するための書見
    台に兼用されている請求項1〜7のいずれかに記載の浴
    室安全装置。
  9. 【請求項9】 前記台が、浴槽の蓋に兼用されている請
    求項1〜8のいずれかに記載の浴室安全装置。
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