JP2003076996A - データ処理装置およびデータ処理プログラム - Google Patents
データ処理装置およびデータ処理プログラムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ページごとに区分されたデータを処理するデー
タ処理装置、およびコンピュータをそのようなデータ処
理装置として動作させるデータ処理プログラムに関し、
検版システムへの比較対象の複数のデータの送信や検版
システムにおける検版作業のデータ処理に要する時間を
短くする。 【解決手段】比較対象の複数のページを操作に応じて選
択するページ選択部25と、ページ選択部25により選
択されるページの中の比較対象部分を操作に応じて選択
する比較対象部分選択部25と、ページ選択部25によ
り選択された複数のページの、比較対象部分選択部25
により選択された比較対象部分を表すデータを、比較対
象の複数のデータを相互に抽出して相違点を検出する検
版システム30に渡すインタフェース部27とを備え
る。
タ処理装置、およびコンピュータをそのようなデータ処
理装置として動作させるデータ処理プログラムに関し、
検版システムへの比較対象の複数のデータの送信や検版
システムにおける検版作業のデータ処理に要する時間を
短くする。 【解決手段】比較対象の複数のページを操作に応じて選
択するページ選択部25と、ページ選択部25により選
択されるページの中の比較対象部分を操作に応じて選択
する比較対象部分選択部25と、ページ選択部25によ
り選択された複数のページの、比較対象部分選択部25
により選択された比較対象部分を表すデータを、比較対
象の複数のデータを相互に抽出して相違点を検出する検
版システム30に渡すインタフェース部27とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページごとに区分
されたデータを処理するデータ処理装置、およびコンピ
ュータをそのようなデータ処理装置として動作させるデ
ータ処理プログラムに関する。
されたデータを処理するデータ処理装置、およびコンピ
ュータをそのようなデータ処理装置として動作させるデ
ータ処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DTP(Desktop Pub
lishing)技術により、印刷物の原稿はコンピュ
ータ上で編集されることが多くなってきている。編集さ
れた印刷物の原稿は、例えばページ記述言語で記述され
たページ記述データとして保存され、校正作業が行われ
る。その後、校正作業の結果に基づく修正を反映させた
ページ記述データに、ラスタライズ処理等、所定の出力
デバイスに適合した出力画像データに変換するデータ処
理が施され、そのデータ処理により生成された出力画像
データがその所定の出力デバイスに出力される。このよ
うに印刷物の原稿が電子データで取り扱われることが多
くなってきた現在、通信技術の発達に伴って、編集作業
を行う編集装置と、校正作業に用いられる校正システム
と、出力画像データに変換するデータ処理を行うデータ
処理装置は1つのネットワークで結ばれるようになって
きている。また、印刷物の校正前後のチェックとして、
校正作業で指示された事項が正しく修正されているか、
あるいは校正作業で指示された事項以外のことが変更さ
れていないかを確認する検版が行われるが、この検版作
業を行う検版システムでも印刷物の原稿は電子データで
取り扱われ、上記のような1つのネットワークの中、あ
るいは1台のコンピュータの中に組み込まれるようにな
ってきている。
lishing)技術により、印刷物の原稿はコンピュ
ータ上で編集されることが多くなってきている。編集さ
れた印刷物の原稿は、例えばページ記述言語で記述され
たページ記述データとして保存され、校正作業が行われ
る。その後、校正作業の結果に基づく修正を反映させた
ページ記述データに、ラスタライズ処理等、所定の出力
デバイスに適合した出力画像データに変換するデータ処
理が施され、そのデータ処理により生成された出力画像
データがその所定の出力デバイスに出力される。このよ
うに印刷物の原稿が電子データで取り扱われることが多
くなってきた現在、通信技術の発達に伴って、編集作業
を行う編集装置と、校正作業に用いられる校正システム
と、出力画像データに変換するデータ処理を行うデータ
処理装置は1つのネットワークで結ばれるようになって
きている。また、印刷物の校正前後のチェックとして、
校正作業で指示された事項が正しく修正されているか、
あるいは校正作業で指示された事項以外のことが変更さ
れていないかを確認する検版が行われるが、この検版作
業を行う検版システムでも印刷物の原稿は電子データで
取り扱われ、上記のような1つのネットワークの中、あ
るいは1台のコンピュータの中に組み込まれるようにな
ってきている。
【0003】ところで、このような検版作業では、校正
前後の電子データが比較対象として必要であり、このた
め従来より、データ処理装置から検版システムに比較対
象の複数のデータを送信し、検版システムでは、これら
複数のデータを相互に比較して差分抽出等のデータ処理
を行うことで検版を実施している。
前後の電子データが比較対象として必要であり、このた
め従来より、データ処理装置から検版システムに比較対
象の複数のデータを送信し、検版システムでは、これら
複数のデータを相互に比較して差分抽出等のデータ処理
を行うことで検版を実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、比較対象の複
数のデータのデータ量が多いと、データ処理装置から検
版システムへの送信や、検版システムにおけるデータ処
理に長時間を要し、好ましくない。
数のデータのデータ量が多いと、データ処理装置から検
版システムへの送信や、検版システムにおけるデータ処
理に長時間を要し、好ましくない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、検版システム
への比較対象の複数のデータの送信や検版システムにお
ける検版作業のデータ処理に要する時間を短くすること
のできるデータ処理装置、およびコンピュータをそのよ
うなデータ処理装置として動作させるデータ処理プログ
ラムを提供することを目的とする。
への比較対象の複数のデータの送信や検版システムにお
ける検版作業のデータ処理に要する時間を短くすること
のできるデータ処理装置、およびコンピュータをそのよ
うなデータ処理装置として動作させるデータ処理プログ
ラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のデータ処理装置は、ページごとに区分されたデータ
を処理するデータ処理装置において、比較対象の複数の
ページを操作に応じて選択するページ選択部と、上記ペ
ージ選択部により選択されるページの中の比較対象部分
を操作に応じて選択する比較対象部分選択部と、上記ペ
ージ選択部により選択された複数のページの、上記比較
対象部分選択部により選択された比較対象部分を表すデ
ータを、比較対象の複数のデータを相互に抽出して相違
点を検出する検版システムに渡すインタフェース部とを
備えたことを特徴とする。
明のデータ処理装置は、ページごとに区分されたデータ
を処理するデータ処理装置において、比較対象の複数の
ページを操作に応じて選択するページ選択部と、上記ペ
ージ選択部により選択されるページの中の比較対象部分
を操作に応じて選択する比較対象部分選択部と、上記ペ
ージ選択部により選択された複数のページの、上記比較
対象部分選択部により選択された比較対象部分を表すデ
ータを、比較対象の複数のデータを相互に抽出して相違
点を検出する検版システムに渡すインタフェース部とを
備えたことを特徴とする。
【0007】ここで、校正結果に基づく修正の程度は様
々であり、大幅な修正が必要な場合もあれば、僅かな修
正ですむ場合もある。例えば、文章と画像で構成されて
いるページに対して、そのページ全体の差し替えといっ
た大幅な修正が必要な場合もあれば、文字単位や画像単
位の修正のように僅かな修正ですむ場合もある。本発明
のデータ処理装置は、校正作業による修正の程度に応じ
て、上記比較対象部分選択部で、上記検版システムで行
われる検版の比較対象部分を設定することができるた
め、比較対象の複数のデータのデータ量を小さくするこ
とができ、検版システムへの比較対象の複数のデータの
送信や検版システムにおける検版作業のデータ処理に要
する時間を短くすることができる。なお、ここにいうペ
ージ選択部には、比較対象の複数のページを一つずつ手
動により選択するものが含まれる他に、一つのページを
手動により選択すると、その選択したページに付帯する
情報を用いて、比較対象の他のページを自動的に選択す
るものも含まれる。
々であり、大幅な修正が必要な場合もあれば、僅かな修
正ですむ場合もある。例えば、文章と画像で構成されて
いるページに対して、そのページ全体の差し替えといっ
た大幅な修正が必要な場合もあれば、文字単位や画像単
位の修正のように僅かな修正ですむ場合もある。本発明
のデータ処理装置は、校正作業による修正の程度に応じ
て、上記比較対象部分選択部で、上記検版システムで行
われる検版の比較対象部分を設定することができるた
め、比較対象の複数のデータのデータ量を小さくするこ
とができ、検版システムへの比較対象の複数のデータの
送信や検版システムにおける検版作業のデータ処理に要
する時間を短くすることができる。なお、ここにいうペ
ージ選択部には、比較対象の複数のページを一つずつ手
動により選択するものが含まれる他に、一つのページを
手動により選択すると、その選択したページに付帯する
情報を用いて、比較対象の他のページを自動的に選択す
るものも含まれる。
【0008】また、本発明のデータ処理装置において、
上記比較対象部分選択部は、データ種別を選択すること
により、上記ページ選択部により選択されるページの、
その比較対象部分選択部で選択されたデータ種別のデー
タで記述された部分を、上記比較対象部分として選択す
るものであることや、あるいは上記比較対象部分選択部
は、上記ページ選択部により選択されたページの中の所
望の領域を上記比較対象部分として選択するものである
ことが好ましい。
上記比較対象部分選択部は、データ種別を選択すること
により、上記ページ選択部により選択されるページの、
その比較対象部分選択部で選択されたデータ種別のデー
タで記述された部分を、上記比較対象部分として選択す
るものであることや、あるいは上記比較対象部分選択部
は、上記ページ選択部により選択されたページの中の所
望の領域を上記比較対象部分として選択するものである
ことが好ましい。
【0009】例えば、印刷用のページを記述したデータ
は、ページの中にある、文字や線や画像を表したデータ
であり、かなり高解像度の画像を必要とするため、文字
や線を表す文字・線データよりも、その高解像度の画像
を表す画像データの方がはるかにデータ量が大きい。文
章と画像で構成されているページのうち、校正結果に基
づく修正が文章に対してのみ行われたときに、上記いず
れの比較対象部分選択部によっても、文字・線データで
記述された部分を上記比較対象部分として容易に選択す
ることができる。
は、ページの中にある、文字や線や画像を表したデータ
であり、かなり高解像度の画像を必要とするため、文字
や線を表す文字・線データよりも、その高解像度の画像
を表す画像データの方がはるかにデータ量が大きい。文
章と画像で構成されているページのうち、校正結果に基
づく修正が文章に対してのみ行われたときに、上記いず
れの比較対象部分選択部によっても、文字・線データで
記述された部分を上記比較対象部分として容易に選択す
ることができる。
【0010】上記目的を達成する本発明のデータ処理プ
ログラムは、コンピュータ内で実行され、そのコンピュ
ータを、ページごとに区分されたデータを処理するデー
タ処理装置として動作させるデータ処理プログラムにお
いて、比較対象の複数のページを操作に応じて選択する
ページ選択部と、上記ページ選択部により選択されるペ
ージの中の比較対象部分を操作に応じて選択する比較対
象部分選択部と、上記ページ選択部により選択された複
数のページの、上記比較対象部分選択部により選択され
た比較対象部分を表すデータを、比較対象の複数のデー
タを相互に抽出して相違点を検出する検版システムに渡
すインタフェース部とを有することを特徴とする。
ログラムは、コンピュータ内で実行され、そのコンピュ
ータを、ページごとに区分されたデータを処理するデー
タ処理装置として動作させるデータ処理プログラムにお
いて、比較対象の複数のページを操作に応じて選択する
ページ選択部と、上記ページ選択部により選択されるペ
ージの中の比較対象部分を操作に応じて選択する比較対
象部分選択部と、上記ページ選択部により選択された複
数のページの、上記比較対象部分選択部により選択され
た比較対象部分を表すデータを、比較対象の複数のデー
タを相互に抽出して相違点を検出する検版システムに渡
すインタフェース部とを有することを特徴とする。
【0011】本発明のデータ処理プログラムをコンピュ
ータにインストールして実行することにより、そのコン
ピュータを本発明のデータ処理装置として動作させるこ
とができる。
ータにインストールして実行することにより、そのコン
ピュータを本発明のデータ処理装置として動作させるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0013】図1は、本発明のデータ処理装置の一実施
形態を含むコンピュータシステムの一例を示す模式図で
ある。
形態を含むコンピュータシステムの一例を示す模式図で
ある。
【0014】この図1に示すシステムは、DTP編集用
コンピュータ100と、本発明のデータ処理装置の一実
施形態として動作するデータ処理用コンピュータ200
と、電子校正用コンピュータ310と、色校正出力用プ
リンタ320と、プレートセッタ330とで構成されて
おり、DTP編集用コンピュータ100、データ処理用
コンピュータ200、および電子校正用コンピュータ3
10の間は例えば公衆電話回線等の通信回線400で相
互に接続されている。また、データ処理用コンピュータ
200には、色校正出力用プリンタ320やプレートセ
ッタ330が接続されている。
コンピュータ100と、本発明のデータ処理装置の一実
施形態として動作するデータ処理用コンピュータ200
と、電子校正用コンピュータ310と、色校正出力用プ
リンタ320と、プレートセッタ330とで構成されて
おり、DTP編集用コンピュータ100、データ処理用
コンピュータ200、および電子校正用コンピュータ3
10の間は例えば公衆電話回線等の通信回線400で相
互に接続されている。また、データ処理用コンピュータ
200には、色校正出力用プリンタ320やプレートセ
ッタ330が接続されている。
【0015】ここで、データ処理用コンピュータ200
は、外観構成上、本体装置210、その本体装置210
からの指示に応じて表示画面220a上に画像を表示す
る画像表示装置220、本体装置210に、キー操作に
応じた各種の情報を入力するキーボード230、およ
び、表示画面220a上の任意の位置を指定することに
より、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じ
た指示を入力するマウス240を備えている。さらに、
本体装置210は、外観上、フロッピィディスクを装填
するためのフロッピィディスク装填口210a、および
CD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口21
0bを有する。
は、外観構成上、本体装置210、その本体装置210
からの指示に応じて表示画面220a上に画像を表示す
る画像表示装置220、本体装置210に、キー操作に
応じた各種の情報を入力するキーボード230、およ
び、表示画面220a上の任意の位置を指定することに
より、その位置に表示された、例えばアイコン等に応じ
た指示を入力するマウス240を備えている。さらに、
本体装置210は、外観上、フロッピィディスクを装填
するためのフロッピィディスク装填口210a、および
CD−ROMを装填するためのCD−ROM装填口21
0bを有する。
【0016】DTP編集用コンピュータ100および電
子校正用コンピュータ310それぞれは、ハードウェア
上はデータ処理用コンピュータ200と同様な構成を備
えている。また、電子校正用コンピュータ310、色校
正出力用プリンタ320、およびプレートセッタ330
それぞれは、図1に示すコンピュータシステムの出力装
置に相当する。これらの各装置は、本発明の主題ではな
いため簡単に説明すると、DTP編集用コンピュータ1
00には、印刷物の原稿を編集する編集アプリケーショ
ンがインストールされており、DTP編集用コンピュー
タ100は、編集担当者の操作に応じて編集アプリケー
ションデータをまず作成し、さらに、この編集アプリケ
ーションデータに基づいて、ページ記述言語の一つであ
るアドビシステムズ社のポストスクリプト(PostS
cript)言語で記述したデータ(以下、PSデータ
と称する)を生成する。電子校正用コンピュータ310
には、印刷物の原稿を校正する校正アプリケーションが
インストールされている。電子校正用コンピュータ31
0は、ページ記述用のフォーマットであるPDF(Po
rtable Document Format)で記
述したデータ(以下、PDFデータと称する)に基づ
く、校正の対象となる印刷物の原稿を表示画面上に表示
する。校正担当者は、この表示画面を見ながら、校正対
象の原稿を表すPDFデータを修正する。色校正出力用
プリンタ320は、画像データに基づく画像を色校正用
紙に出力する装置であり、プレートセッタ330は、画
像データに基づく画像を製版プレートに出力する装置で
ある。
子校正用コンピュータ310それぞれは、ハードウェア
上はデータ処理用コンピュータ200と同様な構成を備
えている。また、電子校正用コンピュータ310、色校
正出力用プリンタ320、およびプレートセッタ330
それぞれは、図1に示すコンピュータシステムの出力装
置に相当する。これらの各装置は、本発明の主題ではな
いため簡単に説明すると、DTP編集用コンピュータ1
00には、印刷物の原稿を編集する編集アプリケーショ
ンがインストールされており、DTP編集用コンピュー
タ100は、編集担当者の操作に応じて編集アプリケー
ションデータをまず作成し、さらに、この編集アプリケ
ーションデータに基づいて、ページ記述言語の一つであ
るアドビシステムズ社のポストスクリプト(PostS
cript)言語で記述したデータ(以下、PSデータ
と称する)を生成する。電子校正用コンピュータ310
には、印刷物の原稿を校正する校正アプリケーションが
インストールされている。電子校正用コンピュータ31
0は、ページ記述用のフォーマットであるPDF(Po
rtable Document Format)で記
述したデータ(以下、PDFデータと称する)に基づ
く、校正の対象となる印刷物の原稿を表示画面上に表示
する。校正担当者は、この表示画面を見ながら、校正対
象の原稿を表すPDFデータを修正する。色校正出力用
プリンタ320は、画像データに基づく画像を色校正用
紙に出力する装置であり、プレートセッタ330は、画
像データに基づく画像を製版プレートに出力する装置で
ある。
【0017】続いて、本発明の一実施形態であるデータ
処理用コンピュータ200についてさらに説明する。
処理用コンピュータ200についてさらに説明する。
【0018】図2は、図1に外観を示すデータ処理用コ
ンピュータのハードウェア構成図である。
ンピュータのハードウェア構成図である。
【0019】図1に示すデータ処理用コンピュータ20
0の本体装置210の内部には、図2に示すように、各
種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク
装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU
211での実行のために展開される主メモリ212、各
種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装
置213、フロッピィディスク900が装填されその装
填されたフロッピィディスク900をアクセスするFD
ドライブ214、CD−ROM911,912,913
が装填され、その装填されたCD−ROM911,91
2,913をアクセスするCD−ROMドライブ21
5、処理したデータを通信回線に送り出す通信インタフ
ェース216が内蔵されており、これらの各種要素と、
さらに図1にも示す画像表示装置220、キーボード2
30、マウス240は、バス250を介して相互に接続
されている。
0の本体装置210の内部には、図2に示すように、各
種プログラムを実行するCPU211、ハードディスク
装置213に格納されたプログラムが読み出されCPU
211での実行のために展開される主メモリ212、各
種プログラムやデータ等が保存されたハードディスク装
置213、フロッピィディスク900が装填されその装
填されたフロッピィディスク900をアクセスするFD
ドライブ214、CD−ROM911,912,913
が装填され、その装填されたCD−ROM911,91
2,913をアクセスするCD−ROMドライブ21
5、処理したデータを通信回線に送り出す通信インタフ
ェース216が内蔵されており、これらの各種要素と、
さらに図1にも示す画像表示装置220、キーボード2
30、マウス240は、バス250を介して相互に接続
されている。
【0020】ここで、図2に示す3枚のうちの一枚のC
D−ROM911には、データ処理用コンピュータ20
0を、ページことに区分されたデータを処理するデータ
処理装置として動作させるデータ処理プログラムが記憶
されている。また、このCD−ROM911とは異なる
CD−ROM912には、データ処理用コンピュータ2
00を、比較対象の複数のデータを相互に比較して相違
点を検出する検版システムとして動作させる検版プログ
ラムが3種類記憶されている。さらに、図2に示す3枚
の内の残りの一枚のCD−ROM913には、データ処
理用コンピュータ200に、3種類の検版システムそれ
ぞれと連携する機能を付与する検版システム連携プログ
ラムが記憶されている。これら3枚のCD−ROM91
1,912,913は、1枚ずつCD−ROMドライブ
215に装填され、CD−ROM911,912,91
3に記憶された各プログラムがデータ処理用コンピュー
タ200にアップロードされてハードディスク装置21
3に記憶される。すなわち、このデータ処理用コンピュ
ータ200は1台で、データ処理装置としての機能を有
する他、データ処理装置とは別の検版システムとしての
機能も有する。また、これら2つの機能の立ち上げは、
コンピュータ上で別々に行われる。そのため、このデー
タ処理用コンピュータ200には、データ処理装置とし
ての機能から検版システムとしての機能に連携するため
の機能も有する。
D−ROM911には、データ処理用コンピュータ20
0を、ページことに区分されたデータを処理するデータ
処理装置として動作させるデータ処理プログラムが記憶
されている。また、このCD−ROM911とは異なる
CD−ROM912には、データ処理用コンピュータ2
00を、比較対象の複数のデータを相互に比較して相違
点を検出する検版システムとして動作させる検版プログ
ラムが3種類記憶されている。さらに、図2に示す3枚
の内の残りの一枚のCD−ROM913には、データ処
理用コンピュータ200に、3種類の検版システムそれ
ぞれと連携する機能を付与する検版システム連携プログ
ラムが記憶されている。これら3枚のCD−ROM91
1,912,913は、1枚ずつCD−ROMドライブ
215に装填され、CD−ROM911,912,91
3に記憶された各プログラムがデータ処理用コンピュー
タ200にアップロードされてハードディスク装置21
3に記憶される。すなわち、このデータ処理用コンピュ
ータ200は1台で、データ処理装置としての機能を有
する他、データ処理装置とは別の検版システムとしての
機能も有する。また、これら2つの機能の立ち上げは、
コンピュータ上で別々に行われる。そのため、このデー
タ処理用コンピュータ200には、データ処理装置とし
ての機能から検版システムとしての機能に連携するため
の機能も有する。
【0021】図3は、CD−ROMに記憶されたデータ
処理プログラムの概要を示す模式図である。
処理プログラムの概要を示す模式図である。
【0022】このCD−ROM911に記憶されたデー
タ処理プログラム10は、PSデータ受信部11、中間
データ生成部12、出力画像データ生成部13、出力装
置インタフェース部14、ページ選択部15、比較対象
部分選択部16、ジョブ管理部17、および検版システ
ムインタフェース部18から構成されている。
タ処理プログラム10は、PSデータ受信部11、中間
データ生成部12、出力画像データ生成部13、出力装
置インタフェース部14、ページ選択部15、比較対象
部分選択部16、ジョブ管理部17、および検版システ
ムインタフェース部18から構成されている。
【0023】このデータ処理プログラム10を構成する
各構成要素11〜18の作用については、以下に図4を
用いて説明する、本発明の一例としてのデータ処理装置
の機能と合わせて説明する。
各構成要素11〜18の作用については、以下に図4を
用いて説明する、本発明の一例としてのデータ処理装置
の機能と合わせて説明する。
【0024】図4は、本発明の一例としてのデータ処理
装置の機能ブロック図である。
装置の機能ブロック図である。
【0025】このデータ処理装置20は、ページごとに
区分されたデータを処理するものであって、PSデータ
受信部21、中間データ生成部22、出力画像データ生
成部23、出力装置インタフェース部24、操作部2
5、ジョブ管理部26、および検版システムインタフェ
ース部27を備えている。ジョブ管理部26には、ジョ
ブチケットデータベース26_1が構築されている。ま
た、この図4には、このデータ処理装置20から複数の
比較対象のデータを受け取り、これら複数の比較対象の
データを相互に比較して相違点を検出する電子検版シス
テム30も示されている。また、この図4には、図1に
示すDTP編集用コンピュータ100、および出力装置
300も示されている。この出力装置300には、この
データ処理装置20の出力装置インタフェース部24に
接続された、画像データの出力先となる各種装置が相当
し、色校正出力用プリンタやプレートセッタの他、電子
校正用コンピュータや他のデータ処理装置等も相当す
る。
区分されたデータを処理するものであって、PSデータ
受信部21、中間データ生成部22、出力画像データ生
成部23、出力装置インタフェース部24、操作部2
5、ジョブ管理部26、および検版システムインタフェ
ース部27を備えている。ジョブ管理部26には、ジョ
ブチケットデータベース26_1が構築されている。ま
た、この図4には、このデータ処理装置20から複数の
比較対象のデータを受け取り、これら複数の比較対象の
データを相互に比較して相違点を検出する電子検版シス
テム30も示されている。また、この図4には、図1に
示すDTP編集用コンピュータ100、および出力装置
300も示されている。この出力装置300には、この
データ処理装置20の出力装置インタフェース部24に
接続された、画像データの出力先となる各種装置が相当
し、色校正出力用プリンタやプレートセッタの他、電子
校正用コンピュータや他のデータ処理装置等も相当す
る。
【0026】ここで、この図4に示すデータ処理装置2
0の構成要素のうち、図3に示すデータ処理プログラム
10の構成要素と同一の名称が付されている構成要素2
1〜24,26〜27は、図3に示すデータ処理プログ
ラム10の構成要素11〜14,17〜18に対応す
る。また、このデータ処理装置20の構成要素のうち操
作部25は、図3に示すデータ処理プログラム10のペ
ージ選択部15および比較対象部分選択部16それぞれ
の機能を有するものである。さらに、図4のデータ処理
装置20の各構成要素21〜27は、ハードウェアと、
図3に示すデータ処理プログラムおよび検版システム連
携プログラムといった2つのソフトウェアとの組合せで
あるのに対し、図3に示すデータ処理プログラム10の
各構成要素11〜18はハードウェアとソフトウェアの
うちのアプリケーションプログラムで構成されている。
したがって、以下では図4のデータ処理装置20の各構
成要素21〜27を説明することで、図3のデータ処理
プログラム10の各構成要素11〜18の説明も兼ねる
ものとする。
0の構成要素のうち、図3に示すデータ処理プログラム
10の構成要素と同一の名称が付されている構成要素2
1〜24,26〜27は、図3に示すデータ処理プログ
ラム10の構成要素11〜14,17〜18に対応す
る。また、このデータ処理装置20の構成要素のうち操
作部25は、図3に示すデータ処理プログラム10のペ
ージ選択部15および比較対象部分選択部16それぞれ
の機能を有するものである。さらに、図4のデータ処理
装置20の各構成要素21〜27は、ハードウェアと、
図3に示すデータ処理プログラムおよび検版システム連
携プログラムといった2つのソフトウェアとの組合せで
あるのに対し、図3に示すデータ処理プログラム10の
各構成要素11〜18はハードウェアとソフトウェアの
うちのアプリケーションプログラムで構成されている。
したがって、以下では図4のデータ処理装置20の各構
成要素21〜27を説明することで、図3のデータ処理
プログラム10の各構成要素11〜18の説明も兼ねる
ものとする。
【0027】図4に示すデータ処理装置20には、DT
P編集用コンピュータ100から、出力装置300に画
像データを出力するデータ出力指示として、印刷物の原
稿を表すPSデータが保存されたファイルと、ジョブチ
ケットの出力指示とが送信されてくる。このデータ処理
装置20は、ジョブチケットという、取得したデータを
処理する一連のパラメータからなるものに従って、DT
P編集用コンピュータ100から送信されてくるPSデ
ータを、PDFデータやラスタイメージデータ等の画像
データに変換し、その画像データを外部に出力するもの
である。このジョブチケットは、どの出力装置に画像デ
ータを出力するかの指示や、画像出力方法の指示や、P
DFデータの生成指示等をそれぞれ表すパラメータが組
み合わされたものであって、このデータ処理装置20の
利用者は、このようなパラメータの組合せをテンプレー
トとして予め複数作成して、ジョブ管理部26内に構築
されたジョブチケットデータベース26_1に登録して
おく。すなわち、ジョブチケットデータベース26_1
には、複数のジョブチケットが登録されている。これら
のジョブチケットそれぞれには、送信されてくるジョブ
チケットの出力指示に基づいてジョブ管理部26にその
ジョブチケットを出力する仮想的なプリンタが一つずつ
設けられている。
P編集用コンピュータ100から、出力装置300に画
像データを出力するデータ出力指示として、印刷物の原
稿を表すPSデータが保存されたファイルと、ジョブチ
ケットの出力指示とが送信されてくる。このデータ処理
装置20は、ジョブチケットという、取得したデータを
処理する一連のパラメータからなるものに従って、DT
P編集用コンピュータ100から送信されてくるPSデ
ータを、PDFデータやラスタイメージデータ等の画像
データに変換し、その画像データを外部に出力するもの
である。このジョブチケットは、どの出力装置に画像デ
ータを出力するかの指示や、画像出力方法の指示や、P
DFデータの生成指示等をそれぞれ表すパラメータが組
み合わされたものであって、このデータ処理装置20の
利用者は、このようなパラメータの組合せをテンプレー
トとして予め複数作成して、ジョブ管理部26内に構築
されたジョブチケットデータベース26_1に登録して
おく。すなわち、ジョブチケットデータベース26_1
には、複数のジョブチケットが登録されている。これら
のジョブチケットそれぞれには、送信されてくるジョブ
チケットの出力指示に基づいてジョブ管理部26にその
ジョブチケットを出力する仮想的なプリンタが一つずつ
設けられている。
【0028】PSデータ受信部21は、DTP編集用コ
ンピュータ100から送信されてくるデータ出力指示、
すなわち、PSデータが保存されたファイルと、ジョブ
チケットの出力指示を受信する。ジョブチケットの出力
指示は、ジョブチケットデータベース26_1に登録さ
れている複数のジョブチケットのうち、DTP編集用コ
ンピュータ100の操作者が指定した1つのジョブチケ
ットに設けられた仮想プリンタに対する出力指示であ
り、この出力指示を受けた仮想プリンタは、ジョブ管理
部26にその仮想プリンタが設けられたジョブチケット
を出力する。なお、本実施形態では、ジョブ管理部26
へのジョブチケットの出力についてはこのような仮想プ
リンタ方式が採用されているが、ジョブチケットデータ
ベース26_1に登録されている複数のジョブチケット
それぞれに1つずつドロップフォルダを設け、このドロ
ップフォルダにジョブチケットの出力指示が格納される
と格納されたドロップフォルダに対応するジョブチケッ
トをジョブ管理部26に出力するようなドロップフォル
ダ方式を採用してもよい。PSデータ受信部21は、ジ
ョブ管理部26に、受信したファイル、すなわちPSデ
ータと、出力されたジョブチケットとの組合せをジョブ
として記憶させる。なお、このデータ処理装置20にお
いて、ジョブチケットに従ってPSデータからPDFデ
ータやラスタイメージデータ等の画像データへ変換する
データ処理が実行されると、データ処理の終了時刻がロ
グとしてジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に記
憶される。
ンピュータ100から送信されてくるデータ出力指示、
すなわち、PSデータが保存されたファイルと、ジョブ
チケットの出力指示を受信する。ジョブチケットの出力
指示は、ジョブチケットデータベース26_1に登録さ
れている複数のジョブチケットのうち、DTP編集用コ
ンピュータ100の操作者が指定した1つのジョブチケ
ットに設けられた仮想プリンタに対する出力指示であ
り、この出力指示を受けた仮想プリンタは、ジョブ管理
部26にその仮想プリンタが設けられたジョブチケット
を出力する。なお、本実施形態では、ジョブ管理部26
へのジョブチケットの出力についてはこのような仮想プ
リンタ方式が採用されているが、ジョブチケットデータ
ベース26_1に登録されている複数のジョブチケット
それぞれに1つずつドロップフォルダを設け、このドロ
ップフォルダにジョブチケットの出力指示が格納される
と格納されたドロップフォルダに対応するジョブチケッ
トをジョブ管理部26に出力するようなドロップフォル
ダ方式を採用してもよい。PSデータ受信部21は、ジ
ョブ管理部26に、受信したファイル、すなわちPSデ
ータと、出力されたジョブチケットとの組合せをジョブ
として記憶させる。なお、このデータ処理装置20にお
いて、ジョブチケットに従ってPSデータからPDFデ
ータやラスタイメージデータ等の画像データへ変換する
データ処理が実行されると、データ処理の終了時刻がロ
グとしてジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に記
憶される。
【0029】ここで、データ処理装置20の構成要素に
関する説明から一旦離れて、このデータ処理装置20と
は別の電子検版システム30について説明する。図4に
示す電子検版システム30は、印刷物の校正前後のチェ
ックとして、校正作業で指示された事項が正しく修正さ
れているか、あるいは校正作業で指示された事項以外の
ことが変更されていないかを確認する検版を行うもので
あり、校正前後の電子データを相互に比較して相違点を
検出する。この説明においては、校正作業で指示された
修正事項は、DTP編集用コンピュータ100における
編集アプリケーション上で修正され、DTP編集用コン
ピュータ100で修正が反映されたPSデータが生成さ
れる。修正が反映されたPSデータはデータ処理装置2
0に送信される。ここでは、校正前のPSデータと校正
後のPSデータそれぞれが、データ処理装置20に送信
されてきたものとして、校正前のPSデータを有するジ
ョブをデータ処理装置20のジョブ管理部26に示され
たジョブ1とし、校正後のPSデータを有するジョブを
ジョブ2とする。図4に示す電子検版システム30に
は、校正前後のPDFデータを相互に比較するものと、
校正前後のラスタイメージデータを相互に比較するもの
と、校正前後の、ラスタイメージデータを間引いたプレ
ビュー用の画像データを相互に比較するものとの3つの
システムが含まれている。
関する説明から一旦離れて、このデータ処理装置20と
は別の電子検版システム30について説明する。図4に
示す電子検版システム30は、印刷物の校正前後のチェ
ックとして、校正作業で指示された事項が正しく修正さ
れているか、あるいは校正作業で指示された事項以外の
ことが変更されていないかを確認する検版を行うもので
あり、校正前後の電子データを相互に比較して相違点を
検出する。この説明においては、校正作業で指示された
修正事項は、DTP編集用コンピュータ100における
編集アプリケーション上で修正され、DTP編集用コン
ピュータ100で修正が反映されたPSデータが生成さ
れる。修正が反映されたPSデータはデータ処理装置2
0に送信される。ここでは、校正前のPSデータと校正
後のPSデータそれぞれが、データ処理装置20に送信
されてきたものとして、校正前のPSデータを有するジ
ョブをデータ処理装置20のジョブ管理部26に示され
たジョブ1とし、校正後のPSデータを有するジョブを
ジョブ2とする。図4に示す電子検版システム30に
は、校正前後のPDFデータを相互に比較するものと、
校正前後のラスタイメージデータを相互に比較するもの
と、校正前後の、ラスタイメージデータを間引いたプレ
ビュー用の画像データを相互に比較するものとの3つの
システムが含まれている。
【0030】続いて、本発明の一例としてのデータ処理
装置20の構成要素の説明に戻る前に、PDFデータに
ついて説明する。PDFデータは、PSデータを変換し
て生成することのできるデータであり、ラスタイメージ
データに変換することのできるデータでもある。また、
PSデータに印刷適性のないデータが含まれていないか
否かを検査する上で、PSデータを変換したPDFデー
タを参照するとこの検査が容易に行える。さらに、PD
Fデータは、本実施形態の説明においては、図1に示す
電子校正用コンピュータ310や上述した3つの電子検
版システム30のうちの1つで取り扱われるデータでも
ある。
装置20の構成要素の説明に戻る前に、PDFデータに
ついて説明する。PDFデータは、PSデータを変換し
て生成することのできるデータであり、ラスタイメージ
データに変換することのできるデータでもある。また、
PSデータに印刷適性のないデータが含まれていないか
否かを検査する上で、PSデータを変換したPDFデー
タを参照するとこの検査が容易に行える。さらに、PD
Fデータは、本実施形態の説明においては、図1に示す
電子校正用コンピュータ310や上述した3つの電子検
版システム30のうちの1つで取り扱われるデータでも
ある。
【0031】ここで、本発明の一例としてのデータ処理
装置20の構成要素の説明に戻る。PSデータからラス
タイメージデータに変換する途中での中間データとして
のPDFデータの生成を指示するパラメータを有するジ
ョブチケットや、図1に示す電子校正用コンピュータ3
10へのPDFデータの出力を指示するパラメータを有
するジョブチケットがジョブ管理部26に出力される
と、中間データ生成部22は、PSデータからページ全
体を表すPDFデータを生成する。このPDFデータの
生成にあたって、中間データ生成部22は、送信されて
きたPSデータ内に印刷適性のないデータが含まれてい
ないか否かを検査して、印刷適性の高いPDFデータを
生成する。このページ全体を表すPDFデータは中間デ
ータとしてジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に
記憶される。なお、以下に述べる出力画像データ生成部
23は、出力用の画像データの生成を行うものである
が、図1に示す電子校正用コンピュータ310が出力装
置としてジョブチケットによって指示されると、出力画
像データ生成部23における出力用の画像データの生成
は行われず、この中間データ生成部22が生成したペー
ジ全体を表すPDFデータが出力用の画像データとな
る。また、詳しくは後述するが、この中間データ生成部
22は、PSデータから検版用のPDFデータを生成す
る。この検版用のPDFデータは検版用中間データとし
てジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に記憶され
る。なお、ジョブに追加されたこれらの各データには名
称が付される。
装置20の構成要素の説明に戻る。PSデータからラス
タイメージデータに変換する途中での中間データとして
のPDFデータの生成を指示するパラメータを有するジ
ョブチケットや、図1に示す電子校正用コンピュータ3
10へのPDFデータの出力を指示するパラメータを有
するジョブチケットがジョブ管理部26に出力される
と、中間データ生成部22は、PSデータからページ全
体を表すPDFデータを生成する。このPDFデータの
生成にあたって、中間データ生成部22は、送信されて
きたPSデータ内に印刷適性のないデータが含まれてい
ないか否かを検査して、印刷適性の高いPDFデータを
生成する。このページ全体を表すPDFデータは中間デ
ータとしてジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に
記憶される。なお、以下に述べる出力画像データ生成部
23は、出力用の画像データの生成を行うものである
が、図1に示す電子校正用コンピュータ310が出力装
置としてジョブチケットによって指示されると、出力画
像データ生成部23における出力用の画像データの生成
は行われず、この中間データ生成部22が生成したペー
ジ全体を表すPDFデータが出力用の画像データとな
る。また、詳しくは後述するが、この中間データ生成部
22は、PSデータから検版用のPDFデータを生成す
る。この検版用のPDFデータは検版用中間データとし
てジョブの中に追加され、ジョブ管理部26に記憶され
る。なお、ジョブに追加されたこれらの各データには名
称が付される。
【0032】出力画像データ生成部23は、受信したP
Sデータあるいは中間データとして生成されたPDFデ
ータをジョブチケットで指示された出力装置に適合する
ラスタイメージデータ等の画像データに変換することで
出力用の画像データの生成を行う。また、出力画像デー
タ生成部23で生成された、ラスタイメージデータのよ
うな出力用の画像データはかなりの高解像度の画像を表
すものであるため、出力画像データ生成部23では、こ
のような画像データを間引いたプレビュー用の画像デー
タも生成する。これらの出力用の画像データおよびプレ
ビュー用の画像データもPDFデータと同様、ジョブの
中に追加されてジョブ管理部26に記憶される。また、
詳しくは後述するが、この出力画像データ生成部23
は、上述した検版用中間データから検版用のラスタイメ
ージデータあるいは検版用のプレビュー画像データを生
成する。これらの検版用の画像データは、ジョブの中に
検版用画像データとして追加され、ジョブ管理部26に
記憶される。なお、ジョブに追加されたこれらの各デー
タには名称が付される。
Sデータあるいは中間データとして生成されたPDFデ
ータをジョブチケットで指示された出力装置に適合する
ラスタイメージデータ等の画像データに変換することで
出力用の画像データの生成を行う。また、出力画像デー
タ生成部23で生成された、ラスタイメージデータのよ
うな出力用の画像データはかなりの高解像度の画像を表
すものであるため、出力画像データ生成部23では、こ
のような画像データを間引いたプレビュー用の画像デー
タも生成する。これらの出力用の画像データおよびプレ
ビュー用の画像データもPDFデータと同様、ジョブの
中に追加されてジョブ管理部26に記憶される。また、
詳しくは後述するが、この出力画像データ生成部23
は、上述した検版用中間データから検版用のラスタイメ
ージデータあるいは検版用のプレビュー画像データを生
成する。これらの検版用の画像データは、ジョブの中に
検版用画像データとして追加され、ジョブ管理部26に
記憶される。なお、ジョブに追加されたこれらの各デー
タには名称が付される。
【0033】出力装置インタフェース部24は、生成さ
れた、PDFデータやラスタイメージデータ等の画像デ
ータをジョブチケットで指示された、この出力装置イン
タフェース部24に接続されている出力装置に送信する
ためのインタフェースである。
れた、PDFデータやラスタイメージデータ等の画像デ
ータをジョブチケットで指示された、この出力装置イン
タフェース部24に接続されている出力装置に送信する
ためのインタフェースである。
【0034】操作部25は、電子検版システム30にお
ける検版での比較対象の複数のページを操作者の操作に
応じて選択したり、選択された複数のページの中の比較
対象部分を操作に応じて選択したりするものである。ま
た、操作部25は、操作者の操作に応じて、ジョブ管理
部26に生成されたジョブの削除、ジョブチケットに基
づく処理の、再実行や一時停止やその一時停止の解除、
電子検版システム30の起動指示等を各処理部21〜2
4,26〜27に指示する。また、この図4には図示さ
れていないが、このデータ処理装置20は画像表示装置
220(図1参照)を備えており、操作部25は、操作
に応じて、この画像表示装置に対し、ジョブ中のログの
表示や、プレビュー用の画像データに基づくプレビュー
画像の表示を指示するものでもある。
ける検版での比較対象の複数のページを操作者の操作に
応じて選択したり、選択された複数のページの中の比較
対象部分を操作に応じて選択したりするものである。ま
た、操作部25は、操作者の操作に応じて、ジョブ管理
部26に生成されたジョブの削除、ジョブチケットに基
づく処理の、再実行や一時停止やその一時停止の解除、
電子検版システム30の起動指示等を各処理部21〜2
4,26〜27に指示する。また、この図4には図示さ
れていないが、このデータ処理装置20は画像表示装置
220(図1参照)を備えており、操作部25は、操作
に応じて、この画像表示装置に対し、ジョブ中のログの
表示や、プレビュー用の画像データに基づくプレビュー
画像の表示を指示するものでもある。
【0035】ジョブ管理部26は、操作部25からの指
示やジョブチケットに従って、中間データ生成部22、
出力画像データ生成部23、出力装置インタフェース部
24、および検版システムインタフェース部27を制御
するものである。
示やジョブチケットに従って、中間データ生成部22、
出力画像データ生成部23、出力装置インタフェース部
24、および検版システムインタフェース部27を制御
するものである。
【0036】検版システムインタフェース部27は、生
成された、検版用中間データや検版用画像データを電子
検版システム30に送信するためのインタフェースであ
る。また、この検版システムインタフェース部27は、
電子検版システム30を起動する機能を有するものでも
ある。以下、図5を用いて、このデータ処理装置20か
らの電子検版システムの起動について説明する。
成された、検版用中間データや検版用画像データを電子
検版システム30に送信するためのインタフェースであ
る。また、この検版システムインタフェース部27は、
電子検版システム30を起動する機能を有するものでも
ある。以下、図5を用いて、このデータ処理装置20か
らの電子検版システムの起動について説明する。
【0037】図5は、本発明の一例としてのデータ処理
装置から電子検版システムを起動するためのルーチンを
示したフローチャートである。
装置から電子検版システムを起動するためのルーチンを
示したフローチャートである。
【0038】図5に示す電子検版システム起動ルーチン
は、操作者が操作部25を操作することで、画像表示装
置220(図1参照)に、ジョブ管理部26に記録され
ているジョブの一覧を示すGUI画面を表示させること
によりスタートする。
は、操作者が操作部25を操作することで、画像表示装
置220(図1参照)に、ジョブ管理部26に記録され
ているジョブの一覧を示すGUI画面を表示させること
によりスタートする。
【0039】図6は、ジョブの一覧が表示されたGUI
画面を示す図である。
画面を示す図である。
【0040】図6に示すジョブキュー表示画面40に
は、横一列ごとに一つのジョブに関する表示がなされて
おり、左から順に、「ID」、「ジョブ名称」、「入力
ファイル」、「実行中機能」、「状態」、「%」、「ジ
ョブチケット」、「処理時刻」が記されている。「I
D」は、ジョブ管理部26にジョブが記録される時に、
ジョブ管理部26がそのジョブに付与した識別番号であ
り、新しいジョブほど大きな番号が付与される。「ジョ
ブ名称」は、ジョブ管理部26にジョブが記録される時
に、ジョブ管理部26が次に説明する入力ファイルを参
照してそのジョブに付与した名称である。校正前後のジ
ョブ同士には同じ名称が付与される。「入力ファイル」
は、DTP編集用コンピュータ100から送信されてき
た、PSデータが保存されたファイルに付されていたフ
ァイル名である。「実行中機能」は、各ジョブのジョブ
チケットが有する一連のパラメータのうちのどのパラメ
ータに基づいて、現在どのような処理が行われているか
を記すものである。したがって、総ての処理が完了した
ジョブや、全く処理が開始されていない実行待ちのジョ
ブには何ら表示がされていない。「状態」は、各ジョブ
のジョブチケットに基づく総ての処理が完了したのか、
途中で失敗したのか、あるいは、各ジョブのジョブチケ
ットに基づく処理が、現在、実行中であるのか実行待ち
であるのかを記すものである。「%」は、実行中機能で
示された処理の進行具合を記すものである。「ジョブチ
ケット」は、ジョブ管理部26に出力されたジョブチケ
ットに付された名称である。「処理時刻」は、各ジョブ
のジョブチケットに基づく総ての処理が終了した時点の
時刻である。また、図6に示すジョブキュー表示画面4
0には、このような、横一列ごとのジョブに関する表示
の左端に、選択マーク41が付されたジョブ(ID12
89〜1287の各ジョブ)がある。さらに、このジョ
ブキュー表示画面40の、ファイル、編集、表示・・・
といったメニューバーの右端には検版起動ボタン42が
設けられている。これらの選択マーク41と検版起動ボ
タン42それぞれについては、以下に続く、図5に示す
電子検版システム起動ルーチンの説明の中で併せて説明
する。
は、横一列ごとに一つのジョブに関する表示がなされて
おり、左から順に、「ID」、「ジョブ名称」、「入力
ファイル」、「実行中機能」、「状態」、「%」、「ジ
ョブチケット」、「処理時刻」が記されている。「I
D」は、ジョブ管理部26にジョブが記録される時に、
ジョブ管理部26がそのジョブに付与した識別番号であ
り、新しいジョブほど大きな番号が付与される。「ジョ
ブ名称」は、ジョブ管理部26にジョブが記録される時
に、ジョブ管理部26が次に説明する入力ファイルを参
照してそのジョブに付与した名称である。校正前後のジ
ョブ同士には同じ名称が付与される。「入力ファイル」
は、DTP編集用コンピュータ100から送信されてき
た、PSデータが保存されたファイルに付されていたフ
ァイル名である。「実行中機能」は、各ジョブのジョブ
チケットが有する一連のパラメータのうちのどのパラメ
ータに基づいて、現在どのような処理が行われているか
を記すものである。したがって、総ての処理が完了した
ジョブや、全く処理が開始されていない実行待ちのジョ
ブには何ら表示がされていない。「状態」は、各ジョブ
のジョブチケットに基づく総ての処理が完了したのか、
途中で失敗したのか、あるいは、各ジョブのジョブチケ
ットに基づく処理が、現在、実行中であるのか実行待ち
であるのかを記すものである。「%」は、実行中機能で
示された処理の進行具合を記すものである。「ジョブチ
ケット」は、ジョブ管理部26に出力されたジョブチケ
ットに付された名称である。「処理時刻」は、各ジョブ
のジョブチケットに基づく総ての処理が終了した時点の
時刻である。また、図6に示すジョブキュー表示画面4
0には、このような、横一列ごとのジョブに関する表示
の左端に、選択マーク41が付されたジョブ(ID12
89〜1287の各ジョブ)がある。さらに、このジョ
ブキュー表示画面40の、ファイル、編集、表示・・・
といったメニューバーの右端には検版起動ボタン42が
設けられている。これらの選択マーク41と検版起動ボ
タン42それぞれについては、以下に続く、図5に示す
電子検版システム起動ルーチンの説明の中で併せて説明
する。
【0041】ここでの説明では、校正後の1枚の原稿に
対して、その原稿の校正前のものを電子検版システムに
比較させる例について説明する。図5に示す電子検版シ
ステム起動ルーチンでは、まず、操作者は、図4に示す
電子検版システム30で検版を行う原稿、すなわち校正
後のページ(以下、比較元ページと称する)を選択する
ため、図4に示す操作部25を操作することで1つのジ
ョブ(比較元ジョブ)を選択する(ステップS1)。こ
のステップ1では、操作者は、図6に示すジョブキュー
表示画面40に表示されたジョブ名称とIDや処理時刻
とから、比較元ページのジョブを特定し、操作部25が
相当するマウス240(図1参照)を操作することで、
ジョブキュー表示画面40上で特定したジョブの列をク
リックする。すると、クリックされたジョブの列の左端
には、図6に示す選択マーク41が表示される。このた
め、操作者は所望のジョブを容易に選択することができ
る。
対して、その原稿の校正前のものを電子検版システムに
比較させる例について説明する。図5に示す電子検版シ
ステム起動ルーチンでは、まず、操作者は、図4に示す
電子検版システム30で検版を行う原稿、すなわち校正
後のページ(以下、比較元ページと称する)を選択する
ため、図4に示す操作部25を操作することで1つのジ
ョブ(比較元ジョブ)を選択する(ステップS1)。こ
のステップ1では、操作者は、図6に示すジョブキュー
表示画面40に表示されたジョブ名称とIDや処理時刻
とから、比較元ページのジョブを特定し、操作部25が
相当するマウス240(図1参照)を操作することで、
ジョブキュー表示画面40上で特定したジョブの列をク
リックする。すると、クリックされたジョブの列の左端
には、図6に示す選択マーク41が表示される。このた
め、操作者は所望のジョブを容易に選択することができ
る。
【0042】続いて、画像表示装置220(図1参照)
は、ステップ1で選択された比較元ジョブが有する、プ
レビュー用の画像データもしくは中間データであるPD
Fデータに基づく比較元ページの画像を表示する(ステ
ップS2)。
は、ステップ1で選択された比較元ジョブが有する、プ
レビュー用の画像データもしくは中間データであるPD
Fデータに基づく比較元ページの画像を表示する(ステ
ップS2)。
【0043】画像表示装置にこのような比較元ページの
画像が表示されると、操作者は、図4に示す操作部25
を操作することで、この画像表示装置に表示されたペー
ジ画像上で所望の領域を指定する(ステップS3)。こ
こで、図7を用いて、具体例を説明する。
画像が表示されると、操作者は、図4に示す操作部25
を操作することで、この画像表示装置に表示されたペー
ジ画像上で所望の領域を指定する(ステップS3)。こ
こで、図7を用いて、具体例を説明する。
【0044】図7(a)は、文字と画像からなる比較元
ページの一例を示す図であって、図7(b)は、6つの
画像からなる比較元ページの一例を示す図である。
ページの一例を示す図であって、図7(b)は、6つの
画像からなる比較元ページの一例を示す図である。
【0045】図7(a)と図7(b)いずれにおいて
も、左側の図が、ステップS2において画像表示装置に
表示された比較元ページを表す図であり、点線で囲まれ
た閉領域Xが、ステップS3で指定された領域である。
図7(a)の左図に示された比較元ページ50は、校正
作業による修正指示に基づいて文章が修正されたページ
であり、画像は無修正のページである。この比較元ペー
ジ50は、ページ全域が所望の領域として指定されてい
る。また、図7(b)の左図に示された比較元ページ5
1は、校正作業による修正指示に基づいて左上隅と右下
隅との2つの画像それぞれが修正されたページであり、
残りの4つの画像は無修正のページである。この比較元
ページ51は、修正された、左上隅と右下隅との2つの
画像それぞれを囲む領域が所望の領域として指定されて
いる。
も、左側の図が、ステップS2において画像表示装置に
表示された比較元ページを表す図であり、点線で囲まれ
た閉領域Xが、ステップS3で指定された領域である。
図7(a)の左図に示された比較元ページ50は、校正
作業による修正指示に基づいて文章が修正されたページ
であり、画像は無修正のページである。この比較元ペー
ジ50は、ページ全域が所望の領域として指定されてい
る。また、図7(b)の左図に示された比較元ページ5
1は、校正作業による修正指示に基づいて左上隅と右下
隅との2つの画像それぞれが修正されたページであり、
残りの4つの画像は無修正のページである。この比較元
ページ51は、修正された、左上隅と右下隅との2つの
画像それぞれを囲む領域が所望の領域として指定されて
いる。
【0046】次に、操作者は、比較元ページと比較する
校正前のページ(以下、比較用ページと称する)のジョ
ブ(比較用ジョブ)を1個以上、ステップS1と同様に
して選択する(ステップS3)。ここで、校正が2回行
われ、2回目の校正後のページのジョブをステップS1
において選択したときには、このステップS2では、全
く校正が行われていないページのジョブと1回目の校正
結果が反映されたページのジョブとの2つのジョブを選
択することができる。図6に示すジョブキュー表示画面
40では、比較元ページのジョブとしてID1289の
ジョブが選択されており、比較用ページのジョブとして
ID1288とID1287との2つのジョブが選択さ
れている。なお、本実施形態の図4に示す操作部25
は、このステップS3および先のステップS1におい
て、比較用ジョブと比較元ジョブそれぞれを手動により
選択するものであるが、上述したように校正前後のジョ
ブ同士には同じジョブ名称が付与されていることから、
操作部25を、比較元ジョブと比較用ジョブとのうちの
いずれか一方のジョブを手動により選択すると、その選
択したジョブに付与されたジョブ名称と同じジョブ名称
が付与されているジョブを検索して、同じジョブ名称の
ジョブを自動的に選択するものにしてもよい。
校正前のページ(以下、比較用ページと称する)のジョ
ブ(比較用ジョブ)を1個以上、ステップS1と同様に
して選択する(ステップS3)。ここで、校正が2回行
われ、2回目の校正後のページのジョブをステップS1
において選択したときには、このステップS2では、全
く校正が行われていないページのジョブと1回目の校正
結果が反映されたページのジョブとの2つのジョブを選
択することができる。図6に示すジョブキュー表示画面
40では、比較元ページのジョブとしてID1289の
ジョブが選択されており、比較用ページのジョブとして
ID1288とID1287との2つのジョブが選択さ
れている。なお、本実施形態の図4に示す操作部25
は、このステップS3および先のステップS1におい
て、比較用ジョブと比較元ジョブそれぞれを手動により
選択するものであるが、上述したように校正前後のジョ
ブ同士には同じジョブ名称が付与されていることから、
操作部25を、比較元ジョブと比較用ジョブとのうちの
いずれか一方のジョブを手動により選択すると、その選
択したジョブに付与されたジョブ名称と同じジョブ名称
が付与されているジョブを検索して、同じジョブ名称の
ジョブを自動的に選択するものにしてもよい。
【0047】続いて、操作者は操作部25を操作するこ
とで、図4に示すジョブ管理部26に、3つの電子検版
システムのうちから所望の電子検版システムを設定する
(ステップS5)。本実施形態における3つの検版シス
テムは、取り扱えるデータの形式がそれぞれ、PDF形
式、ラスタイメージ形式、ラスタイメージデータを間引
いた形式というように異なるため、いずれのデータ形式
で検版を行うかにより電子検版システムが設定される
が、相違点の検出方法が異なる検版システムが複数ある
場合には、比較対象のページの特性にあった相違点の検
出方法の電子検版システムが設定される。
とで、図4に示すジョブ管理部26に、3つの電子検版
システムのうちから所望の電子検版システムを設定する
(ステップS5)。本実施形態における3つの検版シス
テムは、取り扱えるデータの形式がそれぞれ、PDF形
式、ラスタイメージ形式、ラスタイメージデータを間引
いた形式というように異なるため、いずれのデータ形式
で検版を行うかにより電子検版システムが設定される
が、相違点の検出方法が異なる検版システムが複数ある
場合には、比較対象のページの特性にあった相違点の検
出方法の電子検版システムが設定される。
【0048】ここで、比較元ページを表すデータや比較
用ページを表すデータには、比較元ページや比較用ペー
ジの中にある文字や線や画像を表すデータが含まれてい
る。例えば、図7(a)の左図に示された比較元ページ
50を表すデータには、文字や線を表す文字・線データ
と画像を表す画像データといった2種類のデータ種別の
データが含まれている。また、図7(b)の左図に示さ
れた比較元ページ51を表すデータには、画像データが
含まれている。この検版システム起動ルーチンでは、ス
テップS6において、操作者が操作部25を操作するこ
とで、ジョブ管理部26に、電子検版システムで、比較
元ページのうち、いずれのデータ種別のデータで記述さ
れた部分について検版を実施するかを設定する。すなわ
ちジョブ管理部26には、比較元ページのうち、文字・
線データで記述された部分について検版を実施すること
や、画像データで記述された部分について検版を実施す
ることや、文字・線データおよび画像データで記述され
た部分について検版を実施することが設定される。この
ようなステップS6における処理と先のステップS3に
おける領域指定の処理とが実行されることにより、ジョ
ブ管理部26に、検版システムで行われる検版の比較対
象部分が設定される。図7(a)と図7(b)いずれに
おいても、右側の図が、このようなステップS3および
ステップS6における処理が施された比較元ページを表
す図である。すなわち、図7(a)の右図に示された比
較元ページ50’は、ステップS3においてページ全域
が所望の領域として指定され、かつ、このステップS6
において、文字・線データで記述された部分について検
版を実施することが設定されたことによるものであり、
修正された文章の部分は残され、無修正の画像の部分は
削除されてその部分は空白になっている。また、図7
(b)の右図に示された比較元ページ51’は、ステッ
プS3において左上隅と右下隅との2つの画像それぞれ
を囲む領域が所望の領域として指定され、かつ、このス
テップS6において、画像データで記述された部分につ
いて検版を実施することが設定されたことによるもので
あり、修正された、左上隅と右下隅との2つの画像は残
され、無修正の、他の4つの画像の部分は削除されてそ
の部分は空白になっている。このように、このデータ処
理装置20では、操作部25を操作することで、ページ
全体のうち、校正結果に基づく修正が行われた部分のみ
を比較対象部分として容易に選択することができる。な
お、この実施形態では、比較対象部分を選択するには、
ステップS3とステップS6との双方を実行することが
必要であるが、本発明はこれに限られることなく、ステ
ップS3とステップS6のうちのいずれか一方のみを実
行するだけで比較対象部分を選択するようにしてもよ
い。
用ページを表すデータには、比較元ページや比較用ペー
ジの中にある文字や線や画像を表すデータが含まれてい
る。例えば、図7(a)の左図に示された比較元ページ
50を表すデータには、文字や線を表す文字・線データ
と画像を表す画像データといった2種類のデータ種別の
データが含まれている。また、図7(b)の左図に示さ
れた比較元ページ51を表すデータには、画像データが
含まれている。この検版システム起動ルーチンでは、ス
テップS6において、操作者が操作部25を操作するこ
とで、ジョブ管理部26に、電子検版システムで、比較
元ページのうち、いずれのデータ種別のデータで記述さ
れた部分について検版を実施するかを設定する。すなわ
ちジョブ管理部26には、比較元ページのうち、文字・
線データで記述された部分について検版を実施すること
や、画像データで記述された部分について検版を実施す
ることや、文字・線データおよび画像データで記述され
た部分について検版を実施することが設定される。この
ようなステップS6における処理と先のステップS3に
おける領域指定の処理とが実行されることにより、ジョ
ブ管理部26に、検版システムで行われる検版の比較対
象部分が設定される。図7(a)と図7(b)いずれに
おいても、右側の図が、このようなステップS3および
ステップS6における処理が施された比較元ページを表
す図である。すなわち、図7(a)の右図に示された比
較元ページ50’は、ステップS3においてページ全域
が所望の領域として指定され、かつ、このステップS6
において、文字・線データで記述された部分について検
版を実施することが設定されたことによるものであり、
修正された文章の部分は残され、無修正の画像の部分は
削除されてその部分は空白になっている。また、図7
(b)の右図に示された比較元ページ51’は、ステッ
プS3において左上隅と右下隅との2つの画像それぞれ
を囲む領域が所望の領域として指定され、かつ、このス
テップS6において、画像データで記述された部分につ
いて検版を実施することが設定されたことによるもので
あり、修正された、左上隅と右下隅との2つの画像は残
され、無修正の、他の4つの画像の部分は削除されてそ
の部分は空白になっている。このように、このデータ処
理装置20では、操作部25を操作することで、ページ
全体のうち、校正結果に基づく修正が行われた部分のみ
を比較対象部分として容易に選択することができる。な
お、この実施形態では、比較対象部分を選択するには、
ステップS3とステップS6との双方を実行することが
必要であるが、本発明はこれに限られることなく、ステ
ップS3とステップS6のうちのいずれか一方のみを実
行するだけで比較対象部分を選択するようにしてもよ
い。
【0049】続いて、ジョブ管理部26の制御のもと、
ステップS1およびステップS4で選択されたジョブの
総数だけ、以下に説明するステップS7からステップS
9までの処理が繰り返し実行される。まず、図4に示す
中間データ生成部22が、ステップS1やステップS4
で選択されたジョブが有するPSデータから、ジョブ管
理部26に上述のようにして設定された比較対象部分を
表すPDFデータを生成する(ステップS7)。ジョブ
管理部26は、このステップS7で生成されたPDFデ
ータを、元となったPSデータのジョブの中に検版用中
間データとして追加して記憶する(ステップS8)。ま
た、先のステップS5において、ジョブ管理部26に、
校正前後のラスタイメージデータや、校正前後の、ラス
タイメージデータを間引いたプレビュー用の画像データ
を相互に比較する電子検版システムが設定されている
と、図4に示す出力画像データ生成部23は、ステップ
S8においてジョブに追加された検版用中間データか
ら、ラスタイメージデータあるいはプレビュー用の画像
データを検版用画像データとして生成し(ステップS
9)、ステップS7で生成されたPDFデータと同じ
く、ジョブ管理部26は、この検版用画像データをジョ
ブの中に追加して記憶する。このようにしてステップS
7およびステップ9で生成された各データは、ジョブに
追加される際にデータ名が付与され、ジョブ管理部26
にはインデックステーブルが用意される。このインデク
ッステーブルには、各データ名と、ステップS1におい
て選択されたジョブに追加されたデータ(以下、比較元
の検版用データと称する)かステップS4において選択
されたジョブに追加されたデータ(以下、比較用の検版
用データと称する)かの別が記されている。このような
ステップS7からステップS9までの処理が繰り返し実
行されることで、ステップS1およびステップS4で選
択されたジョブ総てに、比較対象部分を表す検版用デー
タが追加される。なお、ステップS9において、検版用
中間データから検版用画像データを生成するのではな
く、PSデータから検版用画像データを直接生成するこ
ともでき、このようになPSデータからの直接生成を行
う場合は、検版用中間データを生成するステップS7に
おける処理は不要となる。
ステップS1およびステップS4で選択されたジョブの
総数だけ、以下に説明するステップS7からステップS
9までの処理が繰り返し実行される。まず、図4に示す
中間データ生成部22が、ステップS1やステップS4
で選択されたジョブが有するPSデータから、ジョブ管
理部26に上述のようにして設定された比較対象部分を
表すPDFデータを生成する(ステップS7)。ジョブ
管理部26は、このステップS7で生成されたPDFデ
ータを、元となったPSデータのジョブの中に検版用中
間データとして追加して記憶する(ステップS8)。ま
た、先のステップS5において、ジョブ管理部26に、
校正前後のラスタイメージデータや、校正前後の、ラス
タイメージデータを間引いたプレビュー用の画像データ
を相互に比較する電子検版システムが設定されている
と、図4に示す出力画像データ生成部23は、ステップ
S8においてジョブに追加された検版用中間データか
ら、ラスタイメージデータあるいはプレビュー用の画像
データを検版用画像データとして生成し(ステップS
9)、ステップS7で生成されたPDFデータと同じ
く、ジョブ管理部26は、この検版用画像データをジョ
ブの中に追加して記憶する。このようにしてステップS
7およびステップ9で生成された各データは、ジョブに
追加される際にデータ名が付与され、ジョブ管理部26
にはインデックステーブルが用意される。このインデク
ッステーブルには、各データ名と、ステップS1におい
て選択されたジョブに追加されたデータ(以下、比較元
の検版用データと称する)かステップS4において選択
されたジョブに追加されたデータ(以下、比較用の検版
用データと称する)かの別が記されている。このような
ステップS7からステップS9までの処理が繰り返し実
行されることで、ステップS1およびステップS4で選
択されたジョブ総てに、比較対象部分を表す検版用デー
タが追加される。なお、ステップS9において、検版用
中間データから検版用画像データを生成するのではな
く、PSデータから検版用画像データを直接生成するこ
ともでき、このようになPSデータからの直接生成を行
う場合は、検版用中間データを生成するステップS7に
おける処理は不要となる。
【0050】次に、ジョブ管理部26は、図4に示す検
版システムインタフェース部27に、比較元の検版用デ
ータと、比較用の検版用データと、インデックステーブ
ルと、ステップS5で設定された電子検版システム名を
送る(ステップS10)。
版システムインタフェース部27に、比較元の検版用デ
ータと、比較用の検版用データと、インデックステーブ
ルと、ステップS5で設定された電子検版システム名を
送る(ステップS10)。
【0051】続いて、操作者が、操作部25が相当する
マウス240(図1参照)を用いて、図6に示すジョブ
キュー表示画面40上で、検版起動ボタン42をクリッ
クすると、図4に示す検版システムインタフェース部2
7は、ステップS4で選択されたジョブの数だけ以下の
処理を繰り返し実行する。まず、ステップS5で設定さ
れた電子検版システムが取り扱うデータ形式の、比較元
の検版用データを、比較元ジョブからその電子検版シス
テムのデータ管理領域に送信する(ステップS11)。
また、その電子検版システムの取り扱うデータ形式の、
比較用の検版用データを、インデックステーブルから探
し出し、探し出した比較用の検版用データが格納されて
いる比較用ジョブから、格納されていた比較用の検版用
データを電子検版システムのデータ管理領域に送信する
(ステップS12)。すなわち、これらステップS11
およびステップS12では、PDF形式のデータを取り
扱う電子検版システムには検版用中間データを送信し、
ラスタイメージ形式のデータを取り扱う電子検版システ
ムにはラスタイメージ形式の検版用出力画像データを送
信し、ラスタイメージデータを間引いたプレビュー用の
画像データを取り扱う電子検版システムにはラスタイメ
ージデータを間引いた形式の検版用出力画像データを送
信する。また、ステップS5で設定された電子検版シス
テムを起動させる(ステップS13)。さらに、検版シ
ステムインタフェース部27には、ステップS12にお
いて送信する比較用の検版用データの指定をインデック
ステーブル上で行うためのカウンタが設けられており、
このカウンタの値を1つインクリメントする(ステップ
S14)。このようにして、ステップS4で選択された
総てのジョブに追加された検版用のデータがステップS
12で送信されて電子検版システムが起動されると、図
5に示す検版システム起動ルーチンは終了する。
マウス240(図1参照)を用いて、図6に示すジョブ
キュー表示画面40上で、検版起動ボタン42をクリッ
クすると、図4に示す検版システムインタフェース部2
7は、ステップS4で選択されたジョブの数だけ以下の
処理を繰り返し実行する。まず、ステップS5で設定さ
れた電子検版システムが取り扱うデータ形式の、比較元
の検版用データを、比較元ジョブからその電子検版シス
テムのデータ管理領域に送信する(ステップS11)。
また、その電子検版システムの取り扱うデータ形式の、
比較用の検版用データを、インデックステーブルから探
し出し、探し出した比較用の検版用データが格納されて
いる比較用ジョブから、格納されていた比較用の検版用
データを電子検版システムのデータ管理領域に送信する
(ステップS12)。すなわち、これらステップS11
およびステップS12では、PDF形式のデータを取り
扱う電子検版システムには検版用中間データを送信し、
ラスタイメージ形式のデータを取り扱う電子検版システ
ムにはラスタイメージ形式の検版用出力画像データを送
信し、ラスタイメージデータを間引いたプレビュー用の
画像データを取り扱う電子検版システムにはラスタイメ
ージデータを間引いた形式の検版用出力画像データを送
信する。また、ステップS5で設定された電子検版シス
テムを起動させる(ステップS13)。さらに、検版シ
ステムインタフェース部27には、ステップS12にお
いて送信する比較用の検版用データの指定をインデック
ステーブル上で行うためのカウンタが設けられており、
このカウンタの値を1つインクリメントする(ステップ
S14)。このようにして、ステップS4で選択された
総てのジョブに追加された検版用のデータがステップS
12で送信されて電子検版システムが起動されると、図
5に示す検版システム起動ルーチンは終了する。
【0052】以上のような検版システム起動ルーチンが
実行されることで、電子検版システム30は、比較元の
検版用データと比較用の検版用データを相互に比較して
差分抽出等のデータ処理を行い検版を実施する。したが
って、このデータ処理装置20では、図7に示した例の
ように、ページ全体のうち、校正結果に基づく修正が行
われた部分のみを比較対象部分として選択することがで
きるため、無修正のために検版を行う必要がない部分を
表すデータのデータ量だけ、比較対象の複数のデータの
データ量が小さくなり、検版システムへの比較対象の複
数のデータの送信や検版システムにおける検版作業のデ
ータ処理に要する時間を短くすることができる。また、
例えば、文字と画像からなるページ全体のうち文字のみ
が修正されたため、文章の部分のみを検版すればよい場
合に、比較元ジョブや比較用ジョブとして、ステップS
1やステップS4において、PDFデータは含まれてい
ないがプレビュー用の画像データは含まれているジョブ
が選択されるとともに、ステップS5において、ジョブ
管理部26にPDF形式のデータを取り扱う電子検版シ
ステムが設定されると、このデータ処理装置20では、
中間データ生成部22で、検版を行いたい文章の部分の
みを表すPDFデータを生成することができるため、ペ
ージ全体を表すPDFデータを作成するよりもPDFデ
ータの生成時間を短くすることができる。また、このデ
ータ処理装置20では、このデータ処理装置20側から
の操作だけで、電子検版システム30の起動と電子検版
システム30への比較対象データの伝達とを行うことが
でき、電子検版システム30のシステム起動における操
作性を向上することができる。さらに、このデータ処理
装置20は、ステップS7からステップS9の処理によ
って、取り扱うデータ形式が異なる複数の電子検版シス
テムに対応することができるばかりか、電子検版システ
ムに同一条件で生成されたデータどうしを比較させるこ
とができ、電子検版システムで行われる検版の信頼性を
向上することもできる。またさらに、このデータ処理装
置20では、ステップS4において複数個の比較用ジョ
ブを選択することができるため、校正が2回以上行われ
ているときには、例えば、最後の校正の結果が反映され
たデータに対して、全く校正が行われていない最初のデ
ータから、最後の校正が行われるまでの間に行われた総
ての校正の結果がそれぞれ反映されたデータまでを順次
にもしくは同時に電子検版システムに比較させることも
できる。
実行されることで、電子検版システム30は、比較元の
検版用データと比較用の検版用データを相互に比較して
差分抽出等のデータ処理を行い検版を実施する。したが
って、このデータ処理装置20では、図7に示した例の
ように、ページ全体のうち、校正結果に基づく修正が行
われた部分のみを比較対象部分として選択することがで
きるため、無修正のために検版を行う必要がない部分を
表すデータのデータ量だけ、比較対象の複数のデータの
データ量が小さくなり、検版システムへの比較対象の複
数のデータの送信や検版システムにおける検版作業のデ
ータ処理に要する時間を短くすることができる。また、
例えば、文字と画像からなるページ全体のうち文字のみ
が修正されたため、文章の部分のみを検版すればよい場
合に、比較元ジョブや比較用ジョブとして、ステップS
1やステップS4において、PDFデータは含まれてい
ないがプレビュー用の画像データは含まれているジョブ
が選択されるとともに、ステップS5において、ジョブ
管理部26にPDF形式のデータを取り扱う電子検版シ
ステムが設定されると、このデータ処理装置20では、
中間データ生成部22で、検版を行いたい文章の部分の
みを表すPDFデータを生成することができるため、ペ
ージ全体を表すPDFデータを作成するよりもPDFデ
ータの生成時間を短くすることができる。また、このデ
ータ処理装置20では、このデータ処理装置20側から
の操作だけで、電子検版システム30の起動と電子検版
システム30への比較対象データの伝達とを行うことが
でき、電子検版システム30のシステム起動における操
作性を向上することができる。さらに、このデータ処理
装置20は、ステップS7からステップS9の処理によ
って、取り扱うデータ形式が異なる複数の電子検版シス
テムに対応することができるばかりか、電子検版システ
ムに同一条件で生成されたデータどうしを比較させるこ
とができ、電子検版システムで行われる検版の信頼性を
向上することもできる。またさらに、このデータ処理装
置20では、ステップS4において複数個の比較用ジョ
ブを選択することができるため、校正が2回以上行われ
ているときには、例えば、最後の校正の結果が反映され
たデータに対して、全く校正が行われていない最初のデ
ータから、最後の校正が行われるまでの間に行われた総
ての校正の結果がそれぞれ反映されたデータまでを順次
にもしくは同時に電子検版システムに比較させることも
できる。
【0053】なお、図1および図2に示すデータ処理用
コンピュータ200は、検版システムとしての機能を有
するものであったが、本発明はこれに限られることな
く、データ処理用コンピュータには検版システムとして
の機能を設けることなく、データ処理用コンピュータと
ネットワークで結ばれた電子検版システムを検版システ
ムインタフェース部によって起動させるとともに、この
ようなネットワークで結ばれた電子検版システムに検版
システムインタフェース部によって比較元の検版用デー
タや比較用の検版用データを伝達してもよい。また、図
4に示すデータ処理装置20が取得するページ記述デー
タはPSデータに限られるものではなく、PDFデータ
等のページ記述データであってもよい。さらに、上述の
説明では、中間データとしてPDFデータを生成した
が、中間データはPDFデータに限られるものではな
い。
コンピュータ200は、検版システムとしての機能を有
するものであったが、本発明はこれに限られることな
く、データ処理用コンピュータには検版システムとして
の機能を設けることなく、データ処理用コンピュータと
ネットワークで結ばれた電子検版システムを検版システ
ムインタフェース部によって起動させるとともに、この
ようなネットワークで結ばれた電子検版システムに検版
システムインタフェース部によって比較元の検版用デー
タや比較用の検版用データを伝達してもよい。また、図
4に示すデータ処理装置20が取得するページ記述デー
タはPSデータに限られるものではなく、PDFデータ
等のページ記述データであってもよい。さらに、上述の
説明では、中間データとしてPDFデータを生成した
が、中間データはPDFデータに限られるものではな
い。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、検版システムへの比較対象の複数のデータの送信や
検版システムにおける検版作業のデータ処理に要する時
間を短くすることができる。
ば、検版システムへの比較対象の複数のデータの送信や
検版システムにおける検版作業のデータ処理に要する時
間を短くすることができる。
【図1】本発明のデータ処理装置の一実施形態を含むコ
ンピュータシステムの一例を示す模式図である。
ンピュータシステムの一例を示す模式図である。
【図2】図1に外観を示すデータ処理用コンピュータの
ハードウェア構成図である。
ハードウェア構成図である。
【図3】CD−ROMに記憶されたデータ処理プログラ
ムの概要を示す模式図である。
ムの概要を示す模式図である。
【図4】本発明の一例としてのデータ処理装置の機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】本発明の一例としてのデータ処理装置から電子
検版システムを起動するためのルーチンを示したフロー
チャートである。
検版システムを起動するためのルーチンを示したフロー
チャートである。
【図6】ジョブの一覧が表示されたGUI画面を示す図
である。
である。
【図7】文字と画像からなる比較元ページの一例を示す
図(a)と、6つの画像からなる比較元ページの一例を
示す図(b)である。
図(a)と、6つの画像からなる比較元ページの一例を
示す図(b)である。
10 データ処理プログラム
11 PSデータ受信部
12 中間データ生成部
13 出力画像データ生成部
14 出力装置インタフェース部
15 ページ選択部
16 比較対象部分選択部
17 ジョブ管理部
18 検版システムインタフェース部
20 データ処理装置
21 PSデータ受信部
22 中間データ生成部
23 出力画像データ生成部
24 出力装置インタフェース部
25 操作部
26 ジョブ管理部
27 検版システムインタフェース部
30 電子検版システム
40 ジョブキュー表示画面
41 選択マーク
42 検版起動ボタン
50,50’,51,51’ 比較元ページ
100 DTP編集用コンピュータ
200 データ変換用コンピュータ
300 出力装置
310 電子校正用コンピュータ
320 色校正出力用プリンタ
330 プレートセッタ
400 通信回線
911,912,913 CD−ROM
Claims (4)
- 【請求項1】 ページごとに区分されたデータを処理す
るデータ処理装置において、 比較対象の複数のページを操作に応じて選択するページ
選択部と、 前記ページ選択部により選択されるページの中の比較対
象部分を操作に応じて選択する比較対象部分選択部と、 前記ページ選択部により選択された複数のページの、前
記比較対象部分選択部により選択された比較対象部分を
表すデータを、比較対象の複数のデータを相互に抽出し
て相違点を検出する検版システムに渡すインタフェース
部とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 前記比較対象部分選択部は、データ種別
を選択することにより、前記ページ選択部により選択さ
れるページの、該比較対象部分選択部で選択されたデー
タ種別のデータで記述された部分を、前記比較対象部分
として選択するものであることを特徴とする請求項1記
載のデータ処理装置。 - 【請求項3】 前記比較対象部分選択部は、前記ページ
選択部により選択されたページの中の所望の領域を前記
比較対象部分として選択するものであることを特徴とす
る請求項1記載のデータ処理装置。 - 【請求項4】 コンピュータ内で実行され、該コンピュ
ータを、ページごとに区分されたデータを処理するデー
タ処理装置として動作させるデータ処理プログラムにお
いて、 比較対象の複数のページを操作に応じて選択するページ
選択部と、 前記ページ選択部により選択されるページの中の比較対
象部分を操作に応じて選択する比較対象部分選択部と、 前記ページ選択部により選択された複数のページの、前
記比較対象部分選択部により選択された比較対象部分を
表すデータを、比較対象の複数のデータを相互に抽出し
て相違点を検出する検版システムに渡すインタフェース
部とを有することを特徴とするデータ処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264100A JP2003076996A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | データ処理装置およびデータ処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001264100A JP2003076996A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | データ処理装置およびデータ処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003076996A true JP2003076996A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19090758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001264100A Withdrawn JP2003076996A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | データ処理装置およびデータ処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003076996A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009009506A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Printpac Corp | オンラインプリントシステム及び制御方法並びにプログラム |
US9569146B2 (en) | 2014-07-17 | 2017-02-14 | Fujifilm Corporation | Information processor and automatic page replacement method |
US9772805B2 (en) | 2014-07-17 | 2017-09-26 | Fujifilm Corporation | Information processor and digital plate inspection method |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264100A patent/JP2003076996A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009009506A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Printpac Corp | オンラインプリントシステム及び制御方法並びにプログラム |
US9569146B2 (en) | 2014-07-17 | 2017-02-14 | Fujifilm Corporation | Information processor and automatic page replacement method |
US9772805B2 (en) | 2014-07-17 | 2017-09-26 | Fujifilm Corporation | Information processor and digital plate inspection method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |