JP2003075007A - スターリングエンジン - Google Patents

スターリングエンジン

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JP2003075007A JP2001267575A JP2001267575A JP2003075007A JP 2003075007 A JP2003075007 A JP 2003075007A JP 2001267575 A JP2001267575 A JP 2001267575A JP 2001267575 A JP2001267575 A JP 2001267575A JP 2003075007 A JP2003075007 A JP 2003075007A
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浩至 安村
Kenji Takai
健二 高井
Eiji Wakizaka
英司 脇坂
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スターリングエンジンの組立或いは分解時
に作動空間に通じるガス流路を確保することにより、デ
ィスプレーサの挿抜を容易にし、組立及び分解が容易な
スターリングエンジンを提供する。 【解決手段】 シリンダ1内に作動空間7が形成される
ように筒心上にピストン2及びディスプレーサ3を配置
するとともに、前記作動空間7に作動ガスを封入してな
るスターリングエンジンにおいて、前記シリンダ1に設
けられ前記作動空間7の内外を連通するガス流路14
と、該ガス流路14を開閉自在な開閉手段15とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリングエン
ジンの組立及び分解を容易にするスターリングエンジン
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスターリングエンジンについて、
フリーピストン型スターリング冷凍機を例にして説明す
る。図16は、従来から用いられているフリーピストン
型スターリング冷凍機の一例の断面図である。
【0003】図16に示すように、圧力容器13内にシ
リンダ1が形成され、このシリンダ1内をピストン2と
ディスプレーサ3とが往復運動している。ピストン2
は、ピストンスプリング4に弾性支持され、リニアモー
タ6によってリニア駆動し、ディスプレーサ3は、一体
に設けられたディスプレーサロッド3aを介してディス
プレーサスプリング5に連結されて往復運動している。
スターリング冷凍機の内部には、ピストン2及びディス
プレーサ3の往復運動によって作動空間7としての圧縮
空間7a、膨張空間7bが形成される。この圧縮空間7
aと膨張空間7bとは、再生器8を介して連通してい
る。この膨張空間7bで圧力容器13内に充填した作動
ガスが冷却され、シリンダ1の周囲に設けられた低温側
熱交換器9を介し、吸熱器10を通じて外部から熱を奪
う構造となっている。
【0004】一方、圧縮空間7aで圧力容器13内に充
填した作動ガスが加熱され、シリンダ1の周囲に設けら
れた高温側熱交換器11を介し、放熱器12を通じて熱
を外部に放出する構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
スターリング冷凍機を組立或いは分解する際、シリンダ
1にディスプレーサ3を挿入すること、また、シリンダ
1からディスプレーサ3を抜き取ることが困難であると
いう問題があった。
【0006】なぜならば、図17に示すように、前記ス
ターリング冷凍機の組み立てに際して、シリンダ1へデ
ィスプレーサ3を挿入する時、シリンダ1とディスプレ
ーサ3とのクリアランスは非常に小さいため、作動空間
7内のガスは外部へ殆ど流れることができず、作動空間
7は閉空間となり、ディスプレーサ3を挿入しようとす
ると、前記閉空間内のガス圧力が高くなり、挿入が困難
となる。
【0007】同様に、図18に示すように冷凍機の分解
に際して、シリンダ1からディスプレーサ3を抜き取る
時、ディスレーサ3がシリンダ1に設けられた再生器8
へと通じるシリンダ開口部1bを完全に塞ぐ位置関係に
なると、シリンダ1とディスプレーサ3とのクリアラン
スは非常に小さいため、外部から作動空間7内へガスが
殆ど流れることができず、作動空間7内は閉空間とな
り、ディスプレーサ3を抜き取ろうとすると前記閉空間
内のガス圧力が低くなり、抜き取りが困難となる。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、スターリングエンジンの組立時或いは
分解時に作動空間に通じるガス流路を確保することによ
り、ディスプレーサの挿抜を容易にし、組立及び分解が
容易なスターリングエンジンを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、シリンダ内に作動空間が形成されるように筒
心上にピストン及びディスプレーサを配置するととも
に、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリン
グエンジンにおいて、前記シリンダに設けられ前記作動
空間の内外を連通する流路と、該流路を開閉自在な開閉
手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】これによると、前記ピストン若しくは前記
ディスプレーサを前記シリンダに挿入する時又は前記シ
リンダから抜き取る時、前記開閉手段を用いて前記流路
を開き、前記作動ガスを前記流路を通って前記作動空間
から流出させ、又は空気を前記流路を通って前記作動空
間へ流入させることにより、前記作動空間の内外の圧力
格差が小さくなる。
【0011】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記ディスプレー
サを軸方向に貫通して設けられ前記作動空間の内外を連
通する流路と、該流路を開閉自在な開閉手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】これによると、前記ディスプレーサを前記
シリンダに挿入する時又は前記シリンダから抜き取る
時、前記開閉手段を用いて前記流路を開き、前記作動ガ
スを前記流路を通って前記作動空間から流出させ、又は
空気を前記流路を通って前記作動空間へ流入させること
により、前記作動空間の内外の圧力格差が小さくなる。
【0013】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記シリンダの先
端に装着される有底筒型の吸熱器と、該吸熱器と所定の
距離を隔てて同軸に配される筒型の放熱器と、前記吸熱
器又は前記放熱器に設けられ前記作動空間の内外を連通
する流路と、該流路を開閉自在な開閉手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】これによると、前記ピストン若しくは前記
ディスプレーサを前記シリンダに挿入する時又は前記シ
リンダから抜き取る時、前記開閉手段を用いて前記流路
を開き、前記作動ガスを前記流路を通って前記作動空間
から流出させ、又は空気を前記流路を通って前記作動空
間へ流入させることにより、前記作動空間の内外の圧力
格差が小さくなる。
【0015】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記シリンダの先
端に装着される有底筒型の吸熱器と、該吸熱器と所定の
距離を隔てて同軸に配される筒型の放熱器と、前記吸熱
器と前記放熱器との間に同軸に配される筒型のケーシン
グとを備え、前記ケーシングと前記吸熱器を必要に応じ
て分割可能な構造としたことを特徴とする。
【0016】これによると、スターリングエンジンの組
立時又は分解時、前記ケーシングと前記吸熱器とを分割
しておくと、前記作動空間は外部と連通するので、前記
作動空間の内外の圧力格差が小さくなる。
【0017】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記ディスプレー
サと前記シリンダとの間のクリアランスを前記ピストン
と前記シリンダとの間のクリアランスよりも大きくした
ことを特徴とする。
【0018】これによると、スターリングエンジンの組
立時又は分解時、ピストンとディスプレーサのシリンダ
との間のクリアランスの違いによって作動空間は外部と
連通しやすくなり、前記作動空間の内外の圧力格差が小
さくなる。
【0019】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記ディスプレー
サの断面積を前記ピストンの断面積より小さくしたこと
を特徴とする。
【0020】これによると、スターリングエンジンの組
立時又は分解時、ピストンとディスプレーサの断面積の
違いによって作動空間は外部と連通しやすくなり、前記
作動空間の内外の圧力格差が小さくなる。
【0021】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記シリンダの内
面及び前記ディスプレーサの外面に軸方向に沿う溝を設
けたことを特徴とする。
【0022】これによると、前記ディスプレーサの挿入
時又は抜き取り時に、前記作動空間が前記溝を介して一
時的に外部と連通するため、前記作動空間の内外の圧力
格差が小さくなる。
【0023】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記ディスプレー
サの外面に軸方向に沿って一端から他端まで延びる溝を
設けるとともに、前記シリンダの先端側の内面に軸方向
に沿って所定の長さの突起を設け、前記溝と前記突起が
嵌合した状態で前記ディスプレーサを摺動可能としたこ
とを特徴とする。
【0024】これによると、前記ディスプレーサの挿入
時又は抜き取り時に、前記作動空間が前記溝を介して一
時的に外部と連通するため、前記作動空間の内外の圧力
格差が小さくなる。
【0025】また本発明は、シリンダ内に作動空間が形
成されるように筒心上にピストン及びディスプレーサを
配置するとともに、前記作動空間に作動ガスを封入して
なるスターリングエンジンにおいて、前記ピストンを軸
方向に貫通して設けられ前記作動空間の内外を連通する
流路と、該流路を開閉自在な開閉手段とを備えたことを
特徴とする。
【0026】これによると、前記ピストンを前記シリン
ダに挿入する時又は前記シリンダから抜き取る時、前記
開閉手段を用いて前記流路を開き、前記作動ガスを前記
流路を通って前記作動空間から流出させ、又は空気を前
記流路を通って前記作動空間へ流入させることにより、
前記作動空間の内外の圧力格差が小さくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、フリーピストン型スターリング冷凍機を例にして説
明する。以下、単に「スターリング冷凍機」といえば、
特に断らない限り、フリーピストン型スターリング冷凍
機を意図しているものとする。なお、各実施形態におい
て、従来及び他の実施形態と同一の名称の部材には、共
通の符号を附している。
【0028】図1は、本発明の第1の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。シリンダ
1に外部と作動空間7とを連通するガス流路14を設け
ている。このガス流路14には、作動空間7を密閉可能
な着脱自在な開閉手段15が取り付けられる。また、ガ
ス流路14の位置は、図1の位置に限らず、外部と作動
空間7との間にガス流路を設けることができる位置であ
ればどこでもよい。ここで、開閉手段15としては、例
えばネジ等を使用することができるが、ガス流路14を
開閉することができる手段であれば、様々な手段を用い
ることができる。
【0029】スターリング冷凍機を組み立てる際は、ま
ずガス流路14を確保するため、開閉手段15によって
ガス流路14を開き、ディスプレーサ3をシリンダ1へ
挿入する。ここで、ガス流路14が確保されているの
で、作動空間7のガス圧力は高くならず、容易にディス
プレーサ3を挿入することができる。挿入完了後は、ス
ターリング冷凍機の運転時のガスのロスを防ぐため、ガ
ス流路14を開閉手段15で閉じておく。
【0030】逆に、スターリング冷凍機を分解する際に
は、まずガス流路14を確保するため、開閉手段15に
よってガス流路14を開き、ディスプレーサ3を引き抜
く。ここで、ディスプレーサ3がシリンダ1に設けられ
た再生器8へと通じるシリンダ開口部1bを完全に塞ぐ
位置関係になったとしても、ガス流路14が確保されて
いるので、作動空間7のガス圧力は低くならず、容易に
ディスプレーサ3を引き抜くことができる。
【0031】図2は、本発明の第2の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。ディスプ
レーサ3を軸方向に貫通して作動空間7の内外を連通す
るガス流路14を設けている。このガス流路14には、
作動空間7を密閉可能な着脱自在な開閉手段15が取り
付けられる。また、ガス流路14の位置は、図2の位置
に限らず、外部と作動空間7との間にガス流路14を設
けることができる位置であればどこでもよい。ここで、
開閉手段15としては、例えばネジ等を使用することが
できるが、ガス流路14を開閉することができる手段で
あれば、様々な手段をとることができる。また、図3の
ように、ディスプレーサ3自身が複数に分割できるよう
な構造でもよい。
【0032】スターリング冷凍機を組み立てる際は、ま
ずガス流路14を確保するため、開閉手段15によって
ガス流路14を開き、ディスプレーサ3をシリンダ1へ
挿入する。ここで、ガス流路14が確保されているの
で、作動空間7のガス圧力は高くならず、容易にディス
プレーサ3を挿入することができる。挿入完了後は、ス
ターリング冷凍機の運転時のガスのロスを防ぐため、ガ
ス流路14を開閉手段15で閉じておく。
【0033】逆に、スターリング冷凍機を分解する際に
は、まずガス流路14を確保するため、開閉手段15に
よってガス流路14を開き、ディスプレーサ3を引き抜
く。ここで、ディスプレーサ3がシリンダ1に設けられ
た再生器8へと通じるシリンダ開口部1bを完全に塞ぐ
位置関係になったとしても、ガス流路14が確保されて
いるので、作動空間7のガス圧力は低くならず、容易に
ディスプレーサ3を引き抜くことができる。
【0034】なお、本実施の形態をピストン2(図16
参照)に適用し、図2の如く、ピストン2を軸方向に貫
通して作動空間7の内外を連通するガス流路14を設
け、このガス流路14に作動空間7を密閉可能な着脱自
在な開閉手段15を取り付けることにより、ピストン2
の挿入及び引き抜きも容易に行えるようになる。
【0035】図4は、本発明の第3の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。スターリ
ング冷凍機の外郭構成部材である有底筒型の吸熱器10
に外部と作動空間7とを連通するガス流路14を設けて
いる。このガス流路14には、作動空間7を密閉可能な
着脱自在な開閉手段15が取り付けられる。また、ガス
流路14の位置は、図4の放熱器10に限らず、外部と
作動空間7との間にガス流路14を設けることができる
位置であれば、他の外郭構成部材(例えば、吸熱器10
と所定の間隔を隔てて配される筒型の放熱器12等)に
設けてもよい。ここで、開閉手段15としては、例えば
ネジ等を使用することができるが、ガス流路14を開閉
することができる手段であれば、様々な手段をとること
ができる。
【0036】スターリング冷凍機を組み立てる際は、ま
ずガス流路14を確保するため、開閉手段15によって
ガス流路14を開き、ディスプレーサ3をシリンダ1へ
挿入する。ここで、ガス流路14が確保されているの
で、作動空間7のガス圧力は高くならず、容易にディス
プレーサ3を挿入することができる。挿入完了後は、ス
ターリング冷凍機の運転時のガスのロスを防ぐため、ガ
ス流路14を開閉手段15で閉じておく。
【0037】逆に、スターリング冷凍機を分解する際に
は、まずガス流路14を確保するため、開閉手段15に
よってガス流路14を開き、ディスプレーサ3を引き抜
く。ここで、ディスプレーサ3がシリンダ1に設けられ
た再生器8へと通じるシリンダ開口部1bを完全に塞ぐ
位置関係になったとしても、ガス流路14が確保されて
いるので、作動空間7のガス圧力は低くならず、容易に
ディスプレーサ3を引き抜くことができる。
【0038】図5は、本発明の第4の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。スターリ
ング冷凍機の本体を軸方向に分割可能にするため、有底
筒型の吸熱器10と筒型の放熱器11との間に所定の間
隔を隔てるために配された筒型のケーシング18の一端
及び吸熱器10の一端の全周に径の等しい円形のフラン
ジ18a,10aをそれぞれケーシング18及び吸熱器
10と一体に設け、更に、そのフランジ18a,10a
の円周方向に等間隔で複数の締め付け孔18b,10b
をそれぞれ穿孔している。そして、一対の締め付け孔1
8b,10b同士が合致するようにフランジ18a,1
0aを密着させるとともに、開閉手段15で締め付け孔
18b,10bを閉じることにより、ケーシング18と
吸熱器10を結合している。ここで、開閉手段15とし
ては、例えばネジ等を使用することができるが、ガス流
路14を開閉することができる手段であれば、様々な手
段をとることができる。また、本体を分割・結合するこ
とできる手段であれば、様々な手段を用いることができ
る。
【0039】スターリング冷凍機を組み立てる際は、ま
ず、ガス流路14を確保するため、開閉手段15により
締め付け孔10b、18bを開き、ディスプレーサ3を
シリンダ1へ挿入する。ここで、ガス流路14が確保さ
れているので、作動空間のガス圧力は高くならず、容易
にディスレーサ3を挿入することができる。挿入後は、
スターリング冷凍機の運転時のガスロスを防ぐため、ガ
ス流路14を開閉手段15で閉じておく。
【0040】逆に、スターリング冷凍機を分解する際に
は、まずガス流路14を確保するため、開閉手段15に
よって締め付け孔10b、18bを開き、ディスプレー
サ3を引き抜く。ここで、ディスプレーサ3がシリンダ
1に設けられた再生器8へと通じるシリンダ開口部1b
を完全に塞ぐ位置関係になったとしても、ガス流路14
が確保されているので、作動空間7のガス圧力は低くな
らず、容易にディスプレーサ3を抜き取ることができ
る。
【0041】図6は、本発明の第5の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。ディスプ
レーサ3とシリンダ1との間のクリアランスをピストン
2(図16参照)とシリンダ1との間のクリアランスよ
り大きくしている。
【0042】スターリング冷凍機を組み立てる際、ディ
スプレーサ3をシリンダ1へ挿入する時、ディスプレー
サ3とシリンダ1との間のクリアランスが大きいため、
作動空間7からガスが外部へ流動することができ、作動
空間7の圧力は高くならず、容易にディスプレーサ3を
挿入できる。
【0043】逆に、スターリング冷凍機を分解する際
は、ディスプレーサ3を引き抜く時、ディスプレーサ3
がシリンダ1に設けられた再生器8へと通じるシリンダ
開口部1bを完全に塞ぐ位置関係になったとしても、デ
ィスプレーサ3の外径とシリンダ1の内径のクリアラン
スは大きいため、外部から作動空間7へガスが流動する
ことができ、作動空間7のガス圧力は低くならず、容易
にディスプレーサ3を抜き取ることができる。
【0044】図7は、本発明の第6の実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。ピストン
2とディスプレーサ3の断面形状を異形としている。こ
こで、ピストン2或いはディスプレーサ3は、楕円形、
長円形、角形等、ディスプレーサ3の断面積がピストン
2の断面積よりも小さく、ディスプレーサ3がシリンダ
1内を摺動でき得る形状であれば、様々な形状をとるこ
とができる。シリンダ1の断面形状は、ピストン2及び
ディスプレーサ3と同形にする。本実施形態の一例とし
て、ディスプレーサ3を楕円形とした時のシリンダ1及
びディスプレーサ3の形状を図8及び図9の断面図に示
す。
【0045】図8(a)は、本実施形態に係るスターリ
ング冷凍機に用いられるシリンダの縦断面図であり、ま
た、図8(b)、(c)は、図8(a)のA−A線断面
図、B−B線断面図をそれぞれ示している。図8(a)
に示すように、シリンダ1の内部の空間は、ピストン2
の摺動経路となる第1空間1aと、ディスプレーサ3の
摺動経路となる第2空間1cとから構成されている。第
1空間1aの断面形状は、図8(b)に示すように、円
形をしている。一方、第2空間1cの断面形状は、図8
(c)に示すように、楕円形をしている。
【0046】図9(a)は、本実施形態に係るスターリ
ング冷凍機に用いられるディスプレーサの縦断面図であ
り、図9(b)は、図9(a)のC−C線断面図を示し
ている。図9(b)に示すように、ディスプレーサ3の
断面形状は、シリンダ1の内部の第2空間1cの断面形
状(図8(c)参照)にほぼ合致した楕円形をしてい
る。従って、スターリング冷凍機の運転時、ディスプレ
ーサ3は、第2空間1cの周囲に沿ってシリンダ1の内
面を摺動することになる。なお、ピストン2の断面形状
は、図示しないが、第1空間1aの断面形状(図8
(b)参照)にほぼ合致した円形をしているものとす
る。従って、スターリング冷凍機の運転時、ピストン2
は、第1空間1aの周囲に沿ってシリンダ1の内面を摺
動することになる。
【0047】スターリング冷凍機を組み立てる際、ディ
スプレーサ3をシリンダ1へ挿入する時、ディスプレー
サ3の断面積が第1空間1aの断面積(ピストン2の断
面積にほぼ等しい)よりも小さいため、作動空間7から
外部へガスが流動することができ、作動空間7のガス圧
力は高くならず、容易にディスプレーサ3を挿入するこ
とができる。
【0048】逆に、スターリングシステムを分解する際
は、ディスプレーサ3を引き抜く時、ディスプレーサ3
がシリンダ1に設けられた再生器8へと通じるシリンダ
開口部1bを完全に塞ぐ位置関係になったとしても、デ
ィスプレーサ3の断面積が第1空間1aの断面積(ピス
トン2の断面積とほぼ等しい)よりも小さいため、外部
から作動空間7へガスが流動することができ、作動空間
7のガス圧力は低くならず、容易にディスプレーサ3を
引き抜くことができる。
【0049】図10は、本発明の第7の実施形態に係る
スターリング冷凍機の構造を示す断面図である。シリン
ダ1の内面及びディスプレーサ3の外面に溝16を形成
している。溝16の形状は半円形、角形等、様々な形状
をとることができる。ここで、溝16はシリンダ1の内
面のみ、ディスプレーサ3の外面のみ、シリンダ1の内
面若しくはディスプレーサ3の外面の両方、いずれも可
能である。ただし、シリンダ1の内面のみやディスプレ
ーサ3の外面のみでは、スターリング冷凍機の運転時に
おけるガスロスが大きくなるので、シリンダ1内径部と
ディスプレーサ3の外径部の両方に溝16を形成し、デ
ィスプレーサ3の挿入及び抜き取り時にのみ外部と作動
空間7が連通するよう溝16を設けることが望ましい。
本実施形態の一例として、溝16を半円形とした時のシ
リンダ1及びディスプレーサ3の形状をそれぞれ図11
及び図12に示す。
【0050】図11(a)は、本実施形態に係るスター
リング冷凍機に用いられるシリンダの縦断面図であり、
また、図11(b)、(c)は、図11(a)のD−D
線断面図、E−E線断面図をそれぞれ示している。図1
1(a)に示すように、シリンダ1の内部の空間は、ピ
ストン2の摺動経路となる第1空間1aと、ディスプレ
ーサ3の摺動経路となる第2空間1cとから構成されて
いる。図11(b)及び図11(c)に示すように、第
1空間1aの断面形状は、ほぼ円形をしている。そし
て、この第1空間1aの周囲に相当するシリンダ1の内
面には、軸方向に段差を有するように対向する2箇所の
半円形の溝16が設けられている。一方、第2空間1c
の断面形状は、図11(a)に示すように、溝のない円
形をしている。
【0051】図12(a)は、本実施形態に係るスター
リング冷凍機に用いられるディスプレーサの縦断面図で
あり、図12(b)、(c)は、図12(a)のF−F
線断面図、G−G線断面図をそれぞれ示している。図1
2(b)及び図12(c)に示すように、ディスプレー
サ3の断面形状は、シリンダ1の内部の第2空間1cの
断面形状(図11(b),(c)参照)にほぼ合致した
円形をしている。従って、スターリング冷凍機の運転
時、ディスプレーサ3は、第2空間1cの周囲に沿って
シリンダ1の内面を摺動することになる。なお、ピスト
ン2の断面形状は、図示しないが、第1空間1aの断面
形状(図11(a)参照)にほぼ合致した円形をしてい
るものとする。従って、スターリング冷凍機の運転時、
ピストン2は、第1空間1aの周囲に沿ってシリンダ1
の内面を摺動することになる。
【0052】スターリング冷凍機を組み立てる際、ディ
スプレーサ3をシリンダ1へ挿入する時、シリンダ1の
内面とディスプレーサ3の外面の溝16同士が重なり、
作動空間7の内外が一時的に連通するため、作動空間7
から外部へガスが流動することができ、作動空間7のガ
ス圧力は高くならず、容易にディスプレーサ3を挿入す
ることができる。
【0053】逆に、スターリング冷凍機を分解する際
は、ディスプレーサ3を引き抜く時、ディスプレーサ3
がシリンダ1に設けられた再生器8へと通ずるシリンダ
開口部1bを完全に塞ぐ位置関係になったとしても、シ
リンダ1の内面とディスプレーサ3の外面の溝16同士
が重なり、作動空間7の内外が一時的に連通するため、
外部から作動空間7へガスが流動することができ、作動
空間7のガス圧力は低くならず、容易にディスプレーサ
3を抜き取ることができる。
【0054】図13は、本発明の第8実施形態に係るス
ターリング冷凍機の構造を示す断面図である。シリンダ
1の内面に突起17、ディスプレーサ3の外面に溝16
を形成している。突起17及び溝16の形状は半円形、
多角形等、様々な形状をとることができる。突起17と
溝16を精度良く形成すれば、スターリングシステム運
転時のガスロスは小さくできる。本実施形態の一例とし
て、突起17及び溝16を半円形とした時のシリンダ1
及びディスプレーサ3の形状をそれぞれ図14及び図1
5に示す。
【0055】図14(a)は、本実施形態に係るスター
リング冷凍機に用いられるシリンダの縦断面図であり、
また、図14(b)、(c)は、図14(a)のH−H
線断面図、I−I線断面図をそれぞれ示している。図1
4(a)に示すように、シリンダ1の内部の空間は、ピ
ストン2の摺動経路となる第1空間1aと、ディスプレ
ーサ3の摺動経路となる第2空間1cとから構成されて
いる。図14(b)に示すように、第1空間1aの断面
形状は、ほぼ円形をしている。一方、図14(c)に示
すように、第2空間1cの断面形状も、ほぼ円形をして
いる。そして、この第2空間1cの周囲に相当するシリ
ンダ1の先端側の内面には、軸方向に沿って所定の長さ
の突起17が設けられている。
【0056】図15(a)は、本実施形態に係るスター
リング冷凍機に用いられるディスプレーサの縦断面図で
あり、図15(b)は、図15(a)のJ−J線断面図
を示している。図15(b)に示すように、ディスプレ
ーサ3の断面形状は、シリンダ1の内部の第2空間1c
の断面形状(図14(c)参照)にほぼ合致した円形を
しており、その外面には軸方向に沿って一端から他端ま
で延びる半円形の溝16が設けられている。従って、ス
ターリング冷凍機の運転時、ディスプレーサ3は、その
溝16がシリンダ1の内面の突起17と嵌合した状態
で、第2空間1cの周囲に沿ってシリンダ1の内面を摺
動することになる。なお、ピストン2の断面形状は、図
示しないが、第1空間1aの断面形状(図14(a)参
照)にほぼ合致した円形をしているものとする。従っ
て、スターリング冷凍機の運転時、ピストン2は、第1
空間1aの周囲に沿ってシリンダ1の内面を摺動するこ
とになる。
【0057】スターリング冷凍機を組み立てる際、ディ
スプレーサ3をシリンダ1へ挿入する時、溝16が突起
のない第1空間1aを通過して作動空間7の内外が連通
するため、作動空間7から外部へガスが流動することが
でき、作動空間7のガス圧力は高くならず、容易にディ
スプレーサ3を挿入することができる。
【0058】逆に、スターリング冷凍機を分解する際
は、ディスプレーサを引き抜くとき、ディスプレーサ3
がシリンダ1に設けられた再生器8へと通じるシリンダ
開口部1bを完全に塞ぐ位置関係になったとしても、溝
16が突起のない第1空間1aを通過して作動空間7の
内外が連通するため、外部から作動空間7へガスが流動
することができ、作動空間7のガス圧力は低くならず、
容易にディスプレーサ3を抜き取ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
スターリングシステム組立時或いは分解時に、作動空間
に通じるガス流路を確保することにより、ディスプレー
サの挿抜を容易にし、組み立て及び分解が容易なスター
リングシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図3】 そのスターリング冷凍機に用いられるディ
スプレーサの一例の断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図6】 本発明の第5の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図7】 本発明の第6の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図8】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるシリンダの縦断面図であり、(b)、(c)はそれ
ぞれ図8(a)のA−A線断面図、B−B線断面図であ
る。
【図9】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるディスプレーサの縦断面図であり、(b)は、図9
(a)のC−C線断面図である。
【図10】 本発明の第7の実施形態に係るスターリン
グ冷凍機の構造を示す断面図である。
【図11】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるシリンダの縦断面図であり、(b)、(c)はそれ
ぞれ図11(a)のD−D線断面図、E−E線断面図で
ある。
【図12】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるディスプレーサの縦断面図であり、(b)、(c)
はそれぞれ図12(a)のF−F線断面図、G−G線断
面図である。
【図13】 本発明の第8実施形態に係るスターリング
冷凍機の構造を示す断面図である。
【図14】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるシリンダの縦断面図であり、(b)、(c)はそれ
ぞれ図14(a)のH−H線断面図、I−I線断面図で
ある。
【図15】 (a)はそのスターリング冷凍機に用いら
れるディスプレーサの縦断面図であり、(b)は、図1
5(a)のJ−J線断面図である。
【図16】 従来のスターリング冷凍機の一例の構造を
示す断面図である。
【図17】 その従来のスターリング冷凍機におけるデ
ィスプレーサ挿入時の状態を示す要部の断面図である。
【図18】 その従来のスターリング冷凍機におけるデ
ィスプレーサ抜き取り時の状態を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】 1 シリンダ 1a 第1空間 1b シリンダ開口部 1c 第2空間 2 ピストン 3 ディスプレーサ 6 リニアモータ 7 作動空間 7a 圧縮空間 7b 膨張空間 8 再生器 10 吸熱器 12 放熱器 13 圧力容器 14 ガス流路 15 開閉手段 16 溝 17 突起 18 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02G 1/053 F02G 1/053 E (72)発明者 脇坂 英司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記シリンダに設けられ前記作
    動空間の内外を連通する流路と、該流路を開閉自在な開
    閉手段とを備えたことを特徴とするスターリングエンジ
    ン。
  2. 【請求項2】 シリンダ内に作動空間が形成されるよ
    うに筒心上にピストン及びディスプレーサを配置すると
    ともに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスター
    リングエンジンにおいて、前記ディスプレーサを軸方向
    に貫通して設けられ前記作動空間の内外を連通する流路
    と、該流路を開閉自在な開閉手段とを備えたことを特徴
    とするスターリングエンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記シリンダの先端に装着され
    る有底筒型の吸熱器と、該吸熱器と所定の距離を隔てて
    同軸に配される筒型の放熱器と、前記吸熱器又は前記放
    熱器に設けられ前記作動空間の内外を連通する流路と、
    該流路を開閉自在な開閉手段とを備えたことを特徴とす
    るスターリングエンジン。
  4. 【請求項4】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記シリンダの先端に装着され
    る有底筒型の吸熱器と、該吸熱器と所定の距離を隔てて
    同軸に配される筒型の放熱器と、前記吸熱器と前記放熱
    器との間に同軸に配される筒型のケーシングとを備え、
    前記ケーシングと前記吸熱器を必要に応じて分割可能な
    構造としたことを特徴とするスターリングエンジン。
  5. 【請求項5】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記ディスプレーサと前記シリ
    ンダとの間のクリアランスを前記ピストンと前記シリン
    ダとの間のクリアランスよりも大きくしたことを特徴と
    するスターリングエンジン。
  6. 【請求項6】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記ディスプレーサの断面積を
    前記ピストンの断面積より小さくしたことを特徴とする
    スターリングエンジン。
  7. 【請求項7】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記シリンダの内面又は前記デ
    ィスプレーサの外面に軸方向に沿う溝を設け、前記ディ
    スプレーサの挿入時又は抜き取り時に、前記作動空間の
    内外が前記溝を介して一時的に連通するようにしたこと
    を特徴とするスターリングエンジン。
  8. 【請求項8】 シリンダ内に作動空間が形成されるよう
    に筒心上にピストン及びディスプレーサを配置するとと
    もに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスターリ
    ングエンジンにおいて、前記ディスプレーサの外面に軸
    方向に沿って一端から他端まで延びる溝を設けるととも
    に、前記シリンダの先端側の内面に軸方向に沿って所定
    の長さの突起を設け、前記溝と前記突起が嵌合した状態
    で前記ディスプレーサを摺動可能としたことを特徴とす
    るスターリングエンジン。
  9. 【請求項9】 シリンダ内に作動空間が形成されるよ
    うに筒心上にピストン及びディスプレーサを配置すると
    ともに、前記作動空間に作動ガスを封入してなるスター
    リングエンジンにおいて、前記ピストンを軸方向に貫通
    して設けられ前記作動空間の内外を連通する流路と、該
    流路を開閉自在な開閉手段とを備えたことを特徴とする
    スターリングエンジン。
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