JP2003070940A

JP2003070940A - ゴルフクラブヘッド

Info

Publication number: JP2003070940A
Application number: JP2001314556A
Authority: JP
Inventors: Fukuju Sato; 福寿佐藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-09-06
Filing date: 2001-09-06
Publication date: 2003-03-11

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明の課題は、ゴルフクラブの性能の修正
・調整をヘッドに依存するが、ゴルフクラブ使用者に容
易に、簡単に、接着剤を使用しないで、即時に修正・調
整を可能ならしめる事で、しかも、ルール適合の形状
で、従来の型式の普遍性・共通性を損なわず、外観上違
和感のないゴルフクラブヘッドを提供する事。【解決手段】課題を解決する為に、インナーボルト
（８）を、ホーゼル穴（７）の中に装填させ、インナー
ボルト（８）のテーパーと、ホーゼルテーパー部（９）
の傾斜接面（２８）を利用し、かつ、インナーボルト
（８）とシャフト（２）のベンド角（１１）を利用した
二点の部分によって解決するものとする。ベンド角（１
１）は、ゴルフヘッド本体（１）とシャフト（２）の取
付角度を変化させ、インナーボルト（８）は、簡単に各
種の角度の修正・調整を可能にするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフヘッドのホ
ーゼル穴（７）に着目し、ゴルフクラブの性能を簡単に
調整することに関してであり、ゴルフヘッドのホーゼル
穴（７）に内蔵されたインナーボルト（８）によってゴ
ルフクラブの性能の変化を、容易に可能にするゴルフヘ
ッドの設計製作に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のゴルフクラブは組立完了後又は、
販売・購入後の性能の修正・調整が不便であり、使用者
の好みの状態にするにはかなりの隘路があり、修正範囲
が極めて狭いものであり、多大な費用が必要であり、専
門分野に依頼せざるを得ないものである。要するに、充
分なアフターケアーをするには従来のゴルフクラブでは
不充分な構造である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ゴルフクラブの性能の
修正、及び調整を容易にかつ普遍性、共通性の景観を持
たせつつ、専門分野に頼らずに、使用者が自分で好みに
合致する様に出来る構造のゴルフヘッドを提供するこ
と。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の課題たる、ゴル
フクラブの性能の修正・調整は、ゴルフヘッドのホーゼ
ル穴（７）に着目し、インナーボルト（８）を、ゴルフ
ヘッド本体（１）に組み入れ、更にゴルフ用品工業に於
いてルール適合の構造にし、容易に調整出来る為のイン
ナーボルト（８）を提供することが解決手段である。

【０００５】インナーボルト（８）に加工されているシ
ャフト取付用穴（２３）が、インナーボルト（８）に対
して、ベンド角（１１）が付いている為に各種の角度、
即ち、符号（１４）（１５）（１６）（１７）（１８）
（１９）が得られるもので、このベンド角（１１）が、
基本的な手段となる。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明のゴルフクラブヘッドは、
図１に示す様に、ゴルフヘッド本体（１）に、インナー
ボルト（８）が挿入組み立てられた図である。インナー
ボルトのテーパー部（１０）と、ホーゼルテーパー部
（９）のテーパーの傾斜接面（２８）を利用する事によ
り、傾斜接合力が発生し、更に、止めネジボルト（５）
により一層の接合力が得られる。インナーボルト（８）
は、ホーゼルテーパー部（９）に対して接着剤を使用し
ないことでインナーボルト（８）をホーゼル穴（７）か
ら脱却・装着を自由にし、かつ、クラブの性能の変化を
可能にし、堅固で安定した接合力が得られるゴルフヘッ
ドの形態である。尚インナーボルトのストレート部（２
２）は、丸棒の形状で、ホーゼル穴（７）のホーゼル穴
のストレート部（２９）に接面される。

【０００７】ゴルフヘッド本体（１）は、ホーゼル（２
１）を持っているが、従来と異なり、図３に示す様にホ
ーゼルテーパー部（９）の傾斜接面（２８）を持ち、こ
れとインナーボルトのテーパー部（１０）が密着接合出
来る構造である。

【０００８】インナーボルト（８）は、インナーボルト
のテーパー部（１０）にテーパーが加工されて、ホーゼ
ル穴（７）の傾斜接面（２８）に挿入密着出来る構造で
ある。尚インナーボルト（８）は、丸状の棒の形状であ
り、更にホーゼル穴（７）、及び傾斜接面（２８）も円
筒の形状である。

【０００９】シャフト（２）は、インナーボルト（８）
のシャフト取付用穴（２３）に挿入接着され、通常のご
とく接着剤で固定する。

【００１０】シャフト（２）が、インナーボルト（８）
に装着されているが、ゴルフクラブの性能を変化させる
時は、インナーボルト（８）は、ホーゼル穴（７）とは
密着させず、遊離状態にし、ゴルフクラブを使用する時
は、インナーボルト（８）と傾斜接面（２８）を密着固
定させる。尚、止めネジボルト（５）で固く締め付けて
置くものである。

【００１１】シャフト（２）は、インナーボルト（８）
と共に、ホーゼル穴（７）の中に挿入されているので、
外観上通常のゴルフクラブの景観を保って普遍性のある
形態をしている。

【００１２】本発明のゴルフヘッド本体（１）のホーゼ
ル（２１）は、従来の普遍的形状で、ホーゼル穴（７）
の内側にインナーボルト（８）を内蔵出来る構造であ
る。

【００１３】止めネジボルト（５）は、図２に示すエン
ドボス穴（４）に装填され、インナーボルト（８）とゴ
ルフヘッド本体（１）を挿入密着接合させ、かつ、傾斜
接合力を高めさせる為のものである。

【００１４】

【実施例】図１はゴルフヘッド本体（１）の断面図であ
り、インナーボルト（８）がホーゼル穴（７）に挿入組
立されている事を示す。この図が組立完了したゴルフヘ
ッドである。

【００１５】ゴルフヘッド本体（１）と、インナーボル
ト（８）は接着剤を使用せず、ホーゼルテーパー部
（９）とインナーボルトのテーパー部（１０）のテーパ
ー面とが傾斜接合する。又、止めネジボルト（５）でイ
ンナーボルト（８）がネジのリードによって引き寄せら
れ一層の接合力が得られ、ゴルフヘッド本体（１）とイ
ンナーボルト（８）の接合を堅固に固定する。

【００１６】インナーボルト（８）とシャフト（２）
は、通常の通り接着剤で固定されるが、インナーボルト
（８）とホーゼル穴（７）とは、遊離状態でシャフト
（２）を左右どちらかにわずかに回転すると、符号（１
４）（１５）（１６）（１７）（１８）（１９）の各種
の角度が変化するものである。即ち、ゴルフヘッド本体
（１）とシャフト（２）の取付角度が変化する事であ
る。

【００１７】図８に示すことは、シャフト（２）をわず
かに回転させると、フェース角ａ（１７）、ｂ（１
８）、ｃ（１９）にそれぞれ変化し、クラブ使用者の好
みの位置を決定すれば良い事になる。勿論、止めネジボ
ルト（５）は緩めて調整後にネジを締め付けて固定する
事である。

【００１８】フェース角ａ（１７）は、フックフェース
と呼ばれ、スライスボールが出にくい状態である。

【００１９】フェース角ｂ（１８）は、ストレートフェ
ースと呼ばれ、フェース面はボール飛行線と直角の状態
である。

【００２０】フェース角ｃ（１９）は、オープンフェー
スと呼ばれ、フックボールが出にくい状態である。

【００２１】図７に示すことは、ロフト角の変化を説明
するものであり、インナーボルト（８）をマイナスロフ
ト（２５）の位置にすると、ロフト角Ａ（１４）とな
り、ロフト角は減少する。

【００２２】図７に於いてインナーボルト（８）をオリ
ジナルロフト（２６）の位置にすると、ロフト角Ｂ（１
５）となる。オリジナルロフトとは、ゴルフヘッド本体
（１）の本来のロフト角のことを言う。

【００２３】インナーボルト（８）をプラスロフト（２
７）の位置にすると、ロフト角Ｃ（１６）となり、ロフ
ト角は増大する。

【００２４】前記

【００１４】から

【００２３】までが実施例で、それぞれの角度が得ら
れ、ゴルフクラブ使用者の好みの状態を選択すれば良
い。前記に述べた様に止めネジボルト（５）を緩め、調
整後にネジを締めて、インナーボルト（８）を固定させ
る事である。

【００２５】図７に示す円形板（２４）は、ソールイン
バージョンに関する事で、本発明の考案と相対的関係に
あるが、別物件名となるため、これを省略する。

【００２６】

【発明の効果】本発明のゴルフクラブヘッドは、ゴルフ
クラブの性能の変化・修正・調整を目的とし、インナー
ボルト（８）の取付位置の工夫をする事によって、ゴル
フクラブの各種の角度を変化させて、性能の修正・調整
を、使用者が自由に・簡単に行う事が出来、ボールの飛
ぶ方向性、上・下・左右に著しく影響を与える事が出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゴルフヘッド本体の断面図。

【図２】ゴルフヘッド本体のソール（座）の俯瞰図。
（止めネジボルトの位置を示す）

【図３】ゴルフヘッド本体のホーゼル穴（７）を示す。

【図４】インナーボルトの断面図。（正面、シャフト
（２）が挿入されている）

【図５】インナーボルトのテーパー先端の図。（Ｘ矢
視）

【図６】インナーボルトの太め先端の図。（Ｙ矢視）

【図７】ゴルフヘッド本体のロフト変化図。

【図８】ゴルフヘッド本体のフェースアングルの変化
図。

【符号の説明】

１．ゴルフヘッド本体２．シャフト３．フェルール４．エンドボス穴５．止めネジボルト６．ヘッドのフェース７．ホーゼル穴８．インナーボルト９．ホーゼルテーパー部１０．インナーボルトのテーパー部１１．ベンド角１２．インナーボルトのテーパー先端１３．インナーボルトの太め先端１４、ロフト角Ａ１５．ロフト角Ｂ１６．ロフト角Ｃ１７．フェース角ａ１８．フェース角ｂ１９．フェース角ｃ２０．インナーボルトのネジ穴２１．ホーゼル２２．インナーボルトのストレート部２３．シャフト取付用穴２４．円形板２５．マイナスロフト２６．オリジナルロフト２７．プラスロフト２８．傾斜接面２９．ホーゼル穴のストレート部Ｘ．Ｘ矢視Ｙ．Ｙ矢視

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本発明のゴルフクラブヘッドは、ゴルフヘ
ッド本体（１）のホーゼル（２１）の内側にインナーボ
ルト（８）を持ち、これにシャフト（２）を装着し、そ
してベンド角（１１）がつけられることで、シャフト
（２）を左右どちらかに任意の位置にわずかに回転させ
ると、ゴルフヘッド本体（１）とシャフト（２）の取付
角度が変化する。即ちロフト角Ａ（１４）・ロフト角Ｂ
（１５）・ロフト角Ｃ（１６）、フェース角ａ（１７）
・フェース角ｂ（１８）・フェース角ｃ（１９）の各種
の角度が変化し、又、インナーボルト（８）がホーゼル
穴（７）の中に挿入されるので、外観上従来のゴルフク
ラブの共通的景観を持ち、違和感のないゴルフクラブの
性能の調整が出来るゴルフクラブヘッドである。
【請求項２】インナーボルト（８）は、金属又は合成樹
脂で作られ、インナーボルトのテーパー部（１０）にテ
ーパーが加工され、インナーボルトのストレート部（２
２）を持ち、更にインナーボルトの太め先端（１３）の
部分に、インナーボルトのテーパー先端（１２）の方に
向かって、斜めに適当な深さのシャフト取り付け用穴
（２３）が加工され、しかもベンド角（１１）を持つこ
とにより、ゴルフヘッド本体（１）とシャフト（２）の
取付角度の変化による性能調整を可能にする部品であ
る。
【請求項３】前記の請求項２のインナーボルト（８）
は、ゴルフヘッド本体（１）に挿入組立の際、インナー
ボルトのテーパー部（１０）及びホーゼルテーパー部
（９）の傾斜接面（２８）のテーパーを利用し、かつイ
ンナーボルトのネジ穴（２０）と止めネジボルト（５）
の締め付けによって傾斜接合力を強め、接着剤を使用し
ないで固定出来、ゆるめられている時は、ゴルフヘッド
本体（１）のホーゼル穴（７）に装填されているインナ
ーボルト（８）が自由に着脱出来、ゴルフクラブの修正
・調整を可能にし、かつ、止めネジボルト（５）によっ
て固定の出来る構造を持つ部品である。