JP2003062131A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴルフクラブの性能の修正・調整を、ゴルフク
ラブヘッドに依存し、専門分野に依頼することなく、ゴ
ルフクラブ使用者が簡単で、普遍性を以て可能なる構造
にすること。 【解決手段】ゴルフクラブの性能の修正・調整を、ゴル
フクラブヘッドに依存するものであるが、ゴルフクラブ
ヘッドのソール（２２）に、円形板（３）を設置し、そ
れを左右（２３）に回転させて修正・調整することで、
本件の課題解決を求めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブの性
能を修正・調整する目的を、ゴルフクラブヘッドに依存
するものであるが、専門分野に依頼することなく、ゴル
フクラブ使用者が自身で修正・調整することに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来よりゴルフクラブの性能の修正・調
整は、専門分野に依頼することが通常であった。しかし
近来は概ね金属製のヘッドの為、その修正・調整は極め
て困難でありましてアマチュアゴルファーは全く修正は
困難である。プレーヤー自身の好みの性能を持たせるに
あたって、使用者自身の自由かつ簡単に修正を可能なら
しめる、潜在的需要はあるが実現性に極めて乏しいもの
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記

【０００２】の説明の隘路に鑑み、プレーヤー自身でゴ
ルフクラブの調整が出来てしかも普遍性で共通性のある
ゴルフクラブヘッドを提供すること。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ゴルフクラブの性能を修
正・調整するために、ゴルフヘッドのソール（２２）に
着目し、ソール（２２）に回転できる円形板（３）のプ
レートを設置することによって、課題を解決するものと
する。円形板（３）はテーパー状に加工されていて回転
させることによって、いろいろな角度を設定出来るもの
である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明はゴルフクラブヘッド
（１）のソール（２２）の部分に、円形板（３）を設置
することである。この円形板（３）は丸形で、クサビ状
にテーパー加工されて、左、右の厚みが異なることで、
ゴルフクラブヘッド（１）とソール（２２）に対して各
種の角度（４）（５）（６）（７）（８）を変化させる
ものである。図１に示すように、円形板（３）が止めビ
スネジ（１８）で止められ固定されているが、これをゆ
るめて円形板（３）を任意の位置に回転させて、テーパ
ー状の角度によって各自の好みの角度に設定され、ゴル
フクラブの性能を修正・調整ならしめるものである。

【０００６】本発明の円形板（３）は、円形板レール
（１５）を持っていて、本体レール溝（１４）に組み込
まれ、止めビスネジ（１８）で止められているもので、
本件の課題を解決する部品である。

【０００７】本体レール溝（１４）は、本体のソール
（２２）の部分に円形に溝が加工され、平らな本体レー
ル座（１６）を持っている。

【０００８】円形板（３）は、円形板ウラ側（１７）を
持っていて、更に円形板レール（１５）を持っている部
品である。

【０００９】円形板（３）は、金属又は合成樹脂で作ら
れ、本体レール座（１６）を接面して組み立てられる。

【００１０】円形板（３）はその中心点に円形板の穴
（２１）が明けられ、止めビスネジ（１８）で止められ
るが、円形板（３）を左右（２３）どちらか任意の位置
に回転させ、テーパー加工された厚さの差を利用して各
種の角度（４）（５）（６）（７）（８）を提供するも
のである。

【００１１】

【実施例】図４は、円形板（３）の厚い方（１２）をト
ウ先端（１９）の方、左側に設置している例を示す。各
種の角度Ａ（４）になっている。アップライ角となる。

【００１２】図５は、円形板（３）の厚い方（１２）を
ヒール先端（２０）の方、右側に設置している例を示
す。各種の角度Ｂ（５）になっている。フラットライ角
となる。

【００１３】図１０について、フェースラインａ（９）
は各種の角度Ｃ（６）と同等の角度を示す。フックフェ
ースと称され、スライスボールが出にくいことを示す。

【００１４】図１０について、フェースラインｂ（１
０）は各種の角度Ｄ（７）と同等の角度を示す。スクェ
アフェースと称され、ストレートフェースとなる。

【００１５】図１０について、フェースラインｃ（１
０）は各種の角度Ｅ（８）と同等の角度を示す。オープ
ンフェースと称され、フックボールが出にくい事を示
す。

【００１６】円形板（３）は止めビスネジ（１８）で止
められているが、ネジをゆるめて任意の位置に設定する
と、テーパー状の角度の為、各種の角度（４）（５）
（６）（７）（８）が得られるのである。

【００１７】角度をアップライにしたい時は、各種の角
度Ａ（４）に設定することになる。

【００１８】角度をフラットライにしたい時は、各種の
角度Ｂ（５）に設定することになる。

【００１９】スライス防止のフェースラインにするに
は、各種の角度Ｃ（６）に設定することになる。

【００２０】ストレートフェースラインにするには、各
種の角度Ｄ（７）に設定することになる。

【００２１】フック防止のフェースラインにするには、
各種の角度Ｅ（８）に設定することになる。

【００２２】微妙な調整は、それぞれの各種の角度
（４）（５）（６）（７）（８）の中間又はどちらかを
強調する様に、円形板（３）の位置を設定すれば良い。

【発明の効果】本発明のゴルフクラブヘッドは、ゴルフ
クラブの性能の変化を目的とし、ヘッドのソール（２
２）に円形板（３）を設置することによって、アマチュ
アゴルファー自身が簡単に修正・調整出来ることであ
る。専門分野に依頼し、又は不適合のクラブとして他に
処分する様なことなく、自身の道具として使用できるゴ
ルフクラブになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ゴルフクラブヘッドをソール（２２）の方から
見た図。

【図２】ゴルフクラブヘッドの側面図。ヒール先端（２
０）からトウ先端（１９）にみたもの。円形板（３）は
左側に厚い方（１２）が位置する。

【図３】図２と同様の方向から見た図。円形板（３）は
右側に厚い方（１２）が位置する。

【図４】ゴルフクラブヘッドの正面図。各種の角度Ａ
（４）を示す。

【図５】図４と同様の方向から見た図。各種の角度Ｂ
（５）を示す。

【図６】ゴルフクラブヘッド（１）の断面図。

【図７】円形板（３）の断面図。

【図８】円形板（３） を示す。

【図９】円形板（３）の側面図。

【図１０】フェースライン（９）（１０）（１１）を示
す。

【図１１】選択図

【符号の説明】

１．ゴルフクラブヘッド ２．ホーゼル ３．円形板 ４．各種の角度Ａ ５．各種の角度Ｂ ６．各種の角度Ｃ ７．各種の角度Ｄ ８．各種の角度Ｅ ９．フェースラインａ １０．フェースラインｂ １１．フェースラインｃ １２．厚い方 １３．薄い方 １４．本体レール溝 １５．円形板レール １６．本体レール座 １７．円形板ウラ側 １８．止めビスネジ １９．トウ先端 ２０．ヒール先端 ２１．円形板の穴 ２２．ソール ２３．左右 ２４．止めネジ穴

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本発明は、ゴルフクラブヘッド（１）の、
   ソール（２２）に、テーパー加工されて、平面に回転の
   出来る円形板（３）を持ち、ゴルフクラブヘッド（１）
   を、ソール（２２）に対して各種の角度Ａ（４）、各種
   の角度Ｂ（５）、各種の角度Ｃ（６）、各種の角度Ｄ
   （７）、各種の角度Ｅ（８）、を変化させることが出来
   るゴルフクラブヘッドである。
2. 【請求項２】円形板（３）は、金属又は合成樹脂で作ら
   れ、片方が、厚い方（１２）、及び一方が、薄い方（１
   ３）の形にするため、テーパー加工されたものであっ
   て、かつ平面に回転することが出来て、更に止めビスネ
   ジ（１８）で固定することによって、テーパー状の角度
   を利用してゴルフクラブの性能の修正・調整を可能にす
   るゴルフクラブヘッドの部品である。