JP2003070359A - 植生用土壌構造及びその構築方法 - Google Patents

植生用土壌構造及びその構築方法

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JP2003070359A
JP2003070359A JP2001271509A JP2001271509A JP2003070359A JP 2003070359 A JP2003070359 A JP 2003070359A JP 2001271509 A JP2001271509 A JP 2001271509A JP 2001271509 A JP2001271509 A JP 2001271509A JP 2003070359 A JP2003070359 A JP 2003070359A
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drainage
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acidic
plate
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Hideo Sugimoto
英夫 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】植物の生育に適したpH環境及び水分環境を維
持する。 【構成】本発明に係る植生用土壌構造1は、湿地帯に拡
がる酸性土壌2の上に排水性中和板3を配置し、該排水
性中和板の上に土4を客土して植物が生育するための植
生層5を形成してある。酸性土壌2と排水性中和板3と
の間には、透水性保護シート6を介在させてあり、酸性
土壌2の土粒子が排水性中和板3へ侵入するのを防止す
るようになっている。同様に、排水性中和板3と土4と
の間には、透水性保護シート7を介在させてあり、土4
の土粒子が排水性中和板3へ侵入するのを防止するよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸性土壌、特に湿
地帯における酸性土壌における植物の生育環境を維持す
るための植生用土壌構造及びその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】植物が生育するためには、その生育に適
したpH環境が必要であり、地盤の表層のpHが小さす
ぎたり大きすぎたりすると、該地盤を緑化したり、農作
物の生産に利用したりすることは難しくなる。
【0003】したがって、例えば酸性硫酸塩土壌などの
酸性土壌を何らの手だても加えずにそのまま農地化する
ことは難しい。酸性硫酸塩土壌は、主としてパイライト
からなる硫化物を含んだ土壌であって、かかる硫化物が
空気中にさらされて硫酸が発生し、強酸性となった土壌
をいう。
【0004】このような酸性土壌を緑地や農耕地として
利用するには、植物が生育するのに適した土壌環境とな
るよう改良を行う必要があるが、従来はかかる酸性土壌
の表層に石灰などの中和材を混合して中和を試みるのが
一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
中和材混合による方法では、中和反応によって酸性土壌
が中和されるまでに時間を要するため、植物の栽培開始
が遅延するという問題を生じていた。
【0006】また、このような方法では、中和材が表層
でしか混合撹拌されないため、酸性化が下層に及んでい
る場合には、下層から表層に上昇してきた酸性水によっ
て再び表層が酸性化してしまい、かくして植物の生育に
適したpH環境を長期間維持することが難しいという問
題も生じていた。
【0007】とくに、湿地帯においては、地下水位が高
いため、下層からの酸性水の影響が大きい。
【0008】さらに、かかる湿地帯では、土が湿ってい
るために大型重機のトラフィカビリティが低下し、中和
材の混合作業が困難になるとともに、中性化できたとし
ても土壌の含水比が高すぎて生育可能な植物が限定され
てしまうという問題も生じていた。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、植物の生育に適したpH環境及び水分環境を
維持することが可能な植生用土壌構造及びその構築方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る植生用土壌構造は請求項1に記載した
ように、酸性土壌の上に所定の排水性中和板を配置し、
該排水性中和板の上に所定の土を客土して植物が生育す
るための植生層を形成してなる植生用土壌構造であっ
て、前記排水性中和板を前記酸性土壌側の面から浸入し
た酸性水を中和するとともに該酸性水を断面内で面内方
向に排水させることができるように構成し、かつ前記酸
性水によって分解するように構成したものである。
【0011】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記排水性中和板を、多数のチップを該チップ同士に間隙
が生じるようにセメント含有物質で相互に固結させて構
成したものである。
【0012】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記チップを木片で構成したものである。
【0013】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記間隙に連通するように所定の排水管を配置するととも
に、該排水管に排水ポンプを接続したものである。
【0014】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記排水性中和板を相互に離間配置して該排水性中和板の
間に前記排水管を敷設したものである。
【0015】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記酸性土壌と前記排水性中和板との間及び前記排水性中
和板と前記土との間の少なくともいずれかに透水性保護
シートを介在させたものである。
【0016】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記排水性中和板と前記土との間に前記透水性保護シート
を介在させるとともに、前記土を浚渫土としたものであ
る。
【0017】また、本発明に係る植生用土壌構造は、前
記酸性土壌と前記排水性中和板との間に前記透水性保護
シートを介在させるとともに、前記酸性土壌を湿地帯に
拡がる酸性土壌としたものである。
【0018】また、本発明に係る植生用土壌の構築方法
は請求項9に記載したように、酸性土壌の上に所定の排
水性中和板を配置し、該排水性中和板の上に所定の土を
客土して植物が生育するための植生層を形成する植生用
土壌の構築方法であって、前記排水性中和板を前記酸性
土壌側の面から浸入した酸性水を中和するとともに該酸
性水を断面内で面内方向に排水させることができるよう
に構成し、かつ前記酸性水によって分解するように構成
したものである。
【0019】また、本発明に係る植生用土壌の構築方法
は、前記酸性土壌と前記排水性中和板との間及び前記排
水性中和板と前記土との間の少なくともいずれかに透水
性保護シートを介在させるものである。
【0020】本発明に係る植生用土壌構造及びその構築
方法においては、まず、酸性土壌の上に所定の排水性中
和板を配置し、しかる後、該排水性中和板の上に所定の
土を客土して植物が生育するための植生層を形成する。
【0021】ここで、排水性中和板は、酸性土壌側の面
から浸入してきた酸性水を中和するとともに、該酸性水
を断面内で面内方向に排水させ、さらに前記酸性水によ
って分解するように構成してある。
【0022】このようにすると、降雨等が原因で酸性土
壌から酸性水が浸出してきたとしても、該酸性水は、植
生層には直接浸入せず、排水性中和板にまずは浸入す
る。
【0023】そして、排水性中和板に浸入した酸性水
は、該排水性中和板の中和作用によって中和されるた
め、その後で植生層に浸入したとしても、植生層におけ
るpH環境には何らの悪影響も与えない。
【0024】また、酸性土壌から排水性中和板に浸入し
てきた酸性水を中和しきれず、例えば弱酸性にとどまっ
たとしても、該酸性水は、排水性中和板の排水作用によ
って断面内で面内方向に排水され、植生層に浸入するこ
とはない。そのため、やはり植生層における植物の生育
には何らの悪影響も与えない。
【0025】一方、降雨等で植生層に多量の水が流入し
たとしても、かかる余剰水は、その下にある排水性中和
板に浸入し、該排水性中和板の排水作用によって断面内
で面内方向に排水される。そのため、植生層の含水比が
高くなるのを抑制することができる。
【0026】ここで、排水性中和板に浸入した水をその
排水機能を利用して断面内で所定の方向に流すために
は、例えば、酸性土壌が段状に形成されている場合であ
れば、上流から下流への自然の流れを利用することがで
きる。
【0027】さらに、排水性中和板は、前記酸性水によ
って分解するように構成してあるため、該排水性中和板
は、酸性水を中和しながら徐々に弱アルカリ、中性へと
移行し、やがて分解する。
【0028】したがって、植生層で生育する植物は、分
解された排水性中和板を貫通してその下の土壌に根を伸
長させ、順調に生育を続ける。なお、排水性中和板が配
置された当初、酸性であった土壌は、上述した中和作用
によって非酸性環境へと移行しており、この点において
も、植生層での植物を適切なpH環境で生育させること
ができる。
【0029】ここで、排水性中和板に対し、排水機能、
中和機能及び施工当初に必要な板としての物理的な強度
並びに経年変化したときの分解機能をいかに付与するか
については任意であるが、例えば、多数のチップを該チ
ップ同士に間隙が生じるようにセメント含有物質で相互
に固結させて排水性中和板を構成することが考えられ
る。
【0030】かかる構成においては、チップ同士の間隙
によって排水機能が、セメント含有物質によるアルカリ
性によって中和機能がそれぞれ確保されるとともに、セ
メント含有物質によるチップ同士の固結作用によって板
としての強度が確保される。
【0031】また、セメント含有物質に含まれるセメン
トが、主として、珪酸、アルミナ、酸化鉄の石灰塩と少
量のアルカリ化合物からなるため、酸によって可溶性の
石灰塩となり、かくして所定の分解機能を有することと
なる。特に、硫酸、塩酸、硝酸のような強い無機酸は、
セメント中の水酸化カルシウムを中和するとともに、比
較的安定な硬化生成物である石灰の珪酸塩やアルミナ塩
まで分解する。また、ナトリウム、マグネシウム、カル
シウムの硫酸塩などの塩類は、セメント中の水酸化カル
シウムと反応して可溶性の物質を作ったり、多量の結晶
水をとって膨張し、セメントを分解する。
【0032】セメント含有物質とは、具体的には、セメ
ントと水との水和反応によって水酸化カルシウムが生成
したものであれば、その形態は任意であり、セメント及
び水とからなるセメントミルク(セメントペースト)、
セメント、水及び細骨材からなるフレッシュモルタルあ
るいはセメント、水、細骨材及び粗骨材からなるフレッ
シュコンクリートのいずれを水和反応で硬化させたもの
であってもかまわない。
【0033】上述したチップをどのような材料で構成す
るかは任意であるが、該チップを木片で構成した場合に
おいては、チップについても微生物による分解作用を受
けることとなるため、上述したセメント含有物質の分解
作用と相まって排水性中和板は、経年的に確実に分解す
ることとなり、その上に形成された植生層の植物は、分
解された排水性中和板の割れ目や微生物分解で生成した
中空空間に根を伸長させ、通常の土壌と同様に生育して
いく。
【0034】なお、木片が分解するには相当の年月を有
するため、上述した排水性中和板の排水機能が阻害され
る懸念はない。
【0035】植生層は、植物を生育させるための層であ
り、どのような種類の植物を生育させるかは任意であ
る。例えば、野菜や米を植生層に植えることで農地とし
たり、芝を植えて公園の緑地とすることが考えられる。
【0036】また、排水性中和板に浸入した水をその排
水機能を利用して断面内で所定の方向に流すためには、
上述したように上流から下流への自然の流れを利用する
ようにしてもかまわないが、ここで、排水性中和板の間
隙に連通するように所定の排水管を配置するとともに、
該排水管に排水ポンプを接続した場合には、該排水管及
び排水ポンプを用いて人工的な流れを作ることができる
ため、排水性中和板の排水機能の実効化を図ることがで
きるとともに、排水ポンプからの排水量が排水性中和板
への流入量を常に上回るように排水ポンプを駆動制御す
ることによって、植生層の水分環境を適正に管理するこ
とが可能となる。
【0037】排水管は、排水性中和板から排水すること
ができるのであればどのように配置するかは任意である
が、例えば、排水性中和板を相互に離間配置して該排水
性中和板の間に排水管を敷設することが考えられる。
【0038】また、排水性中和板を配置するにあたって
は、酸性土壌と排水性中和板との間に透水性保護シート
を介在させるようにしてもかまわない。かかる場合にお
いては、酸性土壌の上に透水性保護シートを敷設してか
ら、排水性中和板を配置することとなる。
【0039】このようにすると、透水性保護シートによ
って土粒子の移動が遮られるため、酸性土壌の土粒子
が、例えば地下水位の上昇に伴って排水性中和板の間隙
や排水性中和板間のすき間に侵入して目詰まりしてしま
うのを防止することができ、排水性中和板の本来の排水
機能を確保することが可能となる。
【0040】一方、排水性中和板と土との間に透水性保
護シートを介在させてもかまわない。かかる場合におい
ては、排水性中和板の上に透水性保護シートを敷設して
から、土を客土して植生層を形成することとなる。
【0041】このようにすると、透水性保護シートによ
って土粒子の移動が遮られるため、植生層の土粒子が、
自重によって又は降雨時の水の流れに伴って排水性中和
板の間隙や排水性中和板間のすき間に侵入して目詰まり
してしまうのを防止することができ、上述したと同様、
排水性中和板の本来の排水機能を確保することが可能と
なる。
【0042】透水性保護シートは、土粒子を通過させず
かつ植物の成長を阻害しないように根を通過させること
ができるのであれば、どのように構成するかは任意であ
り、例えば、不織布で構成することが考えられる。
【0043】なお、透水性保護シートは透水性を有して
いるため、酸性土壌や植生層からの排水性中和板への水
の流入が妨げられる恐れはない。
【0044】また、上述した各透水性保護シートのう
ち、いずれか一方のみを介在させるようにしてもかまわ
ないし、両方とも介在させるようにしてもかまわない。
【0045】客土する土は、植物が生育することができ
る良質の土であればどのようなものを用いてもかまわな
いが、ここで、排水性中和板と土との間に透水性保護シ
ートを介在させた場合には、土として浚渫土を客土する
ことも考えられる。かかる場合においては、排水性中和
板の排水機能によって、含水比が高い浚渫土の余剰水分
は速やかに排水され、植物の生育に適した水分環境の植
生層が形成される。
【0046】また、透水性保護シートを敷設してから浚
渫土を客土するため、該透水性保護シートによって浚渫
土の土粒子の移動が遮られ、含水比が高い浚渫土であっ
ても、該浚渫土が排水性中和板の間隙や排水性中和板間
のすき間に侵入して目詰まりを生じることはなく、排水
性中和板の本来の排水機能が確保される。
【0047】したがって、従来は含水比が高いために農
耕地や緑地に利用することが難しく、脱水固化等の処理
を施してから産業廃棄物として処分するしかなった浚渫
土を、事前に特別な処理を施すことなく植物が生育する
ための植生層として有効利用することが可能となる。
【0048】なお、浚渫土には有機質、窒素、リン酸な
ど植物の肥料となる成分が多く含まれているため、植物
の生育に適した土壌環境が構築されることとなり、化学
肥料の使用量を低減することもできる。
【0049】また、本発明をどのような酸性土壌に適用
するかは問わないが、酸性土壌と排水性中和板との間に
透水性保護シートを介在させる場合には、湿地帯に拡が
る酸性土壌への適用が有効である。すなわち、地下水位
が高いために下層から表層に上昇してくる酸性水の影響
が大きい湿地帯であっても、下層から表層に上昇してく
る酸性水は排水性中和板によって中和・排水されるの
で、長期間にわたって、植生層を植物の生育に適したp
H環境及び水分環境に維持することができる。
【0050】また、酸性土壌の上に透水性保護シートを
敷設してから排水性中和板を配置するため、酸性土壌の
土粒子が排水性中和板へ浸入するのが防止されるのみな
らず、通常は湿地に足が取られるなどして作業性が悪か
った湿地帯での作業性が向上する。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る植生用土壌構
造及びその構築方法の実施の形態について、添付図面を
参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部
品等については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0052】図1は、本実施形態に係る植生用土壌構造
を示した断面図である。同図でわかるように、本実施形
態に係る植生用土壌構造1は、湿地帯に拡がる酸性土壌
2の上に排水性中和板3を配置し、該排水性中和板の上
に土4を客土して植物が生育するための植生層5を形成
してある。
【0053】植生層5は、植物を生育させるための層で
あり、例えば、該植生層に樹木や野菜あるいは穀類を植
えることで農地としたり、芝を植えて公園の緑地とした
りして利用することとなる。
【0054】植生層5に客土する土4は、植物の生育に
適した土を用いる。
【0055】ここで、酸性土壌2と排水性中和板3との
間には、透水性保護シート6を介在させてあり、酸性土
壌2の土粒子が排水性中和板3へ侵入するのを防止する
ようになっている。同様に、排水性中和板3と土4との
間には、透水性保護シート7を介在させてあり、土4の
土粒子が排水性中和板3へ侵入するのを防止するように
なっている。
【0056】透水性保護シート6及び透水性保護シート
7は、不織布で構成してあり、土粒子を通過させずかつ
水分及び植物の根を通過させることができるようになっ
ている。
【0057】図2(a)は、排水性中和板3の斜視図、同
図(b)はその断面詳細図である。これらの図でわかるよ
うに、排水性中和板3は、多数のチップである木片12
を該木片同士に間隙13が生じるようにセメント含有物
質であるセメントペースト14で相互に固結させてな
り、酸性土壌2の側の面から浸入してきた酸性水をセメ
ントペースト14に含まれる水酸化カルシウムで中和す
るとともに、該酸性水を間隙13を介して断面内で面内
方向(同図(a)矢印方向)に排水させることができるよ
うになっている。
【0058】木片12は、排水性中和板3を製作する際
のセメントペースト14の固化を妨げない樹種を選択す
る。例えばヒノキを用いるのが望ましい。
【0059】また、排水性中和板3は、セメントペース
ト14が酸性水によって中和されて強アルカリから弱ア
ルカリあるいは中性へと移行し、それに伴って分解する
ようになっている。
【0060】図3は、排水性中和板3の配置を示した図
で、図1のA−A線に沿う水平断面図である。同図でよ
くわかるように、排水性中和板3は相互に離間配置して
あるが、ここで、該排水性中和板の間には、上述した間
隙13に連通するように排水管21を敷設するととも
に、該排水管をヘッダー23を介して排水ポンプ22に
接続してあり、かかる排水管21及び排水ポンプ22を
用いて排水性中和板3の間隙13に流入した水を排水す
るようになっている。
【0061】排水管21は、排水可能範囲を拡げるべ
く、通水孔を多数形成した中空管で構成するのがよい。
【0062】本実施形態に係る排水性中和板3を製造す
るには、例えば数cmの大きさの木片12とセメントと
少量の水とをミキサー内で混合して木片12の表面にセ
メントペースト14を絡ませるようにし、かかる状態で
板状物製作用型枠内に投入し、適宜プレスをかけながら
硬化乾燥させ、板状に成形すればよい。
【0063】ここで、セメントペースト14が多すぎる
と、製造された排水性中和板3内の間隙13が少なくな
り、セメントペースト14が少なすぎると、木片12同
士を固結させる強度が不足して板状体としての強度が不
足するため、セメント及び水の量は、かかる観点を考慮
して適宜決定する。
【0064】本実施形態に係る植生用土壌構造1を構築
するには、まず、湿地帯に拡がる酸性土壌2の上に透水
性保護シート6を敷設する。
【0065】次に、該透水性保護シートの上に排水性中
和板3を配置する。このとき、排水性中和板3を相互に
離間配置するとともに、該排水性中和板の間に排水管2
1を敷設する。
【0066】なお、排水性中和板3は、木片12をセメ
ント含有物質であるセメントペースト14で相互に固結
させてあるため、運搬、敷設等においては、板としての
所定の強度を有し、施工上、何らの支障も生じない。
【0067】次に、排水性中和板3の上に透水性保護シ
ート7を敷設し、次いで、該透水性保護シートの上に土
4を客土して植物が生育するための植生層5を形成す
る。
【0068】本実施形態に係る植生用土壌構造1におい
ては、図4に示すように、降雨や地下水の上昇が原因で
酸性土壌2から酸性水が浸出してきたとしても、該酸性
水は、植生層5には直接浸入せず、排水性中和板3にま
ずは浸入する。
【0069】そして、排水性中和板3に浸入した酸性水
は、該排水性中和板の中和作用によって中和されるた
め、その後で植生層5に浸入したとしても(図4破線方
向)、植生層5におけるpH環境には何らの悪影響も与
えない。
【0070】また、酸性土壌2から排水性中和板3に浸
入してきた酸性水を中和しきれず、弱酸性にとどまった
としても、該酸性水は、間隙13を介した排水性中和板
3の排水作用によって断面内で面内方向(排水ポンプ2
2による流れ方向)に排水され(図4実線方向、図2
(a)参照)、植生層5に浸入することはない。そのた
め、やはり植生層5における植物の生育には何らの悪影
響も与えない。
【0071】一方、降雨等で植生層5に多量の水が流入
したとしても、かかる余剰水は、その下にある排水性中
和板3に浸入し、該排水性中和板の排水作用によって、
上述したと同様、断面内で面内方向に排水される。
【0072】ここで、排水性中和板3に浸入した水をそ
の排水機能を利用して断面内で所定の方向に流すにあた
っては、排水管21及び排水ポンプ22を用いた人工的
な流れを利用する。なお、排水ポンプ22からの排水量
が排水性中和板3への流入量を常に上回るように排水ポ
ンプ22を駆動制御し、植生層5の水分環境を適正に管
理するのが望ましい。
【0073】さらに、排水性中和板3は、酸性土壌2か
らの酸性水を中和しながら、徐々に弱アルカリ、中性へ
とpH環境が移行するとともに、それに伴ってセメント
ペースト14が分解する。そして、かかるセメントペー
スト14で固結されていた木片12がバラバラになるた
め、結局、排水性中和板3全体が分解する。
【0074】また、セメントペースト14の分解によっ
てバラバラになった木片12についても、土中の微生物
による分解作用を受けるため、排水性中和板3は、上述
したセメントペースト14の分解作用と相まって経年的
に確実に分解する。
【0075】したがって、植生層5で生育する樹木31
は図5に示すように、分解された排水性中和板3及び透
水性保護シート6、7を貫通してその下の土壌2aに根
を伸長させ、順調に生育を続ける。なお、排水性中和板
3が配置された当初、酸性であった土壌2は、上述した
中和作用によって非酸性環境の土壌2aへと移行してお
り、この点においても、植生層5での植物を適切なpH
環境で生育させることができる。
【0076】なお、排水性中和板3は、ほとんどが木片
12であるため、微生物の分解作用を受けた後は、土壌
2aと一体化するが、木片12が分解するには相当の年
月を有するため、上述した排水性中和板3の排水機能が
阻害される懸念はない。
【0077】また、透水性保護シート6及び透水性保護
シート7によって土粒子の移動が遮られるため、酸性土
壌2の土粒子が例えば地下水位の上昇に伴って排水性中
和板3の間隙13や排水性中和板3間のすき間に侵入し
て目詰まりしたり、植生層5の土粒子が自重によって又
は降雨時の水の流れに伴って排水性中和板3の間隙13
や排水性中和板3間のすき間に侵入して目詰まりしてし
まうのを防止することができ、排水性中和板3の本来の
排水機能が確保される。
【0078】なお、透水性保護シート6及び透水性保護
シート7は透水性を有しているため、酸性土壌2や植生
層5からの排水性中和板3への水の流入が妨げられる恐
れはない。
【0079】以上説明したように、本実施形態に係る植
生用土壌構造1及びその構築方法によれば、酸性土壌2
に排水性中和板3を敷設してから該排水性中和板の上に
土4を客土するようにしたので、酸性土壌2側の面から
浸入してきた酸性水を排水性中和板3で中和させるとと
もに、該酸性水を排水性中和板3の断面内で面内方向に
排水させることができる。
【0080】そのため、降雨や地下水の上昇が原因で酸
性土壌2から酸性水が浸出してきたとしても、該酸性水
を排水性中和板3の中和作用によって中和させるととも
に、酸性水が中和されずに弱酸性にとどまったとして
も、該酸性水を排水性中和板3の排水作用によって断面
内で面内方向に排水させることが可能となり、植生層5
を酸性土壌2から遮断する、言い換えれば、酸性水が植
生層5に浸入するのを未然に防止することが可能とな
る。
【0081】一方、降雨等で植生層5に多量の水が流入
したとしても、かかる余剰水は、その下にある排水性中
和板3に浸入し、該排水性中和板の排水作用によって断
面内で面内方向に排水される。そのため、植生層5の含
水比が高くなるのを抑制することができる。
【0082】さらに、排水性中和板3を酸性水によって
分解するように構成してあるため、該排水性中和板は、
酸性水を中和しながら徐々に中性環境へと移行し、やが
て上述したように分解し、植生層5で生育する樹木31
は、かかる分解された排水性中和板3の割れ目や分解に
よって生じた空隙を利用しながら、中性の環境となった
土壌2a内へとその根を伸長させる。
【0083】したがって、植生層5を適切なpH環境及
び水分環境に維持しつつ、なおかつ植生層5で生育させ
る樹木31の根を土壌2aに伸長させながら順調に生育
させることが可能となり、かくして酸性土壌2であって
も緑地や農耕地として利用することができる。
【0084】また、植生層5では土4を客土した直後か
ら植物の生育が可能な状態となるため、従来の中和材混
合による方法と異なり、酸性土壌2が中和されるのを待
たずとも植生層5での植物の栽培を開始することが可能
となる。
【0085】また、本実施形態に係る植生用土壌構造1
によれば、チップを木片12で構成したので、該木片が
微生物によって分解されることとなり、上述したセメン
トの分解作用と相まって、排水性中和板3を経年的に確
実に分解させることが可能となる。なお、チップを木片
12とすることにより、排水性中和板3を軽量化できる
という作用効果も奏する。
【0086】また、本実施形態に係る植生用土壌構造1
によれば、間隙13に連通するように排水管21を配置
するとともに、該排水管に排水ポンプ22を接続したの
で、該排水管及び排水ポンプを用いて人工的な水の流れ
を作ることができ、排水性中和板3の排水機能の実効化
を図ることが可能となるとともに、排水ポンプ22から
の排水量が排水性中和板3への流入量を常に上回るよう
に排水ポンプ22を駆動制御することによって、植生層
5の水分環境を適正に管理することが可能となる。
【0087】また、本実施形態に係る植生用土壌構造1
及びその構築方法によれば、酸性土壌2と排水性中和板
3との間に透水性保護シート6を介在させるようにした
ので、該透水性保護シートによって土粒子の移動が遮ら
れ、酸性土壌2の土粒子が、例えば地下水位の上昇に伴
って排水性中和板3の間隙13や排水性中和板3間のす
き間に侵入して目詰まりしてしまうのを防止することが
でき、排水性中和板3の本来の排水機能を確保すること
が可能となる。
【0088】また、本実施形態に係る植生用土壌構造1
及びその構築方法によれば、排水性中和板3と土4との
間に透水性保護シート7を介在させるようにしたので、
透水性保護シート7によって土粒子の移動が遮られ、植
生層5の土粒子が、自重によって又は降雨時の水の流れ
に伴って排水性中和板3の間隙13や排水性中和板3間
のすき間に侵入して目詰まりしてしまうのを防止するこ
とができ、上述したと同様、排水性中和板3の本来の排
水機能を確保することが可能となる。
【0089】また、本実施形態に係る植生用土壌構造1
によれば、湿地帯に拡がる酸性土壌2に本発明を適用し
たので、地下水位が高いために下層から表層に上昇して
くる酸性水の影響が大きい湿地帯であっても、下層から
表層に上昇してくる酸性水は排水性中和板3によって中
和・排水され、植生層5を長期間にわたって植物の生育
に適したpH環境及び水分環境に維持することができ
る。
【0090】また、酸性土壌2の上に透水性保護シート
6を敷設してから排水性中和板3を配置するため、酸性
土壌2の土粒子が排水性中和板3へ浸入するのが防止さ
れるのみならず、通常は湿地に足が取られるなどして作
業性が悪かった湿地帯での作業性が向上する。さらに、
酸性土壌2の表面に存在する凹凸を透水性保護シート6
である程度吸収することができるため、排水性中和板3
を配置する際の作業性や配置精度が向上するという作用
効果も奏する。
【0091】本実施形態では、チップとして木片12を
利用したが、樹木の根を伸長させるのに酸によるセメン
トの分解作用で十分であれば、あえて木片を用いる必要
はなく、互いに空隙を形成させることができるチップで
あれば、いかなる材料でもよい。
【0092】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、セメントペースト14だけでは強度不足のため、木
片12を互いに固結させることができないのであれば、
適宜、固化剤を添加するようにしてもかまわないし、流
動性等の面で改善する必要があるのであれば、適宜、混
和剤を使用すればよい。
【0093】また、本発明のセメント含有物質は、セメ
ントペースト14に限るものではなく、細骨材を入れた
モルタルを使用する場合も考えられる。
【0094】また、本実施形態では、排水性中和板3を
相互に離間配置して該排水性中和板の間に排水管21を
敷設するようにしたが、排水性中和板3の排水機能の実
効化を図ることができるのであれば、排水管21をどの
ように配置するかは任意であり、例えば、排水性中和板
3を配置した植生用土壌構造1の周囲を取り囲むように
配置してもかまわない。
【0095】また、本実施形態では、排水性中和板3を
相互に離間配置するようにしたが、所望の排水機能が得
られるのであれば、排水性中和板3をどのように配置す
るかは任意であり、すき間を設けない隣接配置としても
かまわないし、複数の排水性中和板を所望の段数だけ積
層配置するようにしてもかまわない。
【0096】また、本実施形態では、間隙13に連通す
るように排水管21を配置するとともに、該排水管に排
水ポンプ22を接続することによって、排水性中和板3
に浸入した水を断面内で所定の方向に流すようにした
が、例えば、酸性土壌2が段状に形成されている場合に
は、上流から下流への自然の流れを利用し、排水管21
及び排水ポンプ22を省略してもかまわない。
【0097】また、本実施形態では、酸性土壌2と排水
性中和板3との間及び排水性中和板3と土4との間にそ
れぞれ透水性保護シート6及び透水性保護シート7を介
在させるようにしたが、排水性中和板3の間隙13や排
水性中和板3間のすき間が目詰まりする恐れがないので
あれば、透水性保護シート6及び透水性保護シート7を
両方とも省略してもかまわないし、いずれか一方のみを
介在させるようにしてもかまわない。
【0098】また、本実施形態では、酸性土壌を湿地帯
に拡がる酸性土壌2としたが、本発明をどのような酸性
土壌に適用するかは任意であり、湿地帯以外の酸性土壌
に本発明を適用することができるのはいうまでもない。
【0099】また、本実施形態では土4の種類に関して
特に言及しなかったが、図6に示すように、土として浚
渫土41を客土するとともに、排水性中和板3と浚渫土
41との間に透水性保護シート7を介在させるようにし
てもかまわない。
【0100】このようにすると、排水性中和板3の排水
機能によって、含水比が高い浚渫土41の余剰水は速や
かに排水され、植物の生育に適した水分環境の植生層4
2が形成される。
【0101】また、透水性保護シート7を敷設してから
浚渫土41を客土するため、該透水性保護シートによっ
て浚渫土41の土粒子の移動が遮られ、含水比が高い浚
渫土41であっても、該浚渫土が排水性中和板3の間隙
13や排水性中和板3間のすき間に侵入して目詰まりを
生じることはなく、排水性中和板3の本来の排水機能が
確保される。
【0102】したがって、従来は含水比が高いために農
耕地や緑地に利用することが難しく、脱水固化等の処理
を施してから産業廃棄物として処分するしかなった浚渫
土41を、事前に特別な処理を施すことなく植物が生育
するための植生層42として有効利用することが可能と
なる。
【0103】浚渫土41は、その流動性の高さを利用
し、例えばコンクリート配管に類似した配管に接続され
た圧送ポンプによって所望の位置に客土することができ
る。
【0104】なお、浚渫土41には有機質、窒素、リン
酸など植物の肥料となる成分が多く含まれているため、
植物の生育に適した土壌環境が構築されることとなり、
化学肥料の使用量を低減することもできる。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る植生用
土壌構造及びその構築方法によれば、植生層を適切なp
H環境及び水分環境に維持しつつ、なおかつ植生層で生
育させる植物の根を土壌に伸長させながら順調に生育さ
せることが可能となり、かくして酸性土壌であっても緑
地や農耕地として利用することができる。
【0106】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る植生用土壌構造を示した断面
図。
【図2】本実施形態に係る植生用土壌構造及びその構築
方法に用いる排水性中和板の図であり、(a)は斜視図、
(b)は断面詳細図。
【図3】本実施形態に係る植生用土壌構造を示した図
で、図1のA−A線に沿う水平断面図。
【図4】本実施形態に係る植生用土壌構造及びその構築
方法の作用を示した図。
【図5】本実施形態に係る植生用土壌構造及びその構築
方法の作用を示した図。
【図6】本実施形態に係る植生用土壌構造の変形例を示
した断面図。
【符号の説明】
1 植生用土壌構造 2 酸性土壌 3 排水性中和板 4 土 5、42 植生層 6、7 透水性保護シート 12 木片(チップ) 13 間隙 14 セメントペースト(セメ
ント含有物質) 21 排水管 22 排水ポンプ 41 浚渫土(土)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性土壌の上に所定の排水性中和板を配
    置し、該排水性中和板の上に所定の土を客土して植物が
    生育するための植生層を形成してなる植生用土壌構造で
    あって、前記排水性中和板を前記酸性土壌側の面から浸
    入した酸性水を中和するとともに該酸性水を断面内で面
    内方向に排水させることができるように構成し、かつ前
    記酸性水によって分解するように構成したことを特徴と
    する植生用土壌構造。
  2. 【請求項2】 前記排水性中和板を、多数のチップを該
    チップ同士に間隙が生じるようにセメント含有物質で相
    互に固結させて構成した請求項1記載の植生用土壌構
    造。
  3. 【請求項3】 前記チップを木片で構成した請求項2記
    載の植生用土壌構造。
  4. 【請求項4】 前記間隙に連通するように所定の排水管
    を配置するとともに、該排水管に排水ポンプを接続した
    請求項2又は請求項3記載の植生用土壌構造。
  5. 【請求項5】 前記排水性中和板を相互に離間配置して
    該排水性中和板の間に前記排水管を敷設した請求項4記
    載の植生用土壌構造。
  6. 【請求項6】 前記酸性土壌と前記排水性中和板との間
    及び前記排水性中和板と前記土との間の少なくともいず
    れかに透水性保護シートを介在させた請求項1記載の植
    生用土壌構造。
  7. 【請求項7】 前記排水性中和板と前記土との間に前記
    透水性保護シートを介在させるとともに、前記土を浚渫
    土とした請求項6記載の植生用土壌構造。
  8. 【請求項8】 前記酸性土壌と前記排水性中和板との間
    に前記透水性保護シートを介在させるとともに、前記酸
    性土壌を湿地帯に拡がる酸性土壌とした請求項6記載の
    植生用土壌構造。
  9. 【請求項9】 酸性土壌の上に所定の排水性中和板を配
    置し、該排水性中和板の上に所定の土を客土して植物が
    生育するための植生層を形成する植生用土壌の構築方法
    であって、前記排水性中和板を前記酸性土壌側の面から
    浸入した酸性水を中和するとともに該酸性水を断面内で
    面内方向に排水させることができるように構成し、かつ
    前記酸性水によって分解するように構成したことを特徴
    とする植生用土壌の構築方法。
  10. 【請求項10】 前記酸性土壌と前記排水性中和板との
    間及び前記排水性中和板と前記土との間の少なくともい
    ずれかに透水性保護シートを介在させる請求項9記載の
    植生用土壌の構築方法。
JP2001271509A 2001-09-07 2001-09-07 植生用土壌構造及びその構築方法 Withdrawn JP2003070359A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103299740A (zh) * 2013-05-14 2013-09-18 深圳市如茵生态环境建设有限公司 矿山废弃地植被恢复的处理方法

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