JP2003070288A - アクチュエータの駆動装置及び方法並びに情報記録再生装置 - Google Patents

アクチュエータの駆動装置及び方法並びに情報記録再生装置

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JP2003070288A
JP2003070288A JP2001260355A JP2001260355A JP2003070288A JP 2003070288 A JP2003070288 A JP 2003070288A JP 2001260355 A JP2001260355 A JP 2001260355A JP 2001260355 A JP2001260355 A JP 2001260355A JP 2003070288 A JP2003070288 A JP 2003070288A
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Kazuo Takahashi
一雄 高橋
Yoshitsugu Araki
良嗣 荒木
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Pioneer Electronic Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置などの光ピックアップに設け
られるアクチュエータを、比較的簡単な装置構成及び制
御方式を用いて、ディフェクト時、アクセス時、停止状
態時などに制動する。 【解決手段】 アクチュエータを電流駆動する駆動装置
は、アクチュエータの動きに応じて生じる逆起電力分を
含む該アクチュエータに流れる電流に応じた電圧を発生
させる電流モニタ手段と、この発生された電圧を負帰還
する帰還手段とを備える。帰還手段は、ディフェクト
時、アクセス時、停止状態時などに、大きい利得で負帰
還させて、アクチュエータを動き難くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDVDプレ
ーヤ、DVDレコーダ等の光ディスク装置における光ピ
ックアップに設けられるアクチュエータを駆動或いは制
動するのに好適に用いられるアクチュエータの駆動装置
及び方法、並びにそのような駆動装置を備えた光ディス
ク装置等の情報記録再生装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップは、フォーカス制御用ア
クチュエータ、トラッキング制御用アクチュエータなど
の各種アクチュエータを備えて構成されている。そし
て、このようなアクチュエータを駆動する駆動装置は、
アクチュエータを所定の範囲内で任意に且つ必要な加速
度で移動させることができ、しかも所定精度で姿勢を保
てるように設計されている。
【0003】従来、この種の駆動装置では、例えば電磁
力を駆動力として利用する可動コイル型、ボイスコイル
型等のアクチュエータを駆動する際には、主に電圧を入
力として適正な電流出力即ち適正な駆動力を得るもので
ある。そして特に、コイルのインダクタンス等の影響を
避けるために、アクチュエータに流れる電流をモニタす
る電流モニタ用抵抗等でフィードバックをかけ、通常動
作時には、入力に対して適正な電流出力が得られるよう
に構成されている。尚、「通常動作時」とは、本願明細
書では、後述の「ディフェクト時」、「キャリッジ或い
はスライダ移動時」、「停止状態時」等を除く、例えば
光ピックアップにおけるフォーカス動作、トラッキング
動作などの通常の記録又は再生用の動作をアクチュエー
タが行なっている時をいうものとする。
【0004】そして、このような駆動装置では、アクチ
ュエータの動きに伴う逆起電力が、通常動作時における
駆動に影響しないように設計されており、入力とアクチ
ュエータの動作は、オープン制御に近い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに概ねオープン制御を行なうように構成すると、通常
動作時には問題が無いが、例えばポータブル装置、車載
用電子機器等における光ピックアップ或いは光ディスク
装置の停止状態時(即ち、再生や記録を行なっていない
状態の時)に、持ち運びや車の振動によってアクチュエ
ータが揺動して、例えば光ピックアップに対して極めて
近接配置される光ディスク面に光ピックアップが衝突し
かねないという問題点がある。
【0006】更に、このように概ねオープン制御を行な
うように構成すると、光ディスクにゴミや傷があった場
合などのディフェクト時に、アクチュエータがエラー信
号に過剰に反応して無理且つ不適切な可動を余儀なくさ
れるという問題点がある。
【0007】更にまた、このように概ねオープン制御を
行なうように構成すると、光ピックアップのキャリッジ
或いはスライダ移動によるアクセス時における光ピック
アップ全体の移動の際に、フォーカス制御用やトラッキ
ング制御用などのヘッドアクチュエータが大きく揺動し
てしまい、故障の原因になったり、アクセス直後におけ
るトラッキング制御やフォーカス制御に支障を来たすと
いう問題点がある。
【0008】そして、このような光ピックアップの停止
状態、ディフェクト時、スライダ移動時等にアクチュエ
ータの動きを特別に阻止する或いは制動するためには、
アクチュエータにおける駆動機構とは別に、ブレーキな
どの制動機構が必要となると共に、該制動機構に対して
制動信号を送るCPU(Central Processing Unit)等
による制御などが必要となり、結局、駆動装置の構成や
制御方法が極めて複雑化してしまうという問題点があ
る。特に、この種の光ピックアップでは、高密度記録に
する程、僅かなゴミや傷でディフェクトが発生する傾向
があるので、この問題は、高密度記録という一般的要請
の下では極めて深刻である。
【0009】しかも、アクチュエータの駆動装置は、通
常動作時にアクチュエータを所定の範囲内で任意に且つ
必要な加速度で移動させると共に所定精度で姿勢を保て
るように駆動する必要があるため、ディフェクト時、ア
クセス時、停止状態時などのために安易にアクチュエー
タが動き難いように単純設計することは基本的に許され
ない。
【0010】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、比較的簡単な装置構成及び制御方式を用い
て、ディフェクト時、アクセス時、停止状態時などにア
クチュエータを制動することを可能ならしめるアクチュ
エータの駆動装置及び方法、並びにそのような駆動装置
を具備してなる光ディスク装置等の情報記録再生装置を
提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のアクチュ
エータの駆動装置は上記課題を解決するために、アクチ
ュエータを電流駆動する駆動装置であって、該アクチュ
エータの動きに応じて生じる逆起電力分を含む該アクチ
ュエータに流れる電流に応じた電圧を発生させる電流モ
ニタ手段と、該発生された電圧を負帰還する帰還手段と
を備える。
【0012】第1のアクチュエータの駆動装置によれ
ば、電流モニタ手段により、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる。そして、このように発
生された電圧を、帰還手段により負帰還するので、逆起
電力が発生すると、それに応じてアクチュエータが動き
難くなる。
【0013】従って、例えば光ディスクにゴミや傷があ
った場合などのディフェクト時に、アクチュエータがエ
ラー信号に過剰に反応することを未然防止でき、アクチ
ュエータを無理且つ不適切に可動しないで済む。このた
め特に、僅かなゴミや傷でディフェクトが発生する高密
度記録を行なう場合にも、好適に対処可能となる。
【0014】更に、例えば光ピックアップのスライダ移
動或いはキャリッジ移動によるアクセス時における光ピ
ックアップ全体の移動の際に、フォーカス制御用やトラ
ッキング制御用などのヘッドアクチュエータが大きく揺
動することを未然防止でき、故障の原因を低減すると共
に、アクセス直後におけるトラッキング制御やフォーカ
ス制御を良好に行なうことも可能となる。
【0015】更にまた、例えばポータブル装置、車載用
電子機器等における光ピックアップ或いは光ディスク装
置の停止状態時に、持ち運びや車の振動によってアクチ
ュエータが揺動することを未然防止し得、光ディスク面
に光ピックアップが衝突することも回避できる。
【0016】しかも、このようにディフェクト時、スラ
イダ移動時、停止状態時等にアクチュエータの動きを特
別に阻止する或いは制動するために、アクチュエータに
おける駆動機構とは別にブレーキなどの制動機構を設け
る必要がなく、該制動機構に対して制動信号を送るCP
U等による制御なども不要となる。
【0017】これらの結果、駆動装置における装置構成
や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス
時、停止状態時などにアクチュエータを制動することが
可能となる。
【0018】本発明の第1のアクチュエータの駆動装置
の一態様では、前記電流モニタ手段は、前記逆起電力分
に対応する電圧を発生させるように構成されている。
【0019】この態様によれば、電流モニタ手段によ
り、アクチュエータの動きに応じて生じる逆起電力分
(のみ)に対応する電圧を発生させる。そして、このよ
うに発生された電圧を、帰還手段により負帰還するの
で、逆起電力が発生すると、その分だけアクチュエータ
が動き難くなる。
【0020】従って、ディフェクト時、スライダ移動
時、停止状態時等の別を意識して、スイッチ制御や利得
変更等を行なう構成を完全に不要とすることも可能とな
り、装置構成及び制御方法の簡略化を最大限に図れる。
しかも、通常動作時に、アクチュエータが不必要に動き
難くなる事態も回避できるので、実用上大変有利であ
る。
【0021】この態様では、前記電流モニタ手段は、前
記アクチュエータを駆動する駆動力を電磁的に発生する
インダクタンスにおける入力側の一端と接地との間に接
続された第1の抵抗と、前記一端と前記第1の抵抗との
間に接続された第2の抵抗と、前記インダクタンスの他
端と前記接地との間に接続された第3の抵抗とを有し、
前記インダクタンスの電気インピーダンスをZeとし、
前記第1、第2及び第3の抵抗の値を夫々、R、R
及びRとするとき、Ze:R=R:Rが成立す
る。
【0022】このように構成すれば、3つの抵抗を用い
て比較的簡単に、電流モニタ手段により、アクチュエー
タの動きに応じて生じる逆起電力分(のみ)に対応する
電圧を発生させることが可能となる。
【0023】本発明の第1のアクチュエータの駆動装置
の一態様では、前記帰還手段は、第1制動信号に応じて
開閉される第1スイッチ手段を備えており、前記発生さ
れた電圧を前記第1スイッチの開閉により選択的に負帰
還する。
【0024】この態様によれば、帰還手段に備えられた
第1スイッチ手段が、第1制動信号に応じて開閉され
る。そして、この第1スイッチ手段の開閉により、電流
モニタ手段により発生された電圧を、選択的に負帰還す
る。
【0025】例えば、ディフェクト時、スライダ移動
時、停止状態時等の場合には、第1制動信号に応じて第
1スイッチ手段を閉として、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む電流に応じた電圧を負帰還
するように構成すれば、逆起電力に応じてアクチュエー
タを動き難くできる。他方、通常動作時の場合には、第
1制動信号に応じて第1スイッチ手段を開として、アク
チュエータの動きに応じて生じる逆起電力分を含む電流
に応じた電圧を負帰還しないように構成すれば、アクチ
ュエータが動き難くなることはない。
【0026】この第1スイッチ手段に係る態様では、前
記帰還手段は、前記第1スイッチ手段と並列接続された
抵抗を備えてもよい。
【0027】このように構成すれば、第1スイッチ手段
を閉とした際には、これに並列接続された抵抗と第1ス
イッチ手段とで負帰還の経路を構築することなり、帰還
利得を増大できる。他方、第1スイッチ手段を開とした
際には、これに並列接続された抵抗で負帰還の経路を構
築することなり、帰還利得を減少できる。負帰還の経路
を完全に立ってしまうのでは通常動作時における安定し
た駆動が望めないので、このように抵抗を設けることは
非常に有利である。
【0028】この第1スイッチ手段に係る態様では、第
2制動信号に応じて開閉される第2スイッチ手段を前記
アクチュエータを電流駆動するための電流の入力経路に
備えてもよい。
【0029】このように構成すれば、例えば、ディフェ
クト時、スライダ移動時、停止状態時等の場合には、第
2制動信号に応じて第2スイッチ手段を開として、入力
経路を絶つことにより、アクチュエータの動きに応じて
生じる逆起電力分のみを含む電流に応じた電圧を負帰還
することが可能となる。他方、通常動作時の場合には、
第2制動信号に応じて第2スイッチ手段を閉として、駆
動用の電流を入力できる。
【0030】この場合には、前記第1制動信号と第2制
動信号とは、同一信号からなってもよい。
【0031】このように構成すれば、同一信号に基づい
て二つのスイッチ手段を制御可能となるので、全体とし
て装置構成及び制御方法の簡略化を図れる。
【0032】本発明の第2のアクチュエータの駆動装置
は上記課題を解決するために、アクチュエータを電流駆
動する駆動装置であって、該アクチュエータに流れる電
流に応じた電圧を発生させる電流モニタ手段と、該発生
された電圧を、第1制動信号に応じて選択的に第1の利
得又は該第1の利得よりも大きい第2の利得で負帰還さ
せる帰還手段とを備える。
【0033】第2のアクチュエータの駆動装置によれ
ば、電流モニタ手段により、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる。そして、このように発
生された電圧を、帰還手段により、第1制動信号に応じ
て選択的に第1の利得又は該第1の利得よりも大きい第
2の利得で負帰還する。よって、例えば、通常動作時
に、第1制動信号に応じて小さい利得で負帰還すれば、
アクチュエータを動きやすくできる。他方、ディフェク
ト時、アクセス時、停止状態時等に、第1制動信号に応
じて大きい利得で負帰還すれば、アクチュエータを動き
難くできる。
【0034】しかも、このようにディフェクト時、スラ
イダ移動時、停止状態時等にアクチュエータの動きを特
別に阻止する或いは制動するために、アクチュエータに
おける駆動機構とは別にブレーキなどの制動機構を設け
る必要がない。
【0035】これらの結果、駆動装置における装置構成
や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス
時、停止状態時などにアクチュエータを制動することが
可能となる。
【0036】本発明の第1のアクチュエータの駆動装置
における第1スイッチ手段に係る態様では、或いは本発
明の第2のアクチュエータの駆動装置の一態様では、前
記第1及び第2制動信号のうち少なくとも一方は、前記
アクチュエータが設けられたピックアップでディフェク
トが発生した際に発せられる。
【0037】この態様によれば、アクチュエータが設け
られたピックアップでディフェクトが発生すると、第1
制動信号や第2制動信号が発せられる。そして、これに
応じて第1スイッチ手段や第2スイッチ手段が開閉され
たり、或いはこの第1制動信号に応じて帰還手段におけ
る負帰還に係る利得が変更される。従って、ディフェク
ト時に、アクチュエータがエラー信号に過剰に反応する
ことを未然防止でき、アクチュエータを無理且つ不適切
に可動しないで済む。
【0038】この態様では、前記ピックアップにより出
力される光検出信号に基づいて前記ディフェクトを検出
する制御手段を更に備えており、前記制御手段は、前記
ディフェクトの検出に対応して前記第1及び第2制動信
号の少なくとも一方を出力するように構成してもよい。
【0039】このように構成すれば、光ディスクにゴミ
や傷があった場合などのディフェクト時に、制御手段
は、ピックアップにより出力される光検出信号に基づい
て、当該ディフェクトを検出し、このディフェクトの検
出に対応して、制御手段は、第1制動信号や第2制動信
号を出力するので、自動的に、ディフェクト時における
スイッチ手段の開閉制御や利得の変更制御を行なうこと
が可能となる。
【0040】本発明の第1のアクチュエータの駆動装置
における第1スイッチ手段に係る態様では、或いは本発
明の第2のアクチュエータの駆動装置の他の態様では、
前記第1及び第2制動信号のうち少なくとも一方は、前
記アクチュエータが設けられたピックアップがキャッリ
ッジ或いはスライダ移動する際に発せられる。
【0041】この態様によれば、アクチュエータが設け
られたピックアップを、アクセスする際には、第1制動
信号や第2制動信号が発せられる。そして、これに応じ
て第1スイッチ手段や第2スイッチ手段が開閉された
り、或いはこの第1制動信号に応じて帰還手段における
負帰還に係る利得が変更される。従って、アクセス時
に、フォーカス制御用やトラッキング制御用などのヘッ
ドアクチュエータが大きく揺動することを未然防止で
き、故障の原因を低減すると共に、アクセス直後におけ
るトラッキング制御やフォーカス制御を良好に行なうこ
とも可能となる。
【0042】この態様では、前記ピックアップを記録媒
体上の所望のアドレス位置にキャッリッジ或いはスライ
ダ移動する旨のアクセス指令を出力する制御手段を更に
備えており、前記制御手段は、前記アクセス指令の出力
に対応して前記第1及び第2制動信号の少なくとも一方
を出力するように構成してもよい。
【0043】このように構成すれば、アクセス時に、制
御手段は、アクセス指令を出力すと共に、このアクセス
指令の出力に対応して第1制動信号や第2制動信号を出
力するので、自動的に、アクセス時におけるスイッチ手
段の開閉制御や利得の変更制御を行なうことが可能とな
る。
【0044】本発明の第1のアクチュエータの駆動装置
における第1スイッチ手段に係る態様では、或いは本発
明の第2のアクチュエータの駆動装置の他の態様では、
前記第1及び第2制動信号のうち少なくとも一方は、前
記アクチュエータが設けられたピックアップが動作停止
の状態となる際に発せられる。
【0045】この態様によれば、アクチュエータが設け
られたピックアップを、停止状態とする際には、第1制
動信号や第2制動信号が発せられる。そして、これに応
じて第1スイッチ手段や第2スイッチ手段が開閉された
り、或いはこの第1制動信号に応じて帰還手段における
負帰還に係る利得が変更される。従って、例えばポータ
ブル装置、車載用電子機器等におけるピックアップ或い
は光ディスク装置の停止状態時に、持ち運びや車の振動
によってアクチュエータが揺動することを未然防止し
得、光ディスク面にピックアップが衝突することも回避
できる。
【0046】この態様では、前記ピックアップが動作停
止の状態にあるか否かを判定する制御手段を更に備えて
おり、前記制御手段は、前記動作停止の状態にあるとの
判定に対応して前記第1及び第2制動信号の少なくとも
一方を出力するように構成してもよい。
【0047】このように構成すれば、停止状態時には、
制御手段はそれと判定すると共に、この判定に対応して
第1制動信号や第2制動信号を出力するので、自動的
に、停止状態時におけるスイッチ手段の開閉制御や利得
の変更制御を行なうことが可能となる。
【0048】本発明の第1又は第2のアクチュエータの
駆動装置の他の態様では、前記帰還手段は、前記発生さ
れた電圧を増幅する増幅手段を備えており、前記増幅さ
れた電圧を負帰還する。
【0049】この態様によれば、電流モニタ手段により
発生された電圧を、帰還手段に備えられた増幅手段によ
り、増幅後に負帰還可能となる。よって、例えば、通常
動作時に、増幅手段による増幅を行なうことなく小さい
利得で負帰還すれば、アクチュエータを動きやすくでき
る。他方、ディフェクト時、アクセス時、停止状態時等
に、増幅手段により増幅することで大きい利得で負帰還
すれば、アクチュエータを動き難くできる。
【0050】この態様では、前記帰還手段は、前記増幅
手段と並列接続された抵抗を更に備えるように構成して
もよい。
【0051】このように構成すれば、増幅手段により増
幅を行なわない場合にも、抵抗の存在により、適当な負
帰還の経路を構築できる。特に、増幅手段が増幅を行な
わない場合に、帰還経路を完全に立ってしまうのでは通
常動作時における安定した駆動が望めないので、このよ
うに抵抗を設けることは非常に有利である。
【0052】本発明の第1又は第2のアクチュエータの
駆動装置の他の態様では、前記アクチュエータは、ピッ
クアップのフォーカス駆動又はトラッキング駆動用であ
る。
【0053】この態様によれば、ディフェクト時、スラ
イダ移動時、停止状態時等にフォーカス制御用のアクチ
ュエータやトラッキング制御用のアクチュエータの動き
を制動可能となり、特別にブレーキなどの制動機構を設
ける必要もない。
【0054】本発明の第1のアクチュエータの駆動方法
は上記課題を解決するために、アクチュエータを電流駆
動する駆動方法であって、該アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる電流モニタ工程と、該発
生された電圧を負帰還する帰還工程とを備える。
【0055】第1のアクチュエータの駆動方法によれ
ば、電流モニタ工程により、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる。そして、このように発
生された電圧を、帰還工程により負帰還するので、逆起
電力が発生すると、それに応じてアクチュエータが動き
難くなる。
【0056】従って、上述した本発明の第1のアクチュ
エータの駆動装置の場合と同様に、駆動装置における装
置構成や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、ア
クセス時、停止状態時などにアクチュエータを制動する
ことが可能となる。
【0057】本発明の第2のアクチュエータの駆動方法
は上記課題を解決するために、アクチュエータを電流駆
動する駆動方法であって、該アクチュエータに流れる電
流に応じた電圧を発生させる電流モニタ工程と、該発生
された電圧を、第1制動信号に応じて選択的に第1の利
得又は該第1の利得よりも大きい第2の利得で負帰還さ
せる帰還工程とを備える。
【0058】第2のアクチュエータの駆動方法によれ
ば、電流モニタ工程により、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる。そして、このように発
生された電圧を、帰還工程により、第1制動信号に応じ
て選択的に第1の利得又は該第1の利得よりも大きい第
2の利得で負帰還する。
【0059】従って、上述した本発明の第2のアクチュ
エータの駆動装置の場合と同様に、駆動装置における装
置構成や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、ア
クセス時、停止状態時などにアクチュエータを制動する
ことが可能となる。
【0060】本発明の情報記録再生装置は上記課題を解
決するために、上述した本発明のアクチュエータの駆動
装置(但し、その各種態様も含む)と、前記アクチュエ
ータと、前記アクチュエータにより可動なピックアップ
と、該ピックアップにより情報の記録及び再生のうち少
なくとも一方を行なう情報記録再生手段とを具備してな
る。
【0061】本発明の情報記録再生装置によれば、上述
した本発明のアクチュエータの駆動装置を具備してなる
ので、比較的簡単な装置構成及び制御方式を用いて、記
録媒体上で記録を行なったり再生を行なったりしつつ、
ディフェクト時、アクセス時、停止状態時などには適宜
アクチュエータを制動可能な情報記録再生装置を実現で
きる。
【0062】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0064】(基本原理)先ず本発明の基本原理につい
て、図1から図6を参照して説明する。
【0065】一般に、ボイスコイル型アクチュエータ及
びその駆動装置における電気−機械モデルは、図1のよ
うになる。
【0066】図1において、アクチュエータの駆動装置
10は、巻数A:1のコイルを介してアクチュエータ1
2を電流制御するように構成されている。即ち、駆動装
置10は、アクチュエータ12を、入力電圧eに対して、
電流iに応じた速度vで動かすように構成されている。
【0067】このとき、次に示す式(1)及び式(2)
が成立する。 e = Zei + Av ・・・(1) f = Zmv - Ai ・・・(2) 但し A:力係数( = Bl) B:磁束密度 l :コイル長 f :外力 であり、Av は、逆起電力である。
【0068】ここで、外力f = 0 とし、逆起電力分を、
インピーダンスZemに換算すると、上記の式(2)にお
いて、f = 0 より、 v = Ai / Zm ・・・(2') となる。
【0069】これを上記の式(1)に代入すると、 e = (Ze + A2/Zm) i ・・・(3) が得られる。但し、逆起電力分は、 Zem = A2/Zm であ
る。
【0070】よって図1に示した駆動装置10の電気モ
デルは、図2に示した通りとなる。
【0071】尚、図1及び図2において、 L :コイルインダクタンス r :内部抵抗 Zm:機械インピーダンス Zem:インピーダンスZのうちの機械インピーダンスの逆
起電力分 Ze :インピーダンスZのうちの電気インピーダンス である。
【0072】一方、一般的な駆動回路10は、図3のよ
うになり、図4のようなフィードバックループを構成す
る。
【0073】図3に示す回路は、電流フィードバックを
呼ばれる駆動回路であり、R2 >> R L として RL に流
れる電流(すなわちアクチュエータに流れる電流)をモ
ニターして、フィードバックをかけるものである。
【0074】図4を考えると、伝達関数は、G/( 1 + G
H) であり、外乱抑圧特性を示す感度関数は、1 / ( 1
+ GH) である。これが小さい程、外乱を打ち消すことが
できる。
【0075】したがってGHを大きくとれば、(ドライブ
入力を0とし)アクチュエータの動きを止めようとした
時、アクチュエータが動いていたとすると、逆起電力が
発生し、これが外乱となるため、駆動回路10はこれを
抑圧するように動く。この場合GHを大きくとれば、アク
チュエータの制動性能が上がる。
【0076】図3を図4に対応させると、オペアンプゲ
インをKとして、次に示す式(4)から式(6)が成立
する。
【0077】
【数1】
【0078】ここで、アクチュエータ制動時、アクチュ
エータの動きに伴う逆起電力により、図3のような駆動
回路でもフィードバックがかかり、制動作用があるが、
効率が悪い。その原因としては、次の(i)及び(i
i)に説明するように、フィードバック効率が悪いこと
が挙げられる。 (i) 即ち第1に、(6)式より Z << R1 として、
式(7)で示されるGHが十分大きくないことが挙げられ
る。
【0079】
【数2】
【0080】即ち、R2/R1 または、Z/RL が大きい時で
ある。
【0081】ここで、式(7)の導出を次に示す。
【0082】先ず図5に示した回路において、次に示す
式(101)〜(106)が成立する。
【0083】
【数3】
【0084】(101)及び(105)より、次に示す式(10
7)が成立し、式(108)が導かれる。
【0085】
【数4】
【0086】従って、(101)+(102)及び(103)よ
り、次に示す式(109)が得られ、上記式(108)より、
次に示す式(110)が得られる。
【0087】
【数5】
【0088】他方、上記式(103)及び式(104)より、
次に示す式(111)及び式(112)が得られる。
【0089】
【数6】
【0090】最後に、上記式(106)、式(108)、式(1
10)及び式(112)より、GH(= E0/E1)が、次のように得
られる。
【0091】
【数7】
【0092】(ii) 第2に、電流モニタ感度が小さ
いことが挙げられる。これは、電流フィードバック型駆
動回路では、逆起電流と RL による電圧上昇がフィード
バックされるとも考えることができる。逆起電流が小さ
く、RL が小さいと、フィードバック効率が悪くなる。
【0093】図2及び図3から、図6のように逆起電流
i が Zem に発生したとすると、Ze+ Zem に対しRL
大きくなければ所望のフィードバック効率が得られな
い。
【0094】但し、通常の駆動時に電流効率を得るため
に RL は非常に小さく設定され、スイッチ等を付加しよ
うとしても、そのON抵抗が問題となり、実用的ではな
い。
【0095】(第1実施形態)次に、上述の基本原理に
基づく、本発明の第1実施形態について、図7及び図8を
参照して説明する。ここに、図7は、第1実施形態の電
気モデルを示すブロック図であり、図8は、その回路図
である。
【0096】図7及び図8に示すように、第1実施形態
の駆動装置100は、例えば光ピックアップのフォーカ
ス駆動又はトラッキング駆動用のアクチュエータを駆動
するものである。駆動装置100は、アクチュエータの
動きに応じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータ
に流れる電流に応じた電圧を発生させる電流モニタ手段
の一例を構成する抵抗RLと、ここで発生された電圧を負
帰還する帰還手段の一例を構成する抵抗R2、これに並列
接続されたスイッチSW2及びオペアンプ102とを備
える。
【0097】第1実施形態では特に、式(7)に示した
ゲインGHを小さくするために、抵抗R2をスイッチSW2
により小さくするように構成されている。若しくは、抵
抗RL又は抵抗R1が大きいように構成されている。但し、
このうちRLを大きくすることは、前述の通り実用的では
ない。スイッチSW2によって、抵抗R2 を小さくする
とEO/E1 のゲインGHも小さくなり、ディフェクト時等
に誤った入力がなされた場合などに効果が大きい。
【0098】即ち、駆動装置100では、スイッチSW
2の開閉により、抵抗RLにより発生された電圧を、選択
的に、スイッチSW2及び抵抗R2を介して又は抵抗R2
みを介して負帰還する。そして、例えばディフェクト
時、スライダ移動時、停止状態時等の場合に、第1制動
信号に応じてスイッチSW2を閉とする。これにより、
逆起電力が発生すると、相対的に大きい帰還利得に応じ
て、例えばフォーカス制御用のアクチュエータやトラッ
キング制御用のアクチュエータを動き難くできる。他
方、通常動作時の場合に、第1制動信号に応じてスイッ
チSW2を開とする。これにより、相対的に小さい帰還
利得に応じて、例えばフォーカス制御用のアクチュエー
タやトラッキング制御用のアクチュエータが動き難くな
ることはない。
【0099】これらの結果、駆動装置における装置構成
や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス
時、停止状態時などにアクチュエータを制動することが
可能となる。この際、アクチュエータにおける駆動機構
とは別にブレーキなどの制動機構を設ける必要や、これ
をCPU等により制御する必要もない。
【0100】加えて、第1実施形態では、入力経路に第1
スイッチ手段の一例を構成するスイッチSW1が設けら
れている。従って、例えば、ディフェクト時、スライダ
移動時、停止状態時等の場合には、第2制動信号に応じ
てスイッチSW1を開として、入力経路を絶つことによ
り、アクチュエータの動きに応じて生じる逆起電力分の
みを含む電流に応じた電圧を負帰還することが可能とな
る。他方、通常動作時の場合には、第2制動信号に応じ
てスイッチSW1を閉として、駆動用の電流を入力でき
る。
【0101】但し、スイッチSW1については、ディフ
ェクト時、スライダ移動時、停止状態時等と通常動作時
との間における切り替え時に、大きなショックが入力に
加わる場合があるので、設けなくてもよい。また、スイ
ッチSW1及びスイッチSW2を制御する制御信号は、
同一信号でもよいし、相異なる信号でもよい。
【0102】(第2実施形態)次に、上述の基本原理に
基づく、本発明の第2実施形態について、図9から図12
を参照して説明する。ここに、図9は、第2実施形態の
原理を示す回路図であり、図10は、その概念的な回路
図であり、図11は、その一具体例を示す回路図であ
り、図12は、その他の具体例を示す回路図である。
【0103】図9に示すように、第2実施形態の駆動装
置200は、例えば光ピックアップのフォーカス駆動又
はトラッキング駆動用のアクチュエータを駆動するもの
である。駆動装置200は、アクチュエータの動きに応
じて生じる逆起電力分を含む該アクチュエータに流れる
電流に応じた電圧を発生させる電流モニタ手段の一例を
構成するモニタ経路201及び抵抗RLと、ここで発生さ
れた電圧を、選択的に第1の利得又は該第1の利得より
も大きい第2の利得で負帰還させる帰還手段の一例を構
成する加算器210及び220並びにオペアンプ20
2、204及び206とを備える。
【0104】第2実施形態では特に、フィードバック分
を大きくするために、増幅回路を用いている。第1実施
形態のように抵抗R2 を小さくした場合は、抵抗RL
駆動電流iのモニタにならないので、モニタ経路210
を介して逆起電力分をモニタするように構成されてい
る。
【0105】但し、図9では、逆起電力分をモニタすべ
くモニタ経路201が、ZemとZeとの間から分岐している
が、これらの機械的インピーダンス及び電気的インピー
ダンスは一体不可分であるので、実際には図10に示し
た位置にモニタ経路201は設けられることになる。
【0106】図11において、図10に示した回路の一
具体例としての駆動回路200aは、抵抗R2を経てオペ
アンプ202へ帰還する一の利得によるフィードバック
ループと、オペアンプ220、抵抗RH及びスイッチ22
1を経て抵抗オペアンプ202へ帰還する他の利得によ
るフィードバックループとを有する。
【0107】即ち、駆動装置200aでは、スイッチS
W221の開閉により、抵抗RLにより発生された電圧
を、選択的に、オペアンプ220、抵抗RH及びスイッチ
SW221を介して又は抵抗R2のみを介して負帰還す
る。そして、例えばディフェクト時、スライダ移動時、
停止状態時等の場合に、第1制動信号に応じてスイッチ
SW221を閉とする。これにより、逆起電力が発生す
ると、相対的に大きい利得に応じて、例えばフォーカス
制御用のアクチュエータやトラッキング制御用のアクチ
ュエータを動き難くできる。他方、通常動作時の場合
に、第1制動信号に応じてスイッチSW221を開とす
る。これにより、相対的に小さい利得に応じて、例えば
フォーカス制御用のアクチュエータやトラッキング制御
用のアクチュエータが動き難くなることはない。
【0108】これらの結果、駆動装置における装置構成
や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス
時、停止状態時などにアクチュエータを制動することが
可能となる。この際、アクチュエータにおける駆動機構
とは別にブレーキなどの制動機構を設ける必要や、これ
をCPU等により制御する必要もない。
【0109】尚、図10に示した第2実施形態の他の具
体例として、抵抗R2が大きい場合には、図12に示すよう
に、駆動回路200bは、抵抗R2を経てオペアンプ20
2へ帰還する一の利得によるフィードバックループと、
マイナス入力端子側が接地されたオペアンプ230、抵
抗RH及びスイッチ221を経て抵抗オペアンプ202へ
帰還する他の利得によるフィードバックループとを有し
てもよい。
【0110】(第3実施形態)次に、上述の基本原理に
基づく、本発明の第3実施形態について、図13から図1
5を参照して説明する。ここに、図13は、第3実施形
態の概念的な回路図であり、図14は、その一具体例を
示す回路図であり、図15は、その他の具体例を示す回
路図である。
【0111】図13に示すように、第3実施形態の駆動
装置300は、例えば光ピックアップのフォーカス駆動
又はトラッキング駆動用のアクチュエータを駆動するも
のである。駆動装置300は、フィードバック感度を上
げるために、アクチュエータの動きに応じて生じる逆起
電力分を含む該アクチュエータに流れる電流に応じた電
圧を発生させる電流モニタ手段の一例を構成するモニタ
経路301並びにインピーダンスZem'及びZe'並びに抵
抗RL'を備える。図13では、分かり易いように、Zem →
Zem' 、Ze → Ze' 、RL → RL' と対応付けている。
【0112】このとき通常動作時の駆動に影響のないよ
うに、Zem << Zem' 、Ze << Ze' 、RL << RL' と
することが望ましい。但し、フィードバックゲインは任
意に設定できるため、Zem'、Ze'及びRL'の比率も任意で
ある。
【0113】図14において、図13に示した回路の一
具体例としての駆動回路300aは、抵抗R2を経てオペ
アンプ302へ帰還する一の利得によるフィードバック
ループと、抵抗RX及びRY間からスイッチ321を経てオ
ペアンプ302へ帰還する他の利得によるフィードバッ
クループとを有する。
【0114】即ち、駆動装置300aでは、スイッチS
W321の開閉により、抵抗RX及びRY間で発生された電
圧を、選択的に、スイッチSW321を介して又は抵抗
R2のみを介して負帰還する。そして、例えばディフェク
ト時、スライダ移動時、停止状態時等の場合に、第1制
動信号に応じてスイッチSW321を閉とする。これに
より、逆起電力が発生すると、相対的に大きい利得に応
じて、例えばフォーカス制御用のアクチュエータやトラ
ッキング制御用のアクチュエータを動き難くできる。他
方、通常動作時の場合に、第1制動信号に応じてスイッ
チSW321を開とする。これにより、相対的に小さい
利得に応じて、例えばフォーカス制御用のアクチュエー
タやトラッキング制御用のアクチュエータが動き難くな
ることはない。
【0115】これらの結果、駆動装置における装置構成
や制御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス
時、停止状態時などにアクチュエータを制動することが
可能となる。この際、アクチュエータにおける駆動機構
とは別にブレーキなどの制動機構を設ける必要や、これ
をCPU等により制御する必要もない。
【0116】尚、図14に示した構成において、抵抗RY
→ 小且つ抵抗RX → 大 で、フィードバックゲインが大
きくなる。
【0117】そこで、図13に示した第3実施形態の他
の具体例として、図14に示した構成において、フィード
バックゲインを最も大きくとった場合、即ち、抵抗RX
∞且つ抵抗RY → 0とした場合には、図15に示すよう
に、駆動回路300bは、抵抗R2を経てオペアンプ30
2へ帰還する一の利得によるフィードバックループと、
モニタ経路301及びスイッチ321を経て抵抗オペア
ンプ302へ帰還する他の利得によるフィードバックル
ープとを有してもよい。これを 抵抗R1及びR 2が大きい
としてみると、アクチュエータが制動時OV入力のボルテ
ージフォロアにアクチュエータとリターン抵抗がぶら下
がる形となる。
【0118】(第4実施形態)次に、上述の基本原理に
基づく、本発明の第4実施形態について、図16及び図1
7を参照して説明する。ここに、図16は、第4実施形
態の概念的な回路図であり、図17は、その一具体例を
示す回路図である。
【0119】図16に示すように、第4実施形態の駆動
装置400は、例えば光ピックアップのフォーカス駆動
又はトラッキング駆動用のアクチュエータを駆動するも
のである。駆動装置400は、電流モニタ手段の他の一
例たる3つの抵抗RL、RX及びRYを備えており、これらに
より、アクチュエータの逆起電力分に対応する電圧を発
生させるように構成されている。より具体的には、Ze:R
L = RY:RXとなるように、各抵抗値は設定されているの
で、逆起電力分のみをモニタすることができる。
【0120】図17において、図16に示した回路の一
具体例としての駆動回路400aは、抵抗RX及びRY
と、抵抗RLの非接地側とが入力端子に接続されたオペア
ンプ420を介して、スイッチや抵抗などを経ることな
く、オペアンプ402へ帰還するフィードバックループ
とを有する。
【0121】即ち、駆動装置400aでは、これらの抵
抗によって得られる逆起電力分のみをフィードバックす
るので、大きなフィードバックゲインをとっても、通常
の駆動時には悪影響を与えない。即ち、逆起電力分補正
の電流フィードバックのみであるので、ドライブゲイン
を適正に保つことができる。よって、アクチュエータ制
動時にのみ働くスイッチが不要となり、本実施形態は、
装置構成及び制御を単純化する上で非常に有利である。
【0122】この結果、駆動装置における装置構成や制
御方法を簡単にしつつ、ディフェクト時、アクセス時、
停止状態時などにアクチュエータを制動することが可能
となる。この際、アクチュエータにおける駆動機構とは
別にブレーキなどの制動機構を設ける必要や、これをC
PU等により制御する必要もない。
【0123】尚、本実施形態において、逆起電力分のみを
モニタしているということは、アクチュエータの動きを
モニタするセンサを用いているのと等価である。よっ
て、センサレスで、信号等の検出も必要なく、制動
(「レンズ中点サーボ」ともいう)が可能である。
【0124】(第5実施形態)次に、上述した第1から
第4実施形態のいずれかのアクチュエータの駆動装置を
具備してなる、情報記録再生装置の一例たる光ディスク
装置に係る第5実施形態について、図18及び図19を
参照して説明する。ここに、図18は、第5実施形態の
光ディスク装置のブロック図であり、図19は、第5実
施形態におけるディフェクト検出の一例を示すタイミン
グチャートである。
【0125】図18において、本実施形態の光ディスク
装置は、光ディスク500に対する情報の光記録及び光
再生のうち少なくとも一方を行なうべく、スピンドルモ
ータ501、光ピックアップ502、信号合成部50
3、ディフェクト検出部504、制御装置505、駆動
装置506及びアクチュエータ507を含んで構成され
ている。
【0126】スピンドルモータ501は、光ディスク5
00を所定回転数で回転させるモータである。光ピック
アップ502は、読取用レーザ光や書込用レーザ光を光
ディスク500に照射しつつその反射光等を受光し、受
光信号を出力する。信号生成部503は、この受光信号
に基づいて、フォーカスエラー信号、トラッキングエラ
ー信号等のサーボエラー信号や雑音の他に、RF(Radio
Frequency)信号、光ディスク500上に設けられたウ
ォブリングした記録トラック又はガイドトラックに対応
するウォブル信号等を含む各種信号を生成するように構
成されている。
【0127】そして、ディフェクト検出器504は、例
えば図19に示すように、信号生成部503により生成
されたRF信号或いはウォブル信号(図19上段参照)
の平均的な振幅を常時モニタしており、この振幅が、所
定のスレッシュホールド以下になった場合には、ディフ
ェクトがあるとして、制動信号たるディフェクト検出信
号(図19下段参照)をハイレベルにして出力するよう
に構成されている。
【0128】制御装置505は、CPU等から構成され
ており、信号生成部503でから出力されるサーボエラ
ー信号及び雑音に基づいて、駆動装置506を駆動する
ための駆動信号及び雑音を生成する。駆動装置506
は、制御装置505からの駆動信号及び雑音に応じて、フ
ォーカス用、トラッキング用等の各種アクチュエータ5
07を駆動する。本実施形態では特に、このような駆動
装置506は、上述した第1から第4実施形態の駆動装
置のうちのいずれか一つから構成されている。そして、
光ピックアップ502は、アクチュエータ507により
位置や姿勢等が動かされることにより、短時間で適切な
位置や姿勢となるように構成されている。
【0129】第5実施形態に係る光ディスク装置によれ
ば、アクチュエータ507が設けられた光ピックアップ
502でディフェクトが発生すると、ディフェクト検出
器504によって制動信号が発せられる。そして、これ
に応じて駆動装置506内に設けられたスイッチが開閉
されたり、帰還手段における負帰還に係る利得が変更さ
れる。或いは、制動信号と無関係に即ちスイッチとは関
係なく、逆起電力分が定常的に負帰還されている。従っ
て、ディフェクト時に、アクチュエータ507がエラー
信号に過剰に反応することを未然防止でき、アクチュエ
ータ507を無理且つ不適切に可動しないで済む。
【0130】尚、図18では、光ディスク装置のうち、
本実施形態に係るアクチュエータ507の駆動に関係す
る主な構成要素を抽出して示すものであり、当該光ディ
スク装置は、その他の一般的な各種構成要素を含んで構
成されてもよい。
【0131】(第6実施形態)次に、上述した第1から
第4実施形態のいずれかのアクチュエータの駆動装置を
具備してなる、情報記録再生装置の一例たる光ディスク
装置に係る第6実施形態について、図20を参照して説
明する。ここに、図20は、第6実施形態の光ディスク
装置のブロック図である。尚、図20において、図18
に示した第5実施形態における構成要素と同様の構成要
素には、同一参照符号を付し、それらの説明は適宜省略
する。
【0132】図20において、本実施形態の光ディスク
装置は、光ピックアップ502、駆動装置506及びア
クチュエータ507を備えており、更にCPU510、
制御装置511、駆動装置512及びスレッドモータ5
13を含んで構成されている。
【0133】CPU510は、読取のため或いは書込み
のために、アクセスすべきアドレスに応じたアクセス指
令を出力すると共に制動信号を出力する。制御装置51
1は、このアクセス指令に基づいて、駆動信号を生成し
て、駆動装置512に対して出力する。そして、駆動装
置512は、この駆動信号に基づいて、スレッドモータ
513を駆動する。即ち、スレッドモータ513は、光ピ
ックアップ502をアクセス指令に対応するアドレスを
ターゲットとして、スライダ移動或いはキャリッジ移動
させる。
【0134】第6実施形態に係る光ディスク装置によれ
ば、CPU510から出力された制動信号に応じて、ア
クチュエータ507の駆動装置506では、スイッチ切
り替え等により、前述の如く負帰還に係る利得が増大さ
れる。これにより、アクチュエータ507は一時的に動
き難くされる。従って、スレッドモータ513によるス
ライダ移動或いはキャリッジ移動の際には、フォーカス
制御用やトラッキング制御用などのアクチュエータ50
7が大きく揺動することを未然防止でき、故障の原因を
低減すると共に、アクセス直後におけるトラッキング制
御やフォーカス制御を良好に行なうことも可能となる。
【0135】尚、図20では、光ディスク装置のうち、
本実施形態に係るアクチュエータ507の駆動に関係す
る主な構成要素を抽出して示すものであり、当該光ディ
スク装置は、その他の一般的な各種構成要素を含んで構
成されてもよい。
【0136】(第7実施形態)次に、上述した第1から
第4実施形態のいずれかのアクチュエータの駆動装置を
具備してなる、情報記録再生装置の一例たる光ディスク
装置に係る第7実施形態について、図21を参照して説
明する。ここに、図21は、第7実施形態の光ディスク
装置のブロック図である。尚、図21において、図18
に示した第5実施形態又は図20に示した第6実施形態
における構成要素と同様の構成要素には、同一参照符号
を付し、それらの説明は適宜省略する。
【0137】図21において、本実施形態の光ディスク
装置は、光ピックアップ502、駆動装置506及びア
クチュエータ507を備えており、更にCPU510及
び入力操作装置520を含んで構成されている。
【0138】CPU510は、タッチパネル、キー、ボ
タン、音声入力装置等の入力操作装置520を介して入
力される各種操作コマンドに応じた処理を所定プログラ
ムに従って行なう。特に、光ディスク装置における光ピ
クアップ502による動作の一時的な停止、他のメディ
アの再生、ラジオ受信、装置の主電源オフなどの、光ディ
スク装置の停止状態に対応するとして予め設定された種
類のコマンドが入力されるか否かをモニタする。そし
て、このようなコマンドが入力操作装置520を介して
入力された際には、CPU510は、制動信号を駆動装
置506に対して出力するように構成されている。
【0139】第6実施形態に係る光ディスク装置によれ
ば、CPU510から出力された制動信号に応じて、ア
クチュエータ507の駆動装置506では、スイッチ切
り替え等により、前述の如く負帰還に係る利得が増大さ
れる。これにより、アクチュエータ507は動き難くさ
れる。従って、例えばポータブル装置、車載用電子機器
等における光ピックアップ或いは光ディスク装置の停止
状態時に、持ち運びや車の振動によってアクチュエータ
が揺動することを未然防止し得る。特に、図21に示し
たように光ピックアップ502からの距離ΔDが非常に
小さい光ディスク500の面に、光ピックアップ502
が衝突することも回避できる。
【0140】尚、図21では、光ディスク装置のうち、
本実施形態に係るアクチュエータ507の駆動に関係す
る主な構成要素を抽出して示すものであり、当該光ディ
スク装置は、その他の一般的な各種構成要素を含んで構
成されてもよい。
【0141】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる
発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能で
あり、そのような変更を伴なうアクチュエータの駆動装
置及び方法並びに情報記録再生装置もまた本発明の技術
的範囲に含まれるものである。
【0142】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡単な装置構成
及び制御方式を用いて、通常動作時にはフォーカス制御
用、トラッキング制御用などの各種アクチュエータを適
切に駆動できるようにしつつ、ディフェクト時、アクセ
ス時、停止状態時などには、このようなアクチュエータ
を適切に制動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータの駆動装置の基本原理
を説明するための、ボイスコイル型アクチュエータ及び
その駆動装置における電気−機械モデルを示すブロック
図である。
【図2】図1の駆動装置の電気モデルを示すブロック図
である。
【図3】本発明のアクチュエータの駆動装置の基本原理
を説明するための、一般的な駆動装置におけるフィード
バックループを示すブロック図である。
【図4】図3のフィードバックループの電気モデルを示
すブロック図である。
【図5】本発明のアクチュエータの駆動装置の基本原理
を説明するための、一般的な駆動装置におけるフィード
バックループを示すブロック図である。
【図6】本発明のアクチュエータの駆動装置の基本原理
を説明するための、一般的な駆動装置の電気モデルを示
すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るアクチュエータの
駆動装置の電気モデルを示すブロック図である。
【図8】図7の駆動装置の回路図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るアクチュエータの
駆動装置の原理を示す回路図である。
【図10】図9の駆動装置の概念的な回路図である。
【図11】図10の駆動装置の一具体例を示す回路図で
ある。
【図12】図10の駆動装置の他の具体例を示す回路図
である。
【図13】本発明の第3実施形態に係るアクチュエータ
の駆動装置の概念的な回路図である。
【図14】図13の駆動装置の一具体例を示す回路図で
ある。
【図15】図13の駆動装置の他の具体例を示す回路図
である。
【図16】本発明の第4実施形態に係るアクチュエータ
の駆動装置の概念的な回路図である。
【図17】図16の駆動装置の一具体例を示す回路図で
ある。
【図18】本発明の第5実施形態に係る光ディスク装置
のブロック図である。
【図19】第5実施形態におけるディフェクト検出の一
例を示すタイミングチャートである。
【図20】本発明の第6実施形態に係る光ディスク装置
のブロック図である。
【図21】本発明の第7実施形態に係る光ディスク装置
のブロック図である。
【符号の説明】
10、100、200、300、400…駆動装置 12…アクチュエータ 102、202、302、402…オペアンプ 201、301…モニタ経路 SW1、SW2、221、321…スイッチ 500…光ディスク 502…光ピックアップ 503…信号生成部 504…ディフェクト検出器 505…制御装置 506…駆動装置 507…アクチュエータ 510…CPU 511…制御装置 512…駆動装置 513…スレッドモータ 520…入力操作装置
フロントページの続き Fターム(参考) 5D088 PP02 RR01 RR10 SS20 UU07 UU10 5D096 AA05 DD09 GG10 HH19 KK12 KK13 RR01 RR06 5D117 AA02 BB02 BB06 GG02 GG06 5D118 AA13 BA01 EA02 EE01 5H540 AA08 BA06 EE02 EE08 EE09 FC02

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータを電流駆動する駆動装置
    であって、 該アクチュエータの動きに応じて生じる逆起電力分を含
    む該アクチュエータに流れる電流に応じた電圧を発生さ
    せる電流モニタ手段と、 該発生された電圧を負帰還する帰還手段とを備えたこと
    を特徴とするアクチュエータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記電流モニタ手段は、前記逆起電力分
    に対応する電圧を発生させるように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のアクチュエータの駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電流モニタ手段は、前記アクチュエ
    ータを駆動する駆動力を電磁的に発生するインダクタン
    スにおける入力側の一端と接地との間に接続された第1
    の抵抗と、 前記一端と前記第1の抵抗との間に接続された第2の抵
    抗と、 前記インダクタンスの他端と前記接地との間に接続され
    た第3の抵抗とを有し、 前記インダクタンスの電気インピーダンスをZeとし、
    前記第1、第2及び第3の抵抗の値を夫々、R、R
    及びRとするとき、 Ze:R=R:R が成立することを特徴とする請求項2に記載のアクチュ
    エータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記帰還手段は、第1制動信号に応じて
    開閉される第1スイッチ手段を備えており、前記発生さ
    れた電圧を前記第1スイッチの開閉により選択的に負帰
    還することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエー
    タの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記帰還手段は、前記第1スイッチ手段
    と並列接続された抵抗を備えたことを特徴とする請求項
    4に記載のアクチュエータの駆動装置。
  6. 【請求項6】 第2制動信号に応じて開閉される第2ス
    イッチ手段を前記アクチュエータを電流駆動するための
    電流の入力経路に備えたことを特徴とする請求項4又は
    5に記載のアクチュエータの駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記第1制動信号と第2制動信号とは、
    同一信号からなることを特徴とする請求項6に記載のア
    クチュエータの駆動装置。
  8. 【請求項8】 アクチュエータを電流駆動する駆動装置
    であって、 該アクチュエータに流れる電流に応じた電圧を発生させ
    る電流モニタ手段と、 該発生された電圧を、第1制動信号に応じて選択的に第
    1の利得又は該第1の利得よりも大きい第2の利得で負
    帰還させる帰還手段とを備えたことを特徴とするアクチ
    ュエータの駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2制動信号のうち少なく
    とも一方は、前記アクチュエータが設けられたピックア
    ップでディフェクトが発生した際に発せられることを特
    徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載のアクチ
    ュエータの駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記ピックアップにより出力される光
    検出信号に基づいて前記ディフェクトを検出する制御手
    段を更に備えており、 前記制御手段は、前記ディフェクトの検出に対応して前
    記第1及び第2制動信号の少なくとも一方を出力するこ
    とを特徴とする請求項9に記載のアクチュエータの駆動
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2制動信号のうち少な
    くとも一方は、前記アクチュエータが設けられたピック
    アップがキャッリッジ或いはスライダ移動する際に発せ
    られることを特徴とする請求項4から10のいずれか一
    項に記載のアクチュエータの駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記ピックアップを記録媒体上の所望
    のアドレス位置にキャッリッジ或いはスライダ移動する
    旨のアクセス指令を出力する制御手段を更に備えてお
    り、 前記制御手段は、前記アクセス指令の出力に対応して前
    記第1及び第2制動信号の少なくとも一方を出力するこ
    とを特徴とする請求項11に記載のアクチュエータの駆
    動装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2制動信号のうち少な
    くとも一方は、前記アクチュエータが設けられたピック
    アップが動作停止の状態となる際に発せられることを特
    徴とする請求項4から12のいずれか一項に記載のアク
    チュエータの駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記ピックアップが動作停止の状態に
    あるか否かを判定する制御手段を更に備えており、 前記制御手段は、前記動作停止の状態にあるとの判定に
    対応して前記第1及び第2制動信号の少なくとも一方を
    出力することを特徴とする請求項13に記載のアクチュ
    エータの駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記帰還手段は、前記発生された電圧
    を増幅する増幅手段を備えており、前記増幅された電圧
    を負帰還することを特徴とする請求項1から14のいず
    れか一項に記載のアクチュエータの駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記帰還手段は、前記増幅手段と並列
    接続された抵抗を更に備えたことを特徴とする請求項1
    5に記載のアクチュエータの駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記アクチュエータは、ピックアップ
    のフォーカス駆動又はトラッキング駆動用であることを
    特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のア
    クチュエータの駆動装置。
  18. 【請求項18】 アクチュエータを電流駆動する駆動方
    法であって、 該アクチュエータの動きに応じて生じる逆起電力分を含
    む該アクチュエータに流れる電流に応じた電圧を発生さ
    せる電流モニタ工程と、 該発生された電圧を負帰還する帰還工程とを備えたこと
    を特徴とするアクチュエータの駆動方法。
  19. 【請求項19】 アクチュエータを電流駆動する駆動方
    法であって、 該アクチュエータに流れる電流に応じた電圧を発生させ
    る電流モニタ工程と、該発生された電圧を、第1制動信
    号に応じて選択的に第1の利得又は該第1の利得よりも
    大きい第2の利得で負帰還させる帰還工程とを備えたこ
    とを特徴とするアクチュエータの駆動方法。
  20. 【請求項20】 請求項1から17のいずれか一項に記
    載のアクチュエータの駆動装置と、 前記アクチュエータと、 前記アクチュエータにより可動なピックアップと、該ピ
    ックアップにより情報の記録及び再生のうち少なくとも
    一方を行なう情報記録再生手段とを具備してなることを
    特徴とする情報記録再生装置。
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