JP2003069905A - テレビ受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＴＶゲームの戦闘場面等の特定の動作モード
の開始時に、ユーザがその特定の動作モードに対する所
定のコマンドを入力した後、その特定の動作モードの
間、テレビ放送番組を視聴し、予め設定された時間が経
過したとき、元のＴＶゲームの画面に戻し、ＴＶゲーム
を続行することができるようにする。 【解決手段】 ＴＶゲーム機等の外部機器を接続する外
部入力端子を有するテレビ受像機において、テレビ受像
機の入力が外部入力端子に切り換えられたとき、テレビ
放送の受信時間を設定し、テレビ受像機の入力が外部入
力端子である場合、テレビ放送の受信チャンネルを選択
するチャンネル選択キー操作されたとき、テレビ受像機
の入力をチューナに切り換えて、チャンネル選択キーに
よって選択されたチャンネルのテレビ放送を受信し、設
定されたテレビ放送の受信時間が経過したとき、テレビ
受像機の入力を外部入力端子に切り換えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＴＶゲーム機等の
外部機器を接続する外部入力端子を有するテレビ受像機
に関する。

【０００２】

【従来の技術】リアルタイム性を要求されるＴＶアクシ
ョンゲームの戦闘場面等の特定の動作モードにおいて、
プレイヤキャラクタの画像及び非プレイヤキャラクタの
画像を少なくとも２種類以上の切り換え可能な背景の中
の１種類とともにビデオゲームで表示するとき、プレイ
ヤキャラクタが取り得る複数の動作モードを予め定め、
各動作モードに対応する画像を準備し、動作モードのい
ずれかに対応するプレイヤキャラクタの画像及び非プレ
イヤキャラクタの画像を背景画像のいずれかと同時に表
示し、特定の動作モードの開始から終了までの間は背景
画像の変更を制限して、外部記憶装置の読み取りに伴う
待ち時間の発生を防ぐようにしたものがあった（例え
ば、特開２０００−３０８７５５号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、ＴＶアクションゲームの戦闘場面等の特定の動
作モードの開始から終了まで間の背景画像の変更を制限
して、外部記憶装置の読み取りに伴う待ち時間の発生を
防ぐようにしても、ＴＶアクションゲームの特定の動作
モードの開始時に、ユーザがその特定の動作モードに対
する所定のコマンドを入力した後、その特定の動作モー
ドが終了するまでの間、同じような内容の場面が何度も
繰り返して表示され、ユーザはその何度も繰り返して表
示される場面を傍観するのみであり、退屈するものであ
った。

【０００４】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ＴＶアクションゲームの戦闘場面等の特定の動作
モードの開始時に、ユーザがその特定の動作モードに対
する所定のコマンドを入力した後、その特定の動作モー
ドが終了するまでの間、テレビ放送を受信して放送番組
を視聴し、予め設定された時間が経過したとき、元のＴ
Ｖアクションゲームの画面に戻し、ゲーム中のＴＶアク
ションゲームを続行することができるようにしようとす
るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、ＴＶゲーム機等の外部機器を接続す
る外部入力端子を有するテレビ受像機において、テレビ
受像機の入力を切り換える入力切換手段と、テレビ放送
の受信チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、前
記タイマ手段が計時するテレビ放送の受信時間を設定す
る時間設定手段と、テレビ放送の受信時間を計時するタ
イマ手段とを備え、テレビ受像機の入力が外部入力端子
である場合、前記チャンネル選択手段が操作されたと
き、テレビ受像機の入力をチューナに切り換えて、前記
チャンネル選択手段によって選択されたチャンネルのテ
レビ放送を受信し、前記タイマ手段が前記時間設定手段
によって設定されたテレビ放送の受信時間を計時したと
き、テレビ受像機の入力を外部入力端子に切り換えるよ
うにする。また、前記入力切換手段の操作によってテレ
ビ受像機の入力が外部入力端子に切り換えられたとき、
前記時間設定手段によってテレビ放送の受信時間を設定
するようにする。

【０００６】これらの手段により、ＴＶアクションゲー
ムの戦闘場面等の特定の動作モードの開始時に、ユーザ
がその特定の動作モードに対する所定のコマンドを入力
した後、その特定の動作モードが終了するまでの間、テ
レビ放送を受信して放送番組を視聴し、予め設定された
時間が経過したとき、元のＴＶアクションゲームの画面
に戻し、ゲーム中のＴＶアクションゲームを続行するこ
とができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。図１は本発明の実施の形
態に係るテレビ受像機の構成を示すブロック図であり、
図２は本発明の実施の形態に係るテレビ受像機のリモコ
ン装置を示す説明図であり、図３は本発明の実施の形態
に係るテレビ受像機の動作を示すフローチャートであ
る。

【０００８】まず、図１の本発明の実施の形態に係るテ
レビ受像機の構成を示すブロック図を基に、図２の本発
明の実施の形態に係るテレビ受像機のリモコン装置を示
す説明図を参照しながら説明する。

【０００９】このテレビ受像機は、アンテナ１によって
受信された電波から選択されたチャンネルのテレビ放送
を受信するチューナ２と、ＴＶゲーム機３を接続する外
部入力端子Ｔ１と、テレビ受像機の入力を切り換える入
力切換スイッチ４と、チューナ２或いは外部入力端子Ｔ
１からの映像信号から音声信号等を分離する映像信号処
理回路５と、映像信号処理回路５から送られた映像信号
を増幅する映像信号増幅回路６と、映像信号の映像を表
示する受像管７と、映像信号処理回路５によって分離さ
れた音声信号を増幅する音声信号増幅回路８と、音声を
出力するスピーカ９と、テレビ受像機のシステム全体を
制御するマイコン１０と、テレビ放送の受信時間を計測
するタイマ１１と、リモコン装置１３からの赤外線信号
のリモコン信号を受信するリモコン受信部１２とで構成
されている。

【００１０】ユーザが、ＴＶゲームを楽しむためにＴＶ
ゲーム機３を外部入力端子Ｔ１に接続して、リモコン装
置１３の入力切換キー１３ａ（図２参照）を操作する
と、操作された入力切換キー１３ａのリモコン信号がリ
モコン装置１３から赤外線信号として送信され、送信さ
れた赤外線信号のリモコン信号は、リモコン受信部１２
によって受信され、所定の電気信号のリモコン信号に変
換されて、マイコン１０に送られる。

【００１１】マイコン１０は、リモコン装置１３から送
信された入力切換キー１３ａのリモコン信号を受信する
と、入力切換スイッチ４を制御して、テレビ受像機の入
力を外部入力端子Ｔ１に切り換える。テレビ受像機の入
力が外部入力端子Ｔ１に切り換えられているとき、リモ
コン装置１３のチャンネル選択キー１３ｂ（図２参照）
が操作されると、テレビ受像機の入力が外部入力端子Ｔ
１からチューナ２に切り換えられ、チャンネル選択キー
１３ｂによって選択されたチャンネルのテレビ放送が受
信されるようになっている。

【００１２】ユーザが、リモコン装置１３の入力切換キ
ー１３ａ（図２参照）を操作して、テレビ受像機の入力
を外部入力端子Ｔ１に切り換えたとき、ＴＶゲームを開
始する前に、リモコン装置１３のチャンネル選択キー１
３ｂ（図２参照）を操作して、ＴＶゲーム中にチャンネ
ル選択キー１３ｂを操作したときに受信するテレビ放送
の受信時間を予め入力して設定する。

【００１３】テレビ放送の受信時間は、リモコン装置１
３のチャンネル選択キー１３ｂを操作することによって
設定する。リモコン装置１３のチャンネル選択キー１３
ｂは時間を入力するとき、チャンネル選択キー１３ｂの
「１」から「９」、「１０」のキーを操作することによ
って、「１」から「９」、「０」の時間を入力すること
ができるようになっている。例えば、テレビ放送の受信
時間を１０秒に設定する場合、リモコン装置１３のチャ
ンネル選択キー１３ｂの「１」、「１０」のキーを押し
て入力することができる。

【００１４】リモコン装置１３のチャンネル選択キー１
３ｂ（図２参照）の操作によって、テレビ放送を受信す
る受信時間が入力されると、入力された受信時間のリモ
コン信号がリモコン装置１３から赤外線信号として送信
される。送信された赤外線信号のリモコン信号はリモコ
ン受信部１２によって受信され、所定の電気信号に変換
されてマイコン１０に送られ、タイマ１１にテレビ放送
の受信時間がセットされる。

【００１５】ユーザが、ＴＶアクションゲームの戦闘場
面等の特定の動作モードの開始時に、その特定の動作モ
ードに対する所定のコマンドを入力した後、テレビ放送
の放送番組を視聴したいとき、リモコン装置１３のチャ
ンネル選択キー１３ｂを操作すると、操作されたチャン
ネル選択キー１３ｂによって選択されたリモコン信号が
マイコン１０に送られ、マイコン１０によって入力切換
スイッチ４が制御されて、テレビ受像機の入力が外部入
力端子Ｔ１からチューナ２に切り換えられ、リモコン装
置１３のチャンネル選択キー１３ｂによって選択された
チャンネルのテレビ放送が受信される。

【００１６】そして、タイマ１１が設定されたテレビ放
送の受信時間を計時すると、その信号がマイコン１０に
送られ、マイコン１０によって入力切換スイッチ４が制
御されて、テレビ受像機の入力が外部入力端子Ｔ１に切
り換えられて、特定の動作モードが終了した後のＴＶア
クションゲームの画面に戻り、ユーザがゲーム中のＴＶ
アクションゲームを続行することができる。

【００１７】なお、テレビ放送の放送番組を続けて視聴
する場合、リモコン装置１３の入力切換キー１３ａ（図
２参照）を操作すればよい。テレビ受像機の入力が外部
入力端子Ｔ１からチューナ２に切り換えられ、テレビ放
送が継続して受信される。

【００１８】また、リモコン装置１３に設けられている
操作キーは、テレビ受像機の操作パネルにも設けるよう
にしてもよい。

【００１９】次に、図２の本発明の実施の形態に係るテ
レビ受像機の動作を示すフローチャートを基に説明す
る。

【００２０】入力切換キーが操作されると、ステップＳ
１からステップＳ２に進み、テレビ受像機の入力を外部
入力端子に切り換えるか否かが判断され、テレビ受像機
の入力を外部入力端子に切り換える場合、ステップＳ３
に進み、テレビ受像機の入力を外部入力端子に切り換え
ない場合、ステップＳ１４に進んで処理を終了する。

【００２１】ステップＳ３で、テレビ受像機の入力が外
部入力端子に切り換えられ、ステップＳ４に進む。

【００２２】ステップＳ４で、チャンネル選択キーの操
作によって、テレビ放送の受信時間が入力され、ステッ
プＳ５に進む。

【００２３】ステップＳ５で、テレビ放送の受信時間を
計時するタイマに、入力されたテレビ放送の受信時間を
セットされ、ステップＳ６に進む。

【００２４】ステップＳ６で、チャンネル選択キーが押
されたか否かが判断され、チャンネル選択キーが押され
た場合、ステップＳ７に進み、チャンネル選択キーが押
されていない場合、ステップＳ１２に進む。

【００２５】ステップＳ７で、テレビ受像機の入力が外
部入力端子からチューナに切り換えられ、ステップＳ８
に進む。

【００２６】ステップＳ８で、チャンネル選択キーの操
作によって選択されたチャンネルのテレビ放送が受信さ
れ、ステップＳ９に進む。

【００２７】ステップＳ９で、テレビ放送の受信時間を
計時するタイマをスタートさせて、ステップＳ１０に進
む。

【００２８】ステップＳ１０で、タイマに設定されてい
るテレビ放送の受信時間が経過したか否かが判断され、
テレビ放送の受信時間が経過した場合、ステップＳ１１
に進み、テレビ放送の受信時間が経過していない場合、
タイマが設定されているテレビ放送の受信時間が経過す
るまで、ステップＳ１０を繰り返す。

【００２９】ステップＳ１１で、テレビ受像機の入力が
チューナから外部入力端子に戻され、外部入力端子から
の映像信号を受信するようにして、ステップＳ１２に進
む。

【００３０】ステップＳ１２で、入力切換キーが操作さ
れたか否かが判断され、テレビ受像機の入力をチューナ
に切り換えない場合、ステップＳ６に戻って、ステップ
Ｓ６からステップＳ１２のステップを繰り返し、テレビ
受像機の入力をチューナに切り換える場合、ステップＳ
１３に進む。

【００３１】ステップＳ１３で、テレビ受像機の入力が
チューナに切り換えられて、テレビ放送が受信され、ス
テップＳ１４に進んで処理を終了する。

【００３２】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
テレビ受像機によれば、テレビ受像機の入力が外部入力
端子に切り換えられたとき、テレビ放送の受信時間を設
定し、テレビ受像機の入力が外部入力端子である場合、
テレビ放送の受信チャンネルを選択するチャンネル選択
キーが操作されたとき、テレビ受像機の入力をチューナ
に切り換えて、チャンネル選択キーによって選択された
チャンネルのテレビ放送を受信し、設定されたテレビ放
送の受信時間が経過したとき、テレビ受像機の入力を外
部入力端子に切り換えることができる。このことによ
り、ＴＶアクションゲームの戦闘場面等の特定の動作モ
ードの開始時に、ユーザがその特定の動作モードに対す
る所定のコマンドを入力した後、その特定の動作モード
が終了するまでの間、テレビ放送を受信して放送番組を
視聴し、予め設定された時間が経過したとき、元のＴＶ
アクションゲームの画面に戻し、ゲーム中のＴＶアクシ
ョンゲームを続行することができる。

【００３３】請求項１記載の発明に係るテレビ受像機
は、テレビ受像機の入力が外部入力端子に切り換えられ
たとき、テレビ放送の受信時間を設定し、テレビ受像機
の入力が外部入力端子である場合、受信チャンネルを選
択するチャンネル選択手段が操作されたとき、テレビ受
像機の入力をチューナに切り換えて、チャンネル選択手
段によって選択されたチャンネルのテレビ放送を受信
し、設定されたテレビ放送の受信時間が経過したとき、
テレビ受像機の入力を外部入力端子に切り換えるように
している。

【００３４】請求項２記載の発明に係るテレビ受像機
は、テレビ受像機の入力が外部入力端子である場合、前
記テレビ放送の受信チャンネルを選択するチャンネル選
択手段が操作されたとき、テレビ受像機の入力をチュー
ナに切り換えて、チャンネル選択手段によって選択され
たチャンネルのテレビ放送を受信し、設定されたテレビ
放送の受信時間が経過したとき、テレビ受像機の入力を
外部入力端子に切り換えるようにしている。

【００３５】請求項３記載の発明に係るテレビ受像機
は、入力切換手段の操作によってテレビ受像機の入力が
外部入力端子に切り換えられたとき、テレビ放送の受信
時間を設定するようにしている。

【００３６】請求項４記載の発明に係るテレビ受像機
は、リモコン装置或いは操作パネルに設けられたチャン
ネル選択キーによって、テレビ放送の受信時間を設定す
るようにしている。

【００３７】請求項５記載の発明に係るテレビ受像機
は、リモコン装置或いは操作パネルに設けられたチャン
ネル選択キーによって、テレビ放送の受信チャンネルを
選択するようにしている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るテレビ受像機の構成
を示すブロック図である。

【図２】 本発明の実施の形態に係るテレビ受像機のリ
モコン装置を示す説明図である。

【図３】 本発明の実施の形態に係るテレビ受像機の動
作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ アンテナ ２ チューナ ３ ＴＶゲーム機 ４ 入力切換スイッチ ５ 映像信号処理回路 ６ 映像信号増幅回路 ７ 受像管 ８ 音声信号増幅回路 ９ スピーカ １０ マイコン １１ タイマ １２ リモコン受信部 １３ リモコン装置 １３ａ 入力切換キー １３ｂ チャンネル選択キー Ｔ１ 外部入力端子

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＴＶゲーム機等の外部機器を接続する外
   部入力端子を有するテレビ受像機において、テレビ受像
   機の入力を切り換える入力切換手段と、テレビ放送の受
   信チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、テレビ
   放送の受信時間を設定する時間設定手段と、テレビ放送
   の受信時間を計時するタイマ手段とを備え、前記入力切
   換手段の操作によってテレビ受像機の入力が外部入力端
   子に切り換えられたとき、前記時間設定手段によってテ
   レビ放送の受信時間を設定し、テレビ受像機の入力が外
   部入力端子である場合、前記チャンネル選択手段が操作
   されたとき、テレビ受像機の入力をチューナに切り換え
   て、前記チャンネル選択手段によって選択されたチャン
   ネルのテレビ放送を受信し、前記タイマ手段が前記時間
   設定手段によって設定されたテレビ放送の受信時間を計
   時したとき、テレビ受像機の入力を外部入力端子に切り
   換えるようにしたことを特徴とするテレビ受像機。
2. 【請求項２】 ＴＶゲーム機等の外部機器を接続する外
   部入力端子を有するテレビ受像機において、テレビ受像
   機の入力を切り換える入力切換手段と、テレビ放送の受
   信チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、前記タ
   イマ手段が計時するテレビ放送の受信時間を設定する時
   間設定手段と、テレビ放送の受信時間を計時するタイマ
   手段とを備え、テレビ受像機の入力が外部入力端子であ
   る場合、前記チャンネル選択手段が操作されたとき、テ
   レビ受像機の入力をチューナに切り換えて、前記チャン
   ネル選択手段によって選択されたチャンネルのテレビ放
   送を受信し、前記タイマ手段が前記時間設定手段によっ
   て設定されたテレビ放送の受信時間を計時したとき、テ
   レビ受像機の入力を外部入力端子に切り換えるようにし
   たことを特徴とするテレビ受像機。
3. 【請求項３】 前記入力切換手段の操作によってテレビ
   受像機の入力が外部入力端子に切り換えられたとき、前
   記時間設定手段によってテレビ放送の受信時間を設定す
   るようにしたことを特徴とする請求項２記載のテレビ受
   像機。
4. 【請求項４】 前記時間設定手段は、リモコン装置或い
   は操作パネルに設けられたチャンネル選択キーであるこ
   とを特徴とする請求項１又は請求項２のいずれかに記載
   のテレビ受像機。
5. 【請求項５】 前記チャンネル選択手段は、リモコン装
   置或いは操作パネルに設けられたチャンネル選択キーで
   あることを特徴とする請求項１又は請求項２のいずれか
   に記載のテレビ受像機。