JP2003069863A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003069863A
JP2003069863A JP2001258466A JP2001258466A JP2003069863A JP 2003069863 A JP2003069863 A JP 2003069863A JP 2001258466 A JP2001258466 A JP 2001258466A JP 2001258466 A JP2001258466 A JP 2001258466A JP 2003069863 A JP2003069863 A JP 2003069863A
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JP2001258466A
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Keiji Kunishige
恵二 国重
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プログレッシブ読み出しとインターレース読み
出しを手動又は自動で切り替え可能とした場合に、自動
で切り替えた時はその旨を表示することにより撮影者の
作画意図に反した撮影を防止することが可能な撮像装置
を提供すること。 【解決手段】インターレース読み出し方式とプログレッ
シブ読み出し方式の両読み出し方式を切り替えることの
できるように構成すると共に、インターレース読み出し
方式とプログレッシブ読み出し方式をCCD読み出し切
り替え手段4にて手動操作に基づいて若しくは自動で切
り替えたときには、読み出し方式が切り替わったことを
表示手段6で表示し、ユーザーに告知できるようにし
た。2つの読み出し方式では画質が異なるので、自動的
に切り替わるように構成した場合には、その切り替え表
示を見ることにより、撮影者は自分の作画意図に反した
画質の撮影にならないように配慮することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に係り、詳
しくはインターレース読み出し方式とプログレッシブ読
み出し方式の両読み出し方式を切り替えることのできる
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの撮像装置は従来より
広く利用されている。近年主として静止画を撮像記録す
る電子スチルカメラも特にデジタルカメラとして普及す
るに至り、主として動画記録用であったビデオムービー
においても静止画撮影記録機能を有するようになってき
た。
【0003】撮像素子としては、動画時代から用いられ
てきた全画素(1フレーム画像)の垂直画素数(ライン
数)の半分の垂直転送段を有したインターレース読み出
し(飛越走査)対応型CCDイメージャに対して、1フ
レーム画像の垂直画素数(ライン数)と同数の垂直転送
段を設けることによって1フレームに対応する画素の電
荷を同時に転送可能にしたプログレッシブ読み出し(順
次走査)対応型CCDイメージャが知られている。
【0004】インターレースイメージャでは撮像素子に
て撮像した画像を第1,第2の各フィールド毎に順次異
なるタイミングで垂直転送路によって転送することで1
フレームに対応する画素情報を2回に分けて読み出すこ
とでRGBの画像を得るのに対し、プログレッシブイメ
ージャの場合は1回の読み出しでRGBの画像を取り出
すことができるので、例えばメカシャッタでは不可能な
超高速シャッタを実現することができるものである。
【0005】一方、インターレース読み出し方式のCC
Dを用いて、プログレッシブ読み出しも可能としたデジ
タルカメラも開発されている。このようなインターレー
ス読み出しとプログレッシブ読み出しの両方式が可能な
カメラでは、撮像素子として1フレームに対応する画素
の電荷を蓄積することが可能なCCDを有しており、イ
ンターレース読み出しは、該CCDを駆動して1フレー
ムに対応する全画素の電荷を第1,第2のフィールドに
分割して該第1,第2の各フィールド毎に順次異なるタ
イミングで垂直転送路によって転送することで1フレー
ムに対応する画素情報をフィールド順次で読み出す。こ
れに対して、プログレッシブ読み出しは、CCDを駆動
して1フレームに対応する全画素のうち画素を間引きし
て読み出すもので、RGB情報を得るための所要数の画
素のラインによる電荷を同時に前記垂直転送路に転送し
て読み出す。プログレッシブ読み出しでは、垂直転送路
がインターレース読み出しと共用であるために垂直転送
路の数もフィールドライン数に限定されており、駆動さ
れる画素数も全画素数の1/2に限られた間引き読み出
しとなっている。この場合のプログレッシブ読み出し方
式では、間引き読み出しになるために、最終的には間引
きされた画素の信号を周辺の画素の出力信号を用いて補
間することでインターレース読み出しの場合と同じ画素
数に拡大することもできる。
【0006】インターレース読み出し方式のCCDを用
いてプログレッシブ読み出しを行うことの利点は、本来
のプログレッシブイメージャの場合と同様に、1回の読
み出しでRGBの画像を取り出すことができるので、超
高速シャッタを実現できることである。その結果、プロ
グレッシブ読み出し方式を例えば連写の際に用いて連写
スピードを上げることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
とおりプログレッシブ方式による信号読み出し方式はイ
ンターレース方式の信号読み出し方式に比べて、高速シ
ャッター制御が可能であるという長所を有する反面、C
CDからの間引き読み出しであるために解像度が低下す
るという短所を有する。したがって、動体など高速シャ
ッターで撮影する場合はプログレッシブ読み出し方式が
適し、シャッタースピードに優先して高画質の画像を重
視したい場合はインターレース読み出し方式が適する。
このように両方式を適宜に選択することにより撮影者の
作画意図を反映した撮影が可能である。また、一方では
プログレッシブ読み出し方式が高速シャッターに適して
いることからシャッタースピードに応じて両方式を自動
的に切り替えることも考えられる。しかしながら、シャ
ッタースピードに応じて両方式を自動的に切り替える場
合、切り替えが自動的に行われると撮影者の作画意図が
十分に反映されない可能性もある。例えば、プログレッ
シブ読み出しに自動的に切り替わると、撮像時に画質が
落ちた画像となるのに撮影者が気がつかないまま撮影さ
れてしまい、撮影者の意図が反映されない不具合が生じ
ることがある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、プログレッシブ読み出しとインターレース読み出し
を手動又は自動で切り替え可能とした場合に、特に自動
で切り替えたときはその旨を表示することにより撮影者
の作画意図に反した撮影を防止することが可能な撮像装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による撮像装置
は、1フレームに対応する画素の電荷を蓄積することが
可能な撮像素子と、該撮像素子を駆動して前記1フレー
ムに対応する全画素の電荷を複数のフィールドに分割し
て該複数の各フィールド毎に順次異なるタイミングで垂
直転送路によって転送することで当該1フレームに対応
する画素情報をフィールド順次で読み出すインターレー
ス読み出しを行なうインターレース読み出し手段と、前
記撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する全画素
のうち所要数の画素の電荷を同時に前記垂直転送路に転
送して読み出すプログレッシブ読み出しを行なうプログ
レッシブ読み出し手段と、前記プログレッシブ読み出し
と前記インターレース読み出しを切り替える切り替え手
段と、該切り替え手段により切り替えたことを表示する
表示手段と、を有したことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、プログレッシブ読み出し
による画像とインターレース読み出しによる画像では画
質が異なるので、自動的に読み出し方式が切り替わった
ことを表示することにより、撮影者の作画意図に反した
撮影を防止することが可能となる。
【0011】また、本発明による撮像装置は、1フレー
ムに対応する画素の電荷を蓄積することが可能な撮像素
子と、該撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する
全画素の電荷を複数のフィールドに分割して該複数の各
フィールド毎に順次異なるタイミングで垂直転送路によ
って転送することで当該1フレームに対応する画素情報
をフィールド順次で読み出すインターレース読み出しを
行なうインターレース読み出し手段と、前記撮像素子を
駆動して前記1フレームに対応する全画素のうち所要数
の画素の電荷を同時に前記垂直転送路に転送して読み出
すプログレッシブ読み出しを行なうプログレッシブ読み
出し手段と、前記プログレッシブ読み出しと前記インタ
ーレース読み出しを切り替える読み出し方式切り替え手
段と、前記プログレッシブ読み出しと前記インターレー
ス読み出しを手動で切り替える方式と前記プログレッシ
ブ読み出しと前記インターレース読み出しを自動で切り
替える方式を選択する選択手段と、前記選択手段で自動
で切り替える方式を選択した場合において、前記プログ
レッシブ読み出しと前記インターレース読み出しが切り
替わったときはその旨を表示する表示手段と、を有した
ことを特徴とする。
【0012】さらに、前記切り替え手段または前記自動
で切り替える方式はシャッタースピードに基づいて自動
的に切り替えられるようにすることができる。
【0013】また、前記表示手段はファインダー内に設
けるようにしてもよい。このようにファインダー内に設
けることにより、撮影途中に上記両読み出し方式の切り
替えがあったことを見逃す心配がない。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1及び図2を参照して本発明の撮
像装置の実施の形態を説明する前に、図3及び図4を参
照してCCDのインターレース読み出しとプログレッシ
ブ読み出しを説明する。
【0015】図3及び図4において、撮像素子としては
インターライン形のCCDを用いている。CCDは、水
平方向および垂直方向に2次元的に配列され、光の入射
により電荷の蓄積を行う光電変換機能を有するフォトダ
イオードで構成される受光部11と、この受光部11に
蓄積された電荷を垂直転送パルスを用いて、垂直方向に
順次転送する垂直転送部12と、この垂直転送部12に
より転送される電荷を水平方向に順次転送する水平転送
部13とを有している。
【0016】図3はCCDにおけるインターレース読み
出しを説明する図である。図3(a)は第1フィールドの
読み出し状態を、図3(b) は第2フィールドの読み出し
状態をそれぞれ示している。
【0017】インターレース読み出しモードのときは、
図3(a)に示すように第1フィールドでGRGR…ライ
ンを読み出し、次に図3(b)のように第2フィールドで
GBGB・‥ラインをアルミ遮光された垂直転送路に読
み出す。この2回の読み出しにより、1フレームのRG
B画像データを読み出すことになる。ここで、第1フィ
ールドと第2フィールドの読み出しの間は露光されない
ように、メカニカルな遮光が必要となる。即ち、インタ
ーレース読み出しモードでは、シャッターとしてメカシ
ャッターを使用することが必要になる。このため、メカ
シャッターの高速限界がシャッタースピードの高速限界
となる。例えば1/500秒が高速限界である。
【0018】図4はCCDにおけるプログレッシブ読み
出しを説明する図である。プログレッシブ読み出しは、
間引き読み出しであるが、図4に示すように1回の読み
出しでRGB画像データを読み出せるようにGRGBG
RGB・‥ラインをアルミ遮光された垂直転送路に読み
出すようにしているので、垂直転送路への電子シャッタ
ー読み出しでシャッタースピードを決定できる。即ち、
プログレッシブ読み出しモードでは、電子シャッターに
よる高速シャッターが実現できる。
【0019】図1は本発明の一実施の形態の撮像装置を
示すブロック図である。撮像装置は例えばデジタルカメ
ラである。
【0020】図1において、撮像装置は、撮像素子とし
ての電荷結合素子(以下、CCDという)1と、CCD
1の撮像電荷をインターレース読み出しするためのイン
ターレース読み出し手段2と、CCD1の撮像電荷をプ
ログレッシブ読み出しするためのプログレッシブ読み出
し手段3と、読み出し方式を切り替えるCCD読み出し
方式切り替え手段4と、CCD読み出し方式切り替え手
段4に対して切り替え命令を出してプログレッシブ読み
出し方式とインターレース読み出し方式の手動か又は自
動かの切り替え及び手動か自動の各場合における読み出
し方式の切り替えを指示するメニュー設定等によるCC
D読み出し方式変更手段5と、読み出し方式を切り替え
たことを撮影者に示すための液晶パネル等の表示手段6
と、を有して構成されている。
【0021】撮像素子としてのCCD1は、1フレーム
に対応する画素の電荷を蓄積することが可能である。
【0022】インターレース読み出し手段2は、CCD
1を駆動して前記1フレームに対応する全画素の電荷を
複数(通常は2つ)のフィールドに分割して該複数の各
フィールド毎に順次異なるタイミングで垂直転送路によ
って転送することで1フレームに対応する画素情報をフ
ィールド順次で読み出すインターレース読み出しを行な
う駆動手段である。前述したように、インターレース読
み出しモードでは、露出を合せる際のシャッターとして
はメカシャッターが用いられるので、メカシャッターの
スピードで撮像装置としてのシャッタースピードが決ま
る。
【0023】プログレッシブ読み出し手段3は、CCD
1を駆動して前記1フレームに対応する全画素のうち画
素を間引きして読み出すものでRGB情報を得るための
所要数の画素のラインによる電荷を同時に前記垂直転送
路に転送して読み出すプログレッシブ読み出しを行なう
駆動手段である。前述したように、プログレッシブ読み
出しモードでは、露出を合せる際のシャッターとしては
電子シャッターが機能し、したがって高速シャッターが
実現される。
【0024】読み出し方式切り替え手段4は、前記プロ
グレッシブ読み出しと前記インターレース読み出しを切
り替える手段である。
【0025】選択手段としてのCCD読み出し方式変更
手段5は、前記プログレッシブ読み出しと前記インター
レース読み出しを手動で切り替える方式と、前記プログ
レッシブ読み出しと前記インターレース読み出しを自動
で切り替える方式を選択可能とするものであり、自動の
場合は図示しない測光結果に基づいて算出したシャッタ
ースピードが所定値より大きいか小さいかによって読み
出し方式切り替え手段4に対して切り替え命令を出して
プログレッシブ読み出しとインターレース読み出しの切
り替えを指示する。
【0026】表示手段6は、CCD読み出し方式変更手
段5で自動で切り替える方式を選択した場合において、
読み出し方式切り替え手段4でプログレッシブ読み出し
とインターレース読み出しが切り替わったときはその旨
を表示する。勿論、手動で切り替えた場合においてもそ
の旨表示しておくようにしてもよい。表示手段6は、デ
ジタルカメラでは撮影した画像情報を表示する液晶パネ
ルであっても、これとは独立に設けた液晶等のコントロ
ールパネルであってもよい。
【0027】表示手段6における切り替えたことの表示
の仕方としては、IS/PS(インターレーススキャン
/プログレッシブスキャンの略)の文字を表示パネルに
表示したり、表示パネルのシャッタースピード表示の色
を変更するなどしてユーザーに容易に分るようにする。
【0028】図1の構成においては、プログレッシブ読
み出し方式とインターレース読み出し方式の両読み出し
方式を切り替えることが可能なデジタルカメラ等の撮像
装置において、プログレッシブ読み出し方式とインター
レース読み出し方式をどちらか一方の読み出し方式に固
定するように設定することもでき、或いはプログレッシ
ブ読み出し方式とインターレース読み出し方式の両方式
をシャッタースピード等に基づいて自動的に切り替える
ように設定することもできる。そして、自動で切り替え
る方式を設定した場合には、プログレッシブ読み出し方
式とインターレース読み出し方式が切り替わったときは
その旨をデジタルカメラ等のコントロールパネルなどに
表示して、ユーザーに告知できるようにする。これによ
って、ユーザーは、撮影に際して読み出し方式の自動切
り替えによって撮影画質が変わることを予め知ることが
でき、自分の意図した画質で撮影することが可能とな
る。
【0029】図2は本発明の他の実施の形態の撮像装置
を示すブロック図である。図1と同一機能を有する部分
には同一符号を付してある。
【0030】図2に示す実施の形態は、図1の実施の形
態におけるCCD読み出し方式変更手段5に代えて、測
光結果に基づき演算によって求めたシャッタースピード
が所定値を越えたときにこれを示す判定信号を出力する
シャッタースピード演算手段7を用いた構成とするもの
である。
【0031】シャッタースピード演算手段7は、図示し
ない測光手段の測光値に基づいて露出を合わせるべくシ
ャッタースピードを算出するもので、かつその算出した
シャッタースピードが所定値(例えば1/500)を越えた
ときにはそれを示す判定信号を出力し、その判定信号を
読み出し方式切り替え信号としてCCD読み出し方式切
り替え手段4に供給する。これにより、CCD読み出し
方式切り替え手段4はシャッタースピードに基づいて自
動的に読み出し方式の切り替えを行うことになる。その
他の構成は図1と同様であるので説明を省略する。
【0032】図2の構成においては、プログレッシブ読
み出し方式と、インターレース読み出し方式の両方の読
み出し方式を切り替えることが可能な撮像装置におい
て、シャッタースピードがインターレース読み出しモー
ドのシャッタースピードの上限(例えば1/500秒)を超
えた時、自動的にプログレッシブ読み出しモードに切り
替わり、かつ同時に切り替わったことを表示手段6にて
表示して、ユーザーに告知する。表示の仕方について
も、図1の場合と同様であり、IS/PSの文字を表示
パネルに表示したり、表示パネルのシャッタースピード
表示の色を変更するなどしてユーザーに容易に分るよう
にする。
【0033】図5は本発明が適用される撮像装置として
のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【0034】図5において、被写体21からの被写体像
は撮像レンズ22,メカシャッター23を経て、CCD
等の撮像素子24の受光面に結像される。撮像素子24
にて光電変換された撮像信号は、デジタルプロセス回路
25に供給される。デジタルプロセス回路25は、上述
したプログレッシブ(PS)読み出し機能とインターレ
ース(IS)読み出し機能を有し、撮像素子24に対し
ては電子シャッター制御(PS,IS読み出しにおける
垂直転送パルスに基づいた読み出し制御)を行い、読み
出した信号はフレームメモリ26に格納されると同時に
液晶パネル等の画像情報表示部27にて表示される。そ
して、フレームメモリ26に格納された画像データは圧
縮伸長回路28にて圧縮され、セレクタ29で選択して
いる例えば第1のカードインターフェース回路36を経
て、第1のスロット37の第1のメモリカード38に圧
縮画像データとして記録される。本カメラは、第1,第
2の2つのカードインターフェース回路36,40を持
っていてセレクタ29で選択できるようになっている。
第2のカードインターフェース回路40は第2のスロッ
ト41に装着された第2のメモリカード42に接続して
いる。システムコントローラ30には、前記デジタルプ
ロセス回路25、メカシャッター23の開閉を制御する
シャッター制御回路31、フレームメモリ26を制御す
るメモリコントローラ33、不揮発性メモリとしてのE
EPROM34、メニューをも含めたユーザーインター
フェースとしてのスイッチ(SW)手段32、日時をカ
ウントするカレンダー回路35、スロット37のスロッ
ト装着検出手段39、スロット41のスロット装着検出
手段43が接続している。システムコントローラ30
は、デジタルプロセス回路25に対してはPS読み出し
モードで読み出すかIS読み出しモードで読み出すかの
指示を出し、SW手段32からメニューを含めてどうい
う設定がなされているかを検知してこれに基づいてハー
ドウェアをコントロールする。
【0035】システムコントローラ30がデジタルプロ
セス回路25内の制御レジスタを設定することにより、
CCD読み出しモードを変更することができる。制御レ
ジスタとしては、CCDリセットをかけるタイミングカ
ウンタ、転送路高速掃き出しタイミングカウンタ、垂直
転送タイミングカウンタ、IS/PS読み出しモードセ
ットレジスタがあり、これらの値をセットすることでシ
ステムコントローラ30は、IS/PS読み出し制御を
コントロールする。
【0036】図6はインターレース読み出しのタイミン
グチャートを示している。図6(a)は垂直転送パルス、
図6(b)はメカシャッター23の開閉、図6(c)はシャッ
ター制御回路31からのシャッター閉じ信号、図6(d)
はインターレース読み出し動作をそれぞれ示している。
【0037】図6に示すインターレース読み出しモード
では、レリーズボタン(シャッターボタン)が押される
までのCCDリセット期間にはCCD電荷は常時流し出
されて電荷ゼロ状態になっている。これはメカシャッタ
ー開の状態で行われている。そして、レリーズボタンが
押されると、CCDリセットが解除されてメカシャッタ
ーが完全に閉じるまでの所定期間に露光が行われた後、
シャッター制御回路31からシャッター閉じ信号が出
て、図6(b)に示すようにメカシャッター23が閉じら
れる。そして、メカシャッター23で完全に遮光した状
態を維持しておき、このシャッター閉の維持期間には先
ず転送路高速掃き出し(転送路に溜まっている不要電荷
の高速掃き出し)を行った後、図6(a)のような垂直転
送パルスにて垂直転送動作を行って、第1フィールドの
読み出しが行われる。次いで、第1フィールドの場合と
同様に、転送路高速掃き出しを行った後、2つ目の垂直
転送パルスにて垂直転送を行って、第2フィールドの読
み出しが行われ、その後にメカシャッター23が再び開
となる。
【0038】図7はプログレッシブ読み出しのタイミン
グチャートを示している。図7(a)は垂直転送パルス、
図7(b)はメカシャッター23の開閉、図7(c)はシャッ
ター制御回路31からのシャッター閉じ信号、図7(d)
はプログレッシブ読み出し動作をそれぞれ示している。
【0039】図7に示すプログレッシブ読み出しモード
では、レリーズボタン(シャッターボタン)が押される
までのCCDリセット期間にはCCD電荷は常時流し出
されて電荷ゼロ状態になっている。これはメカシャッタ
ー開の状態で行われている。そして、レリーズボタンが
押されると、CCDリセットが解除されて非常に短い期
間(例えば1/15000秒)の露光が行われた後、転送路に
溜まっている不要電荷の高速掃き出しを行ってから、図
7(a)のような垂直転送パルスにて一度に露光電荷を光
の当たらない転送路に送ってプログレッシブフィールド
読み出し(間引いた画素ラインを除くフィールドのプロ
グレッシブ読み出し)が行われる。この場合にも、露光
後にシャッター閉じ信号がシャッター制御回路31から
出るが、露光後に実施される転送路高速掃き出し及び垂
直転送動作で電子シャッターが既に切られていることに
なり、この場合の読み出しモードでは前記シャッター閉
じ信号によるメカシャッター23の閉成には精確なタイ
ミングを必要としない。つまり、電子シャッター動作に
て露光電荷が瞬時に遮光された転送路へ転送され、それ
に続けて転送部からプログレッシブ読み出しが行われる
ので、メカシャッター23の役目としてはその読み出し
期間に強い光が入射して、前記の遮光された転送路へ入
り込んでくるのを防ぐ程度の役割をしてくれれば足りる
ものである。
【0040】次に、上述したインターレース読み出しと
プログレッシブ読み出しの両方の読み出し方式が可能な
撮像装置における、切り替え動作、及びそれに必要なシ
ャッタースピード算出動作について、図8及び図9のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0041】図8はシャッタースピード算出のための測
光動作のフローチャートを示している。図8で、まずC
CD測光を行った(ステップS1)後、測光値に基づい
てシャッタースピード(SS)を算出する(ステップS
2)。
【0042】図9はCCD読み出し方式の切り替え動作
のフローチャートを示している。図9で、まずプログレ
ッシブ読み出しとインターレース読み出しを自動で切り
替える方式(AUTO)が設定されているか否かを判断
する(ステップS11)。自動で切り替える方式(AUT
O)が設定されていなければ、ステップS12に進み、イ
ンターレース読み出し方式(IS)が設定されているか
否かを見る(ステップS12)。インターレース読み出し
方式(IS)が設定されていれば、インターレース読み
出し処理(IS処理)を実行する(ステップS13)。イ
ンターレース読み出し方式(IS)が設定されていなけ
れば、プログレッシブ読み出し処理(PS処理)を実行
する(ステップS14)。
【0043】一方、ステップS11で、自動で切り替える
方式(AUTO)が設定されているときは、ステップS
15に進み、図8に示した測光に基づいてカメラが自動的
にSSを算出し、SS算出値が1/500秒より高速か
否かを判断する。ステップS15で、SS算出値が例えば
1/800,1/1000,1/2000のように1/500より高速である
と、ステップS17に進みPS処理を実行する。SS算出
値が1/500以下であると、IS処理を実行する(ステッ
プS16)。
【0044】カメラの露出モードダイヤルで、シャッタ
ースピード優先(S)或いはマニュアル(M)のときに
は、撮影者が自分でタイヤリング等してシャッタースピ
ード(SS)を設定するので、そのSS設定値が1/500
より高速か否かによってプログレッシブ読み出し処理を
行うか、それともインターレース読み出し処理を行うか
が決まる。
【0045】次に、図1に説明したCCD読み出し方式
変更手段の実施の形態を説明する。ここでは、デジタル
カメラの背面の画像情報表示部である液晶パネルのメニ
ュー表示及び、そのメニュー表示におけるCCDモード
の選択操作を説明する。
【0046】図10はカメラの背面図を、図11はメニ
ュー表示画面の一例をそれぞれ示している。
【0047】図10で、符号50はカメラ本体であり、
その背面に液晶パネル等の表示部51、メニューボタン
52、十字キー53、決定ボタンであるOKボタン5
4、ファインダー55が配設され、本体50の上部には
露出モードダイヤル56が設けられている。このような
構成で、メニューボタン52を押すことによって、液晶
パネル51には図11に示すようなメニュー画面が表示
される。
【0048】このメニュー画面では、カーソルに相当す
る図示の白枠70を十字キー53の操作で移動して、適
宜の白い選択枠70の位置でOKボタン54を押すこと
で、各メニューを確定できる。符号80に示す凹んだ形
状の表示が確定したことを示している。
【0049】図11で、符号61はシャッター音の種類
と音量を設定するメニューを示している。シャッター音
は‘1’又は‘2’から選べるようになっている。音量
については‘OFF’(オフ)か、音量バー上のポイン
ト611の位置を設定することで音の大小を選べるように
なっている。符号62はAF(自動合焦点制御)のとき
のビープ音のオン/オフ設定を示している。符号63
は、ノイズリダクション(NR)のオン/オフ設定を示
しており、画面が暗いときに浮き出るノイズを除去する
か(ON)しないか(OFF)を設定できる。
【0050】符号64が、本発明の要部をなすCCD読
み出しモードの設定メニュー(CCDMODE)を示してい
る。AUTOは自動モードであり、この自動モードが選
ぱれるとシャッタースピードに応じてカメラが自動的に
ISモード読み出しとPSモード読み出しを切り替え
る。AE(自動露出制御)演算によって、算出されたシ
ャッタースピードがISモードでのシャッタースピード
最高速値を何EVか越えると、自動的にPSモードにな
る。上記切り替わりポイントは0EV〜IEV程度の間
で適宜決定すれば良い。ISはインターレースモードの
意であり、これが設定されたときはインターレース読み
出し方式に切り替わる。PSはプログレッシブモードの
意であり、これが設定されたときインターレース読み出
し方式に切り替わる。
【0051】尚、図1及び図2では、読み出し方式を切
り替えたことを表示する表示手段は、ファインダー内に
設けるようにしてもよい。このようにファインダー内に
設けることにより、撮影途中に上記両読み出し方式の切
り替えがあったことを見逃す心配がない。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プロ
グレッシブ読み出しとインターレース読み出しを手動又
は自動で切り替え可能とした場合に、自動で切り替えた
ときはその旨を表示することにより、撮影者は撮影の際
にその表示を見て自分の作画意図に反した撮影を行わな
いようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の撮像装置を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の他の実施の形態の撮像装置を示すブロ
ック図。
【図3】CCDにおけるインターレース読み出しを説明
する図。
【図4】CCDにおけるプログレッシブ読み出しを説明
する図。
【図5】本発明が適用される撮像装置としてのデジタル
カメラの構成を示すブロック図。
【図6】インターレース読み出しのタイミングチャー
ト。
【図7】プログレッシブ読み出しのタイミングチャー
ト。
【図8】シャッタースピード算出のための測光動作のフ
ローチャート。
【図9】CCD読み出し方式の切り替え動作のフローチ
ャート。
【図10】カメラの背面図。
【図11】図10の表示部におけるメニュー設定表示
(特にCCD読み出しモードの設定画面)の一例を示す
図。
【符号の説明】
1…CCD(撮像素子) 2…インターレース読み出し手段 3…プログレッシブ読み出し手段 4…CCD読み出し方式切り替え手段 5…CCD読み出し方式変更手段(選択手段) 6…表示手段 7…シャッタースピード演算手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームに対応する画素の電荷を蓄積す
    ることが可能な撮像素子と、 該撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する全画素
    の電荷を複数のフィールドに分割して該複数の各フィー
    ルド毎に順次異なるタイミングで垂直転送路によって転
    送することで当該1フレームに対応する画素情報をフィ
    ールド順次で読み出すインターレース読み出しを行なう
    インターレース読み出し手段と、 前記撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する全画
    素のうち所要数の画素の電荷を同時に前記垂直転送路に
    転送して読み出すプログレッシブ読み出しを行なうプロ
    グレッシブ読み出し手段と、 前記プログレッシブ読み出しと前記インターレース読み
    出しを切り替える切り替え手段と、 該切り替え手段により切り替えたことを表示する表示手
    段と、を有したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】1フレームに対応する画素の電荷を蓄積す
    ることが可能な撮像素子と、 該撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する全画素
    の電荷を複数のフィールドに分割して該複数の各フィー
    ルド毎に順次異なるタイミングで垂直転送路によって転
    送することで当該1フレームに対応する画素情報をフィ
    ールド順次で読み出すインターレース読み出しを行なう
    インターレース読み出し手段と、 前記撮像素子を駆動して前記1フレームに対応する全画
    素のうち所要数の画素の電荷を同時に前記垂直転送路に
    転送して読み出すプログレッシブ読み出しを行なうプロ
    グレッシブ読み出し手段と、 前記プログレッシブ読み出しと前記インターレース読み
    出しを切り替える読み出し方式切り替え手段と、 前記プログレッシブ読み出しと前記インターレース読み
    出しを手動で切り替える方式と、前記プログレッシブ読
    み出しと前記インターレース読み出しを自動で切り替え
    る方式を選択する選択手段と、 前記選択手段で自動で切り替える方式を選択した場合に
    おいて、前記プログレッシブ読み出しと前記インターレ
    ース読み出しが切り替わったときはその旨を表示する表
    示手段と、を有したことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】前記切り替え手段はシャッタースピードに
    基づいて自動的に切り替えられることを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】前記自動で切り替える方式はシャッタース
    ピードに基づいて自動的に切り替えられることを特徴と
    する請求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】前記表示手段はファインダー内に設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
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