JP2003069662A - 電話装置及びコードレス電話装置 - Google Patents

電話装置及びコードレス電話装置

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JP2003069662A
JP2003069662A JP2001259295A JP2001259295A JP2003069662A JP 2003069662 A JP2003069662 A JP 2003069662A JP 2001259295 A JP2001259295 A JP 2001259295A JP 2001259295 A JP2001259295 A JP 2001259295A JP 2003069662 A JP2003069662 A JP 2003069662A
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JP
Japan
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voice
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caller
name
unit
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Pending
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JP2001259295A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kajiwara
勝幸 梶原
Hiroki Shimomura
広樹 下村
Sadataka Mitsuo
貞香 満尾
Yutaka Ikeda
豊 池田
Tomoaki Tanaka
倫明 田中
Yuji Hirai
裕二 平井
Yoshihiro Ishimura
善博 石村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to CNA028129091A priority patent/CN1520675A/zh
Priority to EP02726505A priority patent/EP1392039A1/en
Priority to CA002448586A priority patent/CA2448586A1/en
Priority to US10/478,590 priority patent/US20040184591A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未登録の相手からの着信であっても発呼者情
報を基に男あるいは女の声色で音声出力できる電話装置
及びコードレス電話装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ベル着信と共に発呼者通知サービスから
入来する発呼者情報を受信する発呼者情報受信部13
と、受信した発呼者情報を記憶する発呼者情報記憶部1
4と、発呼者情報から男あるいは女の声色に対応した音
声データを作成する音声作成部15と、音声データを出
力するためのスピーカー部7aとを備え、受信した発呼
者情報を基に発呼者名を読み上げる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発呼者通知サービ
スに対応した電話装置及びコードレス電話装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発呼者通知サービスに対応し
た電話装置及びコードレス電話装置は、受信した発呼者
情報を表示部に表示したり音声出力したりして着呼者に
知らせる機能を備えている。つまり、受信した発呼者情
報と着呼側の利用者が登録済みの特定の相手の発呼者情
報とを照合し、両者が一致すれば特定の相手からの着呼
である旨を表示したり音声出力したりして着呼者に知ら
せる訳である。例えば、特定の相手からの着信である旨
を呼出音の音色を変えて知らせたり、録音済みの音声を
音色に代えて音声出力して知らせることができるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の電話装置及びコードレス電話装置では、音
声により発呼者情報を着呼側の利用者に知らせることが
できるのは、登録済みの特定の相手からの着呼の場合だ
けである。そのため、未登録の相手からの着呼に際して
は、発呼者情報を音声出力することができないという課
題を有していた。
【0004】本発明は以上の課題を解決し、未登録の相
手からの着信であっても発呼者情報を基に男あるいは女
の声色で音声出力できる電話装置及びコードレス電話装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の電話装置は、ベル着信と共に発呼者通知サー
ビスから入来する発呼者情報を受信する発呼者情報受信
部と、受信した発呼者情報を記憶する発呼者情報記憶部
と、発呼者情報から男あるいは女の声色に対応した音声
データを作成する音声作成部と、音声データを出力する
ための音声出力部とを備え、受信した発呼者情報を基に
発呼者名を読み上げる構成としたものである。
【0006】この発明によれば、未登録の相手からの着
信であっても発呼者情報を基に男あるいは女の声色で音
声出力できる電話装置を提供することができる。
【0007】また、この課題を解決するために本発明の
コードレス電話装置は、ベル着信と共に発呼者通知サー
ビスから入来する発呼者情報を受信する発呼者情報受信
部と、受信した発呼者情報を記憶する発呼者情報記憶部
と、発呼者情報から男あるいは女の声色に対応した音声
データを作成する音声作成部と、音声データを出力する
ための音声出力部と、を備えた親機と、親機と双方向に
無線で通信すると共に、音声データを出力するための音
声出力部を備えた子機とを備えた構成としたものであ
る。
【0008】この発明によれば、未登録の相手からの着
信であっても発呼者情報を基に男あるいは女の声色で音
声出力できるコードレス電話装置を提供することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベル着信と共に発呼者通知サービスから入来する発
呼者情報を受信する発呼者情報受信部と、受信した発呼
者情報を記憶する発呼者情報記憶部と、発呼者情報から
男あるいは女の声色に対応した音声データを作成する音
声作成部と、音声データを出力するための音声出力部と
を備え、受信した発呼者情報を基に発呼者名を読み上げ
る構成としたものであり、着信した発呼者情報に名前情
報があれば、発呼者の性別に対応した声色で音声出力部
の一例としてのスピーカー部から発呼者名を読み上げる
ことができるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、音声作成部は、発呼者情報の内
の名前情報を基に名前の読上げ方と男女の性別を設定
し、男あるいは女の声色の音声データを作成する構成と
したものであり、着信した発呼者情報に名前情報があれ
ば、名前情報を基に発呼者の性別に対応した声色で発呼
者名を読み上げることができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1,2の内のいずれか1記載の発明において、電話番号
を登録する電子電話帳を備え、受信した発呼者情報の電
話番号が電子電話帳に登録済みの場合には、電子電話帳
に登録された電話番号に附随する附随情報に男女の性別
を示す性別情報があれば、性別情報に基づき音声作成部
は男あるいは女の声色の音声データを作成する構成とし
たものであり、着信した発呼者情報に名前情報がなくて
も、電子電話帳に登録済みの電話番号に附随情報があれ
ば、附随情報を基に発呼者の性別に対応した声色で発呼
者名を読み上げることができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の発明において、電子電話帳に登録された電話番
号に附随する附随情報に、発呼者と被呼者との対応を示
す被呼者情報があれば、被呼者情報に基づき発呼者から
被呼者への電話である旨を読み上げる構成としたもので
あり、誰から誰への電話であるかを知らせることができ
るという作用を有する。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1,2,3,4の内のいずれか1記載の発明において、
通話中にコールウェイティングがあれば、コールウェイ
ティングで受信した発呼者情報を基に発呼者名を読み上
げる構成としたものであり、通話相手を切り替える必要
の有無を判断できるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、発呼者名を第2の音声出力部か
ら音声出力する構成としたものであり、第2の音声出力
部の一例としての受話器から発呼者名を囁くように音声
出力することで、コールウェイティングを掛けて来た側
の発呼者情報を通話中の相手に聞かれる心配がなくなる
という作用を有する。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1,2,3,4,5,6の内のいずれか1記載の発明に
おいて、受信した発呼者情報自体に発呼者の性別を示す
性別情報が包含されていれば、発呼者情報の性別情報に
基づき男あるいは女の声色の音声データを作成する構成
としたものであり、発呼者の性別に対応した声色で発呼
者名を読み上げることができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1,2,3,4,5,6,7の内のいずれか1記載の発
明において、着信した発呼者情報に名前情報がなけれ
ば、名前情報がない旨を音声出力する構成としたもので
あり、名前情報がない相手からの着信であることを音声
出力することができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8記載の発明において、着信した発呼者情報に非通知に
より名前情報がなければ、非通知である旨を音声出力す
る構成としたものであり、発呼者情報を非通知にしてい
る相手からの着信であることを音声出力することができ
るという作用を有する。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項8記載の発明において、着信した発呼者情報に地域外
により名前情報がなければ、地域外である旨を音声出力
する構成としたものであり、地域外の相手からの着信で
あることを音声出力できるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項8,9,10の内のいずれか1記載の発明において、
着信した発呼者情報に電話番号情報のみがあれば、電話
番号のみである旨を音声出力する構成としたものであ
り、電話番号情報のみで名前情報がない相手からの着信
であることを音声出力することができるという作用を有
する。
【0020】本発明の請求項12に記載の発明は、ベル
着信と共に発呼者通知サービスから入来する発呼者情報
を受信する発呼者情報受信部と、受信した発呼者情報を
記憶する発呼者情報記憶部と、発呼者情報から男あるい
は女の声色に対応した音声データを作成する音声作成部
と、を備えた親機と、親機と双方向に無線で通信すると
共に、音声データを出力するための音声出力部を備えた
子機と、を備えた構成としたものであり、着信した発呼
者情報に名前情報があれば、発呼者の性別に対応した声
色で子機側の音声出力部の一例としてのスピーカー部か
ら発呼者名を読み上げることができるという作用を有す
る。
【0021】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項12記載の発明において、親機に音声データを出力す
るための音声出力部を備えた構成としたものであり、着
信した発呼者情報に名前情報があれば、発呼者の性別に
対応した声色で音声出力部の一例としてのスピーカー部
から発呼者名を親機と子機から読み上げることができる
という作用を有する。
【0022】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項12,13の内のいずれか1記載の発明において、音
声作成部は、発呼者情報の内の名前情報を基に名前の読
上げ方と男女の性別を設定し、男あるいは女の声色の音
声データを作成する構成としたものであり、着信した発
呼者情報に名前情報があれば、名前情報を基に発呼者の
性別に対応した声色で発呼者名を読み上げることができ
るという作用を有する。
【0023】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項12,13,14の内のいずれか1記載の発明におい
て、電話番号を登録する電子電話帳を備え、受信した発
呼者情報の電話番号が電子電話帳に登録済みの場合に
は、電子電話帳に登録された電話番号に附随する附随情
報に男女の性別を示す性別情報があれば、性別情報に基
づき音声作成部は男あるいは女の声色の音声データを作
成する構成としたものであり、着信した発呼者情報に名
前情報がなくても、電子電話帳に登録済みの電話番号に
附随情報があれば、附随情報を基に発呼者の性別に対応
した声色で発呼者名を読み上げることができるという作
用を有する。
【0024】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項15記載の発明において、電子電話帳に登録された電
話番号に附随する附随情報に、発呼者と被呼者との対応
を示す被呼者情報があれば、被呼者情報に基づき発呼者
から被呼者への電話である旨を読み上げる構成としたも
のであり、誰から誰への電話であるかを知らせることが
できるという作用を有する。
【0025】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項12,13,14,15,16の内のいずれか1記載
の発明において、通話中にコールウェイティングがあれ
ば、コールウェイティングで受信した発呼者情報を基に
発呼者名を読み上げる構成としたものであり、通話相手
を切り替える必要の有無を判断できるという作用を有す
る。
【0026】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項17記載の発明において、発呼者名を第2の音声出力
部から音声出力する構成としたものであり、第2の音声
出力部の一例としての受話器から発呼者名を囁くように
音声出力することで、コールウェイティングを掛けて来
た側の発呼者情報を通話中の相手に聞かれる心配がなく
なるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項19に記載の発明は、請求
項12,13,14,15,16,17,18の内のい
ずれか1記載の発明において、受信した発呼者情報自体
に発呼者の性別を示す性別情報が包含されていれば、発
呼者情報の性別情報に基づき男あるいは女の声色の音声
データを作成する構成としたものであり、発呼者の性別
に対応した声色で発呼者名を読み上げることができると
いう作用を有する。
【0028】本発明の請求項20に記載の発明は、請求
項12,13,14,15,16,17,18,19の
内のいずれか1記載の発明において、着信した発呼者情
報に名前情報がなければ、名前情報がない旨を音声出力
する構成としたものであり、名前情報がない相手からの
着信であることを音声出力することができるという作用
を有する。
【0029】本発明の請求項21に記載の発明は、請求
項20記載の発明において、着信した発呼者情報に非通
知により名前情報がなければ、非通知である旨を音声出
力する構成としたものであり、発呼者情報を非通知にし
ている相手からの着信であることを音声出力できるとい
う作用を有する。
【0030】本発明の請求項22に記載の発明は、請求
項20記載の発明において、着信した発呼者情報に地域
外により名前情報がなければ、地域外である旨を音声出
力する構成としたものであり、地域外の相手からの着信
であることを音声出力できるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項23に記載の発明は、請求
項20,21,22の内のいずれか1記載の発明におい
て、着信した発呼者情報に電話番号情報のみがあれば、
電話番号のみである旨を音声出力する構成としたもので
あり、電話番号情報のみで名前情報がない相手からの着
信であることを音声出力することができるという作用を
有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。
【0033】(実施の形態1)本発明の一実施の形態の
大要は、発呼者情報に含まれている名前情報の氏名の内
の「名」の方のデータを基に発呼者の性別を設定し、発
呼者の性別に対応して男あるいは女の声色で親機や子機
の音声出力部から発呼者名を読み上げるように工夫した
ことである。
【0034】以下、本発明の一実施の形態の詳細を図1
〜図8を参照しながら説明する。本発明の電話装置とコ
ードレス電話装置の親機とは機能の面でほぼ同様である
ので、これから先はコードレス電話装置の説明をもって
電話装置の説明をも兼ねることにする。また、本発明に
おける電話装置やコードレス電話装置とは、ファクシミ
リ機能を備えた電話装置やコードレス電話装置をも含む
ものとする。
【0035】図1は本発明の一実施の形態によるコード
レス電話装置の親機の構成を示すブロック図であり、図
2〜図3は本発明の一実施の形態によるコードレス電話
装置が受信する発呼者情報のデータ形式を示す模式図で
ある。図4〜図6は本発明の一実施の形態によるコード
レス電話装置の音声作成部のROMのデータテーブルの
構造を示す模式図である。図7は本発明の一実施の形態
によるコードレス電話装置の親機のベル鳴動及び音声出
力時機のタイミングチャートである。図8は本発明の一
実施の形態によるコードレス電話装置の発呼者情報の音
声出力時機を示すフローチャートであり、図9は本発明
の一実施の形態によるコードレス電話装置のベル鳴動の
停止及び音声出力時機のタイミングチャートである。図
10〜図11は本発明の一実施の形態によるコードレス
電話装置の子機の構成を示すブロック図であり、図12
は本発明の一実施の形態によるコードレス電話装置の子
機のベル鳴動及び音声出力時機のタイミングチャートで
ある。
【0036】図1において、コードレス電話装置1は回
線に接続された親機2と少なくとも1台の子機3とで構
成されており、親機2と子機3とはそれぞれ一定の距離
内(100〜150m)で双方向にコードレス通信可能
である。
【0037】親機2は制御部4の制御の下に電話の相手
側と音声信号の送受信を行うと共に、無線送信部や無線
受信部からなるコードレス通信部5を通じて子機3側と
双方向にコードレス通信を行う。制御部4はCPUやR
AMやROM等で構成されており、親機2の制御全般を
担っている。この親機2にはコードで接続された受話器
6が備わっているので、受話器6を取り上げてオフフッ
クすると子機3とのコードレス通話(内線通話)や回線
を通じての外部との通話(外線通話)が可能である。ま
た、親機2にはスピーカーホン通話部7も備わっている
ので、スピーカーホン通話部7のスイッチを押してオフ
フックすると手放しでの通話を行うこともできる。この
際の音声出力はスピーカーホン通話部7のスピーカー部
7aを通じて行う。この親機2には留守番電話部8が備
わっているので、回線からベルが入来しても親機2側や
子機3側で共にオフフックしない場合には、留守番電話
部8が作動して入来したメッセージの録音ができるよう
になっている。この際には、ベルが所定回数(例えば6
回)鳴動してもオフフックされないと、制御部4は切り
替えスイッチ9を通話回路部10から留守番電話部8側
に切り替えるようになっている。電話をする場合は操作
部11を操作してダイヤルするのであるが、その際は表
示部12にダイヤルした電話番号を表示して確認するこ
とができるようになっている。
【0038】これからの説明には発呼者情報が深く関与
してくるので、発呼者情報について少し説明しておく。
発呼者情報は元々表示することを目的としているので、
そのデータ形式はテキストデータ形式である。現時点に
おいて、発呼者情報は日本仕様と北米仕様とではその内
容に違いがあり、日本仕様では電話番号情報のみで構成
されているが北米仕様では電話番号情報と名前情報とで
構成されている。しかし、日本仕様の発呼者情報は北米
仕様の発呼者情報の内で名前情報が欠落しているもので
あると考えれば良いので、これから先の説明には北米仕
様の発呼者情報を用いることにする。
【0039】発呼者情報のデータ形式は図2に示すよう
になっており、発呼者の電話番号を表わす電話番号情報
領域と発呼者の名前を表わす名前情報領域とがある。名
前情報は15文字で表わされ、電話帳に記載されている
ように「氏」が先で「名」が後になる。つまり、「GE
ORGE BUSH」という名前は、名前情報において
は「BUSH GEORGE」として表わされる。
【0040】現時点では発呼者情報は電話番号情報と名
前情報とで構成されているが、発呼者情報の構成を変更
することにより、図3に示すようにヘッダ領域(フッダ
領域でも良い)にフラグ(図では¥で示している)を立
てることで性別情報とし、名前情報の性別を表わすこと
もできる。例えば、フラグを立ててなければ性別情報は
「男」であり、フラグが立ててあれば性別情報は「女」
であるとすることもできる。このように発呼者情報の構
成を変更すれば、「JACQUELINE BISSE
T」のように名前が15文字を超える場合には、名前情
報は「BISSET JACQUELIN」となり性別
を判断する礎となる「名」のデータの部分がちょん切れ
てしまうが、ヘッダ領域にフラグが立っていれば性別情
報は「女」であることが判明する。なお、発呼者情報の
氏名の内の「名」の方のデータを基に男女の性別を判断
する方法は後で詳細に説明することにする。
【0041】回線からベルが入来すると、発呼者通知サ
ービスからベルとベルの間に発呼者情報が送られて来
る。すると制御部4が作動し、発呼者情報受信部13が
この発呼者情報を受信して直ちに発呼者情報記憶部14
に記憶する。制御部4は発呼者情報記憶部14に記憶し
た発呼者情報を読み出し、LCD等で構成された表示部
12と音声作成部15とに受信したままの発呼者情報を
送る。表示部12に送られた発呼者情報はその内容が文
字で表示されるし、音声作成部15に送られた発呼者情
報は音声データに変換される。この音声作成部15は、
基本的にはCPUやRAMやROM等で構成されてお
り、制御部4に従属する副次的な制御部である。そして
音声作成部15は、男女双方の声色に対応した音声デー
タを作成できるが、初期設定の声色は男の声色になって
いるので女の声色に変更するには操作部11を操作して
女の声色の設定にすれば良い。この音声作成部15は着
信した発呼者情報の氏名の内の「名」の方のデータを基
に性別を解析し、解析した結果に基づき男あるいは女の
声色の音声データを作成するが、要求される機能により
その構成が若干異なるようになる。
【0042】例えば、日本において発呼者情報が「電話
番号情報」のみから「電話番号情報+名前情報」に変更
されたならば、名前情報はカタカナのような表音文字の
データとして着信するので、そのまま表音文字のデータ
を音声データに変換して読み上げれば名前として通用す
る。しかし、北米のように名前情報がアルファベットの
ような表音文字のデータで構成されていれば、カタカナ
のようにそのまま読み上げても名前としては通用しな
い。そのため、アルファベットのような表音文字のデー
タで構成された名前情報が着信する北米に代表される地
域では、アルファベット等の表音文字の綴りから名前の
読み上げ方を解析し、表音文字のデータを名前として通
用するように設定する機能が音声作成部15に要求され
る。名前の読み上げ方を解析する必要がある場合は、音
声作成部15のCPUに名前音声作成機能を有するCP
Uを使用しなければならない。また、音声作成部15は
名前情報の氏名の内の「名」の方のデータから性別を解
析するので、音声作成部15のCPUには性別解析機能
に加えて必要に応じて名前音声作成機能を有するものを
使用する必要がある。
【0043】音声作成部15の性別解析機能を具体的に
説明しておく。男女の性別の判断の方法としては、
「名」のデータと「名」のデータに基づく男女の性別の
付加データとを蓄積しておき、受信した発呼者情報の
「名」のデータを蓄積した「名」のデータと照合して性
別を判断する。つまり、図4に示すように、音声作成部
15のROMに「BETTY」,「BILL」,・・
「GEORGE」,「GRACE」,・・「JAC
K」,「JACQUELINE」,・・「MEG」,
「MIKE」,・・等の男女の「名」のデータを、アル
ファベット順にデータテーブルにして蓄積しておき、こ
れ等の「名」のデータにそれぞれ男女の性別を示すデー
タを付加データとして附随させておく。「GEORG
E」は男名、「GRACE」は女名というようにであ
る。図4では「¥」が立ててあるのが女名である。
【0044】例えば、受信した発呼者情報から名前情報
として「BUSH GEORGE」を得たとする。する
と、音声作成部15のCPUは「名」のデータ「GEO
RGE」を基に図4に示すROMのデータテーブルを探
すが、そこにはGの頁に「GEORGE」に該当するも
のがあるので、「GEORGE」の性別を表わす付加デ
ータを見ると「GEORGE」は男名である。そこで、
CPUは「GEORGE」は男名であると判断する。
【0045】例えば、受信した発呼者情報から名前情報
として「BISSET JACQUELIN」を得たと
する。すると、音声作成部15のCPUは「名」のデー
タ「JACQUELIN」を基に図4に示すROMのデ
ータテーブルを探すが、そこにはJの頁に「JACQU
ELIN」に該当するものはないが、「JACQUEL
IN」を包含する「JACQUELINE」があるの
で、「JACQUELINE」の性別を表わす付加デー
タを見ると「JACQUELINE」は女名である。そ
こで、CPUは「JACQUELIN」は女名であると
判断する。
【0046】音声作成部15においては、まず名前情報
の解析により名前情報を男の声色で読み上げるか女の声
色により読み上げるかが決定された。そこで、次はテキ
ストデータとしての名前情報をDSP技術を用いて音声
データに変換するが、この際に用いる声色は発呼者情報
の「名」のデータにより決定した性別に基づく声色であ
る。音声作成部15において名前情報のテキストデータ
を音声データに変換する際には、ROMに蓄積されてい
る音声データを参照して変換するのであるが、ROMに
蓄積する音声データについて少し説明しておく。
【0047】ROMに蓄積する音声データとしては、使
用頻度の高いものは「氏」,「名」ごとに区分したもの
を一括して音声データ化しておいた方が良い。例えば
「名」に関して説明すると、図5に示すように「GEO
RGE」や「MIKE」のような使用頻度の高いものは
「ジョージ」や「マイク」として丸ごと音声データ化し
ておいた方が便利である。しかし、使用頻度の低い
「氏」,「名」まで全てを網羅してROMに蓄積するこ
とはできないので、使用頻度の低い「氏」,「名」の場
合は、予め幾つかの区切った音節毎の音声データをRO
Mに蓄積しておき、区切った音声データを繋ぎ合わせて
名前情報を音声データ化した方が良い。例えば「名」に
関して説明すると、「JACQUELIN」が使用頻度
が低い「名」とすれば、図6に示すように、区切った音
声データ「JAC」,・・「QUE」,・・「LI
N」,・・等々の中から「JACQUELIN」に該当
するものを選びだし、「JAC」+「QUE」+「LI
N」を繋ぎ合わせて「ジャ・ク・リン」として音声デー
タ化するのである。
【0048】ROMに蓄積する音声データとしては、図
5に示す「氏」や「名」の一語を丸ごと音声データ化し
たものや、図6に示す「氏」や「名」の一語を区切った
ものを音声データ化したものを両方共蓄積しても良い
し、どちらか一方だけでも良い。ただし、「氏」や
「名」の一語を丸ごと音声データ化したものしかROM
に蓄積しない場合には、受信した発呼者情報の名前情報
に該当する音声データがROMに存在しないことが起こ
り得るが、その場合には名前情報がアルファベットによ
るテキストデータであればアルファベットを一字ずつ音
声データに変換する必要がある。つまり、「JACQU
ELIN」ならば、「ジェイ・エイ・シー・・・・」と
一字ずつ音声データに変換する訳である。
【0049】以下の説明では音声作成部15は性別及び
名前の読み上げ方を解析する機能を備えているものとし
て話を進めるが、前述したように地域によっては名前の
読み上げ方を解析する機能を備えている必要がない場合
もある。
【0050】さて、着信した発呼者情報は発呼者情報記
憶部14に記憶された後、制御部4により発呼者情報記
憶部14から読み出されて表示部12と音声作成部15
とに送られるのであるが、この際に制御部4により電子
電話帳16に登録されている電話番号と発呼者情報との
照合が行われる。電子電話帳16に登録されている電話
番号に発呼者情報と一致するものがあると、後述する方
法により処理されるのであるが、まずは電子電話帳16
に登録されている電話番号に発呼者情報と一致するもの
がない場合を説明する。
【0051】着信した発呼者情報に名前情報があれば、
音声作成部15は名前情報から必要に応じて名前の読み
上げ方及び性別を解析して名前情報を男あるいは女の声
色の音声データに変換する。発呼者の性別の解析の結果
が「男」であれば男の声色の音声データを作成し、解析
の結果が「女」であれば女の声色の音声データを作成す
る。変換した音声データは音声出力部の一例としてのス
ピーカー部7aに送られて名前情報が男あるいは女の声
色で読み上げられる。
【0052】例えば北米地域のように、名前情報が「B
USH GEORGE」というアルファベットからなる
表音文字のデータとして着信したならば、音声作成部1
5は名前の読み上げ方を解析して「ブッシュ ジョー
ジ」とし、性別を解析して「男」であると判定する。そ
して音声作成部15は男の声色からなる「ブッシュ ジ
ョージ」という音声データに変換する。そしてスピーカ
ー部7aから名前情報を男の声色で「ブッシュ ジョー
ジ」と読み上げる。前述したように、北米地域の場合は
名前情報は15文字までのデータとして送られて来るの
で、長い名前の場合は氏名の内の名の部分は途中でちょ
ん切られてしまうこともある。
【0053】例えば、名前情報が「モリ ヨシロウ」と
いうカタカナからなる表音文字のデータとして着信した
ならば、音声作成部15はそのまま「モリ ヨシロウ」
とし、性別を解析して「男」であると判定する。そして
音声作成部15は男の声色からなる「モリ ヨシロウ」
という音声データに変換する。そしてスピーカー部7a
から名前情報を男の声色で「モリ ヨシロウ」と読み上
げる。
【0054】ところで、名前情報を基にした性別の解析
が失敗に終わった場合には、音声作成部15は現在設定
されている(初期設定は男の声色であるので、初期設定
を変更していなければ男の声色であり変更していれば女
の声色)男あるいは女の声色に従い、名前情報を音声デ
ータに変換する。
【0055】現時点においては実施されていないが、将
来において発呼者情報の構成が図3に示すようなものに
変更された場合には、制御部4は発呼者情報のヘッダ領
域を調べることで性別情報を把握することができる。ヘ
ッダ領域にフラグが立てられていなければ性別は「男」
であり、フラグが立てられていれば性別は「女」であ
る。受信した発呼者情報の性別の判断が制御部4で行わ
れた場合には、音声作成部15では発呼者情報の性別の
判断は行わない。その理由は制御部4が「主」で音声作
成部15が「従」だからである。音声作成部15は名前
情報の読み上げ方のみの解析を行い、制御部4の下した
発呼者情報の性別の判断に基づき、男あるいは女の声色
で音声データを作成する。
【0056】着信した発呼者情報には名前情報がない場
合もあるが、その場合は音声作成部15は名前情報がな
い旨を音声データとして作成し、スピーカー部7aから
名前情報がない旨を音声出力する。この場合には、音声
作成部15は現在設定されている(初期設定は男の声色
であるので、初期設定を変更していなければ男の声色で
あり変更していれば女の声色)男あるいは女の声色に従
い音声データを作成する。
【0057】例えば、着信した発呼者情報に非通知によ
り名前情報がなければ、音声作成部15は「ヒツウチ」
という音声データを作成し、スピーカー部7aから「ヒ
ツウチ」と音声出力する。因に北米地域では、「pri
vate caller」と音声出力する。
【0058】例えば、着信した発呼者情報に地域外によ
り名前情報がなければ、音声作成部15は「チイキガ
イ」という音声データを作成し、スピーカー部7aから
「チイキガイ」と音声出力する。因に北米地域では、
「out of area」と音声出力する。
【0059】例えば、着信した発呼者情報に名前情報は
ないものの電話番号情報のみがあれば、音声作成部15
は「デンワバンゴウノミ」という音声データを作成し、
スピーカー部7aから「デンワバンゴウノミ」と音声出
力する。因に北米地域では「number avail
able」と音声出力する。また、「チイキガイ デン
ワバンゴウノミ」という音声出力の組み合わせを行って
も良い。
【0060】着信した発呼者情報と電子電話帳16に登
録された電話番号とを制御部4が照合した結果、電子電
話帳16登録された電話番号に該当するものがあれば、
制御部4は該当する電話番号に附随する附随情報の有無
を調べる。附随情報としては男女の性別を示す性別情報
(例えば女の場合はフラグを立てる)や、発呼者と被呼
者との対応を示す被呼者情報等がある。性別情報があれ
ば制御部4は性別情報を読み取り発呼者情報の性別を判
断して音声作成部15に伝え、音声作成部15は制御部
4の指示に従い男あるいは女の声色の音声データを作成
する。発呼者名の読み上げ方は前述の通りに取り計らわ
れる。被呼者情報があれば制御部4は被呼者情報を読み
取り音声作成部15に伝え、音声作成部15は制御部4
の指示に従い、「誰(発呼者)から誰(被呼者)への電
話である」かを音声データに変換する。
【0061】例えば、発呼者名が「イシハラ シンタロ
ウ」(性別情報=男)で被呼者が「コイズミ ジュンイ
チロウ」であれば、「イシハラ シンタロウさんからコ
イズミ ジュンイチロウさんへの電話です。」と、発呼
者の性別に対応した男の声色の音声データを作成する。
【0062】通話中にコールウェイティングが掛かった
場合には、コールウェイティングを掛けた発呼者の発呼
者情報が発呼者通知サービスから着信する。すると、制
御部4及び音声作成部15により、コールウェイティン
グが掛かった際に着信した発呼者情報の名前情報を解析
して男あるいは女の声色による名前情報の音声データ化
が行われ、音声データ化された発呼者名が第2の音声出
力部の一例としての受話器6の受話部より読み上げられ
る。なお、操作部11を操作して設定を変更しておけ
ば、音声出力部の一例としてのスピーカー部7aから読
み上げるようにすることもできる。このようにコールウ
ェイティングを掛けて来た相手の名前を読み上げること
で、利用者は通話を切り替える必要のある相手からの電
話か否かを判断することができる。
【0063】ところで、コールウェイティングの際は、
通話中の相手側にコールウェイティングを掛けて来た相
手の名前が聞こえないようにミュート処理をする必要が
ある。しかしながら、ミュート処理はあまり長くなると
通話相手に不快感を与える恐れがあるので、ミュート処
理と同等の効果を得るための策として、通話相手からの
送話信号と混ぜて囁く程度の音量でコールウェイティン
グを掛けて来た相手の名前を送出するようにすれば、通
話相手にはコールウェイティングを掛けて来た相手の名
前が漏れることはない。
【0064】さて、発呼者情報の読み上げ時機、つまり
スピーカー部7aからの音声出力の時機はベル音と重な
らないようにする必要がある。この発呼者情報の読み上
げ時機の適・不適を監視しているのが出力時機監視部1
7である。出力時機監視部17はベル入来の間隙をぬっ
て発呼者情報を音声出力するために、ベル鳴動の累計時
間の長短やベル入来後のベル入来無しの時間の長短を監
視している。図7に示すように、ベルにはシングルベル
とダブルベルとがあるので、入来したベルがどちらのタ
イプかを峻別してからでないと発呼者情報を音声出力す
ることができない。日本の場合はシングルベルである
が、北米の場合は地域によりシングルベルとダブルベル
とに分けられる。ダブルベルの場合には二度目のベルが
鳴動した後でないと、発呼者情報を音声出力する時間を
確保することができないのである。つまり、ダブルベル
中のベル鳴動の小休止中なのか、ダブルベル後のベル鳴
動の休止中なのかを判別する必要がある。
【0065】図7に示すように、ダブルベルの場合は個
々のベル鳴動の所要時間は2秒未満であり、一度目のベ
ルと二度目のベルとの間の小休止時間は0.7秒未満で
あるが、累計時間は2秒以上となる。そして、ダブルベ
ルとダブルベルとの間に4秒の休止時間を挟んでいる。
シングルベルの場合はベル鳴動の累計時間は2秒以上で
あり、ベルとベルの間に4秒の休止時間を挟んでいる。
【0066】そこで、図8のフローチャートに示すよう
に、ベル鳴動の休止中か否かの判別はベル鳴動の累計時
間の長短とベル鳴動の休止時間の長短とにより行う。ス
テップ1では、ベル鳴動の累計時間が2秒以上か否かで
分岐する。累計時間が2秒以上であればベル鳴動の休止
が近いと判定しステップ2へ進む。ステップ2では、ベ
ルの鳴動停止後若干の時間的余裕を持たせるために、
0.22秒以上ベルの鳴動が休止していればステップ3
へ進み発呼者情報を音声出力する。
【0067】ステップ1でベル鳴動の累計時間が2秒未
満であればステップ4へ進む。ダブルベルであれば、一
度目のベルが鳴動した後のダブルベル中のベル鳴動の小
休止中なのか、二度目のベルが鳴動した後のダブルベル
後のベル鳴動の休止中なのかを判定する必要がある。そ
こで、ステップ4では、ベル鳴動の休止時間が0.7秒
未満で二度目のベルが鳴動すればダブルベル中と判定し
てステップ1へ戻る。ダブルベルの場合も鳴動の累計時
間が2秒以上になるとステップ2へ進む。
【0068】このステップ4のルーチンは、日本仕様の
ようにベルの鳴動が1秒で終了するようなシングルベル
の場合でも対応を可能にしている。ベル鳴動の休止時間
が0.7秒以上であれば、ベル鳴動の休止中であると判
定してステップ3へ進み発呼者情報を音声出力する。こ
のように、出力時機監視部17はベル入来の間隙をぬっ
て発呼者情報を音声出力するために、ベル鳴動の累計時
間の長短やベル入来後のベル入来無しの時間の長短を監
視している。
【0069】再び図7に戻ると、ダブルベルであれシン
グルベルであれ、ベル鳴動の休止中に発呼者情報の音声
出力を行い、次のベルが入来する前に発呼者情報の音声
出力を終了しなければならない。しかし場合によって
は、発呼者情報の音声出力が終了しない内に次のベル鳴
動の時間が迫ることもある。そこで、出力時機監視部1
7はベル鳴動の終了からの時間の経過を監視しておき、
未だ発呼者情報の音声出力が継続中ならば、次のベルが
入来してもベル音の音声出力をカットして発呼者情報の
音声出力を優先させる。
【0070】ところで、発呼者情報を音声出力部の一例
としてのスピーカー部7aから音声出力する時機がベル
音と重ならないようにするためには、図9に示すよう
に、発呼者情報を受信した後にベルの鳴動を即刻停止し
たり、発呼者情報を受信した後に一定回数はベルを鳴動
させ、その後はベルの鳴動を停止したりすることでも解
決することができる。
【0071】さて、今まではコードレス電話装置1の親
機2側から発呼者情報を音声出力させる方法を説明して
来た。しかし、本発明のコードレス電話装置1では子機
3側から発呼者情報を音声出力させることもできる。以
下、子機3側から発呼者情報を音声出力させる方法を説
明する。
【0072】図10に示すように、子機3は制御部18
の制御の下にコードレス通信部19を通じて親機2側と
双方向にコードレス通信を行う。制御部18はCPUや
RAMやROM等で構成されており、子機3の制御全般
を担っている。子機3には通話部20が備わっているの
で親機2の受話器6と同様に通話を行うことができる
し、操作部21は親機2の操作部11とほぼ同様の操作
が行えるだけの機能が備わっている。表示部22は親機
2の表示部12よりは小さいが、必要にしてかつ十分な
情報を表示するだけの面積は確保している。子機3側に
も着信のベル音が出せるようにスピーカー部23が備わ
っており、親機2側から送信される着信データとして
の、ベル音のオン/オフのデータやスピーカーのオン/
オフのデータを受信すると、スピーカー部23からベル
音を音声出力したり音声出力を停止したりすることがで
きる。しかし、着信音は親機2に頼らずに子機3自身で
発生させることができるので、親機2側から着信データ
(着信したという信号のみ)のみを受信するようにして
親機2側の着信音と連動させることなく、子機3自身で
自由なタイミングで着信音を発生させても良い。
【0073】なお、子機3側における発呼者情報の読み
上げ処理は以下のようにして行われる。親機2側から送
信された音声データ化された発呼者情報を子機3側が受
信すると、子機3側では発呼者の性別に対応した声色で
音声出力部の一例としてのスピーカー部23から発呼者
名を読み上げる。また、通話中にコールウェイティング
が掛かった場合には、親機2側から送信された音声デー
タ化された発呼者情報により、子機3側ではコールウェ
イティングを掛けて来た発呼者名を発呼者の性別に対応
した声色で第2の音声出力部の一例としての通話部20
の受話部から読み上げる。無論、親機2の場合と同様
に、子機3側においても、通話相手からの送話信号と混
ぜて囁く程度の音量でコールウェイティングを掛けて来
た相手の名前を送出するようにすれば、通話相手にはコ
ールウェイティングを掛けて来た相手の名前が漏れるこ
とはない。
【0074】また、図11に示すように子機3にも音声
作成部24を搭載しておけば、回線から着信した発呼者
情報を親機2側から子機3側へ転送し、子機3側で発呼
者情報の名前情報を解析して発呼者の性別に対応した男
あるいは女の声色による発呼者名の読み上げを行うこと
ができる。図11に示す子機3に搭載した音声作成部2
4は、図1に示す親機2の音声作成部15と全く同等の
機能を持つものであっても良い。しかし、親機2側では
回線から着信した発呼者情報を丸ごと子機3側に転送す
るのでなく、発呼者情報を解析して得られた性別情報を
発呼者情報に添付して転送するようにすれば、子機3側
の音声作成部24の能力には性別情報の抽出機能は不要
となる。音声作成部24を搭載した子機3の場合には、
発呼者情報の読み上げ時機は図7に示すような親機2の
場合と同様である。
【0075】しかし、図10に示すように音声作成部2
4を搭載していない子機3における発呼者情報の読み上
げ時機は以下のようになる。
【0076】子機3側でも親機2側と同様に、ベル音と
ベル音の間隙をぬって発呼者情報を音声出力することが
できる。子機3側で音声出力できるのは親機2側で作成
した音声データであり、親機2側で作成する音声データ
は前述したように男あるいは女の声色の音声データであ
る。図12に示すように、回線からベルが着信すると、
親機2はスピーカーをオンに切り替えスピーカー部7a
からベル音を音声出力する。それと同時に、親機2は子
機3側にスピーカーのオンのデータ及びベル音のオンの
データを送信する。子機3側では親機2側からの着信デ
ータを受信すると、スピーカーをオンに切り替えスピー
カー部23からベル音を音声出力する。
【0077】親機2へのベル入来が休止中になると、親
機2はスピーカーをオフに切り替えスピーカー部7aか
らのベル音の音声出力を休止する。それと同時に、親機
2は子機3側にスピーカーのオフのデータ及びベル音の
オフのデータを送信する。子機3側では親機2側からの
各種データを受信すると、スピーカーをオフに切り替え
スピーカー部23からのベル音の音声出力を休止する。
【0078】図7〜図8で説明したように、ベルの鳴動
停止後所定の時間が経過すると親機2はスピーカーをオ
ンに切り替え、音声出力部の一例としてのスピーカー部
7aから発呼者情報を男あるいは女の声色で読み上げ
る。それと同時に、親機2は子機3側にスピーカーオン
のデータ及び音声作成部15で作成した発呼者情報の音
声データを送信する。子機3側では親機2側からの各種
データを受信するとスピーカーをオンに切り替え、音声
出力部の一例としてのスピーカー部23から発呼者名を
親機2と同一の声色で読み上げる。
【0079】親機2は発呼者情報の読み上げが終了する
とスピーカーをオフに切り替え、音声出力部の一例とし
てのスピーカー部7aからの発呼者情報の音声出力を休
止する。それと同時に、親機2は子機3側にスピーカー
オフのデータを送信する。子機3側では親機2側からの
スピーカーオフのデータを受信するとスピーカーをオフ
に切り替え、音声出力部の一例としてのスピーカー部2
3からの発呼者情報の音声出力を休止する。
【0080】図12ではシングルベルの場合を説明した
が、ダブルベルの場合も図7〜図8で説明した内容と同
様である。また、発呼者情報を受信した後にベルの鳴動
を即刻停止したり、発呼者情報を受信した後に一定回数
はベルを鳴動させ、その後はベルの鳴動を停止させたり
して発呼者情報を音声出力する場合も、既に図9で説明
した内容と同様である。なお、子機3を親機2に搭載し
ている状態では、子機3からはベル音も発呼者情報も音
声出力されず、親機2から音声出力されるのみである。
【0081】ところで、コードレス電話装置1の機種に
よっては親機2側は単なる中継基地の役目を担うに過ぎ
ず、子機3側に殆ど全ての電話機能を搭載している場合
もある。このような場合は、子機3側で名前情報の音声
出力が可能ならば必ずしも親機2側に音声出力部の一例
としてのスピーカー部7aが備わっている必要はない。
親機2側にスピーカー部7aが備わっていない場合に
は、子機3が親機2に搭載されていても例外的に子機3
側からベル音や発呼者情報が音声出力される。
【0082】以上に述べたように、本発明では着信した
発呼者情報を表示部に表示すると共に、発呼者情報の中
に名前情報があればベルの合間に親機や子機から発呼者
の名前を男あるいは女の声色で読み上げるので、表示部
に表示された内容を見なくても誰からの電話かを直ちに
知ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上のように本発明の電話装置によれ
ば、ベル着信と共に発呼者通知サービスから入来する発
呼者情報を受信する発呼者情報受信部と、受信した発呼
者情報を記憶する発呼者情報記憶部と、発呼者情報から
男あるいは女の声色に対応した音声データを作成する音
声作成部と、音声データを出力するための音声出力部と
を備え、受信した発呼者情報を基に発呼者名を読み上げ
る構成としたものである。
【0084】このことにより、未登録の相手からの着信
であっても発呼者情報を基に男あるいは女の声色で音声
出力できるので、表示を見なくても誰からの電話かを知
ることができるという効果がある。
【0085】また、本発明のコードレス電話装置によれ
ば、ベル着信と共に発呼者通知サービスから入来する発
呼者情報を受信する発呼者情報受信部と、受信した発呼
者情報を記憶する発呼者情報記憶部と、発呼者情報から
男あるいは女の声色に対応した音声データを作成する音
声作成部と、音声データを出力するための音声出力部
と、を備えた親機と、親機と双方向に無線で通信すると
共に、音声データを出力するための音声出力部を備えた
子機とを備えた構成としたものである。
【0086】このことにより、未登録の相手からの着信
であっても発呼者情報を基に男あるいは女の声色で音声
出力できるので、表示を見なくても誰からの電話かを知
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の親機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置が受信する発呼者情報のデータ形式を示す模式図
【図3】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置が受信する発呼者情報のデータ形式を示す模式図
【図4】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の音声作成部のROMのデータテーブルの構造を示す
模式図
【図5】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の音声作成部のROMのデータテーブルの構造を示す
模式図
【図6】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の音声作成部のROMのデータテーブルの構造を示す
模式図
【図7】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の親機のベル鳴動及び音声出力時機のタイミングチャ
ート
【図8】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置の発呼者情報の音声出力時機を示すフローチャート
【図9】本発明の一実施の形態によるコードレス電話装
置のベル鳴動の停止及び音声出力時機のタイミングチャ
ート
【図10】本発明の一実施の形態によるコードレス電話
装置の子機の構成を示すブロック図
【図11】本発明の一実施の形態によるコードレス電話
装置の子機の構成を示すブロック図
【図12】本発明の一実施の形態によるコードレス電話
装置の子機のベル鳴動及び音声出力時機のタイミングチ
ャート
【符号の説明】
1 コードレス電話装置 2 親機 3 子機 4 制御部 5 コードレス通信部 6 受話器 7 スピーカーホン通話部 7a スピーカー部 8 留守番電話部 9 切り替えスイッチ 10 通話回路部 11 操作部 12 表示部 13 発呼者情報受信部 14 発呼者情報記憶部 15 音声作成部 16 電子電話帳 17 出力時機監視部 18 制御部 19 コードレス通信部 20 通話部 21 操作部 22 表示部 23 スピーカー部 24 音声作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満尾 貞香 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 倫明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石村 善博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 FF03 FF23 FF28 HH23 5K036 AA07 DD11 DD33 DD48 JJ04 JJ16 KK09 5K067 AA21 BB08 EE02 EE10 FF02 FF07 FF13 FF26 FF27 FF31 HH23 KK15

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベル着信と共に発呼者通知サービスから入
    来する発呼者情報を受信する発呼者情報受信部と、受信
    した発呼者情報を記憶する発呼者情報記憶部と、発呼者
    情報から男あるいは女の声色に対応した音声データを作
    成する音声作成部と、音声データを出力するための音声
    出力部とを備え、受信した発呼者情報を基に発呼者名を
    読み上げることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】音声作成部は、発呼者情報の内の名前情報
    を基に名前の読上げ方と男女の性別を設定し、男あるい
    は女の声色の音声データを作成することを特徴とする請
    求項1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】電話番号を登録する電子電話帳を備え、受
    信した発呼者情報の電話番号が電子電話帳に登録済みの
    場合には、電子電話帳に登録された電話番号に附随する
    附随情報に男女の性別を示す性別情報があれば、性別情
    報に基づき音声作成部は男あるいは女の声色の音声デー
    タを作成することを特徴とする請求項1,2の内のいず
    れか1記載の電話装置。
  4. 【請求項4】電子電話帳に登録された電話番号に附随す
    る附随情報に、発呼者と被呼者との対応を示す被呼者情
    報があれば、被呼者情報に基づき発呼者から被呼者への
    電話である旨を読み上げることを特徴とする請求項3記
    載の電話装置。
  5. 【請求項5】通話中にコールウェイティングがあれば、
    コールウェイティングで受信した発呼者情報を基に発呼
    者名を読み上げることを特徴とする請求項1,2,3,
    4の内のいずれか1記載の電話装置。
  6. 【請求項6】発呼者名を第2の音声出力部から音声出力
    することを特徴とする請求項5記載の電話装置。
  7. 【請求項7】受信した発呼者情報自体に発呼者の性別を
    示す性別情報が包含されていれば、発呼者情報の性別情
    報に基づき男あるいは女の声色の音声データを作成する
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6の内の
    いずれか1記載の電話装置。
  8. 【請求項8】着信した発呼者情報に名前情報がなけれ
    ば、名前情報がない旨を音声出力することを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5,6,7の内のいずれか1記
    載の電話装置。
  9. 【請求項9】着信した発呼者情報に非通知により名前情
    報がなければ、非通知である旨を音声出力することを特
    徴とする請求項8記載の電話装置。
  10. 【請求項10】着信した発呼者情報に地域外により名前
    情報がなければ、地域外である旨を音声出力することを
    特徴とする請求項8記載の電話装置。
  11. 【請求項11】着信した発呼者情報に電話番号情報のみ
    があれば、電話番号のみである旨を音声出力することを
    特徴とする請求項8,9,10の内のいずれか1記載の
    電話装置。
  12. 【請求項12】ベル着信と共に発呼者通知サービスから
    入来する発呼者情報を受信する発呼者情報受信部と、受
    信した発呼者情報を記憶する発呼者情報記憶部と、発呼
    者情報から男あるいは女の声色に対応した音声データを
    作成する音声作成部と、を備えた親機と、親機と双方向
    に無線で通信すると共に、音声データを出力するための
    音声出力部を備えた子機と、を備えたことを特徴とする
    コードレス電話装置。
  13. 【請求項13】親機に音声データを出力するための音声
    出力部を備えたことを特徴とする請求項12記載のコー
    ドレス電話装置。
  14. 【請求項14】音声作成部は、発呼者情報の内の名前情
    報を基に名前の読上げ方と男女の性別を設定し、男ある
    いは女の声色の音声データを作成することを特徴とする
    請求項12,13の内のいずれか1記載のコードレス電
    話装置。
  15. 【請求項15】電話番号を登録する電子電話帳を備え、
    受信した発呼者情報の電話番号が電子電話帳に登録済み
    の場合には、電子電話帳に登録された電話番号に附随す
    る附随情報に男女の性別を示す性別情報があれば、性別
    情報に基づき音声作成部は男あるいは女の声色の音声デ
    ータを作成することを特徴とする請求項12,13,1
    4の内のいずれか1記載のコードレス電話装置。
  16. 【請求項16】電子電話帳に登録された電話番号に附随
    する附随情報に、発呼者と被呼者との対応を示す被呼者
    情報があれば、被呼者情報に基づき発呼者から被呼者へ
    の電話である旨を読み上げることを特徴とする請求項1
    5記載のコードレス電話装置。
  17. 【請求項17】通話中にコールウェイティングがあれ
    ば、コールウェイティングで受信した発呼者情報を基に
    発呼者名を読み上げることを特徴とする請求項12,1
    3,14,15,16の内のいずれか1記載のコードレ
    ス電話装置。
  18. 【請求項18】発呼者名を第2の音声出力部から音声出
    力することを特徴とする請求項17記載のコードレス電
    話装置。
  19. 【請求項19】受信した発呼者情報自体に発呼者の性別
    を示す性別情報が包含されていれば、発呼者情報の性別
    情報に基づき男あるいは女の声色の音声データを作成す
    ることを特徴とする請求項12,13,14,15,1
    6,17,18の内のいずれか1記載のコードレス電話
    装置。
  20. 【請求項20】着信した発呼者情報に名前情報がなけれ
    ば、名前情報がない旨を音声出力することを特徴とする
    請求項12,13,14,15,16,17,18,1
    9の内のいずれか1記載のコードレス電話装置。
  21. 【請求項21】着信した発呼者情報に非通知により名前
    情報がなければ、非通知である旨を音声出力することを
    特徴とする請求項20記載のコードレス電話装置。
  22. 【請求項22】着信した発呼者情報に地域外により名前
    情報がなければ、地域外である旨を音声出力することを
    特徴とする請求項20記載のコードレス電話装置。
  23. 【請求項23】着信した発呼者情報に電話番号情報のみ
    があれば、電話番号のみである旨を音声出力することを
    特徴とする請求項20,21,22の内のいずれか1記
    載のコードレス電話装置。
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