JP2003069652A - 音声通信システム - Google Patents

音声通信システム

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JP2003069652A
JP2003069652A JP2001254167A JP2001254167A JP2003069652A JP 2003069652 A JP2003069652 A JP 2003069652A JP 2001254167 A JP2001254167 A JP 2001254167A JP 2001254167 A JP2001254167 A JP 2001254167A JP 2003069652 A JP2003069652 A JP 2003069652A
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Hideyuki Sugibashi
秀之 杉橋
Mitsuru Tanida
満 谷田
Hideaki Shimizu
秀昭 清水
Osamu Shimada
理 島田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】回線交換を行う交換機と、ネットワークと、該
ネットワーク上のプロトコルと回線交換用のプロトコル
をインタワークするインタワーク手段と、該ネットワー
クを介して該インタワーク手段に接続されているIP内線
端末とで構成される音声通信システムにおいて、遅延時
間を短縮し、符号化・復号化の回数及びデータ量を減ら
す。 【解決手段】交換機1が、インタワーク手段間の通信で
あることを認識したとき、該インタワーク手段に対し該
インタワーク手段間通信であることを通知し、各IP内線
端末4a,4bに対応して設けられている各インタワー
ク手段において、該交換機1からの通知に従って接続先
のインタワーク手段との中継経路を確立するとともに、
収容するIP内線端末4a,4bからの経路確立要求によ
り、該中継経路を利用して音声パケット経路をネットワ
ークを経由したIP内線端末4a,4b間経路に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声通信システムに
関し、特にLAN/WAN(Local Area Network/Wide Area Net
work)経由での音声通話を可能とするVoIP(Voice over
IP)技術を利用したIP電話網を収容した音声通信システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の音声通信システムの構成
例を示している。この従来例に示す、既設の回線交換網
とVoIP技術を適用したIP電話網を収容する音声通信シス
テムでは、交換機1と、LAN又はWAN(以下、説明を簡単
にするためLANで総称する。)2と、このLAN/WAN2上のプ
ロトコルと回線交換のプロトコルをインタワークするゲ
ートウェイ(以下、GWと略称することがある。)3と、I
P内線端末4a及び4b(以下、符号「4」で総称することが
ある。)と、一般内線端末5とで構成されている。
【0003】ここで、IP内線端末とは、既存の電話回線
の代わりにLAN2に接続し、音声信号を符号化し音声パケ
ット(UDPパケット)化して送信したり、または受信し
た音声パケットを復号化し再生する機能を有する装置を
指称する。上記の音声通信システムでは、IP内線端末4a
又は4bと一般内線端末5とが通話を行う形態を含むた
め、着信内線端末の決定処理及び回線交換処理は全て交
換機1が行なっている。
【0004】このため、LAN2で相互に接続されているIP
内線端末4a−4b間の通話であっても、音声パケットはIP
内線端末間で直接送受信することはできず、必ずゲート
ウェイ3と交換機1を経由する必要がある。このようなゲ
ートウェイ3に収容されたIP内線端末4a-4b間の接続動作
の詳細を、図13に基づき、以下に説明する。
【0005】交換機1は、IP内線端末4a及び4bがどのゲ
ートウェイ3に収容されているかを管理しており、発信
内線端末からの呼制御信号情報に基づいて着信内線端末
を決定する。この着信内線端末がIP内線端末の場合、交
換機1は、ゲートウェイ3に対して着信処理を行う。
【0006】ゲートウェイ3は、IP内線端末4a及び4b側
のLAN2の論理回線と交換機1側のTDM(Time Division Mu
ltiplexing)回線とをくくり付ける処理を行っている。L
AN2側の論理回線には、図示のように、呼制御信号経路R
1、メディア制御信号経路R2、音声データ経路R3があ
る。
【0007】[呼制御信号経路R1の確立]交換機1とゲ
ートウェイ3は、TDM回線に設定された既存の個別信号線
等を利用して呼制御信号経路R1中の経路R12及びR13を確
立している。ゲートウェイ3とIP内線端末4a及び4bは、L
AN2を介して接続されており、呼制御は、信頼性の高いT
CPコネクションで行っている。IP内線端末4a及び4bは、
自分が収容されているゲートウェイ3の呼制御信号経路
確立用の宛先情報(IPアドレス+TCPポート)を予め知
っており、ゲートウェイ3も、収容しているIP内線端末
の宛先情報(IPアドレス+TCPポート)を予め知ってい
る。
【0008】発側IP内線端末4aは、ゲートウェイ3に対
してTCPコネクションを開設する。IP内線端末4aは、IP
内線端末4bの着番号情報を呼設定メッセージに編集し、
TCPコネクションを介してゲートウェイ3に送信する(同
図R11)。ゲートウェイ3は、受信した呼設定メッセージ
を呼制御信号経路R12に送信する。
【0009】呼制御信号経路R12から呼設定メッセージ
を受信した交換機1は、着番号情報から着側IP内線端末4
bがゲートウェイ3に収容されていることを認識し、ゲ
ートウェイ3に対し、呼設定メッセージを送信する(同
図R13)。ゲートウェイ3は、着側IP内線端末4bに対し
て呼制御信号経路R14のTCPコネクションを開設する。
【0010】以降、このLAN回線のTCPコネクション及び
TDM回線上の呼制御信号経路R1を介して、IP内線4aと4b
が呼制御信号メッセージを送受信することにより通話状
態になる。 [音声データ経路R3の確立]TDM回線側の音声データ経
路R3を構成する経路R32及びR33は、交換機1とゲートウ
ェイ3間の呼制御メッセージにより決定される。
【0011】LAN2側の音声データ経路R31及びR34はメデ
ィア制御信号経路R2を使って確立される。この理由は、
LAN2上では一般に音声パケットは、音声圧縮符号化され
るため、使用する音声圧縮符号化則を決定する必要があ
り、また、音声パケットを送受信するための宛先情報
(IPアドレス+UDPポート番号)は可変であるからであ
る。以下にメディア制御信号経路R2の確立方法を説明す
る。
【0012】IP内線端末4aは、ゲートウェイ3との間で
メディア制御用のTCPコネクションを確立し、さらに該T
CPコネクションを用いて音声圧縮符号化則を決定し、音
声パケット受信用の宛先情報(IPアドレス+UDPポート
番号)を相互に通知し合う。音声パケットを送信するIP
内線端末4a及び4b、又はゲートウェイ3は、メディア制
御信号経路R21及びR22にて通知された通信先相手の宛先
情報に対して音声パケットを送信する。これによりIP内
線端末4a−4b間において双方向の音声パケットの経路R3
が確立する。
【0013】IP内線端末4a及び4bは、入力された音声信
号を圧縮符号化し、符号化された音声データをUDPパケ
ット化(音声パケット)して送信すると共に、受信した
音声パケットの音声データを伸張復号化し、音声信号を
再生する。ゲートウェイ3は、受信した音声パケットの
音声データを伸張復号化したPCMデータをTDM回線の音声
データ経路R32に送信する。また、TDM回線の音声データ
経路R33から受信したPCMデータを圧縮符号化し、符号化
された音声データをUDPパケット化して送信する。
【0014】交換機1は、音声データ経路R32の発信側チ
ャネルからのPCMデータを音声データ経路R33の着信側チ
ャネルに挿入し、該着信側チャネルからのPCMデータを
発信側チャネルに挿入する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、IP内線端末4a及び4b同士の通話であっても
音声データ経路R3がゲートウェイ3と交換機1を経由する
ため、以下の課題があった。
【0016】第1の課題は、ゲートウェイ3で音声データ
のIPパケットへの組立・分解が行われるために遅延時間
が増大してしまうことである。QoS(Quality of Servic
e)非保証型ネットワーク(LAN/WAN)上でIPパケット化
された音声データを伝送する場合、ネットワークでの伝
送遅延のばらつき(ゆらぎ)を受信側で吸収する必要が
あり、通常、受信側は音声パケットを或る一定時間蓄積
してデコードする。
【0017】この蓄積時間を短くすれば話者が感ずる音
声遅延を少なくできるが、その場合、蓄積時間を超えて
遅延したパケットはデコードされず、結果として音声品
質が劣化することとなる。すなわち、音声品質とのトレ
ードオフによって、ある程度ゆらぎ吸収のための遅延時
間を許容せざるを得ない。
【0018】TDM伝送路やATM伝送路と比較してIPベース
の伝送路は遅延時間においてそもそも不利であり、ゆら
ぎ吸収の遅延時間が単純に加算されてしまうことは通話
品質に一層の悪影響を及ぼす。第2の課題は、ゲートウ
ェイ3を経由するときに、音声データの圧縮符号化や伸
張復号化が行われるため音声品質が劣化してしまうこと
である。
【0019】一般に音声圧縮符号化では、量子化雑音に
よって音声波形に歪みが生じる。入力となる音声信号に
雑音が少ない場合は、歪みは許容できるが、量子化雑音
が付加された音声信号が入力された場合は大きく音質が
劣化することになる。音声圧縮符号化及び伸張復号化の
回数が増加することは、音声品質をさらに劣化させる。
【0020】第3の課題は、音声パケットをIP内線端末
間で直接送受信した場合に比べて、2倍のデータ量の音
声パケットが送受信されることになり、ネットワークの
帯域使用効率が低下してしまうことである。従って本発
明は、回線交換を行う交換機と、ネットワークと、該ネ
ットワーク上のプロトコルと回線交換用のプロトコルを
インタワークするインタワーク手段と、該ネットワーク
を介して該インタワーク手段に接続されているIP内線端
末とで構成される音声通信システムにおいて、上記3つ
の課題を解決すること、すなわち遅延時間を短縮し、符
号化・復号化の回数及びデータ量を減らすことを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、端的に言え
ば、音声パケットをLAN/WAN等のネットワーク(付記7)
を介してIP内線端末間で直接送受信することで上記の3
つの課題の解決を同時に図ったものである。
【0022】このため、本発明(1)に係る音声通信シス
テムは、交換機が、インタワーク手段間の通信であるこ
とを認識する認識手段と、該インタワーク手段間通信で
あることを認識した際、該インタワーク手段に対し該イ
ンタワーク手段間通信であることを通知する通知手段と
を有し、該インタワーク手段が、各IP内線端末に対応し
て設けられており、各インタワーク手段において、該交
換機からの通知に従って接続先のインタワーク手段との
中継経路を確立する中継経路確立手段と、収容するIP内
線端末からの経路確立要求により、該中継経路を利用し
て音声パケット経路を、ネットワークを経由したIP内線
端末間経路に設定する経路設定手段とを有することを特
徴としている(請求項1/付記1)。
【0023】図1を参照して本発明(1)による課題解決手
段を説明する。なお、上記のインタワーク手段としてゲ
ートウェイを例(付記6)に説明する。交換機1はゲート
ウェイ(GW)間通信認識手段6とゲートウェイ間通信通知
手段7を有している。また、ゲートウェイは、IP内線端
末4a及び4bに対応してそれぞれゲートウェイ3a及び3bが
設けられており、それぞれ、中継経路確立手段8a,8b、
及び音声パケット経路設定手段9a,9bを有している。交
換機1とゲートウェイ3a,3bとLAN2とIP内線端末4a,4bと
の接続関係は図13の従来例と同様である。
【0024】動作において、交換機1は、呼制御信号経
路R1(R11,R12)からの呼制御信号によりゲートウェイ間
通信認識手段6が、ゲートウェイ間通信であることを認
識すると、これに応答してゲートウェイ間通信通知手段
7が、ゲートウェイ3a及び3bに対し接続先の呼を識別す
る情報を通知する。
【0025】ゲートウェイ間通信であることを通知され
たゲートウェイ3a及び3bは、それぞれのゲートウェイ間
の中継経路確立手段8a,8bにより、接続先ゲートウェイ3
b及び3aとの間にメディア制御信号経路R2を構成する中
継経路R23を確立する。そして、音声パケット経路設定
手段9a及び9bは、各ゲートウェイ3a及び3bに収容されて
いるIP内線端末4a及び4bから、例えば能力情報設定メッ
セージである経路確立要求(請求項5/付記5)を受けた
時、中継経路R23を介してメディア制御信号を送受信す
ることにより、音声パケット経路を、LAN2を経由したIP
内線端末間経路R3に設定する。
【0026】このようにして本発明(1)では、IP内線端
末4a及び4bが別のゲートウェイ3a及び3bに収容される場
合においても、ゲートウェイ3a及び3bが音声パケット経
路を自装置に引き込むことなく、最短経路であるIP内線
端末4a及び4b間で音声データを直接送受信させることに
よって上記の課題を解決することができる。
【0027】また、本発明(2)に係る音声通信システム
は、交換機が、インタワーク手段間の通信であることを
認識する認識手段と、該インタワーク手段間通信である
ことを認識した際、該インタワーク手段に対し該インタ
ワーク手段間通信であることを通知する通知手段とを有
し、該インタワーク手段が、該交換機から該通知を受け
たとき、収容するIP内線端末からの経路確立要求に従っ
て音声パケット経路を、ネットワークを経由したIP内線
端末間経路に設定する経路設定手段を有することを特徴
としている(請求項3/付記3)。
【0028】図2を参照して本発明(2)による課題解決手
段を以下に説明する。本発明(2)と上記の本発明(1)との
相違点は、ゲートウェイ3がゲートウェイ3a及び3bに分
かれておらず、IP内線端末4a及び4bを共に収容してお
り、音声パケット経路設定手段8のみを有していること
である。
【0029】本発明(2)での特徴的な動作においては、
ゲートウェイ間通信であることを通知されたゲートウェ
イ3は、音声パケット経路設定手段8により、IP内線端
末4a又は4bからメディア制御信号経路R2を介して受信し
たメディア制御信号を接続先のIP内線端末4b又は4aに中
継する。
【0030】従って、IP内線端末4a及び4bは、LAN2のみ
を経由した音声データ経路R3により通話状態となる。こ
のように本発明(2)においても、ゲートウェイ3が音声パ
ケット経路を自装置に引き込むことなく、最短経路であ
るIP内線端末4a-4b間で音声パケットを直接送受信させ
ることによって上記の課題を解決している。
【0031】なお、いずれかのIP内線端末でフッキング
操作されたとき、これを該インタワーク手段を介して該
交換機の認識手段が認識し、該通知手段により各インタ
ワーク手段の音声パケット経路設定手段に通知すること
により、該音声パケット経路設定手段が、該中継経路を
切断するとともに、それぞれが収容するIP内線端末との
間で音声パケット経路をあらたに設定することが可能で
ある(請求項2/付記2)。
【0032】さらに、該認識手段は、予め登録した所定
のデータと呼設定時に決定されるデータとでインタワー
ク手段間通信を認識することができる(請求項4/付記
4)。
【0033】
【発明の実施の形態】図3は、本発明に係る音声通信シ
ステムの一実施例を示している。この実施例では、交換
機1は、CPU11とメインメモリ(以下、MM)12とネットワー
ク(NW)13と回線回路141〜143(符号「14」で総称するこ
とがある。)とで構成されている。
【0034】CPU11とMM12は、図1におけるGW間通信認識
手段6とGW間通信通知手段7を構成し、その実施形態と
して、CPU11は呼制御部111及び回線制御部112を備え、M
M12は、図4に示すように「発側呼番号」、「発側内線番
号」、「発側GW(ゲートウェイ)・IPアドレス」、「着
側呼番号」、「着側内線番号」、及び「着側GW・IPアド
レス」で構成された呼管理データ121と、図5に示すよう
に「内線番号」及び「収容位置番号」で構成された端末
管理データ122と、図6に示すように「種別」及び「IPア
ドレス」で構成された回線属性テーブル123とを備えて
いる。
【0035】また、インタワーク手段としてのゲートウ
ェイ3a又は3bは、交換機1の回線回路142に接続された回
線回路31とCODEC32とLANコントローラ33とCPU33とMM34
とで構成されている。CPU33とMM34とで、中継経路確立
手段8a及び音声パケット経路設定手段9aを構成し、その
実施形態として、CPU33は、GW呼制御部331、GW回線制御
部332、音声パケット制御部333、及びLAN通信制御部334
を備えている。
【0036】また、MM34は、その実施形態として、図7
に示すように「TDM側呼番号」、「LAN側呼番号」、「接
続先GW・IPアドレス」、「接続先呼番号」、「収容IP内
線端末IPアドレス」、「メディア制御用TCPコネクショ
ン番号」、「音声パケット送信アドレス」、及び「中継
用TCPコネクション番号」で構成されたGW呼管理デー
タ、後述する図8に示すような交換機−ゲートウェイ間
の呼設定メッセージや、図9に示すようなゲートウェイ
間の能力交換メッセージを蓄積するメッセージ蓄積バッ
ファ342、及びネットワークのゆらぎを吸収するための
音声パケット送受信バッファ343を備えている。
【0037】なお、CODEC32は、音声信号を圧縮符号化
するコーダ321と音声データを伸張復号化するデコーダ3
22を備えており、LANコントローラ33はLAN/WAN(以下、
LANで総称)2に接続されている。また、各データの予め
登録した設定例が図10に示されている。
【0038】図11は、図3に示した実施例において、IP
内線端末4aからIP内線端末4bに対して発信し、IP内線端
末4bが応答するまでのメッセージシーケンス例を示して
いる。ここでは、IP内線端末4とゲートウェイ3間はITU-
T H.323、ゲートウェイ3と交換機1間のメッセージはIT
U-T Q931のメッセージシーケンスを用いている。
【0039】これらの構成に従って、まず本発明(1)
ついて説明する。なお、この場合には、ゲートウェイ3
は、図2に示したように2つのゲートウェイ3a及び3bで
構成され、それぞれ交換機1の回線回路142及び143に接
続されているものとし、ゲートウェイ3a及び3b並びにIP
内線端末4a及び4bはLAN2を介してLANコントローラ33に
よって相互接続可能になっている。
【0040】まず、ゲートウェイ3a及び3bのIPアドレス
は、図6に示した交換機1の回線属性テーブル123におい
て、その一例として図10及び下記の表1(1)に示す如く予
め登録されているものとする。また、ゲートウェイ3a及
び3bの端末管理テーブル122においては、その一例とし
て図10及び下記の表1(2)に示す如く、収容するIP内線端
末の各IPアドレスが予め登録されているものとする。
【0041】
【表1】
【0042】発信者が、IP内線端末4aからIP内線端末4b
に対して発信すると、IP内線端末4aは、図8に示す呼設
定メッセージの一例として図10及び下記の表2(1)に示す
如く、自分自身の内線端末番号“3000”を呼設定メッセ
ージの発番号情報に設定し、相手のIP内線端末4bの内線
端末番号“3100”を呼設定メッセージの着番号情報に設
定してゲートウェイ3aのLANコントローラ33を経由してC
PU33のGW回線制御部332に通知する(図11のステップS
1)。
【0043】なお、呼設定メッセージを受けるとゲート
ウェイ3aはステップS1に対する呼設定受付をIP内線端末
4aに対して行う。これは以下の各呼設定処理についても
同様である。
【0044】
【表2】
【0045】ゲートウェイ3aは、GW回線制御部332からC
ODEC32を経由せずに直接回線回路31、142を経由して、
図10及び表2(2)に示す呼設定メッセージを交換機1の回
線制御部112に中継する(同S2)。 交換機1において、回線制御部112より呼設定メッセージ
を受信した呼制御部111は、端末管理テーブル122(表1
(2))を着番号で検索し、そこから得られた着番号“310
0”に対応する収容位置番号でIP内線端末4bがゲートウ
ェイ3bに収容されていることを認識し、図4に示す呼管
理データ121の一例として図10及び下記の表3に示すよう
に呼管理データ121に着側内線端末番号“3100”と着側G
W・IPアドレス“192.168.1.20”を設定する。
【0046】また、発番号情報“3000”から同様に呼管
理データ121の発側内線端末番号“3000”と発側GW・IPア
ドレス“192.168.1.10”を設定する。
【0047】
【表3】
【0048】呼設定メッセージは、ゲートウェイ3bに送
られ(同S3)、さらにゲートウェイ3bから着側IP内線端末
4bに送られる(同S4)。 IP内線端末4bは、これに応答して呼出音(リングバック
トーン)を発側IP内線端末4aまで返す(同S5〜S8)。
【0049】この後、IP内線端末4bがオフフックされる
と、IP内線端末4bより応答メッセージがゲートウェイ3b
及び交換機1に送られる(同S9,S10)。交換機1におい
て、回線制御部51より応答メッセージを受信した呼制御
部111は、図8に示すメッセージの一例として下記の表4
(1)に示す応答受付メッセージに非標準情報要素50を編
集する。
【0050】
【表4】
【0051】すなわち、内容として呼管理データ121の
発側呼番号に“20”、発側(接続先)GW・IPアドレスに“1
92.168.1.10”、発/着種別に“着側”、接続切り換え種
別に“切り換え”をそれぞれ設定し、ゲートウェイ3bに
送信する(同S11)。また、ゲートウェイ3aに対しても、
上記の表4(2)に示す如く応答メッセージに非標準情報要
素50を編集し、内容として呼管理データ121の着側呼番
号に“10”、着側GW・IPアドレスに“192.168.1.20”、
発/着種別に“発側”、接続切り換え種別に“切り換
え”をそれぞれ設定して送信する(同S12)。ゲートウェ
イ3aは交換機1に対して応答受付を行う(同S13)。
【0052】ゲートウェイ3bでは、そのGW回線制御部3
32より応答受付メッセージ(表4(1))を受信したGW呼制御
部331が、応答受付メッセージに編集されている非標準
情報要素50の有無を判定し、“有”の場合は接続先GW・I
Pアドレス“192.168.1.10”と接続先呼番号“10”を、
図7に示すGW呼管理データ341の一例として下記の表5に
示すように設定する。
【0053】
【表5】
【0054】GW呼制御部331は、さらに接続先IPアドレ
スをチェックし、これが自IPアドレスと異なり、発/着
種別が“着側”である場合、LAN通信制御部334を用いて
接続先ゲートウェイ3aからの通信要求を待ち合わせる。
ゲートウェイ3aでは、そのGW回線制御部332より応答メ
ッセージ(表4(2))を受信したGW呼制御部331が、該応答
メッセージに編集されている非標準情報要素50の有無を
判定し、“有”の場合は接続先GW・IPアドレス“192.16
8.1.20”と接続先呼番号“20”を下記の表6に示すよう
にGW呼管理データ341に設定すると共に応答メッセージ
をIP内線端末4aに送信する(同S14)。ここまでが、呼
制御信号シーケンスである。
【0055】
【表6】
【0056】次にメディア制御信号シーケンスを実行す
るため、GW呼制御部331は、接続先IPアドレスをチェッ
クし、これが自IPアドレスと異なり、発/着種別が“発
側”である場合、LAN通信制御部334を用いて接続先ゲー
トウェイ3bとのTCPコネクションの確立を要求する。
【0057】また、ゲートウェイ3bとのTCPコネクショ
ンが確立するまでに、IP内線端末4aからTCPコネクショ
ンの確立要求を受けると(同S15)、ゲートウェイ3aのLAN
通信制御部334はIP内線端末4aとのTCPコネクション確立
後、そのTCPコネクション番号“16”をGW呼制御部331に
通知する。
【0058】GW呼制御部331は、通知されたTCPコネクシ
ョン番号“16”を、下記の表7(1)に示すようにGW呼管理
データ341のメディア制御用TCPコネクション番号として
設定し、図9に示すメッセージの一例として表7(2)に示
す、IP内線端末4aから同時に受信した(同S16)能力情報
設定メッセージが、メッセージ蓄積バッファ342に蓄積
される。この能力情報設定メッセージにより音声符号化
則等が設定される。
【0059】
【表7】
【0060】ゲートウェイ3aのLAN通信制御部334は、さ
らにゲートウェイ3bとのTCPコネクションが確立すると
(同S17)、経路変更が実行されることとなり、そのTCPコ
ネクション番号“18”をGW呼制御部331に通知する。GW
呼制御部331は、通知されたTCPコネクション番号“18”
を、上記の表7(1)に示すGW呼管理データ341の中継用TCP
コネクション番号として設定する。
【0061】GW呼制御部331は最初に受信した(同S16)IP
内線端末4aからの能力情報設定メッセージ(表7(2))に対
し、GW呼管理データ341のTDM側呼番号“10”を接続元呼
番号として非標準データに編集し、TCPコネクションを
介してゲートウェイ3bに送信する(同S18)。
【0062】ゲートウェイ3bでは、そのLAN通信制御部
334が、ゲートウェイ3aとのTCPコネクションの確立(同S
17)を受けて、TCPコネクション番号“19”をGW呼制御部
331に通知する。このTCPコネクションにより能力情報設
定メッセージを受信した(同S18)ゲートウェイ3bのGW呼
制御部331は、該メッセージ内の非標準データの接続元
呼番号“10”をキーにして下記の表8(1)に示すGW呼管理
データ341の接続先呼番号を検索することにより接続切
り換えの対象となる呼を探し、該当する呼の中継用TCP
コネクション番号に、通知されたTCPコネクション番号
“19”を設定する。
【0063】
【表8】
【0064】GW呼制御部331はさらに、LAN通信制御部33
4に対しIP内線端末4bとのTCPコネクションの確立を要求
する(同S19)。LAN通信制御部334はIP内線端末4bとのTCP
コネクション確立後、そのTCPコネクション番号“17”
をGW呼制御部331に通知する。GW呼制御部331は、通知さ
れたTCPコネクション番号“17”を表8(1)のGW呼管理デ
ータ341のメディア制御用TCPコネクション番号に設定す
る。GW呼制御部331は、ゲートウェイ3aより受信した能
力情報設定メッセージ(表7(2))から非標準データを取り
除き、メディア制御用TCPコネクションを介してIP内線
端末4bに、上記の表8(2)に示す能力情報設定メッセージ
を送信する(同S20)。
【0065】以降、IP内線端末4a又は4bからのメディア
制御メッセージは、ゲートウェイ3aとゲートウェイ3b間
で確立した中継用TCPコネクション、すなわち経路変更
したTCPコネクションを介して送受信される。これによ
り、メディア制御(符号化方式の決定、音声パケット受
信アドレスの通知等)は、LAN2を介してIP内線端末4a-4
b間で直接行われることになる。
【0066】ここで、上記の能力情報設定メッセージに
よるマスタ・スレーブ決定と論理チャネルの開設につい
ては、ITUT H.245に準拠した公知のシーケンスを用いて
いる。すなわち、IP内線端末4bはIP内線端末4aからの能
力情報設定メッセージを受けて能力情報設定メッセージ
を通信する(同S21)ことにより、両内線端末4a−4b間で
互いに自分の能力を通知し合い、以ってどちらがマスタ
でどちらがスレーブになるべきかの決定を行う(同S22,S
23)。これに基づき、LAN2の論理チャネルが開設される
ことになる(同S24,S25) 以上により、LAN2を経由してIP内線端末4a−4b間で音声
パケットを直接送受信することが可能となる(同S26,S2
7)。
【0067】次に、IP内線端末4a−4b間で音声パケット
を直接送受信する経路から、ゲートウェイ3a及び3bを経
由する経路に変更する方法について説明する。図12は、
本発明に係る音声通信システムで音声パケットの送受信
(図11の同S26,S27)を行っている状態において、IP内線
端末4aの側でフッキング操作を行い(図12の同S28)、ゲ
ートウェイ3a及び3bを経由する経路に変更する実施例の
メッセージシーケンス例を示している。
【0068】IP内線端末4aのユーザ入力メッセージは下
記の表9(1)に示すものであり、ゲートウェイ3aからIP内
線端末4aがフッキングを行ったことを示す下記の表9(2)
の付加情報メッセージを交換機1に送信する(同S29)。
【0069】
【表9】
【0070】交換機1においては、その呼制御部111が、
該メッセージ中の非標準情報要素50の接続切り換え種別
を“切り戻し”に設定した下記の表10(1)及び(2)に示す
付加情報メッセージに編集し、ゲートウェイ3a及び3b
それぞれに送信する(同S30,S31)。
【0071】
【表10】
【0072】上記の付加情報メッセージを受信したゲー
トウェイ3aのGW呼制御部331は、非標準情報要素50の接
続切り換え種別が“切り戻し”になったことを認識する
と、GW呼管理データ341の中継用TCPコネクション番号に
対応するTCPコネクションの切断をLAN通信制御部334に
指示してTCPコネクションの切断を実行する(同S32)。
【0073】そして、IP内線端末4aに対し下記の表11に
示す能力情報設定メッセージによりIP内線端末4bとの間
で決定した(図11の同S21〜S25)メディア制御情報をクリ
アさせ、ゲートウェイ3aとIP内線端末4a間でメディア制
御情報を決定する(図12の同S31〜S39)。これは、ゲート
ウェイ3bについても同様に行われる(同S41〜S49)。
【0074】そして、各ゲートウェイ3a及び3bは図13に
示した従来例と同様に交換機1を経由したルートで音声
パケットの送受信を行う。
【0075】
【表11】
【0076】次に、本発明(2)の処理について説明す
る。IP内線端末4bがゲートウェイ3aに収容されている
場合、すなわちIP内線端末4a及び4bが共に同一のゲート
ウェイ3aに収容される場合(ゲートウェイが単一の場合
であり,図11では両方のゲートウェイは共にゲートウェ
イ3aである。)、図11のステップS11で、ゲートウェイ3
aのGW呼制御部331は、下記の表12に示す応答受付メッセ
ージ(図11のステップS12)における接続先GW・IPアド
レス判定が自IPアドレス“192.168.1.10”と一致するこ
ととなるので、自装置内での折り返し接続であることを
認識する。
【0077】
【表12】
【0078】GW呼制御部331は、メディア制御メッセー
ジの中継先を、下記の表13(2)に示す着側のGW呼管理デ
ータ341の接続先呼番号“10”から接続先のメディア制
御用TCPコネクション番号により決定する。すなわち、
表13(1)及び(2)に示すように、GW呼管理データ341は、
「発側」と「着側」の双方を備えていることになる。
【0079】
【表13】
【0080】その他の処理については、前述の本発明
(1)の処理と同様である。 (付記1)回線交換を行う交換機と、ネットワークと、
該ネットワーク上のプロトコルと回線交換用のプロトコ
ルをインタワークするインタワーク手段と、該ネットワ
ークを介して該インタワーク手段に接続されているIP内
線端末とで構成される音声通信システムにおいて、該交
換機が、該インタワーク手段間の通信であることを認識
する認識手段と、該インタワーク手段間通信であること
を認識した際、該インタワーク手段に対し該インタワー
ク手段間通信であることを通知する通知手段とを有し、
該インタワーク手段が、各IP内線端末に対応して設けら
れており、各インタワーク手段において、該交換機から
の通知に従って接続先のインタワーク手段との中継経路
を確立する中継経路確立手段と、収容するIP内線端末か
らの経路確立要求により、該中継経路を利用して音声パ
ケット経路を、該ネットワークを経由したIP内線端末間
経路に設定する経路設定手段とを有することを特徴とし
た音声通信システム。
【0081】(付記2)付記1において、いずれかのIP
内線端末でフッキング操作されたとき、これを該インタ
ワーク手段を介して該交換機の認識手段が認識し、該通
知手段により各インタワーク手段の音声パケット経路設
定手段に通知することにより、該音声パケット経路設定
手段が、該中継経路を切断するとともに、それぞれが収
容するIP内線端末との間で音声パケット経路をあらたに
設定することを特徴とした音声通信システム。
【0082】(付記3)回線交換を行う交換機と、ネッ
トワークと、該ネットワーク上のプロトコルと回線交換
用のプロトコルをインタワークするインタワーク手段
と、該ネットワークを介して該インタワーク手段に接続
されているIP内線端末とで構成される音声通信システム
において、該交換機が、該インタワーク手段間の通信で
あることを認識する認識手段と、該インタワーク手段間
通信であることを認識した際、該インタワーク手段に対
し該インタワーク手段間通信であることを通知する通知
手段とを有し、該インタワーク手段が、該交換機から該
通知を受けたとき、収容するIP内線端末からの経路確立
要求に従って音声パケット経路を、該ネットワークを経
由したIP内線端末間経路に設定する経路設定手段を有す
ることを特徴とした音声通信システム。
【0083】(付記4)付記1から3のいずれかにおい
て、該認識手段が、予め登録した所定のデータと呼設定
時に決定されるデータとでインタワーク手段間通信を認
識することを特徴とした音声通信システム。 (付記5)付記1から4のいずれかにおいて、該経路確立
要求が、能力情報設定メッセージを含むことを特徴とし
た音声通信システム。
【0084】(付記6)付記1から5のいずれかにおい
て、該インタワーク手段が、ゲートウェイであることを
特徴とした音声通信システム。 (付記7)付記1から6のいずれかにおいて、該ネットワ
ークが、LANまたはWANであることを特徴とした音声通信
システム。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、交
換機が、インタワーク手段間の通信であることを認識し
たとき、該インタワーク手段に対し該インタワーク手段
間通信であることを通知し、各IP内線端末に対応して設
けられている各インタワーク手段において、該交換機か
らの通知に従って接続先のインタワーク手段との中継経
路を確立するとともに、収容するIP内線端末からの経路
確立要求により、該中継経路を利用して音声パケット経
路を該ネットワークを経由したIP内線端末間経路に設定
するか、あるいは、該インタワーク手段が単一のもであ
るときには、該交換機から該通知を受けたとき、収容す
るIP内線端末からの経路確立要求に従って音声パケット
経路を、該ネットワークを経由したIP内線端末間経路に
設定するように構成したので、音声パケットをIP内線端
末間で直接送受信が可能となり、ゲートウェイでのゆら
ぎ吸収が行われない為、遅延時間が従来の音声通信シス
テムより短くなる効果がある。
【0086】また、音声パケットをIP内線端末間で直接
送受信が可能となり、ゲートウェイでの圧縮符号化、伸
張複合化が行われない為、音声品質が従来の音声通信シ
ステムより向上する効果がある。さらに、音声パケット
をIP内線端末間で直接送受信が可能となり、ゲートウェ
イでの音声パケット送信が行われない為、音声パケット
に必要なネットワークの帯域が従来の音声通信システム
の1/2になり、ネットワークの帯域使用効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(1)に係る音声通信システムの原理を説明
するためのブロック図である。
【図2】本発明(2) に係る音声通信システムの原理を説
明するためのブロック図である。
【図3】本発明に係る音声通信システムの一実施例を示
す機能ブロック図である。
【図4】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
る呼管理データ121の詳細例である。
【図5】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
る端末管理テーブル122の詳細例である。
【図6】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
る回線属性テーブル123の詳細例である。
【図7】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
るGW呼管理データ341の詳細例である。
【図8】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
る交換機−ゲートウェイ間メッセージの非標準情報要素
のフォーマット図である。
【図9】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
るゲートウェイ間の能力交換メッセージのフォーマット
図である。
【図10】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
る呼管理データとGW呼管理データの設定例である。
【図11】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
るシーケンス図(内線端末間直接経路)である。
【図12】本発明に係る音声通信システムの一実施例によ
るシーケンス図(切り戻し)である。
【図13】従来例による音声通信システムの構成を示した
ブロック図である。
【符号の説明】
1:交換機 2:LAN/WAN 3,3a,3b:ゲートウェイ(GW) 4a,4b:IP内線端末 5:一般内線端末 6:ゲートウェイ間通信認識手段 7:ゲートウェイ間通信通知手段 8,8a,8b:音声パケット経路設定手段 9a,9b:中継経路確立手段 11,33:CPU 12,34:MM 13:NW 14,141〜144,31:回線回路 32:CODEC 33:LANコントローラ 321:コーダ 322:デコーダ 111:呼制御部 112:回線制御部 331:ゲートウェイ呼制御部(GW呼制御部) 332:ゲートウェイ回線制御部(GW回線制御部) 333:音声パケット制御部 334:LAN通信制御部 121:呼管理データ 122:端末管理テーブル 123:回線属性テーブル 341:ゲートウェイ呼管理データ(GW呼管理データ) 342:メッセージ蓄積バッファ 343:音声パケット蓄積バッファ 50:非標準情報要素 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 清水 秀昭 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 (72)発明者 島田 理 大阪府大阪市中央区城見二丁目2番53号 富士通関西中部ネットテック株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA02 HA08 HB01 HD03 JT01 LB02 LB05 5K051 BB01 CC01 CC02 DD01 EE01 EE02 FF16 GG03 HH17 HH27 JJ02 JJ13 5K101 LL01 LL05 RR11 RR27 RR28 SS06 SS08 UU17 UU19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線交換を行う交換機と、ネットワーク
    と、該ネットワーク上のプロトコルと回線交換用のプロ
    トコルをインタワークするインタワーク手段と、該ネッ
    トワークを介して該インタワーク手段に接続されている
    IP内線端末とで構成される音声通信システムにおいて、 該交換機が、該インタワーク手段間の通信であることを
    認識する認識手段と、該インタワーク手段間通信である
    ことを認識した際、該インタワーク手段に対し該インタ
    ワーク手段間通信であることを通知する通知手段とを有
    し、 該インタワーク手段が、各IP内線端末に対応して設けら
    れており、各インタワーク手段において、該交換機から
    の通知に従って接続先のインタワーク手段との中継経路
    を確立する中継経路確立手段と、収容するIP内線端末か
    らの経路確立要求により、該中継経路を利用して音声パ
    ケット経路を、該ネットワークを経由したIP内線端末間
    経路に設定する経路設定手段とを有することを特徴とし
    た音声通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 いずれかのIP内線端末でフッキング操作されたとき、こ
    れを該インタワーク手段を介して該交換機の認識手段が
    認識し、該通知手段により各インタワーク手段の音声パ
    ケット経路設定手段に通知することにより、該音声パケ
    ット経路設定手段が、該中継経路を切断するとともに、
    それぞれが収容するIP内線端末との間で音声パケット経
    路をあらたに設定することを特徴とした音声通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】回線交換を行う交換機と、ネットワーク
    と、該ネットワーク上のプロトコルと回線交換用のプロ
    トコルをインタワークするインタワーク手段と、該ネッ
    トワークを介して該インタワーク手段に接続されている
    IP内線端末とで構成される音声通信システムにおいて、 該交換機が、該インタワーク手段間の通信であることを
    認識する認識手段と、該インタワーク手段間通信である
    ことを認識した際、該インタワーク手段に対し該インタ
    ワーク手段間通信であることを通知する通知手段とを有
    し、 該インタワーク手段が、該交換機から該通知を受けたと
    き、収容するIP内線端末からの経路確立要求に従って音
    声パケット経路を、該ネットワークを経由したIP内線端
    末間経路に設定する経路設定手段を有することを特徴と
    した音声通信システム。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 該認識手段が、予め登録した所定のデータと呼設定時に
    決定されるデータとでインタワーク手段間通信を認識す
    ることを特徴とした音声通信システム。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかにおいて、 該経路確立要求が、能力情報設定メッセージを含むこと
    を特徴とした音声通信システム。
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