JP2003069630A - データ転送方法、データ転送装置及びプログラム - Google Patents

データ転送方法、データ転送装置及びプログラム

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JP2003069630A
JP2003069630A JP2001252046A JP2001252046A JP2003069630A JP 2003069630 A JP2003069630 A JP 2003069630A JP 2001252046 A JP2001252046 A JP 2001252046A JP 2001252046 A JP2001252046 A JP 2001252046A JP 2003069630 A JP2003069630 A JP 2003069630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のキューに定義されている最低保証帯域
を保証しつつ、複数のキュー間のデータフレーム送出優
先順位を容易かつ効率的に決定する。 【解決手段】 次に送出すべきキューを登録した回送テ
ーブル7が、全てのキュー131からなるキューチェー
ン30を順次に転送され、回送テーブル7が転送されて
きたキューの優先順位が、回送テーブル7に次送出キュ
ーとして登録されているキューの優先順位よりも高い場
合に、次送出キューが更新される。そして、全てのキュ
ーを転送してきた回送テーブル7に次送出キューとして
登録されているキューに対して、アービタ8が送信命令
を出力し、優先順位の最も高いキューから次のデータフ
レームが送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置等におけ
るデータ転送技術に関し、特に、複数のキューどうしに
おいてデータフレーム送出優先順位を決定するデータ転
送装置、データ転送方法及びその方法を実現するための
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図7を参照して、ATM通信等に
利用されるデータ交換機の一般的な構成例について説明
する。図7に示すように、データ交換機100は、複数
の入力バッファカード110、スイッチコア部120、
及び、複数の出力バッファカード130により構成され
ている。
【0003】データ交換機100に受信されたデータフ
レーム(Data frame)は、入力バッファカード110の
入力バッファキュー111を通過した後、スイッチコア
部120によってスイッチングされ、いずれかの出力バ
ッファカード130へと送られる。各出力バッファカー
ド130には、それぞれ複数の出力バッファキュー(以
下、単に「キュー(Queue)」とも称する。)131が
設けられている。そして、出力バッファカード130へ
送られたデータフレームは、その特性に応じて、いずれ
かのキュー131に割り付けられる。
【0004】各キュー131には、それぞれ、最低保障
帯域や優先順位といったデータフレームの送出条件が定
められている。このため、データフレームは、それら条
件を満たしながら送出レート制御(シェーピング:shap
ing)され、データ交換機100から送信される。
【0005】そして、各キューの優先順位や最低保障帯
域を保証した上で、効率よくデータフレームのシェーピ
ングを行うため、制御部140により、例えば、複数の
キューにそれぞれ蓄積されたデータフレームについて、
二段階でシェーピングを行ったり、さらに、個々のキュ
ーについて、優先順位(Priority)と最低保障帯域(Mi
nimum guaranteed rate)を定義したりしている。
【0006】ここで、図8を参照して、二段階のシェー
ピングについて簡単に説明する。図8に示すように、キ
ューに蓄積されたデータフレームは、先ず、各キューに
おいてそれぞれシェーピング(以下、「キューシェーピ
ング」と称する。)される。すなわち、データフレーム
の送出レートが、そのキューについて設定された最大送
出レート(シェーピングレート)よりも大きい場合に、
データフレームの送出に制限がかけられる。
【0007】次に、帯域制御回路(スケジューラ:sche
duler)により、他のキューのデータフレームと一緒
に、再度シェーピング(以下、「スケジューラシェーピ
ング」と称する。)される。同一のスケジューラにより
スケジューラシェーピングされる部分をスケジューラグ
ループ(scheduler group)と称する。図9に、一つの
スケジューラグループの拡大図を示す。
【0008】各スケジューラグループに含まれるキュー
は、優先等級別に複数のグループ(以下、「キューグル
ープ」と称する。)10に分けられている。そして、キ
ューグループ10ごとにラウンドロビン3が設けられて
いる。各ラウンドロビン3は、キューグループ10ごと
に、次にデータフレームを送出すべきキューを決定す
る。なお、この決定の際には、個々のキューに定義され
ている最低保証帯域を保証して、各キュー間のデータフ
レーム送信の優先順位を決定する必要がある。
【0009】そして、各キューグループ10から送出さ
れたデータフレーム1は、固定的な優先順位制御(Stat
ic priority)により優先順位が決定されるとともに、
スケジューラシェーピングされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の2段階のシェーピングにおいては、各キュー間
のデータフレーム送信の優先順位を決定する際に、次の
三つの問題点があった。第一の問題点は、トラフィック
シェーピングの組合せの変化に応じて、個々のラウンド
ロビンの所属するキューグループを再構成する必要があ
る点である。また、第二の問題点は、個々のキューに優
先順位や最低保障帯域が定義されている場合、その特定
に応じたキューを個別に用意するか、若しくは、それら
特性を全て有するキューを用意して機能を切り替える等
して対応する必要がある点である。また、第三の問題点
は、従来の回路では、個々のキューやラウンドロビン
が、トラフィック優先順位や最低保障帯域に対応する場
合、比較的大規模な回路が必要となるため、キューの数
を増加させることが困難である点である。
【0011】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、個々のキューに定義されている最低保証
帯域を保証しつつ、複数のキュー間のデータフレーム送
出優先順位を容易かつ効率的に決定できる技術の提供を
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1に係るデータ転送方法によれば、
データフレームを一時的に蓄積するキューを複数のグル
ープに分け、各グループにおいて、当該グループの属す
るキューを優先等級が互いに等しいキューごとにサブグ
ループに分け、各キューにおいて、それぞれ一段目の伝
送レート制御を行い、各サブグループにおいて、当該サ
ブグループに属するキューどうしのデータフレームを送
出する優先順位を決定し、前記グループごとに、帯域制
御回路により二段目の伝送レート制御を行うデータ転送
方法であって、前記優先順位を決定するための回送テー
ブルを、全てのキューへ順次に転送し、前記回送テーブ
ルが転送されてきたキューの優先順位が、当該回送テー
ブルに次にデータフレームを送出する次送出キューとし
て登録されているキューの優先順位よりも高い場合に、
前記次送出キューを当該キューに更新し、全てのキュー
を転送した回送テーブルに次送出キューとして登録され
ているキューから、次のデータフレームを送出する方法
としてある。
【0013】このように、本発明のデータ転送方法によ
れば、回送テーブルを各キューに順次に転送して次送出
キューを決定する。すなわち、各キューにおいてパイプ
ライン状に回送テーブルを処理する。このため、トラフ
ィックシェーピングの組合せの変化に応じて、個々のサ
ブグループを再構成する必要がない。また、個々のキュ
ーの回路規模を小さくすることができる。このため、キ
ューの数を容易に増加させることができる。
【0014】また、請求項2記載の発明によれば、帯域
制御回路ごとの伝送レート制御における伝送レートの配
分比率に応じて、一連のスロット番号に前記グループを
割り付け、前記スロット番号順に循環的に、各スロット
番号に一つずつ対応する前記回送テーブルを生成し、前
記回送テーブルに対応するスロット番号に割り付けられ
たグループに属するキューにおいてのみ、当該回送テー
ブルに登録されている次送出キューと当該キューとの優
先順位を比較する方法としてある。これにより、各帯域
制御回路(スケジューラ)のシェーピングレートの配分
比率に応じたトラフィックシェーピングを容易に行うこ
とができる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、スロ
ット番号に割り付けられたグループを示す番号を第1テ
ーブルに登録しておき、前記回送テーブルの生成にあた
り、前記第1テーブルにおいてスロット番号に割り付け
られたグループ番号を前記回送テーブルに登録する方法
としてある。これにより、第1テーブルを参照すること
により、一層容易にシェーピングレートの配分比率に応
じたトラフィックシェーピングを容易に行うことができ
る。
【0016】また、請求項4記載の発明によれば、回送
テーブルに、次送出キューの属するサブグループを登録
し、前記回送テーブルが転送されてきたキューの属する
サブグループと、前記次送出キューの属するサブグルー
プとが同一である場合に、登録されている次送出キュー
と当該キューとの優先順位を比較する方法としてある。
これにより、サブグループごとに優先等級が設定されて
いる場合にも、容易に優先順位を決定することができ
る。
【0017】また、請求項5記載の発明によれば、グル
ープごとに、当該グループに属するキューのうち、最低
帯域保証が予約されたキューを第1テーブルに登録して
おき、前記回送テーブルの生成にあたり、前記第1テー
ブルに登録された最低帯域保証キューを、前記回送テー
ブルに登録し、前記優先順位の比較にあたり、回送テー
ブルが転送されてきたキューと、回送テーブルに登録さ
れている最低帯域保証キューとが一致した場合に、当該
キュー番号を次送出キューとして、当該回送テーブルに
登録する方法としてある。
【0018】これにより、最低保障帯域が定義されてい
る場合であっても、その情報を第1テーブルに登録する
ことにより容易に対応することができる。このため、優
先順位や最低帯域保証ごとにキューを個別に用意した
り、それら特性を全て有するキューを用意して機能を切
り替えたりする必要がない。
【0019】また、請求項6記載の発明によれば、同一
サブグループに属する各キューに通し番号を付与し、ラ
ウンドロビンにおいて前記通し番号順にデータフレーム
を順次に送出するアルゴリズムを与えておき、各グルー
プについて、前記サブグループごとに、当該サブグルー
プに属するキューのうち、最後にデータフレームを送出
した最終送出キューの通し番号を第2テーブルに登録し
ておき、前記回送テーブルの生成にあたり、前記第2テ
ーブルに登録されている最終送出キューの通り番号のう
ち、当該回送テーブルに対応するグループに属する各サ
ブグループの最終送出キューの通し番号を当該回送テー
ブルに登録し、前記回送テーブルに登録されている次送
出キューの通し番号が、前記最終送出キューの通し番号
よりも小さく、かつ、当該最終送出キューの通し番号
が、当該回送テーブルが転送されてきたキューの通し番
号よりも小さい場合に、前記次送出キューを当該キュー
に更新し、第2テーブルにおいて、前記次送出キューが
更新されたサブグループの最終送出キューの通し番号を
更新する方法としてある。これにより、最終送出キュー
の通し番号に基づいて、容易に優先順位の比較を行うこ
とができる。
【0020】また、請求項7記載の発明によれば、キュ
ーごとに、キュー情報テーブルを生成しておき、前記キ
ュー情報テーブルに、当該キューからのデータフレーム
の送信の可否を示すフラグを設け、当該キューにデータ
フレームが蓄積されており、かつ、当該データフレーム
の送出レートが、当該キューの送出レート制御によるレ
ート以下である場合に、前記フラグは送信可を示し前記
フラグが送信可を示すキューにおいてのみ、前記回送テ
ーブルに登録されている次送出キューと当該キューとの
優先順位を比較する方法としてある。これにより、より
効率的に優先順位を決定することができる。
【0021】また、本発明の請求項8に係るデータ転送
装置によれば、データフレームを一時的に蓄積する複数
のキューを備え、前記キューは、複数のグループに分け
られ、各グループにおいて、当該グループの属するキュ
ーを優先等級が互いに等しいキューごとにサブグループ
に分けられており、各キューにおいて、それぞれ一段目
の伝送レート制御を行い、各サブグループにおいて、当
該サブグループに属するキューどうしのデータフレーム
を送出する優先順位を決定する優先順位決定手段と、前
記グループごとに、二段目の伝送レート制御を行う帯域
制御回路とを備えたデータ転送装置であって、前記優先
順位を決定するための全てのキューへ順次に転送される
回送テーブルを生成する回送テーブル生成部を備え、前
記キューは、前記回送テーブルが転送されてきたキュー
の優先順位が、当該回送テーブルに次にデータフレーム
を送出する次送出キューとして登録されているキューの
優先順位よりも高い場合に、前記次送出キューを当該キ
ューに更新し、全てのキューを転送した回送テーブルに
次送出キューとして登録されているキューから、次のデ
ータフレームを送出させる調停手段とを有する構成とし
てある。
【0022】このように、本発明のデータ転送装置によ
れば、回送テーブルを各キューに順次に転送して次送出
キューを決定する。すなわち、各キューにおいてパイプ
ライン状に回送テーブルを処理する。このため、トラフ
ィックシェーピングの組合せの変化に応じて、個々のサ
ブグループを再構成する必要がない。また、個々のキュ
ーの回路規模を小さくすることができる。このため、キ
ューの数を容易に増加させることができる。
【0023】また、本発明の請求項9に係るデータ転送
方法のプログラムによれば、データフレームを一時的に
蓄積するキューを複数のグループに分け、各グループに
おいて、当該グループの属するキューを優先等級が互い
に等しいキューごとにサブグループに分け、各キューに
おいて、それぞれ一段目の伝送レート制御を行い、各サ
ブグループにおいて、当該サブグループに属するキュー
どうしのデータフレームを送出する優先順位を決定し、
前記グループごとに、帯域制御回路により二段目の伝送
レート制御を行うデータ転送方法のプログラムであっ
て、前記優先順位を決定するための回送テーブルを、全
てのキューへ順次に転送する処理と、前記回送テーブル
が転送されてきたキューの優先順位が、当該回送テーブ
ルに次にデータフレームを送出する次送出キューとして
登録されているキューの優先順位よりも高い場合に、前
記次送出キューを当該キューに更新する処理と、全ての
キューを転送した回送テーブルに次送出キューとして登
録されているキューから、次のデータフレームを送出す
る処理とをコンピュータに実行させる。
【0024】このように、本発明のデータ転送方法のプ
ログラムによれば、コンピュータの各構成要素へ所定の
指令を送ることにより、コンピュータにデータ転送機能
を実現させることができる。すなわち、データ転送機能
は、本発明のプログラムとコンピュータとが協働して実
現される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態
におけるデータ転送における優先順位の決定処理は、プ
ログラムに制御されたコンピュータにより実行される。
このプログラムは、例えば、記録媒体により提供され
る。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、半導体
メモリ、その他の任意の、コンピュータで読み取り可能
なものを使用することができる。また、記録媒体に記録
されたプログラムは、通信回線を介してコンピュータに
読込ませることもできる。
【0026】本実施形態のデータ転送装置の構成は、図
7に示した従来のデータ交換機100の構成と基本的に
同じであり、データフレームを一時的に蓄積する複数の
キュー(出力バッファキュー)131を備えている。ま
た、図8及び図9に示したように、キュー131は、M
個(Mは2以上の整数)のグループ(スケジューラシェ
ーピンググループ)10に分けられている。さらに、各
グループ10において、当該グループの属するキュー
は、優先等級が互いに等しいキューごとにP個(Pは2
以上の整数)のサブグループ(キューグループ)20に
分けられている。
【0027】そして、各キュー131において、それぞ
れ一段目の伝送レート制御(キューシェーピング)が行
われる。続いて、ラウンドロビン3によって、サブグル
ープ20ごとに、当該サブグループに属するキュー間の
データフレーム1を送出する優先順位が決定される。こ
こでは、同一サブグループに属する各キューに通し番号
(1〜P)が付与されており、ラウンドロビン3には、
通し番号順に各キューからデータフレームを順次に送出
するアルゴリズムが与えられている。
【0028】さらに、グループ10ごとに、固定的な優
先順位が決定されるとともに、帯域制御回路(スケジュ
ーラ)により二段目の伝送レート制御(スケジューラシ
ェーピング)が行われる。ただし、本実施形態では、図
7に示した制御装置140による、キュー間でのデータ
フレームの送出の優先順位を決定する機能が従来のもの
と異なっている。
【0029】図1を参照して、本実施形態における優先
順位の決定方法について説明する。本実施形態では、第
1テーブル4及び第2テーブル5に基づいて、回送テー
ブル生成部6が、優先順位を決定するための回送テーブ
ル7を生成する。なお、第1テーブル4、第2テーブル
5及び回送テーブル7の具体的な内容については後述す
る。
【0030】そして、回送テーブル7は、全てのキュー
131からなるキューチェーン30を順次に転送され
る。そして、回送テーブル7が転送されてきたキューの
優先順位が、当該回送テーブル7に次にデータフレーム
を送出する次送出キューとして登録されているキューの
優先順位よりも高い場合に、次送出キューを当該キュー
に更新する。
【0031】なお、キューチェーン30には、通常、同
時に複数の回送テーブル7が転送される。例えば、図2
に示す例では、回送テーブルAが第nキューから第n+
1キューへ転送された後、第nキューへ回送テーブルB
が転送されている。この場合、第n+1キューにおいて
回送テーブルAについて優先度が比較されているとき
に、第nキューにおいて回送テーブルBについて優先度
が比較されることになる。さらに、第n+2キュー、第
n+1キュー及び第nキューにおいて、それぞれ回送テ
ーブルA、回送テーブルB及び回送テーブルCについて
優先度比較が行われることもある。なお、図2では、隣
接したキューで同時に優先度比較が行われている例につ
いて説明したが、隣接していない複数のキューで同時に
優先度比較が行われてもよい。
【0032】このように、パイプライン方式で優先度比
較を行うので、個々のキューにおいて、それぞれ簡単な
アルゴリズムを組合せた処理により優先順位を決定する
ことができるとともに、個々のキューの回路構成を簡単
にすることができる。
【0033】そして、アービタ8は、全てのキューを転
送してきた回送テーブル7に次送出キューとして登録さ
れているキューに対して、次のデータフレームを送出さ
せる送信命令を出力する。これにより、優先順位の最も
高いキューから次のデータフレームが送出される。
【0034】また、次のデータフレームが送出されるこ
とにより、後述するように第2テーブルの登録内容を変
更する必要が生じる場合があるので、アービタ8は、第
2テーブルへ更新情報を出力する。これにより、第2テ
ーブルの登録内容を最新の状態を反映したものに更新す
ることができる。
【0035】次に、データ転送方法における優先順位決
定方法についてより詳細に説明する。まず、図3に示す
フレームスロット9について説明する。フレームスロッ
ト9は、データフレームを送出するためのループ状の時
間スロットであり、1〜Nまでのスロットに分割されて
いる。そして、スケジューラ2ごと、すなわち、スケジ
ューラグループ10ごとのシェーピングレートの配分比
率に応じて、一連のスロット番号にスケジューラグルー
プが割り付けられている。この割付けにより、各スロッ
トのタイミングごとに、どのスケジューラグループ10
からデータフレームを送出すべきかが指定される。
【0036】例えば、図4に示すように、キュー群が3
つのスケジューラグループ10に分けられており、第1
〜第3スケジューラグループ10それぞれのシェーピン
グレートを、それぞれ全レートの40%、10%及び2
0%とし、スロット数をN=20とした場合について説
明する。この場合、一連のスロット番号のうち8つのス
ロット番号に、第1スケジューラグループが割り付けら
れる。また、2つのスロット番号に、第2スケジューラ
グループが割り付けられる。また、4つのスロット番号
に、第3スケジューラグループが割り付けられる。
【0037】なお、図4では、各スロットに、スケジュ
ーラグループの番号を割り付けている。ただし、一連の
スロット番号のうち12個のスロット番号には、未使用
セルレートとしてゼロが割り付けられる。また、スロッ
ト番号上の同一グループの割付の間隔は、任意好適なア
ルゴリズムにより設定するとよい。
【0038】そして、スロット番号順に、各スロット番
号に対応する回送テーブル7が一つずつ生成される。そ
して、最終のスロット番号「N」に対応する回送テーブ
ル7が生成された次には、先頭のスロット番号「1」に
対応する回送テーブル7が循環的に生成される。
【0039】本実施形態では、スロット番号に割り付け
られたグループを示す番号を、下記の表1に示すように
第1テーブル(トランスミッションテーブル)に登録し
ておく。また、第1テーブルには、スロット番号ごと
に、そのスロット番号に対応するスケジューラグループ
10中で最低保障帯域が設定されているキューが最低保
証帯域予約キュー番号として登録されている。これによ
り、容易に最低保障帯域を予め確保することができる。
【0040】例えば、下記の表1に示す例では、スロッ
ト番号「1」に、スケジューラグループ番号「x」が割
り付けられており、さらに、スケジューラグループ
「x」中の最低帯域保証予約キュー番号として「xx
x」が登録されている。また、スロット番号「2」に
は、スケジューラグループが割り付けられていないの
で、スケジューラグループ番号の欄には、未使用である
ことを示す「0」が登録されている。また、スロット番
号「N」には、スケジューラグループ「y」が割り付け
られているが、スケジューラグループ「y」中には、最
低帯域保証されたキューが存在しないので、最低帯域保
証予約キュー番号の欄には、最低保証予約キューの割当
てがないことを示す「0」が登録されている。
【0041】
【表1】
【0042】また、本実施形態では、各スケジューラグ
ループ10について、キューグループ20ごとに、当該
キューグループ20に属するキューのうち、最後にデー
タフレームを送出した最終送出キューの通し番号を、下
記の表2に示すように第2テーブルに登録しておく。
【0043】
【表2】
【0044】そして、スロット番号ごとに、上記の第1
テーブル及び第2テーブルから読み出した情報に基づい
て、回送テーブル生成部6により回送テーブルが生成さ
れる。下記の表3に示すように、回送テーブルは、第1
テーブルから読み出されたスケジューラグループ番号及
び最低保障予約キュー番号と、そのスケジューラグルー
プ番号について第2テーブルから読み出された、各優先
等級1〜Pにおける最終読出しキュー番号とが登録され
る。
【0045】さらに、回送テーブルには、次にデータフ
レームを送出すべき、最も優先順位高いキューを示す次
送出キュー番号と、そのキューが含まれるサブグループ
の優先等級を示す次送出優先等級番号とが登録される。
ただし、回送テーブル生成部6において回送テーブルが
生成された初期段階では、次送出キュー番号及び次送出
優先等級番号としてそれぞれゼロが登録されている。そ
して、回送テーブルがキューチェーンを順次に転送され
る過程において、次送出優先等級番号及び次送出キュー
番号が更新される。
【0046】
【表3】
【0047】また、本実施形態では、キューごとに、下
記の表4に示すキュー情報テーブルを設けている。キュ
ー情報テーブルには、そのキューの属するスケジューラ
グループ番号と、そのキューの属するサブグループの優
先等級番号と、そのキューの一連の番号であるキュー番
号とが登録される。
【0048】さらに、キュー情報テーブルには、最大送
出レートと、送信可否フラグとが登録される。最大送出
レートは、シェーピングのために設定されたレートであ
って、データフレームが最大送出レートよりも大きなレ
ートで送出されると、シェーピングにより送出が制限さ
れる。送信可否フラグは、条件:そのキューにデータ
フレームが蓄積されており、かつ、条件:そのデータ
フレームの送出レートがそのキューの送出レート制御に
よる設定レート以下である場合に、送信可のフラグを示
す。ここでは、送信可のフラグを「1」とする。一方、
条件又はのいずれか一方が満たされない場合には、
送信可否フラグは、送信不可のフラグを示す。ここで
は、送信不可のフラグを「0」とする。
【0049】
【表4】
【0050】そして、本実施形態では、パイプライン状
に回送テーブルが転送されてきた各キューにおいて、そ
れぞれキュー情報テーブルの内容と回送テーブルの内容
とを比較して、一定の条件の下で、回送テーブルの内容
を更新する。以下、図5のフローチャートを参照して、
各キューにおける処理について説明する。
【0051】まず、回送テーブルに登録されているスケ
ジューラグループと、回送テーブルが転送されてきた現
キューの属するスケジューラグループとが一致し、か
つ、現キューのキュー情報テーブルの送信可否フラグが
「1」であるか、否かを判断する(ステップS1)。そ
して、スケジューラグループが不一致、及び/又は、送
信可否フラグが「0」の場合には、現キューにおける処
理を終了し、回送テーブルを次のキューへ転送する。
【0052】一方、スケジューラグループが一致し、か
つ、送信可否フラグが「1」である場合には、回送テー
ブルに登録されている次送出キュー番号が「0」である
か否かを判断する。そして、次送出キュー番号が「0」
である場合、現キューを次送出キューとして登録し、現
キューの属するサブグループの優先等級を登録する(ス
テップS5)。
【0053】一方、次送出キュー番号が「0」でない場
合、回送テーブルに登録されている優先等級と、現キュ
ーの属するサブグループの優先等級とを比較する(ステ
ップS3)。そして、現キューの優先等級が、登録され
ている優先等級よりも低い場合、現キューにおける処理
を終了し、回送テーブルを次のキューへ転送する。ま
た、現キューの優先等級が、登録されている優先等級よ
りも高い場合、登録されている次送出キュー番号を現キ
ューに更新するとともに、登録されている優先等級を現
キューの優先等級に更新する(ステップS5)。
【0054】また、登録されている優先等級と現キュー
の優先等級とが等しい場合は、条件1として、回送テー
ブルに登録されている最低帯域保障予約キュー番号と、
現キュー番号とが同一が否かを判断する。また、条件2
として、回送テーブルに登録されている次送出キューの
通し番号が、最終送出キューの通し番号よりも小さく、
かつ、最終送出キューの通し番号が、現キューの通し番
号よりも小さいか否かを判断する(ステップS4)。
【0055】ここで、図6を参照して、上記の条件2に
ついて説明する。図6の(A)に示すように、各サブグ
ループにおいては、そのサブグループに属する各キュー
に通し番号を付与し、ラウンドロビンにおいて通し番号
順にデータフレームを順次に送出するアルゴリズムを与
えている。このため、ラウンドロビンにおける優先順位
は、図6の(B)に示すように、最終送出キューの次の
キューが最も高く、キューの通し番号が大きくなるに従
って優先順位が低下していく。そして、通し番号が最後
のキューの次に、通し番号が先頭のキューの優先順位が
続き、以下、最終送出キューまで順次に優先順位が低下
していく。そして、最終送出キューの優先順位が最低と
なっている。
【0056】ここで、現キュー番号が、最終送出キュー
番号よりも前である場合、すなわち、(現キュー番号<
最終送出キュー番号)の場合について検討する。この場
合、転送されてきた回送テーブルに、次送出キュー番号
として、現キューよりも若い番号のキューが登録されて
いるときは、登録されているキューの優先順位の方が、
現キューの優先順位よりも常に高くなっている。例え
ば、図6の(B)に示すよう、現キュー番号が「4」で
ある場合に、回送テーブルに、次送出キュー番号とし
て、「1」、「2」又は「3」が登録されているとき
は、現キューの優先順位より登録されているキューの優
先順位の方が常に高くなっている。
【0057】次に、現キュー番号が、最終送出キュー番
号よりも後である場合、すなわち、(最終送出キュー番
号<現キュー番号)について検討する。この場合におい
て、回送テーブルに次送出キューとして登録されている
キューの優先順位よりも現キューの優先順位が高くなる
条件は、登録されているキューの番号が最終送出キュー
よりも若いことである。すなわち、(次送出キュー番号
<最終送出キュー番号)となることである。なぜなら
ば、図6の(B)に示すように、最終送出キューよりも
後ろのキューの優先順位は、常に、最終送出キューより
も前のキューの優先順位よりも高くなっているからであ
る。
【0058】したがって、上記条件2である(次送出キ
ュー番号<最終送出キュー番号<現キュー番号)は、現
キューの優先順位が、次送出キューとして登録されてい
るキューの優先順位よりも高い条件となる。
【0059】そして、条件1及び条件2のうちの少なく
とも一方が満たされた場合、次送出キューを当該キュー
に更新するとともに、登録されている優先等級を現キュ
ーの優先等級に更新する(ステップS5)。そして、次
送出キュー番号等が更新された回送テーブルを、次のキ
ューへ転送する。一方、条件1及び条件2のどちらも満
たされていない場合、回送テーブルを更新することな
く、次のキューへ転送する。
【0060】このような処理を各キューで行った後、ア
ービタ8が、回送テーブルに登録されている次送出キュ
ー番号を読み出す。そして、アービタ8は、読み出され
た次送出キュー番号の示すキューに対して、次にデータ
フレームを送出させる送信命令を出力する。
【0061】ところで、データフレームが新たに送出し
たキューは、そのキューの属するサブグループにおける
最終送出キューとなる。このため、最終送出キュー番号
が登録されている第2テーブルの内容を更新する必要が
生じる。そこで、アービタ8は、第2テーブルに対して
更新情報を出力する。更新情報には、次送出キュー番号
及びそのキューの含まれるサブグループの優先等級が含
まれている。第2テーブルでは、更新情報に基づいて、
次送出キューの属するサブグループ(優先等級)の最終
送出キュー番号が更新される。
【0062】なお、回送テーブル生成部6により第2テ
ーブルに基づいて回送テーブルが生成されてから、第2
テーブルの最終送出キュー番号が更新されるまでの間に
は、時間のずれが生じる。このため、あるキューから新
たにデータフレームが送出されても、そのキューが属す
るサブグループの最終送出キュー番号の更新が遅れ、連
続して生成された複数の回送テーブルにおいて更新され
ずにいる場合が生じうる。
【0063】しかし、長い時間で見たときのラウンドロ
ビンの実行結果は公平であり、最終送出キューの更新が
遅れることは実用上大きな問題とならない。また、デー
タ送出遅延に敏感なアプリケーションに適用する場合に
は、最低帯域保証を設定して、更新の遅れの影響を受け
ないようにすることが可能である。
【0064】このように、回送テーブルを各キューの集
合体であるキューチェーン内で順次に転送し、各キュー
においてそれぞれパイプライン状に優先順位を決定する
処理を行う。このため、全てのキューをその優先順位や
最低保証帯域に関わらず、同じ構成とすることができ
る。このため、個々のキューは、全てのトラフィックを
収容することができる。
【0065】また、優先順位を決定するためのラウンド
ロビン機能ブロックを複数設ける必要がないため、キュ
ーの使用方法の変化に応じて、個々のラウンドロビンに
属するサブグループ(キューグループ)を再編成する必
要がない。その結果、様々な組合せのキューの使用方法
に容易に対応することができる。
【0066】また、一定時間でキュー間の送出優先順位
を決定することができるので、タイムラグが明確とな
る。
【0067】また、パイプライン状に優先順位の決定を
おこなうため、個々のキューの有するアルゴリズムを単
純なものとすることができる。このため、簡単な回路構
成で優先順位を決定する処理機能を実現することができ
る。
【0068】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施形態では、回送テーブルの更新にあたり、登録され
ている優先等級を、最低保証帯域の割当て結果よりも先
に判断したが、本発明では、これらの判断順序を逆にし
てもよい。
【0069】また、例えば、上述した実施形態では、固
定長のデータフレームを送出する優先順序を決定する例
について説明したが、本発明では、データフレームは固
定長であってもよいし、可変長であってもよい。なお、
データフレームが可変長である場合には、回送テーブル
生成部により、キューチェーン中に存在する回送テーブ
ルの数を制御するとよい。
【0070】また、例えば、上述した実施形態では、第
2テーブルであるトランスミッションテーブルにより、
スケジューラグループの送出の順番を決定した例につい
て説明したが、本発明では、トランスミッションテーブ
ルの代わりに、周期的に信号を送信するカウンタ回路に
より、スケジューラグループの送出の順番を決定しても
よい。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、回送テーブルを各キューに順次に転送して次送
出キューを決定する。すなわち、各キューにおいてパイ
プライン状に回送テーブルを処理する。このため、トラ
フィックシェーピングの組合せの変化に応じて、個々の
サブグループを再構成する必要がない。また、個々のキ
ューの回路規模を小さくすることができる。このため、
キューの数を容易に増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のデータ転送装置の制御部の概略図で
ある。
【図2】実施形態におけるパイプライン方式の説明図で
ある。
【図3】実施形態におけるフレームスロットの概念図で
ある。
【図4】実施形態におけるフレームスロットのスケジュ
ーラの割付け説明図である。
【図5】実施形態のデータ転送方法のフローチャートで
ある。
【図6】ラウンドロビンの優先等級の説明図である。
【図7】データ交換機の概念図である。
【図8】2段階シェーピングの説明図である。
【図9】図8に示すスケジューラグループの拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 データフレーム 2 スケジューラ 3 ラウンドロビン 4 第1テーブル(スケジューラテーブル) 5 第2テーブル(トランスミッションテーブル) 6 回送テーブル生成部 7 回送テーブル 8 アービタ 9 フレームスロット 10 スケジューラグループ 20 キューグループ 30 キューチェーン 100 データ交換機 110 入力バッファカード 120 スイッチコア部 130 出力バッファカード 131 キュー 140 制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データフレームを一時的に蓄積するキュ
    ーを複数のグループに分け、各グループにおいて、当該
    グループの属するキューを優先等級が互いに等しいキュ
    ーごとにサブグループに分け、各キューにおいて、それ
    ぞれ一段目の伝送レート制御を行い、各サブグループに
    おいて、当該サブグループに属するキューどうしのデー
    タフレームを送出する優先順位を決定し、前記グループ
    ごとに、帯域制御回路により二段目の伝送レート制御を
    行うデータ転送方法であって、 前記優先順位を決定するための回送テーブルを、全ての
    キューへ順次に転送し、 前記回送テーブルが転送されてきたキューの優先順位
    が、当該回送テーブルに次にデータフレームを送出する
    次送出キューとして登録されているキューの優先順位よ
    りも高い場合に、前記次送出キューを当該キューに更新
    し、 全てのキューを転送した回送テーブルに次送出キューと
    して登録されているキューから、次のデータフレームを
    送出することを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 前記帯域制御回路ごとの伝送レート制御
    における伝送レートの配分比率に応じて、一連のスロッ
    ト番号に前記グループを割り付け、 前記スロット番号順に循環的に、各スロット番号に一つ
    ずつ対応する前記回送テーブルを生成し、 前記回送テーブルに対応するスロット番号に割り付けら
    れたグループに属するキューにおいてのみ、当該回送テ
    ーブルに登録されている次送出キューと当該キューとの
    優先順位を比較することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ転送方法。
  3. 【請求項3】 前記スロット番号に割り付けられたグル
    ープを示す番号を第1テーブルに登録しておき、 前記回送テーブルの生成にあたり、前記第1テーブルに
    おいてスロット番号に割り付けられたグループ番号を前
    記回送テーブルに登録することを特徴とする請求項2記
    載のデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 前記回送テーブルに、次送出キューの属
    するサブグループを登録し、 前記回送テーブルが転送されてきたキューの属するサブ
    グループと、前記次送出キューの属するサブグループと
    が同一である場合に、登録されている次送出キューと当
    該キューとの優先順位を比較することを特徴とする請求
    項2又は3記載のデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 前記グループごとに、当該グループに属
    するキューのうち、最低帯域保証が予約されたキューを
    第1テーブルに登録しておき、 前記回送テーブルの生成にあたり、前記第1テーブルに
    登録された最低帯域保証キューを、前記回送テーブルに
    登録し、 前記優先順位の比較にあたり、回送テーブルが転送され
    てきたキューと、回送テーブルに登録されている最低帯
    域保証キューとが一致した場合に、当該キュー番号を次
    送出キューとして、当該回送テーブルに登録することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデータ転送
    方法。
  6. 【請求項6】 同一サブグループに属する各キューに通
    し番号を付与し、ラウンドロビンにおいて前記通し番号
    順にデータフレームを順次に送出するアルゴリズムを与
    えておき、 各グループについて、前記サブグループごとに、当該サ
    ブグループに属するキューのうち、最後にデータフレー
    ムを送出した最終送出キューの通し番号を第2テーブル
    に登録しておき、 前記回送テーブルの生成にあたり、前記第2テーブルに
    登録されている最終送出キューの通り番号のうち、当該
    回送テーブルに対応するグループに属する各サブグルー
    プの最終送出キューの通し番号を当該回送テーブルに登
    録し、 前記回送テーブルに登録されている次送出キューの通し
    番号が、前記最終送出キューの通し番号よりも小さく、
    かつ、当該最終送出キューの通し番号が、当該回送テー
    ブルが転送されてきたキューの通し番号よりも小さい場
    合に、前記次送出キューを当該キューに更新し、 第2テーブルにおいて、前記次送出キューが更新された
    サブグループの最終送出キューの通し番号を更新するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータ
    転送方法。
  7. 【請求項7】 前記キューごとに、キュー情報テーブル
    を生成しておき、 前記キュー情報テーブルに、当該キューからのデータフ
    レームの送信の可否を示すフラグを設け、 当該キューにデータフレームが蓄積されており、かつ、
    当該データフレームの送出レートが、当該キューの送出
    レート制御によるレート以下である場合に、前記フラグ
    は送信可を示し前記フラグが送信可を示すキューにおい
    てのみ、前記回送テーブルに登録されている次送出キュ
    ーと当該キューとの優先順位を比較することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 データフレームを一時的に蓄積する複数
    のキューを備え、 前記キューは、複数のグループに分けられ、各グループ
    において、当該グループの属するキューを優先等級が互
    いに等しいキューごとにサブグループに分けられてお
    り、各キューにおいて、それぞれ一段目の伝送レート制
    御を行い、 各サブグループにおいて、当該サブグループに属するキ
    ューどうしのデータフレームを送出する優先順位を決定
    する優先順位決定手段と、 前記グループごとに、二段目の伝送レート制御を行う帯
    域制御回路とを備えたデータ転送装置であって、 前記優先順位を決定するための全てのキューへ順次に転
    送される回送テーブルを生成する回送テーブル生成部を
    備え、 前記キューは、前記回送テーブルが転送されてきたキュ
    ーの優先順位が、当該回送テーブルに次にデータフレー
    ムを送出する次送出キューとして登録されているキュー
    の優先順位よりも高い場合に、前記次送出キューを当該
    キューに更新し、 全てのキューを転送した回送テーブルに次送出キューと
    して登録されているキューから、次のデータフレームを
    送出させる調停手段とを有することを特徴とするデータ
    転送装置。
  9. 【請求項9】 データフレームを一時的に蓄積するキュ
    ーを複数のグループに分け、各グループにおいて、当該
    グループの属するキューを優先等級が互いに等しいキュ
    ーごとにサブグループに分け、各キューにおいて、それ
    ぞれ一段目の伝送レート制御を行い、各サブグループに
    おいて、当該サブグループに属するキューどうしのデー
    タフレームを送出する優先順位を決定し、前記グループ
    ごとに、帯域制御回路により二段目の伝送レート制御を
    行うデータ転送方法のプログラムであって、 前記優先順位を決定するための回送テーブルを、全ての
    キューへ順次に転送する処理と、 前記回送テーブルが転送されてきたキューの優先順位
    が、当該回送テーブルに次にデータフレームを送出する
    次送出キューとして登録されているキューの優先順位よ
    りも高い場合に、前記次送出キューを当該キューに更新
    する処理と、 全てのキューを転送した回送テーブルに次送出キューと
    して登録されているキューから、次のデータフレームを
    送出する処理とをコンピュータに実行させることを特徴
    とするデータ転送方法のプログラム。
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