JP2003069474A - 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム - Google Patents

無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム

Info

Publication number
JP2003069474A
JP2003069474A JP2001255409A JP2001255409A JP2003069474A JP 2003069474 A JP2003069474 A JP 2003069474A JP 2001255409 A JP2001255409 A JP 2001255409A JP 2001255409 A JP2001255409 A JP 2001255409A JP 2003069474 A JP2003069474 A JP 2003069474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handy terminal
unit
script program
program
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001255409A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yoshida
勝紀 吉田
Kazuhiro Tachibana
和広 橘
Hiroyuki Saeki
広行 佐伯
Hideki Ueda
英樹 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2001255409A priority Critical patent/JP2003069474A/ja
Publication of JP2003069474A publication Critical patent/JP2003069474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機と子機とからなる無線通信システムにお
いて、子機用のプログラムを作成する労力を軽減し、ソ
フトウェアを含めた子機の汎用化を可能にする子機の制
御方法を提供する。 【解決手段】 親機であるホストコンピュータ1との通
信処理を含む基本処理を実行する処理手段をハンディタ
ーミナル3に設け、ホストコンピュータ1が実行するス
クリプトプログラム52によって、処理手段を介してハ
ンディターミナル3の動作を単位命令毎に制御する。ま
た、ハンディターミナル3の動作を定義付ける操作を簡
単にするためにホストコンピュータ1上で実行される設
定用プログラム51からスクリプトプログラム52が自
動生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機と子機とから
なる無線通信システムにおける子機の制御方法と、その
制御に用いられるスクリプトプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような無線通信システムとして、例
えば、バーコードスキャナ付ハンディターミナルを子機
とし、ホストコンピュータ等を親機とするシステムがあ
る。通常は、1台の親機に対して複数の子機が無線通信
によって接続される。バーコードスキャナ付ハンディタ
ーミナル(以下、単にハンディターミナルという)に
は、表示器及び操作キーが設けられ、バーコードスキャ
ナ、表示器、操作キー等の制御を実行するためのマイク
ロプロセッサが搭載されている。
【0003】ハンディターミナルのマイクロプロセッサ
は、ホストコンピュータとの通信を実行し、読み取った
バーコードやキー入力したデータをホストコンピュータ
に送信する処理も行う。例えば、POSシステムや在庫
管理システムに使用されるハンディターミナルでは、バ
ーコードを読み取ったときに、そのバーコードに対応す
る商品名を表示器に表示させ、操作キーから入力した個
数と共にその商品コードをホストコンピュータに送信す
る。
【0004】これらの処理のためのプログラムは、通
常、アプリケーション(ハンディターミナルの用途)ご
とに作成され、マイクロプロセッサの内蔵ROM又は外
付けのROMにあらかじめ記憶される。例えば、パーソ
ナルコンピュータ上でC言語等を用いてプログラムのソ
ースリストを作成し、コンパイラを用いて機械語にコン
パイルし、ハンディターミナルのマイクロプロセッサが
実行可能なロードモジュールを生成する。このようにし
て生成されたプログラムのロードモジュールは、例えば
通信手段によって各ハンディターミナルにダウンロード
される。
【0005】ハンディターミナルには、マイクロプロセ
ッサが実行するプログラムを格納するためのEEPRO
Mのような電気的に消去可能なメモリが実装される。そ
して、上記のようにして作成されたプログラムのロード
モジュールがメモリに書き込まれる。こうすることによ
り、ハンディターミナルの少なくともハードウェアに関
しては、アプリケーションに関係なく共通化を図ること
ができる。また、メモリに格納したプログラムを書き換
えることにより、ハンディターミナルを別のアプリケー
ションに流用することも可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにアプリケーションごとにハンディターミナル用の
プログラムを作成する労力は、決して小さいものではな
い。パーソナルコンピュータ上で動くコンパイラ等のプ
ログラム開発ツールを提供し、ユーザ側でハンディター
ミナル用のプログラムを作成してもらうことも可能であ
るが、ユーザによっては、そのようなプログラム開発を
自ら行うことが困難な場合も多い。
【0007】また、ハンディターミナル(子機)側のプ
ログラムだけでなく、ホストコンピュータ(親機)側の
プログラムも同時に開発する場合は、ますますシステム
全体のプログラム開発に要する労力が大きくなる。プロ
グラムのテスト及びデバッグも煩わしいものである。親
機と子機との通信に関する問題が生じた場合は、いずれ
の側に原因があるかをつきとめるのに時間がかかること
も多い。
【0008】本発明は、上記のような従来の課題に鑑
み、子機(ハンディターミナル)用のプログラムを作成
する労力を軽減し、ソフトウェアを含めた子機の汎用化
を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信シ
ステムにおける子機の制御方法は、親機と子機とからな
る無線通信システムにおいて、親機との通信処理を含む
基本処理を実行する処理手段を子機に設け、親機である
コンピュータが実行するスクリプトプログラムによっ
て、処理手段を介して子機の動作を単位命令毎に制御す
ることを特徴とする。
【0010】このような制御方法によれば、親機である
コンピュータが実行するスクリプトプログラムによっ
て、親機の動作と子機の動作を統合的に制御することが
できる。その結果、親機のプログラムと子機のプログラ
ムを同時に開発する必要が無くなり、システム全体のプ
ログラム開発に要する労力を軽減することができる。ま
た、動作テストにおいて問題があった場合に、その原因
が親機側にあるか子機側にあるかを意識する必要が無い
ので、デバッグが容易になる。
【0011】好ましい実施形態において、子機は表示装
置を有するバーコードスキャナ付ハンディターミナルで
あり、親機であるコンピュータが実行するスクリプトプ
ログラムによって、表示装置の表示内容を含む子機の動
作を単位命令毎に制御する。こうすることにより、ハン
ディターミナルの用途ごとに異なる表示内容を親機側か
ら制御できるので、用途ごとにハンディターミナル用の
プログラムを開発する必要が無くなり、効率的なソフト
ウェア開発が可能となる。
【0012】本発明による無線通信システムは、親機で
あるコンピュータと子機であるバーコードスキャナ付ハ
ンディターミナルからなる無線通信システムであって、
バーコードスキャナ付ハンディターミナルはコンピュー
タとの通信処理を含む基本処理を実行する処理手段と表
示装置とを備え、前記コンピュータ上で実行されるスク
リプトプログラムが、前記処理手段を介して表示装置の
表示内容を含むバーコードスキャナ付ハンディターミナ
ルの動作を単位命令毎に制御することを特徴とする。こ
のような構成によれば、用途ごとにハンディターミナル
用のプログラムを開発する必要が無くなり、効率的なソ
フトウェア開発が可能となる。
【0013】また、本発明によるスクリプトプログラム
は、親機と子機とからなる無線通信システムにおいて、
親機との通信処理を含む基本処理を実行する処理手段を
有する子機の動作を単位命令毎に制御するために、親機
であるコンピュータによって実行されることを特徴とす
る。このようなスクリプトプログラムを用いることによ
り、上述のように、親機の動作と子機の動作を統合的に
制御することができ、システム全体のプログラム開発に
要する労力を軽減することができる。
【0014】また、スクリプトプログラムを構成する命
令として、ユーザが定義可能なダイナミックリンクライ
ブラリを呼び出して実行するための命令を含むことが好
ましい。こうすることにより、特殊な機能を実現するた
めのスクリプト命令拡張をユーザが自由に行うことがで
きるようになる。
【0015】また、スクリプトプログラムを構成する命
令として、親機であるコンピュータにLAN(ローカル
エリアネットワーク)で接続された他のコンピュータと
の通信を可能にするソケットインターフェイス命令を含
むことも好ましい。これにより、親機であるコンピュー
タにLANで接続された他のコンピュータに対して、親
機であるコンピュータが実行するスクリプトプログラム
から直接データを送信し、又はデータを受信することが
可能になる。つまり、親機であるコンピュータ上でスク
リプトプログラム以外のプログラムが作動している場合
に、スクリプトプログラムはそのプログラムとの間でデ
ータの授受が可能であるが、この場合のデータ授受と、
上記のような他のコンピュータとのデータ授受を区別し
ないで実行できるようになる。
【0016】好ましい実施形態において、子機はバーコ
ードスキャナ付ハンディターミナルであり、バーコード
スキャナ付ハンディターミナルの動作を定義付ける操作
を簡単にするためにコンピュータ上で実行される設定用
プログラムからスクリプトプログラムが生成される。こ
れにより、スクリプトプログラムの作成に習熟していな
いユーザであっても、設定用プログラムを用いて容易に
スクリプトプログラムを作成することができる。また、
スクリプトプログラムの作成に習熟しているユーザやメ
ーカ側のプログラマーがスクリプトプログラムを作成す
る場合でも、設定用プログラムを用いて生成されたスク
リプトプログラムをテキストエディタ等で修正・追加す
る作業により、細かくチューニングされたスクリプトプ
ログラムを効率的に作成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の実施形態に係るバーコー
ドスキャナ付ハンディターミナルの無線通信システムを
示すブロック図である。本システムの基本構成は、1台
のホストコンピュータ1、複数の中継器2、及び複数の
ハンディターミナル3からなる。親機に相当するホスト
コンピュータ1は、イーサネット(登録商標)を用いた
LAN(ローカルエリアネットワーク)4を介して複数
の中継器2に接続されている。
【0019】ホストコンピュータ1はCRT(陰極線
管)やLCD(液晶ディスプレイ)のような表示装置1
1、キーボードやマウス等の入力装置12を備え、これ
らがユーザインターフェイス13を介して内部バス14
に接続されている。内部バス14には、MPU(マイク
ロプロセッサ)15、記憶装置(主メモリ、補助記憶装
置を含む)16、LAN制御部17等も接続されてい
る。このようなホストコンピュータ1として、通常はパ
ーソナルコンピュータが用いられる。また、LAN4に
は通常、1又は複数の他のコンピュータ1’も接続され
ている。
【0020】中継器2は、LAN制御部21を備え、L
AN4を介してホストコンピュータ1に接続されてい
る。また、無線通信部22を備え、無線通信によって複
数のハンディターミナル3との通信を行う。言い換えれ
ば、親機であるホストコンピュータ1と子機であるハン
ディターミナル3との無線通信の中継を行う。図2
(a)に外観を示すように、中継器2はハンディターミ
ナル3との無線通信に使用される2本のアンテナ23を
備えている。また、電源の状態(PWR)及び通信状態
(RX及びTX)を示すLED表示部24を備えてい
る。
【0021】中継器2の背面25には、電源供給用コネ
クタ及びイーサネット接続用コネクタの他、RS232
Cシリアル通信用コネクタが設けられている。RS23
2Cシリアル通信用コネクタは、IPアドレスの設定
等、初期設定時の必要に際してパーソナルコンピュータ
と1対1で接続するためのものである。また、イーサネ
ット(LAN)を使用せずにホストコンピュータ1と中
継器2とを1対1で接続するシステムにはRS232C
シリアル通信用コネクタを用いて対応可能である。中継
器2の底面26には、グループ番号やID番号を設定す
るためのディップスイッチが設けられている。
【0022】中継器2は、例えば部屋の天井に固定して
使用される。親機であるホストコンピュータ1と子機で
あるハンディターミナル3との無線通信が部屋全体で支
障無く行われるように、通常は1部屋に複数の中継器2
が設置される。つまり、1台の中継器2の通信可能範囲
のみでは部屋全体をカバーできない場合に、複数の中継
器2が設置される。そして、部屋内のパーティションや
棚、机等の障害物を考慮に入れて、適切な場所に複数の
中継器2を設置する。
【0023】ハンディターミナル3は、中継器2を介し
てホストコンピュータ1との間で無線通信を行うための
無線通信部31、処理手段であるMPU(マイクロプロ
セッサ)32、プログラム格納用のメモリであるROM
33、データ格納用のメモリであるRAM34、及びユ
ーザインターフェイス35を備え、これらがバス36で
相互に接続されている。ユーザインターフェイス35に
は、入力部37及び液晶表示器(LCD)38が接続さ
れている。
【0024】図2(b)に外観を示すように、ハンディ
ターミナル3は中継器2との無線通信に使用されるアン
テナ39を備えている。ハンディターミナル3の先端側
にはバーコードを読み取るためのバーコードスキャナが
内蔵され、読み取り光の照射及び反射光の受光のための
窓部40が設けられている。略中央上面にはLCD38
の表示画面が設けられている。また、LCD38の上側
にはバーコードスキャナの起動スイッチ41が設けら
れ、下側には電源スイッチ42、ファンクションスイッ
チ43等が設けられている。これらのスイッチに加え
て、テンキーと種々のファンクションキーを含むキー入
力部44が設けられ、これらのスイッチ及びキーが図1
における入力部37に相当する。
【0025】本実施形態のシステムでは、ハンディター
ミナル3のMPU32がROM33に格納されたプログ
ラムによって実行する処理は、中継器2を介して行うホ
ストコンピュータ1との通信処理を含む基本処理だけで
ある。つまり、POS(販売時点管理システム)、在庫
管理システム等の個々のアプリケーションにかかわらず
ハンディターミナル3が備えるべきバーコード読み取
り、通信等の汎用的な処理のプログラムのみがROM3
3に格納されている。そして、アプリケーションに固有
の動作(LCD38を用いた表示ガイダンス、入力部3
7の処理等)については、ホストコンピュータ1が実行
するスクリプトプログラムによって単位命令毎に制御さ
れる。
【0026】このようなスクリプトプログラムは、一種
の簡易言語を用いた比較的短いプログラムである。スク
リプトプログラムを構成する命令のリスト及び文法をユ
ーザに提供し、ユーザがホストコンピュータ1又は他の
パーソナルコンピュータ上でテキストエディタ等を用い
てスクリプトプログラムを作成する。
【0027】また、ハンディターミナル3の動作を定義
付ける操作を簡単にするためにコンピュータ(ホストコ
ンピュータ1)上で実行される設定用プログラムをユー
ザに提供し、ユーザはこの設定用プログラムからスクリ
プトプログラムを自動生成することもできる。テキスト
エディタ等を用いてスクリプトプログラムを記述する作
業に慣れていないユーザであっても、設定用プログラム
からのスクリプト自動生成機能を用いることにより、L
CD38を用いた表示等の主な動作をハンディターミナ
ル3に実行させるためのスクリプトプログラムを容易に
作成することができる。また、スクリプトプログラムの
記述に習熟しているユーザの場合は、設定用プログラム
を用いて自動生成したスクリプトプログラムをテキスト
エディタを用いて修正・追加する作業により、細かくチ
ューニングされたスクリプトプログラムを効率的に作成
することができる。
【0028】図3は、スクリプトプログラムの生成及び
実行に関する構成例を示すブロック図である。この例で
は、ホストコンピュータ1において、設定用プログラム
51を用いてスクリプトプログラム52が生成され、テ
キストエディタ53を用いてスクリプトプログラム52
の追加・修正が行われる。ファイルとしてホストコンピ
ュータ1の記憶装置16(補助記憶装置)に格納された
スクリプトプログラム52は、スクリプトプログラム実
行部54に読み込まれて、単位命令毎に実行される。命
令の実行によるハンディターミナル3に対する指令は、
中継器及びハンディターミナル制御部55、ソケットI
/F部56、LANハードウェア制御部57を経て中継
器2に伝送され、中継器2から無線通信でハンディター
ミナル3に送信される。
【0029】図4は、設定用プログラム51の表示画面
の例を示している。また、この画面での設定入力に対応
して生成されるスクリプトプログラムの一部分とその実
行時のハンディターミナル3のLCD38の表示例を図
5に示す。
【0030】図4に示す設定用プログラムの表示画面6
0の例では、作業の流れを示す階層表示欄61中のテン
プレート表示において、図5(c)における2行目の
「商品コードを入力します」と3行目の「>」が表示さ
れる。この部分に対応して自動生成されるスクリプト部
分は図5(a)に示す通りである。
【0031】また、基本設定の欄62において、タイト
ル表示にチェックが入れられており、タイトル詳細ボタ
ンで「 棚 卸 」が設定されている場
合、この部分に対応して自動生成されるスクリプト部分
は図5(b)に示すようになる。
【0032】上記のスクリプト部分の実行により、ホス
トコンピュータ1からハンディターミナル3に対して、
LCD38に表示すべき文字列、フォント、表示位置等
の指令が送信される。その指令を受信したハンディター
ミナル3のMPU32によって制御されるLCD38の
表示画面は図5(c)に示すようになる。3行目にプロ
ンプト(>)が表示されており、ここにバーコード読み
取り又はキー操作によって入力される商品コードが表示
される。この商品コード入力の方法は、図4の設定用プ
ログラムの表示画面60における右下の欄63で設定さ
れる。表示座標にx=2、y=3が設定されているの
で、第3行第2列に入力データが表示される。
【0033】次に、本発明によるスクリプトプログラム
を用いたハンディターミナル(子機)3の制御方法を従
来の制御方法と比較して説明する。
【0034】まず、図6に従来のシステムにおけるホス
トコンピュータ(PC)1とハンディターミナル(H
T)3との連携に関する処理例のフローチャートを示
す。ホストコンピュータ1は、所定のアプリケーション
プログラムが起動すると、ハンディターミナル3からの
データ受信を待つ状態になる(ステップ#101)。
【0035】一方、ハンディターミナル3は、ステップ
#151で電源がオンになるとROM33に格納された
制御プログラムに従ってMPU32による制御が始ま
り、LCD38に所定の表示が行われる(ステップ#1
52)。そして、バーコードの読み取り又はキー入力が
行われると(ステップ#153)、ROM33又はRA
M34に記憶されている商品テーブルから商品名を検索
し、その結果をLCD38に表示する(ステップ#15
4)。しかる後に、バーコード読み取り又はキー入力に
より入力されたデータを含む一連のデータをまとめてホ
ストコンピュータ1に送信する(ステップ#155)。
【0036】ホストコンピュータ1は、ハンディターミ
ナル3からデータを受信すると、そのデータを記憶装置
16(補助記憶装置に保存されたデータベース)に格納
する処理等を実行する。基本的には、ホストコンピュー
タ1(のアプリケーションプログラム)及びハンディタ
ーミナル3(の制御プログラム)によって以上の動作が
繰り返される。
【0037】これに対して、図7に本発明に係るシステ
ムにおけるホストコンピュータ(PC)1とハンディタ
ーミナル(HT)3との連携に関する処理例のフローチ
ャートを示す。ホストコンピュータ1は、所定のアプリ
ケーションプログラムが起動すると、ハンディターミナ
ル3からの電源オン通知(スクリプトプログラムの起
動)を待つ状態になる(ステップ#201)。
【0038】ハンディターミナル3の電源がオンにな
り、そのことがホストコンピュータ1に通知されると
(ステップ#251)、ホストコンピュータ1ではスク
リプトプログラムが起動し(ステップ#202)、ハン
ディターミナル3へ表示情報が送信される(ステップ#
203)。この表示情報には、前述のように、表示文字
列の内容、フォント、表示位置等の情報が含まれてい
る。続いてデータ送信要求もハンディターミナル3へ送
信される。この後、ホストコンピュータ1はハンディタ
ーミナル3からのデータ受信待ち状態になる(ステップ
#204)
【0039】表示情報を受信したハンディターミナル3
は、その指示にしたがってLCD38にガイダンス表示
を行う(ステップ#252)。例えば、「バーコードを
読んで下さい」といったメッセージ(ガイダンス)を表
示する。ユーザがハンディターミナル3を用いてバーコ
ードの読み取り又はキー操作によるデータ入力を行うと
(ステップ#253)、そのデータがホストコンピュー
タ1に送信される(ステップ#254)。
【0040】ホストコンピュータ1はハンディターミナ
ル3からのデータを受信すると、記憶装置16に記憶さ
れている商品テーブルから商品名を検索し、その結果を
ハンディターミナル3に送信する(ステップ#20
5)。そして、ハンディターミナル3から受信したデー
タを記憶装置16(補助記憶装置に保存されたデータベ
ース)に格納する処理等を実行する(ステップ#20
6)。ホストコンピュータ1から検索結果を受信したハ
ンディターミナル3は、検索結果(商品名)をLCD3
8に表示する(ステップ#255)。
【0041】図7に示した処理例におけるハンディター
ミナル側のフローチャートの変形例を図8に示す。この
フローチャートでは、ハンディターミナル3はステップ
#351で電源投入された後、ステップ#352でホス
トコンピュータ1からの指示待ち状態となる。ホストコ
ンピュータ1からの指示があると、その指示内容がLC
D表示に関するものか否かをチェックする(ステップ#
353)。LCD表示に関するものである場合は、ステ
ップ#354でLCD表示を行う。これは、図7におけ
るステップ#252のガイダンス表示又はステップ#2
55の商品名の表示に相当する。
【0042】ステップ#353での指示内容がLCD表
示に関するものでない場合は、ステップ#355でバー
コード読み取り又はキー入力を実行し、ステップ#35
6でホストコンピュータ1にデータ送信を行う。
【0043】ステップ#354又はステップ#356の
後のステップ#357では、ホストコンピュータ1から
の指示内容をすべて処理したか否かをチェックし、未処
理の指示内容が残っている場合はステップ#353に戻
り、未処理の指示内容が残っていない場合はステップ#
352に戻る。つまり、ホストコンピュータ1から複数
の指示が一度に送信される場合があり、この場合はすべ
ての処理が終了するまでステップ#353からステップ
#357の処理を繰り返すことになる。
【0044】基本的には、ホストコンピュータ1(のア
プリケーションプログラム)及びハンディターミナル3
(の制御プログラム)によって上述のような動作が繰り
返される。本発明に係るシステムでは、上述のように、
ホストコンピュータ1の実行するスクリプトプログラム
によって、ハンディターミナル3の動作(特にLCD3
8の表示)が単位命令毎に制御される。これにより、ア
プリケーションや仕様が変化してもスクリプトプログラ
ムを変更するだけでハンディターミナル3の表示等の動
作を変えることができる。
【0045】また、図3のブロック図において、ホスト
コンピュータ1のスクリプトプログラム実行部54に対
してユーザ定義DLL(ダイナミックリンクライブラ
リ)58が矢印で関連付けられている。これは、本発明
のシステムに使用されるスクリプトプログラムを構成す
る命令として、ユーザが定義可能なダイナミックリンク
ライブラリを呼び出して実行するための命令を含むこと
を示している。DLLを取り込む機能を持たせることに
より、スクリプトプログラムの拡張を容易に実現するこ
とができる。例えば、アプリケーションを起動する機能
を追加することにより、スクリプトプログラムと同期し
て動作するアプリケーションを作ったり、アプリケーシ
ョンにイベントを発生させたりすることができる。
【0046】更に、ホストコンピュータ1にLAN4で
接続された他のコンピュータ1’との通信を可能にする
ソケットインターフェイス命令をスクリプトプログラム
に含ませることにより、アプリケーション間の同期・通
信機能が実装され、システムの使用環境の拡張が容易に
なる。図3において、ホストコンピュータ1内でソケッ
トインターフェイスポート接続制御部59を介してソケ
ットインターフェイス部56と別のアプリケーションプ
ログラム60との間でデータのやり取りを行うことがで
きる。ソケットインターフェイス命令を用いることによ
り、同様の処理で他のコンピュータ1’のアプリケーシ
ョンプログラム60’との間でも、LAN(イーサネッ
ト)4を介してデータの授受を行うことができる。
【0047】図9(a)は、上記のようなダイナミック
リンクライブラリ(DLL)の一例として、RS−23
2Cに文字列を出力するDLLを使用したスクリプトプ
ログラムの例を示している。同様に図9(b)は、ソケ
ットインターフェイス命令を使用したスクリプトプログ
ラムの例を示している。スクリプトの各行の右側に必要
に応じて説明のコメントを付している。
【0048】なお、本発明は上記の実施形態に限らず種
々の形態で実施することができる。例えば、上記実施形
態では親機であるホストコンピュータ1と子機であるハ
ンディターミナル3とが中継器2を介して無線通信を行
う無線通信システムを採用しているが、本発明は必ずし
もこのような実施形態に限るわけではなく、ホストコン
ピュータ1と中継器2とが一体となって親機を構成して
いるシステムに適用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の無線通
信システムにおける子機の制御方法とスクリプトプログ
ラムによれば、親機であるコンピュータが実行するスク
リプトプログラムによって、親機の動作と子機の動作を
統合的に制御することができる。その結果、親機のプロ
グラムと子機のプログラムを同時に開発する必要が無く
なり、システム全体のプログラム開発に要する労力を軽
減することができる。また、動作テストにおいて問題が
あった場合に、その原因が親機側にあるか子機側にある
かを意識する必要が無いので、デバッグが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバーコードスキャナ付
ハンディターミナルの無線通信システムを示すブロック
図である。
【図2】中継器及びバーコードスキャナ付ハンディター
ミナルの外観を示す斜視図である。
【図3】スクリプトプログラムの生成及び実行に関する
構成例を示すブロック図である。
【図4】ハンディターミナルの設定用プログラムの表示
画面の例を示す図である。
【図5】設定用プログラムから自動生成されるスクリプ
トプログラムの一部分とその実行時のハンディターミナ
ルの表示例を示す図である。
【図6】従来のシステムにおけるホストコンピュータと
ハンディターミナルとの連携に関する処理例のフローチ
ャートである。
【図7】本発明に係るシステムにおけるホストコンピュ
ータとハンディターミナルとの連携に関する処理例のフ
ローチャートである。
【図8】図7に示した処理例におけるハンディターミナ
ル側のフローチャートの変形例である。
【図9】ダイナミックリンクライブラリを使用したスク
リプトプログラム及びソケットインターフェイス命令を
使用したスクリプトプログラムの例を示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ(親機) 1’ 他のコンピュータ 2 中継器 3 ハンディターミナル(子機) 4 イーサネット(LAN) 11 表示装置 32 処理手段 38 LCD 51 設定用プログラム 52 スクリプトプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 広行 大阪府大阪市東淀川区東中島1−3−14 株式会社キーエンス内 (72)発明者 植田 英樹 大阪府大阪市東淀川区東中島1−3−14 株式会社キーエンス内 Fターム(参考) 3E042 BA17 CA02 CD01 CD02 EA01 5K048 BA21 DB01 DC01 EA17 FC01 HA01 HA02 HA03 5K067 AA41 BB21 DD53 EE02 EE06 EE10 FF23 HH23 KK13 KK15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機と子機とからなる無線通信システムに
    おいて、前記親機との通信処理を含む基本処理を実行す
    る処理手段を子機に設け、親機であるコンピュータが実
    行するスクリプトプログラムによって、前記処理手段を
    介して前記子機の動作を単位命令毎に制御することを特
    徴とする無線通信システムにおける子機の制御方法。
  2. 【請求項2】前記子機は表示装置を有するバーコードス
    キャナ付ハンディターミナルであり、前記親機であるコ
    ンピュータが実行するスクリプトプログラムによって、
    前記表示装置の表示内容を含む前記子機の動作を単位命
    令毎に制御することを特徴とする請求項1記載の無線通
    信システムにおける子機の制御方法。
  3. 【請求項3】親機であるコンピュータと子機であるバー
    コードスキャナ付ハンディターミナルからなる無線通信
    システムであって、前記バーコードスキャナ付ハンディ
    ターミナルは前記コンピュータとの通信処理を含む基本
    処理を実行する処理手段と表示装置とを備え、前記コン
    ピュータ上で実行されるスクリプトプログラムが、前記
    処理手段を介して前記表示装置の表示内容を含む前記バ
    ーコードスキャナ付ハンディターミナルの動作を単位命
    令毎に制御することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】親機と子機とからなる無線通信システムに
    おいて、前記親機との通信処理を含む基本処理を実行す
    る処理手段を有する子機の動作を単位命令毎に制御する
    ために、前記親機であるコンピュータによって実行され
    ることを特徴とするスクリプトプログラム。
  5. 【請求項5】前記スクリプトプログラムを構成する命令
    として、ユーザが定義可能なダイナミックリンクライブ
    ラリを呼び出して実行するための命令を含むことを特徴
    とする請求項4記載のスクリプトプログラム。
  6. 【請求項6】前記スクリプトプログラムを構成する命令
    として、前記親機であるコンピュータにLANで接続さ
    れた他のコンピュータとの通信を可能にするソケットイ
    ンターフェイス命令を含むことを特徴とする請求項4記
    載のスクリプトプログラム。
  7. 【請求項7】前記子機はバーコードスキャナ付ハンディ
    ターミナルであり、前記バーコードスキャナ付ハンディ
    ターミナルの動作を定義付ける操作を簡単にするために
    コンピュータ上で実行される設定用プログラムから生成
    されることを特徴とする請求項4記載のスクリプトプロ
    グラム。
JP2001255409A 2001-08-27 2001-08-27 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム Pending JP2003069474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255409A JP2003069474A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255409A JP2003069474A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003069474A true JP2003069474A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19083381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255409A Pending JP2003069474A (ja) 2001-08-27 2001-08-27 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003069474A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158877A (ja) * 1988-12-12 1990-06-19 Fujikura Ltd ハンディターミナルの画面ファイル作成方法
JPH11203365A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Pearl Vision Kk Web−POS方式
JP2000305754A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Fujitsu Ltd 設定ファイル作成装置、設定ファイル作成プログラム記憶媒体、および制御プログラム記憶媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158877A (ja) * 1988-12-12 1990-06-19 Fujikura Ltd ハンディターミナルの画面ファイル作成方法
JPH11203365A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Pearl Vision Kk Web−POS方式
JP2000305754A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Fujitsu Ltd 設定ファイル作成装置、設定ファイル作成プログラム記憶媒体、および制御プログラム記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7577910B1 (en) Method and apparatus for providing a more powerful user-interface to device with a limited user-interface
US20110208338A1 (en) System for creating personalized and customized mobile devices
KR100633983B1 (ko) 지능형 장치와의 무선 접속을 확립시키는 주변 장치, 시스템 및 방법
CN105210031A (zh) 用于操作系统的自助服务机应用模式
US9881191B2 (en) Method of controlling operation of cataloged smart devices
CN100501617C (zh) 可编程终端系统
US11765327B2 (en) Method and control system for controlling projectors of different models by using control codes
JP2003162364A (ja) スクリーンに投影されるアプリケーションソフトウェアの遠隔操作システム
JP2003069474A (ja) 無線通信システムにおける子機の制御方法及びスクリプトプログラム
US20060080636A1 (en) Method of building intelligent platform management interface firmware architecture
US11966655B2 (en) Method for controlling projecting system, projecting system, and projector
JP3210988B2 (ja) カード処理機能を備えたキーボード及びその制御方法
CN113239172A (zh) 机器人群组中的会话交互方法、装置、设备及存储介质
US20050012532A1 (en) Method for consistent on/off object to control radios and other interfaces
JP2005085052A (ja) 携帯情報端末、印刷方法および印刷用プログラム
CN113138763A (zh) 页面搭建方法、装置、设备及计算机可读存储介质
KR100946666B1 (ko) 사용자기기의 키패드를 이용한 외부 입력 방법 및 장치
JP2021009605A (ja) ソフトウェアの操作シナリオの生成を支援するプログラム、方法およびソフトウェアの操作シナリオの生成を支援する装置
JP2006165785A (ja) 複合機能装置および情報処理方法
JP2020119409A (ja) プログラム、情報処理装置及び処理方法
CN219980888U (zh) 一种可二次开发的嵌入式安防监控设备
US20230336611A1 (en) Remote operating method and remote operating system for human-machine interface
CN116579310A (zh) 用于表单的标签设置方法、装置和存储介质
JP2003067272A (ja) 無線通信システムにおける通信条件の自動設定方法
JP5250518B2 (ja) 動作確認システムおよび対象装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20050810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101207