JP2005085052A - 携帯情報端末、印刷方法および印刷用プログラム - Google Patents

携帯情報端末、印刷方法および印刷用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ブラウザの機能を活用した各種アプリケーションソフトウェアが、統一された所定の手続きで帳票等の印刷を実行することを可能とした携帯情報端末を提供する。
【解決手段】PDA印刷プログラム108は、複数のアプリケーションソフトウェアが共有可能なDLLファイルであり、印刷データを受け取ると、帳票上に当該印刷データを配置した印刷用の帳票データを作成してプリンタドライバ112に送信する。一方、業務アプリケーションソフトウェア103は、WWWブラウザ102を介して画面表示を行っており、印刷機能付きのHTMLファイル107を転送する際、CGIプログラム107によってそのHTMLファイル107に印刷データ113を埋め込む。また、このHTMLファイル107には、印刷指示に伴って起動される印刷スクリプト114が設けられ、起動された印刷スクリプト114は、埋め込まれた印刷データ113を読み出してPDA印刷プログラム108に転送する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えばPDA(Personal Digital Assistants)などと称される携帯情報端末における帳票等の印刷技術に関する。
近年、外出先や移動中でも手軽に利用できる携帯情報端末が普及している。また、例えばPDAなどと称されるこの種の携帯情報端末向けに、必要最小限の基本機能のみを搭載した専用のオペレーティングシステムや文書作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、ブラウザなど、種々のソフトウェアも開発されている。
一方、例えばフィールドサービス業界などでは、顧客を訪問し、ある一定の作業が終了した段階で、報告書や見積書、領収書などを発行することが一般的である。これらは、紙ベースの手書き作業で処理されており、また、帰社した際、その発行した帳票の記載内容を情報系システムに別途入力するといったことが行われることも多い。従って、前述の携帯情報端末を携帯型の小型プリンタとともに作業員に持たせれば、この帳票の発行とデータ入力とを顧客先の作業で一括して完結させることができ、作業員の業務効率の改善が図られるものと考えられる。
ところで、この種の携帯情報端末における印刷機能は、現状、プリンタ開発元から供給される印刷ツール等を利用して、オペレーティングシステム側から制御するといったものに止まっている。従って、この種の携帯情報端末に搭載する、各種帳票の印刷を伴う業務支援用のアプリケーションソフトウェアを開発する場合、その印刷機能を個々の業務アプリケーションソフトウェア毎にその都度開発しなければならない。しかしながら、同様の機能を個別対応で開発するのは、コスト面からも好ましいことではない。
また、小型軽量化が求められる携帯情報端末では、例えばノートブック型やデスクトップ型などのパーソナルコンピュータと違い、磁気ディスク装置が搭載されない。オペレーティングシステムを含むすべてのソフトウェアは、フラッシュメモリなどのROMに格納されることになる。従って、各ソフトウェアは、その総容量が一定の範囲内に収まるように作成する必要がある。さらに、携帯情報端末では、小型軽量化に加え、低価格化の要求も強く、搭載されるCPUも、パーソナルコンピュータのCPUと比較すると、その機能が必要最小限の基本的なもののみに絞られている。また、携帯情報端末は、バッテリ駆動が前提であるため、モジュール間のデータ授受を極力減らす等、各ソフトウェアの手続きの効率化も要求される。つまり、携帯情報端末上で稼働させる業務アプリケーションソフトウェアの開発では、この携帯情報端末の制限を十分考慮する必要がある。
最近では、ブラウザの機能を活用したアプリケーションソフトウェアの開発が広く行われるようになってきている。従って、前述の携帯情報端末の制限や開発工数の削減等を考慮すれば、携帯情報端末上で稼働させる業務アプリケーションソフトウェアも、この既存のブラウザの機能を活用した構成とすることが好ましい。しかしながら、この種の携帯情報端末向けに開発された専用のブラウザは、前述したように、必要最小限の基本機能のみを搭載するため、ブラウザからの印刷機能も実現されていないのが実情である。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ブラウザの機能を活用した各種アプリケーションソフトウェアが、統一された所定の手続きで帳票等の印刷を実行することを可能とした携帯情報端末、同端末の印刷方法および印刷用プログラムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、この発明は、HTMLファイルを表示するブラウザを介して画面表示を行う業務アプリケーションソフトウェアが動作する携帯情報端末において、印刷対象のデータを受け取り、この受け取った印刷対象データを予め定義された様式の帳票上に配置した印刷用の帳票データを作成して、プリンタを駆動制御するプリンタドライバに前記作成した帳票データを転送する帳票印刷手段と、前記帳票の印刷指示を受け付け可能な画面表示を行う印刷機能付きのHTMLファイルを前記ブラウザに転送する際に、前記帳票上に配置すべき印刷対象データを取得して、その取得したデータを前記印刷機能付きのHTMLファイル内に格納する印刷データ格納手段と、前記印刷機能付きのHTMLファイル内にスクリプトとして設けられ、前記帳票の印刷指示が行われた際に、前記印刷機能付きのHTMLファイルに格納された印刷対象データを取り出して前記帳票印刷手段に転送する印刷実行手段とを具備することを特徴とする。
この発明の携帯情報端末においては、ブラウザが表示する画面上で帳票の印刷が指示されると、その画面表示用のHTMLファイル内に設けられたスクリプト(印刷実行手段)が、同じHTMLファイル内に格納された印刷対象データを取り出して、例えばDLLファイルとして設けられる印刷プログラム(帳票印刷手段)に転送する。この印刷プログラムは、予め定義された帳票の様式を管理しており、その帳票上に受け取った印刷対象データを配置した帳票データを作成してプリンタドライバに転送する。これにより、表示中のHTMLファイルのみを利用したブラウザからの効率的な帳票印刷が実現される。
つまり、本願発明では、各種アプリケーションソフトウェアから共有可能なDLLファイルとして印刷プログラムを提供することによって、(1)印刷プログラムが管理する帳票の様式の定義、(2)帳票上に配置する印刷対象データの取得およびHTMLファイル内への埋め込みの手続き作成、(3)HTMLファイル内に埋め込まれた印刷対象データの取り出しおよび印刷プログラムへの転送を行うスクリプトの作成、を行うのみで、ブラウザの機能を活用した各種業務アプリケーションソフトウェアの印刷機能を開発できるようになるので、その開発工数を大幅に削減することが可能になる。
また、ブラウザに転送するHTMLファイル内に帳票上に配置すべき印刷対象データが埋め込まれるので、帳票の印刷指示が行われた際、この印刷対象データを取得するためのモジュール間のデータ授受などが不要となり、手続きの効率化も実現される。
このように、この発明によれば、ブラウザの機能を活用した各種アプリケーションソフトウェアが、統一された所定の手続きで帳票等の印刷を実行することを可能とした携帯情報端末、同端末の印刷方法および印刷用プログラムを提供できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る携帯情報端末(PDA)の外観図である。
この実施形態のPDA100は、ユーザが片手で把持できる程度に小型軽量化が図られた情報端末であり、図1に示すように、その筐体前面に表示入力部1が配置される。この表示入力部1には、各種画面が提示され、その画面上には、必要に応じて操作ボタンがソフトウェア的に設けられる。そして、この表示入力部1上にソフトウェア的に設けられた操作ボタンを押下するために、このPDA100では、スタイラスペン2が用意されており、このスタイラスペン2の収納口が筐体上面に設けられている。
また、このPDA100の筐体前面には、表示入力部1にソフトウェア的に設けられる操作ボタンとは別に、キー操作部3がハードウェア的に設けられる。このキー操作部3を操作することによって、ユーザは、例えば電源のオン/オフ操作や画面のスクロール操作などを行う。
このPDA100は、各種データを保管するための補助記憶媒体としてカード型のメモリユニット(メディアカード)を利用でき、このメディアカードを取り外し自在に収納するメディアカードスロット4が設けられている。また、このPDA100は、必要に応じて他の電子機器と接続するためのUSBコネクタ5が設けられており、このUSBコネクタ5経由でプリンタとケーブル接続できるようになっている。
図2は、このPDA100の機器構成図である。図2に示すように、PDA100は、CPU11、EEPROM12、DRAM13、ディスプレイコントローラ14、LCD15、タブレットコントローラ16、タブレット17、キーボードコントローラ18、操作キー19、メディアカードドライブ20、USBコントローラ21を有している。
CPU11は、PDA100全体の制御を司り、EEPROM12に格納された各種プログラムを実行することによって、PDA100内の各部を駆動させる。EEPROM12は、CPU11によって実行される、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアなどの各種プログラムを格納する。このEEPROM12は、書き換え可能なROMであるので、例えばプログラムのバージョンアップを行うことができる。一方、DRAM13は、CPU11の作業領域として用いられ、EEPROM12に格納されたプログラムで使用されるデータを一時的に格納する。
ディスプレイコントローラ14は、CPU11が作成した画像データをLCD15に表示制御する。また、タブレットコントローラ16は、タブレット17上での(スタイラスペン2による)ポインティング操作を検知して、その座標をCPU11に伝達する。このディスプレイコントローラ14、LCD15、タブレットコントローラ16およびタブレット17は、図1に示した表示入力部1を構成するものであり、LCD15とタブレット17とは、重ね合わせられた状態でPDA100の筐体前面に設置される。
キーボードコントローラ18は、操作キー19の操作を検知して、その内容をCPU11に伝達する。このキーボードコントローラ18および操作キー19は、図2に示したキー操作部3を構成する。メディアカードドライブ20は、メディアカードスロット4に収納されたメディアカードに対するデータ書き込み/読み出し制御を実行する。また、USBコントローラ21は、USBコネクタ5経由でケーブル接続された他の電子機器との間のデータ通信制御を実行する。ここでは、このUSBコネクタ5経由でプリンタが接続されているものと想定する。
また、図3は、このPDA100に搭載される業務アプリケーションソフトウェアの印刷機能に関わる機能ブロック図である。
PDA100のリソースは、オペレーティングシステム101によって一元的に管理されており、その他のプログラムは、すべて当該オペレーティングシステム101の制御下において動作する。また、このPDA100に標準装備されるアプリケーションソフトウェアの1つとしてWWW(World Wide Web)ブラウザ102が存在し、この実施形態の業務アプリケーションソフトウェア103は、WWWブラウザ102の機能を活用した構成となっている。
より具体的には、WWWブラウザ102との間のHTTP(Hypertext Transfer Protocol)による通信を実行するWWWサーバソフトウェア104を構築する。また、データベース105は、WWWブラウザ102からの要求に応じてWWWサーバソフトウェア104が転送するHTML(Hypertext Markup Language)ファイル106やWWWサーバソフトウェア104が起動するデータ処理用のCGI(Common Gateway Interface)プログラム107を格納するために確保されるデータ領域である。また、このデータベース105には、入力データ等のユーザデータも格納される。
いま、この業務アプリケーションソフトウェア103が、報告書、見積書、領収書の発行作業を支援するものであるとすると、例えば図4に示すように遷移する複数の画面が設計されるのが一般的である。従って、業務アプリケーションソフトウェア103は、その起動時、まず、画面a1を表示させるためのHTMLファイル106をWWWブラウザ102に転送する。そうすると、メインメニューが表示されるので、ユーザは、例えば報告書を作成する場合には、その旨を指示するための選択操作を実行する。この指示は、WWWブラウザ102からWWWサーバソフトウェア104に通知され、この通知を受けたWWWサーバソフトウェア104は、続いて、画面a2を表示させるためのHTMLファイル106をWWWブラウザ102に転送する。これにより、報告書作成用の初期画面が表示され、以降、この報告書を完成させるための各種画面が順次表示されていく。また、これらの画面上で入力されたデータは、データベース105に保持される。このデータベース105に保持されるデータは、例えば帰社時における情報系システムへの転送用に使用されるほか、後述する印刷データとしても使用される。
同様に、WWWサーバソフトウェア104は、見積書の作成が指示された場合には、画面a3を表示させるためのHTMLファイル106を、また、領収書の作成が指示された場合には、画面a4を表示させるためのHTMLファイル106をWWWブラウザ102にそれぞれ転送する。さらに、例えば見積書のように、各製品についてその単価と個数とを乗じるとともに、これにより得た金額を全製品分足し合わせることによって合計金額を算出するようなデータ処理を必要とする場合、WWWサーバソフトウェア104は、予め用意された当該データ処理用のCGIプログラム107を起動する。なお、すべてのデータ処理を必ずしもCGIプログラム107で実行しなければならないわけではなく、例えばその手順を後述するスクリプトとしてHTMLファイル106内に記述することによって実行することも可能である。
また、この業務アプリケーションソフトウェア103では、前述した各画面で作成した各種帳票を印刷するための画面a5が設けられている。図5は、この画面a5の一表示例を示す図である。図5に示すように、この各種帳票印刷用の画面a5には、報告書、見積書、領収書の中のいずれを印刷するのかを選択するためのラジオボタンb1と、ラジオボタンb1で選択した帳票の印刷指示を行うためのコマンドボタンb2とが設けられる。例えば図4の画面a2から開始した報告書の作成作業が一通り完了し、その印刷を行おうとした場合、ユーザは、一旦メインメニューである画面a1に戻って当該帳票印刷用の画面a5に移動する。この画面a5上で、ユーザは、ラジオボタンb1で報告書を選択し、コマンドボタンb2を押下すれば、その印刷を行うことができる。そして、この実施形態のPDA100は、WWWブラウザ102の機能を活用した構成の業務アプリケーションソフトウェア103が、統一された所定の手続きで帳票を印刷できるようにした点を特徴としており、以下、この点について詳述する。
統一された所定の手続きで帳票を印刷可能とするために、このPDA100では、PDA印刷プログラム108を構築する。このPDA印刷プログラム108は、複数のアプリケーションソフトウェアから共有可能なDLL(Dynamic Link Library)ファイルとして設けられ、DLL109に他のDLLファイルとともに格納される。
PDA印刷プログラム108は、ビジネスロジック部110とプリンタドライバインタフェース部111とからなる。ビジネスロジック部110は、報告書、見積書、領収書の各帳票フォーマットを管理しており、帳票の識別子と、その識別子で示される帳票の印刷対象データとを受け取ると、その帳票上に印刷対象データを配置した印刷用の帳票データを作成し、プリンタドライバインタフェース部111に転送する。つまり、このビジネスロジック部110は、アプリケーションソフトウェア毎に設けられることになる。ビジネスロジック部110による帳票フォーマットの管理は、例えば所定のテーブルをプログラム内に定義し、そのテーブルに各種設定値を保持させることで可能であり、また、この場合には、内部的なデータ処理のみで帳票データが作成できるが、これに限らず、外部ファイルから取得する等、いずれの方法も適用できる。
一方、プリンタドライバインタフェース部111は、USBコネクタ5経由で接続されるモバイルプリンタ200を駆動制御するプリンタドライバ112との間のデータ通信を実行する。プリンタドライバ112は、モバイルプリンタ200の開発元から供給されるプログラムである。そして、プリンタドライバインタフェース部111は、ビジネスロジック部110から受け取った印刷用の帳票データを、印刷実行コマンドとともにプリンタドライバ112に送信する。これにより、モバイルプリンタ200による帳票の印刷が実行されることになる。
つまり、このDLLファイルとして構成されたPDA印刷プログラム108を利用することによって、業務アプリケーションソフトウェア103は、帳票の識別子と印刷対象データとを送信するだけで、帳票の印刷が行えることになるので、その開発時には、印刷機能を個別に構築する必要がなくなり、PDA印刷プログラム108のビジネスロジック部110と、このPDA印刷プログラム108に帳票の識別子と印刷対象データとを引き渡すまでの手続き部分とを作成するだけで済むことになる。
次に、WWWブラウザ102の機能を活用した構成の業務アプリケーションソフトウェア103が、PDA印刷プログラム108に対して帳票の識別子と印刷対象データとをどのように引き渡すのか、その動作原理について説明する。
まず、業務アプリケーションソフトウェア103は、メインメニューである画面a1から各帳票印刷用の画面a5に移行する際、つまり、WWWブラウザ102に対して画面a5用のHTMLファイル106を転送する際、WWWサーバソフトウェア104が、報告書、見積書、領収書の印刷時に必要となる印刷データ113を取得して、このHTMLファイル106に埋め込む仕組みをもつ。この印刷データ113の取得およびHTMLファイル106への埋め込みは、CGIプログラム107によって実行する。このCGIプログラム107については、メインメニューで各種帳票印刷が選択された場合に起動されるように、画面a1を表示させるためのHTMLファイル106が記述されている。これにより起動されるCGIプログラム107は、帳票作成作業中にデータベース105に保持されたデータを読み出し、画面a5を表示させるためのHTMLファイル106内に印刷データ113として埋め込む。つまり、図5に示した画面が表示される時、報告書、見積書、領収書の印刷データ113は、この画面表示用のHTMLファイル106に既に取り込まれている。
また、業務アプリケーションソフトウェア103は、このHTMLファイル106に埋め込まれた印刷データ113を、WWWブラウザ102が、PDA印刷プログラム108に転送する仕組みをもつ。このPDA印刷プログラム108に対する印刷データ113の転送は、このHTMLファイル106内に印刷スクリプト114を設けることによって実行する。スクリプトとは、例えばJavaScript(R)などのスクリプト言語でHTMLファイル内に直接記述される簡易プログラムであり、図5の画面上でコマンドボタンb2が押下された際に起動されるように、画面a5を表示させるためのHTMLファイル106が記述されている。
図5に示すように、いま、ユーザが、ラジオボタンb1で報告書を選択し、コマンドボタンb2を押下したとすると、このコマンドボタンb2の押下によって起動された印刷スクリプト114は、ラジオボタンb1で選択された帳票の印刷データ113をHTMLファイル106内から取り出す。そして、印刷スクリプト114は、この取り出した印刷データ113をその帳票の識別子とともにPDA印刷プログラム108に転送する。このPDA印刷プログラム108への転送は、例えばPDA印刷プログラム108を関数として呼び出す際の引数とすることによって実行可能である。このように、この業務アプリケーションソフトウェア103では、WWWブラウザ102が、WWWサーバソフトウェア104とのやり取り無しに、各種帳票の印刷を効率的に実行する。
つまり、このPDA100では、WWWブラウザ102の機能を活用した構成の業務アプリケーションソフトウェア103における帳票印刷が、図6に示す手順で実現されていることになる。
まず、印刷スクリプト114が設けられたHTMLファイル106(印刷機能付きHTMLファイル)が予め作成され、データベース105に格納される。そして、このHTMLファイル106をWWWブラウザ102に転送する際、その直前に表示されていた画面のHTMLファイル106の記述によりWWWサーバソフトウェア104から起動されるCGIプログラム107が、各種帳票の印刷データ113を、その印刷スクリプト114が設けられたHTMLファイル106に埋め込む。
次に、このHTMLファイル106の画面上で印刷指示が行われると、印刷スクリプト114がWWWブラウザ102側で起動され、印刷スクリプト114は、このHTMLファイル106に埋め込まれた印刷対象帳票の印刷データ113を取り出してPDA印刷プログラム108に転送する。
すると、PDA印刷プログラム108は、印刷対象の帳票フォーマットから展開した帳票上に受け取った印刷データを配置した印刷用の帳票データを作成する。そして、その作成した印刷用の帳票データをプリンタドライバ112に送信する。これにより、ユーザが選択した帳票がモバイルプリンタ200により印刷されることになる。
図7および図8は、このPDA100において、WWWブラウザ102の機能を活用した構成の業務アプリケーションソフトウェア103が帳票印刷を行う場合の動作手順を示すフローチャートである。
WWWブラウザ102にHTMLファイル106を転送する際、それが印刷スクリプト114付きのものであれば(図7のステップA1のYES)、CGIプログラム107によって、各種帳票用の印刷データ113がHTMLファイル106に埋め込まれる(図7のステップA2)。そして、この各種帳票用の印刷データが埋め込まれたHTMLファイル106は、WWWサーバソフトウェア104によって、WWWブラウザ102に転送される(図7のステップA3)。なお、WWWブラウザ102に転送するHTMLファイル106が印刷スクリプト114付きのものでなければ(図7のステップA1のNO)、CGIプログラム107による各種帳票用の印刷データ113の埋め込みは行われず、図7のステップA3にて、要求されたHTMLファイル106がそのまま転送される。
一方、印刷スクリプト114付きのHTMLファイル106によって表示される画面上で印刷指示が行われると、この印刷スクリプト114が起動し、HTMLファイル106に埋め込まれた各種帳票用の印刷データ113の中から要求された帳票の印刷データ113を取り出してPDA印刷プログラム108に送信する(図8のステップB1)。
また、この印刷データ113を受け取ったPDA印刷プログラム108は、帳票の編集を行って印刷用の帳票データを作成し(図8のステップB2)、その作成した印刷用の帳票データをプリンタドライバ112に送信する(図8のステップB3)。これにより、モバイルプリンタ200による帳票の印刷が実行される。
このように、このPDA100では、DLLファイルとして構成されるPDA印刷プログラム108を設けたことにより、WWWブラウザ102の機能を活用した構成の業務アプリケーションソフトウェア103が、独自の印刷機能を持たなくとも、統一された所定の手続きで帳票等の印刷を実行できるようになる。その結果、業務アプリケーションソフトウェア103の開発工数を削減することを実現する。
より具体的には、PDA印刷プログラム108をテンプレート化することにより、このPDA印刷プログラム108のビジネスロジック部110を各業務アプリケーションソフトウェア103用にカスタマイズするだけで済み、また、各業務アプリケーションソフトウェア103についても、このPDA印刷プログラム108に対する統一された所定の手続き部分を記述するだけで済む。
なお、前述の実施形態では、CGIプログラム107によって印刷データ113をHTMLファイル106に埋め込む例を説明したが、CGIプログラム107に限らず、HTMLファイル106に印刷データ113を埋め込めるのであれば、いずれの方法を適用しても構わない。
また、前述の実施形態では、説明を分かり易くするために、業務アプリケーションソフトウェア103を1つだけ示したが、複数種の業務アプリケーションソフトウェア103を動作させることも可能である。この場合には、各々の業務アプリケーションソフトウェア103に対応させて、複数のビジネスロジック部110をPDA印刷プログラム108に設け、要求先に応じて、これらを使い分けるようにすれば良い。
つまり、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の実施形態に係る携帯情報端末(PDA)の外観図 同実施形態のPDAの機器構成図 同実施形態のPDAに搭載される業務アプリケーションソフトウェアの印刷機能に関わる機能ブロック図 同実施形態の業務アプリケーションソフトウェアが表示する画面の遷移例を示す図 同実施形態の業務アプリケーションソフトウェアが表示する各種帳票印刷用の一画面例を示す図 同実施形態の業務アプリケーションソフトウェアにおける帳票印刷の手順を説明するための概念図 同実施形態の業務アプリケーションソフトウェアが帳票印刷を行う場合の動作手順を示す第1のフローチャート 同実施形態の業務アプリケーションソフトウェアが帳票印刷を行う場合の動作手順を示す第2のフローチャート
符号の説明
1…表示入力部、2…スタイラスペン、3…キー操作部、4…メディアカードスロット、5…USBコネクタ、11…CPU、12…EEPROM、13…DRAM、14…ディスプレイコントローラ、15…LCD、16…タブレットコントローラ、17…タブレット、18…キーボードコントローラ、19…操作キー、20…メディアカードドライブ、21…USBコントローラ、100…PDA、101…オペレーティングシステム、102…WWWブラウザ、103…業務アプリケーションソフトウェア、104…WWWサーバソフトウェア、105…データベース、106…HTMLファイル、107…CGIプログラム、108…PDA印刷プログラム、109…DLL、110…ビジネスロジック部、111…プリンタドライバインタフェース部、112…プリンタドライバ、113…印刷データ、114…印刷スクリプト、200…モバイルプリンタ。

Claims (8)

  1. HTMLファイルを表示するブラウザを介して画面表示を行う業務アプリケーションソフトウェアが動作する携帯情報端末において、
    印刷対象のデータを受け取り、この受け取った印刷対象データを予め定義された様式の帳票上に配置した印刷用の帳票データを作成して、プリンタを駆動制御するプリンタドライバに前記作成した印刷用の帳票データを転送する帳票印刷手段と、
    前記帳票の印刷指示を受け付け可能な画面表示を行う印刷機能付きのHTMLファイルを前記ブラウザに転送する際に、前記帳票上に配置すべき印刷対象データを取得して、その取得したデータを前記印刷機能付きのHTMLファイル内に格納する印刷対象データ格納手段と、
    前記印刷機能付きのHTMLファイル内にスクリプトとして設けられ、前記帳票の印刷指示が行われた際に、前記印刷機能付きのHTMLファイルに格納された印刷対象データを取り出して前記帳票印刷手段に転送する印刷実行手段と
    を具備することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記帳票印刷手段は、複数のアプリケーションソフトウェアから共有可能なDLLファイルとして設けられることを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 前記印刷対象データ格納手段は、前記印刷機能付きのHTMLファイルが複数の帳票の印刷指示を受け付け可能な画面表示を行うものである場合、この複数の帳票上に配置すべきすべての印刷対象データを取得して当該HTMLファイル内に格納することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  4. 前記帳票印刷手段は、複数の帳票の中からいずれかの帳票を選択するための識別子を前記印刷対象データとともに受け取り、この識別子で示される帳票上に印刷対象データを配置した帳票データを作成して前記プリンタドライバに転送することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
  5. 前記帳票印刷手段は、前記帳票の各様式とその識別子とを業務アプリケーションソフトウェア毎に管理することを特徴とする請求項4記載の携帯情報端末。
  6. 複数のアプリケーションソフトウェアから共有可能なDLLファイルとして設けられ、印刷対象のデータを受け取り、この受け取った印刷対象データを予め定義された様式の帳票上に配置した印刷用の帳票データを作成して、プリンタを駆動制御するプリンタドライバに前記作成した印刷用の帳票データを転送する帳票印刷手段を具備することを特徴とする携帯情報端末。
  7. HTMLファイルを表示するブラウザを介して画面表示を行う業務アプリケーションソフトウェアが動作する携帯情報端末の印刷方法であって、
    所定の帳票の印刷指示を受け付け可能な画面表示を行う印刷機能付きのHTMLファイル内に前記帳票上に配置すべき印刷対象データを格納しておき、
    前記帳票の印刷指示が行われた際に、前記印刷機能付きのHTMLファイル内に格納された印刷対象データを取り出し、この取り出した印刷対象データを予め定義された様式の帳票上に配置した印刷用の帳票データを作成して、前記帳票の印刷を実行する
    ことを特徴とする印刷方法。
  8. 携帯情報端末を、
    印刷対象のデータを受け取り、この受け取った印刷対象データを予め定義された様式の帳票上に配置した印刷用の帳票データを作成して、プリンタを駆動制御するプリンタドライバに前記作成した印刷用の帳票データを転送する帳票印刷手段、
    として機能させるための印刷用プログラム。
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