JP2003069352A - Fet差動増幅回路およびそれを用いた電子装置 - Google Patents

Fet差動増幅回路およびそれを用いた電子装置

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JP2003069352A JP2001253155A JP2001253155A JP2003069352A JP 2003069352 A JP2003069352 A JP 2003069352A JP 2001253155 A JP2001253155 A JP 2001253155A JP 2001253155 A JP2001253155 A JP 2001253155A JP 2003069352 A JP2003069352 A JP 2003069352A
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fet
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circuit
resistor
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Nobumitsu Amachi
伸充 天知
Daiki Fujiwara
大樹 藤原
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性を劣化させることなく安価に入力インピ
ーダンスの特性インピーダンスとの整合を取ることので
きるFET差動増幅回路およびそれを用いた電子装置を
提供する。 【解決手段】 差動用の2つのFETQ1、Q2のうち
の、ゲートが入力端子T1に接続されているFETQ1
のゲートとドレインの間に、抵抗R7とコンデンサC3
の直列回路からなる帰還回路を設ける 【効果】 雑音指数や歪みを劣化させることなく安価に
入力インピーダンスの特性インピーダンスとの整合を取
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FET差動増幅回
路およびそれを用いた電子装置、特に映像伝送系に使用
されるFET差動増幅回路およびそれを用いた電子装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】差動増幅回路は、2つの入力信号の差成
分を増幅し、互いに逆位相の2つの信号として出力する
回路として、映像伝送系などで広く使用されている。ま
た、入力端子の一方にのみ信号を入力する構成の場合に
は、単一の信号から互いに逆相の2つの出力信号が得ら
れることから、不平衡−平衡変換回路としても使用され
ている。特に、増幅用能動素子としてFET(電界効果
トランジスタ)を用いると、FETが持つ高い線形性と
高利得・低雑音特性により、歪みが少なく、雑音指数が
低く、利得の高い差動増幅回路を実現することができ、
広い周波数帯域を必要とする映像伝送系に適している。
【0003】ここで、図5に、従来のFET差動増幅回
路の回路図を示す。図5において、FET差動増幅回路
1は、能動素子であるFETQ1、Q2、Q3、抵抗R
1、R2、R3、R4、R5、R6、コンデンサC1、
C2、入力端子T1、電源端子T2、出力端子T3、T
4から構成されている。
【0004】ここで、FETQ1のゲートはコンデンサ
C1を介して入力端子T1に接続され、ドレインは抵抗
R1を介して電源端子T2に接続されるとともに出力端
子T3にも接続され、ソースはFETQ3のドレインに
接続されている。また、FETQ2のゲートはコンデン
サC2を介して接地され、ドレインは抵抗R2を介して
電源端子T2に接続されるとともに出力端子T4にも接
続され、ソースはFETQ3のドレインに接続されてい
る。入力端子T1は抵抗R3を介して接地されている。
FETQ3のゲートとソースはいずれも接地されてい
る。電源端子T2は抵抗R4と抵抗R5を順に介して接
地されており、その接続点はFETQ2のゲートに接続
されるとともに抵抗R6を介してFETQ1のゲートに
も接続されている。
【0005】なお、コンデンサC2は大きな容量を有し
ているためにFETQ2のゲートは高周波的に接地され
ることになる。また、抵抗R4、R5、R6はFETQ
1、Q2のためのゲートバイアス回路である。また、コ
ンデンサC1は入力端子T1に直流バイアス電圧が漏れ
ないように設けられている。
【0006】このように構成されたFET差動増幅回路
1において、入力端子T1から信号が入力されると、F
ETQ1とFETQ2でそれを増幅し、出力端子T3か
らは入力された信号とは位相が反転した信号が出力され
る。また、出力端子T4からは、出力端子T3から出力
される信号とは位相の反転した信号が出力される。
【0007】一般に、FET差動増幅回路においては、
FETの入力インピーダンスが高いために、映像伝送系
における標準的な特性インピーダンスである75Ωと整
合させるために、マッチング抵抗を用いて入力インピー
ダンスをダンピングさせることが多い。図1に示したF
ET差動増幅回路1においては、抵抗R3がマッチング
抵抗である。FETQ1の入力インピーダンスが約1k
Ωの場合にマッチング抵抗である抵抗R3の抵抗値を1
00Ω程度にすることによって、入力インピーダンスを
約90Ωとすることができ、特性インピーダンスの75
Ωに近づけて整合を取ることができる。また、マッチン
グ抵抗に代えてマッチングトランスによってインピーダ
ンス変換を行って特性インピーダンスとの整合を取る場
合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FET差動増幅回路1のようにマッチング抵抗を用いる
場合は、見かけ上は特性インピーダンスとのインピーダ
ンス整合が取れるものの、実際には入力信号の電力がマ
ッチング抵抗によって吸収されるために、損失が発生す
る。そのため、FET差動増幅回路全体としては、利得
の低下や雑音指数の増大という問題が発生する。例え
ば、1GHzにおいて約4dBの雑音指数を有するFE
Tを使ったFET差動増幅回路の入力に100Ωのマッ
チング抵抗を用いると、FET差動増幅回路全体の雑音
指数は約10dBまで劣化する。
【0009】一方、マッチングトランスを用いる場合に
は雑音指数の劣化は少ないが、映像伝送系のように広い
周波数帯域(例えば10MHz〜1GHz)が必要な場
合には、マッチングトランスの製造が困難になったり、
価格が高くなったりするという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、特性を劣化させることなく安価に入力
インピーダンスの特性インピーダンスとの整合を取るこ
とのできるFET差動増幅回路およびそれを用いた電子
装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のFET差動増幅回路は、第1、第2および
第3のFETを有し、前記第1のFETのソースと前記
第2のFETのソースが前記第3のFETのドレインに
接続され、前記第3のFETのゲートとソースが接地さ
れているFET差動増幅回路において、前記第1のFE
Tおよび前記第2のFETのうちの、少なくともゲート
が入力端子に接続されているFETのゲートとドレイン
の間に帰還回路が設けられていることを特徴とする。
【0012】また、本発明のFET差動増幅回路は、前
記帰還回路が、抵抗とコンデンサの直列回路からなるこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明のFET差動増幅回路は、前
記第1および第2のFETが、単一の半導体基板上に形
成されていることを特徴とする。
【0014】また、本発明のFET差動増幅回路は、前
記半導体基板が化合物半導体基板であることを特徴とす
る。
【0015】また、本発明のFET差動増幅回路は、前
記帰還回路が、前記半導体基板とは別体として設けられ
ていることを特徴とする。
【0016】また、本発明の電子装置は、上記のFET
差動増幅回路を用いたことを特徴とする。
【0017】このように構成することにより、本発明の
FET差動増幅回路においては、特性を劣化させること
なく安価に入力インピーダンスの整合を取ることができ
る。
【0018】また、本発明の電子装置においては、性能
の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のFET差動増幅
回路の一実施例の回路図を示す。図1において、図5と
同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明
を省略する。
【0020】図1に示したFET差動増幅回路10にお
いては、FETQ1のゲートとドレインの間に抵抗R7
とコンデンサC3の直列回路からなる帰還回路が接続さ
れ、FETQ2のゲートとドレインの間に抵抗R8とコ
ンデンサC4の直列回路からなる帰還回路が接続され、
それぞれドレインからゲートへ負帰還がかけられてい
る。コンデンサC3、C4はいずれも直流カットコンデ
ンサである。この点を除いては、図5に示したFET差
動増幅回路1と同じである。
【0021】ここで、FETQ1、Q2、Q3と、抵抗
R1、R2、R4、R5、R6、コンデンサC2は、単
一の半導体基板であるGaAs基板上に集積して集積回
路として形成されている。FETQ1、Q2はゲート長
が0.5μmで総ゲート幅が400μmのMESFET
(MEtal−Semiconductor FET)
であり、FETQ3はゲート長が0.5ミクロンで総ゲ
ート幅が200ミクロンのMESFETである。抵抗は
GaAs基板の特定の場所にイオン注入を行うことによ
って形成されており、抵抗R1、R2は200Ω、抵抗
R4は8kΩ、抵抗R5は2kΩ、抵抗R6は5kΩで
ある。コンデンサC2は0.2nmのシリコン窒化膜を
金属層で挟んだいわゆるMIM(Metal−Insu
lator−Metal)キャパシタで、20pFとな
っている。
【0022】この集積回路はプリント基板上に搭載され
ている。そして、抵抗R7、R8と、コンデンサC1、
C3、C4はプリント基板上に個別素子として搭載され
ている。素子の形態としては、チップ抵抗、基板上に形
成された薄膜抵抗、基板上に印刷によって形成された厚
膜抵抗、チップコンデンサ、基板上に形成されたMIM
キャパシタなどが考えられ、この実施例においては、抵
抗R7が470Ω、抵抗R8が220Ω、コンデンサC
1、C3、C4はいずれも1000pFとなっている。
【0023】そして、このFET差動増幅回路10の動
作周波数、すなわち入力される信号の周波数帯域は10
MHz〜1.0GHzである。
【0024】このように構成されたFET差動増幅回路
10においては、入力端子T1からみた入力インピーダ
ンスZinは、ほぼ Zin=Zg1×(1−A×gm1×r7) (1) になる。ここで、Zg1は帰還回路が無い場合のFET
Q1の入力インピーダンス、Aは比例係数、gm1はF
ETQ1の相互コンダクタンス、r7は抵抗R7の抵抗
値である。出願人の実験によれば、Zg1が約1kΩの
ときにZinは約90Ωになり、特性インピーダンスの
75Ωに近づけることができた。
【0025】このFET差動増幅回路10の利得は、帰
還回路を設けることによって低下するものの、雑音指数
の低下は利得の低下分に対応するだけで済み、従来のF
ET差動増幅回路1のようにマッチング抵抗を設ける場
合ほど低下することはない。たとえば、出願人の実験に
よれば、FET差動増幅回路1とFET差動増幅回路1
0の入力インピーダンスはほぼ同等だが、雑音指数はF
ET差動増幅回路1が10dBであるのに対してFET
差動増幅回路10では6dBとなっており、大幅に改善
されている。
【0026】なお、式(1)よりわかるように、抵抗R
8とコンデンサC4はFET差動増幅回路10の入力イ
ンピーダンスには影響しない。しかしながら、FETQ
1のゲート−ドレイン間に帰還回路を設けることによっ
て出力端子T3の出力インピーダンスが下がるため、出
力端子T4とのインピーダンスバランスが崩れて、出力
端子T3およびT4に接続される回路との整合性が乱れ
る可能性がある。そのために、FETQ2にも負帰還を
かけてバランスの改善を図っている。
【0027】このように、FET差動増幅回路10にお
いては、標準的な特性インピーダンスと入力インピーダ
ンスの整合が取れるにも関わらず、雑音指数の大きな劣
化を防止することができる。
【0028】また、差動用の2つのFETQ1、Q2を
単一の半導体基板上に形成することによって、2つのF
ETQ1、Q2の特性をそろえることができ、差動特性
をよくすることができる。また、半導体基板として高周
波特性の優れた化合物半導体基板であるGaAs基板を
用いることによって、近年の映像伝送の高周波化にも対
応できるようになっている。さらには、帰還回路をFE
TQ1、Q2の形成された半導体基板、すなわち集積回
路と別体としてプリント基板上に設けることによって、
設計の自由度を向上させることができる。
【0029】なお、FET差動増幅回路10において
は、抵抗R7、R8と、コンデンサC1、C3、C4は
プリント基板上に搭載された個別素子としたが、もちろ
んFETQ1やQ2と同じ半導体基板に集積されていて
も構わないものである。
【0030】また、FET差動増幅回路10において
は、抵抗R8とコンデンサC4からなる帰還回路は、そ
の一端がFETQ2のゲートに接続されているが、FE
TQ2のゲートはコンデンサC2によって高周波的に接
地されているので、FETQ2のゲートに接続する代わ
りに直接接地しても構わないもので、FETQ2のゲー
トに接続された場合と同様の作用効果を奏するものであ
る。図2に、本発明のFET差動増幅回路の別の実施例
の回路図を示す。図2において、図1と同一もしくは同
等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0031】図2に示したFET差動増幅回路20にお
いては、FET差動増幅回路10における抵抗R8とコ
ンデンサC4、すなわちFETQ2に対する帰還回路が
取り除かれている。
【0032】このように構成されたFET差動増幅回路
20においては、入力インピーダンスはFET差動増幅
回路10の場合と変わらない。しかしながら、FETQ
2に対する帰還回路が存在しないために、出力端子T3
とT4のインピーダンスバランスが合っていない。その
ため、差動出力とする場合には雑音信号が差動打ち消し
されないために、雑音指数が若干劣化する。例えば、出
願人の実験によれば、FET差動増幅回路10において
は雑音指数が6dBであったものが、FET差動増幅回
路20においては8.5dBになった。もちろん、それ
でも従来のFET差動増幅回路1における10dBより
はよい値となっている。
【0033】ところで、1入力のFET差動増幅回路は
歪み特性に優れるために、2つの出力のうちの一方しか
信号伝送系に使用しない場合がある。このような場合に
は強いて出力インピーダンスを合わせる必要がなく、F
ET差動増幅回路10に比べて抵抗とコンデンサを1つ
ずつ省略することができ、増幅回路全体としての小型化
と低価格化を実現することができる。なお、その場合
に、もう一方の出力はそのままにしておいても構わない
が、バランスに支障が出る場合には特性インピーダンス
で終端しておく方がよい。
【0034】図3に、本発明のFET差動増幅回路のさ
らに別の実施例の回路図を示す。図3において、図1と
同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明
を省略する。
【0035】図3に示したFET差動増幅回路30にお
いては、FET差動増幅回路10におけるコンデンサC
2を省き、代わりにFETQ2のゲートをコンデンサC
5を介してもう1つの入力端子T5に接続している。さ
らに、抵抗R8に代えて抵抗R9を備えている。
【0036】ここで、抵抗R9は抵抗R7と同じ470
Ωとなっている。また、コンデンサC5はコンデンサC
1と同じ1000pFとなっている。
【0037】このように構成されたFET差動増幅回路
30は、2入力2出力のFET差動増幅回路で、入力端
子T1からみた入力インピーダンスZin1は、ほぼ Zin1=Zg1×(1−A×gm1×r7) (2) になり、入力端子T5から見た入力インピーダンスZi
n2は、ほぼ Zin2=Zg2×(1−A×gm2×r9) (3) になる。ここで、Zg1、Zg2は帰還回路が無い場合
のFETQ1、FETQ2の入力インピーダンス、Aは
比例係数、gm1はFETQ1の相互コンダクタンス、
gm2はFETQ2の相互コンダクタンス、r7は抵抗
R7の抵抗値、r9は抵抗R9の抵抗値である。出願人
の実験によれば、Zg1、Zg2が約1kΩのときにZ
in1、Zin2は約90Ωになり、特性インピーダン
スの75Ωに近づけることができた。
【0038】このように構成されたFET差動増幅回路
30においては、2入力の差動増幅回路であるが、1入
力の差動増幅回路であるFET差動増幅回路10と同様
に入力インピーダンスを下げることができる。出願人の
実験によれば、雑音指数に関しても、どちらの入力を基
準にしてもFET差動増幅回路10の場合と同様に6d
Bとなり、良好な結果が得られた。
【0039】このように、FET差動増幅回路30にお
いては、雑音指数を劣化させることなく、2つの入力端
子の両方で標準的な特性インピーダンスとの整合を取る
ことができる。
【0040】なお、抵抗R4、R5の抵抗値が十分に大
きい場合には、その接続点とFETQ2のゲートとの間
を直結していてもよいが、そうでない場合にはFETQ
1側における抵抗R6と同様の抵抗を間に設けることも
ある。
【0041】ところで、上記の各実施例においては、高
周波動作時の浮遊容量などのために入力インピーダンス
の周波数特性に若干の乱れが生じる場合がある。そのよ
うな場合には、従来のFET差動増幅回路1における抵
抗R3のように、入力端子とグランドとの間に入力イン
ピーダンス補正用の抵抗を設けてもよい。ただし、その
場合にも、従来のFET差動増幅回路1における抵抗R
3(100Ω)のように低い抵抗値とする必要がなく、
例えば470Ω程度の高い抵抗値とすることができるた
め、雑音指数への悪影響はほとんど無い。
【0042】図4に、本発明の電子装置の一実施例のブ
ロック図を示す。図4において、電子装置の1つである
チューナ40は、入力端子41、帯域通過フィルタ4
2、48、50、56、アンプ43、46、49、5
5、PLL回路44、51、発振器45、52、ミキサ
47、53、低域通過フィルタ54、出力端子57から
構成されている。
【0043】ここで、入力端子41は帯域通過フィルタ
42とアンプ43を順に介してミキサ47に接続され、
PLL回路44も発振器45とアンプ46を順に介して
ミキサ47に接続されている。ミキサ47の出力は帯域
通過フィルタ48とアンプ49と帯域通過フィルタ50
を順に介してミキサ53に接続され、PLL回路51も
発振器52を介してミキサ53に接続されている。ミキ
サ53の出力は低域通過フィルタ54とアンプ55と帯
域通過フィルタ56を順に介して出力端子57に接続さ
れている。
【0044】このうち、アンプ43はRF信号増幅用の
アンプで、本発明のFET差動増幅回路が用いられてい
る。
【0045】このように構成されたチューナ40におい
ては、本発明のFET差動増幅回路を用いることによっ
て、雑音の増加を抑え、歪みを小さくして性能の向上を
図ることができる。
【0046】なお、図4においては電子装置としてチュ
ーナを示したが、電子装置としてはチューナに限るもの
ではなく、RF信号を扱う携帯電話など、本発明のFE
T差動増幅回路を用いたものであれば何でも構わないも
のである。
【0047】
【発明の効果】本発明のFET差動増幅回路によれば、
差動用の2つのFETのうちの、少なくともゲートが入
力端子に接続されているFETのゲートとドレインの間
に帰還回路を設けることによって、雑音指数や歪みを劣
化させることなく安価に入力インピーダンスの特性イン
ピーダンスとの整合を取ることができる。
【0048】また、本発明の電子装置によれば、本発明
のFET差動増幅回路を用いることによって、性能の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFET差動増幅回路の一実施例を示す
回路図である。
【図2】本発明のFET差動増幅回路の別の実施例を示
す回路図である。
【図3】本発明のFET差動増幅回路のさらに別の実施
例を示す回路図である。
【図4】本発明の電子装置の一実施例を示すブロック図
である。
【図5】従来のFET差動増幅回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30…FET差動増幅回路 Q1〜Q3…FET C1〜C5…コンデンサ R1、R2、R4〜R9…抵抗 T1、T5…入力端子 T2…電源端子 T3、T4…出力端子 40…チューナ
フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA21 CA41 CA75 FA17 HA09 HA32 HA34 HA35 HA39 KA32 KA42 KA44 MA11 MA21 ND01 ND11 ND22 ND23 PD02 SA08 TA01 5J090 AA01 AA12 CA21 CA41 CA75 DN01 FA17 HA09 HA32 HA34 HA35 HA39 KA32 KA42 KA44 MA11 MA21 MN02 MN04 NN05 NN12 SA08 TA01 5J091 AA01 AA12 CA21 CA41 CA75 FA17 HA09 HA32 HA34 HA35 HA39 KA32 KA42 KA44 MA11 MA21 SA08 TA01 5J500 AA01 AA12 AC21 AC41 AC75 AF17 AH09 AH32 AH34 AH35 AH39 AK32 AK42 AK44 AM11 AM21 AS08 AS09 AT01 DN01 DN11 DN22 DN23 DP02 ND01 NM02 NM04 NN05 NN12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2および第3のFETを有し、
    前記第1のFETのソースと前記第2のFETのソース
    が前記第3のFETのドレインに接続され、前記第3の
    FETのゲートとソースが接地されているFET差動増
    幅回路において、 前記第1のFETおよび前記第2のFETのうちの、少
    なくともゲートが入力端子に接続されているFETのゲ
    ートとドレインの間に帰還回路が設けられていることを
    特徴とするFET差動増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記帰還回路が、抵抗とコンデンサの直
    列回路からなることを特徴とする、請求項1に記載のF
    ET差動増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のFETが、単一の
    半導体基板上に形成されていることを特徴とする、請求
    項1または2に記載のFET差動増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板が化合物半導体基板であ
    ることを特徴とする、請求項3に記載のFET差動増幅
    回路。
  5. 【請求項5】 前記帰還回路が、前記半導体基板とは別
    体として設けられていることを特徴とする、請求項3ま
    たは4に記載のFET差動増幅回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のFE
    T差動増幅回路を用いたことを特徴とする電子装置。
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