JP2003068825A - ロードポート - Google Patents
ロードポートInfo
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- JP2003068825A JP2003068825A JP2001258483A JP2001258483A JP2003068825A JP 2003068825 A JP2003068825 A JP 2003068825A JP 2001258483 A JP2001258483 A JP 2001258483A JP 2001258483 A JP2001258483 A JP 2001258483A JP 2003068825 A JP2003068825 A JP 2003068825A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- key
- wafer carrier
- wafer
- keyhole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポッドオープナーに備わる鍵とウェハキャリ
アに備わる鍵穴とをスムースに係合することが可能なロ
ードポートを提供する。 【解決手段】 半導体プロセス装置3にウェハを供給す
る際のインターフェイスであるロードポート2におい
て、ウェハを格納するキャリアを自動で開閉する機構で
あるポッドオープナー22にむけてキャリアを搬送する
キャリアベースCBに、搬送方向と直交する方向にスラ
イドするスライド機構を備える。ポッドオープナー22
に備わるラッチキーLKの配設位置と、キャリアに備わ
る鍵穴の配設位置とが微妙にずれていた場合、キャリア
ベースCBが搬送方向と直交する方向にスライドし、鍵
穴の位置を調節する。その結果、ラッチキーLKと鍵穴
とが適切に係合する。
アに備わる鍵穴とをスムースに係合することが可能なロ
ードポートを提供する。 【解決手段】 半導体プロセス装置3にウェハを供給す
る際のインターフェイスであるロードポート2におい
て、ウェハを格納するキャリアを自動で開閉する機構で
あるポッドオープナー22にむけてキャリアを搬送する
キャリアベースCBに、搬送方向と直交する方向にスラ
イドするスライド機構を備える。ポッドオープナー22
に備わるラッチキーLKの配設位置と、キャリアに備わ
る鍵穴の配設位置とが微妙にずれていた場合、キャリア
ベースCBが搬送方向と直交する方向にスライドし、鍵
穴の位置を調節する。その結果、ラッチキーLKと鍵穴
とが適切に係合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェハキャリアの位
置を微調整可能なロードポートに関する。
置を微調整可能なロードポートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、半導体デバイスのプロセス工
程は、回路誤動作の原因となる微粒子(パーティクル)
がウェハ上に飛散することを防止するために、空気を高
い清浄状態に維持したクリーンルームにおいて行われ
る。そして、クリーンルームにおいてはパーティクルが
ウェハに飛散する危険性が低いため、プロセス工程間の
ウェハ搬送には、オープンカセット型のウェハキャリア
を利用することが可能であった。
程は、回路誤動作の原因となる微粒子(パーティクル)
がウェハ上に飛散することを防止するために、空気を高
い清浄状態に維持したクリーンルームにおいて行われ
る。そして、クリーンルームにおいてはパーティクルが
ウェハに飛散する危険性が低いため、プロセス工程間の
ウェハ搬送には、オープンカセット型のウェハキャリア
を利用することが可能であった。
【0003】ところで、近年、大規模なクリーンルーム
に対する投資の削減と工程の自動化を目的として、ミニ
エンバイロメントと呼ばれる局所的なクリーンルームを
使用した設備が増加してきている。ミニエンバイロメン
ト方式のプロセスでは、高い清浄状態に保たれた設備を
部分的に設け、その設備内でのみウェハのハンドリング
を行う。そして、ウェハ搬送時には、密閉型のウェハキ
ャリア(FOUP:FrontOpening Unified Pod)を利用し、
ウェハをパーティクルから保護する。
に対する投資の削減と工程の自動化を目的として、ミニ
エンバイロメントと呼ばれる局所的なクリーンルームを
使用した設備が増加してきている。ミニエンバイロメン
ト方式のプロセスでは、高い清浄状態に保たれた設備を
部分的に設け、その設備内でのみウェハのハンドリング
を行う。そして、ウェハ搬送時には、密閉型のウェハキ
ャリア(FOUP:FrontOpening Unified Pod)を利用し、
ウェハをパーティクルから保護する。
【0004】ミニエンバイロメント環境で利用されるウ
ェハキャリアは、ロック機構によって搬送中に簡単に開
かないようになっており、その開閉を自動で行うには、
ポッドオープナーと呼ばれる専用の装置を必要とする。
ポッドオープナーには、ウェハキャリアを開閉するため
の、いわば鍵のようなものが備わっており、これとウェ
ハキャリア側に備わった鍵穴とを係合させて開錠するこ
とで、ウェハキャリアの蓋を開閉することができるよう
になっている。
ェハキャリアは、ロック機構によって搬送中に簡単に開
かないようになっており、その開閉を自動で行うには、
ポッドオープナーと呼ばれる専用の装置を必要とする。
ポッドオープナーには、ウェハキャリアを開閉するため
の、いわば鍵のようなものが備わっており、これとウェ
ハキャリア側に備わった鍵穴とを係合させて開錠するこ
とで、ウェハキャリアの蓋を開閉することができるよう
になっている。
【0005】ポッドオープナーは通常、プロセス装置へ
のウェハ入出装置であるロードポートに設置されてお
り、その寸法は、SEMI(Semiconductor Equipment
Materials International)によって規格化されてい
る。ウェハキャリアをロードポートに載置すると、ウェ
ハキャリアは自動的にポッドオープナーに向けて搬送さ
れ、ウェハキャリアに備わる鍵穴とポッドオープナーに
備わる鍵とが係合される。そして、ウェハキャリアの蓋
が開かれ、プロセス装置にウェハが取り込まれるように
なっている。
のウェハ入出装置であるロードポートに設置されてお
り、その寸法は、SEMI(Semiconductor Equipment
Materials International)によって規格化されてい
る。ウェハキャリアをロードポートに載置すると、ウェ
ハキャリアは自動的にポッドオープナーに向けて搬送さ
れ、ウェハキャリアに備わる鍵穴とポッドオープナーに
備わる鍵とが係合される。そして、ウェハキャリアの蓋
が開かれ、プロセス装置にウェハが取り込まれるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SEM
I規格では、ポッドオープナー側の寸法は規定している
ものの、ウェハキャリアの寸法については無規定であ
る。そのため、ウェハキャリアはポッドオープナーの寸
法に合わせて製作されている。ところが、ウェハキャリ
アを製作する各メーカー毎に、ウェハキャリアに備わる
鍵穴の位置に微妙な個体差があり、ポッドオープナーに
備わる鍵とウェハキャリアに備わる鍵穴との間に引っか
かりが生じる場合があった。
I規格では、ポッドオープナー側の寸法は規定している
ものの、ウェハキャリアの寸法については無規定であ
る。そのため、ウェハキャリアはポッドオープナーの寸
法に合わせて製作されている。ところが、ウェハキャリ
アを製作する各メーカー毎に、ウェハキャリアに備わる
鍵穴の位置に微妙な個体差があり、ポッドオープナーに
備わる鍵とウェハキャリアに備わる鍵穴との間に引っか
かりが生じる場合があった。
【0007】鍵と鍵穴とに引っかかりがある場合、鍵穴
に鍵を挿入する際および鍵穴から鍵を抜出する際におい
て、ウェハキャリアの姿勢が大きく崩れることがあっ
た。半導体プロセスにおいては自動化された工程も多々
あるが、ウェハキャリアの搬送姿勢が崩れると、人手の
介入を必要とし、生産効率が低下した。
に鍵を挿入する際および鍵穴から鍵を抜出する際におい
て、ウェハキャリアの姿勢が大きく崩れることがあっ
た。半導体プロセスにおいては自動化された工程も多々
あるが、ウェハキャリアの搬送姿勢が崩れると、人手の
介入を必要とし、生産効率が低下した。
【0008】また、鍵と鍵穴の位置が正確に一致しない
場合、鍵と鍵穴とを係合しようとすると、両者の間に強
い摩擦が生じる。この摩擦に起因してパーティクルが発
生し、密閉されたウェハキャリア内に侵入することがあ
る。侵入したパーティクルがウェハに飛散した場合、そ
のロットの歩留まりが低下する。
場合、鍵と鍵穴とを係合しようとすると、両者の間に強
い摩擦が生じる。この摩擦に起因してパーティクルが発
生し、密閉されたウェハキャリア内に侵入することがあ
る。侵入したパーティクルがウェハに飛散した場合、そ
のロットの歩留まりが低下する。
【0009】上述の問題に鑑み、本発明は、ポッドオー
プナーに備わる鍵の位置とウェハキャリアに備わる鍵穴
の位置との間のずれを調節し、スムースに鍵穴と鍵とを
係合することの可能なロードポートを提供することを目
的としている。
プナーに備わる鍵の位置とウェハキャリアに備わる鍵穴
の位置との間のずれを調節し、スムースに鍵穴と鍵とを
係合することの可能なロードポートを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のロードポートにあっては、鍵穴が形成され
た開口面を備え、前記鍵穴に鍵部を係止させて前記開口
面を開いて内部に収納されたウェハを取り出すことが可
能なキャリアから前記ウェハを取り出すロードポートに
おいて、前記キャリアを載置する搬送台と、前記キャリ
アの開口面を開口する開口部と、前記開口部の所定位置
に突出して形成された鍵部と、前記搬送台を前記開口部
に向けて移動させる移動機構と、前記搬送台を前記移動
機構の移動方向と直交する方向にスライド可能に支持す
るスライド機構とを備えることを特徴とする。かかるロ
ードポートにより、鍵穴と鍵部との配設位置に微妙なず
れがある場合であっても、鍵穴の配設位置と鍵部の配設
位置とを調節し、鍵穴と鍵部とを適切に係合させること
が可能である。
め、本発明のロードポートにあっては、鍵穴が形成され
た開口面を備え、前記鍵穴に鍵部を係止させて前記開口
面を開いて内部に収納されたウェハを取り出すことが可
能なキャリアから前記ウェハを取り出すロードポートに
おいて、前記キャリアを載置する搬送台と、前記キャリ
アの開口面を開口する開口部と、前記開口部の所定位置
に突出して形成された鍵部と、前記搬送台を前記開口部
に向けて移動させる移動機構と、前記搬送台を前記移動
機構の移動方向と直交する方向にスライド可能に支持す
るスライド機構とを備えることを特徴とする。かかるロ
ードポートにより、鍵穴と鍵部との配設位置に微妙なず
れがある場合であっても、鍵穴の配設位置と鍵部の配設
位置とを調節し、鍵穴と鍵部とを適切に係合させること
が可能である。
【0011】また、前記スライド機構による前記搬送台
のスライド方向はX方向であり、前記キャリアを前記搬
送台の上に載せるときに、X方向における前記搬送台の
位置決めを行うガイド部を備えることが好ましい。そう
することで、ウェハキャリア載置の段階での搬送台の位
置を一定に保つことができ、自動搬送機等によるウェハ
キャリア搬送に好適である。
のスライド方向はX方向であり、前記キャリアを前記搬
送台の上に載せるときに、X方向における前記搬送台の
位置決めを行うガイド部を備えることが好ましい。そう
することで、ウェハキャリア載置の段階での搬送台の位
置を一定に保つことができ、自動搬送機等によるウェハ
キャリア搬送に好適である。
【0012】また、鍵と鍵穴とを適切に係合できない理
由は、キャリアに設けられた鍵穴の位置にバラツキがあ
ることに因る。そこで、搬送台の位置をX方向に微調整
可能とすべくスライド機構が設けられている。しかし、
搬送台のX方向の位置を全く定めないままキャリアを搬
送すると、鍵と鍵穴とを係合させることができない場合
が生じる。そこで、前記ガイド部は、前記移動機構によ
る前記搬送台の移動開始位置から前記鍵穴と前記鍵部が
近接する所定位置まで、X方向における前記搬送台の位
置決めを行い、前記搬送台が前記所定位置を越えて前記
開口部に近づくと前記キャリアを解放することが好まし
い。
由は、キャリアに設けられた鍵穴の位置にバラツキがあ
ることに因る。そこで、搬送台の位置をX方向に微調整
可能とすべくスライド機構が設けられている。しかし、
搬送台のX方向の位置を全く定めないままキャリアを搬
送すると、鍵と鍵穴とを係合させることができない場合
が生じる。そこで、前記ガイド部は、前記移動機構によ
る前記搬送台の移動開始位置から前記鍵穴と前記鍵部が
近接する所定位置まで、X方向における前記搬送台の位
置決めを行い、前記搬送台が前記所定位置を越えて前記
開口部に近づくと前記キャリアを解放することが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】<1.実施形態の構成>次に、本
発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本実施形態で使用されるウェハキャリア1
の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、ウ
ェハキャリア1は、ウェハ格納部CTと蓋LDとを備え
る。図示は省略するが、ウェハ格納部CTはその内部に
複数のスロットを備え、各スロットにそれぞれウェハを
収納することができる。したがって、ウェハキャリア1
によって複数枚のウェハを同時に搬送することができ
る。そして、蓋LDは、ウェハ格納部CTを密閉するこ
とが可能であり、ウェハ格納部CTと嵌合することで、
内部を密閉して外気から遮断することができる。
発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本実施形態で使用されるウェハキャリア1
の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、ウ
ェハキャリア1は、ウェハ格納部CTと蓋LDとを備え
る。図示は省略するが、ウェハ格納部CTはその内部に
複数のスロットを備え、各スロットにそれぞれウェハを
収納することができる。したがって、ウェハキャリア1
によって複数枚のウェハを同時に搬送することができ
る。そして、蓋LDは、ウェハ格納部CTを密閉するこ
とが可能であり、ウェハ格納部CTと嵌合することで、
内部を密閉して外気から遮断することができる。
【0014】さらに、ウェハキャリア1には、ウェハ格
納部CTと蓋LDとが密着した状態で固定することを可
能とするロック機構(図示せず)を備えており、ウェハ
キャリア1の搬送中に、蓋LDが開くことのない構成と
なっている。蓋LDを取り外し、ウェハキャリア1を開
口させるためには、所定形状の鍵を利用する必要があ
る。図1に示すように、蓋LDは、鍵穴部KHを備えて
いる。この鍵穴部KHと所定形状の鍵を係合させ、鍵を
回動することで、ロック機構が解除され、蓋LDを取り
外すことが可能になる。
納部CTと蓋LDとが密着した状態で固定することを可
能とするロック機構(図示せず)を備えており、ウェハ
キャリア1の搬送中に、蓋LDが開くことのない構成と
なっている。蓋LDを取り外し、ウェハキャリア1を開
口させるためには、所定形状の鍵を利用する必要があ
る。図1に示すように、蓋LDは、鍵穴部KHを備えて
いる。この鍵穴部KHと所定形状の鍵を係合させ、鍵を
回動することで、ロック機構が解除され、蓋LDを取り
外すことが可能になる。
【0015】また、ウェハキャリア1のキャリア格納部
CT底部には、所定形状の凹部CC(図示せず)が形成
されている。この凹部CCは、ロードポート2上にウェ
ハキャリア1を載置する際の基準位置を示すものであ
る。
CT底部には、所定形状の凹部CC(図示せず)が形成
されている。この凹部CCは、ロードポート2上にウェ
ハキャリア1を載置する際の基準位置を示すものであ
る。
【0016】ロードポート2は、ウェハキャリア1を開
閉し、ウェハキャリア1に格納されたウェハをプロセス
装置3に供給する機械的インターフェイスである。図2
は、ロードポート2の外観構成を示す斜視図である。図
2に示すように、ロードポート2は、プロセス装置3の
外壁に嵌合されて備えられており、ハウジング21とポ
ッドオープナー22とを備えている。
閉し、ウェハキャリア1に格納されたウェハをプロセス
装置3に供給する機械的インターフェイスである。図2
は、ロードポート2の外観構成を示す斜視図である。図
2に示すように、ロードポート2は、プロセス装置3の
外壁に嵌合されて備えられており、ハウジング21とポ
ッドオープナー22とを備えている。
【0017】ハウジング21は、ロードポート2に搬送
されてきたウェハキャリア1を載置する台である。ハウ
ジング21は、移動可能なキャリアベースCBを備えて
おり、このキャリアベースCBには、ウェハキャリア1
底部の凹部CCと嵌合可能なピンCVが備わっている。
凹部CCにピンCVを嵌合することで、キャリアベース
CB上のウェハキャリア1を、常に一定方向に向けるこ
とができる。
されてきたウェハキャリア1を載置する台である。ハウ
ジング21は、移動可能なキャリアベースCBを備えて
おり、このキャリアベースCBには、ウェハキャリア1
底部の凹部CCと嵌合可能なピンCVが備わっている。
凹部CCにピンCVを嵌合することで、キャリアベース
CB上のウェハキャリア1を、常に一定方向に向けるこ
とができる。
【0018】ウェハキャリア1の凹部CCとキャリアベ
ースCBのピンCVとを嵌合させ、ロードポート2を駆
動すると、キャリアベースCBは、図2中の矢印yの方
向(以下、y軸方向と称する)に移動する。そして、キ
ャリアベースCBは、ウェハキャリア1を、ポッドオー
プナー22が配設された位置に誘導する。
ースCBのピンCVとを嵌合させ、ロードポート2を駆
動すると、キャリアベースCBは、図2中の矢印yの方
向(以下、y軸方向と称する)に移動する。そして、キ
ャリアベースCBは、ウェハキャリア1を、ポッドオー
プナー22が配設された位置に誘導する。
【0019】また、ポッドオープナー22は、プロセス
装置3の開口部を密閉しており、ポッドオープナー22
が開口すると、プロセス装置3もまた開口するようにな
っている。したがって、ウェハキャリア1がポッドオー
プナー22を密閉した状態で、ポッドオープナー22が
ウェハキャリア1の蓋LDを取り外すと、ウェハキャリ
ア1に格納されたウェハを、外気から遮断された状態
で、プロセス装置3に供給することが可能となる。
装置3の開口部を密閉しており、ポッドオープナー22
が開口すると、プロセス装置3もまた開口するようにな
っている。したがって、ウェハキャリア1がポッドオー
プナー22を密閉した状態で、ポッドオープナー22が
ウェハキャリア1の蓋LDを取り外すと、ウェハキャリ
ア1に格納されたウェハを、外気から遮断された状態
で、プロセス装置3に供給することが可能となる。
【0020】そして、ウェハキャリア1の開閉のため、
ポッドオープナー22は、ウェハキャリア1の蓋LDに
備わる鍵穴部KHと係合可能なラッチキーLKを備えて
いる。このラッチキーLKと鍵穴部KHとを係合、回動
することで、ウェハキャリア1の蓋LDを取り外すこと
が可能となる。
ポッドオープナー22は、ウェハキャリア1の蓋LDに
備わる鍵穴部KHと係合可能なラッチキーLKを備えて
いる。このラッチキーLKと鍵穴部KHとを係合、回動
することで、ウェハキャリア1の蓋LDを取り外すこと
が可能となる。
【0021】図3は、ラッチキーLKの構成を示す三面
図である。ラッチキーLKは軸AXと鍵部KYとを備え
ており、軸AXの先端に鍵部KYが固着されている。そ
して、鍵部KYは軸AXの回動にしたがって回動する。
ラッチキーLKは、初期状態では図3中に示すaの状態
になっているが、ウェハキャリア1の鍵穴部KHと係合
すると、ラッチキーLKは90°回動し、図3中に示す
bの状態へと変化する。すると、ウェハキャリア1が開
錠され、蓋LDを取り外すことができるようになる。
図である。ラッチキーLKは軸AXと鍵部KYとを備え
ており、軸AXの先端に鍵部KYが固着されている。そ
して、鍵部KYは軸AXの回動にしたがって回動する。
ラッチキーLKは、初期状態では図3中に示すaの状態
になっているが、ウェハキャリア1の鍵穴部KHと係合
すると、ラッチキーLKは90°回動し、図3中に示す
bの状態へと変化する。すると、ウェハキャリア1が開
錠され、蓋LDを取り外すことができるようになる。
【0022】ここで、ラッチキーLKの配設位置がウェ
ハキャリア1に備わる鍵穴部KHの配設位置と微妙にず
れている場合がある。この場合に、無理にラッチキーL
Kとウェハキャリア1とを係合させようとすると、ラッ
チキーLKとウェハキャリア1とが擦合し、パーティク
ルが発生する場合がある。また、キャリアベースCBに
備わるピンCVとウェハキャリア1に備わる凹部CCと
が外れ、キャリアベースCB上で、ウェハキャリア1の
姿勢が大きく崩れる場合がある。そこで、本実施形態の
キャリアベースCBでは、図2中の矢印xの方向(以
下、x軸方向と称する)にウェハキャリア1が移動する
ことを可能としている。
ハキャリア1に備わる鍵穴部KHの配設位置と微妙にず
れている場合がある。この場合に、無理にラッチキーL
Kとウェハキャリア1とを係合させようとすると、ラッ
チキーLKとウェハキャリア1とが擦合し、パーティク
ルが発生する場合がある。また、キャリアベースCBに
備わるピンCVとウェハキャリア1に備わる凹部CCと
が外れ、キャリアベースCB上で、ウェハキャリア1の
姿勢が大きく崩れる場合がある。そこで、本実施形態の
キャリアベースCBでは、図2中の矢印xの方向(以
下、x軸方向と称する)にウェハキャリア1が移動する
ことを可能としている。
【0023】図4〜図6は、本実施形態のキャリアベー
スCBの移動機構を示す三面図である。図4は、当該移
動機構の側面図を示し、図5は、上面図を示し、図6
は、正面図を示す。まず、キャリアベースCBはアクチ
ュエータATの動力にしたがって、ウェハキャリア1を
搬送することが可能である。このとき、ウェハキャリア
1の搬送軌道として利用されるのが、リニアガイドLG
1である。リニアガイドLG1は、ハウジング21上に
設けられており、キャリアベースCBをy軸方向に誘導
するレールである。
スCBの移動機構を示す三面図である。図4は、当該移
動機構の側面図を示し、図5は、上面図を示し、図6
は、正面図を示す。まず、キャリアベースCBはアクチ
ュエータATの動力にしたがって、ウェハキャリア1を
搬送することが可能である。このとき、ウェハキャリア
1の搬送軌道として利用されるのが、リニアガイドLG
1である。リニアガイドLG1は、ハウジング21上に
設けられており、キャリアベースCBをy軸方向に誘導
するレールである。
【0024】さらに、リニアガイドLG1上には、リニ
アガイドLG2が設けられている。このリニアガイドL
G2は、図5に示すwの幅だけx軸方向にスライド移動
することが可能である。そして、このリニアガイドLG
2上に、キャリアベースCBが配設される。つまり、キ
ャリアベースCBは、リニアガイドLG2のスライド幅
wだけ、x軸方向に移動することができる。したがっ
て、キャリアベースCB上に載置されるウェハキャリア
1は、リニアガイドLG2のスライド幅wだけ、x軸方
向に位置を調節することができるようになっている。
アガイドLG2が設けられている。このリニアガイドL
G2は、図5に示すwの幅だけx軸方向にスライド移動
することが可能である。そして、このリニアガイドLG
2上に、キャリアベースCBが配設される。つまり、キ
ャリアベースCBは、リニアガイドLG2のスライド幅
wだけ、x軸方向に移動することができる。したがっ
て、キャリアベースCB上に載置されるウェハキャリア
1は、リニアガイドLG2のスライド幅wだけ、x軸方
向に位置を調節することができるようになっている。
【0025】ところで、キャリアベースCBがリニアガ
イドLG2の軌道にしたがって、ウェハキャリア1のx
軸方向の位置を調節するのは、ウェハキャリア1の個体
差に対応するためである。ウェハキャリア1をポッドオ
ープナー22に向けて搬送する際の基準は、常にSEM
Iによって規定された位置に対応することが好ましい。
このため、位置ガイドGD1によって、ウェハキャリア
1の搬送開始時の基準位置を確定しておく。位置ガイド
GD1はハウジング21上に設けられており、先端が曲
面状に形成された板材である。この位置ガイドGD1
が、図5において一点鎖線で示されるハウジング21の
線L上に配設されている。
イドLG2の軌道にしたがって、ウェハキャリア1のx
軸方向の位置を調節するのは、ウェハキャリア1の個体
差に対応するためである。ウェハキャリア1をポッドオ
ープナー22に向けて搬送する際の基準は、常にSEM
Iによって規定された位置に対応することが好ましい。
このため、位置ガイドGD1によって、ウェハキャリア
1の搬送開始時の基準位置を確定しておく。位置ガイド
GD1はハウジング21上に設けられており、先端が曲
面状に形成された板材である。この位置ガイドGD1
が、図5において一点鎖線で示されるハウジング21の
線L上に配設されている。
【0026】そして、ウェハキャリア1が載置される段
階において、キャリアベースCBを常に位置ガイドGD
1によって示される基準位置に位置させるため、キャリ
アベースCBには、位置ガイドGD2が設けられる。位
置ガイドGD2は一対の円筒状突起であり、位置ガイド
GD1の厚みよりやや広い間隔をもって、線Lを中心と
して対称に設けられる。位置ガイドGD2は、ウェハキ
ャリア1が載置される位置においては、必ず位置ガイド
GD1を挟持するよう構成されているため、キャリアベ
ースCBおよび当該キャリアベースCB上に載置された
ウェハキャリア1は、常にx軸方向をSEMIによって
定められた位置として、ポッドオープナー22に向けて
搬送されることとなる。つまり、位置ガイドGD1と位
置ガイドGD2とは、搬送台の位置決めを行うガイド部
として機能する。
階において、キャリアベースCBを常に位置ガイドGD
1によって示される基準位置に位置させるため、キャリ
アベースCBには、位置ガイドGD2が設けられる。位
置ガイドGD2は一対の円筒状突起であり、位置ガイド
GD1の厚みよりやや広い間隔をもって、線Lを中心と
して対称に設けられる。位置ガイドGD2は、ウェハキ
ャリア1が載置される位置においては、必ず位置ガイド
GD1を挟持するよう構成されているため、キャリアベ
ースCBおよび当該キャリアベースCB上に載置された
ウェハキャリア1は、常にx軸方向をSEMIによって
定められた位置として、ポッドオープナー22に向けて
搬送されることとなる。つまり、位置ガイドGD1と位
置ガイドGD2とは、搬送台の位置決めを行うガイド部
として機能する。
【0027】そして、位置ガイドGD2は、ウェハキャ
リア1の鍵穴部KHとポッドオープナー22のラッチキ
ーLKとが係合する直前においては解放されるようにな
っている。この段階で、上述のリニアガイドLG2の機
構が作用し、キャリアベースCBのx軸方向の移動可能
になる。この構成の結果、ウェハキャリア1がポッドオ
ープナー22に向けて搬送される際の初期位置をSEM
I規格によって定められた位置に保つと同時に、鍵穴部
KHの配設位置とラッチキーLKの配設位置とが微妙に
異なっていた場合に、ウェハキャリア1の個体差に合わ
せて、x軸方向に位置を調節することが可能となるので
ある。
リア1の鍵穴部KHとポッドオープナー22のラッチキ
ーLKとが係合する直前においては解放されるようにな
っている。この段階で、上述のリニアガイドLG2の機
構が作用し、キャリアベースCBのx軸方向の移動可能
になる。この構成の結果、ウェハキャリア1がポッドオ
ープナー22に向けて搬送される際の初期位置をSEM
I規格によって定められた位置に保つと同時に、鍵穴部
KHの配設位置とラッチキーLKの配設位置とが微妙に
異なっていた場合に、ウェハキャリア1の個体差に合わ
せて、x軸方向に位置を調節することが可能となるので
ある。
【0028】<2.実施形態の動作>次に、上記の構成
による本実施形態のロードポート2の具体的な動作の流
れについて説明する。まず、前工程より供給された複数
枚のウェハは、ウェハキャリア1に積載され、人手もし
くは自動搬送機によって、プロセス装置3に設置された
ロードポート2の位置に搬送される。そして、ウェハキ
ャリア1は、その底部の凹部CCがキャリアベースCB
上に形成されたピンCVと嵌合する状態で載置される。
そして、ウェハキャリアCBが載置された後、キャリア
ベースCBは、アクチュエータATの動力にしたがっ
て、y軸方向に移動する。そして、ウェハキャリアCB
は、ポッドオープナー22の配設位置に誘導される。
による本実施形態のロードポート2の具体的な動作の流
れについて説明する。まず、前工程より供給された複数
枚のウェハは、ウェハキャリア1に積載され、人手もし
くは自動搬送機によって、プロセス装置3に設置された
ロードポート2の位置に搬送される。そして、ウェハキ
ャリア1は、その底部の凹部CCがキャリアベースCB
上に形成されたピンCVと嵌合する状態で載置される。
そして、ウェハキャリアCBが載置された後、キャリア
ベースCBは、アクチュエータATの動力にしたがっ
て、y軸方向に移動する。そして、ウェハキャリアCB
は、ポッドオープナー22の配設位置に誘導される。
【0029】このとき、ハウジング21上に配設された
位置ガイドLG1と、キャリアベースCBの裏部に配設
された位置ガイドLG2とが係合しているため、キャリ
アベースCBのx軸方向の位置は、所定状態に保たれて
いる。そして、ウェハキャリアCBの蓋LDに備えられ
た鍵穴KHとポッドオープナー22に備えられたラッチ
キーLKとが係合する直前において位置ガイドLG2が
解放され、キャリアベースCBは、x軸方向にスライド
移動が可能となる。
位置ガイドLG1と、キャリアベースCBの裏部に配設
された位置ガイドLG2とが係合しているため、キャリ
アベースCBのx軸方向の位置は、所定状態に保たれて
いる。そして、ウェハキャリアCBの蓋LDに備えられ
た鍵穴KHとポッドオープナー22に備えられたラッチ
キーLKとが係合する直前において位置ガイドLG2が
解放され、キャリアベースCBは、x軸方向にスライド
移動が可能となる。
【0030】ここで、ウェハキャリア1の蓋LDに備え
られた鍵穴KHの配設位置が、ポッドオープナー22に
備えられたラッチキーLKの配設位置と微妙にずれてい
たとする。この段階では、キャリアベースCBはx軸方
向に移動が可能であるため、ラッチキーLKの形状にし
たがってリニアガイドLG2がスライドし、ウェハキャ
リア1のx軸方向の位置が微調整される。その結果、鍵
穴KHの位置とラッチキーLKの位置とが一致し、両者
を係合させることができるようになる。
られた鍵穴KHの配設位置が、ポッドオープナー22に
備えられたラッチキーLKの配設位置と微妙にずれてい
たとする。この段階では、キャリアベースCBはx軸方
向に移動が可能であるため、ラッチキーLKの形状にし
たがってリニアガイドLG2がスライドし、ウェハキャ
リア1のx軸方向の位置が微調整される。その結果、鍵
穴KHの位置とラッチキーLKの位置とが一致し、両者
を係合させることができるようになる。
【0031】ここで、ウェハキャリア1の蓋LDに備え
られた鍵穴KHの配設位置が、ポッドオープナー22に
備えられたラッチキーLKの配設位置と微妙にずれてい
たとする。このような場合でも、本実施形態のキャリア
ベースCBは、x軸方向にスライド移動し、ラッチキー
LKと鍵穴KHとを適切に係合させることが可能であ
る。
られた鍵穴KHの配設位置が、ポッドオープナー22に
備えられたラッチキーLKの配設位置と微妙にずれてい
たとする。このような場合でも、本実施形態のキャリア
ベースCBは、x軸方向にスライド移動し、ラッチキー
LKと鍵穴KHとを適切に係合させることが可能であ
る。
【0032】、図7〜図10は、上記動作の詳細を示す
説明図である。まず、ウェハキャリア1の鍵穴KHが、
キャリアベースCBの搬送動作に伴って、ラッチキーL
Kに近付いていく(図7)。この段階では、キャリアベ
ースCBに備わるガイドGD2が、ハウジング21に設
けられたガイドGD1を挟持しているため、キャリアベ
ースCBは、x軸方向の移動ができない。
説明図である。まず、ウェハキャリア1の鍵穴KHが、
キャリアベースCBの搬送動作に伴って、ラッチキーL
Kに近付いていく(図7)。この段階では、キャリアベ
ースCBに備わるガイドGD2が、ハウジング21に設
けられたガイドGD1を挟持しているため、キャリアベ
ースCBは、x軸方向の移動ができない。
【0033】そして、キャリアベースCBがさらにウェ
ハキャリア1を搬送し、鍵穴KHがラッチキーLKに接
触する直前において、キャリアベースCBに備わるガイ
ドGD2が解放され、キャリアベースCBがx軸方向に
移動可能となる。その直後、ラッチキーLKと鍵穴KH
とが接触する(図8)。すると、ラッチキーLKの先端
部および鍵穴KHに備わる微妙な丸みにしたがって、キ
ャリアベースCBがx軸方向に移動する(図9、矢印a
方向に移動)。すると、ラッチキーLKと鍵穴KHとの
x軸方向の位置が調節され、ラッチキーLKと鍵穴KH
とが、適切に係合する(図10)。
ハキャリア1を搬送し、鍵穴KHがラッチキーLKに接
触する直前において、キャリアベースCBに備わるガイ
ドGD2が解放され、キャリアベースCBがx軸方向に
移動可能となる。その直後、ラッチキーLKと鍵穴KH
とが接触する(図8)。すると、ラッチキーLKの先端
部および鍵穴KHに備わる微妙な丸みにしたがって、キ
ャリアベースCBがx軸方向に移動する(図9、矢印a
方向に移動)。すると、ラッチキーLKと鍵穴KHとの
x軸方向の位置が調節され、ラッチキーLKと鍵穴KH
とが、適切に係合する(図10)。
【0034】例えば、y軸方向にのみ移動可能なキャリ
アベースであれば、ラッチキーLKと鍵穴KHとが図8
に示す状態に陥った場合、キャリアベースCBの搬送す
る力に応じて、ラッチキーLKと鍵穴KHとが強く擦合
することとなる。このときに、パーティクルが生じる。
それに比較し、本実施形態のロードポート2では、鍵穴
KHとラッチキーLKとの係合時の摩擦を必要最小限に
押さえることができるため、パーティクルの発生を押さ
えることができる。
アベースであれば、ラッチキーLKと鍵穴KHとが図8
に示す状態に陥った場合、キャリアベースCBの搬送す
る力に応じて、ラッチキーLKと鍵穴KHとが強く擦合
することとなる。このときに、パーティクルが生じる。
それに比較し、本実施形態のロードポート2では、鍵穴
KHとラッチキーLKとの係合時の摩擦を必要最小限に
押さえることができるため、パーティクルの発生を押さ
えることができる。
【0035】また、y軸方向にのみ移動可能なキャリア
ベースには、鍵穴KHとラッチキーLKの配設位置とが
正確に一致しない場合、ラッチキーLKが、ウェハキャ
リア1の蓋LDを凹部CCとピンCVが外れてしまうほ
ど強く押してしまうことになり、結果として、ウェハキ
ャリア1の搬送姿勢が大きく崩れる場合があるという問
題があった。しかし、本実施形態のロードポート2で
は、ウェハキャリア1の搬送姿勢が崩れる以前に、鍵穴
KHとラッチキーLKとが係合するように位置調整され
るため、半導体プロセスが自動化されている場合であっ
ても、人手の介入を必要とする場面を低減させることが
できる。
ベースには、鍵穴KHとラッチキーLKの配設位置とが
正確に一致しない場合、ラッチキーLKが、ウェハキャ
リア1の蓋LDを凹部CCとピンCVが外れてしまうほ
ど強く押してしまうことになり、結果として、ウェハキ
ャリア1の搬送姿勢が大きく崩れる場合があるという問
題があった。しかし、本実施形態のロードポート2で
は、ウェハキャリア1の搬送姿勢が崩れる以前に、鍵穴
KHとラッチキーLKとが係合するように位置調整され
るため、半導体プロセスが自動化されている場合であっ
ても、人手の介入を必要とする場面を低減させることが
できる。
【0036】さらに、工程が終了すると、キャリアベー
スCBは初期位置に復帰することとなるが、x軸方向の
位置は、初期位置ガイドGD1およびGD2によって復
帰されるため、つねにキャリアベースCBを基準位置に
納めることができる。したがって、搬送開始位置が一定
となり、ウェハキャリア1を自動搬送機などによって搬
送する場合であっても問題を生じることがない。
スCBは初期位置に復帰することとなるが、x軸方向の
位置は、初期位置ガイドGD1およびGD2によって復
帰されるため、つねにキャリアベースCBを基準位置に
納めることができる。したがって、搬送開始位置が一定
となり、ウェハキャリア1を自動搬送機などによって搬
送する場合であっても問題を生じることがない。
【0037】<3.変形例>なお、本発明のロードポー
トLPは、上述の実施形態にのみ限定されるものではな
く、その技術的思想の範囲内で種々の変更を加えること
が可能である。
トLPは、上述の実施形態にのみ限定されるものではな
く、その技術的思想の範囲内で種々の変更を加えること
が可能である。
【0038】(1)上述の実施形態においては、キャリ
アベースCBの移動方向補助機構としてリニアガイド1
およびリニアガイド2を備える態様をとって説明を行っ
たが、リニアガイドLG1およびLG2の代わりに、平
面上を自由移動可能なボールキャスター等を利用する態
様をとっても構わない。要は、ウェハキャリア1に備わ
る鍵穴部KHとラッチキーLKとの係合の際、キャリア
ベースCBが図2中の矢印x方向に微調整可能であれ
ば、どのような態様であっても構わない。
アベースCBの移動方向補助機構としてリニアガイド1
およびリニアガイド2を備える態様をとって説明を行っ
たが、リニアガイドLG1およびLG2の代わりに、平
面上を自由移動可能なボールキャスター等を利用する態
様をとっても構わない。要は、ウェハキャリア1に備わ
る鍵穴部KHとラッチキーLKとの係合の際、キャリア
ベースCBが図2中の矢印x方向に微調整可能であれ
ば、どのような態様であっても構わない。
【0039】(2)上述の実施形態においては、ロード
ポート2はバッファを備えず、一つのウェハキャリア1
のみを処理する態様をとって説明を行ったが、バッファ
を備え、複数のロードポート2を格納することが可能な
ロードポート2であっても構わない。要は、ウェハキャ
リア1を開閉する際に、ポッドオープナー2がx軸方向
に微調整可能な態様であれば、どのような態様であって
も構わない。
ポート2はバッファを備えず、一つのウェハキャリア1
のみを処理する態様をとって説明を行ったが、バッファ
を備え、複数のロードポート2を格納することが可能な
ロードポート2であっても構わない。要は、ウェハキャ
リア1を開閉する際に、ポッドオープナー2がx軸方向
に微調整可能な態様であれば、どのような態様であって
も構わない。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本実施形態のロ
ードポートによれば、ウェハキャリアの蓋に備わる鍵穴
の位置がラッチキーの位置と微妙に異なる場合であって
も、ウェハキャリアがポッドオープナーに押しつけられ
る力に応じて移動し、鍵穴の位置とラッチキーの位置と
が調節される。したがって、工程におけるウェハキャリ
アの姿勢をより安定させる効果を持つとともに、ラッチ
キーと鍵穴との擦合により発生するパーティクルを低減
させることができ、歩留まりの向上に効果を発揮する。
ードポートによれば、ウェハキャリアの蓋に備わる鍵穴
の位置がラッチキーの位置と微妙に異なる場合であって
も、ウェハキャリアがポッドオープナーに押しつけられ
る力に応じて移動し、鍵穴の位置とラッチキーの位置と
が調節される。したがって、工程におけるウェハキャリ
アの姿勢をより安定させる効果を持つとともに、ラッチ
キーと鍵穴との擦合により発生するパーティクルを低減
させることができ、歩留まりの向上に効果を発揮する。
【図1】 ウェハキャリア1の外観構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】 ロードポート2の外観構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】 ラッチキーLKの構成を示す三面図である。
【図4】 キャリアベースCBの移動機構を示す側面図
である。
である。
【図5】 キャリアベースCBの移動機構を示す上面図
である。
である。
【図6】 キャリアベースCBの移動機構を示す正面図
である。
である。
【図7】 鍵穴KHとラッチキーLKとの係合の詳細を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】 鍵穴KHとラッチキーLKとの係合の詳細を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図9】 鍵穴KHとラッチキーLKとの係合の詳細を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図10】 鍵穴KHとラッチキーLKとの係合の詳細
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ウェハキャリア、LD…蓋、KH…鍵穴、2…ロー
ドポート、22…ポッドオープナー、LK…ラッチキ
ー、CB…キャリアベース、LG1,LG2…リニアガ
イド、GD1,GD2…位置ガイド。
ドポート、22…ポッドオープナー、LK…ラッチキ
ー、CB…キャリアベース、LG1,LG2…リニアガ
イド、GD1,GD2…位置ガイド。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5F031 CA02 DA08 EA11 EA12 EA14
FA01 FA03 FA11 FA15 KA20
NA02 NA10 NA18 PA26
Claims (3)
- 【請求項1】 鍵穴が形成された開口面を備え、前記鍵
穴に鍵部を係止させて前記開口面を開いて内部に収納さ
れたウェハを取り出すことが可能なキャリアから前記ウ
ェハを取り出すロードポートにおいて、 前記キャリアを載置する搬送台と、 前記キャリアの開口面を開口する開口部と、 前記開口部の所定位置に突出して形成された鍵部と、 前記搬送台を前記開口部に向けて移動させる移動機構
と、 前記搬送台を前記移動機構の移動方向と直交する方向に
スライド可能に支持するスライド機構とを備えることを
特徴とするロードポート。 - 【請求項2】 前記スライド機構による前記搬送台のス
ライド方向はX方向であり、 前記キャリアを前記搬送台の上に載せるときに、X方向
における前記搬送台の位置決めを行うガイド部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のロードポート。 - 【請求項3】 前記ガイド部は、前記移動機構による前
記搬送台の移動開始位置から前記鍵穴と前記鍵部が近接
する所定位置まで、X方向における前記搬送台の位置決
めを行い、前記搬送台が前記所定位置を越えて前記開口
部に近づくと前記キャリアを解放することを特徴とする
請求項2に記載のロードポート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258483A JP2003068825A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ロードポート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258483A JP2003068825A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ロードポート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003068825A true JP2003068825A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19085999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001258483A Pending JP2003068825A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ロードポート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003068825A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005062373A1 (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Right Mfg, Co., Ltd. | 搬送容器の蓋着脱装置 |
WO2005122241A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Hirata Corporation | 容器開閉装置及びその容器載置位置調整方法 |
KR101386618B1 (ko) | 2008-03-28 | 2014-04-18 | 신포니아 테크놀로지 가부시끼가이샤 | 클램프 기구 |
JP2014225695A (ja) * | 2005-07-11 | 2014-12-04 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 基板ローディングデバイス |
JP2016195281A (ja) * | 2007-05-17 | 2016-11-17 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 側部開口部基板キャリアおよびロードポート |
US9978623B2 (en) | 2007-05-09 | 2018-05-22 | Brooks Automation, Inc. | Side opening unified pod |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001258483A patent/JP2003068825A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005062373A1 (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Right Mfg, Co., Ltd. | 搬送容器の蓋着脱装置 |
CN100386860C (zh) * | 2003-12-24 | 2008-05-07 | 株式会社来易特制作所 | 运送容器的盖装卸装置 |
WO2005122241A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Hirata Corporation | 容器開閉装置及びその容器載置位置調整方法 |
JPWO2005122241A1 (ja) * | 2004-06-14 | 2008-04-10 | 平田機工株式会社 | 容器開閉装置及びその容器載置位置調整方法 |
JP4526535B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2010-08-18 | 平田機工株式会社 | 容器開閉装置 |
JP2014225695A (ja) * | 2005-07-11 | 2014-12-04 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 基板ローディングデバイス |
US9978623B2 (en) | 2007-05-09 | 2018-05-22 | Brooks Automation, Inc. | Side opening unified pod |
JP2016195281A (ja) * | 2007-05-17 | 2016-11-17 | ブルックス オートメーション インコーポレイテッド | 側部開口部基板キャリアおよびロードポート |
US11201070B2 (en) | 2007-05-17 | 2021-12-14 | Brooks Automation, Inc. | Side opening unified pod |
KR101386618B1 (ko) | 2008-03-28 | 2014-04-18 | 신포니아 테크놀로지 가부시끼가이샤 | 클램프 기구 |
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