JP2003068681A - 研磨方法及び装置 - Google Patents

研磨方法及び装置

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JP2003068681A
JP2003068681A JP2001250678A JP2001250678A JP2003068681A JP 2003068681 A JP2003068681 A JP 2003068681A JP 2001250678 A JP2001250678 A JP 2001250678A JP 2001250678 A JP2001250678 A JP 2001250678A JP 2003068681 A JP2003068681 A JP 2003068681A
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polishing
substrate
tool
top ring
wafer
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JP2001250678A
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Naonori Matsuo
尚典 松尾
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Original Assignee
Ebara Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ膜を不要とし、半導体製造プロセス
の簡略化を図ることができる半導体ウエハ等の基板の研
磨方法及び装置を提供する。 【構成】 半導体ウエハ101を研磨工具121に摺接
させて研磨する方法において、半導体ウエハ101と研
磨工具121とが接触する界面に水分を介在させること
なくドライ状態で半導体ウエハ101上の膜を研磨す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨方法及び装置に
係り、特に半導体ウエハ等の基板を平坦かつ鏡面状に研
磨する研磨方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットや高速大容量通信網など
の情報通信手段の著しい発達に伴い、これを支える半導
体集積回路技術には微細化および高集積化の要求が高ま
っている。しかしながら、半導体デバイスの微細化およ
び高集積化が進むにつれて、半導体デバイス中の電気信
号の遅延、すなわちRC遅延が大きな問題になってきて
いる。このRC遅延は配線抵抗Rと配線間の容量Cの積
で決まるため、RC遅延対策としては、電気的に低抵抗
の配線金属と低誘電率の層間絶縁膜を組み合わせて適用
することである。
【0003】そのため、配線材料としてWやAlもしく
はAl合金に代わり、より電気的抵抗が低いCuやCu
合金が採用されつつある。また層間絶縁膜としてSiO
に代わり、低誘電率(low−k)材料が開発されつ
つある。そして、さらに層間絶縁膜の低誘電率化を目指
して、材料の多孔質化により膜の低密度化、すなわち高
空孔率化が進められている。low−k材料としては、
例えばSiO,SiOF,Polyimide,PS
I(Polyimide siloxane),CVD−PI(CVDpolyimid
e),PTFE(Polytetrafluoroethylene),PNT
(Polynaphthalene),BCB(Benzo cyclo buten
e),a−C:F(フッ素化アモルファスカーボン),
Palylene−N,Palylene−F,PAE
(Poly aryleneethers),SOG−Siloxan等が
用いられる。
【0004】上述の低密度化された層間絶縁膜は、一般
に吸水性(吸湿性)が高いため、化学機械的研磨(CM
P)のようなウエットプロセスに弱いという欠点があ
る。そのため、吸水性の高い低密度の層間絶縁膜である
低誘電率膜のCMPプロセスにあっては、予め層間絶縁
膜表面に吸水性の低いキャップ膜を成膜し、このキャッ
プ膜を平坦化するという方法が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法は、本来、半導体デバイスには不要なキャップ膜を
成膜するための製造プロセスを経る必要があるという問
題点があった。また、キャップ膜の材料開発や成膜プロ
セス開発の必要が生じ、半導体製造コストを引き上げる
という問題点があった。本発明は上述した問題点を解決
すべくなされたもので、キャップ膜を不要とし、半導体
製造プロセスの簡略化を図ることができる半導体ウエハ
等の基板の研磨方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の1態様は、基板を研磨工具に摺接させて研
磨する方法において、前記基板と前記研磨工具とが接触
する界面に水分を介在させることなくドライ状態で基板
上の膜を研磨することを特徴とするものである。また、
本発明の他の態様は、基板を研磨工具に摺接させて研磨
する研磨装置において、研磨工具を有した研磨テーブル
と、基板を保持するトップリングとを備え、前記研磨テ
ーブル上の研磨工具に、前記トップリングに保持された
基板を押圧するとともに、該研磨テーブルと該トップリ
ングを相対的に運動させ、前記基板と前記研磨工具とが
接触する界面に水分を介在させることなくドライ状態で
基板上の膜を研磨することを特徴とするものである。
【0007】本発明は、従来の化学機械的研磨(CM
P)のようにスラリー(砥粒を含有した研磨液)を供給
せず、ドライ状態で半導体ウエハ等の基板の表面を研磨
し平坦化することを特徴とするものである。本発明で
は、研磨プロセスにおいて水分を含むスラリーを供給し
ないために、吸湿性の高い多孔質膜からなるlow−k
膜を研磨しても、膜中に水分を吸湿することがない。そ
のため、キャップ膜を成膜せずに、直接、吸湿性の高い
多孔質膜を研磨することが可能である。また本発明によ
れば、化学機械的研磨(CMP)後の洗浄もドライ状態
で行うため、キャップ膜を成膜せずに、直接、吸湿性の
高い多孔質膜に研磨工程と洗浄工程からなるCMPプロ
セスを適用することが可能となる。
【0008】本発明におけるドライ状態の基板の研磨
は、従来の水分を含むスラリーの代わりに無水の研磨
砥粒を供給する、従来の水分を含むスラリーや研磨液
を供給せずに、無水の砥粒とバインダにより成型された
固定砥粒からなる研磨工具を使用する、研磨砥粒を含
有した研磨パッドを用いて研磨液を供給せずに研磨を行
う、という方法で実現する。ここで云う「水分」とは、
O(液体又は蒸気)、スラリーの溶媒を含む。ドラ
イ状態の研磨の場合、基板と研磨工具とが接触する研磨
界面における発熱が懸念されるが、本発明では、ドラ
イガスを研磨界面近傍に噴射する、ドライアイスを研
磨界面近傍に噴射する、という方法で研磨界面近傍の冷
却を実施する。ここで言う「水分」とは、HO(液体
や蒸気)、スラリーの溶媒を含む。本発明におけるドラ
イ状態で研磨を行った後に行なうドライ状態の洗浄は、
ドライアイスを用いる、UV/Oを用いる、プ
ラズマ放電を用いる、無水HFを用いる、Hアニ
ールを行う、Arスパッタを行う、UV/Cl
用いる、という方法で実現する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る研磨方法及び
装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本
発明の実施形態に係る研磨装置の各部の配置構成を示す
平面図である。図2は図1に示す研磨装置の斜視図であ
る。図1および図2においては研磨装置全体を囲ってい
るハウジングは図示を省略している。また図2において
は隔壁は図示を省略している。図1および図2に示す研
磨装置は多数の半導体ウエハをストックするウエハカセ
ット1を載置するロードアンロードステージ2を4つ備
えている。ウエハカセット1に収容された研磨対象であ
る半導体ウエハは、被研磨面である上面に吸湿性の高い
多孔質膜からなるlow−k膜を具備している。ロード
アンロードステージ2上の各ウエハカセット1に到達可
能となるように、走行機構3の上に2つのハンドを有し
た搬送ロボット4が配置されている。走行機構3にはリ
ニアモータからなる走行機構が採用されている。リニア
モータからなる走行機構を採用することにより、ウエハ
が大口径化し重量が高速且つ安定した搬送ができる。
【0010】図1および図2に示す実施形態は、ウエハ
カセット1を載置するロードアンロードステージ2とし
てSMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッ
ド、もしくはFOUP(Front Opening Unified Pod)
を用い、ロードアンロードステージが外付けされた例で
ある。SMIF,FOUPは、中にウエハカセットを収
納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環
境を保つことができる密閉容器である。SMIFもしく
はFOUPを、研磨装置のロードアンロードステージ2
に設置した場合、研磨装置側のハウジング46に設けら
れたシャッター52及びSMIFもしくはFOUP側の
シャッターが開くことにより、研磨装置とウエハカセッ
ト1側が一体化する。SMIFもしくはFOUPは、研
磨工程が終わると、シャッターを閉じ、研磨装置と分離
し、別の処理工程へ自動もしくは手動で搬送されるた
め、その内部雰囲気を清浄に保っておく必要がある。
【0011】そのため、ウエハがカセットに戻る直前に
通る領域Aの上部には、ケミカルフィルタを通して清浄
な空気のダウンフローが形成されている。また、搬送ロ
ボット4の移動にリニアモータを用いているため、発塵
が抑えられ、領域Aの雰囲気をより清浄に保つことがで
きる。尚、ウエハカセット1内のウエハを清浄に保つた
めに、SMIFやFOUPのような密閉容器にケミカル
フィルタ、ファンを内蔵し、自らクリーン度を維持する
クリーンボックスを用いるようにしてもよい。
【0012】搬送ロボット4の走行機構3を対称軸に、
ウエハカセット1とは反対側に2台の洗浄装置5,6が
配置されている。各洗浄装置5,6は搬送ロボット4の
ハンドが到達可能な位置に配置されている。また2台の
洗浄装置5,6の間で、ロボット4が到達可能な位置
に、4つの半導体ウエハの載置台7,8,9,10を備
えたウエハステーション50が配置されている。
【0013】前記洗浄装置5,6と載置台7,8,9,
10が配置されている領域Bと前記ウエハカセット1と
搬送ロボット4が配置されている領域Aのクリーン度を
分けるために隔壁14が配置され、互いの領域の間で半
導体ウエハを搬送するための隔壁の開口部にシャッター
11が設けられている。洗浄装置5と3つの載置台7,
9,10に到達可能な位置に搬送ロボット20が配置さ
れており、洗浄装置6と3つの載置台8,9,10に到
達可能な位置に搬送ロボット21が配置されている。
【0014】前記洗浄装置5と隣接するように搬送ロボ
ット20のハンドが到達可能な位置に洗浄装置22が配
置されている。また、洗浄装置6と隣接するように搬送
ロボット21のハンドが到達可能な位置に洗浄装置23
が配置されている。前記洗浄装置5,6,22,23と
ウエハステーション50の載置台7,8,9,10と搬
送ロボット20,21は全て領域Bの中に配置されてい
て、領域A内の気圧よりも低い気圧に調整されている。
前記洗浄装置22,23は、両面洗浄可能な洗浄装置で
ある。
【0015】本研磨装置は、各機器を囲むようにハウジ
ング(図示せず)を有しており、前記ハウジング内は隔
壁14、隔壁24A,24Bにより複数の部屋(領域
A、領域Bを含む)に区画されている。研磨装置内の各
部屋には清浄な空気のダウンフローがあり、ここでの研
磨室はドライな空気が供給されるため、被研磨面のドラ
イ状態を維持しやすくなっている。隔壁24Aおよび2
4Bによって、領域Bと区分された2つの研磨室が形成
される2つの領域CとDに区分されている。そして、2
つの領域C,Dにはそれぞれ2つの研磨テーブルと、1
枚の半導体ウエハを保持しかつ半導体ウエハを前記研磨
テーブルに対して押し付けながら研磨するための1つの
トップリングが配置されている。即ち、領域Cには研磨
テーブル34,36、領域Dには研磨テーブル35,3
7がそれぞれ配置されており、また、領域Cにはトップ
リング32、領域Dにはトップリング33がそれぞれ配
置されている。また領域C内の研磨テーブル34上の研
磨面を冷却するためのドライガスを供給するための冷却
用ガス噴射部130と、研磨テーブル34のドレッシン
グを行うためのドレッサ38とが配置されている。領域
D内の研磨テーブル35上の研磨面を冷却するためのド
ライガスを供給するための冷却用ガス噴射部130と、
研磨テーブル35のドレッシングを行うためのドレッサ
39とが配置されている。さらに、領域C内の研磨テー
ブル36のドレッシングを行うためのドレッサ48と、
領域D内の研磨テーブル37のドレッシングを行うため
のドレッサ49とが配置されている。
【0016】研磨テーブル34,35は、機械的ドレッ
サー38,39の他に、流体圧によるドレッサー44,
45を備えている。流体圧によるドレッサー44,45
は、複数のノズルから気体(例えば窒素)を研磨面に噴
射するものである。流体圧によるドレッサー44,45
の主な目的は、研磨面上に堆積、目詰まりした研磨カス
を取り除くことである。ドレッサー44,45の流体圧
による研磨面の浄化と、機械的接触であるドレッサー3
8,39による研磨面の目立て作業により、より望まし
いドレッシング、即ち研磨面の再生を達成することがで
きる。
【0017】図3はトップリング32と研磨テーブル3
4,36との関係を示す図である。なお、トップリング
33と研磨テーブル35,37の関係も同様になってい
る。図3に示すように、トップリング32は回転可能な
トップリング駆動軸91によってトップリングヘッド3
1から吊下されている。トップリングヘッド31は位置
決め可能な揺動軸92によって支持されており、トップ
リング32は研磨テーブル34,36にアクセス可能に
なっている。また、ドレッサ38は回転可能なドレッサ
駆動軸93によってドレッサヘッド94から吊下されて
いる。ドレッサヘッド94は位置決め可能な揺動軸95
によって支持されており、ドレッサ38は待機位置と研
磨テーブル34上のドレッサ位置との間を移動可能にな
っている。ドレッサヘッド(揺動アーム)97は位置決
め可能な揺動軸98によって支持されており、ドレッサ
48は待機位置と研磨テーブル36上のドレッサ位置と
の間を移動可能になっている。ドレッサ48はテーブル
36の直径よりも長い長尺状の形状を成しており、ドレ
ッサヘッド97が揺動軸98を中心に揺動する。ドレッ
サヘッド97の揺動軸98と反対側のドレッサ固定機構
96とドレッサ48がピボット運動することにより、ド
レッサ48は自転を伴わず車のワイパーのような動き
で、研磨テーブル36上をドレッシングできるように、
ドレッサ固定機構96によってドレッサヘッド97から
吊り下げられている。ここで、研磨テーブル36,37
としては、前述のスクロール型研磨テーブルを使用して
いる。
【0018】図1に示すように、隔壁24Aによって領
域Bとは仕切られた領域Cの中にあって、搬送ロボット
20のハンドが到達可能な位置に半導体ウエハを反転さ
せる反転機28が配置されている。隔壁24Bによって
領域Bとは仕切られた領域Dの中にあって、搬送ロボッ
ト21のハンドが到達可能な位置に半導体ウエハを反転
させる反転機28’が配置されている。また、領域Bと
領域C,Dを仕切る隔壁24A,24Bには、半導体ウ
エハ搬送用の開口部が設けられ、それぞれの反転機28
と反転機28’専用のシャッター25,26が開口部に
設けられている。
【0019】前記反転機28及び反転機28’は、半導
体ウエハをチャックするチャック機構と半導体ウエハの
表面と裏面を反転させる反転機構と半導体ウエハを前記
チャック機構によりチャックしているかどうかを確認す
るウエハ有無検知センサとを備えている。また、反転機
28には搬送ロボット20によって半導体ウエハが搬送
され、反転機28’には搬送ロボット21によって半導
体ウエハが搬送される。
【0020】一方の研磨室を構成する領域C内には、反
転機28とトップリング32との間で半導体ウエハを移
送するための搬送機構を構成するリニアトランスポータ
27Aが配置されている。他方の研磨室を構成する領域
D内には、反転機28’とトップリング33との間で半
導体ウエハを移送するための搬送機構を構成するリニア
トランスポータ27Bが配置されている。
【0021】図3の右側部分には、リニアトランスポー
タ27Aとリフタ29とプッシャー30との関係が示さ
れている。リニアトランスポータ27Bとリフタ29’
とプッシャー30’との関係も図3に示すものと同様で
あるため、以下の説明ではリニアトランスポータ27
A、リフタ29およびプッシャー30のみを説明する。
図3に示すように、リニアトランスポータ27Aの下方
にリフタ29とプッシャー30とが配置されている。ま
たリニアトランスポータ27Aの上方に反転機28が配
置されている。そして、トップリング32は揺動してプ
ッシャー30およびリニアトランスポータ27Aの上方
に位置できるようになっている。
【0022】図4はリニアトランスポータ27Aとリフ
タ29とプッシャー30を示す斜視図である。図4に示
すように、リニアトランスポータ27Aは半導体ウエハ
を載せる置き台を構成する直線往復移動可能な2つのス
テージ901,902と、ステージ901,902を支
持するサポート903,904と、サポート903,9
04を直線往復移動させるガイド付エアシリンダ90
6,905とを備えている。なおガイド付エアシリンダ
905,906は、支持プレート921の上下面に対称
的に固定されている。ステージ901とステージ902
とは高さ位置が異なっており、両ステージ901,90
2は互いに干渉することなく自由に移動可能になってい
る。したがって、ステージ901をリフタ29の上方
に、ステージ902をプッシャー30の上方にそれぞれ
位置させた後に、両ステージ901,902を同時に移
動させ擦れ違わせた後に、ステージ901をプッシャー
30の上方に、ステージ902をリフタ29の上方にそ
れぞれ位置させることができる。ステージ901,90
2には、それぞれ4本のピン920が固定されており、
これらピン920によってリング状のウエハトレイ92
5が支持されている。
【0023】図5はリニアトランスポータと反転機およ
びリニアトランスポータとトップリングとの半導体ウエ
ハの受け渡しを説明するための模式図である。図5に示
すように、搬送ロボット20により反転機28に搬送さ
れた研磨前の半導体ウエハ101は、反転機28により
反転される。そして、リフタ29が上昇することで、ロ
ード用ステージ901上のウエハトレイ925はリフタ
29に移載される。リフタ29は更に上昇し、半導体ウ
エハ101は反転機28からリフタ29上のウエハトレ
イ925に移載される。その後、リフタ29が下降し、
半導体ウエハ101はウエハトレイ925とともにロー
ド用ステージ901に載置される。ウエハトレイ925
と半導体ウエハ101はロード用ステージ901の直線
移動によりプッシャー30の上方へ搬送される。このと
き、アンロード用ステージ902はウエハトレイ925
を介して研磨済の半導体ウエハ101をトップリング3
2から受け取り、リフタ29に向かって移動する。ロー
ド用ステージ901とアンロード用ステージ902は移
動途中ですれ違うこととなる。ロード用ステージ901
がプッシャー30の上方へ到達したときには、トップリ
ング32は図5に示す位置に予め揺動している。次に、
プッシャー30が上昇し、プッシャー30はロード用ス
テージ901からウエハトレイ925および半導体ウエ
ハ101を受け取った後にさらに上昇し、半導体ウエハ
101のみをトップリング32へ移送する。
【0024】前記トップリング32に移送されたウエハ
は、トップリングの真空吸着機構により吸着され、ウエ
ハ101は研磨テーブル34又は36まで吸着されたま
ま搬送される。そして、ウエハは研磨テーブル34,3
6上に取り付けられた本発明の研磨パッド又は固定砥粒
研磨工具等からなる研磨面で研磨される。本発明の研磨
パッド又は固定砥粒研磨工具を用いれば、一段研磨でも
スクラッチの少ない良好な被研磨面を得ることができ
る。図1に示す研磨装置では、さらにトップリング32
及び33がそれぞれに到達可能な位置に、前述した第2
の研磨テーブル36と37が配置されている。これによ
り、ウエハは第1の研磨テーブル34,35で研磨が終
了した後、第2の研磨テーブル36,37に貼着された
仕上げ用研磨工具で仕上げ研磨できるようになってい
る。
【0025】半導体ウエハに付けられた膜種によって
は、第2の研磨テーブル36,37で研磨された後、第
1の研磨テーブル34,35で処理されることもある。
この場合、第2の研磨テーブルの研磨面が小径であるこ
とから、研磨パッドに比べて値段の高い固定砥粒研磨工
具を張り付け、粗削りをした後に、大径の第1の研磨テ
ーブルに寿命が固定砥粒研磨工具に比べて短い研磨パッ
ドを貼り付けて仕上げ研磨をすることで、ランニングコ
ストを低減することが可能である。このように、第1の
研磨テーブルを研磨パッド、第2の研磨テーブルを固定
砥粒研磨工具とすることにより、安価な研磨テーブルを
供給できる。というのは、固定砥粒研磨工具の価格は研
磨パッドより高く、径が大きいほど高くなる。また、固
定砥粒研磨工具より研磨パッドの方が寿命が短いので、
仕上げ研磨のように軽荷重で行った方が寿命が延びる。
また、径が大きいと接触頻度が分散でき、寿命が延び
る。よって、メンテナンス周期が延び、生産性が向上す
る。
【0026】研磨が終了したウエハ101は、前述とは
逆のルートで反転機28まで戻される。反転機28まで
戻されたウエハは、4台の洗浄装置22,23,5,6
のうち2台又は3台を用いて2段洗浄又は3段洗浄を行
った後に、ウエハカセット1に戻される。
【0027】次に、研磨テーブル34(又は35)およ
びトップリング32(又は33)を図6(a)および図
6(b)を参照して説明する。図6はポリッシング装置
の構成例を模式的に示す図であり、図6(a)は断面
図、図6(b)は平面図である。図6(a)に示すよう
に、研磨テーブル34は、矢印で示すように軸心まわり
に所定の速度で回転可能に構成されており、その上面に
研磨パッド又は固定砥粒からなる研磨工具121を備え
ている。研磨工具121は研磨テーブル34に対して着
脱可能に固定されている。また研磨テーブル34の上方
には、半導体ウエハ101を保持するトップリング32
が配設されている。トップリング32(又は33)は、
モータ(図示せず)に連結されるとともに昇降シリンダ
(図示せず)に連結されている。これによって、トップ
リング32は、矢印で示すように昇降可能かつその軸心
まわりに回転可能になっており、半導体ウエハ101を
研磨工具121に対して任意の圧力で押圧することがで
きるようになっている。トップリング32はトップリン
グシャフト73に連結されており、またトップリング3
2はその下面にポリウレタン等の弾性マット74を備え
ている。またトップリング32の下部外周部には、半導
体ウエハ101の外れ止めを行うガイドリング69が設
けられている。
【0028】研磨工具121は、第1の態様において
は、研磨工具内に研磨砥粒を含む固定砥粒研磨工具から
なっている。即ち、固定砥粒研磨工具は、素地を構成す
るバインダ(結合剤)に砥粒が分散して構成されてい
る。砥粒としては、酸化セリウム(CeO)、SiO
、Al、ZrO、MnO、Mn等が
用いられる。砥粒のサイズは、平均粒径1.0μm以
下、最大粒径3μm以下のものが用いられる。バインダ
は、通常、高分子を重合させたいわゆる樹脂が用いら
れ、樹脂原料中に砥粒を分散させた状態で重合反応さ
せ、同時に形状付与することにより作成される。バイン
ダとしては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂等が用いられる。バインダの例とし
て、硬質バインダと軟質バインダとがあり、具体的に
は、以下に列挙するものがある。
【0029】すなわち、硬質なバインダとして好適な材
質は、フェノールPF、ユリアUF、メラミンMF、不
飽和ポリエステルUP、エポキシEP、ポリ塩化ビニル
PVC、AS(AS)、ポリメチルメタアクリルPMM
A、ポリアミドPA、ポリカーボネートPC、ポリフェ
ニレンエーテルPPE(変性PPO)、ポリブチレンテ
レフタレートPBT、ポリサルホンPSF、ポリエーテ
ルサルホンPES、ポリフェニレンサルファイドPP
S、ポリアリレートPAR、ポリアミドイミドPAI、
ポリエーテルイミドPEI、ポリエーテルエーテルケト
ンPEEK、ポリイミドPIなどがある。
【0030】軟質バインダとして好適な材質は、ゴム系
樹脂の他に、発泡性樹脂が有る。発泡性樹脂としては、
ポリウレタンPUR、ポリビニールアルコールPVA、
ポリ塩化ビニリデンPVDC、ポリエチレンPC、ポリ
ブロビレンPP、ポリ弗化ビニリデンPVDF、ポリス
チレンPS、アクリロニトリルブタジエンスチレン(以
下ABSと略す)、ポリアセタールPOM、超高分子量
ポリエチレンUHMW−PE、ポリエチレンテレフタレ
ートPET、ポリテトラフロロエチレンPTFE、やポ
リビニルフルオライド、ポリピニリデンフゴルオライ
ド、ポリクロロトリフルオロエチレンやビニルフルオラ
イド、ビニリデンフルオライド、ジクロロフルオロエチ
レン:ピニルクロライド、ピニリデンクロライド、パー
フルオローα一オレフイン類(例えばヘキザフルオロプ
ロピレン、パーフルオロプテンー1、パーフルオロペン
テンー1、パーフルオロヘキセンー1等)パーフルオロ
プタジエン、クロロトリフルオロエチレン、トリクロロ
エチレン、テトラフルオロエチレン、パーフルオロアル
キルパーフルオロビニルエーテル類(例えぱ、パーフル
オロメチルパーフルオロピニルエーテル、パーフルオロ
エチルパーフルオロピニルエーテル、パーフルオロプロ
ピルパーフルオロピニルエーテル等)、炭素数1〜6個
のアルキルピニルエーテル、炭素数6〜8個のアリール
ピニルエーテル、炭素数1〜6個のアルキルまたは炭素
数6〜8個のアリールパーフルオロピニルエーテル、エ
チレン、プロピレン、スチレン等であり、又はポリピニ
リデンフルオライド、ポリピニルフルオライド、ビニリ
デンフルオライドーテトラフルオロエチレン共重合体、
ピニりデンフルオライドーへキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレンーエチレン共重合体、
テトラフルオロエチレンープロピレン共重合体、エチレ
ンークロロトリフルオロエチレン共重合体、テトラフル
オロエチレンークロロトリフルオロエチレン共重合体、
テトラフルオロエチレンーヘキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレンーパーフルオロメチル
パーフルオロピニルエーテル共重合体、テトラフルオロ
エチレンーパーフルオロエチルパーフルオロビニルエー
テル共重合体、テトラフルオロエチレンーパーフルオロ
プロピルパーフルオロピニル;エーテル共重合体、テト
ラフルオロエチレンーヘキサフルオロプロピレンーパー
フルオロメチルパーフルオロピニルエーテル共重合体、
テトラフルオロエチレンーへキザフルオロプロピレンー
パーフルオロエチルパーフルオロピニルエーテル共重合
体、テトラフルオロエチレンーへキサフルオロプロピレ
ンーパーフルオロプロビルパーフルオロピニルエーテル
共重合体等である。
【0031】研磨工具121は、第2の態様において
は、研磨パッドからなっている。研磨パッドとしては、
IC1000のような発泡ポリウレタンやポリテックス
(Polytex)のようなスウェードタイプのものが
用いられる。研磨工具121は、第3の態様において
は、研磨パッド内に研磨砥粒を含む研磨パッドからなっ
ている。即ち、第3の研磨パッドは、素地を構成する発
泡ポリウレタン等に砥粒が分散して構成されている。砥
粒としては、酸化セリウム(CeO)、SiO、A
、ZrO、MnO、Mn等が用いら
れる。砥粒のサイズは、平均粒径1.0μm以下、最大
粒径3μm以下のものが用いられる。
【0032】上述した3つの態様の研磨工具で吸湿性を
有した膜を具備した基板を研磨する場合、第1の態様の
固定砥粒研磨工具および第3の態様の研磨パッドを用い
る場合には、研磨面には砥粒を供給する必要がないが、
第2の態様の研磨パッドを用いる場合には、研磨面に酸
化セリウム(CeO)、SiO、Al、Zr
、MnO、Mn等の砥粒を供給する。いず
れの態様においても、半導体ウエハ101と研磨工具1
21とが接触する界面には水分(液体、蒸気成分)を介
在させることなくドライ状態で半導体ウエハ101上の
吸湿性の膜を研磨する。つまり、研磨の際は、上記界面
には砥粒もしくは研磨作用を促進する粉末が介在し、固
体のみ介在する。なお、これらの砥粒・粒体の径は、多
孔質の孔径より大きいことが通常である(粒径分布が多
孔質の孔径より大である)。
【0033】このように、研磨時には、ドライ状態で半
導体ウエハ101と研磨工具121とを擦り合わせるこ
とになるため、摩擦熱によって半導体ウエハ101の被
研磨面および研磨工具121の研磨面が温度上昇するこ
とになる。したがって、本発明においては、研磨中に研
磨工具121の研磨面を冷却するために、研磨面に水分
を含まないドライガスを吹きつけるようにしている。す
なわち、研磨テーブル34の上方には、水分を含まない
ドライガスを研磨工具121の上面の研磨面に吹きつけ
る冷却用ガス噴射部130が配設されている。冷却用ガ
ス噴射部130はガス供給管131を介して冷却用ガス
供給源(図示せず)に接続されている。また冷却用ガス
噴射部130は下面に複数のガス噴射ノズル130aを
備えており、ガス噴射ノズル130aにより研磨工具1
21に向けて冷却用ドライガスを噴射することができる
ようになっている。冷却用ドライガスは、乾燥した空
気、窒素ガス、水分を含まないその他のガスからなって
いる。冷却用ガス噴射部130はトップリング32に隣
接して配置されており、かつトップリング32に対して
研磨テーブル34の回転方向の上流側に位置している。
したがって、冷却用ガス噴射部130から噴射された冷
却用ドライガスにより冷却された研磨面が順次半導体ウ
エハ101に摺接することになり、半導体ウエハ101
と研磨工具121とが接触する界面(研磨界面)の温度
上昇が避けられる。なお、冷却用ガス噴射部130をド
ライアイス噴射部に代え、冷却用ガス供給源をドライア
イス供給源に代えて、ドライアイスを研磨工具121の
研磨面に供給し、研磨界面を冷却するようにしてもよ
い。
【0034】次に、スクロール運動を行なう研磨テーブ
ル36(又は37)を図7および図8を参照して説明す
る。図7は研磨テーブルおよびモータ部の断面図であ
り、図8(a)は研磨テーブルを支持する部分を示す平
面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図
である。図7に示すように、円形の研磨テーブル36
は、内部にモータ133を収容した筒状のケーシング1
34に支持されている。即ち、ケーシング134の上部
に、内側に環状に張り出す支持板135が設けられ、こ
の支持板135には周方向に3つ以上の支持部136が
形成されており、研磨テーブル36はこれら支持部13
6に支持されている。つまり、この支持部136の上面
と研磨テーブル36の下面の対応する位置には、周方向
に等間隔に複数の凹所138,139が形成され、これ
ら凹所138,139にはそれぞれベアリング140,
141が装着されている(図8(b)参照)。そして、
このベアリング140,141には、図8(b)に示す
ように距離”e”だけずれた2つの軸体142,143
を持つ連結部材144が、各軸体の端部を挿入して装着
され、これにより研磨テーブル36が半径”e”の円に
沿って循環並進運動(スクロール運動)可能となってい
る。
【0035】また、図7に示すように、研磨テーブル3
6の中央下面側には、モータ133の主軸145の上端
に偏心して設けられた駆動端146を軸受147を介し
て収容する凹所148が形成されている。主軸145と
駆動端146の偏心量も同様に”e”である。モータ1
33は、ケーシング134内に形成されたモータ室14
9に収容され、その主軸145は上下の軸受150,1
51により支持されている。また主軸145には偏心に
よる負荷のバランスをとるバランサ152a,152b
が設けられている。
【0036】研磨テーブル36は、研磨すべき基板Wの
径に偏心量”e”の2倍を加えた値よりやや大きい径に
設定され、2枚の板状部材153,154を接合して構
成されている。板状部材153の上面には研磨工具12
1が貼設されている。研磨工具121は上述した固定砥
粒又は研磨パッドから構成されている。また板状部材1
53,154の間には空間155が形成されており、こ
の空間155は冷却用ガス供給源に連通しているととも
に、板状部材153上面に開口する複数の開口157と
連通している。研磨工具121には開口157に対応し
た位置に貫通孔121aが形成されている。したがっ
て、空間155を冷却用ガス供給源に連通させることに
より、開口157および貫通孔121aを介して半導体
ウエハ101と研磨工具121とが接触する界面(研磨
界面)に冷却用ドライガスを供給することができる。押
圧手段であるトップリング(図示せず)は、自転速度が
遅い点以外は、構造的には図6に示すものと同一であ
る。
【0037】上述の構成において、研磨テーブル36を
スクロール運動(循環並進運動)させ、かつトップリン
グ32(図6参照)を自転させながら、トップリング3
2により半導体ウエハ101を一定の圧力で研磨工具1
21に押付け、半導体ウエハ101の被研磨面を平坦且
つ鏡面に研磨する。研磨工具121と半導体ウエハ10
1の間には、半径”e”の微小な相対並進円運動が生じ
て、半導体ウエハ101の被研磨面はその全面において
均一な研磨がなされる。なお、被研磨面と研磨面の位置
関係が同じであると、研磨面の局部的な差異による影響
を受けるので、これを避けるためにトップリング32を
徐々に自転させて、研磨工具121の同じ場所のみで研
磨がなされるのを防止している。
【0038】図7及び図8に示す研磨テーブル36はス
クロール運動(循環並進運動)型であるので、研磨テー
ブル36の大きさは半導体ウエハ101の大きさより偏
心量である”e”だけ大きな程度の径であればよい。従
って、ターンテーブル形式の研磨テーブルに比較して、
設置面積を大幅に小さくすることができる。また研磨テ
ーブル36がスクロール運動をするので、図7に示すよ
うに研磨テーブル36をその縁部の複数箇所で支持する
ことができ、高速で回転するターンテーブル形式の研磨
テーブルに比べてより平坦度の高い研磨を行なうことが
できる。また半導体ウエハ101と研磨工具121とが
接触する界面(研磨界面)には、研磨工具121側から
冷却用ドライガスを供給することができるため、研磨テ
ーブルが小径であるにもかかわらず、研磨界面に確実に
冷却用ドライガスを供給できる。
【0039】図7及び図8に示す研磨テーブルにおい
て、研磨工具121が砥粒を含まない研磨パッドからな
る場合には、砥粒を研磨テーブル側から供給することも
できる。この場合には、空間155に砥粒供給源を接続
することにより、砥粒を空間155、開口157および
研磨工具121の貫通孔121aを介して研磨工具12
1の上面に供給できる。
【0040】次に、洗浄装置5,6,22,23につい
て図9乃至図12を参照して説明する。洗浄装置5,
6,22,23は、図9乃至図12に示す方式のいずれ
かを採用しており、研磨後の半導体ウエハをドライ状態
で洗浄することができるようになっている。図9はドラ
イアイス洗浄装置を示す概略図である。図9に示すよう
に、ドライアイス洗浄装置は、液化炭酸ガスを貯留した
液化炭酸ガス容器160と、二流体ノズル161と、液
化炭酸ガス容器160と二流体ノズル161とを接続す
る断熱配管162とを備えている。二流体ノズル161
は二重管構造になっており、内側ノズル161aは液化
炭酸ガス容器160に接続されており、外側ノズル16
1bはNガス供給ライン164に接続されている。な
お、断熱配管162およびNガス供給ライン164に
は、それぞれバルブV1,V2が設けられている。
【0041】図9に示す構成において、内側ノズル16
1aに液化炭酸ガスを供給し、外側ノズル161bに乾
燥したNガスを供給すると、内側ノズル161aから
噴射された液化炭酸ガスに外側ノズル161bから噴射
されたNガスが混合されて半導体ウエハ101に噴射
される。そして、液化炭酸ガスは急速な噴射でソフトな
ドライアイス(雪片状)になる。このドライアイスが窒
素ガスとともに半導体ウエハ101に吹きつけられる
と、ドライアイスが半導体ウエハ表面で急激にガス化
し、このガス化の際の膨張圧により半導体ウエハ上の付
着粒子が吹き飛ばされる。
【0042】図10はプラズマ放電洗浄装置を示す概略
図である。図10に示すように、プラズマ放電洗浄装置
は、真空チャンバ170と、真空チャンバ170内に対
向して配置されたAl陽極171とAl陰極172とを
備えている。Al陽極171はアースに接続されてお
り、Al陰極172は高周波電源175に接続されてい
る。Al陽極171は、加熱素子を構成しており、Al
陽極171上に載置された半導体ウエハ101を所定温
度に加熱することができるようになっている。なお、A
l陽極171には複数の半導体ウエハ101が載置され
るようになっている。真空チャンバ170内は排気用配
管173を介して排気ポンプユニットに接続されてお
り、真空チャンバ170内は所定の真空圧に保持され
る。また真空チャンバ170内のAl陽極171および
半導体ウエハ101の周囲にはガス供給管174によっ
てOガス、NやArなどの不活性ガス、CFガス
等が供給されるようになっている。なお、供給されたO
ガス又は不活性ガス又はCFガスは、矢印で示すよ
うに、Al陽極171の下面から半導体ウエハ101の
上面(研磨された面)に回り込むように流れる。また真
空チャンバ170内には四重極質量分析計の検知部17
6が設置されている。
【0043】図10に示す構成において、Al陽極17
1とAl陰極172との間に高周波電圧を印加すること
により、プラズマ放電が起こり、プラズマ放電中では気
体は解離して多数のラジカルを生ずる。Oガスを用い
る場合、プラズマ中に酸素ラジカルが生じ、半導体ウエ
ハ101の表面で激しい酸化反応が起こる。これによ
り、半導体ウエハ表面上の汚染有機物が酸化分解され、
CO、CO、HOとして除去される。また、N
Arなどの不活性ガスを用いる場合、プラズマ放電によ
って生じたガスイオンのスパッタ作用により半導体ウエ
ハ101の表面の炭素などの汚染物質が除去される。ま
た、CFガスを用いる場合、生成したFラジカルがS
iと反応してSiFを生成し、半導体ウエハ101の
表面がエッチングされる。
【0044】図11はUV/O洗浄装置を示す概略図
である。図11に示すように、UV/O洗浄装置は、
洗浄室180と、洗浄室180内に対向して配置された
半導体ウエハ101を載置するサセプター181とUV
ランプ182とを備えている。サセプター181内には
ヒータ183が配置され、ヒータ183の温度は温度コ
ントローラ184によりコントロールされている。また
UVランプ182はランプ電源187に接続されてい
る。洗浄室180は配管188によりオゾナイザ185
に接続されるとともに、配管189によりN源に接続
されている。オゾナイザ185にはO源からOが供
給されるとともに高圧電源186から高圧電源が印加さ
れるようになっている。洗浄室180は配管190によ
りOスクラバーに接続されている。
【0045】図11に示す構成において、低圧水銀ラン
プからなるUVランプ182から発生した185nmの
光は、半導体ウエハ101上の汚染有機物に対し分子結
合を切断してラジカル酸素と反応しやすい状態を作り出
す。一方、低圧水銀ランプからなるUVランプ182か
ら発生した254nmの光は、オゾナイザ185で生成
され洗浄室180に供給されたオゾン(O)に吸収さ
れラジカル酸素を生成する。これにより、活性化された
汚染有機物にラジカル酸素が作用して、CO、CO
Oに酸化分解され、除去される。
【0046】図12は無水HFガス洗浄装置を示す概略
図である。図12に示すように、無水HFガス洗浄装置
は、半導体ウエハ101を収容した洗浄室191と、H
F供給源192と、HF流量制御系マニホールド193
とを備えている。HF供給源192は温度コントローラ
194により温度制御されるようになっている。またH
F流量制御系マニホールド193は2個のバルブV3,
V4とマスフローコントローラM1により構成されてお
り、HF流量制御系マニホールド193は温度コントロ
ーラ195により温度制御されるようになっている。洗
浄室191内で、半導体ウエハ101はターンテーブル
196により保持されて洗浄中に回転するようになって
いる。
【0047】また洗浄室191とHF流量制御系マニホ
ールド193とを接続する配管197は2箇処で分岐し
て、上流側の分岐部は三方バルブV5を介して水蒸気室
198に接続され、下流側の分岐部はマスフローコント
ローラM2を介してN供給源に接続されている。また
水蒸気室198はマスフローコントローラM3を介して
供給源に接続されている。水蒸気室198は、純水
を供給することにより水蒸気を生成するようになってい
る。前記洗浄室191には排気用配管199が接続され
ており、排気用配管199には三方バルブV6及びBP
C排気制御部200が設けられている。
【0048】図12に示す構成において、HF供給源1
92よりHF流量制御系マニホールド193を介して無
水HFガスを洗浄室191に導入する。この場合、N
供給源からNガスを配管197に供給し、Nガスを
HFガスのキャリアガスとして用いる。洗浄室191内
に導入された無水HFガスが半導体ウエハ101上のS
iOに接触すると、SiO+4HF→SiF+2
Oという反応が起こり、蒸気圧の高いSiFをガ
ス状で除去することができる。
【0049】洗浄装置5,6,22,23は、図9乃至
図12に示す洗浄装置以外に以下の形式の洗浄装置であ
ってもよい。 (1)Hアニールによる洗浄装置 (2)Arスパッタによる洗浄装置 Arスパッタによる洗浄装置は、Al上のAl
(不働態膜)及びSi上のSiOを洗浄対象とし、
Arとビームスパッタにより半導体ウエハ表面の汚染物
を除去するものである。 (3)UV/Clを用いた洗浄装置 UV/Clを用いた洗浄装置は、半導体ウエハ上に付
着した金属イオンを洗浄対象とする。
【0050】次に、図1乃至図12に示す研磨装置の処
理工程の概略を説明する。以下の処理工程では、多孔質
膜のような吸湿性が高い膜を有した半導体ウエハをウエ
ハカセットから取り出し、ドライ状態で研磨を行った
後、ドライ状態で洗浄を行いウエハカセットに戻す。2
段洗浄の2カセットパラレル処理の場合には、一方のウ
エハは、ウエハカセット(CS1)→搬送ロボット4→
ウエハステーション50の置き台7→搬送ロボット20
→反転機28→リニアトランスポータ27Aのロード用
ステージ901→トップリング32→研磨テーブル34
→研磨テーブル36(必要に応じ)→リニアトランスポ
ータ27Aのアンロード用ステージ902→反転機28
→搬送ロボット20→洗浄装置22→搬送ロボット20
→洗浄装置5→搬送ロボット4→ウエハカセット(CS
1)に至る経路を経る。
【0051】また、他方のウエハは、ウエハカセット
(CS2)→搬送ロボット4→ウエハステーション50
の置き台8→搬送ロボット21→反転機28’→リニア
トランスポータ27Bのロード用ステージ901→トッ
プリング33→研磨テーブル35→トップリング33→
リニアトランスポータ27Bのアンロード用ステージ9
02→反転機28’→搬送ロボット21→洗浄装置23
→搬送ロボット21→洗浄装置6→搬送ロボット4→ウ
エハカセット(CS2)に至る経路を経る。
【0052】また3段洗浄の2カセットパラレル処理の
場合は、一方のウエハは、ウエハカセット(CS1)→
搬送ロボット4→ウエハステーション50の置き台7→
搬送ロボット20→反転機28→リニアトランスポータ
27Aのロード用ステージ901→トップリング32→
研磨テーブル34→研磨テーブル36(必要に応じ)→
リニアトランスポータ27Aのアンロード用ステージ9
02→反転機28→搬送ロボット20→洗浄装置22→
搬送ロボット20→ウエハステーション50の置き台1
0→搬送ロボット21→洗浄装置6→搬送ロボット21
→ウエハステーション50の置き台9→搬送ロボット2
0→洗浄装置5→搬送ロボット4→ウエハカセット(C
S1)に至る経路を経る。
【0053】また、他方のウエハは、ウエハカセット
(CS2)→搬送ロボット4→ウエハステーション50
の置き台8→搬送ロボット21→反転機28’→リニア
トランスポータ27Bのロード用ステージ901→トッ
プリング33→研磨テーブル35→研磨テーブル37
(必要に応じ)→リニアトランスポータ27Bのアンロ
ード用ステージ902→反転機28’→搬送ロボット2
1→洗浄装置23→搬送ロボット21→洗浄装置6→搬
送ロボット21→ウエハステーション50の置き台9→
搬送ロボット20→洗浄装置5→搬送ロボット4→ウエ
ハカセット(CS2)に至る経路を経る。
【0054】さらに3段洗浄のシリーズ処理の場合に
は、ウエハは、ウエハカセット(CS1)→搬送ロボッ
ト4→ウエハステーション50の置き台7→搬送ロボッ
ト20→反転機28→リニアトランスポータ27Aのロ
ード用ステージ901→トップリング32→研磨テーブ
ル34→研磨テーブル36(必要に応じ)→リニアトラ
ンスポータ27Aのアンロード用ステージ902→反転
機28→搬送ロボット20→洗浄装置22→搬送ロボッ
ト20→ウエハステーション50の置き台10→搬送ロ
ボット21→反転機28’→リニアトランスポータ27
Bのロード用ステージ901→トップリング33→研磨
テーブル35→研磨テーブル37(必要に応じ)→リニ
アトランスポータ27Bのアンロード用ステージ902
→反転機28’→搬送ロボット21→洗浄装置23→搬
送ロボット21→洗浄装置6→搬送ロボット21→ウエ
ハステーション50の置き台9→搬送ロボット20→洗
浄装置5→搬送ロボット4→ウエハカセット(CS1)
に至る経路を経る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
孔質膜等の吸湿性の高い膜を具備した基板をドライ状態
で研磨することができるため、キャップ膜を成膜する必
要がなく、半導体デバイスの製造プロセスの簡略化を図
ることができ、半導体デバイスの製造コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る研磨装置の各部の配置
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す研磨装置の斜視図である。
【図3】トップリングと研磨テーブルとの関係を示す図
である。
【図4】リニアトランスポータとリフタとプッシャーを
示す斜視図である。
【図5】リニアトランスポータと反転機およびリニアト
ランスポータとトップリングとの半導体ウエハの受け渡
しを説明するための模式図である。
【図6】図6はポリッシング装置の構成例を模式的に示
す図であり、図6(a)は断面図、図6(b)は平面図
である。
【図7】研磨テーブルおよびモータ部の断面図である。
【図8】図8(a)は研磨テーブルを支持する部分を示
す平面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A線断
面図である。
【図9】ドライアイス洗浄装置を示す概略図である。
【図10】プラズマ放電洗浄装置を示す概略図である。
【図11】UV/O洗浄装置を示す概略図である。
【図12】無水HFガス洗浄装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ウエハカセット 2 ロードアンロードステージ 3 走行機構 4,20,21 搬送ロボット 5,6,22,23 洗浄装置 7,8,9,10 載置台 11,25,26,52 シャッター 14,24A,24B 隔壁 27A,27B リニアトランスポータ 28,28’ 反転機 29,29’ リフタ 30 プッシャー 32,33 トップリング 34,35,36,37 研磨テーブル 38,39,44,45,48,49 ドレッサー 40,41 ノズル 46 ハウジング 50 ウエハステーション 91 トップリング駆動軸 92,98 揺動軸 93 ドレッサ駆動軸 94,97 ドレッサヘッド 96 ドレッサ固定機構 101 半導体ウエハ 121 研磨工具 121a 貫通孔 130 冷却用ガス噴射部 130a ガス噴射ノズル 131 ガス供給管 134 ケーシング 136 支持部 138,139,148 凹所 140,141 ベアリング 142,143 軸体 144 連結部材 145 主軸 146 駆動端 152a,152b バランサ 153,154 板状部材 155 空間 157 開口 160 液化炭酸ガス容器 161 二流体ノズル 161a 内側ノズル 161b 外側ノズル 162 断熱配管 164 Nガス供給ライン 170 真空チャンバ 171 Al陽極 172 Al陰極 173 排気用配管 174 ガス供給管 175 高周波電源 180,191 洗浄室 181 サセプター 182 UVランプ 183 ヒータ 184 温度コントローラ 185 オゾナイザ 186 高圧電源 187 ランプ電源 188,189,190,197 配管 192 HF供給源 193 HF流量制御系マニホールド 194,195 温度コントローラ 196 ターンテーブル 198 水蒸気室 199 排気用配管 200 BPC排気制御部 901,902 ステージ 903,904 サポート 905,906 ガイド付エアシリンダ 920 ピン 921 支持プレート 925 ウエハトレイ M1,M2,M3 マスフローコントローラ V1,V2,V3,V4,V5,V6 バルブ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を研磨工具に摺接させて研磨する方
    法において、 前記基板と前記研磨工具とが接触する界面に水分を介在
    させることなくドライ状態で基板上の膜を研磨すること
    を特徴とする研磨方法。
  2. 【請求項2】 研磨工具を備えた研磨テーブルと、基板
    を保持するトップリングとを備え、前記研磨テーブル上
    の研磨工具に、前記トップリングに保持された基板を押
    圧するとともに、該研磨テーブルと該トップリングを相
    対的に運動させることによって基板上の膜を研磨するこ
    とを特徴とする請求項1記載の研磨方法。
  3. 【請求項3】 前記研磨工具は固定砥粒研磨工具からな
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨方法。
  4. 【請求項4】 前記研磨工具は研磨パッドからなり、該
    研磨パッドと基板との界面に、水分を含まない研磨砥粒
    を供給しながら研磨を行うことを特徴とする請求項1又
    は2記載の研磨方法。
  5. 【請求項5】 研磨中に前記界面近傍をドライガスを用
    いて冷却することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載の研磨方法。
  6. 【請求項6】 研磨中に前記界面近傍をドライアイスを
    用いて冷却することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の研磨方法。
  7. 【請求項7】 基板を研磨工具に摺接させて研磨した後
    に洗浄する方法において、 前記基板と前記研磨工具とが接触する界面に水分を介在
    させることなくドライ状態で基板上の膜を研磨した後、
    前記研磨後の基板をドライ状態で洗浄することを特徴と
    する研磨方法。
  8. 【請求項8】 基板を研磨工具に摺接させて研磨する研
    磨装置において、 研磨工具を有した研磨テーブルと、基板を保持するトッ
    プリングとを備え、前記研磨テーブル上の研磨工具に、
    前記トップリングに保持された基板を押圧するととも
    に、該研磨テーブルと該トップリングを相対的に運動さ
    せ、前記基板と前記研磨工具とが接触する界面に水分を
    介在させることなくドライ状態で基板上の膜を研磨する
    ことを特徴とする研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記研磨工具をドライガスを用いて冷却
    する手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の研磨
    装置。
  10. 【請求項10】 前記研磨工具は固定砥粒研磨工具から
    なることを特徴とする請求項8又は9記載の研磨装置。
  11. 【請求項11】 基板を研磨工具に摺接させて研磨した
    後に洗浄する研磨装置において、 研磨工具を有した研磨テーブルと、基板を保持するトッ
    プリングとを備え、前記研磨テーブル上の研磨工具に、
    前記トップリングに保持された基板を押圧するととも
    に、該研磨テーブルと該トップリングを相対的に運動さ
    せ、前記基板と前記研磨工具とが接触する界面に水分を
    介在させることなくドライ状態で基板上の膜を研磨し、
    前記研磨後の基板をドライ状態で洗浄するドライ洗浄装
    置を備えたことを特徴とする研磨装置。
  12. 【請求項12】 基板を研磨工具に摺接させて研磨する
    方法において、 前記基板と前記研磨工具とが接触する界面に水分を有し
    ない砥粒を介在させて、基板上の膜を研磨することを特
    徴とする研磨方法。
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