JP2003068524A - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JP2003068524A
JP2003068524A JP2001260091A JP2001260091A JP2003068524A JP 2003068524 A JP2003068524 A JP 2003068524A JP 2001260091 A JP2001260091 A JP 2001260091A JP 2001260091 A JP2001260091 A JP 2001260091A JP 2003068524 A JP2003068524 A JP 2003068524A
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magnetic pole
pole surface
movable iron
fixed iron
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JP2001260091A
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English (en)
Inventor
Tokuaki Hino
徳昭 日野
Kouchiyuu Kin
金  弘中
Koji Maki
牧  晃司
Tetsushi Ono
哲志 小野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動鉄心と固定鉄心とが接触するときに生じ
る衝突音を低減できる電磁石装置を提供する。 【解決手段】 コイル9への通電により磁気回路が形成
される固定鉄心7と、固定鉄心7の磁気回路が形成され
る空間内に往復移動可能に設置された可動鉄心3とを有
し、固定鉄心7と可動鉄心3とには、各々、固定鉄心7
と可動鉄心3とが接触する面となる第1の磁極面13、
15と、互いに接触しない第1の磁極面以外の面である
第2の磁極面19、21とが形成され、固定鉄心7の第
1の磁極面13と可動鉄心3の第1の磁極面15との間
のギャップ17が可動鉄心3の移動により狭くなるに連
れて、固定鉄心7の第2の磁極面21と可動鉄心3の第
2の磁極面19との間の磁気抵抗が増大する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石装置に係
り、特に、可動鉄心の移動により可動鉄心に固定された
ロッドが移動する電磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁石つまり電磁式マグネットを含む電
磁石装置は、電磁ブレーキ、電磁クラッチ、電磁弁とい
ったような様々な装置や機器類に使用されている。例え
ば、特開平8−59147号公報などのように、エレベ
ータ用電磁ブレーキの駆動手段として使われている。一
般に、対面型の電磁石装置は、コイルに通電することに
より磁気回路を形成する固定鉄心の磁気回路が形成する
空間内に可動鉄心が配置されている。固定鉄心と可動鉄
心とは、可動鉄心が移動することにより固定鉄心と可動
鉄心とが接触する面となる磁極面を各々有しており、可
動鉄心はバネ力などによって互いの磁極面が接触してい
ない状態になるように固定鉄心から離されている。コイ
ルに電流を通電すると各々の磁極面に電磁吸引力が生
じ、可動鉄心が固定鉄心に向かって吸着されるように移
動し、可動鉄心の磁極面と固定鉄心の磁極面とが接触し
た状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可動鉄心の
磁極面が固定鉄心の磁極面に近づくに連れて固定鉄心の
磁極面と可動鉄心の磁極面との間のギャップが狭くなる
ことにより、固定鉄心の磁極面と可動鉄心の磁極面との
間の磁気抵抗が減少する。つまり、可動鉄心の磁極面が
固定鉄心の磁極面に近づくに連れて可動鉄心に作用する
磁気力が増大し、可動鉄心の吸引力が強くなる。このた
め、電流が通電されて可動鉄心が動き始めると、可動鉄
心の速度は移動と共に加速し、可動鉄心の磁極面が固定
鉄心に接触したした時に衝突音が生ずる。
【0004】このような可動鉄心と固定鉄心とが接触す
るときに生じる衝撃音を低減する電磁石装置が、特開平
6−200961号公報や特開平8−288128号公
報などに提案されている。特開平6−200961号公
報に記載されている電磁石装置は、可動鉄心の移動途中
で励磁電流を抑制することで、特開平8−288128
号公報に記載されている電磁石装置は、可動鉄心と固定
鉄心の互いの接触する磁極面の対応する位置に嵌合可能
な凸凹を設けてプランジャ型電磁石装置と対面型電磁石
装置の両方の性能を併せ持つようにすることで、固定鉄
心が可動鉄心を吸引する吸引力特性を可動鉄心の位置に
対して平坦化し、可動鉄心と固定鉄心とが接触するとき
に生じる衝突音を低減するものである。しかし、特開平
6−200961号公報に記載されているような電磁石
装置では、可動鉄心の移動の途中で励磁電流を抑制する
ため、可動鉄心の位置を検出するための位置検出器が必
要である。このため、装置構成や制御が複雑になり、ま
たコストが増大してしまうので好ましくない。一方、特
開平8−288128号公報に記載されているような電
磁石装置では、同じ体格の対面型磁石とプランジャ型磁
石とでは対面型磁石の方が、電磁力が一桁以上大きいこ
とから、電磁石を対面型とプランジャ型の両方の電磁力
特性を同程度に併せ持つようにすると、対面型で設計し
た場合よりも装置の体格が大きくなってしまう。したが
って、装置の体格が大きくなるのを抑えるためには、対
面型電磁石の特性を比較的大きく、プランジャ型電磁石
の特性を比較的小さくなるように設計することになる。
このように、装置の体格が大きくなるのを抑える場合、
可動鉄心が固定鉄心に近づくに伴って吸引力が増大する
傾向は変わらず、可動鉄心と固定鉄心とが接触するとき
に生じる衝撃音を低減する効果が小さくなってしまうた
め好ましくない。
【0005】本発明の課題は、可動鉄心と固定鉄心とが
接触するときに生じる衝突音を低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁石装置は、
コイルへの通電により磁気回路が形成される固定鉄心
と、この固定鉄心の磁気回路が形成される空間内に往復
移動可能に設置された可動鉄心とを有し、固定鉄心と可
動鉄心とには、各々、固定鉄心と可動鉄心とが接触する
面となる第1の磁極面と、互いに接触しない第1の磁極
面以外の面である第2の磁極面とが形成され、固定鉄心
の第1の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面との間のギャ
ップが可動鉄心の移動により狭くなるに連れて、固定鉄
心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面との間の磁
気抵抗が増大してなる構成とすることにより上記課題を
解決する。
【0007】このような構成とすれば、固定鉄心の第1
の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面との間のギャップが
可動鉄心の移動により狭くなるに連れて、固定鉄心の第
2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面との間の磁気抵抗
が増大するため、固定鉄心の第1の磁極面と可動鉄心の
第1の磁極面との間の磁気抵抗が減少するのに応じて固
定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面との間
の磁気抵抗が増大することになる。ここで、固定鉄心が
可動鉄心を吸引する力つまり磁気力は、固定鉄心の第1
の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面との間の磁気抵抗と
固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面との
間の磁気抵抗との和が減少すると増大する。
【0008】したがって、固定鉄心の第1の磁極面と可
動鉄心の第1の磁極面との間の磁気抵抗が減少するのに
応じて固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極
面との間の磁気抵抗が増大することにより、固定鉄心の
第1の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面との間の磁気抵
抗と固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面
との間の磁気抵抗との和が可動鉄心の移動に伴って減少
するのを抑え、固定鉄心が可動鉄心を吸引する吸引力特
性を可動鉄心の位置変化に対して平坦化できる。すなわ
ち、可動鉄心が移動しても可動鉄心に作用する磁気力を
平均化し加速を抑えることができるため、可動鉄心と固
定鉄心とが接触するときに生じる衝突音を低減できる。
【0009】このとき、固定鉄心の第1の磁極面間と可
動鉄心の第1の磁極面との間のギャップが狭くなるに連
れて、固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極
面との間の平均ギャップ間隔が増大してなる構成とすれ
ば、固定鉄心の第1の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面
との間の磁気抵抗が減少するのに応じて固定鉄心の第2
の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面との間の磁気抵抗が
増大することができるので好ましい。
【0010】さらに、固定鉄心の第1の磁極面と可動鉄
心の第1の磁極面との間のギャップが最も大きい状態の
ときの、固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁
極面との対向する位置に各々溝を形成した構成とする。
このような構成とすれば、可動鉄心が固定鉄心の第1の
磁極面に向けて移動するに連れて、可動鉄心の第2の磁
極面の溝と固定鉄心の第2の磁極面の溝との位置がずれ
ることにより、可動鉄心の第2の磁極面と固定鉄心の第
2の磁極面との間の平均ギャップ間隔を増大させること
ができるので好ましい。
【0011】また、固定鉄心の第1の磁極面間と可動鉄
心の第1の磁極面との間のギャップが狭くなるに連れ
て、固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心の第2の磁極面
との各々の互いに対向する部分の面積が減少する構成と
する。このような構成とすることでも、固定鉄心の第1
の磁極面と可動鉄心の第1の磁極面との間の磁気抵抗が
減少するのに応じて固定鉄心の第2の磁極面と可動鉄心
の第2の磁極面との間の磁気抵抗が増大することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を適用してなる電磁石装置の第1の実施形態について図
1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明を適用
してなる電磁石装置の概略構成を示す図であり、(a)
はコイルに通電していない状態を、(b)はコイルに通
電した状態を示す断面図である。図2は、本発明を適用
してなる電磁石装置を備えたエレベータ用電磁ブレーキ
の概略構成の一例をしめす断面図である。図3は、本発
明を適用してなる電磁石装置の磁気回路の概念を示す模
式図である。図4は、第1磁極面間のギャップの幅の変
化に対する吸引力の変化の状態を示す図である。なお、
本実施形態では、電磁石装置をエレベータ用電磁ブレー
キに用いた場合を例として説明するが、本発明は、電磁
ブレーキ、電磁クラッチ、内燃機関における弁の開閉駆
動装置など、様々な用途の電磁石装置に適用できる。
【0013】本実施形態の電磁石装置1は、図1に示す
ように、略円柱状に形成された可動鉄心3、略円柱状で
片側の円板面側に可動鉄心3を収容可能な凹状の空間が
形成された固定鉄心7、固定鉄心7内に設置されたリン
グ状のコイル9、そして可動鉄心3の円板面の中央に突
設されたロッド11などで構成されている。可動鉄心3
は、固定鉄心7の空間内で、固定鉄心7の空間が形成さ
れた側の円板面と凹状の空間の底面である第1磁極面1
3との間で往復移動可能になっている。ロッド11は、
固定鉄心7の空間の底部である第1磁極面13の中央か
ら、固定鉄心7の空間が形成された円板面とは反対側の
円板面の中央にかけて形成された貫通穴に挿通されてい
る。
【0014】なお、固定鉄心7の第1磁極面13と、固
定鉄心7の第1磁極面13に対向し、第1磁極面13と
接触する面となる可動鉄心3の第1磁極面15との間に
は、コイル9へ通電していないとき、対面ギャップ17
が形成されており、固定鉄心7の第1磁極面13と可動
鉄心3の第1磁極面15とは、コイル9へ通電したとき
の電磁石の磁極を構成している。また、可動鉄心3の円
周面である第2磁極面19と固定鉄心7の凹状の空間の
内周面である第2磁極面21との間には、側面ギャップ
23が形成されており、可動鉄心3の第2磁極面19と
固定鉄心7の第2磁極面21もコイル9へ通電したとき
の電磁石の磁極を構成している。このように、コイル9
に通電すると可動鉄心3と固定鉄心7との間で磁気回路
を構成し、その場合の主な磁気抵抗は、対面ギャップ1
7と側面ギャップ23になる。
【0015】本実施形態の電磁石装置1では、可動鉄心
3の第2磁極面19と固定鉄心7の第2磁極面21と
に、各々、等間隔に3段のリング状の溝25、27が形
成されている。可動鉄心3の第2磁極面19に形成され
た溝25と固定鉄心7の第2磁極面21に形成された溝
27は、コイル9に通電されていないとき、つまり対面
ギャップ17の間隔が最も広いときに、互いに対向する
位置になるように形成されている。溝25、27の幅
は、対面ギャップ17の間隔が最も大きいときの幅と同
じ幅に形成されており、また、溝25、27の深さは、
側面ギャップ23の幅以上で十分な深さに形成されてい
る。これにより、コイル9に通電され、可動鉄心3の第
1磁極面15が固定鉄心7の第1磁極面13に接触した
状態になったとき、つまり対面ギャップ17が無くなっ
たとき、可動鉄心3の第2磁極面19に形成された溝2
5と固定鉄心7の第2磁極面21に形成された溝27
は、互いに対向せず、完全にずれた状態となる。
【0016】このような本実施形態の電磁石装置1を利
用したエレベータ用電磁ブレーキは、図2に示すよう
に、電磁石装置1、ブレーキドラム29、アーム31、
シュー33、バネ35、支持ロッド37、L字ロッド3
9などで構成されている。支持ロッド37は、ブレーキ
ドラム29の両側円周面を囲むように設けられた2つの
アーム31の上端部を貫通した状態で設置されている。
支持ロッド37のアーム31の上端部から外側に突出し
た端部に設けられたバネ35は、アーム31をブレーキ
ドラム29の方向に押しつけている。このため、アーム
31の内側、つまりアーム31とブレーキドラム29と
の間に位置するようにアーム31に取り付けられたシュ
ー33がブレーキドラム29に押しつけられ、ブレーキ
ドラム29の回転力を抑制し、静止させる。
【0017】このとき、電磁石装置1に通電していない
状態のとき、アーム31は、2つのアーム31の上端部
の支持ロッド37が貫通している部分よりも上側の部分
に対向させて取り付けられた2つL字ロッド39を押し
つけており、このため対向する2つのL字ロッド39
は、てこの原理で対向する2つのL字ロッド39の端部
に接触している電磁石装置1のロッド11を上に押し上
げている。したがって、電磁石装置1の可動鉄心3は、
コイル9に通電していない状態では、バネ35の付勢力
によって上方に押し上げる力を受けており、対面ギャッ
プ17の幅は最大になっている。
【0018】このような構成のエレベータ用電磁ブレー
キでは、前述のように、電磁石装置1が作動していない
とき、バネ35の付勢力によってブレーキドラム29が
回転できない状態路なっている。しかし、電磁石装置1
のコイル9に通電すると、対面ギャップ17に、可動鉄
心3の第1磁極面15と固定鉄心7の第1磁極面13と
に垂直な方向の磁束が生じ、可動鉄心3は、固定鉄心7
の第1磁極面13に向かう方向、つまり下向きに電磁力
を受ける。側面ギャップ19については、可動鉄心3の
円周方向のギャップであるため、可動鉄心3の内力とな
り、外力としては、左右、上下方向とも完全に相殺す
る。したがって、対面ギャップ17のみに電磁力が生じ
る。
【0019】この電磁力は、コイル9に与えられる電流
の増加とともに増加するので、可動鉄心3に作用する電
磁力が、可動鉄心3がL字ロッド39を介して受けるバ
ネ5の付勢力にうち勝つ電流値に達すると、可動鉄心3
は、固定鉄心7の第1磁極面13方向に移動し、固定鉄
心7の第1磁極面13に吸着する。通電しはじめてか
ら、可動鉄心3が移動してシュー33がブレーキドラム
29から離れるまでの時間を吸引時間、通電をオフ後に
電磁力がなくなり、可動鉄心3がバネ5の付勢力で元の
位置に押し戻されるまで、つまり対面ギャップ17の幅
が最大になるまでの時間を釈放時間という。
【0020】このような本実施形態の電磁石装置の動作
と本発明の特徴部について説明する。本実施形態の電磁
石装置1では、図1に示すように、可動鉄心3の第2磁
極面19と固定鉄心7の第2磁極面21とに、各々、等
間隔に3段のリング状の溝25、27が形成されてい
る。さらに、可動鉄心3の第2磁極面19に形成された
溝25と固定鉄心7の第2磁極面21に形成された溝2
7は、図1(a)に示すように、コイル9に通電されて
いないとき、つまり対面ギャップ17の間隔が最も広い
ときに、互いに対向する位置になるように形成されてい
る。言い換えれば、可動鉄心3の最大ストローク時に
は、可動鉄心3の第2磁極面19に形成された溝25と
固定鉄心7の第2磁極面21に形成された溝27の位置
を一致するようにしている。
【0021】さらに、溝25、27の幅は、対面ギャッ
プ17の間隔が最も広いときの幅と同じ幅に形成されて
いるため、図1(b)に示すように、コイル9に通電さ
れ、可動鉄心3の第1磁極面15が固定鉄心7の第1磁
極面13に接触した状態になったとき、つまり対面ギャ
ップ17が無くなったとき、可動鉄心3の第2磁極面1
9に形成された溝25と固定鉄心7の第2磁極面21に
形成された溝27は、互いに対向せず、位置がずれた状
態となる。言い換えれば、可動鉄心3の最小ストローク
時には、可動鉄心3の第2磁極面19に形成された溝2
5と固定鉄心7の第2磁極面21に形成された溝27の
位置がずれるようにしている。
【0022】これにより、可動鉄心3の最大ストローク
時には、対面ギャップ17の幅つまりギャップが最大と
なるため、対面ギャップ17による磁気抵抗は最大とな
り、側面ギャップ23のギャップ、つまり側面ギャップ
23全体の平均のギャップが最小となるため、側面ギャ
ップ23による磁気抵抗は最小となる。一方、可動鉄心
3の最小ストローク時には、対面ギャップ17のギャッ
プ間隔が最小またはほとんど無い状態となるため、対面
ギャップ17による磁気抵抗は最小となり、側面ギャッ
プ23の平均ギャップ間隔が最大となるため、側面ギャ
ップ23による磁気抵抗は最小となる。
【0023】電磁石装置1を図3に示すような磁気回路
として考え、対面ギャップ17の磁気抵抗をR、側面
ギャップ23の磁気抵抗をR、対面ギャップ17の磁
極対向面積をS、対面ギャップ17のギャップ間隔を
、側面ギャップ23の磁極対向面積をS、側面ギ
ャップ23の平均ギャップ間隔をG、空気の透磁率を
μとすると、 R=G/(μ・S) R=G/(μ・S) となり、コイルの起磁力をUとすれば、磁束φは、 φ=U/(R+R) となる。したがって、対面ギャップ17の磁束密度B
は、 B=φ/S となる。さらに対面ギャップ17に生ずる電磁力F
は、 F=B ・S/μ/2 となる。したがって、 F=U/(2・μ・S・(R+R) となる。このようにトータルの磁気抵抗(R+R
が減少するに連れて、電磁力Fが増大することにな
る。
【0024】ここで、本実施形態では、可動鉄心3が吸
引されて対面ギャップ17の間隔G が狭くなるに連れ
て対面ギャップ17の磁気抵抗Rが小さくなる。一
方、対面ギャップ17のギャップ間隔Gが狭くるに連
れて、側面ギャップ23の平均ギャップ間隔Gが広く
なり、側面ギャップ23の磁気抵抗Rが大きくなる。
したがって、トータルの磁気抵抗(R+R)の減少
が抑えられるため、対面ギャップ17のギャップ間隔G
の減少による電磁力Fの増大を抑えることができ
る。これにより、対面ギャップ17のギャップ間隔G
の変化に対して吸引力特性の変化を平坦化することがで
きる。すなわち、対面ギャップ17のギャップ間隔G
が減少しても可動鉄心3は加速し難いため、可動鉄心3
の第1磁極面と固定鉄心7の第1磁極面とが接触すると
きの衝突音を低減できる。
【0025】本実施形態の電磁石装置1における対面ギ
ャップ17の間隔の変化に対する吸引力の変化と、従来
の電磁石装置における対面ギャップの間隔の変化に対す
る吸引力の変化を計測する試験を行ったところ、図4に
示すように、本実施形態の電磁石装置1の対面ギャップ
17が減少したときの吸収力の変化は、従来の電磁石装
置に比べて平坦化されており、対面ギャップ17の最小
ギャップ間隔時の吸引力は、従来の電磁石装置に比べて
約半分に低減されている。この結果、吸引速度、つまり
可動鉄心3の移動速度を下げることができるので、吸着
時の可動鉄心の第1磁極面と固定鉄心の第1磁極面とが
接触するときの衝突音を低減することができる。
【0026】このように本実施形態の電磁石装置1で
は、可動鉄心3の第2磁極面19と固定鉄心7の第2磁
極面21とに、各々、溝25、27を形成しているた
め、可動鉄心3が吸引されて対面ギャップ17のギャッ
プ間隔Gが狭くなるに連れて対面ギャップ17の磁気
抵抗Rが小さくなるに連れて、側面ギャップ23の平
均ギャップ間隔Gが広くなり、側面ギャップ23の磁
気抵抗Rが大きくなるため、トータルの磁気抵抗(R
+R)の減少が抑えられる。したがって、吸引力特
性は、対面ギャップ17のギャップ間隔Gの変化に対
して平坦化され、対面ギャップ17のギャップ間隔G
が減少しても可動鉄心3は加速し難いため、可動鉄心と
固定鉄心とが接触するときに生じる衝突音を低減でき
る。
【0027】ところで、本実施形態の電磁石装置1のよ
うな対面型電磁石を用いた電磁石装置では、プランジャ
型電磁石を用いた電磁石装置に比べて強い電磁力を得ら
れる。このため、本実施形態の電磁石装置1をエレベー
タ用電磁ブレーキなどに用いた場合に強いバネを使える
利点がある。本実施形態で例示したエレベータ用電磁ブ
レーキでは、バネ35の付勢力が強いほどシュー33の
押し付け圧力が強くなるので、摩擦力つまりブレーキ力
をより小さなシューやより小さなブレーキドラムで確保
できる。このため、本実施形態の電磁石装置1を用いた
エレベータ用電磁ブレーキでは、エレベータ用電磁ブレ
ーキを小型化できる。
【0028】さらに、従来の電磁石装置では、吸引力特
性が平坦でないため、吸着時には必要以上に強い電磁力
が働いており、消磁に要する時間も長くなっている。し
かし、本実施形態で例示したようなエレベータ用電磁ブ
レーキでは、電磁石装置を消磁した後、シュー33がブ
レーキドラム29を押さえることで、エレベータの停止
を行うため、電磁石装置ができるだけ俊敏に動作しない
と非常停止時のロスタイムが長くなり、エレベータの停
止までの時間が長くなる場合がある。これに対して本実
施形態の電磁石装置1を用いれば、最小ストローク時の
電磁力を小さくできるため、電磁力が消滅する時間も短
縮され、エレベータ用電磁ブレーキの動作もすばやくな
るので、エレベータ用電磁ブレーキとしての停止能力を
向上できる。
【0029】また、本実実施形態では、可動鉄心3の第
1磁極面15と固定鉄心7の第1磁極面13とは、平坦
な円板状になっているが、本発明は、電磁力を平坦化す
るために、可動鉄心の第1磁極面と固定鉄心の第1磁極
面の形状を工夫した電磁石装置に対しても適用できる。
例えば、図5に示すように、固定鉄心7の第1磁極面1
3を周縁部に向かうにしたがって階段状に傾斜して低く
なる形状に形成し、可動鉄心3の第1磁極面15もこれ
に対応する形状に形成した電磁石装置40、さらに、図
6に示すように、可動鉄心3の第1磁極面15にロッド
11と同軸のリング状の突起部41を形成し、固定鉄心
7の第1磁極面13に、可動鉄心3の第1磁極面15に
形成された突起部41に対応するリング状の溝43を形
成した電磁石装置45、そして、図7に示すように、固
定鉄心7の第1磁極面13を周縁部に向かうにしたがっ
て傾斜して漸次低くなる形状に形成し、可動鉄心3の第
1磁極面15もこれに対応する形状に形成した電磁石装
置47などにも適用できる。
【0030】これらの電磁石装置40、45、47など
では、対面ギャップ17が平坦な円板状の構成の電磁石
装置1よりも吸引力特性が平坦であるため、可動鉄心3
の第2磁極面19と固定鉄心7の第2磁極面21に各々
溝25、27を設けることにより、一層吸引力特性を平
坦化することができる。ただし、電磁石装置1に比べて
電磁石装置40、45、47は、可動鉄心3や固定鉄心
7の加工が煩雑になる。
【0031】また、本実施形態の電磁石装置1では、溝
25、27は断面が四角形の溝を形成しているが、可動
鉄心3の第2磁極面19と固定鉄心7の第2磁極面21
に形成する溝は、断面が円弧状などの曲線形状の溝を形
成することもできる。 (第2の実施形態)以下、本発明を適用してなる電磁石
装置の第2の実施形態について図8を参照して説明す
る。図8は、本発明を適用してなる電磁石装置の概略構
成を示す図である。なお、本実施形態では、第1の実施
形態と同一のものには同じ符号を付して説明を省略し、
第1の実施形態と相違する構成及び特徴部などについて
説明する。
【0032】本実施形態が第1の実施形態と相違する点
は、可動鉄心の第2磁極面と固定鉄心の第2磁極面とに
溝を形成せずに、可動鉄心の移動に連れて側面ギャップ
の平均ギャップ間隔が増大するように形成したことにあ
る。すなわち、本実施形態の電磁石装置49の可動鉄心
51は、ロッド11が取り付けられた円板面側が円柱状
部53に、ロッド11が取り付けられた円板面と反対側
の円板面側がこの円板面に向かって漸次縮径する縦断面
が台形状のテーパー状部55になっている。したがっ
て、可動鉄心51の第2磁極面57は、円柱状部53の
円周面57aとテーパー状部55のテーパー面57bと
で構成されている。このような可動鉄心51の形状に対
応して、固定鉄心59に形成されて可動鉄心51を収容
する凹状の空間も底部側が円筒状に、開口部側が開口に
向かって漸次縮径するテーパー状に形成されている。し
たがって、固定鉄心59の第2磁極面61は、凹状の空
間の内周面61aとテーパー面61bとで構成されてい
る。
【0033】このような本実施形態の電磁石装置49で
は、コイル9に通電されておらず、対面ギャップ17の
間隔が最大の状態にあるとき、可動鉄心51の第2磁極
面57と固定鉄心59の第2磁極面61とは、全体が平
行な状態にある。しかし、コイル9に通電されて対面ギ
ャップ17の間隔が狭くなるに連れて、側面ギャップ6
3のうち、可動鉄心51の第2磁極面57の円周面57
aと固定鉄心59の第2磁極面61の内周面61bとの
間隔は変化しないが、可動鉄心51の第2磁極面57の
テーパー面57bと固定鉄心59の第2磁極面61のテ
ーパー面61bとの間隔が広くなる。
【0034】したがって、本実施形態でも、コイル9に
通電されて対面ギャップ17の間隔が狭くなるに連れ
て、側面ギャップ63の平均ギャップ間隔が広くなるた
め、対面ギャップ17の磁気抵抗が小さくなるに連れ
て、側面ギャップ63の磁気抵抗が増大するため、トー
タルの磁気抵抗の減少が抑えられる。したがって、吸引
力特性は、対面ギャップ17のギャップ間隔の変化に対
して平坦化され、対面ギャップのギャップ間隔が減少し
ても可動鉄心51は加速し難いため、可動鉄心と固定鉄
心とが接触するときに生じる衝突音を低減できる。
【0035】また、本実施形態では、可動鉄心51にテ
ーパー状部55を形成し、固定鉄心59の凹状の空間の
開口部をテーパー状部55に対応するテーパー状に形成
することで、可動鉄心と固定鉄心の各々の第2磁極面に
溝を形成せずに、可動鉄心の移動に対応して側面ギャッ
プの平均ギャップ間隔が変化するようにしているが、可
動鉄心の移動に連れて側面ギャップの一部分の間隔が広
がる様々な構成にすることができる。例えば、図9に示
すように、可動鉄心65を円柱状に形成し、固定鉄心6
7の可動鉄心65を収容する凹状の空間が形成された側
の面、つまり固定鉄心67の上面に凹状の空間と同軸で
凹状の空間の直径よりも直径が小さい貫通穴が形成され
たリング状鉄心69を固定した構成の電磁石装置71に
することもできる。この場合、可動鉄心65の第2磁極
面73は、可動鉄心65の円周面73aと、可動鉄心6
5の上面のリング状鉄心69に対向する部分73bとで
構成され、この可動鉄心65の第2磁極面73に対応す
るギャップが側面ギャップに相当する。 (第3の実施形態)以下、本発明を適用してなる電磁石
装置の第3の実施形態について図10を参照して説明す
る。図10は、本発明を適用してなる電磁石装置の概略
構成を示す図である。なお、本実施形態では、第1及び
第2の実施形態と同一のものには同じ符号を付して説明
を省略し、第1及び第2の実施形態と相違する構成及び
特徴部などについて説明する。
【0036】本実施形態が第1及び第2の実施形態と相
違する点は、側面ギャップの平均ギャップ間隔を変化さ
せるのに代えて、可動鉄心の第2磁極面と固定鉄心の第
2磁極面との対向している部分の面積を変化させている
ことにある。すなわち、本実施形態の電磁石装置75で
は、図10に示すように、円柱状の可動鉄心77のロッ
ド11が取り付けられた円板面と反対側の円板面、つま
り上側の円板面の周縁部分に鍔状に水平に突出した鍔状
部79を設け、この鍔上部79の円周面が可動鉄心77
の第2磁極面81となる。一方、固定鉄心83では、固
定鉄心83の第2磁極面85の幅が可動鉄心77の鍔上
部89の厚み、つまり可動鉄心77の第2磁極面81の
幅と同じに形成されており、最大ストローク時に可動鉄
心77の第2磁極面81と固定鉄心83の第2磁極面8
5とが対向する構成になっている。
【0037】このため、コイル9に通電され可動鉄心7
7が固定鉄心83方向に移動するに連れて、可動鉄心7
7の第2磁極面81と固定鉄心83の第2磁極面85と
の対向する面積が減少し、最小ストローク時には可動鉄
心77の第2磁極面81と固定鉄心83の第2磁極面8
5とがほとんど対向していない状態になり、磁気回路は
ほとんど遮断された状態となる。したがって、本実施形
態の電磁石装置75でも、コイル9に通電され可動鉄心
77が固定鉄心83方向に移動するに連れて、可動鉄心
77の第2磁極面81と固定鉄心83の第2磁極面85
との間の磁気抵抗が増大する。すなわち、可動鉄心と固
定鉄心とが接触するときに生じる衝突音を低減できる。
【0038】また、本実施形態では、可動鉄心77に鍔
状部79を設け、この鍔上部79の円周面を可動鉄心7
7の第2磁極面81としているが、図11に示すよう
に、可動鉄心77に鍔状部79を設けず、円柱状の可動
鉄心87の円周面を第2磁極面89とした電磁石装置9
1とすることもできる。この電磁石装置91の場合、固
定鉄心93の可動鉄心87を取り囲む部分の厚みを可動
鉄心87の厚み以下、つまり固定鉄心93の第2磁極面
95の幅を可動鉄心87の厚み以下とし、最大ストロー
ク時に可動鉄心87の上側の円板面と固定鉄心93の可
動鉄心87を取り囲む部分の上面とがほぼ面一になるよ
うに形成している。この電磁石装置91のような構成と
しても、コイル9に通電され可動鉄心77が固定鉄心8
3方向に移動するに連れて、可動鉄心77の第2磁極面
81と固定鉄心83の第2磁極面85との間の磁気抵抗
が増大するため、可動鉄心と固定鉄心とが接触するとき
に生じる衝突音を低減できる。
【0039】なお、本実施形態の電磁石装置75、91
の場合、固定鉄心83、93の第2磁極面85、95の
幅を対面ギャップ17に比べて十分に大きく形成する必
要があるため、条件によっては、固定鉄心83、93の
第2磁極面85、95の幅を可動鉄心77、89の第2
磁極面81、89の幅と同じにしたり、それ以下にする
ことができず、本実施形態の電磁石装置を形成できない
場合がある。また、可動鉄心77、89の移動に伴う磁
気抵抗の減少が第1及び第2の実施形態に比べて少な
い。したがって、第1及び第2の実施形態の電磁石装置
のような構成の方が、電磁石装置の形成が制限されるこ
とが無く、さらに、可動鉄心の移動に伴う磁気抵抗の減
少が大きいため、吸引力特性をより平坦化できるので好
ましい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、可動鉄心と固定鉄心と
が接触するときに生じる衝突音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる電磁石装置の第1の実施
形態の概略構成を示す図であり、(a)はコイルに通電
していない状態を、(b)はコイルに通電した状態を示
す断面図である。
【図2】本発明を適用してなる電磁石装置を備えたエレ
ベータ用電磁ブレーキの概略構成の一例をしめす断面図
である。
【図3】本発明を適用してなる電磁石装置の磁気回路の
概念を示す模式図である。
【図4】第1磁極面間のギャップの幅の変化に対する吸
引力の変化の状態を示す図である。
【図5】第1の実施形態の電磁石装置の変形例を示す断
面図である。
【図6】第1の実施形態の電磁石装置の変形例を示す断
面図である。
【図7】第1の実施形態の電磁石装置の変形例を示す断
面図である。
【図8】本発明を適用してなる電磁石装置の第2の実施
形態の概略構成を示す断面図である。
【図9】第2の実施形態の電磁石装置の変形例を示す断
面図である。
【図10】本発明を適用してなる電磁石装置の第3の実
施形態の概略構成を示す断面図である。
【図11】第3の実施形態の電磁石装置の変形例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 電磁石装置 3 可動鉄心 7 固定鉄心 9 コイル 11 ロッド 13、15 第1磁極面 17 対面ギャップ 19、21 第2磁極面 23 側面ギャップ 25、27 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 晃司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 小野 哲志 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 5E048 AA02 AB01 AB06 AD02 CA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルへの通電により磁気回路が形成さ
    れる固定鉄心と、該固定鉄心の前記磁気回路が形成され
    る空間内に往復移動可能に設置された可動鉄心とを有
    し、前記固定鉄心と前記可動鉄心とには、各々、前記固
    定鉄心と前記可動鉄心とが接触する面となる第1の磁極
    面と、互いに接触しない前記第1の磁極面以外の面であ
    る第2の磁極面とが形成され、前記固定鉄心の第1の磁
    極面と前記可動鉄心の第1の磁極面との間のギャップが
    前記可動鉄心の移動により狭くなるに連れて、前記固定
    鉄心の第2の磁極面と前記可動鉄心の第2の磁極面との
    間の磁気抵抗が増大してなる電磁石装置。
  2. 【請求項2】 前記固定鉄心の第1の磁極面間と前記可
    動鉄心の第1の磁極面との間のギャップが狭くなるに連
    れて、前記固定鉄心の第2の磁極面と前記可動鉄心の第
    2の磁極面との間の平均ギャップ間隔が増大してなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 【請求項3】 前記固定鉄心の第1の磁極面と前記可動
    鉄心の第1の磁極面との間のギャップが最も大きい状態
    のときの、前記固定鉄心の第2の磁極面と前記可動鉄心
    の第2の磁極面との対向する位置に各々溝を形成したこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電磁石装置。
  4. 【請求項4】 前記固定鉄心の第1の磁極面間と前記可
    動鉄心の第1の磁極面との間のギャップが狭くなるに連
    れて、前記固定鉄心の第2の磁極面と前記可動鉄心の第
    2の磁極面との各々の互いに対向する部分の面積が減少
    してなることを特徴とする請求項1に記載の電磁石装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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