JP2003067934A - マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法 - Google Patents

マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法

Info

Publication number
JP2003067934A
JP2003067934A JP2001259553A JP2001259553A JP2003067934A JP 2003067934 A JP2003067934 A JP 2003067934A JP 2001259553 A JP2001259553 A JP 2001259553A JP 2001259553 A JP2001259553 A JP 2001259553A JP 2003067934 A JP2003067934 A JP 2003067934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mastering
signal source
middleware
program
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001259553A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoki Kanematsu
源樹 兼松
Fuyuhiko Mizobe
冬彦 溝部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Kenwood TMI Corp
Original Assignee
Kenwood KK
Kenwood TMI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK, Kenwood TMI Corp filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2001259553A priority Critical patent/JP2003067934A/ja
Publication of JP2003067934A publication Critical patent/JP2003067934A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクなどのメディアのフォーマット及
びバージョンの整合性を容易に取ることができ、またユ
ーザにとってフォーマット及びバージョンの管理が容易
であるマスタリング用信号生成システムを得ることを目
的とする。 【解決手段】 端末5のコントロールアプリケーション
50が、信号を記録しようとしているメディアに対応し
たファームウェア50Aa及びPLDプログラム50A
bのミドルウェアプログラム50Aを転送し、マスタリ
ング用信号源装置6が、その転送されたミドルウェアプ
ログラム50Aに基づいてそのメディア用の信号生成装
置として動作するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マスタリング
(光ディスクなどの原盤を作成する工程)用の信号を生
成してカッティング装置に出力するマスタリング用信号
生成システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のマスタリング用信号生成
システムの構成を示すブロック図である。図7に示すよ
うに、マスタリング用信号生成システムは、パーソナル
コンピュータ(以下、PCと略する)1及びマスタリン
グ用信号源装置2から構成されている。
【0003】ここで、PC1は、マスタリング用データ
を保存し、そのマスタリング用データを光ディスクなど
のフォーマット(規格)に応じてエンコードし、そのエ
ンコードしたマスタリング用データをマスタリング用信
号源装置2に転送(出力)する装置である。このPC1
内には、上記したようなマスタリング用データのエンコ
ード及びマスタリング用データの転送の処理を行うとと
もに、マスタリング用信号源装置2の信号生成処理のコ
ントロールや、マスタリングパラメータの設定、たとえ
ば出力信号のパルスの振幅の設定値、出力信号のパルス
のパルス幅設定値、カッティング開始アドレス設定値、
カッティング終了アドレス設定値などの処理を行うため
のコントロールアプリケーション10がインストールさ
れている。
【0004】マスタリング用信号源装置2は、PC1か
ら転送されたマスタリング用データを出力信号にデータ
変換(信号生成)してカッティング装置(LBR;Lase
r Beam Recorder )に出力する装置である。このマスタ
リング用信号源装置2には、CPU(Control Processi
ng Unit) 21と、バッファ22と、ROM(Read Only
Memory)23と、ROM24と、PLD(Programmable
Logic Device)25と、出力回路26等が配置されてい
る。
【0005】CPU21は、マスタリング用信号源装置
2の全体制御処理などを司る中央演算処理装置である。
バッファ22は、PC1とCPU21との間でマスタリ
ング用データをやり取りする際に、マスタリング用デー
タを一時的に蓄積してCPU21の処理を滞らせないよ
うにする緩衝用メモリである。
【0006】また、ROM23は、マスタリング用信号
源装置2に組み込まれたファームウェアを保存する読み
出し専用メモリである。ファームウェアは、ROM23
に焼き付けられた書き換え不可能なプログラムであっ
て、マスタリング用信号源装置2に必要な固有の処理を
こなすものである。ROM24は、ユーザが手元でカス
タムの論理回路を実現できるPLD25の設計データで
あるPLDプログラムを保存する読み出し専用メモリで
ある。
【0007】なお、ROM23に保存されているファー
ムウェア及びROM24に保存されているPLDプログ
ラムは、いずれもマスタリング用信号源装置2の内部に
て動作し、アプリケーションからのコントロールによっ
てハードウェアの動作を制御する等の、アプリケーショ
ンとハードウェアの中間的な役割を担うこととなる。こ
のため、本発明では、これらファームウェア及びPLD
プログラムをまとめて、ミドルウェアプログラムと呼ぶ
こととする。
【0008】PLD25は、高位記述言語や論理回路図
を基にしてユーザが短時間でLSI(Large Scale Inte
grated circuit )上に論理回路を組みことができるデバ
イスである。このPLD25は、ROM24に保存され
たPLDプログラムの設計データに従った論理回路に構
築される。出力回路26は、データ変換されたマスタリ
ング用データをカッティング装置(LBR)に出力する
DAC(Digital to Analog Converter)、DDS(Dir
ect Digital Synthesizer)、プログラマブルディレイ
ラインなどで構成された回路である。
【0009】なお、カッティング装置(LBR)は、レ
ーザビームで光ディスクなどをカッティングすることに
より、マスタリング用信号源装置2から出力されたマス
タリング用の出力信号を光ディスクなどに記録する装置
であるが、図示を省略している。
【0010】図7に示した従来のマスタリング用信号生
成システムは、次のように動作する。
【0011】まず、PC1のコントロールアプリケーシ
ョン10が、PC1内のハードディスク(図示せず)に
保存されたマスタリング用データをエンコードしてマス
タリング用信号源装置2に転送する。
【0012】マスタリング用信号源装置2では、ROM
23に保存されたファームウェアがPLD25の制御及
びPC1との通信機能を備えており、PC1から転送さ
れたエンコードされたマスタリング用データを受信し、
バッファ22を通じてそのマスタリング用データをPL
D25に渡す。
【0013】PLD25は、マスタリング用データを出
力信号に変換し、その出力信号を出力回路26からカッ
ティング装置(LBR)に出力する。カッティング装置
(LBR)は、出力回路26から出力された出力信号に
基づいて光ディスクのカッティングを行う。
【0014】PC1にてマスタリング用データのエンコ
ードやマスタリング用信号源装置2のコントロール(制
御)などを行うコントロールアプリケーション10、及
びマスタリング用信号源装置2内部のROM23,24
にそれぞれ保持されているファームウェアとPLDプロ
グラムのミドルウェアプログラムは、カッティングしよ
うとしている光ディスクのフォーマット(規格)及びそ
のバージョンに特化されたものである。
【0015】したがって、コントロールアプリケーショ
ン10及びミドルウェアプログラム(ファームウェアと
PLDプログラム)が、それぞれ異なるフォーマット及
びバージョンの間では必要なマスタリングパラメータや
通信コマンドなどが異なるものとなる。このため、異な
るフォーマットやバージョンのものを使用したマスタリ
ング用信号生成システムは正常に動作しないので、ユー
ザがフォーマットの同一性及びバージョンの整合性が取
れるように管理する必要がある。
【0016】たとえば、異なる複数のフォーマットの光
ディスクをカッティングする場合は、図8に示すよう
に、特殊な構成としたマスタリング用信号源装置3内部
に複数のPLDプログラム(PLD1,PLD2のプロ
グラム)を保持したROM34,35を設け、ROM3
3に保存されたファームウェアによって、どのROM3
4,35のPLDプログラムを使用するかを判断し、フ
ォーマットの整合性を取る方法が採られていた。
【0017】また、他の方法として、図9に示すよう
に、ROM43AにフォーマットA用のファームウェア
及びPLDプログラムが保存されているフォーマットA
用のマスタリング用信号源装置4Aと、ROM43Bに
フォーマットB用のファームウェア及びPLDプログラ
ムが保存されているフォーマットB用のマスタリング用
信号源装置4Bとを予め用意しておき、PC1内の異な
るフォーマットに対応したフォーマットA用アプリケー
ション11A及びフォーマットB用アプリケーション1
1Bによって、ユーザがそれらのマスタリング用信号源
装置4A,4Bを使い分けて、フォーマットの整合性を
取る方法も知られている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ディ
スクのフォーマット及びバージョンは非常に数が多く、
また、次々と新しいものが出てきている。このため、コ
ントロールアプリケーション10、ファームウェア及び
PLDプログラムといったプログラム(ソフトウェア)
もその種類が非常に多くなっている。したがって、それ
らプログラムのフォーマット及びバージョン毎に整合性
が取れるようにユーザが管理することは大変な労力が必
要とされる。
【0019】また、図7に示すマスタリング用信号源装
置2の場合、その内部のROM23,24にファームウ
ェア及びPLDプログラムといったミドルウェアプログ
ラムが書き込まれているので、バージョンアップ等の際
には、マスタリング用信号源装置2内部のROM23,
24をそれぞれ交換する必要があり、かかる作業負担が
過大である。
【0020】また、複数の異なるフォーマットの光ディ
スクをカッティングする場合には、図8に示すように、
マスタリング用信号源装置3内部のROM34,35の
PLDプログラムを選択して使用するか、又は図9に示
すように、複数のマスタリング用信号源装置4A,4B
とコントロールアプリケーション11A,11Bを用意
する必要がある。
【0021】前者の場合は、マスタリング用信号源装置
3内部の構成とファームウェアの構造が複雑化してしま
う。後者の場合は、複数のマスタリング用信号源装置4
A,4Bを用意しておかなければならず、またそのマス
タリング用信号源装置4A,4Bのフォーマット及びバ
ージョンに対応したコントロールアプリケーション11
A,11Bをユーザが使い分けなければならず、ユーザ
にとって大きな負担となってしまう。
【0022】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、光ディスクなどのメディア
のフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取るこ
とができ、またユーザにとってフォーマット及びバージ
ョンの管理が容易であるマスタリング用信号生成システ
ムを得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るマスタリング用信号生成システムは、
メディアのフォーマット及びバージョンに対応したファ
ームウェア及びPLDプログラムのミドルウェアプログ
ラムを起動時に転送する機能、及び保存されたマスタリ
ング用データをメディアに対応したフォーマット及びバ
ージョンに応じてエンコードし、そのエンコードされた
マスタリング用データを転送する機能を備えたコントロ
ールアプリケーションがインストールされた端末と、こ
の端末から転送されたミドルウェアプログラムを受信す
ると、ミドルウェアプログラムを記憶手段に格納し、ミ
ドルウェアプログラムのファームウェアに基づいて、ミ
ドルウェアプログラムのPLDプログラムでPLD内の
論理回路を構築し、このPLDで端末から転送されたマ
スタリング用データをカッティング用出力信号として生
成する信号生成処理を行って出力回路からカッティング
装置に出力するマスタリング用信号源装置と、を備えた
ものである。
【0024】また、本発明に係るマスタリング用信号生
成システムは、上述の発明に加え、端末が、マスタリン
グ用信号源装置のデータ保持手段に格納されているマス
タリング用信号源装置固有の情報であり、かつこのマス
タリング用信号源装置が対応しているメディアのフォー
マット及びバージョンに関するデータを受信し、そのデ
ータに基づいて自動的にメディアのフォーマット及びバ
ージョンを選択するように構成している。
【0025】また、他の発明は、上述の各発明のマスタ
リング用信号生成システムに加え、コントロールアプリ
ケーションと、異なる複数のメディアのフォーマット及
びバージョンに対応したミドルウェアプログラムとを端
末内に1パッケージとして保持したものとしている。
【0026】また、他の発明は、上述の各発明のマスタ
リング用信号生成システムに加え、端末が、コントロー
ルアプリケーションによって複数のマスタリング用信号
源装置を制御可能に構成されている。
【0027】また、本発明のマスタリング用信号源装置
は、端末から転送されたファームウェアとPLDプログ
ラムを備えるミドルウェアプログラムを格納する記憶手
段と、ファームウェアに基づいてPLDプログラムによ
って論理回路が組み込まれるPLDと、各種の処理のう
ち、メディアのフォーマットに依存しない単純な処理を
制御する基本ファームウェアを保存するデータ保持手段
と、内部で生成されたマスタリング用データを出力する
出力回路と、各部材を制御する中央演算処理装置とを備
え、端末から転送されたミドルウェアによって動作し、
その転送されるミドルウェアが変更されることで複数の
フォーマットのカッティング用出力信号を出力可能とし
ている。
【0028】また、本発明のマスタリング用信号の生成
方法は、端末内のコントロールアプリケーションを起動
する工程と、このコントロールアプリケーションからの
問い合わせに対しマスタリング用信号源装置が対応可能
なフォーマット及びバージョンの情報をマスタリング用
信号源装置から端末に送る工程と、送信されてきた情報
からマスタリング用信号源装置へ送信するミドルウェア
を選択する工程と、送信されてきたミドルウェアをマス
タリング用信号源装置内で動作するように準備する工程
と、送信されてきたミドルウェア中のファームウェアを
動作させマスタリング用データを生成する工程とを有し
ている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0030】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係るマスタリング用信号生成システムの構成を示
すブロック図である。図1に示すように、このマスタリ
ング用信号生成システムは、パーソナルコンピュータ
(以下、PCと略する)5及びマスタリング用信号源装
置6から構成されている。
【0031】PC5は、マスタリング用データを保存
し、そのマスタリング用データを光ディスクなどのメデ
ィアのフォーマット(規格)に応じてエンコードし、そ
のエンコードしたマスタリング用データをマスタリング
用信号源装置6に転送(出力)する端末である。PC5
内には、このコントロールアプリケーション50が対応
した複数のミドルウェアプログラム50Aとコントロー
ルアプリケーション50自体とが1パッケージ化されて
配置され、コントロールアプリケーション50で管理さ
れている。
【0032】このPC5内にインストールされているコ
ントロールアプリケーション50は、上記したようなマ
スタリング用データのエンコード及びマスタリング用デ
ータの転送の処理を行うとともに、マスタリング用信号
源装置6の信号生成処理のコントロールやマスタリング
パラメータの設定などの処理を行う。さらに、コントロ
ールアプリケーション50は、所定のミドルウェアプロ
グラム50Aを構成する所定のファームウェア50Aa
及び所定のPLDプログラム50Abをアプリケーショ
ン起動時にマスタリング用信号源装置6に対して転送す
る機能も備えている。
【0033】ここで、各ミドルウェアプログラム50A
の各ファームウェア50Aaは、マスタリング用信号源
装置6の信号生成処理などに必要な固有の処理をこなす
プログラムである。また、各PLDプログラム50Ab
は、マスタリング用信号源装置6内のPLD65の設計
データであり、高位記述言語で記述されたプログラムで
ある。
【0034】また、各ミドルウェアプログラム50A
は、光ディスクの異なるフォーマット及びバージョンに
特化された、異なるフォーマット及びバージョンにそれ
ぞれ対応している。PC5のコントロールアプリケーシ
ョン50は、図2に示すように、アプリケーション起動
時にマスタリング用信号源装置6が信号生成処理する光
ディスクのフォーマットなどを判別し、そのフォーマッ
トなどに対応したミドルウェアプログラム50A(たと
えば、フォーマットA〜C用ミドルウェアプログラムの
いずれか1つ)をマスタリング用信号源装置6に転送す
る。
【0035】マスタリング用信号源装置6は、PC5か
ら転送されたマスタリング用データを出力信号にデータ
変換(信号生成)して不図示のカッティング装置(LB
R)に出力する装置である。このマスタリング用信号源
装置6は、CPU61と、バッファ62と、データ保持
手段となるROM63と、記憶手段となるRAM(Rand
om Access Memory)64と、PCd65と、出力回路6
6とを有している。
【0036】CPU61は、マスタリング用信号源装置
6の全体制御処理などを司る中央演算処理装置であり、
バッファ62は、PC5とCPU61との間で各種デー
タをやり取りする際に、そのデータを一時的に蓄積して
CPU61の処理を滞らせないようにする緩衝用メモリ
である。
【0037】ROM63は、マスタリング用信号源装置
6に必要な固有の処理のうち、後述するようなPC5か
ら転送されるミドルウェアプログラム50Aの受信処理
及びそのプログラムの起動処理などの単純な処理を制御
する基本ファームウェア(起動用ファームウェア)のみ
を保存する読み出し専用メモリである。なお、ROM6
3の代わりに、書き込みと読み出しができるEEPRO
M、RAM、フラッシュメモリ等の他のデータ保持手段
を使用しても良い。
【0038】なお、この基本ファームウェアは、マスタ
リング用信号源装置6本体の電源起動時にこのハードウ
ェアを初期化し、PC5のコントロールアプリケーショ
ン50から転送(ダウンロード)されるミドルウェアプ
ログラム50Aを受信する機能以外に、SCSIインク
ワィアリデータの送信機能や対応フォーマットアプリケ
ーションのLED表示機能などの制御も行う。
【0039】この基本ファームウェアは、マスタリング
用信号源装置6内部のROM63に焼き付けられたファ
ームウェアプログラムであり、このプログラムを起動用
ファームウェアと呼び、PC5のコントロールアプリケ
ーション50から転送(ダウンロード)されるフォーマ
ットに特化された対応フォーマット用のファームウェア
50Aaとは区別するものとする。
【0040】RAM64は、PC5から転送されるファ
ームウェア50AaとPLDプログラム50Abのミド
ルウェアプログラム50Aが保存される、データの書き
込みと読み出しが随時可能な半導体メモリである。な
お、このRAM64は、図3に示すようにSDRAM
(Synchronous Dynamic RAM)で構成されている。R
AM64の代わりに、EEPROM等、他の記憶手段を
採用しても良い。
【0041】PLD65は、高位記述言語や論理回路図
を基にしてユーザが短時間でLSI上に論理回路を組み
ことができるデバイスである。このPLD65は、RA
M64に保存されたPLDプログラムの設計データに従
った論理回路として構築される。出力回路66は、デー
タ生成されたマスタリング用データをカッティング装置
(LBR)に出力するDAC、DDS、プログラマブル
ディレイラインなどで構成された回路である。
【0042】次に、実施の形態1に係るマスタリング用
信号生成システムの動作について説明する。
【0043】図3は、マスタリング用信号源装置内部の
具体的構成を示すシステム構成図であり、図4は、マス
タリング用信号生成システムの動作を説明するためのシ
ーケンス図である。
【0044】まず、ユーザによってマスタリング用信号
源装置6の電源がONされると(ステップST1)、R
OM63に保存されている起動用ファームウェア(基本
ファームウェア)で動作が開始される(ステップST
2)。起動用ファームウェアは、RAM(SDRAM)
64、図3に示すSCSIデバイス67、16セグメン
トLED(図示せず)及びステータス表示LED(図示
せず)を初期化するとともに、光ディスク(メディア)
に対応したフォーマット(以下、ディスク対応フォーマ
ットという)を16セグメントLEDに表示する。
【0045】一方、ランチャー又はユーザによってPC
5のコントロールアプリケーション50が起動されると
(ステップST3)、コントロールアプリケーション5
0は、SCSIインクワィアリデータを要求するインク
ワィアリコマンド(質問、問い合わせ)を発行し(ステ
ップST4−1)、そのインクワィアリコマンドをマス
タリング用信号源装置6に送信する。
【0046】マスタリング用信号源装置6の起動用ファ
ームウェアは、インクワィアリコマンドを受け取ると、
SCSIインクワィアリデータをPC5に送信する(ス
テップST4−2)。SCSIインクワィアリデータの
ベンダーユニーク(Vendor Unique)領域(バイト(Byt
e)36〜バイト(Byte)47)には、PC5上のコン
トロールアプリケーション50によってディスク対応フ
ォーマットの判断に使用されるフォーマットコード及び
仕向けコードが格納される。これらのコードは、機器固
有のものであるため、起動用ファームウェア内のROM
データとして保持されている。
【0047】PC5コントロールアプリケーション50
は、SCSIインクワィアリデータを受信すると、その
SCSIインクワィアリデータのByte36〜Byte47に格納
されているフォーマットコード及び仕向けコードからデ
ィスク対応フォーマットを判別する(ステップST
5)。
【0048】ミドルウェアプログラム50Aのデータフ
ァイルは、PC5に保存されているマスタリング用信号
源装置6用のシステムフォルダ(以下、MMGシステム
フォルダという)のファイル名Middle Ware.ini という
イニシャルファイルに記述されているものとする。コン
トロールアプリケーション50は、フォーマットコード
及び仕向けコードに対応したミドルウェアプログラム5
0Aのデータファイルを特定し、そのデータファイルを
読み出す。
【0049】具体的には、コントロールアプリケーショ
ン50は、自身がどのようなフォーマットのどのバージ
ョンのミドルウェアプログラム50Aを備えているかを
認識しており、自身が備えたフォーマット及びバージョ
ンとマスタリング用信号源装置6本体のフォーマット及
びバージョン(インクワィアリデータから取得した対応
フォーマット及びバージョン)を比較し、そのフォーマ
ット及びバージョンが一致した場合には、MMGシステ
ムフォルダのMiddle Ware ini ファイルよりディスク対
応フォーマットのファームウェアプログラムファイル名
とPLDプログラムファイル名を取得する。
【0050】なお、コントロールアプリケーション50
は、フォーマット及びバージョンが一致しなかった場合
や、フォーマット及びバージョンが一致したときであっ
ても、フォーマット及びバージョンに対応するファーム
ウェアプログラムファイル名とPLDプログラムファイ
ル名を取得できなかった場合には、エラーメッセージを
表示して処理を終了する。
【0051】コントロールアプリケーション50は、Mi
ddle Ware ini ファイルより取得したプログラムファイ
ル名を基に、ミドルウェアプログラム50Aが格納され
ているフォルダを検索し、ディスク対応フォーマットの
ミドルウェアプログラム50Aのデータファイルを取得
する。なお、コントロールアプリケーション50は、デ
ィスク対応フォーマットのミドルウェアプログラム50
Aのデータファイルが見つからなかった場合には、エラ
ーメッセージを表示して処理を終了する。
【0052】コントロールアプリケーション50は、検
索したミドルウェアプログラム50Aのデータファイル
の内容を読み込んで取得すると、そのミドルウェアプロ
グラム50AのデータファイルをSCSI通信によりマ
スタリング用信号源装置6に転送(ダウンロード)する
(ステップST6)。ここで、コントロールアプリケー
ション50が送信するデータは、識別子が「MOT」と
なる*.MOT(Sフォーマット)ファイル、識別子が
「HEX」となる*.HEX(Intel Hex フォーマット)
ファイルの内容をそのまま送信することとする。
【0053】マスタリング用信号源装置6の起動用ファ
ームウェアは、PC5のコントロールアプリケーション
50から転送されたディスク対応フォーマットのミドル
ウェアプログラム50Aを受信すると、そのミドルウェ
アプログラム50Aのアドレス・チェックサムなどの冗
長データを除去したバイナリイメージをRAM(SDR
AM)64の適切な領域に展開する(ステップST
7)。
【0054】起動用ファームウェアは、受信したミドル
ウェアプログラム50Aに対してはチェックサムを基に
転送エラーが発生していないか否かをチェックし、その
チェックした結果をコントロールアプリケーション50
からの転送確認コマンドの要求(後述のステップST
8)が来るまで保持しておく。また、起動用ファームウ
ェアは、ミドルウェアプログラム50AのRAM(SD
RAM)64への展開が終了しても、転送確認コマンド
の要求が来るまで、自己リセットをかけないものとす
る。
【0055】PC5のコントロールアプリケーション5
0は、ミドルウェアプログラム50Aを転送(ダウンロ
ード)した後(ステップST6)、そのミドルウェアプ
ログラム50Aの転送が正常に終了したか否かを確認す
るための転送確認コマンドを発行し、その転送確認コマ
ンドをマスタリング用信号源装置6に送信する(ステッ
プST8)。
【0056】マスタリング用信号源装置6の起動用ファ
ームウェアは、転送確認コマンドを受け取ると、ミドル
ウェアプログラム50Aの転送(ダウンロード)の結果
を示す転送ステータスデータをPC5のコントロールア
プリケーション50に送信する(ステップST9)。起
動用ファームウェアは、ミドルウェアプログラム50A
の転送が正常に終了していた場合には、その転送の結果
をコントロールアプリケーション50に送信した時点で
自己リセットをかけて(ステップST10)、転送され
たRAM(SDRAM)64に格納されているディスク
対応フォーマットのミドルウェアプログラム50Aのフ
ァームウェア50Aaでの動作を開始する(ステップS
T11)。
【0057】なお、起動用ファームウェアは、ミドルウ
ェアプログラム50Aの転送が正常に終了していなかっ
た場合には、そのダウンロード異常終了の結果を示す転
送ステータスデータをコントロールアプリケーション5
0に送信し、自己リセットを行わずに、コントロールア
プリケーション50からの指示を待つことにする。
【0058】PC5のコントロールアプリケーション5
0は、マスタリング用信号源装置6の起動用ファームウ
ェアから送信された転送ステータスデータを受け取る
と、その転送ステータスデータを確認し(ステップST
12)、転送ステータスデータがダウンロード正常終了
の結果であると判断した場合は、ディスク対応フォーマ
ットのファームウェア50Aaの動作確認を開始する。
【0059】一方、コントロールアプリケーション50
は、転送ステータスデータがダウンロード異常終了の結
果であると判断した場合には、ミドルウェアプログラム
50Aのダウンロードのリトライ処理を行う。このリト
ライ処理は、2回まで行うものとし(すなわち、初回の
ダウンロードを含めて3回)、その全てが異常終了であ
った場合には、エラーメッセージを表示して処理を終了
する。
【0060】ディスク対応フォーマットのファームウェ
ア50Aaの動作確認は、図4及び図5に示す処理によ
って行われる。コントロールアプリケーション50は、
ミドルウェアプログラム50Aの転送(ダウンロード)
が正常に終了したことを確認すると、図4に示すよう
に、ディスク対応フォーマットのファームウェア50A
aによるPLDプログラム50Abのコンフィギュレー
ション(環境設定)が終了するまで、ファームウェア初
期化中ダイアログ(Dlg)を表示する(ステップST
13)。
【0061】ファームウェア初期化中ダイアログを表示
してから約2秒間は、ディスク対応フォーマットのファ
ームウェア50Aaが自己リセット中(ステップST1
0)の可能性があるので、コントロールアプリケーショ
ン50は、その間待機し、その後、RAM(SDRA
M)64に保存されたファームウェア50Aaの動作確
認を行う。
【0062】コントロールアプリケーション50は、フ
ァームウェア50Aaの動作状態(ステータス)を確認
するためのステータス読み出しコマンドを発行し、その
コマンドをマスタリング用信号源装置6に送信する(ス
テップST14)。コントロールアプリケーション50
は、マスタリング用信号源装置6側から読み出したファ
ームウェア50Aaの動作状態(ステータス)が初期化
中の場合は、500ms間待機してから、再びステータ
ス読み出し信号を送信してファームウェア50Aaの動
作状態を確認する工程を繰り返す(ステップST1
4)。
【0063】コントロールアプリケーション50は、マ
スタリング用信号源装置6側から読み出したファームウ
ェア50Aaの動作状態が停止の場合には、ファームウ
ェア50Aaの初期化が正常に終了したものと判断し
て、ディスク対応フォーマットのミドルウェアプログラ
ム50Aの動作をさせる(ステップST15)。なお、
コントロールアプリケーション50は、約15秒以上経
過してもファームウェア50Aaの動作状態が停止にな
らない場合は、ファームウェア初期化異常と判断して、
エラーメッセージを表示して処理を終了する。
【0064】マスタリング用信号源装置6では、PC5
のコントロールアプリケーション50からのコントロー
ル(制御)に基づいて所定のディスク対応フォーマット
のミドルウェアプログラム50Aの動作が開始されると
(ステップST15)、PC5のコントロールアプリケ
ーション50から転送されたエンコードされたマスタリ
ング用データを受信し、バッファ62を通じてそのマス
タリング用データをPLD65に渡す。そして、PLD
65は、マスタリング用データを出力信号として生成
し、その出力信号を出力回路66からカッティング装置
(LBR)に出力する。
【0065】ここで、マスタリング用信号源装置6にお
けるカッティング用信号生成処理において、光ディスク
のフォーマット及びバージョンに特化した部分の処理
は、RAM(SDRAM)64に保存されたミドルウェ
アプログラム50Aが行うので、このミドルウェアプロ
グラム50Aが動作することにより、フォーマット及び
バージョンに適応したカッティング用出力信号がカッテ
ィング装置に出力されることになる。
【0066】これによって、PC5のコントロールアプ
リケーション50からマスタリング用信号源装置6に転
送するミドルウェアプログラム50Aを変更するだけ
で、異なるフォーマット及びバージョンの光ディスクの
カッティング用出力信号を生成することができる。ま
た、マスタリング用信号源装置6内部の装置固有の情報
として、そのマスタリング用信号源装置6が対応してい
る光ディスクのフォーマット及びバージョンに関するデ
ータを備えることにより、その装置6が対応していない
ミドルウェアプログラム50Aが不正に転送されてくる
のを確実に防止することもできる。
【0067】カッティング装置(LBR)による光ディ
スクなどのメディアのカッティングが終了し、ユーザに
よってPC5のコントロールアプリケーション50から
終了操作が行われると(ステップST16)、コントロ
ールアプリケーション50は、起動用ファームウェアで
の動作指示をマスタリング用信号源装置6に送信し(ス
テップST17)、コントロールアプリケーション50
の処理を終了し(ステップST21)、コントロールア
プリケーション50の起動待ち状態に移行する(ステッ
プST22)。
【0068】マスタリング用信号源装置6の所定のディ
スク対応フォーマットのファームウェア50Aaは、コ
ントロールアプリケーション50から送信された起動用
ファームウェアでの動作指示を受け取ると、PLD65
に終了命令を送ってハードウェアを初期化し、起動用フ
ァームウェアの動作モードへ移行する(ステップST1
8)。そして、起動用ファームウェアは、自己リセット
をかけると(ステップST19)、ROM63に保存さ
れている起動用ファームウェアで動作が開始される(ス
テップST20)。このステップST20は、先のステ
ップST2に相当する。
【0069】以上のような各ステップを実行させるに当
たっては、コントロールアプリケーション50がプログ
ラムとなって全体を制御することとなる。このコントロ
ールアプリケーション50のプログラムを通信手段によ
ってPC5へ送信するようにしても良い。また、このア
プリケーションプログラム50やファームウェア50A
a、PLDプログラム50Abをコンパクトディスク
(CD)等の記憶媒体に保存し、適宜PC5にインスト
ールするようにしても良い。
【0070】以上のように、この実施の形態によれば、
PC5のコントロールアプリケーション50が、カッテ
ィングしようとしている特定のメディアに対応したファ
ームウェア50Aa及びPLDプログラム50Abのミ
ドルウェアプログラム50Aを動的に転送(ダウンロー
ド)し、マスタリング用信号源装置6が、その転送され
たミドルウェアプログラム50Aに基づいて特定のメデ
ィア用の信号生成装置として動作するように構成されて
いるので、コントロールアプリケーション50とマスタ
リング用信号源装置6内のミドルウェアプログラム50
Aが常に対応しているため、光ディスクなどのメディア
のフォーマット及びバージョンの整合性を容易に取るこ
とができる。
【0071】また、PC5には、コントロールアプリケ
ーション50と、そのコントロールアプリケーション5
0が対応している異なるフォーマット及びバージョンに
対応する複数のミドルウェアプログラムが1パッケージ
化された形で備えられているので、コントロールアプリ
ケーション50で異なるフォーマット及びバージョンの
ミドルウェアプログラム50Aを管理することとなり、
ユーザにとってミドルウェアプログラム50Aのフォー
マット及びバージョンの管理が容易である。
【0072】また、バージョンアップ等によりミドルウ
ェアプログラム50Aの変更の必要が生じた場合でも、
ユーザはマスタリング用信号源装置6内部のROM63
を変更する必要はなく、PC5のコントロールアプリケ
ーション50で保持しているミドルウェアプログラム5
0Aを変更するだけで対応することができ、ユーザの負
担が軽減される。
【0073】また、ミドルウェアプログラム50Aの転
送処理は、アプリケーション起動時に自動的に行われる
ので、ミドルウェアプログラム50Aの転送に伴うユー
ザの作業負担は少ないものである。
【0074】また、マスタリング用信号源装置6内部の
装置固有の情報として、その装置6が対応している光デ
ィスクのフォーマット及びバージョンに関するデータを
備えることにより、マスタリング用信号源装置6が対応
していないミドルウェアプログラム50AがPC5から
このマスタリング用信号源装置6に不正に転送されてく
るのを確実に防止することもできる。
【0075】実施の形態2.図6は、本発明の他の実施
の形態におけるマスタリング用信号生成システムの構成
を示すブロック図である。図6に示すマスタリング用信
号生成システムは、PC5の一つのコントロールアプリ
ケーション70から複数のマスタリング用信号源装置6
A,6B用信号源装置8A,8Bをコントロール(制
御)することができるように構成したものである。
【0076】PC5のコントロールアプリケーション7
0は、実施の形態1のコントロールアプリケーション5
0と同様な機能に加え、上述のように複数のマスタリン
グ用信号源装置6A,6Bを制御できるものとなってい
る。すなわち、PC5中には1つのコントロールアプリ
ケーション70と、このコントロールアプリケーション
70が制御するフォーマットA用ミドルウェアプログラ
ム50ABとフォーマットB用ミドルウェアプログラム
50ABとが備えられている。両ミドルウェアプログラ
ム50AA、50ABは共に実施の形態1におけるミド
ルウェア50Aと同様な構成やデータを有している。
【0077】この実施の形態2によるマスタリング用信
号生成システムは、複雑なフォーマットの光ディスクの
カッティングにおいて、コントロールアプリケーション
70から複数のマスタリング用信号源装置6A,6Bを
制御することにより、各マスタリング用信号源装置6
A,6Bを所定のフォーマット及び所定のバージョンの
光ディスクのカッティングのためのマスタリング用信号
源装置として利用することができる。この結果、異なる
フォーマットやバージョンの光ディスクを同時に形成す
ることができる。
【0078】また、この実施の形態2のマスタリング用
信号生成システムでは、複数のフォーマット及びバージ
ョンの光ディスクのカッティングを行う際に、コントロ
ールアプリケーション70が管理するフォーマットA,
B用ミドルウェア50AA,50ABの転送対象を変更
するだけで、各マスタリング用信号源装置6A,6Bで
は、異なるカッティング用信号(フォーマットA用信号
及びフォーマットB用信号)の生成が可能となる。
【0079】なお、このマスタリング用信号源装置6A
をフォーマットA専用の信号源装置としたり、マスタリ
ング用信号源装置6BをフォーマットB専用の信号源装
置としても良い。また、マスタリング用信号源装置6
A,6Bのように2台の装置を制御するのではなく、3
台以上のマスタリング用信号源装置をPC5が管理する
ようにしても良い。
【0080】上述の各実施の形態は、本発明の好適な実
施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変更実施可能である。たとえば、各ミドルウェア
50A,50AA,50ABは、それらが各1つのもの
としてまとめられた状態で保存するようにせず、コント
ロールアプリケーション50,70が起動した際に転送
するミドルウェアを特定した後に、転送対象となるミド
ルウェアを合成し、一つのものとしてまとめるようにし
ても良い。
【0081】また、PC5の中には1つのコントロール
アプリケーション50,70のみが配置されているが、
それぞれが複数のミドルウェアを管理する複数のコント
ロールアプリケーション50,70を配置するようにし
ても良い。また、対象となるメディアとしては、光ディ
スクの他に、光磁気ディスク、磁気ディスク等のディス
ク媒体等の各種記録媒体を採用することができる。さら
に、パーソナルコンピュータとしては、デスクトップ
型、ノート型、モバイル型等種々のタイプとすることが
できる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、各発明によれば、端末の
コントロールアプリケーションが、ファームウェア及び
PLDプログラムのミドルウェアプログラムを転送し、
マスタリング用信号源装置が、その転送されたミドルウ
ェアプログラムに基づいて特定のメディア用の信号生成
装置として動作するように構成したり、そのように動作
する方法を採用している。このため、光ディスクなどの
メディアのフォーマット及びバージョンの整合性を容易
に取ることができ、またユーザにとってフォーマット及
びバージョンの管理が容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るマスタリング用
信号生成システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のマスタリング用信号生成システムにお
いて、異なるフォーマットに対応したミドルウェアプロ
グラムを転送する様子を示す図である。
【図3】 図1のマスタリング用信号生成システムで採
用されているマスタリング用信号源装置内部の具体的構
成を示すシステム構成図である。
【図4】 図1のマスタリング用信号生成システムの動
作を説明するためのシーケンス図である。
【図5】 図1のマスタリング用信号生成システムにお
けるディスク対応フォーマットのファームウェアの動作
確認を示すシーケンス図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係るマスタリング用
信号生成システムの構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のマスタリング用信号生成システムの構
成を示すブロック図である。
【図8】 異なる複数のフォーマットのメディアをカッ
ティングする場合における従来のマスタリング用信号生
成システムの構成を示すブロック図である。
【図9】 異なる複数のフォーマットのメディアをカッ
ティングする場合における他の従来のマスタリング用信
号生成システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 パーソナルコンピュータ(端末) 6,6A,6B マスタリング用信号源装置 50 コントロールアプリケーション 50A,50AA,50AB ミドルウェアプログラム 50Aa ファームウェア 50Ab PLDプログラム 61 CPU(中央演算処理装置) 62 バッファ 63 ROM(データ保持手段) 64 RAM(SDRAM,記憶手段) 65 PLD 66 出力回路 70 コントロールアプリケーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝部 冬彦 神奈川県横浜市緑区白山一丁目16番2号 株式会社ケンウッドティ・エム・アイ内 Fターム(参考) 5D044 BC02 CC04 HL02 HL20 5D090 AA01 BB01 DD03 HH01 JJ01 5D121 BB38 BB40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディアのフォーマット及びバージョン
    に対応したファームウェア及びPLDプログラムのミド
    ルウェアプログラムを起動時に転送する機能、及び保存
    されたマスタリング用データを上記メディアに対応した
    フォーマット及びバージョンに応じてエンコードし、そ
    のエンコードされた上記マスタリング用データを転送す
    る機能を備えたコントロールアプリケーションがインス
    トールされた端末と、 この端末から転送された上記ミドルウェアプログラムを
    受信すると、上記ミドルウェアプログラムを記憶手段に
    格納し、上記ミドルウェアプログラムの上記ファームウ
    ェアに基づいて、上記ミドルウェアプログラムの上記P
    LDプログラムでPLD内の論理回路を構築し、このP
    LDで上記端末から転送された上記マスタリング用デー
    タをカッティング用出力信号として生成する信号生成処
    理を行って出力回路からカッティング装置に出力するマ
    スタリング用信号源装置と、 を備えたことを特徴とするマスタリング用信号生成シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記端末は、前記マスタリング用信号源
    装置のデータ保持手段に格納されている前記マスタリン
    グ用信号源装置固有の情報であり、かつこのマスタリン
    グ用信号源装置が対応しているメディアのフォーマット
    及びバージョンに関するデータを受信し、当該データに
    基づいて自動的に前記メディアのフォーマット及びバー
    ジョンを選択することを特徴とする請求項1記載のマス
    タリング用信号生成システム。
  3. 【請求項3】 前記コントロールアプリケーションと、
    異なる複数のメディアのフォーマット及びバージョンに
    対応した前記ミドルウェアプログラムとを前記端末内に
    1パッケージとして保持されていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のマスタリング用信号生成シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記端末が、前記コントロールアプリケ
    ーションによって複数のマスタリング用信号源装置を制
    御可能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求
    項3のうちのいずれか1項記載のマスタリング用信号生
    成システム。
  5. 【請求項5】 端末から転送されたファームウェアとP
    LDプログラムを備えるミドルウェアプログラムを格納
    する記憶手段と、 上記ファームウェアに基づいて上記PLDプログラムに
    よって論理回路が組み込まれるPLDと、 各種の処理のうち、メディアのフォーマットに依存しな
    い単純な処理を制御する基本ファームウェアを保存する
    データ保持手段と、 内部で生成されたマスタリング用データを出力する出力
    回路と、 上記各部材を制御する中央演算処理装置とを備え、 上記端末から転送された上記ミドルウェアによって動作
    し、その転送されるミドルウェアが変更されることで複
    数のフォーマットのカッティング用出力信号を出力可能
    としたことを特徴とするマスタリング用信号源装置。
  6. 【請求項6】端末内のコントロールアプリケーションを
    起動する工程と、 このコントロールアプリケーションからの問い合わせに
    対しマスタリング用信号源装置が対応可能なフォーマッ
    ト及びバージョンの情報を上記マスタリング用信号源装
    置から上記端末に送る工程と、 送信されてきた情報から上記マスタリング用信号源装置
    へ送信するミドルウェアを選択する工程と、 送信されてきたミドルウェアを上記マスタリング用信号
    源装置内で動作するように準備する工程と、 送信されてきたミドルウェア中のファームウェアを動作
    させマスタリング用データを生成する工程と、 を有することを特徴とするマスタリング用信号の生成方
    法。
JP2001259553A 2001-08-29 2001-08-29 マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法 Withdrawn JP2003067934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259553A JP2003067934A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259553A JP2003067934A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003067934A true JP2003067934A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19086909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001259553A Withdrawn JP2003067934A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003067934A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354217A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Sony Corp 情報出力処理装置、情報入力処理装置、情報処理システム及び情報処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354217A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Sony Corp 情報出力処理装置、情報入力処理装置、情報処理システム及び情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6772281B2 (en) Disk drive for selectively satisfying a read request from a host computer for a first valid data block with a second valid data block
US8341366B2 (en) Splitting writes between a storage controller and replication engine
WO2003012577A2 (en) Device-related software installation
WO2005062188A1 (ja) ネットワーク機器
JP5149567B2 (ja) 画像処理装置及び方法
US7945547B2 (en) Communication apparatus and method for controlling communication
JP2009151763A (ja) メディア処理装置
JP2003067934A (ja) マスタリング用信号生成システムおよびマスタリング用信号源装置ならびにマスタリング用信号の生成方法
CA2599832A1 (en) A method and protocol for transmitting extended commands to usb devices
JP3001537B1 (ja) リモートコンピュータのブートシステムのブート方法
JP3475130B2 (ja) ローカル・メモリにパケット化した操作情報を記憶することによる入出力パフォーマンスの向上
JP4569368B2 (ja) 計算機システム、メモリ初期化方法、および計算機システムのプログラム
US20050265266A1 (en) Optical disc drive that downloads operational firmware from an external host
US6574696B1 (en) Methods and arrangements for providing bi-directional control between data storage drives and automation controllers
JP2002304299A (ja) クラスタシステムのインストール方法及びシステム並びにプログラム
JP2007317067A (ja) ネットワークファイル管理システム、デバイスサーバおよびファイル伝送方法
RU2808634C1 (ru) Динамическое определение совместимости файловых систем в реальном времени
TWI486790B (zh) 電腦系統以及電腦啟動設定方法
JP2006277143A (ja) 共有ファイルシステム及び設定方法並びに設定グログラム
Gilbert The Linux 2.4 SCSI subsystem HOWTO
JP2000207131A (ja) 光ディスクシステム制御チップおよび光ディスクシステムに使用される更新方法
JPH06259368A (ja) 周辺装置接続制御装置
JP2005134985A (ja) コンピュータコンポーネントのクイック起動システムおよびクイック起動方法
JPH11339366A (ja) ディスク再生装置、情報読出方法
JP2009251889A (ja) サーバ装置およびソフトウェア導入方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104