JP2003067222A - 業務フローの稼動情報取得方法および業務フローシステム - Google Patents

業務フローの稼動情報取得方法および業務フローシステム

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JP2003067222A
JP2003067222A JP2001257322A JP2001257322A JP2003067222A JP 2003067222 A JP2003067222 A JP 2003067222A JP 2001257322 A JP2001257322 A JP 2001257322A JP 2001257322 A JP2001257322 A JP 2001257322A JP 2003067222 A JP2003067222 A JP 2003067222A
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Minoru Tomisaka
稔 富坂
Tokuji Sashino
篤司 指野
Kiichi Ishida
貴一 石田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に実行された業務プログラムに関する稼
動情報を収集処理することにある。 【解決手段】 統合制御処理121は業務案件識別子が入
力されると、イベント解析処理122はイベントログ114を
参照して該業務案件で実行した作業を抽出し、稼働情報
収集制御処理123はシステム構成情報112から該抽出した
作業を実行する業務プログラムを取得し、該情報112に
より該業務プログラムが稼働する業務サーバ130,150を
特定し、特定した業務サーバに業務案件及び業務プログ
ラムに対応する稼働情報収集処理を指示し、業務サーバ
は自稼働ログ141,161から該業務案件及び業務プログラ
ムに対応する稼働情報を全て抽出し、業務案件管理サー
バ110に送信し、稼働情報編集処理124は業務案件の業務
フロー定義に基づき受信した稼働情報を編集し、統合制
御処理121は編集結果を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務案件の運用を
制御する業務案件管理サーバと、業務プログラムが稼動
する複数の業務サーバと、該業務案件管理サーバと該業
務サーバとの通信機能を有するネットワークとを備えた
業務フローシステムに係り、特に、管理者が障害原因を
特定することを支援する稼動情報を取得する方法または
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】業務案件管理サーバと業務プログラムが
稼動する複数の業務サーバからなる業務フローシステム
では、いずれかの業務プログラムにおいて障害が発生し
たときに障害原因を特定するために収集すべき情報が各
業務サーバに分散しており、これらの情報を効率的に収
集する手段が存在しない場合、障害原因の特定、ひいて
は障害の回復に少なからぬ時間を要する。ネットワーク
で接続された複数のサーバから構成されるシステムにお
いて、各サーバに蓄積されたログ情報およびイベント情
報等の稼動情報を収集する手法を示した特許は、例えば
「特開平11−134306号公報、管理マネージャ計
算機、記録媒体、および、計算機運用管理方法」がある
が、該公報は予め定義した運用定義情報のみによって稼
動情報を収集するため、業務フローの遂行過程で障害が
発生したときに、予め定義した運用定義情報において実
行予定であった業務プログラムを実行しなかった場合に
も、該業務プログラムが稼動する業務サーバに対して稼
動情報収集処理の実行を要求し、該業務プログラムを実
行しなかったので稼動情報が全くないため不必要である
稼動情報収集処理を、該業務サーバが実行してしまう。
また、業務フローの遂行時に、特定の条件を評価した結
果が特定のケースに該当するときのみ実行する業務プロ
グラムがある場合、前述した特許の手法では、予め定義
した運用定義情報においては該業務プログラムは実行予
定であるため、実際には該業務プログラムは実行してい
ないにも関らず、該業務プログラムが稼動する業務サー
バに対して稼動情報収集処理の実行を要求し、稼動情報
収集処理を該業務サーバが実行してしまう。上記理由に
より、該公報が示す手法では、稼動情報の取得におい
て、障害情報収集処理が不必要な業務サーバに対して、
該処理の要求をするため、該業務サーバに余計な負荷を
かけてしまうという問題があった。
【0003】また、障害管理システムと業務フローに関
する公報は、例えば「特開2000−353113号公
報、障害管理システム及び方法、障害管理装置、記録媒
体」があるが、該公報は障害管理システムにおける障害
管理業務データを取り扱う業務フローシステムに関する
公報であって、本発明が解決しようとする、業務フロー
システムにおける障害情報を含む稼動情報を収集する際
の課題を解決することはできない。また、業務案件管理
サーバと業務サーバをもって業務フローを遂行するシス
テムを構築する手法を示した公報は、例えば「特開平7
−160636号公報、ワークフローシステム」がある
が、該公報は業務フローを遂行するシステムを迅速に構
築する手法を示したのみであって、該公報による手法で
構築した業務フローシステムにおいて発生しうる障害に
対して、障害情報を含む稼動情報を収集する手法を示す
ものではなく、本発明が解決しようとする、業務フロー
システムにおける障害情報を含む稼動情報を収集する際
の課題を解決することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、予め
定義した運用定義情報のみではなく、実際の実行過程の
情報も利用することで、実際に業務プログラムを実行し
た業務サーバ群にのみ稼動情報収集処理の実行を要求
し、該業務サーバ群のみが稼動情報収集処理を実行する
ことを可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、管理情報を蓄積し、業務案件の運用を制
御する業務案件管理サーバと、業務プログラムが稼動す
る複数の業務サーバと、該業務案件管理サーバと該業務
サーバとの通信機能を有するネットワークとを備えた業
務フローシステムにおける稼働情報取得方法であり、業
務案件管理サーバは、利用者による業務案件の指定に応
じて、管理情報を参照して該業務案件で実行開始した1
以上の業務プログラムと該業務プログラムの配置されて
いる業務サーバを決定し、該決定した業務サーバに対し
て、該指定された業務案件及び該決定された1以上の業
務プログラムを指定して稼働情報の収集を指示し、収集
した稼働情報を該業務サーバから取得し、該収集した稼
働情報を該業務案件に係る業務フローに基づいて業務案
件単位の一連の稼働情報に編集し出力するようにしてい
る。前記業務サーバは、自サーバの稼働ログから業務案
件管理サーバに指定された業務案件及び1以上の業務プ
ログラムを有する稼働情報を全て抽出し、該抽出した稼
働情報を業務案件管理サーバに送信するようにしてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の一実施例を
説明する。図1は本発明を説明するための業務フローシ
ステムの全体構成を示す図である。図1において、11
0は業務案件の運用を制御する業務案件管理サーバ、1
30、150は業務プログラムが稼動する業務サーバ、
170は業務案件管理サーバと業務サーバを接続するネ
ットワークである。業務案件管理サーバ110は、管理
情報を有し、管理情報として、業務フロー定義を登録し
た業務フロー定義情報111と、後述する業務フロー内
の作業と業務プログラムの対応関係や業務プログラムの
業務サーバへの配置などのシステム構成を登録したシス
テム構成情報112と、業務案件毎に業務フローの進捗
などを記録した業務案件情報113と、業務案件の実行
履歴であるところのイベントを記録したイベントログ1
14とを有する。さらに、業務案件管理サーバ110に
は、業務フローの稼動情報を取得する統合制御処理12
1と、イベントログ114から特定のイベントを抽出し
たりイベントから特定の情報を取得したりするイベント
解析処理122と、各業務サーバに蓄積した稼動情報の
うち特定の情報を要求する稼動情報収集制御処理123
と、収集した稼動情報を特定の様式に編集する稼動情報
編集処理124を設ける。
【0007】なお、業務フロー定義情報111は、例え
ば後述する図2中の業務フロー定義テーブル200と、
後述する図3中の業務フロー定義300に示すような内
容をもち、システム構成情報112は、例えば後述する
図4中のシステム構成データベース400に示すような
内容をもち、業務案件情報113は、例えば後述する図
5中の業務案件テーブル500に示すような内容をも
ち、イベントログ114は、例えば後述する図6中のイ
ベントテーブル600に示すような内容をもつ。また、
業務サーバ130、150は、業務プログラム131、
132、133、151、152と、各業務プログラム
の稼動履歴を記録した稼動ログ141、161を有す
る。さらに、業務サーバ130、150には、業務案件
管理サーバ110からの要求にしたがって特定の稼動情
報を収集し返送する稼動情報収集処理142、162を
設ける。なお、稼動ログ141、161は、例えば後述
する図7中の稼動情報テーブル700に示すような内容
をもつ。
【0008】図2は業務フロー定義テーブルの一例であ
る。業務フロー定義テーブルは、業務フロー定義情報1
11に含まれる。図2において、業務フロー定義テーブ
ル200は、業務フロー定義を一意に識別する業務フロ
ー識別子を記述する業務フロー識別子欄201と、業務
フロー定義を記述する業務フロー定義欄202を有す
る。また、211は定義行の一例である。行211は業
務フロー定義識別子#0001に、後述する図3中の業
務フロー定義300が割当てられていることを示す。図
3は業務フロー定義の一例である。図3において、業務
フロー定義300は、業務フローの開始を表す開始ノー
ド301と、業務フローの完了を表す完了ノード302
と、業務遂行のために実行すべき作業311、312
と、業務フローの処理順序を示す遷移321、322、
323を有する。業務フロー定義300は、本業務フロ
ー定義にしたがった業務案件を起動した場合に、業務フ
ローの遂行を開始ノード301から開始し、遷移32
1、322、323にしたがって作業311、312の
順に実行し、完了ノード302に到達することで該業務
案件を完了することを表す。
【0009】図4はシステム構成データベースの一例で
ある。システム構成データベースは、システム構成情報
112に含まれる。業務フロー内の作業は各作業ごとに
対応づけた業務プログラムによって処理し、業務プログ
ラムは図1中の131、132、133、151、15
2に示すように業務サーバ内に配置するため、システム
構成データベース400は、業務案件管理サーバ110
が業務遂行のために作業を起動する場合に、該作業から
作業起動を指示すべき業務サーバと、起動すべき業務プ
ログラムとを、特定するときに必要な情報を登録してい
る。図4において、システム構成データベース400
は、作業・業務プログラム対応テーブル410と、業務
プログラム配置テーブル430を有する。
【0010】作業・業務プログラム対応テーブル410
は、作業を一意に識別する作業識別子を記述する作業識
別子欄411と、各作業がいずれの業務プログラムに対
応するかを記述する業務プログラム識別子欄412を有
する。行421は、作業#0001を業務プログラム#
0003によって実行することを表す。また、行42
1、423が表すように、複数の作業を一つの業務プロ
グラムに対応づけることがある。
【0011】業務プログラム配置テーブル430は、業
務プログラムを一意に識別する業務プログラム識別子を
記述する業務プログラム識別子欄431と、各業務プロ
グラムがいずれかの業務サーバに配置されるかを記述す
る業務サーバ識別子欄432を有する。行441は、業
務プログラム#0001が、業務サーバ#0002に配
置されることを表す。また、行441、442が表すよ
うに、複数の業務プログラムが一つの業務サーバに配置
されることがある。さらに、システム構成データベース
400に記載の情報において、行422、443から、
作業#0002を実行するためには、業務サーバ#00
01に配置された、業務プログラム#0005を実行す
る必要があることを知ることができる。
【0012】図5は業務案件テーブルの一例である。業
務案件テーブルは、業務案件情報113に含まれる。管
理者は業務案件テーブルの情報を参照することによっ
て、いずれかの業務案件で障害が起きているか知ること
ができる。図5において、業務案件テーブル500は、
業務案件を一意に識別する業務案件識別子を記述する業
務案件識別子欄501と、各業務案件がいずれの業務フ
ロー定義を遂行するものであるかを記述する業務フロー
定義識別子欄502と、各業務案件がどのような状況に
あるかを記述する状況欄503を有する。業務案件テー
ブルの各行は、業務案件管理サーバ110が利用者によ
り業務案件の開始を指示されたときに業務案件識別子と
ともに生成する。また、業務案件管理サーバ110は業
務プログラムの起動や終了等、業務フローの遂行にした
がって業務案件の状態が変化するときに状況欄503を
更新する。行511は業務案件#0001が、業務フロ
ー定義#0005を遂行するものであって、かつ該業務
案件が業務フローの遂行を完了していることを表す。同
様に、行512は業務案件#0002が、業務フロー定
義#0001を遂行するものであって、かつ作業#00
02を実行中であることを表し、行513は業務案件#
0017が、業務フロー定義#0001を実行するもの
であって、かつ作業#0001が異常終了したため、該
業務案件が業務フローの遂行を異常終了したことを表
す。また、行512、513が表すように、同じ業務フ
ロー定義#0001を、複数の業務案件が同時に遂行す
ることがある。
【0013】図6はイベントテーブルの一例である。イ
ベントテーブルはイベントログ114に含まれる。図6
において、イベントテーブル600は、業務案件の実行
履歴であるところのイベントを一意に識別するイベント
識別子を記述するイベント識別子記述欄601と、各イ
ベントがいずれかの業務案件に関するものかを記述する
業務案件識別子欄602と、どのようなイベントが発生
したかを記述するイベント詳細欄603を有する。イベ
ントテーブルの各行は、業務案件管理サーバ110が業
務案件の開始や業務プログラムの起動や終了等、業務フ
ローの遂行にしたがって業務案件の状態が変化するとき
にイベント識別子とともに生成される。行611はイベ
ント#0002が、業務案件#0002に関するもので
あって、該業務案件が起動したことを表す。イベントテ
ーブル600は、業務識別子欄602に注目して特定の
業務案件に係るイベントのみを抽出することで、該業務
案件の実行過程の概要を知ることができる。
【0014】図7は稼動情報テーブルの一例である。稼
動情報テーブルは、稼動ログ141、161に含まれ
る。図7において、稼動情報テーブル700は、各業務
サーバ内で稼動情報を一意に識別する稼動情報識別子を
記述する稼動情報識別子欄701と、各稼動情報がいず
れかの業務案件に関するものかを記述する業務案件識別
子欄702と、各稼動情報がいずれかの業務プログラム
におけるものかを記述する業務プログラム識別子欄70
3と、各稼動情報の時系列順序を判別するためのタイム
スタンプを記述するタイムスタンプ欄704と、各稼動
情報の詳細を記述する稼動情報詳細欄705を有する。
稼動情報テーブルの各行は、各業務プログラムがプログ
ラムの起動や終了、プログラム内の関数の呼出し等、業
務プログラムの稼動状況を記録するときに稼動情報識別
子とともに生成する。稼動情報テーブル700は、業務
案件識別子欄702と業務プログラム識別子欄703に
注目して特定の業務案件と業務プログラムに係る稼動情
報のみを抽出することで、該業務案件に係る該業務プロ
グラムの実行過程を知ることができる。
【0015】図8は稼動情報取得処理の手順を示し、業
務案件管理サーバ110が、特定の業務案件に係る稼動
情報を取得する処理の手順を表す。統合制御処理121
は、まず、ステップ801において、管理者が特定の業
務案件に係る稼動情報を取得したい場合に、取得対象業
務案件識別子を入力する。次に、ステップ802におい
て、イベントログ114の内容を解析して、該業務案件
で遂行される業務フロー内で実行すべき作業のうち、開
始した作業の作業識別子の一覧を取得する。ステップ8
02におけるイベント解析処理122は、後述するステ
ップ811、812、813によって実行する。ステッ
プ803、804、805において、ステップ803は
繰り返しの開始位置を表し、ステップ805は繰り返し
の終了位置を表す。ステップ804において、802で
取得した各作業識別子で識別される作業の、該業務案件
に係る稼動情報の収集を適切な業務サーバに要求する。
ステップ804における稼動情報収集制御処理123
は、後述するステップ821、822、823、824
で実行する。次に、ステップ806において、ステップ
804で稼動情報収集処理の実行を要求した各業務サー
バで収集され、返信された稼動情報全てを、該業務案件
が遂行する業務フローの定義に基づいて編集する。ステ
ップ806における収集済み稼動情報編集処理124
は、後述するステップ841、842、843で実行す
る。最後に、ステップ807において、ステップ806
で編集した稼動情報を出力する。
【0016】管理者が、特定の業務案件に係る稼動情報
を取得する場合、ステップ801で入力する取得対象業
務案件識別子を与えることで、ステップ807で出力す
る編集済み稼動情報により、特定の業務案件に係る稼動
情報を取得することができる。ステップ802における
イベント解析処理122は、ステップ811において、
統合制御処理から業務案件識別子を受取り、ステップ8
12においてイベントログ114内のイベントテーブル
600を参照し、業務案件識別子欄602とイベント詳
細欄603に注目して該業務案件に係るイベントのう
ち、イベント詳細が「作業開始」となっているイベント
を全て抽出し、ステップ813において抽出したイベン
トより、開始した作業の作業識別子を列挙する。開始し
た作業は、すでに作業完了している場合と、何らかの理
由で異常終了している場合と、未だ実行中の場合とある
が、少なくとも開始した作業は該業務案件の全ての稼動
情報を必要とする場合には、取得すべき稼動情報をもつ
作業である。
【0017】ステップ804における稼動情報収集制御
処理123は、ステップ821において、統合制御処理
から作業識別子と業務案件識別子を受取り、ステップ8
22においてシステム構成情報112内のシステム構成
情報データベース400を参照し、該作業に対応する業
務プログラム識別子を取得し、ステップ823において
システム構成情報112内のシステム構成情報データベ
ース400を参照し、該作業に対応する業務プログラム
が稼動する業務サーバを特定し、ステップ824におい
てステップ822で取得した該業務プログラム識別子と
該業務案件識別子に対応する稼動情報収集処理を、ステ
ップ823で特定した業務サーバに対して指示する。
【0018】ステップ824で指示した稼動情報収集処
理は、各業務サーバ130、150内でステップ83
1、832、833において実行する。ステップ824
で指示した稼動情報収集処理142、162は、ステッ
プ831において業務プログラム識別子と業務案件識別
子を受信し、ステップ832において稼動ログ141、
161内の稼動情報テーブル(稼動情報テーブルの一例
は図7中の700)を参照し、業務案件識別子欄702
と業務プログラム識別子欄703に注目し、該業務案件
と該業務プログラムに係る稼動情報を抽出し、ステップ
833においてステップ832で抽出した稼動情報を業
務案件管理サーバ110に送信する。
【0019】ステップ806における収集済み稼動情報
編集処理124は、ステップ841において、統合制御
処理から該業務案件識別子と、ステップ833で各業務
サーバ130、150から返信された稼動情報全てを受
取り、ステップ842において業務案件情報113内の
業務案件テーブル500を参照し、該業務案件が遂行す
る業務フロー定義識別子を取得し、ステップ843にお
いて業務フロー定義情報111内の業務フロー定義テー
ブル200を参照し、該業務フロー定義識別子に対応す
る業務フロー定義を取得して、該業務フロー定義に基づ
き、予め定められた様式に該稼動情報を編集する。予め
定められた様式とは、例えば後述する図9中の稼動情報
報告書900に示すような内容をもち、該業務案件に係
る稼動情報を必要とする者が、該業務案件の稼動過程の
詳細を理解することを支援するものである。
【0020】図9は稼動情報報告書の一例である。稼動
情報報告書はステップ807で出力する稼動情報であ
る。図9において、稼動情報報告書900は、該稼動情
報報告書がいずれかの業務フロー定義に係るものかを表
す業務フロー識別子欄911と、該稼動情報報告書がい
ずれかの業務案件に係るものかを表す業務案件識別子欄
912と、該稼動情報報告書をいつ作成したかを表す報
告書作成時刻刻印欄913と、各稼動情報の時系列順序
を判別するためのタイムスタンプ欄921と、各稼動情
報がいずれかの業務プログラムに係るものかを表す業務
プログラム識別子欄922と、各稼動情報がいずれかの
業務サーバ内のものかを表す業務サーバ欄923と、各
稼動情報が各業務サーバ内で振られた稼動情報識別子を
記述する稼動情報識別子欄924と、稼動情報の詳細を
記述する稼動情報詳細欄925を有する。稼動情報報告
書900において、行931は該業務案件に関して業務
サーバ#0001内で業務プログラム#0011がタイ
ムスタンプ欄921に示した時刻に正常終了したことを
表し、行933は該業務案件に関して業務サーバ#00
02内で業務プログラム#0034がタイムスタンプ欄
921に示した時刻に異常終了したことを表す。また、
行932は業務プログラム#0034の異常終了の起因
となった例外発生を示す稼動情報を表す。
【0021】(2)以下、実施例1に示したシステムに
おいて、後述する図10中の業務フロー定義1000
と、業務案件の進行1021について、稼動情報収集処
理の実行をいずれかの業務サーバに要求するかを説明す
る。図10において、業務フロー定義1000は、業務
フローが開始ノード1001から開始し、作業101
1、1012、1013を逐次実行し、完了ノード10
02に到達することで該業務フローの遂行が完了するこ
とを表し、業務案件の進行1021は、業務案件が作業
1011、1012の順に実行し、障害発生1022に
おいて、作業1012が実行中に異常終了したことを表
す。図10に示す状況では、イベントログ114内のイ
ベントテーブル600には、該業務フロー定義に含まれ
る作業1011、1012、1013のうち、実際に実
行が開始した作業1011、1012に対する「作業開
始」を示すイベント群を記録する。該イベントテーブル
の情報に基づき、該業務案件の稼動情報収集処理の実行
は、作業1011、1012に対応する業務プログラム
が稼動する業務サーバに対してのみ要求する。該業務フ
ロー定義内に含まれるが、実際には実行していない作業
1013に対応する業務プログラムが稼動する業務サー
バに対しては、稼動情報収集処理の実行は要求しない。
【0022】(3)以下、実施例1に示したシステムに
おいて、後述する図11中の業務フロー定義1100
と、業務案件の進行1121について、稼動情報収集処
理の実行をいずれかの業務サーバに要求するかを説明す
る。図11において、貸付決済業務(業務フロー定義1
100)は、業務フローが開始ノード1101から開始
し、貸付決裁書受付(作業1111)をした後に、決済
額に基づき(条件1131)業務フローが分岐し(分岐
ノード1102)、決済額が3億円以上の場合(ケース
1132)に該当するならば続いて与信審査依頼(作業
1112)を行い、決済額が3億円未満の場合(ケース
1133)に該当するならば続いて貸付依頼(作業11
13)を行った後に業務フローが合流し(先着ノード1
103)、続いて完了ノード1104に到達することで
該貸付決済業務の遂行が完了することを表す。
【0023】決済額3億円未満のある業務案件が業務案
件の進行1121にしたがって業務フローが推移する場
合に、業務案件管理サーバ110は、該業務案件の実行
が指示されたときにイベントログ114に該業務案件の
起動イベントを記録し、業務フロー定義1100にした
がって次作業1111の開始をイベントログ114に記
録し、システム構成情報112に基づき作業1111を
実行する業務プログラムを含む業務サーバに対して該業
務プログラムの起動を指示する。該業務サーバは稼動情
報テーブルに該業務プログラムの起動を記録し、該業務
プログラムを起動する。該業務サーバは該業務プログラ
ムの実行過程から終了までを検知し、稼動情報テーブル
に該業務プログラムの稼動情報を記録し、業務案件管理
サーバ110に該業務プログラムの完了を通知する。
【0024】業務案件管理サーバは作業1111の完了
をイベントログ114に記録し、業務フロー定義110
0にしたがって分岐ノード1102において決済額を判
定し(条件1131)、ケース1133に該当したこと
をイベントログ114に記録し、次作業1113の開始
をイベントログ114に記録し、システム構成情報11
2に基づき作業1113を実行する業務プログラムを含
む業務サーバに対して該業務プログラムの起動を指示す
る。
【0025】該業務サーバは稼動情報テーブルに該業務
プログラムの起動を記録し、該業務プログラムを起動す
る。該業務サーバは該業務プログラムの実行過程から終
了までを検知し、稼動情報テーブルに該業務プログラム
稼動情報を記録するが、該業務案件について該業務プロ
グラムの実行過程で障害が発生して該業務プログラムが
異常終了したために、業務サーバは稼動情報テーブルに
該業務プログラムの異常終了を記録し、業務案件管理サ
ーバ110に該業務プログラムの異常終了を通知する。
業務案件管理サーバは作業1113が異常終了したこと
をイベントログ114に記録し、該業務案件が異常終了
したことを業務案件テーブル500に記録する。
【0026】業務フローシステムの管理者は、業務案件
テーブル500に基づき、異常終了した該業務案件に関
して稼動情報の収集を業務案件管理サーバ110に指示
する。該業務案件に係る業務フロー定義1100に含ま
れる作業1111、1112、1113のうち、イベン
トログ114に記録されたイベント群より、図8におけ
る稼動情報取得手順に基づき、実際に実行が開始した作
業1111、1113のみであることが抽出され、稼動
情報収集処理の実行は、作業1111、1113に対応
する作業プログラムが稼動する業務サーバに対してのみ
要求する。該業務フロー定義内に含まれるが、実際には
実行していない作業1112に対応する業務プログラム
が稼動する業務サーバに対しては、稼動情報収集処理の
実行は要求しない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め定義した運用定義情報に記載の全ての業務サーバに対
してではなく、実際に業務プログラムを実行した業務サ
ーバ群に対してのみ、稼動情報収集処理の実行を要求
し、該業務サーバ群のみで稼動情報収集処理を実行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】業務フローシステムの全体構成を示す図であ
る。
【図2】業務フロー定義テーブルの一例を示す図であ
る。
【図3】業務フロー定義の一例を示す図である。
【図4】システム構成データベースの一例を示す図であ
る。
【図5】業務案件テーブルの一例を示す図である。
【図6】イベントテーブルの一例を示す図である。
【図7】稼動情報テーブルの一例を示す図である。
【図8】稼動情報取得する処理の手順を示す図である。
【図9】稼動情報報告書の一例を示す図である。
【図10】業務フロー定義と業務案件の進行の一例を説
明するための図である。
【図11】業務フロー定義と業務案件の進行の一例を説
明するための図である。
【符号の説明】
110 業務案件管理サーバ 111 業務フロー定義情報 112 システム構成情報 113 業務案件情報 114 イベントログ 121 統合制御処理 122 イベント解析処理 123 稼動情報収集制御処理 124 稼動情報編集処理 130、150 業務サーバ 131、132、133、151、152 業務プログ
ラム 141、161 稼動ログ 142、162 稼動情報収集処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 貴一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B042 GA12 MA08 MA09 MA10 MC12 MC32 MC40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理情報を蓄積し、業務案件の運用を制
    御する業務案件管理サーバと、業務プログラムが稼動す
    る複数の業務サーバと、該業務案件管理サーバと該業務
    サーバとの通信機能を有するネットワークとを備えた業
    務フローシステムにおける業務フローの稼働情報取得方
    法であって、 前記業務案件管理サーバは、利用者による業務案件の指
    定に応じて、前記管理情報を参照して該業務案件で実行
    開始した1以上の業務プログラムと該業務プログラムの
    配置されている業務サーバを決定し、 該決定した業務サーバに対して、該指定された業務案件
    及び該決定された1以上の業務プログラムを指定して稼
    働情報の収集を指示し、収集した稼働情報を該業務サー
    バから取得し、 該収集した稼働情報を該業務案件に係る業務フローに基
    づいて業務案件単位の一連の稼働情報に編集し出力する
    ことを特徴とする業務フローの稼働情報取得方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の業務フローの稼働情報取
    得方法において、 前記業務サーバは、自サーバの稼働ログから前記業務案
    件管理サーバに指定された業務案件及び1以上の業務プ
    ログラムを有する稼働情報を全て抽出し、該抽出した稼
    働情報を前記業務案件管理サーバに送信することを特徴
    とする業務フローの稼働情報取得方法。
  3. 【請求項3】 管理情報を蓄積し、業務案件の運用を制
    御する業務案件管理サーバと、業務プログラムが稼動す
    る複数の業務サーバと、該業務案件管理サーバと該業務
    サーバとの通信機能を有するネットワークとを備えた業
    務フローシステムであって、 前記業務案件管理サーバは、利用者による業務案件の指
    定に応じて、前記管理情報を参照して該業務案件で実行
    開始した1以上の業務プログラムと該業務プログラムの
    配置されている業務サーバを決定する手段と、 該決定した業務サーバに対して、該指定された業務案件
    及び該決定された1以上の業務プログラムを指定して稼
    働情報の収集を指示する手段と、 該業務サーバから、収集した稼働情報を取得する手段
    と、 該収集した稼働情報を該業務案件に係る業務フローに基
    づいて業務案件単位の一連の稼働情報に編集し出力する
    手段を有することを特徴とする業務フローシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の業務フローシステムにお
    いて、 前記業務サーバは、自サーバの稼働ログから前記業務案
    件管理サーバに指定された業務案件及び1以上の業務プ
    ログラムを有する稼働情報を全て抽出する手段と、 該抽出した稼働情報を前記業務案件管理サーバに送信す
    る手段を有することを特徴とする業務フローシステム。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、利用者による業務案件
    の指定入力に応じて管理情報を参照して該業務案件で実
    行開始した1以上の業務プログラムと該業務プログラム
    の配置されている業務サーバを決定する機能と、該決定
    した業務サーバに対して、該指定された業務案件及び該
    決定された1以上の業務プログラムを指定して稼働情報
    の収集を指示する機能と、収集した稼働情報を該業務サ
    ーバから取得する機能と、該収集した稼働情報を該業務
    案件に係る業務フローに基づいて業務案件単位の一連の
    稼働情報に編集し出力する機能を実現させるためのプロ
    グラム。
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