JP2003067068A - ペダルユニットのシール構造 - Google Patents

ペダルユニットのシール構造

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JP2003067068A
JP2003067068A JP2001253340A JP2001253340A JP2003067068A JP 2003067068 A JP2003067068 A JP 2003067068A JP 2001253340 A JP2001253340 A JP 2001253340A JP 2001253340 A JP2001253340 A JP 2001253340A JP 2003067068 A JP2003067068 A JP 2003067068A
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seal
seal member
pedal
groove
pedal unit
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JP2001253340A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Matsui
則行 松井
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材の材料の歩留りをよくすることが
できると共に、シール溝に対するシール部材の貼り付け
作業を容易且つ確実に行うことができ、シール性向上を
図り得るペダルユニットのシール構造を提供する。 【解決手段】 シール部材14を細長い紐状の弾性体で
形成すると共に、シール溝12の周方向所要箇所に、シ
ール部材14の一端部と他端部とがその幅方向にラップ
して隣接配置可能となるよう幅広としたラップ溝部1を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペダルユニットの
シール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の製造においては、組
立ラインでの組立作業の容易化や作業工数の減少を図る
ために、複数の関連部品をユニット化して一つのアッセ
ンブリとしてまとめることが行われており、例えば、ヨ
ーロッパ等では、ペダルブラケットにブレーキペダルや
クラッチペダル等のペダル類やその関連部品を取り付け
てペダルユニットを構成し、該ペダルユニットをダッシ
ュパネルに対し組み付けるようにすることが既に実施さ
れている。
【0003】図4及び図5は従来のペダルユニットの一
例を示すものであって、該ペダルユニット11は、外周
縁部にシール溝12が形成されたペダルブラケット13
にペダル類及びその関連部品を取り付けると共に、前記
シール溝12にシール部材14を貼り付け、該ペダルブ
ラケット13を、室外側Aに対し室内側Bを区画するダ
ッシュパネル15の運転席側に開口された開口部16に
嵌め込むようにしてなる構成を有している。ここに図示
している例では、特に図4に示す如く、ペダル類として
のブレーキペダル17と、該ブレーキペダル17の踏込
みにより作動する関連部品としてのブレーキバルブ18
と、ペダル類としてのクラッチペダル19と、該クラッ
チペダル19の踏込みにより作動する関連部品としての
クラッチマスタシリンダ20とが取り付けられている。
【0004】ここで、前記ペダルユニット11のペダル
ブラケット13は、正面形状が略矩形状(図4参照)を
成し且つその外周縁部分を略平坦な締結用フランジ部と
して複数のボルト孔21が穿設され、該各ボルト孔21
より内側に位置するよう前記シール溝12が凹設されて
おり、又、前記ペダルブラケット13の上側部分には、
三つの軸支部22,23,24が突設され、該各軸支部
22,23,24に掛け渡される支軸25に対して回動
自在に嵌装された左右のボス26,27に対し前記ブレ
ーキペダル17及びクラッチペダル19の基端が夫々一
体に取り付けられている。
【0005】更に、前記ペダルブラケット13における
右側部分には、図5に示す如き側面形状が室外側Aから
室内側Bに向け三角形状に張り出すバルブ収容部28が
形成され、該バルブ収容部28に対し室外側Aから前記
ブレーキバルブ18が取り付けられ、前記バルブ収容部
28の上側の斜面に穿設された孔29から前記ブレーキ
バルブ18の上端部分と作動ロッド30とが室内側Bに
突出され、該作動ロッド30の先端部が前記ボス26か
ら突設されたレバー31の先端部に連結されており、
又、前記ペダルブラケット13における左側部分には、
前記バルブ収容部28より若干小さく側面形状が室外側
Aから室内側Bに向け三角形状に張り出すシリンダ収容
部32が形成され、該シリンダ収容部32に対し室外側
Aから前記クラッチマスタシリンダ20が取り付けら
れ、前記シリンダ収容部32の上側の斜面に穿設された
孔33から前記クラッチマスタシリンダ20の上端部分
とプッシュロッド34とが室内側Bに突出され、該プッ
シュロッド34の先端部が前記クラッチペダル19の基
端部に連結されている。
【0006】そして、このように構成されたペダルユニ
ット11は、図4に示される如く、シール溝12にシー
ル部材14を貼り付けた状態で、図5に示される如く、
室外側Aに対し室内側Bを区画するダッシュパネル15
の運転席側に開口された開口部16に対し室外側Aから
嵌め込まれ、ボルト・ナット35を締め付けることによ
り、固定されるようになっている。
【0007】ところで、従来においては、前記シール部
材14としては、図6に示される如く、裏面に粘着面が
形成されたスポンジシール等の弾性体の板36を、シー
ル溝12の形状に略合致させた型で打ち抜くことによ
り、無端の枠状に形成したものが用いられており、シー
ル溝12に対するシール部材14の貼り付け時には、粘
着面を覆う剥離紙(図示せず)を剥がした後、シール溝
12に沿ってシール部材14を貼り付けるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、裏面に粘着面が形成されたスポンジシール等の弾
性体の板36を型で打ち抜いて無端の枠状に形成したも
のをシール部材14として用いるのでは、打ち抜かれた
以外の弾性体の板36の大部分がほとんど無駄になり、
歩留りが悪いという欠点を有していた。
【0009】又、無端の枠状に形成したシール部材14
では、シール溝12に対する貼り付け作業もやりにく
く、万一、貼り付けがうまく行かなかった場合には、シ
ール性が確保できなくなる虞があるため、作業をやり直
したりしなければならなかった。
【0010】本発明は、斯かる実情に鑑み、シール部材
の材料の歩留りをよくすることができると共に、シール
溝に対するシール部材の貼り付け作業を容易且つ確実に
行うことができ、シール性向上を図り得るペダルユニッ
トのシール構造を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周縁部にシ
ール溝が形成されたペダルブラケットにペダル類及びそ
の関連部品を取り付けると共に、前記シール溝にシール
部材を貼り付け、該ペダルブラケットをダッシュパネル
の開口部に嵌め込むよう構成したペダルユニットのシー
ル構造において、シール部材を細長い紐状の弾性体で形
成すると共に、シール溝の周方向所要箇所に、シール部
材の一端部と他端部とがその幅方向にラップして隣接配
置可能となるよう幅広としたラップ溝部を形成したこと
を特徴とするペダルユニットのシール構造にかかるもの
である。
【0012】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0013】シール部材を細長い紐状の弾性体で形成す
ると、従来のように弾性体の板を型で打ち抜いて無端の
枠状に形成するのに比べ、材料の歩留りがよくなると共
に、型も不要となり、設備費並びに材料費の削減にもつ
ながる一方、シール部材をその一端側からシール溝に沿
って順次貼り付けていくことが可能となるため、シール
溝に対するシール部材の貼り付け作業もやりやすく、し
かも、シール部材の一端部と他端部とをラップ溝部でラ
ップさせて隣接配置させることが可能となり、シール部
材の長さにおける多少の誤差は許容されるため、シール
部材の長さをシール溝の長さより多少長めにしておけ
ば、シール部材が短すぎてその一端と他端とが当接しな
くなるようなことは避けられ、又、逆に、シール部材が
長すぎてその他端部を切断したりする必要もなく、シー
ル性が阻害される心配もない。
【0014】前記ペダルユニットのシール構造において
は、シール部材を、裏面に粘着面が形成された断面矩形
状のスポンジシールとすることができ、このようにする
と、前記ペダルユニットは整備等のためにダッシュパネ
ルから取り外され、整備等が完了した後、再びダッシュ
パネルに取り付けられることがあるが、こうした脱着の
繰り返しにも対応可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に
示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とする
ところは、図1〜図3に示す如く、シール部材14を細
長い紐状の弾性体で形成すると共に、シール溝12の周
方向所要箇所に、シール部材14の一端部と他端部とが
その幅方向にラップして隣接配置可能となるよう幅広と
したラップ溝部1を形成した点にある。
【0017】本図示例の場合、前記シール部材14は、
図3に示す如く、裏面に粘着面が形成された断面矩形状
のスポンジシールとしてある。
【0018】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0019】シール部材14を細長い紐状の弾性体で形
成すると、従来のように弾性体の板36(図6参照)を
型で打ち抜いて無端の枠状に形成するのに比べ、材料の
歩留りがよくなると共に、型も不要となり、設備費並び
に材料費の削減にもつながる一方、シール部材14をそ
の一端側からシール溝12に沿って順次貼り付けていく
ことが可能となるため、シール溝12に対するシール部
材14の貼り付け作業もやりやすく、しかも、シール部
材14の一端部と他端部とをラップ溝部1でラップさせ
て隣接配置させることが可能となり、シール部材14の
長さにおける多少の誤差は許容されるため、シール部材
14の長さをシール溝12の長さより多少長めにしてお
けば、シール部材14が短すぎてその一端と他端とが当
接しなくなるようなことは避けられ、又、逆に、シール
部材14が長すぎてその他端部を切断したりする必要も
なく、シール性が阻害される心配もない。
【0020】又、前記ペダルユニット11は整備等のた
めにダッシュパネル15から取り外され、整備等が完了
した後、再びダッシュパネル15に取り付けられること
があるが、本図示例においては、シール部材14を、裏
面に粘着面が形成された断面矩形状のスポンジシールと
してあるため、こうした脱着の繰り返しにも対応可能と
なる。
【0021】こうして、シール部材14の材料の歩留り
をよくすることができると共に、シール溝12に対する
シール部材14の貼り付け作業を容易且つ確実に行うこ
とができ、シール性向上を図り得、更に、ペダルユニッ
ト11のダッシュパネル15に対する脱着の繰り返しに
も対応し得る。
【0022】尚、本発明のペダルユニットのシール構造
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のペダルユニットのシール構造によれば、シール部
材の材料の歩留りをよくすることができると共に、シー
ル溝に対するシール部材の貼り付け作業を容易且つ確実
に行うことができ、シール性向上を図り得るという優れ
た効果を奏し得、又、本発明の請求項2記載のペダルユ
ニットのシール構造によれば、上記効果に加え更に、ペ
ダルユニットのダッシュパネルに対する脱着の繰り返し
にも対応し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の正面図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例におけるシール部
材の斜視図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】従来の一例の正面図である。
【図5】従来の一例の組み付け状態を表わす側面図であ
って、図4のV−V矢視相当図である。
【図6】従来の一例に用いられるシール部材の斜視図で
ある。
【符号の説明】 1 ラップ溝部 11 ペダルユニット 12 シール溝 13 ペダルブラケット 14 シール部材 15 ダッシュパネル 16 開口部 17 ブレーキペダル(ペダル類) 18 ブレーキバルブ(関連部品) 19 クラッチペダル(ペダル類) 20 クラッチマスタシリンダ(関連部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D114 AA04 BA28 BA29 CA09 EA15 FA16 GA02 3J040 AA01 AA11 AA17 EA26 FA05 HA03 HA21 3J070 AA32 BA67 BA81 BA85 CB37 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周縁部にシール溝が形成されたペダル
    ブラケットにペダル類及びその関連部品を取り付けると
    共に、前記シール溝にシール部材を貼り付け、該ペダル
    ブラケットをダッシュパネルの開口部に嵌め込むよう構
    成したペダルユニットのシール構造において、 シール部材を細長い紐状の弾性体で形成すると共に、シ
    ール溝の周方向所要箇所に、シール部材の一端部と他端
    部とがその幅方向にラップして隣接配置可能となるよう
    幅広としたラップ溝部を形成したことを特徴とするペダ
    ルユニットのシール構造。
  2. 【請求項2】 シール部材を、裏面に粘着面が形成され
    た断面矩形状のスポンジシールとした請求項1記載のペ
    ダルユニットのシール構造。
JP2001253340A 2001-08-23 2001-08-23 ペダルユニットのシール構造 Pending JP2003067068A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015120409A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 ボルボトラックコーポレーション ペダルユニット

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