JP2003067060A - パワーコントロール回路および電子装置 - Google Patents
パワーコントロール回路および電子装置Info
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- JP2003067060A JP2003067060A JP2001256922A JP2001256922A JP2003067060A JP 2003067060 A JP2003067060 A JP 2003067060A JP 2001256922 A JP2001256922 A JP 2001256922A JP 2001256922 A JP2001256922 A JP 2001256922A JP 2003067060 A JP2003067060 A JP 2003067060A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オートパワーオフの機能を備える電子装置にお
いて、その電源をオフにした場合の消費電力を削減する
ことができ、マイクロコンピュータを使用しない簡単な
構造のパワーコントロール回路および電子装置を提供す
る。 【解決手段】電源スイッチSW3がオンになると、電源
スイッチSW3がオフの期間に容量素子C1にチャージ
アップされた電荷により、第1および第2のトランジス
タQ3、Q2はオンし、バッテリーBATT3から第2
のトランジスタQ2を介してタイマー回路57および回
路ブロック54に電力が供給される。タイマー回路57
は、電力が供給されると、容量素子C1にチャージアッ
プされた電荷がディスチャージして第1のトランジスタ
Q3がオフする前に、そのオンを保持するように制御
し、その後、回路ブロック54の出力信号に基づいて所
定の一定時間を計測し、回路ブロック54が所定の一定
時間動作していないことを検出した場合に、第1のトラ
ンジスタQ3をオフするよう制御する。
いて、その電源をオフにした場合の消費電力を削減する
ことができ、マイクロコンピュータを使用しない簡単な
構造のパワーコントロール回路および電子装置を提供す
る。 【解決手段】電源スイッチSW3がオンになると、電源
スイッチSW3がオフの期間に容量素子C1にチャージ
アップされた電荷により、第1および第2のトランジス
タQ3、Q2はオンし、バッテリーBATT3から第2
のトランジスタQ2を介してタイマー回路57および回
路ブロック54に電力が供給される。タイマー回路57
は、電力が供給されると、容量素子C1にチャージアッ
プされた電荷がディスチャージして第1のトランジスタ
Q3がオフする前に、そのオンを保持するように制御
し、その後、回路ブロック54の出力信号に基づいて所
定の一定時間を計測し、回路ブロック54が所定の一定
時間動作していないことを検出した場合に、第1のトラ
ンジスタQ3をオフするよう制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源のオン/オフ
を制御するパワーコントロール回路およびこれを用いた
電子装置に関するものである。
を制御するパワーコントロール回路およびこれを用いた
電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子装置の電源をオン(ON)/オフ
(OFF)する場合、図10に示すように、バッテリー
BATT1と回路ブロック54との間に電源スイッチS
W1を設けて直接電源をオン/オフするか、あるいは、
オートパワーオフの機能が必要な場合には、図11に示
すように、バッテリーBATT2と回路ブロック54と
の間に、例えばパワーモスやパワートランジスタ等のパ
ワーデバイスQ1を設け、電源スイッチSW2のオン/
オフに応じて、このパワーデバイスQ1をオン/オフす
るパワーコントロール回路が採用される。
(OFF)する場合、図10に示すように、バッテリー
BATT1と回路ブロック54との間に電源スイッチS
W1を設けて直接電源をオン/オフするか、あるいは、
オートパワーオフの機能が必要な場合には、図11に示
すように、バッテリーBATT2と回路ブロック54と
の間に、例えばパワーモスやパワートランジスタ等のパ
ワーデバイスQ1を設け、電源スイッチSW2のオン/
オフに応じて、このパワーデバイスQ1をオン/オフす
るパワーコントロール回路が採用される。
【0003】パワーデバイスを使用する場合、例えばマ
イクロコンピュータ等を用いて、常に電子装置の電源ス
イッチを監視し、パワーデバイスをコントロールする。
この場合、電子装置の回路ブロックの電源は切ることが
できるが、マイクロコンピュータは、電源スイッチのオ
ン/オフを常に監視していなければならないので、マイ
クロコンピュータには常に電力(電源)が供給され、そ
の機能が維持されている必要がある。実際には、マイク
ロコンピュータは、スリープモード等の省電力モード等
を利用しながら電源スイッチの状態を監視している。
イクロコンピュータ等を用いて、常に電子装置の電源ス
イッチを監視し、パワーデバイスをコントロールする。
この場合、電子装置の回路ブロックの電源は切ることが
できるが、マイクロコンピュータは、電源スイッチのオ
ン/オフを常に監視していなければならないので、マイ
クロコンピュータには常に電力(電源)が供給され、そ
の機能が維持されている必要がある。実際には、マイク
ロコンピュータは、スリープモード等の省電力モード等
を利用しながら電源スイッチの状態を監視している。
【0004】図11に示す例の場合も、マイクロコンピ
ュータ56には常に電力が供給され、マイクロコンピュ
ータ56は、SW監視ポートを介して電源スイッチSW
2のオン/オフを常時監視している。
ュータ56には常に電力が供給され、マイクロコンピュ
ータ56は、SW監視ポートを介して電源スイッチSW
2のオン/オフを常時監視している。
【0005】ここで、電源スイッチSW2がオフである
場合、SW監視ポートは抵抗素子R1を介してグランド
に接地され、ロウレベルとなる。マイクロコンピュータ
56は、SW監視ポートがロウレベルであることを検出
すると、電源回路コントロールポートをハイレベルに設
定する。これにより、パワーデバイスQ1はオフし、回
路ブロック54への電力の供給は停止される。すなわ
ち、電源が切れる。
場合、SW監視ポートは抵抗素子R1を介してグランド
に接地され、ロウレベルとなる。マイクロコンピュータ
56は、SW監視ポートがロウレベルであることを検出
すると、電源回路コントロールポートをハイレベルに設
定する。これにより、パワーデバイスQ1はオフし、回
路ブロック54への電力の供給は停止される。すなわ
ち、電源が切れる。
【0006】一方、電源スイッチSW2がオンである場
合、SW監視ポートはハイレベルとなる。マイクロコン
ピュータ56は、SW監視ポートがハイレベルであるこ
とを検出すると、電源回路コントロールポートをロウレ
ベルに設定する。これにより、パワーデバイスQ1はオ
ンし、回路ブロック54へ電力が供給される。すなわ
ち、電源が入る。
合、SW監視ポートはハイレベルとなる。マイクロコン
ピュータ56は、SW監視ポートがハイレベルであるこ
とを検出すると、電源回路コントロールポートをロウレ
ベルに設定する。これにより、パワーデバイスQ1はオ
ンし、回路ブロック54へ電力が供給される。すなわ
ち、電源が入る。
【0007】電子装置に前述のオートパワーオフの機能
を設ける場合、マイクロコンピュータ56等の制御装置
を用いて電子装置の電源をオン/オフできる構成にしな
ければならない。
を設ける場合、マイクロコンピュータ56等の制御装置
を用いて電子装置の電源をオン/オフできる構成にしな
ければならない。
【0008】しかし、このような構成にした場合、マイ
クロコンピュータ56の電源を切ると、パワーデバイス
Q1の電源、すなわち電子装置の電源を二度とオンする
ことができなくなるので、たとえ回路ブロック54への
電力の供給を停止した場合であっても、マイクロコンピ
ュータ56には、常に電力を供給しておかなければなら
ない。
クロコンピュータ56の電源を切ると、パワーデバイス
Q1の電源、すなわち電子装置の電源を二度とオンする
ことができなくなるので、たとえ回路ブロック54への
電力の供給を停止した場合であっても、マイクロコンピ
ュータ56には、常に電力を供給しておかなければなら
ない。
【0009】したがって、オートパワーオフした場合で
あっても、マイクロコンピュータ56等の制御装置が電
力を消費し、特に、バッテリー駆動の電子装置の場合に
は、その駆動時間がその分だけ短くなるという欠点があ
った。
あっても、マイクロコンピュータ56等の制御装置が電
力を消費し、特に、バッテリー駆動の電子装置の場合に
は、その駆動時間がその分だけ短くなるという欠点があ
った。
【0010】また、図11に示すように、従来の構成で
は、マイクロコンピュータ56が必要であるし、マイク
ロコンピュータ56のプログラムも、電源スイッチSW
2のオン/オフの監視と、割り込み処理によるパワーデ
バイスQ1のオン/オフの制御の他、実際には、前述の
ように、オートパワーオフ後にマイクロコンピュータ5
6自体をスリープモードへの移行させる制御等が必要で
あり、プログラムが複雑になり、また、その分、バグの
発生率も高くなるという問題があった。
は、マイクロコンピュータ56が必要であるし、マイク
ロコンピュータ56のプログラムも、電源スイッチSW
2のオン/オフの監視と、割り込み処理によるパワーデ
バイスQ1のオン/オフの制御の他、実際には、前述の
ように、オートパワーオフ後にマイクロコンピュータ5
6自体をスリープモードへの移行させる制御等が必要で
あり、プログラムが複雑になり、また、その分、バグの
発生率も高くなるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点を解消し、オートパワーオフの
機能を備える電子装置において、その電源をオフにした
場合の消費電力を削減することができ、マイクロコンピ
ュータを使用しない簡単な構造のパワーコントロール回
路およびこれを用いた電子装置を提供することにある。
従来技術に基づく問題点を解消し、オートパワーオフの
機能を備える電子装置において、その電源をオフにした
場合の消費電力を削減することができ、マイクロコンピ
ュータを使用しない簡単な構造のパワーコントロール回
路およびこれを用いた電子装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0013】(1) 連動して同時にオン/オフする第
1のスイッチおよび第2のスイッチを有する電源スイッ
チと、前記第1のスイッチを介して電源部に接続される
容量素子と、前記第2のスイッチを介して前記電源部に
接続される第1のスイッチング素子と、前記第1のスイ
ッチング素子のオン/オフを制御するハード回路と、前
記電源部と前記ハード回路および所定の回路ブロックと
の間に設けられた第2のスイッチング素子とを備え、前
記電源スイッチがオフである場合、前記容量素子は、前
記電源部から前記第1のスイッチを介してチャージアッ
プされ、かつ、前記第1のスイッチング素子および前記
第2のスイッチング素子はオフし、前記ハード回路およ
び前記回路ブロックへの電力の供給は停止され、前記電
源スイッチがオンになると、前記容量素子にチャージア
ップされた電荷がディスチャージするまでの期間、前記
第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング
素子はオンし、前記電源部から前記第2のスイッチング
素子を介して前記ハード回路および前記回路ブロックに
電力が供給され、前記ハード回路は、電力が供給される
と、前記容量素子にチャージアップされた電荷がディス
チャージして前記第1のスイッチング素子がオフする前
に、前記第1のスイッチング素子のオンを保持するよう
に制御し、その後、前記回路ブロックの出力信号に基づ
いて所定の一定時間を計測し、前記回路ブロックが所定
の一定時間動作していないことを検出した場合に、前記
第1のスイッチング素子をオフするよう制御し、前記第
1のスイッチング素子がオンしているときは、前記第2
のスイッチング素子のオンが保持され、前記電源部から
前記ハード回路および前記回路ブロックに電力が供給さ
れ、前記第1のスイッチング素子がオフすると、前記第
2のスイッチング素子がオフし、前記電源部から前記ハ
ード回路および前記回路ブロックへの電力の供給が停止
されるよう構成されていることを特徴とするパワーコン
トロール回路。
1のスイッチおよび第2のスイッチを有する電源スイッ
チと、前記第1のスイッチを介して電源部に接続される
容量素子と、前記第2のスイッチを介して前記電源部に
接続される第1のスイッチング素子と、前記第1のスイ
ッチング素子のオン/オフを制御するハード回路と、前
記電源部と前記ハード回路および所定の回路ブロックと
の間に設けられた第2のスイッチング素子とを備え、前
記電源スイッチがオフである場合、前記容量素子は、前
記電源部から前記第1のスイッチを介してチャージアッ
プされ、かつ、前記第1のスイッチング素子および前記
第2のスイッチング素子はオフし、前記ハード回路およ
び前記回路ブロックへの電力の供給は停止され、前記電
源スイッチがオンになると、前記容量素子にチャージア
ップされた電荷がディスチャージするまでの期間、前記
第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング
素子はオンし、前記電源部から前記第2のスイッチング
素子を介して前記ハード回路および前記回路ブロックに
電力が供給され、前記ハード回路は、電力が供給される
と、前記容量素子にチャージアップされた電荷がディス
チャージして前記第1のスイッチング素子がオフする前
に、前記第1のスイッチング素子のオンを保持するよう
に制御し、その後、前記回路ブロックの出力信号に基づ
いて所定の一定時間を計測し、前記回路ブロックが所定
の一定時間動作していないことを検出した場合に、前記
第1のスイッチング素子をオフするよう制御し、前記第
1のスイッチング素子がオンしているときは、前記第2
のスイッチング素子のオンが保持され、前記電源部から
前記ハード回路および前記回路ブロックに電力が供給さ
れ、前記第1のスイッチング素子がオフすると、前記第
2のスイッチング素子がオフし、前記電源部から前記ハ
ード回路および前記回路ブロックへの電力の供給が停止
されるよう構成されていることを特徴とするパワーコン
トロール回路。
【0014】(2) 前記ハード回路は、タイマー回路
である上記(1)に記載のパワーコントロール回路。
である上記(1)に記載のパワーコントロール回路。
【0015】(3) 前記電源部は、電池である上記
(1)または(2)に記載のパワーコントロール回路。
(1)または(2)に記載のパワーコントロール回路。
【0016】(4) 前記第1のスイッチング素子は、
トランジスタである上記(1)ないし(3)のいずれか
に記載のパワーコントロール回路。
トランジスタである上記(1)ないし(3)のいずれか
に記載のパワーコントロール回路。
【0017】(5) 前記第2のスイッチング素子は、
トランジスタである上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のパワーコントロール回路。
トランジスタである上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のパワーコントロール回路。
【0018】(6) 前記第2のスイッチング素子と前
記ハード回路および前記回路ブロックとの間にレギュレ
ータが設けられている上記(1)ないし(5)のいずれ
かに記載のパワーコントロール回路。
記ハード回路および前記回路ブロックとの間にレギュレ
ータが設けられている上記(1)ないし(5)のいずれ
かに記載のパワーコントロール回路。
【0019】(7) 電源回路が上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載のパワーコントロール回路を使
用して構成されていることを特徴とする電子装置。
(6)のいずれかに記載のパワーコントロール回路を使
用して構成されていることを特徴とする電子装置。
【0020】(8) 当該電子装置は、プリンタである
上記(7)に記載の電子装置。
上記(7)に記載の電子装置。
【0021】(9) 当該電子装置は、サイカラー方式
のプリンタである上記(7)に記載の電子装置。
のプリンタである上記(7)に記載の電子装置。
【0022】(10) 当該電子装置は、赤色の光を発
する光源、緑色の光を発する光源および青色の光を発す
る光源を搭載した露光用ヘッドを有し、該露光用ヘッド
により感光型のプリント用紙を露光し、該感光型のプリ
ント用紙に画像を再生するプリンタである上記(7)に
記載の電子装置。
する光源、緑色の光を発する光源および青色の光を発す
る光源を搭載した露光用ヘッドを有し、該露光用ヘッド
により感光型のプリント用紙を露光し、該感光型のプリ
ント用紙に画像を再生するプリンタである上記(7)に
記載の電子装置。
【0023】(11) 前記赤色の光を発する光源に対
応する画像データ、前記緑色の光を発する光源に対応す
る画像データおよび前記青色の光を発する光源に対応す
る画像データを設定するための第1のレジスタ群と、該
第1のレジスタ群に設定された前記各光源に対応する画
像データを保持する第2のレジスタ群とを有し、前記第
1のレジスタ群へ次の画像データを設定しながら、前記
第2のレジスタ群に保持されている画像データを用い
て、前記露光用ヘッドに搭載された各光源を駆動するよ
う構成されている上記(10)に記載の電子装置。
応する画像データ、前記緑色の光を発する光源に対応す
る画像データおよび前記青色の光を発する光源に対応す
る画像データを設定するための第1のレジスタ群と、該
第1のレジスタ群に設定された前記各光源に対応する画
像データを保持する第2のレジスタ群とを有し、前記第
1のレジスタ群へ次の画像データを設定しながら、前記
第2のレジスタ群に保持されている画像データを用い
て、前記露光用ヘッドに搭載された各光源を駆動するよ
う構成されている上記(10)に記載の電子装置。
【0024】(12) 感光型マイクロカプセルが設け
られたプリント用紙に前記画像を再生するよう構成され
ている上記(10)または(11)に記載の電子装置。
られたプリント用紙に前記画像を再生するよう構成され
ている上記(10)または(11)に記載の電子装置。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のパワーコントロール回路およ
び電子装置を詳細に説明する。
施例に基づいて、本発明のパワーコントロール回路およ
び電子装置を詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の電子装置をプリンタに適
用した場合の実施形態を示すブロック図である。
用した場合の実施形態を示すブロック図である。
【0027】同図に示すプリンタ10は、画像データの
供給源から入力された画像データに対応する画像を感光
型のプリント用紙上に再生(印刷)するものであり、同
図に示すように、プリンタ10は、発振器12と、メモ
リ14と、マイクロコンピュータ16と、ゲートIC
(デジタルIC)18と、LEDドライバ20およびプ
リンタ用ヘッドであるLEDヘッド(露光用(光学)ヘ
ッド)22と、モータドライバ24およびモータ26
と、図示しないリニアスケール(スケール)およびリニ
アセンサ(センサ)28で構成されたリニアエンコーダ
(エンコーダ)と、ヒータドライバ30およびヒータ3
2とを備えている。
供給源から入力された画像データに対応する画像を感光
型のプリント用紙上に再生(印刷)するものであり、同
図に示すように、プリンタ10は、発振器12と、メモ
リ14と、マイクロコンピュータ16と、ゲートIC
(デジタルIC)18と、LEDドライバ20およびプ
リンタ用ヘッドであるLEDヘッド(露光用(光学)ヘ
ッド)22と、モータドライバ24およびモータ26
と、図示しないリニアスケール(スケール)およびリニ
アセンサ(センサ)28で構成されたリニアエンコーダ
(エンコーダ)と、ヒータドライバ30およびヒータ3
2とを備えている。
【0028】ここで、画像データの供給源は、例えばパ
ーソナルコンピュータ(コンピュータ)、デジタルカメ
ラ等のように、画像データをデジタルデータとして扱う
デジタル機器や、ビデオデッキ、テレビ等のように、画
像データをNTSCやPAL等の規格に準拠したビデオ
信号として扱うアナログ機器である。
ーソナルコンピュータ(コンピュータ)、デジタルカメ
ラ等のように、画像データをデジタルデータとして扱う
デジタル機器や、ビデオデッキ、テレビ等のように、画
像データをNTSCやPAL等の規格に準拠したビデオ
信号として扱うアナログ機器である。
【0029】プリンタ10とパーソナルコンピュータ等
のデジタル機器は、例えばパラレルポートを介して接続
され、例えばシリアル通信により、画像データとして、
パーソナルコンピュータ等のデジタル機器から送信され
るデジタルデータがプリンタ10で受信される。また、
プリンタ10とビデオデッキ等のアナログ機器は、例え
ばビデオ端子を介して接続され、画像データとして、ビ
デオデッキ等のアナログ機器から送信されるビデオ信号
がプリンタ10で受信される。
のデジタル機器は、例えばパラレルポートを介して接続
され、例えばシリアル通信により、画像データとして、
パーソナルコンピュータ等のデジタル機器から送信され
るデジタルデータがプリンタ10で受信される。また、
プリンタ10とビデオデッキ等のアナログ機器は、例え
ばビデオ端子を介して接続され、画像データとして、ビ
デオデッキ等のアナログ機器から送信されるビデオ信号
がプリンタ10で受信される。
【0030】なお、画像データの供給源は何ら限定され
ず、例えば、前述のように、画像データを送信可能なデ
ジタル機器、アナログ機器のいずれもが使用可能であ
る。また、プリンタ10と画像データの供給源との接続
方式や画像データも何ら限定されず、例えば、従来公知
のインタフェース規格や通信プロトコル、各種フォーマ
ットの画像データがいずれも利用可能である。
ず、例えば、前述のように、画像データを送信可能なデ
ジタル機器、アナログ機器のいずれもが使用可能であ
る。また、プリンタ10と画像データの供給源との接続
方式や画像データも何ら限定されず、例えば、従来公知
のインタフェース規格や通信プロトコル、各種フォーマ
ットの画像データがいずれも利用可能である。
【0031】また、プリンタ10で使用可能なプリント
用紙は、感光型のプリント用紙であれば何ら限定され
ず、例えば、感光型マイクロカプセル(サイリス)が塗
布された(設けられた)プリント用紙(サイカラーメデ
ィア:サイカラー方式のプリント用紙)、ポラロイドフ
ィルム等の従来公知のものがいずれも利用可能である。
用紙は、感光型のプリント用紙であれば何ら限定され
ず、例えば、感光型マイクロカプセル(サイリス)が塗
布された(設けられた)プリント用紙(サイカラーメデ
ィア:サイカラー方式のプリント用紙)、ポラロイドフ
ィルム等の従来公知のものがいずれも利用可能である。
【0032】なお、図示を省略しているが、プリンタ1
0は、上記各部位の他、例えば上記各部位に所定電圧の
電力(電源)を供給する電源回路(詳細後述)や、この
プリンタが接続される画像データの供給源とのインタフ
ェース回路、前述のビデオ信号をデコードして画像デー
タをデジタルデータに変換するビデオデコーダ、プリン
ト用紙の搬送機構等の各部位を備えている。
0は、上記各部位の他、例えば上記各部位に所定電圧の
電力(電源)を供給する電源回路(詳細後述)や、この
プリンタが接続される画像データの供給源とのインタフ
ェース回路、前述のビデオ信号をデコードして画像デー
タをデジタルデータに変換するビデオデコーダ、プリン
ト用紙の搬送機構等の各部位を備えている。
【0033】ここで、本実施形態では、プリンタ10
は、感光型マイクロカプセル(サイリス)が塗布された
(設けられた)プリント用紙(サイカラーメディア:サ
イカラー方式のプリント用紙)に画像を再生(印刷)す
るサイカラー方式のものであり、露光後のプリント用紙
に対して機械的な圧力をかけて現像(現像工程)を行う
加圧機構222を備えている(図3参照)。加圧機構2
22としては、例えば、球面や円筒面を有するもの等を
用いることができる。
は、感光型マイクロカプセル(サイリス)が塗布された
(設けられた)プリント用紙(サイカラーメディア:サ
イカラー方式のプリント用紙)に画像を再生(印刷)す
るサイカラー方式のものであり、露光後のプリント用紙
に対して機械的な圧力をかけて現像(現像工程)を行う
加圧機構222を備えている(図3参照)。加圧機構2
22としては、例えば、球面や円筒面を有するもの等を
用いることができる。
【0034】以下、プリンタ10の各部位について順に
説明する。図1に示すプリンタ10において、発振器1
2は、所定周波数のクロック信号を生成する。この発振
器12で生成されたクロック信号は、例えばマイクロコ
ンピュータ16やゲートIC18等を含む各部位へ供給
され、クロック信号が供給された各部位は、このクロッ
ク信号に同期して動作する。
説明する。図1に示すプリンタ10において、発振器1
2は、所定周波数のクロック信号を生成する。この発振
器12で生成されたクロック信号は、例えばマイクロコ
ンピュータ16やゲートIC18等を含む各部位へ供給
され、クロック信号が供給された各部位は、このクロッ
ク信号に同期して動作する。
【0035】メモリ14は、画像データの供給源から送
信される画像データを格納(記憶)するためのバッファ
(記憶手段)である。このメモリ14としては、例え
ば、SRAM(スタティックメモリ)、DRAM(ダイ
ナミックメモリ)等の各種RAMや、EPROM、EE
PROM、フラッシュメモリ等の各種不揮発性メモリ等
を含む従来公知の各種の半導体メモリ等を用いることが
できる。
信される画像データを格納(記憶)するためのバッファ
(記憶手段)である。このメモリ14としては、例え
ば、SRAM(スタティックメモリ)、DRAM(ダイ
ナミックメモリ)等の各種RAMや、EPROM、EE
PROM、フラッシュメモリ等の各種不揮発性メモリ等
を含む従来公知の各種の半導体メモリ等を用いることが
できる。
【0036】マイクロコンピュータ16は、LEDヘッ
ド22に搭載されている複数のLEDの座標位置を検出
(算出)する他、画像データの供給源との画像データの
通信の制御、ヒータドライバ30の制御、LEDの電流
制御(光の強度の制御)、プリント用紙の搬送機構等の
メカニカルな部位の制御およびその動作異常の検出と処
理等を行う。
ド22に搭載されている複数のLEDの座標位置を検出
(算出)する他、画像データの供給源との画像データの
通信の制御、ヒータドライバ30の制御、LEDの電流
制御(光の強度の制御)、プリント用紙の搬送機構等の
メカニカルな部位の制御およびその動作異常の検出と処
理等を行う。
【0037】また、ゲートIC18は、LEDドライバ
20の制御、モータドライバ24を介してモータ26の
制御(モータサーボ)、メモリ14の制御等を行う。
20の制御、モータドライバ24を介してモータ26の
制御(モータサーボ)、メモリ14の制御等を行う。
【0038】これらのマイクロコンピュータ16、メモ
リ14およびゲートIC18は、アドレスバス“ADD
RESS”およびデータバス“DATA”を介して相互
に接続されている。メモリ14に格納された画像データ
は、アドレスバス“ADDRESS”およびデータバス
“DATA”を介してマイクロコンピュータ16および
ゲートIC18の両方から参照可能である。
リ14およびゲートIC18は、アドレスバス“ADD
RESS”およびデータバス“DATA”を介して相互
に接続されている。メモリ14に格納された画像データ
は、アドレスバス“ADDRESS”およびデータバス
“DATA”を介してマイクロコンピュータ16および
ゲートIC18の両方から参照可能である。
【0039】画像データの供給源から供給された画像デ
ータは、マイクロコンピュータ16からデータバス“D
ATA”を介してメモリ14へ供給され、アドレスバス
“ADDRESS”を介して指定されるメモリ14の所
定アドレスに書き込まれる(格納される)。
ータは、マイクロコンピュータ16からデータバス“D
ATA”を介してメモリ14へ供給され、アドレスバス
“ADDRESS”を介して指定されるメモリ14の所
定アドレスに書き込まれる(格納される)。
【0040】そして、プリント用紙に画像を再生(印
刷)する際は、マイクロコンピュータ16により、前記
メモリ14へ格納された画像データが、読み出され、そ
の画像データに対応するアドレスデータと共に、ゲート
IC18へ供給される。
刷)する際は、マイクロコンピュータ16により、前記
メモリ14へ格納された画像データが、読み出され、そ
の画像データに対応するアドレスデータと共に、ゲート
IC18へ供給される。
【0041】前記マイクロコンピュータ16およびゲー
トIC18により、プリンタ10の駆動を制御する制御
手段が構成される。
トIC18により、プリンタ10の駆動を制御する制御
手段が構成される。
【0042】なお、本実施形態におけるマイクロコンピ
ュータ16とゲートIC18の機能分担は単なる一例で
あって、必要に応じて適宜機能分担を変更してもよい。
ュータ16とゲートIC18の機能分担は単なる一例で
あって、必要に応じて適宜機能分担を変更してもよい。
【0043】続いて、LEDヘッド(露光用(光学)ヘ
ッド)22は、プリント用紙を露光するものであり、R
(赤:赤色)の光を発するLED(RのLED)(光
源)と、G(緑:緑色)の光を発するLED(GのLE
D)(光源)と、B(青:青色)の光を発するLED
(BのLED)(光源)とを備えている。これらRGB
の3色のLEDの駆動(例えば、発光タイミング等)
は、ゲートICにより、LEDドライバ20を介してそ
れぞれ個別に制御される。
ッド)22は、プリント用紙を露光するものであり、R
(赤:赤色)の光を発するLED(RのLED)(光
源)と、G(緑:緑色)の光を発するLED(GのLE
D)(光源)と、B(青:青色)の光を発するLED
(BのLED)(光源)とを備えている。これらRGB
の3色のLEDの駆動(例えば、発光タイミング等)
は、ゲートICにより、LEDドライバ20を介してそ
れぞれ個別に制御される。
【0044】このLEDヘッド22は、少なくともRG
Bの各色のLEDをそれぞれ1個ずつ備えていればよい
が、例えば、RGBのうちの任意の1色のLEDを複数
個備えていてもよく、また、任意の2色のLEDをそれ
ぞれ複数個ずつ備えていてもよく、また、3色のLED
をそれぞれ複数個ずつ備えていてもよい。同じ色のLE
Dを複数個設けることにより、印刷速度を高速化するこ
とができ、また、画像を高解像度化した時に露光量が不
足してしまうのを防止することができる。詳細は後述す
るが、本実施形態では、LEDヘッド22は、RGBの
LEDをそれぞれ3個ずつ備えている。
Bの各色のLEDをそれぞれ1個ずつ備えていればよい
が、例えば、RGBのうちの任意の1色のLEDを複数
個備えていてもよく、また、任意の2色のLEDをそれ
ぞれ複数個ずつ備えていてもよく、また、3色のLED
をそれぞれ複数個ずつ備えていてもよい。同じ色のLE
Dを複数個設けることにより、印刷速度を高速化するこ
とができ、また、画像を高解像度化した時に露光量が不
足してしまうのを防止することができる。詳細は後述す
るが、本実施形態では、LEDヘッド22は、RGBの
LEDをそれぞれ3個ずつ備えている。
【0045】ここで、プリンタ用ヘッドは、このLED
ヘッド22に限定されず(光源は、LED(発光ダイオ
ード)に限定されず)、感光型のプリント用紙を露光す
るための所定波長の光を発光する光源が搭載されている
もの(露光用ヘッド)であれば、例えば従来公知のもの
がいずれも利用可能である。
ヘッド22に限定されず(光源は、LED(発光ダイオ
ード)に限定されず)、感光型のプリント用紙を露光す
るための所定波長の光を発光する光源が搭載されている
もの(露光用ヘッド)であれば、例えば従来公知のもの
がいずれも利用可能である。
【0046】なお、本発明では、プリンタ用ヘッドは、
露光用ヘッドに限定されないことは言うまでもない。
露光用ヘッドに限定されないことは言うまでもない。
【0047】モータ26は、ゲートIC18の制御によ
って、モータドライバ24より駆動される。モータ26
が駆動すると、図示しないギア等の動力伝達機構によ
り、LEDヘッド22は、主走査方向へ所定の一定速度
で往復運動(移動)すると共に、図示しない搬送機構に
より、プリント用紙は、主走査方向とほぼ直交する副走
査方向へ所定の速度で搬送される。この際、プリント用
紙は、LEDヘッド22によって露光され、画像データ
に対応した潜像が記録(形成)される。
って、モータドライバ24より駆動される。モータ26
が駆動すると、図示しないギア等の動力伝達機構によ
り、LEDヘッド22は、主走査方向へ所定の一定速度
で往復運動(移動)すると共に、図示しない搬送機構に
より、プリント用紙は、主走査方向とほぼ直交する副走
査方向へ所定の速度で搬送される。この際、プリント用
紙は、LEDヘッド22によって露光され、画像データ
に対応した潜像が記録(形成)される。
【0048】リニアスケールおよびセンサ28は、プリ
ント用紙に対するLEDヘッド22の主走査方向および
副走査方向の位置(座標位置)、すなわち、LEDヘッ
ド22が往復運動する際の各ドット(画素)と、プリン
ト用紙に対するLEDヘッド22の進行方向等の検出等
に用いられる。
ント用紙に対するLEDヘッド22の主走査方向および
副走査方向の位置(座標位置)、すなわち、LEDヘッ
ド22が往復運動する際の各ドット(画素)と、プリン
ト用紙に対するLEDヘッド22の進行方向等の検出等
に用いられる。
【0049】リニアスケールは、帯状の複数の白黒の印
刷パターンを備えたエンコーダ用スケールであり、該リ
ニアスケールに対してLEDヘッド22が主走査方向に
移動し得るようにLEDヘッド22から離間した所定の
位置に設けられている。このリニアスケールのパターン
は、LEDヘッド22の移動方向(主走査方向)に沿っ
て、所定の一定間隔(所定のピッチ)で並設されてい
る。なお、本実施形態では、前記パターンのピッチは、
画像のドット(画素)のピッチに対応している。
刷パターンを備えたエンコーダ用スケールであり、該リ
ニアスケールに対してLEDヘッド22が主走査方向に
移動し得るようにLEDヘッド22から離間した所定の
位置に設けられている。このリニアスケールのパターン
は、LEDヘッド22の移動方向(主走査方向)に沿っ
て、所定の一定間隔(所定のピッチ)で並設されてい
る。なお、本実施形態では、前記パターンのピッチは、
画像のドット(画素)のピッチに対応している。
【0050】一方、センサ28は、前記リニアスケール
に向けて光を照射(投光)する投光部と、前記投光部か
ら照射され、前記エンコーダで反射した光を受光(光電
変換)する複数の受光部とを有している。
に向けて光を照射(投光)する投光部と、前記投光部か
ら照射され、前記エンコーダで反射した光を受光(光電
変換)する複数の受光部とを有している。
【0051】前記投光部としては、例えば、LED(発
光ダイオード)等を用いることができ、また、受光部と
しては、フォトダイオード、フォトトランジスタ等を用
いることができる。
光ダイオード)等を用いることができ、また、受光部と
しては、フォトダイオード、フォトトランジスタ等を用
いることができる。
【0052】本実施形態では、LEDヘッド22と、セ
ンサ28とは図示しないキャリッジ上に一体化されてお
り、このキャリッジ(LEDヘッド22)が移動するの
に伴って、センサ28からは、図2のタイミングチャー
トに示すように、互いに位相が90゜ずれた2つのエン
コードパルスFG1,FG2が出力される。これらのエ
ンコードパルスFG1,FG2は共にゲートIC18に
供給される。
ンサ28とは図示しないキャリッジ上に一体化されてお
り、このキャリッジ(LEDヘッド22)が移動するの
に伴って、センサ28からは、図2のタイミングチャー
トに示すように、互いに位相が90゜ずれた2つのエン
コードパルスFG1,FG2が出力される。これらのエ
ンコードパルスFG1,FG2は共にゲートIC18に
供給される。
【0053】前記エンコードパルスFG1,FG2の1
周期(レベルがハイレベル(H)の期間とロウレベル
(L)の期間とを加算した期間)は、それぞれ、画像の
主走査方向の2ドット(画素)分の時間、すなわち、画
像のドット(画素)の主走査方向のピッチの2倍分の時
間に相当する。
周期(レベルがハイレベル(H)の期間とロウレベル
(L)の期間とを加算した期間)は、それぞれ、画像の
主走査方向の2ドット(画素)分の時間、すなわち、画
像のドット(画素)の主走査方向のピッチの2倍分の時
間に相当する。
【0054】また、LEDヘッド22が所定方向に移動
しているときは、エンコードパルスFG1の位相は、エ
ンコードパルスFG2の位相に対して90゜遅れ、LE
Dヘッド22が前記と逆方向に移動しているときは、エ
ンコードパルスFG1の位相は、エンコードパルスFG
2の位相に対して90゜進む。
しているときは、エンコードパルスFG1の位相は、エ
ンコードパルスFG2の位相に対して90゜遅れ、LE
Dヘッド22が前記と逆方向に移動しているときは、エ
ンコードパルスFG1の位相は、エンコードパルスFG
2の位相に対して90゜進む。
【0055】前述のゲートIC18では、図2のタイミ
ングチャートに示すように、センサ28から入力される
エンコードパルスFG1の立ち上がりでエンコードパル
スFG2のレベルをラッチ(保持)して、LR信号を出
力する。
ングチャートに示すように、センサ28から入力される
エンコードパルスFG1の立ち上がりでエンコードパル
スFG2のレベルをラッチ(保持)して、LR信号を出
力する。
【0056】LR信号の1周期(レベルがハイレベルの
期間とロウレベルの期間とを加算した期間)は、画像の
2ライン分の時間、すなわち、画像のドット(画素)の
副走査方向のピッチの2倍分の時間に相当する。
期間とロウレベルの期間とを加算した期間)は、画像の
2ライン分の時間、すなわち、画像のドット(画素)の
副走査方向のピッチの2倍分の時間に相当する。
【0057】このLR信号により、LEDヘッド22の
進行方向を検出(判別)することができる。すなわち、
LR信号のレベルがロウレベルの期間は、LEDヘッド
22の進行方向が所定方向(例えば、右側)、ハイレベ
ルの期間は、LEDヘッド22の進行方向が前記と逆方
向(例えば、左側)である。
進行方向を検出(判別)することができる。すなわち、
LR信号のレベルがロウレベルの期間は、LEDヘッド
22の進行方向が所定方向(例えば、右側)、ハイレベ
ルの期間は、LEDヘッド22の進行方向が前記と逆方
向(例えば、左側)である。
【0058】また、図2中、エンコードパルスFG1,
FG2のパルス幅の長い期間は、LEDヘッド22が折
り返しを行う期間(折り返し期間)である。すなわち、
この折り返し期間において、LEDヘッド22の進行方
向が変更(反転)される。
FG2のパルス幅の長い期間は、LEDヘッド22が折
り返しを行う期間(折り返し期間)である。すなわち、
この折り返し期間において、LEDヘッド22の進行方
向が変更(反転)される。
【0059】前記LR信号と、前述のエンコードパルス
FG1,FG2とは、それぞれ、マイクロコンピュータ
16に供給される。
FG1,FG2とは、それぞれ、マイクロコンピュータ
16に供給される。
【0060】マイクロコンピュータ16は、これらLR
信号およびエンコードパルスFG1,FG2により、L
EDヘッド22の進行方向と、LEDヘッド22(LE
Dヘッド22の基準部位)の主走査方向および副走査方
向の位置(座標位置)とを検出する。すなわち、マイク
ロコンピュータ16は、LR信号のレベルとFG2から
LEDヘッド22の進行方向を検出すると共に、エンコ
ードパルスFG1およびLR信号をそれぞれカウントす
ることにより、LEDヘッド22に搭載されている複数
のLEDの主走査方向および副走査方向の位置(座標位
置)をそれぞれ順次検出(算出)する。
信号およびエンコードパルスFG1,FG2により、L
EDヘッド22の進行方向と、LEDヘッド22(LE
Dヘッド22の基準部位)の主走査方向および副走査方
向の位置(座標位置)とを検出する。すなわち、マイク
ロコンピュータ16は、LR信号のレベルとFG2から
LEDヘッド22の進行方向を検出すると共に、エンコ
ードパルスFG1およびLR信号をそれぞれカウントす
ることにより、LEDヘッド22に搭載されている複数
のLEDの主走査方向および副走査方向の位置(座標位
置)をそれぞれ順次検出(算出)する。
【0061】また、マイクロコンピュータ16は、算出
した複数のLEDの座標位置に対応する画像データを順
次メモリ14から読み出し、この画像データと、画像デ
ータに対応するLEDを示すアドレスデータとをゲート
IC18へ供給し、前記画像データを後述する第1のレ
ジスタ群へ設定する。
した複数のLEDの座標位置に対応する画像データを順
次メモリ14から読み出し、この画像データと、画像デ
ータに対応するLEDを示すアドレスデータとをゲート
IC18へ供給し、前記画像データを後述する第1のレ
ジスタ群へ設定する。
【0062】なお、本実施形態では、マイクロコンピュ
ータ16が複数のLEDの座標位置を演算して算出する
ように構成されているが、これに限らず、例えば、前記
座標位置を演算し、前記画像データを後述する第1のレ
ジスタ群へ設定するハード演算器を設けてもよい。
ータ16が複数のLEDの座標位置を演算して算出する
ように構成されているが、これに限らず、例えば、前記
座標位置を演算し、前記画像データを後述する第1のレ
ジスタ群へ設定するハード演算器を設けてもよい。
【0063】ハード演算器は、マイクロコンピュータ1
6のように、複数のLEDの座標位置を順番に算出する
のではなく、全てのLEDの座標位置をパラレル処理し
て同時に算出することができるので、極めて高速に、短
時間で座標位置を算出することができるという利点があ
る。これにより、マイクロコンピュータ16は高速動作
が要求されないので、動作速度の遅い安価なものを使用
することができ、その分、プリンタ10のコストを削減
することができる。また、例えば印刷時間をより短縮す
るために、LEDヘッド22をより高速に移動させた
り、搭載するLEDの個数を増加させる場合や、画像の
解像度をさらに高くする場合にも、より確実に対応する
ことができる。
6のように、複数のLEDの座標位置を順番に算出する
のではなく、全てのLEDの座標位置をパラレル処理し
て同時に算出することができるので、極めて高速に、短
時間で座標位置を算出することができるという利点があ
る。これにより、マイクロコンピュータ16は高速動作
が要求されないので、動作速度の遅い安価なものを使用
することができ、その分、プリンタ10のコストを削減
することができる。また、例えば印刷時間をより短縮す
るために、LEDヘッド22をより高速に移動させた
り、搭載するLEDの個数を増加させる場合や、画像の
解像度をさらに高くする場合にも、より確実に対応する
ことができる。
【0064】このハード演算器は、例えば、ゲートIC
18の一部として設けてもよく、また、別途、設けても
よい。
18の一部として設けてもよく、また、別途、設けても
よい。
【0065】最後に、図1に示すプリンタ10におい
て、ヒータ32は、露光現像後のプリント用紙を加熱し
て定着させるためのものであり、その駆動(例えば、発
熱タイミング等)は、マイクロコンピュータ16によ
り、ヒータドライバ30を介して制御される。
て、ヒータ32は、露光現像後のプリント用紙を加熱し
て定着させるためのものであり、その駆動(例えば、発
熱タイミング等)は、マイクロコンピュータ16によ
り、ヒータドライバ30を介して制御される。
【0066】続いて、プリンタ10のLEDヘッド22
の構造について説明する。図3は、プリンタ10のLE
Dヘッド22の構成例を示す底面図である。
の構造について説明する。図3は、プリンタ10のLE
Dヘッド22の構成例を示す底面図である。
【0067】同図に示すように、本実施形態のLEDヘ
ッド22は、ヘッド基板221を有し、そのヘッド基板
221上に、RGBの3色のLEDをそれぞれ3個ず
つ、合計9個のLEDを備えている。
ッド22は、ヘッド基板221を有し、そのヘッド基板
221上に、RGBの3色のLEDをそれぞれ3個ず
つ、合計9個のLEDを備えている。
【0068】ここで、ヘッド基板221上には、9個の
LEDが、3行×3列の行列状(マトリックス状)であ
って、互いに、図3中上下方向(副走査方向)および図
3中左右方向(主走査方向)に所定ドット(画素)ずれ
るように配置されている。
LEDが、3行×3列の行列状(マトリックス状)であ
って、互いに、図3中上下方向(副走査方向)および図
3中左右方向(主走査方向)に所定ドット(画素)ずれ
るように配置されている。
【0069】すなわち、図3中の最も上側の行には、R
のLEDR3、BのLEDB3およびGのLEDG3
が、図3中右側からRのLEDR3、BのLEDB3、
GのLEDG3の順に、図3中上下方向に所定ドットず
つずらして一列に配置されている。図示例の場合、Gの
LEDG3を上下方向の中心として、RのLEDR3は
GのLEDG3の所定ドット上側に配置され、また、B
のLEDB3はGのLEDG3の所定ドット下側に配置
されている。
のLEDR3、BのLEDB3およびGのLEDG3
が、図3中右側からRのLEDR3、BのLEDB3、
GのLEDG3の順に、図3中上下方向に所定ドットず
つずらして一列に配置されている。図示例の場合、Gの
LEDG3を上下方向の中心として、RのLEDR3は
GのLEDG3の所定ドット上側に配置され、また、B
のLEDB3はGのLEDG3の所定ドット下側に配置
されている。
【0070】また、図3中の上から2番目(真中)の行
には、RのLEDR2、BのLEDB2およびGのLE
DG2が、前記と同様に、図3中右側からRのLEDR
2、BのLEDB2、GのLEDG2の順に、図3中上
下方向に所定ドットずつずらして一列に配置され、図3
中の最も下側の行には、RのLEDR1、BのLEDB
1およびGのLEDG1が、前記と同様に、図3中右側
からRのLEDR1、BのLEDB1、GのLEDG1
の順に、図3中上下方向に所定ドットずつずらして一列
に配置されている。
には、RのLEDR2、BのLEDB2およびGのLE
DG2が、前記と同様に、図3中右側からRのLEDR
2、BのLEDB2、GのLEDG2の順に、図3中上
下方向に所定ドットずつずらして一列に配置され、図3
中の最も下側の行には、RのLEDR1、BのLEDB
1およびGのLEDG1が、前記と同様に、図3中右側
からRのLEDR1、BのLEDB1、GのLEDG1
の順に、図3中上下方向に所定ドットずつずらして一列
に配置されている。
【0071】また、Rの3個のLEDR3、R2および
R1は、図3中左右方向に所定ドットずつずらして図3
中上下方向に一列に配置されている。図示例の場合、L
EDR2を左右方向の中心として、LEDR1はLED
R2の所定ドット左側に配置され、また、LEDR3は
LEDR2の所定ドット右側に配置されている。
R1は、図3中左右方向に所定ドットずつずらして図3
中上下方向に一列に配置されている。図示例の場合、L
EDR2を左右方向の中心として、LEDR1はLED
R2の所定ドット左側に配置され、また、LEDR3は
LEDR2の所定ドット右側に配置されている。
【0072】また、Bの3個のLEDB3、B2および
B1も前記と同様に、図3中左右方向に所定ドットずつ
ずらして図3中上下方向に一列に配置され、また、Gの
3個のLEDG3、G2およびG1も前記と同様に、図
3中左右方向に所定ドットずつずらして図3中上下方向
に一列に配置されている。
B1も前記と同様に、図3中左右方向に所定ドットずつ
ずらして図3中上下方向に一列に配置され、また、Gの
3個のLEDG3、G2およびG1も前記と同様に、図
3中左右方向に所定ドットずつずらして図3中上下方向
に一列に配置されている。
【0073】前述のように、本実施形態のプリンタ10
では、LEDヘッド22を主走査方向に移動させると共
に、プリント用紙を副走査方向へ移動させる。この際、
感光型のプリント用紙に、LEDヘッド22に搭載され
た9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に
よって、画像データに対応した色の光を画像データに対
応した時間、順次照射してプリント用紙を2次元的に露
光し、潜像を記録する。
では、LEDヘッド22を主走査方向に移動させると共
に、プリント用紙を副走査方向へ移動させる。この際、
感光型のプリント用紙に、LEDヘッド22に搭載され
た9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に
よって、画像データに対応した色の光を画像データに対
応した時間、順次照射してプリント用紙を2次元的に露
光し、潜像を記録する。
【0074】言い換えると、プリント用紙の各ドット
(画素)からすると、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載された9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜
B3から順次光が照射されることによって、画像データ
に対応した潜像が記録される。なお、各ドットでは、そ
れぞれ、そのドットに対するRの3つのLEDR1〜R
3に設定される画像データは同一である。同様に、Gの
3つのLEDG1〜G3に設定される画像データは同一
であり、また、Bの3つのLEDB1〜B3に設定され
る画像データは同一である。
(画素)からすると、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載された9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜
B3から順次光が照射されることによって、画像データ
に対応した潜像が記録される。なお、各ドットでは、そ
れぞれ、そのドットに対するRの3つのLEDR1〜R
3に設定される画像データは同一である。同様に、Gの
3つのLEDG1〜G3に設定される画像データは同一
であり、また、Bの3つのLEDB1〜B3に設定され
る画像データは同一である。
【0075】ここで、各ドットからすると、LEDヘッ
ド22を主走査方向へ移動する際、図示例のLEDヘッ
ド22では、RGBの各LEDが副走査方向にずれてい
るので、例えばRのLEDR3によってRの光が照射さ
れてから、次のGのLEDG3によってGの光が照射さ
れるまでには所定ライン分以上の時間間隔があり、ま
た、GのLEDG3によってGの光が照射されてから、
次のBのLEDB3によってBの光が照射されるまでに
は所定ライン分以上の時間間隔がある。
ド22を主走査方向へ移動する際、図示例のLEDヘッ
ド22では、RGBの各LEDが副走査方向にずれてい
るので、例えばRのLEDR3によってRの光が照射さ
れてから、次のGのLEDG3によってGの光が照射さ
れるまでには所定ライン分以上の時間間隔があり、ま
た、GのLEDG3によってGの光が照射されてから、
次のBのLEDB3によってBの光が照射されるまでに
は所定ライン分以上の時間間隔がある。
【0076】感光型マイクロカプセルが塗布されたプリ
ント用紙では、連続的に光を照射するよりも、間隔をお
いて光を照射した方が感度が上昇するという特性があ
る。したがって、図示例のLEDヘッド22のように、
RGBの各LEDの配置を副走査方向へずらすことによ
り、その分プリント用紙の感度を向上させることができ
るという利点がある。
ント用紙では、連続的に光を照射するよりも、間隔をお
いて光を照射した方が感度が上昇するという特性があ
る。したがって、図示例のLEDヘッド22のように、
RGBの各LEDの配置を副走査方向へずらすことによ
り、その分プリント用紙の感度を向上させることができ
るという利点がある。
【0077】なお、RGBの各LEDの配置(例えば、
間隔、ずれ量等)は、特に限定されず、例えば、必要に
応じて適宜変更することができる。
間隔、ずれ量等)は、特に限定されず、例えば、必要に
応じて適宜変更することができる。
【0078】また、ヘッド基板221上には、露光後の
プリント用紙に対して機械的な圧力をかけて現像(現像
工程)を行う加圧機構222が設けられている。この加
圧機構222は、ヘッド基板221の図3中下側に配置
されている。
プリント用紙に対して機械的な圧力をかけて現像(現像
工程)を行う加圧機構222が設けられている。この加
圧機構222は、ヘッド基板221の図3中下側に配置
されている。
【0079】続いて、プリンタ10のゲートIC18の
内部構造について説明する。図4は、プリンタ10のゲ
ートIC18の構成例であって、その主要部を示すブロ
ック図である。
内部構造について説明する。図4は、プリンタ10のゲ
ートIC18の構成例であって、その主要部を示すブロ
ック図である。
【0080】図4には、ゲートIC18のうちのLED
ドライバ20を制御する部分が示されており、同図に示
すように、ゲートIC18は、アドレスデコーダ34
と、LED制御回路36と、第1のレジスタ群REG1
と、第2のレジスタ群REG2と、比較回路群38とを
備えている。なお、これ以外のゲートIC18の各部位
は、説明を簡略化するために省略してある。
ドライバ20を制御する部分が示されており、同図に示
すように、ゲートIC18は、アドレスデコーダ34
と、LED制御回路36と、第1のレジスタ群REG1
と、第2のレジスタ群REG2と、比較回路群38とを
備えている。なお、これ以外のゲートIC18の各部位
は、説明を簡略化するために省略してある。
【0081】マイクロコンピュータ16からは、画像デ
ータ“LED DATA”がデータバス“DATA”を
介して第1のレジスタ群REG1へ入力されると共に、
その画像データ“LED DATA”に対応するLED
(第1のレジスタ)を示すアドレス信号がアドレスバス
“ADDRESS”を介してアドレスデコーダ34へ入
力される。
ータ“LED DATA”がデータバス“DATA”を
介して第1のレジスタ群REG1へ入力されると共に、
その画像データ“LED DATA”に対応するLED
(第1のレジスタ)を示すアドレス信号がアドレスバス
“ADDRESS”を介してアドレスデコーダ34へ入
力される。
【0082】アドレスデコーダ34は、マイクロコンピ
ュータ16からアドレスバス“ADDRESS”を介し
て入力されるアドレス信号をデコードし、このアドレス
信号に対応した第1のレジスタを選択(指定)するため
のイネーブル信号“ENA”を出力する。
ュータ16からアドレスバス“ADDRESS”を介し
て入力されるアドレス信号をデコードし、このアドレス
信号に対応した第1のレジスタを選択(指定)するため
のイネーブル信号“ENA”を出力する。
【0083】“ENA”によって選択(指定)されたレ
ジスタは、この時にデータバス“DATA”に入力され
ている“LED DATA”を取り込みラッチする。
ジスタは、この時にデータバス“DATA”に入力され
ている“LED DATA”を取り込みラッチする。
【0084】LED制御回路36は、センサ28から入
力されるエンコードパルスFG1,FG2の内の1つ
(ここでは、エンコードパルス“FG”とする)に基づ
いて、イネーブル信号“ENA”および比較データ“C
OMP DATA”を生成し、出力する。
力されるエンコードパルスFG1,FG2の内の1つ
(ここでは、エンコードパルス“FG”とする)に基づ
いて、イネーブル信号“ENA”および比較データ“C
OMP DATA”を生成し、出力する。
【0085】LED制御回路36から出力されるイネー
ブル信号“ENA”は、第1のレジスタ群REG1に設
定された画像データ“LED DATA”を第2のレジ
スタ群REG2に同時(パラレル)に保持(シフト)す
るためのタイミング信号であり、1つ前のドット(画
素)の位置での9ドット(画素)の露光が完了した後、
所定のタイミングで出力される。
ブル信号“ENA”は、第1のレジスタ群REG1に設
定された画像データ“LED DATA”を第2のレジ
スタ群REG2に同時(パラレル)に保持(シフト)す
るためのタイミング信号であり、1つ前のドット(画
素)の位置での9ドット(画素)の露光が完了した後、
所定のタイミングで出力される。
【0086】LED制御回路36から出力されるイネー
ブル信号“ENA”は、第1のレジスタ群REG1に設
定された画像データ“LED DATA”を第2のレジ
スタ群REG2に同時(パラレル)に保持(シフト)す
るためのタイミング信号であり、第1のレジスタ群RE
G1にRGBの9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、
B1〜B3に対応する画像データ“LED DATA”
が全て設定完了し、かつ、対応する9ドット(画素)の
露光が完了した後、所定のタイミングで出力される。
ブル信号“ENA”は、第1のレジスタ群REG1に設
定された画像データ“LED DATA”を第2のレジ
スタ群REG2に同時(パラレル)に保持(シフト)す
るためのタイミング信号であり、第1のレジスタ群RE
G1にRGBの9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、
B1〜B3に対応する画像データ“LED DATA”
が全て設定完了し、かつ、対応する9ドット(画素)の
露光が完了した後、所定のタイミングで出力される。
【0087】また、比較データ“COMP DATA”
は、第2のレジスタ群REG2に保持された画像データ
“LED DATA”と比較して、9個のLEDR1〜
R3、G1〜G3、B1〜B3を発光させる時間を決定
するために用いられるものであり、エンコードパルス
“FG”に同期して、クロック信号“CLK”をカウン
トすることにより生成され、出力される。
は、第2のレジスタ群REG2に保持された画像データ
“LED DATA”と比較して、9個のLEDR1〜
R3、G1〜G3、B1〜B3を発光させる時間を決定
するために用いられるものであり、エンコードパルス
“FG”に同期して、クロック信号“CLK”をカウン
トすることにより生成され、出力される。
【0088】この比較データ“COMP DATA”の
生成には、例えば、図5のタイミングチャートに示すよ
うに、エンコードパルス“FG”に同期して、(2^
n)−1〜0までダウンカウントし、その後、0〜(2
^n)−1までアップカウントすることを繰り返し行う
nビットのカウンタが用いられる。このカウンタのダウ
ン、アップの動作は、図5のタイミングチャートでは、
三角波のような状態で示されている。ここで、本実施形
態では、n=8であるが、これに限定されないことは言
うまでもない。
生成には、例えば、図5のタイミングチャートに示すよ
うに、エンコードパルス“FG”に同期して、(2^
n)−1〜0までダウンカウントし、その後、0〜(2
^n)−1までアップカウントすることを繰り返し行う
nビットのカウンタが用いられる。このカウンタのダウ
ン、アップの動作は、図5のタイミングチャートでは、
三角波のような状態で示されている。ここで、本実施形
態では、n=8であるが、これに限定されないことは言
うまでもない。
【0089】なお、前述のように、本実施形態では、エ
ンコードパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向
の2ドット(画素)分の時間に相当するので、前述のカ
ウンタの動作(カウント)は、エンコードパルス“F
G”のハイレベルおよびロウレベルの期間共に行われ
る。
ンコードパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向
の2ドット(画素)分の時間に相当するので、前述のカ
ウンタの動作(カウント)は、エンコードパルス“F
G”のハイレベルおよびロウレベルの期間共に行われ
る。
【0090】第1のレジスタ群REG1および第2のレ
ジスタ群REG2は、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載されているLEDの個数分のレジスタを備えており、
比較回路群38は、LEDヘッド22に搭載されている
LEDの個数分の比較回路を備えている。本実施形態で
は、LEDヘッド22に、RGBそれぞれ3個ずつ、合
計9個のLEDが搭載されているので、第1のレジスタ
群REG1は、9個の第1のレジスタを備えており、第
2のレジスタ群REG2は、9個の第2のレジスタを備
えており、比較回路群38は、9個の比較回路“Com
pare”を備えている。
ジスタ群REG2は、それぞれ、LEDヘッド22に搭
載されているLEDの個数分のレジスタを備えており、
比較回路群38は、LEDヘッド22に搭載されている
LEDの個数分の比較回路を備えている。本実施形態で
は、LEDヘッド22に、RGBそれぞれ3個ずつ、合
計9個のLEDが搭載されているので、第1のレジスタ
群REG1は、9個の第1のレジスタを備えており、第
2のレジスタ群REG2は、9個の第2のレジスタを備
えており、比較回路群38は、9個の比較回路“Com
pare”を備えている。
【0091】第1のレジスタ群REG1は、マイクロコ
ンピュータ16からデータバス“DATA”を介して供
給される、LEDヘッド22に搭載されているRGBの
各LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応す
る画像データ“LED DATA”を設定するためのも
のである。
ンピュータ16からデータバス“DATA”を介して供
給される、LEDヘッド22に搭載されているRGBの
各LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応す
る画像データ“LED DATA”を設定するためのも
のである。
【0092】この第1のレジスタ群REG1は、前述し
たように、9個の第1のレジスタ、図示例では、図4中
上側から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R
2,R3に対応する画像データ“LED DATA”を
保持する第1のレジスタR1REG1,R2REG1,
R3REG1、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対
応する画像データ“LED DATA”を保持する第1
のレジスタG1REG1,G2REG1,G3REG
1、Bの3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像
データ“LED DATA”を保持する第1のレジスタ
B1REG1,B2REG1,B3REG1を備えてい
る。
たように、9個の第1のレジスタ、図示例では、図4中
上側から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R
2,R3に対応する画像データ“LED DATA”を
保持する第1のレジスタR1REG1,R2REG1,
R3REG1、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対
応する画像データ“LED DATA”を保持する第1
のレジスタG1REG1,G2REG1,G3REG
1、Bの3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像
データ“LED DATA”を保持する第1のレジスタ
B1REG1,B2REG1,B3REG1を備えてい
る。
【0093】第1のレジスタ群REG1には、図6のタ
イミングチャートに示すように、エンコードパルス“F
G”に同期して、また、マイクロコンピュータ16から
入力されるライトイネーブル信号“_WE”の立ち上が
りに同期して、前述のイネーブル信号“ENA”により
選択された第1のレジスタに、前述のRGBの9個のL
EDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画
像データ“LED DATA”が順次設定される。
イミングチャートに示すように、エンコードパルス“F
G”に同期して、また、マイクロコンピュータ16から
入力されるライトイネーブル信号“_WE”の立ち上が
りに同期して、前述のイネーブル信号“ENA”により
選択された第1のレジスタに、前述のRGBの9個のL
EDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画
像データ“LED DATA”が順次設定される。
【0094】このようにして、マイクロコンピュータ1
6から、LEDヘッド22の合計9個のLEDR1〜R
3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像データ“L
EDDATA”が、第1のレジスタR1REG1〜R3
REG1,G1REG1〜G3REG1,B1REG1
〜B3REG1に順次(時系列に)設定される。
6から、LEDヘッド22の合計9個のLEDR1〜R
3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像データ“L
EDDATA”が、第1のレジスタR1REG1〜R3
REG1,G1REG1〜G3REG1,B1REG1
〜B3REG1に順次(時系列に)設定される。
【0095】なお、前述のように、本実施形態では、エ
ンコードパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向
の2ドット(画素)分の時間に相当するので、マイクロ
コンピュータ16から第1のレジスタ群REG1への画
像データの設定は、エンコードパルス“FG”のハイレ
ベルおよびロウレベルの期間共に行われる。
ンコードパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向
の2ドット(画素)分の時間に相当するので、マイクロ
コンピュータ16から第1のレジスタ群REG1への画
像データの設定は、エンコードパルス“FG”のハイレ
ベルおよびロウレベルの期間共に行われる。
【0096】一方、第2のレジスタ群REG2は、第1
のレジスタ群REG1に順次設定されたRGBの9個の
LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する
画像データ“LED DATA”を同時に保持するもの
である。
のレジスタ群REG1に順次設定されたRGBの9個の
LEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する
画像データ“LED DATA”を同時に保持するもの
である。
【0097】第2のレジスタ群REG2は、前述したよ
うに、9個の第2のレジスタ、図示例では、図4中上側
から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R2,R
3に対応する画像データ“LED DATA”を保持す
る第2のレジスタR1REG2,R2REG2,R3R
EG2、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対応する
画像データ“LED DATA”を保持する第2のレジ
スタG1REG2,G2REG2,G3REG2、Bの
3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像データ
“LED DATA”を保持する第2のレジスタB1R
EG2,B2REG2,B3REG2を備えている。
うに、9個の第2のレジスタ、図示例では、図4中上側
から下側に向かって、Rの3個のLEDR1,R2,R
3に対応する画像データ“LED DATA”を保持す
る第2のレジスタR1REG2,R2REG2,R3R
EG2、Gの3個のLEDG1,G2,G3に対応する
画像データ“LED DATA”を保持する第2のレジ
スタG1REG2,G2REG2,G3REG2、Bの
3個のLEDB1,B2,B3に対応する画像データ
“LED DATA”を保持する第2のレジスタB1R
EG2,B2REG2,B3REG2を備えている。
【0098】第2のレジスタ群REG2には、図7のタ
イミングチャートに示すように、エンコードパルス“F
G”に同期して、また、イネーブル信号“ENA”とし
てロウレベルが入力されるタイミングで、発振器12か
ら供給されるクロック信号“CLK”の立ち上がりに同
期して、第1のレジスタ群REG1に設定されたRGB
の9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に
対応する画像データ“LED DATA”が同時に(パ
ラレルに)保持(シフト)される。
イミングチャートに示すように、エンコードパルス“F
G”に同期して、また、イネーブル信号“ENA”とし
てロウレベルが入力されるタイミングで、発振器12か
ら供給されるクロック信号“CLK”の立ち上がりに同
期して、第1のレジスタ群REG1に設定されたRGB
の9個のLEDR1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に
対応する画像データ“LED DATA”が同時に(パ
ラレルに)保持(シフト)される。
【0099】すなわち、第1のレジスタ群R1REG1
〜R3REG1,G1REG1〜G3REG1,B1R
EG1〜B3REG1に設定された合計9個のLEDR
1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像デー
タ“LED DATA”が、第2のレジスタ群R1RE
G2〜R3REG2,G1REG2〜G3REG2,B
1REG2〜B3REG2に同時に保持される。
〜R3REG1,G1REG1〜G3REG1,B1R
EG1〜B3REG1に設定された合計9個のLEDR
1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像デー
タ“LED DATA”が、第2のレジスタ群R1RE
G2〜R3REG2,G1REG2〜G3REG2,B
1REG2〜B3REG2に同時に保持される。
【0100】前述のように、本実施形態では、エンコー
ドパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向の2ド
ット(画素)分の時間に相当するので、第1のレジスタ
群REG1から第2のレジスタ群REG2への画像デー
タのシフトも、エンコードパルス“FG”のハイレベル
およびロウレベルの期間共に行われる。
ドパルス“FG”の1周期は、画像の主走査方向の2ド
ット(画素)分の時間に相当するので、第1のレジスタ
群REG1から第2のレジスタ群REG2への画像デー
タのシフトも、エンコードパルス“FG”のハイレベル
およびロウレベルの期間共に行われる。
【0101】図6および図7のタイミングチャートから
も分るように、マイクロコンピュータ16から第1のレ
ジスタ群REG1への画像データの設定と、第2のレジ
スタ群REG2における画像データの保持およびLED
の発光(プリント用紙への露光)とは、同時に(パラレ
ルに)行われている。
も分るように、マイクロコンピュータ16から第1のレ
ジスタ群REG1への画像データの設定と、第2のレジ
スタ群REG2における画像データの保持およびLED
の発光(プリント用紙への露光)とは、同時に(パラレ
ルに)行われている。
【0102】具体的には、(n−2)回目の露光のため
の画像データが第2のレジスタ群REG2に保持されて
おり、その画像データに基づいて(n−2)回目の露光
を行っている最中に、マイクロコンピュータ16から第
1のレジスタ群REG1への(n−1)回目(次)の露
光のための画像データの設定が行われる。
の画像データが第2のレジスタ群REG2に保持されて
おり、その画像データに基づいて(n−2)回目の露光
を行っている最中に、マイクロコンピュータ16から第
1のレジスタ群REG1への(n−1)回目(次)の露
光のための画像データの設定が行われる。
【0103】そして、前記画像データの設定および前記
露光が完了した後に、第1のレジスタ群REG1に設定
された画像データが、第2のレジスタ群REG2へ転送
(シフト)され、その第2のレジスタ群REG2で保持
される。
露光が完了した後に、第1のレジスタ群REG1に設定
された画像データが、第2のレジスタ群REG2へ転送
(シフト)され、その第2のレジスタ群REG2で保持
される。
【0104】この後、(n−1)回目の露光と、マイク
ロコンピュータ16から第1のレジスタ群REG1への
n回目の露光のための画像データの設定とが行われる。
ロコンピュータ16から第1のレジスタ群REG1への
n回目の露光のための画像データの設定とが行われる。
【0105】以降、前述した動作が繰り返される。この
ように、このプリンタ10では、第2のレジスタ群RE
G2を備えていることによって、エンコードパルス“F
G”の変わり目で第1のレジスタ群REG1に保持され
ているデータを第2のレジスタ群REG2に保持し、L
EDのドライブには、第2のレジスタ群REG2に保持
された画像データを使用するので、マイクロコンピュー
タ16は、エンコードパルス“FG”の変わり目を検知
した後に、第1のレジスタ群REG1に対して次の画像
データの設定を行うことができる。
ように、このプリンタ10では、第2のレジスタ群RE
G2を備えていることによって、エンコードパルス“F
G”の変わり目で第1のレジスタ群REG1に保持され
ているデータを第2のレジスタ群REG2に保持し、L
EDのドライブには、第2のレジスタ群REG2に保持
された画像データを使用するので、マイクロコンピュー
タ16は、エンコードパルス“FG”の変わり目を検知
した後に、第1のレジスタ群REG1に対して次の画像
データの設定を行うことができる。
【0106】すなわち、このプリンタ10では、画像デ
ータの設定用の第1のレジスタ群REG1とLEDのド
ライブ用の第2のレジスタ群REG2とを分離した構造
(構成)になっているので、1ドット分(1回分)の露
光時間の間に次の画像データを設定することができれば
よく、このため、マイクロコンピュータ16として動作
速度の遅い安価なものを使用しても、LEDヘッド22
に設定すべき複数の画像データを十分な余裕を持って確
実に設定することができ、印刷速度の高速化、すなわち
印刷時間の短縮や、画像の高解像度化(高精細化)に容
易に対応することができる。
ータの設定用の第1のレジスタ群REG1とLEDのド
ライブ用の第2のレジスタ群REG2とを分離した構造
(構成)になっているので、1ドット分(1回分)の露
光時間の間に次の画像データを設定することができれば
よく、このため、マイクロコンピュータ16として動作
速度の遅い安価なものを使用しても、LEDヘッド22
に設定すべき複数の画像データを十分な余裕を持って確
実に設定することができ、印刷速度の高速化、すなわち
印刷時間の短縮や、画像の高解像度化(高精細化)に容
易に対応することができる。
【0107】続いて、比較回路群38の各比較回路“C
ompare”は、LEDドライバ20を制御するため
のLED制御信号“LED CTL”を出力する。
ompare”は、LEDドライバ20を制御するため
のLED制御信号“LED CTL”を出力する。
【0108】この場合、比較回路群38の各比較回路
“Compare”へは、マイクロコンピュータ16か
ら、印刷状態と非印刷状態とを切り替える印刷オン/オ
フ信号“PRINT_ON/OFF”が入力され、第2
のレジスタ群REG2の対応する第2のレジスタから、
画像データ“LED DATA”が入力され、LED制
御回路36から、比較データ“COMP DATA”が
入力される。そして、比較回路群38の各比較回路“C
ompare”は、それぞれ、第2のレジスタ群REG
2に保持された画像データ“LED DATA”とLE
D制御回路36から入力される比較データ“COMP
DATA”とを比較するとともに、マイクロコンピュー
タ16から入力される印刷オン/オフ信号“PRINT
_ON/OFF”とから、LEDドライバ20を制御す
るためのLED制御信号“LEDCTL”を出力する。
“Compare”へは、マイクロコンピュータ16か
ら、印刷状態と非印刷状態とを切り替える印刷オン/オ
フ信号“PRINT_ON/OFF”が入力され、第2
のレジスタ群REG2の対応する第2のレジスタから、
画像データ“LED DATA”が入力され、LED制
御回路36から、比較データ“COMP DATA”が
入力される。そして、比較回路群38の各比較回路“C
ompare”は、それぞれ、第2のレジスタ群REG
2に保持された画像データ“LED DATA”とLE
D制御回路36から入力される比較データ“COMP
DATA”とを比較するとともに、マイクロコンピュー
タ16から入力される印刷オン/オフ信号“PRINT
_ON/OFF”とから、LEDドライバ20を制御す
るためのLED制御信号“LEDCTL”を出力する。
【0109】図5のタイミングチャートに示すように、
このLED制御信号“LED CTL”は、画像データ
“LED DATA”の値(レベル)が比較データ“C
OMP DATA”の値(レベル)より大きい期間(画
像データ“LED DATA”>比較データ“COMP
DATA”の期間)であって、かつ、印刷オン/オフ
信号“PRINT_ON/OFF”のレベルが印刷状態
を示すレベルの期間だけロウレベルとされ、このロウレ
ベルとされた期間、LEDは発光する。
このLED制御信号“LED CTL”は、画像データ
“LED DATA”の値(レベル)が比較データ“C
OMP DATA”の値(レベル)より大きい期間(画
像データ“LED DATA”>比較データ“COMP
DATA”の期間)であって、かつ、印刷オン/オフ
信号“PRINT_ON/OFF”のレベルが印刷状態
を示すレベルの期間だけロウレベルとされ、このロウレ
ベルとされた期間、LEDは発光する。
【0110】なお、LED制御信号“LED CTL”
の極性は何ら限定されず、図示例の場合とはLED制御
信号“LED CTL”の極性を逆にして、LED制御
信号“LED CTL”がハイレベルの期間だけLED
を発光させるようにしてもよいことは言うまでもない。
の極性は何ら限定されず、図示例の場合とはLED制御
信号“LED CTL”の極性を逆にして、LED制御
信号“LED CTL”がハイレベルの期間だけLED
を発光させるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0111】本実施形態のサイカラー方式のプリンタ1
0では、プリント用紙とLEDヘッド22とが近接して
対向する位置に配置され、LEDヘッド22を主走査方
向に移動させながら、感光型のプリント用紙に、画像デ
ータに対応した色の光を照射して露光する。そして、L
EDヘッド22が端部に到達したとき、プリント用紙を
副走査方向へ移動させ、その後、同様に、LEDヘッド
22を主走査方向に移動させながら、前記プリント用紙
に、画像データに対応した色の光を照射して露光する。
以降、前記の動作を繰り返し行う。
0では、プリント用紙とLEDヘッド22とが近接して
対向する位置に配置され、LEDヘッド22を主走査方
向に移動させながら、感光型のプリント用紙に、画像デ
ータに対応した色の光を照射して露光する。そして、L
EDヘッド22が端部に到達したとき、プリント用紙を
副走査方向へ移動させ、その後、同様に、LEDヘッド
22を主走査方向に移動させながら、前記プリント用紙
に、画像データに対応した色の光を照射して露光する。
以降、前記の動作を繰り返し行う。
【0112】これにより、プリント用紙はLEDヘッド
22によって2次元的に露光され、そのプリント用紙に
潜像が記録される。
22によって2次元的に露光され、そのプリント用紙に
潜像が記録される。
【0113】露光工程では、LEDヘッド22が移動す
るのに伴って、エンコーダおよびセンサ28によりエン
コードパルスFG1,FG2が生成され、このエンコー
ドパルスFG1,FG2からLR信号が生成される。こ
れらのエンコードパルス“FG”とLR信号とから、マ
イクロコンピュータ16により、LEDヘッド22に搭
載されたRGBの9個のLEDR1〜R3、G1〜G
3、B1〜B3の座標位置が算出され、各々のLEDR
1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像デー
タがメモリ14から読み出されて、ゲートIC18内の
第1のレジスタ群REG1に順次設定される。
るのに伴って、エンコーダおよびセンサ28によりエン
コードパルスFG1,FG2が生成され、このエンコー
ドパルスFG1,FG2からLR信号が生成される。こ
れらのエンコードパルス“FG”とLR信号とから、マ
イクロコンピュータ16により、LEDヘッド22に搭
載されたRGBの9個のLEDR1〜R3、G1〜G
3、B1〜B3の座標位置が算出され、各々のLEDR
1〜R3、G1〜G3、B1〜B3に対応する画像デー
タがメモリ14から読み出されて、ゲートIC18内の
第1のレジスタ群REG1に順次設定される。
【0114】露光後のプリント用紙、すなわち、プリン
ト用紙のうちの露光を完了した部分は、加圧機構222
と図示しない所定の部材とで挟み込まれることにより、
機械的な圧力がかけられ、現像される。この現像は、前
記LEDヘッド22の主走査方向への移動により、主走
査方向に連続的に行われ、これと、前記プリント用紙の
副走査方向への移動とにより、プリント用紙全体が現像
される。
ト用紙のうちの露光を完了した部分は、加圧機構222
と図示しない所定の部材とで挟み込まれることにより、
機械的な圧力がかけられ、現像される。この現像は、前
記LEDヘッド22の主走査方向への移動により、主走
査方向に連続的に行われ、これと、前記プリント用紙の
副走査方向への移動とにより、プリント用紙全体が現像
される。
【0115】前記現像工程では、硬化していない柔らか
いままの状態のカプセルが押しつぶされ、つぶされたカ
プセル内部のインクが互いに混ざり合うことにより、画
像データに対応した色に発色され、プリント用紙に所望
の画像が再生される。
いままの状態のカプセルが押しつぶされ、つぶされたカ
プセル内部のインクが互いに混ざり合うことにより、画
像データに対応した色に発色され、プリント用紙に所望
の画像が再生される。
【0116】その後、現像後のプリント用紙は、ヒータ
32によって加熱され、これにより画像が定着し、印刷
が完了する。
32によって加熱され、これにより画像が定着し、印刷
が完了する。
【0117】次に、上記実施形態のプリンタ10の電源
回路について説明する。図8は、図1に示すプリンタの
電源回路(パワーコントロール回路)の実施形態を示す
ブロック図(回路図)である。
回路について説明する。図8は、図1に示すプリンタの
電源回路(パワーコントロール回路)の実施形態を示す
ブロック図(回路図)である。
【0118】同図に示すプリンタ(電子装置)50は、
本発明のパワーコントロール回路52を使用して、その
電源回路を構成したものである。なお、ここでは、説明
を容易にするために、パワーコントロール回路52を除
くプリンタ50の内部回路を回路ブロック54として概
念的に示す。
本発明のパワーコントロール回路52を使用して、その
電源回路を構成したものである。なお、ここでは、説明
を容易にするために、パワーコントロール回路52を除
くプリンタ50の内部回路を回路ブロック54として概
念的に示す。
【0119】図示例のプリンタ50において、パワーコ
ントロール回路52は、バッテリー(電源部)BATT
3と、電源スイッチSW3と、容量素子(コンデンサ)
C1と、第1のトランジスタ(第1のスイッチング素
子)Q3と、第2のトランジスタ(第2のスイッチング
素子)Q2と、レギュレータU1と、タイマー回路(ハ
ード回路)57とを備えている。
ントロール回路52は、バッテリー(電源部)BATT
3と、電源スイッチSW3と、容量素子(コンデンサ)
C1と、第1のトランジスタ(第1のスイッチング素
子)Q3と、第2のトランジスタ(第2のスイッチング
素子)Q2と、レギュレータU1と、タイマー回路(ハ
ード回路)57とを備えている。
【0120】前記トランジスタには、バイポーラトラン
ジスタと、FET(電界効果トランジスタ)とが含まれ
る。
ジスタと、FET(電界効果トランジスタ)とが含まれ
る。
【0121】バッテリーBATT3は、例えば、一次電
池、二次電池(蓄電池)等の直流電源、すなわち、直流
の電力の供給源である。図示例のバッテリーBATT3
の−端子はグランドに接続されている。
池、二次電池(蓄電池)等の直流電源、すなわち、直流
の電力の供給源である。図示例のバッテリーBATT3
の−端子はグランドに接続されている。
【0122】なお、本発明では、電源部は、前記電池に
限らず、例えば、AC−DCコンバータや、DC−DC
コンバータ等を備え、コンセントから供給される交流電
圧を安定した直流電圧に変換する電源回路であってもよ
い。
限らず、例えば、AC−DCコンバータや、DC−DC
コンバータ等を備え、コンセントから供給される交流電
圧を安定した直流電圧に変換する電源回路であってもよ
い。
【0123】電源スイッチSW3は、連動して同時にオ
ン/オフする第1のスイッチ41および第2のスイッチ
42を備えている。本実施例では、第1のスイッチ41
および第2のスイッチ42として、それぞれ、単極双投
型(SPDT)を用いており、第1のスイッチ41の、
図中左上側、右上側および下側の接点をそれぞれ第1の
接点411、第2の接点412およびコモン端子413
とし、同様に、第2のスイッチ42の、図中左上側、右
上側および下側の接点をそれぞれ第1の接点421、第
2の接点422およびコモン端子423とする。第1の
スイッチ41の第1の接点411はバッテリーBATT
3の+端子に接続され、第2のスイッチ42の第1の接
点421は開放されている。したがって、第1のスイッ
チ41と連動するものであれば第2のスイッチ42とし
て単極単投型(SPST)を用いてもよい。
ン/オフする第1のスイッチ41および第2のスイッチ
42を備えている。本実施例では、第1のスイッチ41
および第2のスイッチ42として、それぞれ、単極双投
型(SPDT)を用いており、第1のスイッチ41の、
図中左上側、右上側および下側の接点をそれぞれ第1の
接点411、第2の接点412およびコモン端子413
とし、同様に、第2のスイッチ42の、図中左上側、右
上側および下側の接点をそれぞれ第1の接点421、第
2の接点422およびコモン端子423とする。第1の
スイッチ41の第1の接点411はバッテリーBATT
3の+端子に接続され、第2のスイッチ42の第1の接
点421は開放されている。したがって、第1のスイッ
チ41と連動するものであれば第2のスイッチ42とし
て単極単投型(SPST)を用いてもよい。
【0124】これら第1のスイッチ41および第2のス
イッチ42の第1の接点411とコモン端子413が接
続され、第1の接点421とコモン端子423が接続さ
れた状態が、電源スイッチSW3がオフ(OFF)、す
なわち電源オフの状態であり、逆に、第2の接点412
とコモン端子413が接続され、第2の接点422とコ
モン端子423が接続された状態が、電源スイッチSW
3がオン(ON)、すなわち電源オンの状態である。
イッチ42の第1の接点411とコモン端子413が接
続され、第1の接点421とコモン端子423が接続さ
れた状態が、電源スイッチSW3がオフ(OFF)、す
なわち電源オフの状態であり、逆に、第2の接点412
とコモン端子413が接続され、第2の接点422とコ
モン端子423が接続された状態が、電源スイッチSW
3がオン(ON)、すなわち電源オンの状態である。
【0125】容量素子C1は、電源スイッチSW3がオ
フの期間にチャージアップされるものであり、第1のス
イッチ41のコモン端子413とグランドとの間に接続
されている。すなわち、容量素子C1は、第1のスイッ
チ41を介してバッテリーBATT3に接続されてい
る。容量素子C1にチャージアップされた電荷は、電源
スイッチSW3がオンになると、第1のトランジスタQ
3をオンするために使用される。
フの期間にチャージアップされるものであり、第1のス
イッチ41のコモン端子413とグランドとの間に接続
されている。すなわち、容量素子C1は、第1のスイッ
チ41を介してバッテリーBATT3に接続されてい
る。容量素子C1にチャージアップされた電荷は、電源
スイッチSW3がオンになると、第1のトランジスタQ
3をオンするために使用される。
【0126】第1のトランジスタQ3は、図示例の場合
にはnpn型のバイポーラトランジスタであり、そのコ
レクタは第2のスイッチ42のコモン端子423に接続
され、そのエミッタはグランドに接続されている。ま
た、第1のトランジスタQ3のベースは、ダイオードD
1のカソードに接続されると共に、抵抗素子R4を介し
て第1のスイッチ41の第2の接点412に接続されて
いる。
にはnpn型のバイポーラトランジスタであり、そのコ
レクタは第2のスイッチ42のコモン端子423に接続
され、そのエミッタはグランドに接続されている。ま
た、第1のトランジスタQ3のベースは、ダイオードD
1のカソードに接続されると共に、抵抗素子R4を介し
て第1のスイッチ41の第2の接点412に接続されて
いる。
【0127】第2のトランジスタQ2は、図示例の場合
にはp型のMOSFET(電界効果トランジスタ)であ
り、そのソースはバッテリーBATT3の+端子に接続
されている。また、第2のトランジスタQ2のゲート
は、第2のスイッチ42の第2の接点422に接続され
ると共に、抵抗素子R3を介してバッテリーBATT3
の+端子に接続されている。
にはp型のMOSFET(電界効果トランジスタ)であ
り、そのソースはバッテリーBATT3の+端子に接続
されている。また、第2のトランジスタQ2のゲート
は、第2のスイッチ42の第2の接点422に接続され
ると共に、抵抗素子R3を介してバッテリーBATT3
の+端子に接続されている。
【0128】なお、第1のトランジスタQ3および第2
のトランジスタQ2としては、それぞれ、スイッチング
が可能であれば特に限定されず、例えば、従来公知の各
種のトランジスタ等の種々のスイッチング素子が利用可
能である。
のトランジスタQ2としては、それぞれ、スイッチング
が可能であれば特に限定されず、例えば、従来公知の各
種のトランジスタ等の種々のスイッチング素子が利用可
能である。
【0129】レギュレータU1は、第2のトランジスタ
Q2を介して供給される電源の電圧を所定電圧に安定化
するものである。レギュレータU1の入力端子は、第2
のトランジスタQ2のドレインに接続され、そのグラン
ド端子はグランドに接続されている。また、レギュレー
タU1の出力端子は、タイマー回路57および回路ブロ
ック54の電源端子VCCにそれぞれ接続されており、
レギュレータU1から出力される電力は、これらタイマ
ー回路57および回路ブロック54にそれぞれ供給され
る。なお、このレギュレータU1を省略してもよいこと
は、言うまでもない。
Q2を介して供給される電源の電圧を所定電圧に安定化
するものである。レギュレータU1の入力端子は、第2
のトランジスタQ2のドレインに接続され、そのグラン
ド端子はグランドに接続されている。また、レギュレー
タU1の出力端子は、タイマー回路57および回路ブロ
ック54の電源端子VCCにそれぞれ接続されており、
レギュレータU1から出力される電力は、これらタイマ
ー回路57および回路ブロック54にそれぞれ供給され
る。なお、このレギュレータU1を省略してもよいこと
は、言うまでもない。
【0130】タイマー回路57は、第1のトランジスタ
Q3のオン/オフを制御して、オートパワーオフの機能
を実現するものである。タイマー回路57の電源端子V
CCは、前述のように、レギュレータU1の出力端子に
接続され、そのグランド端子GNDはグランドに接続さ
れている。また、タイマー回路57の入力端子には、回
路ブロック54の出力端子が接続され、タイマー回路5
7の出力端子は、ダイオードD1のアノードに接続され
ると共に、抵抗素子R5を介してグランドに接続されて
いる。したがって、タイマー回路57の入力端子には、
回路ブロック54の出力信号が入力され、タイマー回路
57の出力信号は、ダイオードD1へ向けて出力され
る。
Q3のオン/オフを制御して、オートパワーオフの機能
を実現するものである。タイマー回路57の電源端子V
CCは、前述のように、レギュレータU1の出力端子に
接続され、そのグランド端子GNDはグランドに接続さ
れている。また、タイマー回路57の入力端子には、回
路ブロック54の出力端子が接続され、タイマー回路5
7の出力端子は、ダイオードD1のアノードに接続され
ると共に、抵抗素子R5を介してグランドに接続されて
いる。したがって、タイマー回路57の入力端子には、
回路ブロック54の出力信号が入力され、タイマー回路
57の出力信号は、ダイオードD1へ向けて出力され
る。
【0131】タイマー回路57は、本実施形態の場合、
電源投入直後に、出力信号のレベルがハイレベル(H)
となり、回路ブロック54の出力信号に基づいて所定の
一定時間を計測し、回路ブロック54が所定の一定時間
動作していないことを検出した場合に、出力信号のレベ
ルがロウレベル(L)となるよう設定(設計)されてい
る。
電源投入直後に、出力信号のレベルがハイレベル(H)
となり、回路ブロック54の出力信号に基づいて所定の
一定時間を計測し、回路ブロック54が所定の一定時間
動作していないことを検出した場合に、出力信号のレベ
ルがロウレベル(L)となるよう設定(設計)されてい
る。
【0132】次に、タイマー回路57の一例を挙げて説
明する。図9は、図8に示すパワーコントロール回路で
用いられるタイマー回路の構成例を示すブロック図(回
路図)である。
明する。図9は、図8に示すパワーコントロール回路で
用いられるタイマー回路の構成例を示すブロック図(回
路図)である。
【0133】同図に示すタイマー回路57は、クロック
信号を計数するカウンタ58と、このカウンタ58の出
力信号をデコードするデコーダ60とを備えるものであ
る。
信号を計数するカウンタ58と、このカウンタ58の出
力信号をデコードするデコーダ60とを備えるものであ
る。
【0134】カウンタ58のクロック端子にはクロック
信号が入力され、そのリセット反転入力端子にはNOR
ゲート62の出力信号が入力される。また、NORゲー
ト62の反転入力端子には、このプリンタ50の電源投
入時に、システム全体をリセットするリセット回路(図
示省略)の出力信号が入力され、もう一方の入力端子に
は、回路ブロック54の出力信号が入力される。
信号が入力され、そのリセット反転入力端子にはNOR
ゲート62の出力信号が入力される。また、NORゲー
ト62の反転入力端子には、このプリンタ50の電源投
入時に、システム全体をリセットするリセット回路(図
示省略)の出力信号が入力され、もう一方の入力端子に
は、回路ブロック54の出力信号が入力される。
【0135】また、カウンタ58の出力信号はデコーダ
60に入力され、デコーダ60の出力信号は、インバー
タ64によって反転され、タイマー回路57の出力信号
として出力される。
60に入力され、デコーダ60の出力信号は、インバー
タ64によって反転され、タイマー回路57の出力信号
として出力される。
【0136】同図に示すタイマー回路57では、電源投
入時にリセット回路の出力信号が所定の一定時間ロウレ
ベルになり、これに応じてNORゲート62の出力信号
がロウレベルとなってカウンタ58の出力信号が初期化
され、例えばオールゼロになる。
入時にリセット回路の出力信号が所定の一定時間ロウレ
ベルになり、これに応じてNORゲート62の出力信号
がロウレベルとなってカウンタ58の出力信号が初期化
され、例えばオールゼロになる。
【0137】デコーダ60は、例えばカウンタ58の出
力信号が所定値になるとハイレベルを出力するように設
定されており、カウンタ58の出力信号がオールゼロの
場合にはロウレベルを出力する。したがって、電源投入
直後には、タイマー回路57の出力信号は、デコーダ6
0の出力信号のロウレベルがインバータ64によって反
転出力され、ハイレベルになる。
力信号が所定値になるとハイレベルを出力するように設
定されており、カウンタ58の出力信号がオールゼロの
場合にはロウレベルを出力する。したがって、電源投入
直後には、タイマー回路57の出力信号は、デコーダ6
0の出力信号のロウレベルがインバータ64によって反
転出力され、ハイレベルになる。
【0138】ここで、本実施形態の場合、回路ブロック
54の出力信号は、回路ブロック54が動作していれば
ハイレベル、何の動作もしていなければロウレベルにな
るものとする。
54の出力信号は、回路ブロック54が動作していれば
ハイレベル、何の動作もしていなければロウレベルにな
るものとする。
【0139】したがって、回路ブロック54の出力信号
がハイレベル、すなわち、回路ブロック54が動作して
いる間はNORゲート62の出力信号がロウレベルとな
り、これに応じてカウンタ58の出力信号はオールゼロ
になり、タイマー回路57の出力信号はハイレベルの状
態を保持する。
がハイレベル、すなわち、回路ブロック54が動作して
いる間はNORゲート62の出力信号がロウレベルとな
り、これに応じてカウンタ58の出力信号はオールゼロ
になり、タイマー回路57の出力信号はハイレベルの状
態を保持する。
【0140】一方、回路ブロック54の出力信号がロウ
レベル、すなわち、回路ブロック54が動作していない
間はNORゲート62の出力信号がハイレベルとなり、
これに応じてカウンタ58は、クロック信号を計数して
オールゼロから順次カウントアップする。
レベル、すなわち、回路ブロック54が動作していない
間はNORゲート62の出力信号がハイレベルとなり、
これに応じてカウンタ58は、クロック信号を計数して
オールゼロから順次カウントアップする。
【0141】そして、カウンタ58がクロック信号を所
定数計数して、その計数値が所定値になる(所定の一定
時間を計測する)と、前述のようにデコーダ60の出力
信号はハイレベルとなってタイマー回路57の出力信号
はロウレベルになる。前記計数値が所定値に到達したこ
とは、回路ブロック54が所定の一定時間動作していな
いことを意味する。
定数計数して、その計数値が所定値になる(所定の一定
時間を計測する)と、前述のようにデコーダ60の出力
信号はハイレベルとなってタイマー回路57の出力信号
はロウレベルになる。前記計数値が所定値に到達したこ
とは、回路ブロック54が所定の一定時間動作していな
いことを意味する。
【0142】なお、タイマー回路57の回路構成は何ら
限定されず、回路ブロック54の出力信号に基づいて所
定の一定時間を計測するものであれば、例えば、従来公
知のどのようなタイマー回路も利用可能である。パワー
コントロール回路52の構成は以上のようなものであ
る。
限定されず、回路ブロック54の出力信号に基づいて所
定の一定時間を計測するものであれば、例えば、従来公
知のどのようなタイマー回路も利用可能である。パワー
コントロール回路52の構成は以上のようなものであ
る。
【0143】一方、回路ブロック54は、前述のよう
に、プリンタ50の内部回路を概念的に表したもので、
その電源端子VCCは、レギュレータU1の出力端子に
接続され、そのグランド端子GNDはグランドに接続さ
れ、その出力端子はタイマー回路57に接続されてい
る。
に、プリンタ50の内部回路を概念的に表したもので、
その電源端子VCCは、レギュレータU1の出力端子に
接続され、そのグランド端子GNDはグランドに接続さ
れ、その出力端子はタイマー回路57に接続されてい
る。
【0144】次に、パワーコントロール回路52の動作
について説明する。まず、電源スイッチSW3がオフ状
態の期間、すなわち、第1および第2のスイッチ41、
42が共に、第1の接点411、421とそれぞれのコ
モン端子413、423が接続された状態である場合、
容量素子C1はバッテリーBATT3に接続され、チャ
ージアップされる。
について説明する。まず、電源スイッチSW3がオフ状
態の期間、すなわち、第1および第2のスイッチ41、
42が共に、第1の接点411、421とそれぞれのコ
モン端子413、423が接続された状態である場合、
容量素子C1はバッテリーBATT3に接続され、チャ
ージアップされる。
【0145】この時、第2のトランジスタQ2のゲート
は抵抗素子R3を介してハイレベルに保持され、第2の
トランジスタQ2はオフである。したがって、レギュレ
ータU1には電力が供給されず、回路ブロック54およ
びタイマー回路57にも電力は供給されていない。すな
わち、電源オフの状態であり、回路ブロック54および
タイマー回路57は停止状態である。
は抵抗素子R3を介してハイレベルに保持され、第2の
トランジスタQ2はオフである。したがって、レギュレ
ータU1には電力が供給されず、回路ブロック54およ
びタイマー回路57にも電力は供給されていない。すな
わち、電源オフの状態であり、回路ブロック54および
タイマー回路57は停止状態である。
【0146】また、タイマー回路57の出力信号は、抵
抗素子R5を介してロウレベルに保持される。したがっ
て、ダイオードD1を介して第1のトランジスタQ3の
ベースもロウレベル、すなわち、ベース電流は流れない
ので第1のトランジスタQ3はオフである。
抗素子R5を介してロウレベルに保持される。したがっ
て、ダイオードD1を介して第1のトランジスタQ3の
ベースもロウレベル、すなわち、ベース電流は流れない
ので第1のトランジスタQ3はオフである。
【0147】これに対し、電源スイッチSW3がオフ状
態からオン状態になると、すなわち、第1および第2の
スイッチ41、42が共に、第2の接点412、422
とそれぞれのコモン端子413、423が接続された状
態になると、容量素子C1は、抵抗素子R4を介して第
1のトランジスタQ3のベースに接続される。これによ
り、第1のトランジスタQ3のベースはハイレベルとな
り、ベース電流が流れるので第1のトランジスタQ3は
オンする。
態からオン状態になると、すなわち、第1および第2の
スイッチ41、42が共に、第2の接点412、422
とそれぞれのコモン端子413、423が接続された状
態になると、容量素子C1は、抵抗素子R4を介して第
1のトランジスタQ3のベースに接続される。これによ
り、第1のトランジスタQ3のベースはハイレベルとな
り、ベース電流が流れるので第1のトランジスタQ3は
オンする。
【0148】第1のトランジスタQ3がオンすると、第
2のトランジスタQ2のゲートは、第2のスイッチ42
および第1のトランジスタQ3を介してロウレベルとな
るので第2のトランジスタQ2もオンする。したがっ
て、レギュレータU1には、バッテリーBATT3から
第2のトランジスタQ2を介して電力が供給され、レギ
ュレータU1から回路ブロック54およびタイマー回路
57にも安定した電力が供給される。すなわち、電源オ
ンの状態となり、回路ブロック54およびタイマー回路
57は動作可能な状態となる。
2のトランジスタQ2のゲートは、第2のスイッチ42
および第1のトランジスタQ3を介してロウレベルとな
るので第2のトランジスタQ2もオンする。したがっ
て、レギュレータU1には、バッテリーBATT3から
第2のトランジスタQ2を介して電力が供給され、レギ
ュレータU1から回路ブロック54およびタイマー回路
57にも安定した電力が供給される。すなわち、電源オ
ンの状態となり、回路ブロック54およびタイマー回路
57は動作可能な状態となる。
【0149】また、タイマー回路57の出力信号は、前
述のように、電源投入直後にハイレベルとなるように設
定されている。したがって、ダイオードD1を介して第
1のトランジスタQ3のベースはハイレベルとなり、第
1のトランジスタQ3はオンの状態を保持するように制
御される。
述のように、電源投入直後にハイレベルとなるように設
定されている。したがって、ダイオードD1を介して第
1のトランジスタQ3のベースはハイレベルとなり、第
1のトランジスタQ3はオンの状態を保持するように制
御される。
【0150】言い換えると、本発明のパワーコントロー
ル回路52では、容量素子C1にチャージアップされた
電荷によって第1のトランジスタQ3をオンし、さらに
第2のトランジスタQ2をオンすることによって電源オ
ンの状態に移行する。したがって、容量素子C1の電荷
がディスチャージされ、第1のトランジスタQ3がオフ
する前に、第1のトランジスタQ3のオン状態を保持す
るように、電源投入直後のタイマー回路57の出力信号
がハイレベルとなるようにしておく必要がある。
ル回路52では、容量素子C1にチャージアップされた
電荷によって第1のトランジスタQ3をオンし、さらに
第2のトランジスタQ2をオンすることによって電源オ
ンの状態に移行する。したがって、容量素子C1の電荷
がディスチャージされ、第1のトランジスタQ3がオフ
する前に、第1のトランジスタQ3のオン状態を保持す
るように、電源投入直後のタイマー回路57の出力信号
がハイレベルとなるようにしておく必要がある。
【0151】なお、容量素子C1の電荷がディスチャー
ジされるまでの時間は、タイマー回路57に電力が供給
された後、タイマー回路57の出力信号がハイレベルに
設定されるまでに必要な時間に応じて、例えば、容量素
子C1の容量値や抵抗素子R4の抵抗値等を変更して適
宜決定すればよい。
ジされるまでの時間は、タイマー回路57に電力が供給
された後、タイマー回路57の出力信号がハイレベルに
設定されるまでに必要な時間に応じて、例えば、容量素
子C1の容量値や抵抗素子R4の抵抗値等を変更して適
宜決定すればよい。
【0152】その後、電源オンの状態の期間に、回路ブ
ロック54が所定の一定時間何の動作もしなければ、タ
イマー回路57は、前述のように、回路ブロック54の
出力信号に基づいて所定の一定時間を計測した後、その
出力信号はロウレベルに変化する。これにより、ダイオ
ードD1を介して第1のトランジスタQ3のベースもロ
ウレベルとなり、第1のトランジスタQ3はオフするよ
うに制御される。
ロック54が所定の一定時間何の動作もしなければ、タ
イマー回路57は、前述のように、回路ブロック54の
出力信号に基づいて所定の一定時間を計測した後、その
出力信号はロウレベルに変化する。これにより、ダイオ
ードD1を介して第1のトランジスタQ3のベースもロ
ウレベルとなり、第1のトランジスタQ3はオフするよ
うに制御される。
【0153】第1のトランジスタQ3がオフすると、第
2のトランジスタQ2のゲートは、バッテリーBATT
3により抵抗素子R3を介してハイレベルとなるので第
2のトランジスタQ2もオフする。したがって、レギュ
レータU1には電力が供給されず、回路ブロック54お
よびタイマー回路57への電力の供給も停止される。す
なわち、オートパワーオフの状態となり、回路ブロック
54およびタイマー回路57は共に自動的に停止状態と
なる。
2のトランジスタQ2のゲートは、バッテリーBATT
3により抵抗素子R3を介してハイレベルとなるので第
2のトランジスタQ2もオフする。したがって、レギュ
レータU1には電力が供給されず、回路ブロック54お
よびタイマー回路57への電力の供給も停止される。す
なわち、オートパワーオフの状態となり、回路ブロック
54およびタイマー回路57は共に自動的に停止状態と
なる。
【0154】なお、オートパワーオフ後に再度電源をオ
ンの状態にする場合には、一旦、電源スイッチSW3を
オフ状態とし、容量素子C1をチャージアップした後に
電源スイッチSW3をオン状態にすればよい。以後の動
作は前述の通りである。
ンの状態にする場合には、一旦、電源スイッチSW3を
オフ状態とし、容量素子C1をチャージアップした後に
電源スイッチSW3をオン状態にすればよい。以後の動
作は前述の通りである。
【0155】以上説明したように、このパワーコントロ
ール回路52によれば、プリンタ50の電源がオフする
と、回路ブロック54のみならず、タイマー回路57を
含む、パワーコントロール回路52への電力の供給が完
全に停止されるので、その分、従来よりも消費電力を削
減することができ、バッテリーBATT3の電池寿命を
延ばすことができる。
ール回路52によれば、プリンタ50の電源がオフする
と、回路ブロック54のみならず、タイマー回路57を
含む、パワーコントロール回路52への電力の供給が完
全に停止されるので、その分、従来よりも消費電力を削
減することができ、バッテリーBATT3の電池寿命を
延ばすことができる。
【0156】また、マイクロコンピュータを使用しない
ので、構造が簡単であり、そのプログラムを開発する手
間やプログラムのバグの発生の問題もなく、また、コス
トを低減することができる。
ので、構造が簡単であり、そのプログラムを開発する手
間やプログラムのバグの発生の問題もなく、また、コス
トを低減することができる。
【0157】なお、前記実施形態のプリンタの方式は、
サイカラー方式であるが、本発明では、プリンタの方式
は、サイカラー方式には限定されず、また、感光型のプ
リント用紙を露光し、その感光型のプリント用紙に画像
を再生(印刷)する方式にも限定されない。
サイカラー方式であるが、本発明では、プリンタの方式
は、サイカラー方式には限定されず、また、感光型のプ
リント用紙を露光し、その感光型のプリント用紙に画像
を再生(印刷)する方式にも限定されない。
【0158】また、プリンタは、複数色を再生(印刷)
し得るプリンタ、例えば、フルカラーの画像を再生する
プリンタであってもよく、また、モノクロの画像を再生
するプリンタであってもよい。
し得るプリンタ、例えば、フルカラーの画像を再生する
プリンタであってもよく、また、モノクロの画像を再生
するプリンタであってもよい。
【0159】また、前記実施形態では、電子装置として
プリンタを例に挙げて説明したが、本発明は、これに限
定されず、本発明のパワーコントロール回路は、プリン
タの他、例えば、電池駆動のラジオやオーディオ機器
等、電源回路を備えるあらゆる電子装置に適用可能であ
る。
プリンタを例に挙げて説明したが、本発明は、これに限
定されず、本発明のパワーコントロール回路は、プリン
タの他、例えば、電池駆動のラジオやオーディオ機器
等、電源回路を備えるあらゆる電子装置に適用可能であ
る。
【0160】また、前記実施形態では、パワーコントロ
ール回路のハード回路としてタイマー回路を用いたが、
本発明では、ハード回路は、これに限定されず、マイク
ロコンピュータのようにプログラムで駆動するものでな
ければよい。
ール回路のハード回路としてタイマー回路を用いたが、
本発明では、ハード回路は、これに限定されず、マイク
ロコンピュータのようにプログラムで駆動するものでな
ければよい。
【0161】本発明のパワーコントロール回路および電
子装置は、基本的に以上のようなものである。
子装置は、基本的に以上のようなものである。
【0162】以上、本発明のパワーコントロール回路お
よび電子装置を、図示の実施形態に基づいて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構
成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換する
ことができる。
よび電子装置を、図示の実施形態に基づいて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構
成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換する
ことができる。
【0163】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明によれ
ば、電子装置の電源をオフにした場合に、パワーコント
ロール回路への電力の供給も完全に停止することができ
るので、その分の消費電力を削減することができ、電池
駆動の電子機器の電池寿命(駆動時間)を長くすること
ができる。
ば、電子装置の電源をオフにした場合に、パワーコント
ロール回路への電力の供給も完全に停止することができ
るので、その分の消費電力を削減することができ、電池
駆動の電子機器の電池寿命(駆動時間)を長くすること
ができる。
【0164】また、本発明によれば、マイクロコンピュ
ータを使用しないので、構造が簡単であり、そのプログ
ラムを開発する手間やプログラムのバグの発生の問題も
なく、また、コストを低減することができる。
ータを使用しないので、構造が簡単であり、そのプログ
ラムを開発する手間やプログラムのバグの発生の問題も
なく、また、コストを低減することができる。
【図1】本発明の電子装置をプリンタに適用した場合の
実施形態を示すブロック図である。
実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタの2つのエンコードパルス
FG1,FG2とLR信号との関係を示すタイミングチ
ャートである。
FG1,FG2とLR信号との関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】図1に示すプリンタのLEDヘッドの構成例を
示す底面図である。
示す底面図である。
【図4】図1に示すプリンタのゲートICの構成例であ
って、その主要部を示すブロック図である。
って、その主要部を示すブロック図である。
【図5】図1に示すプリンタの画像データとLED制御
信号との関係を示すタイミングチャートである。
信号との関係を示すタイミングチャートである。
【図6】図1に示すプリンタの第1のレジスタ群に画像
データを設定する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
データを設定する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図7】図1に示すプリンタの第2のレジスタ群に画像
データを保持する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
データを保持する時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】図1に示すプリンタの電源回路(パワーコント
ロール回路)の実施形態を示すブロック図(回路図)で
ある。
ロール回路)の実施形態を示すブロック図(回路図)で
ある。
【図9】図8に示すパワーコントロール回路で用いられ
るタイマー回路の構成例を示すブロック図(回路図)で
ある。
るタイマー回路の構成例を示すブロック図(回路図)で
ある。
【図10】従来の電子装置の電源回路を示すブロック図
(回路図)である。
(回路図)である。
【図11】従来のパワーコントロール回路を用いた電子
装置の電源回路を示すブロック図(回路図)である。
装置の電源回路を示すブロック図(回路図)である。
10 プリンタ
12 発振器
14 メモリ
16 マイクロコンピュータ
18 ゲートIC
20 LEDドライバ
22 LEDヘッド
221 ヘッド基板
222 加圧機構
24 モータドライバ
26 モータ
28 センサ
30 ヒータドライバ
32 ヒータ
R1〜R3,G1〜G3,B1〜B3 LED
34 アドレスデコーダ
36 LED制御回路
REG1 第1のレジスタ群
REG2 第2のレジスタ群
38 比較回路群
41 第1のスイッチ
411 第1の接点
412 第2の接点
413 コモン端子
42 第2のスイッチ
421 第1の接点
422 第2の接点
423 コモン端子
50 プリンタ
52 パワーコントロール回路
54 回路ブロック
56 マイクロコンピュータ
57 タイマー回路
58 カウンタ
60 デコーダ
62 NORゲート
64 インバータ
BATT1〜3 バッテリー
SW1〜3 電源スイッチ
C1 容量素子
D1 ダイオード
R1〜5 抵抗素子
Q1 パワーデバイス
Q2 第2のトランジスタ
Q3 第1のトランジスタ
U1 レギュレータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR01 AS11 HT13
5G065 DA07 EA02 KA06 LA03 NA01
NA05
5H410 BB04 CC02 DD02 EA11 EA28
EA32 EB01 EB22 EB25 EB37
KK01
Claims (12)
- 【請求項1】 連動して同時にオン/オフする第1のス
イッチおよび第2のスイッチを有する電源スイッチと、
前記第1のスイッチを介して電源部に接続される容量素
子と、前記第2のスイッチを介して前記電源部に接続さ
れる第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチン
グ素子のオン/オフを制御するハード回路と、前記電源
部と前記ハード回路および所定の回路ブロックとの間に
設けられた第2のスイッチング素子とを備え、 前記電源スイッチがオフである場合、前記容量素子は、
前記電源部から前記第1のスイッチを介してチャージア
ップされ、かつ、前記第1のスイッチング素子および前
記第2のスイッチング素子はオフし、前記ハード回路お
よび前記回路ブロックへの電力の供給は停止され、 前記電源スイッチがオンになると、前記容量素子にチャ
ージアップされた電荷がディスチャージするまでの期
間、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイ
ッチング素子はオンし、前記電源部から前記第2のスイ
ッチング素子を介して前記ハード回路および前記回路ブ
ロックに電力が供給され、前記ハード回路は、電力が供
給されると、前記容量素子にチャージアップされた電荷
がディスチャージして前記第1のスイッチング素子がオ
フする前に、前記第1のスイッチング素子のオンを保持
するように制御し、その後、前記回路ブロックの出力信
号に基づいて所定の一定時間を計測し、前記回路ブロッ
クが所定の一定時間動作していないことを検出した場合
に、前記第1のスイッチング素子をオフするよう制御
し、前記第1のスイッチング素子がオンしているとき
は、前記第2のスイッチング素子のオンが保持され、前
記電源部から前記ハード回路および前記回路ブロックに
電力が供給され、前記第1のスイッチング素子がオフす
ると、前記第2のスイッチング素子がオフし、前記電源
部から前記ハード回路および前記回路ブロックへの電力
の供給が停止されるよう構成されていることを特徴とす
るパワーコントロール回路。 - 【請求項2】 前記ハード回路は、タイマー回路である
請求項1に記載のパワーコントロール回路。 - 【請求項3】 前記電源部は、電池である請求項1また
は2に記載のパワーコントロール回路。 - 【請求項4】 前記第1のスイッチング素子は、トラン
ジスタである請求項1ないし3のいずれかに記載のパワ
ーコントロール回路。 - 【請求項5】 前記第2のスイッチング素子は、トラン
ジスタである請求項1ないし4のいずれかに記載のパワ
ーコントロール回路。 - 【請求項6】 前記第2のスイッチング素子と前記ハー
ド回路および前記回路ブロックとの間にレギュレータが
設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載のパ
ワーコントロール回路。 - 【請求項7】 電源回路が請求項1ないし6のいずれか
に記載のパワーコントロール回路を使用して構成されて
いることを特徴とする電子装置。 - 【請求項8】 当該電子装置は、プリンタである請求項
7に記載の電子装置。 - 【請求項9】 当該電子装置は、サイカラー方式のプリ
ンタである請求項7に記載の電子装置。 - 【請求項10】 当該電子装置は、赤色の光を発する光
源、緑色の光を発する光源および青色の光を発する光源
を搭載した露光用ヘッドを有し、該露光用ヘッドにより
感光型のプリント用紙を露光し、該感光型のプリント用
紙に画像を再生するプリンタである請求項7に記載の電
子装置。 - 【請求項11】 前記赤色の光を発する光源に対応する
画像データ、前記緑色の光を発する光源に対応する画像
データおよび前記青色の光を発する光源に対応する画像
データを設定するための第1のレジスタ群と、該第1の
レジスタ群に設定された前記各光源に対応する画像デー
タを保持する第2のレジスタ群とを有し、 前記第1のレジスタ群へ次の画像データを設定しなが
ら、前記第2のレジスタ群に保持されている画像データ
を用いて、前記露光用ヘッドに搭載された各光源を駆動
するよう構成されている請求項10に記載の電子装置。 - 【請求項12】 感光型マイクロカプセルが設けられた
プリント用紙に前記画像を再生するよう構成されている
請求項10または11に記載の電子装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256922A JP4724984B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | パワーコントロール回路および電子装置 |
US10/228,522 US6820018B2 (en) | 2001-08-27 | 2002-08-27 | Power control circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256922A JP4724984B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | パワーコントロール回路および電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003067060A true JP2003067060A (ja) | 2003-03-07 |
JP4724984B2 JP4724984B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001256922A Expired - Fee Related JP4724984B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | パワーコントロール回路および電子装置 |
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JP2003063102A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | パワーコントロール回路および電子装置 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256922A patent/JP4724984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003063102A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | パワーコントロール回路および電子装置 |
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