JP2003066972A - 楽音発生装置及び楽音発生処理のプログラム - Google Patents

楽音発生装置及び楽音発生処理のプログラム

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JP2003066972A
JP2003066972A JP2001253860A JP2001253860A JP2003066972A JP 2003066972 A JP2003066972 A JP 2003066972A JP 2001253860 A JP2001253860 A JP 2001253860A JP 2001253860 A JP2001253860 A JP 2001253860A JP 2003066972 A JP2003066972 A JP 2003066972A
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song
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JP2001253860A
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Katsu Setoguchi
克 瀬戸口
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲データ配信のシステムを利用して曲データ
する場合に、所望の曲データを受信する前にその曲を再
生することが可能かどうかを容易に認識できるようにす
る。 【解決手段】 複数種類の曲データを保有しているサー
バ3から所望する曲データを携帯電話2を介して電子楽
器1にダウンロードする場合に、予め複数種類の曲デー
タのリストデータを受信して、所望する曲データをダウ
ンロードした後に再生可能な環境が電子楽器1に整って
いるか否かを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音発生装置及び
楽音発生処理のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及により遠隔地の各
種のサーバからパソコン等の端末装置にデータをダウン
ロードして、端末装置においてそのデータを利用するこ
とが容易になった。特に最近では、高速、広帯域の通信
回線が飛躍的に向上してきているので、データ量が多い
画像データや音楽の曲データもダウンロードすることが
可能になってきた。これにより、複数種類の曲データを
保有しているサーバから曲データを有料でダウンロード
することにより、居ながらにして最新の曲を購入するシ
ステムが提案され、普及に向けて開発が進んでいる。曲
データを送信する場合には、通常、その高い冗長性を利
用して圧縮加工を行い、数十分の1から数百分の1に圧
縮した曲データを送信して、受信側でその圧縮された曲
データを解凍(伸張処理)することで、通信時間の短縮
及び通信料金の低減を図るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、サーバ側すなわち曲データを販売する
側に料金を支払って、所望の曲データを受信した後に、
その曲を再生することができない場合がある。例えば、
受信した曲データに対して伸張処理を行うためのプログ
ラム、いわゆる解凍プログラムがインストールされてい
ない場合には、伸張処理そのものを行うことができな
い。このため、解凍プログラム自体を新たにダウンロー
ドして端末装置内にインストールする必要がある。この
解凍プログラムがフリーウェア(無料)でダウンロード
できる場合はまだしもよいが、シェアウェア(有料)で
ある場合にはこれに対する支払もしなけばならない。ま
た、配信する曲データの中には、専用の端末装置及び専
用の再生プログラムがなければ再生できないものもあ
る。あるいは、解凍プログラムがインストールされてい
る場合で、且つ、専用の端末装置及び専用の再生プログ
ラムが必要でない場合でも、受信した曲データに伸張処
理を行って曲データを復元した場合には、受信したデー
タ量が数十倍から数百倍になる結果、メモリの容量不足
のために復元した曲データを記憶できないことが発生す
る。この場合には、容量の大きいメモリに交換する旨の
メッセージが表示されるが、ハードディスク等のような
内蔵のメモリの場合には、簡単に容量の大きいメモリに
交換することはできない。一方、曲データを再生する端
末装置の中には、通信機能を具備していない安価な製品
もある。また、通信機能を具備したパソコン等の比較的
高級な端末装置で曲データの配信を受けようとしても、
その端末装置を操作してサーバ側にアクセスすることが
できない顧客もいる。このような人々にとっては、曲デ
ータ配信システムがいかに普及しようとも、その恩恵を
享受することはできない。
【0004】本発明の第1の課題は、曲データ配信のシ
ステムを利用して曲データする場合に、所望の曲データ
を受信する前にその曲を再生することが可能かどうかを
容易に認識できるようにすることである。また、本発明
の第2の課題は、通信機能を具備していない安価な端末
装置を持っている顧客や、パソコン等の端末装置を操作
することができない顧客にとっても、曲データ配信シス
テムを利用できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の楽音発
生装置は、複数種類の曲データを保有しているサーバと
データの送受信を行う通信手段(実施形態においては、
図1の携帯電話2に相当する)に接続する接続制御手段
(実施形態においては、図2のモデム20に相当する)
と、接続制御手段によって通信路が確立したサーバに対
して複数種類の曲データの各々を指定するリストデータ
(実施形態においては、図9の画面に表示された楽譜ナ
ビリストに相当する)の送信を要求するリストデータ要
求手段(実施形態においては、図2のCPU11に相当
する)と、リストデータ要求手段による要求に応じて通
信路を介してサーバから受信したリストデータを所定の
表示手段(実施形態においては、図2の表示部15に相
当する)に表示する表示制御手段(実施形態において
は、図2のCPU11に相当する)と、表示されたリス
トデータの中から所定の操作(実施形態においては、図
2のスイッチ部18の操作に相当する)に応じて指定さ
れたリストデータに対応する曲データを選択する曲選択
手段(実施形態においては、図2のCPU11に相当す
る)と、通信路を介して選択手段によって選択された曲
データの送信をサーバに対して要求する曲データ要求手
段(実施形態においては、図2のCPU11に相当す
る)と、曲データ要求手段による要求に応じて通信路を
介してサーバから受信した曲データを所定の記憶手段
(実施形態においては、図2の曲メモリ16に相当す
る)に記憶する記憶制御手段(実施形態においては、図
2のCPU11に相当する)とを有する構成になってい
る。
【0006】この場合において、曲選択手段は、指定さ
れたリストデータに対応する曲データのデータ種が受信
後に処理可能なものであるか否かを判別するデータ種判
別手段をさらに有し、このデータ種判別手段によってデ
ータ種が処理可能なものであると判別された場合に、曲
データ要求手段は選択された曲データをサーバに対して
要求する構成にしてもよい。また、曲選択手段は、指定
されたリストデータに対応する曲データのデータ量が記
憶手段の記憶容量を超えないか否かを判別するデータ量
判別手段をさらに有し、このデータ量判別手段によって
データ量が前記記憶手段の記憶容量を超えないと判別さ
れた場合に、曲データ要求手段は選択された曲データを
サーバに対して要求するように構成してもよい。
【0007】さらにまた、請求項4に記載の楽音発生装
置のように、接続制御手段は、サーバとデータの送受信
を行う汎用の移動通信端末装置(実施形態においては、
図1の携帯電話2に相当する)を介して通信路を確立す
る構成にしてもよい。
【0008】請求項5に記載の楽音発生処理のプログラ
ムは、複数種類の曲データを保有しているサーバとデー
タの送受信を行う通信手段(実施形態においては、図1
の携帯電話2に相当する)に接続する第1のステップ
と、第1のステップによって通信路が確立したサーバに
対して複数種類の曲データの各々を指定するリストデー
タ(実施形態においては、図9の画面に表示された楽譜
ナビリストに相当する)の送信を要求する第2のステッ
プと、第2のステップによる要求に応じて通信路を介し
てサーバから受信したリストデータを所定の表示手段
(実施形態においては、図2の表示手段に相当する)に
表示する第3のステップと、表示されたリストデータの
中から所定の操作(実施形態においては、図2のスイッ
チ部の操作に相当する)に応じて指定されたリストデー
タに対応する曲データを選択する第4のステップと、通
信路を介して第4のステップによって選択された曲デー
タの送信をサーバに対して要求する第5のステップと、
第5のステップによる要求に応じて通信路を介してサー
バから受信した曲データを所定の記憶手段(実施形態に
おいては、図2の曲メモリに相当する)に記憶する第6
のステップとを有する。
【0009】この場合において、第4のステップは、指
定されたリストデータに対応する曲データのデータ種が
受信後に処理可能なものであるか否かを判別する第7の
ステップをさらに有し、この第7のステップによってデ
ータ種が処理可能なものであると判別された場合に、第
6のステップは選択された曲データをサーバに対して要
求する構成にしてもよい。また、第4のステップは、指
定されたリストデータに対応する曲データのデータ量が
記憶手段の記憶容量を超えないか否かを判別する第7の
ステップをさらに有し、この第7のステップによってデ
ータ量が記憶手段の記憶容量を超えないと判別された場
合に、第6のステップは選択された曲データをサーバに
対して要求する構成にしてもよい。さらにまた、請求項
8に記載の楽音発生処理のプログラムのように、第1の
ステップは、サーバとデータの送受信を行う汎用の移動
通信端末装置(実施形態においては、図1の携帯電話2
に相当する)を介して通信路を確立する構成にしてもよ
い。
【0010】請求項1又は請求項5に記載の発明によれ
ば、複数種類の曲データを保有しているサーバから所望
する曲データをダウンロードする場合に、予め複数種類
の曲データのリストデータを受信して、所望する曲デー
タをダウンロードした後に再生可能な環境が楽音発生装
置に整っているか否かを判別する。
【0011】また、請求項4又は請求項8に記載の発明
によれば、複数種類の曲データを保有しているサーバか
ら所望する曲データをダウンロードする場合に、広く普
及していて誰でも簡単に操作できる携帯電話等の汎用の
移動通信端末装置を介してサーバとの間に通信路を確立
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による楽音発生装置
を適用したシステムの実施形態について、図を参照して
説明する。この実施形態においては、楽音発生装置とし
て鍵盤及び発音回路を備えた電子楽器を例に採る。図1
は、本発明による楽音発生装置を適用した曲データ配信
システムを示す図であり、電子楽器1は接続された携帯
電話2を介して、複数種類の曲データを保有しているサ
ーバ3との間で無線通信路を確立して、サーバ3から曲
データの配信を受ける。図2は、電子楽器1の内部構成
を示すブロック図である。CPU11は、そのシステム
バス12を介して、プログラムROM13、ワークRA
M14、表示部15、曲メモリ16、鍵盤17、スイッ
チ部18、音源19、モデム20に接続され、これら各
部との間でコマンド及びデータを授受してこの電子楽器
1全体を制御する。また、音源19には、D/A変換
器、アンプ、スピーカ等からなる発音回路21が接続さ
れている。
【0013】プログラムROM13には、楽音発生処理
のプログラムや、電源投入時のイニシャライズにおける
初期データが格納されている。また、サーバ3からダウ
ンロードした曲データを解凍するための解凍プログラム
をインストールすることができる。ワークRAM14
は、CPU11によって処理される各種のデータを一時
的に記憶する。表示部15には、曲データ配信の際に、
サーバ3から送信される各種の画面の画像データ、例え
ば、メニュー画面や楽譜ナビリスト画面を表示するとも
に、アイコンスイッチを表示する。曲メモリ16は、書
き換え可能な不揮発性で構成され、サーバ3から送信さ
れた曲データを記憶する。鍵盤17は、演奏操作に応じ
てその演奏データをCPU11に入力する。スイッチ部
18は、複数のスイッチやアイコンスイッチを操作する
スタイラスペン(ポインティングデバイス)で構成さ
れ、その操作に応じてコマンドやデータをCPU11に
入力する。
【0014】音源19は、鍵盤17で演奏操作で入力さ
れた演奏データに応じて生成した楽音波形データを発音
回路21に送出して発音させる。また、曲メモリ16か
ら読み出された曲の再生データに対して、スイッチ部1
8のボリューム操作に応じて音量調整を施して発音回路
21に送出して発音させる。モデム20は、携帯電話2
を介してサーバ3との間の通信路を確立するために、ト
レーニングその他の通信手順を実行して通信速度等の設
定を行う。通信路が確立した後は、電子楽器1から送出
する曲配信要求に関するデータを変調して携帯電話2に
送信し、携帯電話2を介してサーバ3から受信した曲デ
ータを復調する。CPU11は、モデム20によって受
信された圧縮処理されている曲データをワークRAM1
4に一時的に記憶した後、プログラムROM13の解凍
プログラムによってその曲データを解凍(復元)して曲
メモリ16に格納することになる。
【0015】図3は、サーバ3に記憶されている曲デー
タに関する内容を示している。図に示すように、曲デー
タ配信のためのメニュー画面データ、楽譜ナビリスト画
面データ、及び配信用の複数の曲データが記憶されてい
る。楽譜ナビリスト画面データは、記憶している複数の
曲データの各々を指定するための複数の曲リストデータ
で構成されている。さらに、各曲リストデータは、曲名
等を表すファイル名、曲データに対して施された圧縮処
理等の加工処理の種類を表すタイプ、加工処理された曲
データのデータサイズ及び曲データを解凍したときのデ
ータサイズで構成されている。
【0016】次に、電子楽器1のCPU11によるデー
タ処理の動作、サーバ3によるデータ処理の動作につい
て、それぞれ図4〜図7に示す電子楽器側のフローチャ
ート、図8に示すサーバ側のフローチャート、及び図
9、図10の表示画面を参照して説明する。図4におい
て、所定のイニシャライズ処理を行い(ステップA
1)、鍵盤処理を実行する(ステップA2)。すなわ
ち、鍵盤17の演奏操作に応じた処理を行う。鍵盤処理
を行っていない場合には、スイッチ部18のオン・オフ
を検索して、通信スイッチがオンされたか否かを判別す
る(ステップA3)。このスイッチがオンでない場合に
は、その他のスイッチ処理、すなわち、その他のスイッ
チのオン・オフの検索処理、オンされた場合の処理を行
う(ステップA4)。そして、ステップA2に戻る。
【0017】ステップA3において通信スイッチがオン
である場合には、接続処理を実行する(ステップA
4)。この接続処理では、モデム20を起動させて携帯
電話2との間でプロトコルその他の通信条件を設定す
る。そして、携帯電話3を操作(サーバ3に発呼)し、
携帯電話2を介してサーバ3にアクセスして通信路を確
立する。すなわち、ユーザは通信スイッチをオンにし、
携帯電話2でサーバ3のアドレスの番号を入力するだけ
で、サーバ3との間に極めて簡単に通信路を確保するこ
とができる。
【0018】CPU11は、通信路が確立されると、あ
らかじめ曲メモリ16又はプログラムROM13に登録
されているユーザの識別データをサーバ3宛に送信する
(ステップA6)。送信する識別データには、ユーザの
IDや曲配信に伴って発生する課金支払のための金融機
関の口座番号等のアカウントが含まれている。一方、サ
ーバ側では、図8のフローにおいて、楽器側から識別デ
ータを受信したか否かを判別し(ステップB1)、受信
したときは図3の示すメニュー画面データを読み出して
メニュー画面を作成し(ステップB2)、そのメニュー
画面を楽器側に送付する(ステップB3)。
【0019】楽器側では、図4のフローにおいて、サー
バ側からメニュー画面を受信したか否かを判別し(ステ
ップA7)、受信したときは、そのメニュー画面を表示
部15に表示する(ステップA8)。図9にそのメニュ
ー画面を示す。メニュー画面には、選択できる複数の項
目が表示されるとともに、カーソル21、中止スイッチ
22、カーソル移動スイッチ23、ENTERスイッチ
24が表示される。このメニュー画面が表示されると、
カーソル21を特定項目(図9では「楽譜ナビ」)上に
表示する(ステップA9)。次に、カーソル移動スイッ
チがオンされたか否かを判別する(ステップA10)。
このスイッチがオンされたときは、カーソルを別の項目
上に移動する(ステップA11)。このスイッチがオン
されない場合、又はカーソルを移動した後、図5のフロ
ーのステップA12において、中止スイッチがオンされ
たか否かを判別する。このスイッチがオンされたとき
は、サーバ側との通信路を切断し(ステップA13)、
表示を消去する(ステップA14)。すなわち、曲配信
を中止する。この後は、図4のステップA2に戻る。
【0020】中止スイッチがオンでない場合には、EN
TERスイッチがオンされたか否かを判別する(ステッ
プA15)。このスイッチがオンされたときは、カーソ
ル上の項目が「楽器ナビ」であるか否かを判別する(ス
テップA16a)。カーソル上の項目が「楽器ナビ」で
ない場合には、その他の項目の処理を行う(ステップA
16b)。この処理の後、又はENTERスイッチがオ
ンでない場合には、図4のステップA10に戻る。図5
のステップA16aにおいて、カーソル上の項目が「楽
器ナビ」である場合には、サーバ側に楽譜ナビリストの
要求を送付する(ステップA17)。サーバ側では、図
8のフローにおいて、楽器側から楽譜ナビリストの要求
を受信したか否かを判別し(ステップB4)、受信した
ときは楽譜ナビリスト画面を作成し(ステップB5)、
その楽譜ナビ画面を楽器側に送付する(ステップB
6)。
【0021】楽器側では、図5のフローのステップA1
8において、サーバ側から楽譜ナビ画面を受信したか否
かを判別する。受信したときは、その楽譜ナビ画面を表
示する(ステップA19)。図10に楽譜ナビ画面を示
す。この画面には、選択できる複数の曲リストが表示さ
れるとともに、カーソル21、中止スイッチ22、カー
ソル移動スイッチ23、ENTERスイッチ24、戻る
スイッチ25が表示される。この画面が表示されると、
カーソル21を特定の曲リスト(図10では「せきれ
い」)上に表示する(ステップA20)。次に、図6の
フローのステップA21において、カーソル移動スイッ
チがオンされたか否かを判別する。このスイッチがオン
されたときは、カーソルを別の曲リストへ移動する(ス
テップA22)。次に、戻るスイッチがオンされたか否
かを判別する(ステップA23)。このスイッチがオン
されたときは、表示を消去して(ステップA24)、図
5のステップA10に戻る。このスイッチがオンでない
場合には、中止スイッチがオンされたか否かを判別する
(ステップA25)。このスイッチがオンされたとき
は、図5のステップA13に移行して切断処理を行う。
【0022】図6のステップA25において中止スイッ
チがオンでない場合には、ENTERスイッチがオンさ
れたか否かを判別する(ステップA26)。このスイッ
チがオンでない場合には図5のステップA19に戻る
が、このスイッチがオンされたときは、曲リストデータ
内のタイプすなわちデータ種がこの電子楽器に適合して
いるか否かを判別する(ステップA27)。すなわち、
その曲リストデータに対応する曲データが解凍できる
か、及びその曲データを再生するのに専用の端末装置や
専用の再生プログラムが必要でないかを判別する。適合
している場合には、曲メモリ内の空き容量を算出する
(ステップA28)。そして、曲リストデータ内のサイ
ズすなわちデータ量が、曲メモリの空き容量以下である
か否かを判別する(ステップA29)。曲リストデータ
内のサイズが曲メモリの空き容量以下である場合には、
ダウンロードした曲データを解凍した場合でも、その復
元した曲データを曲メモリに格納できるので、ダウンロ
ード指示コマンドを作成する(ステップA30)。
【0023】ステップA27において、曲リストデータ
内のタイプが適合していない場合には、その旨を通知す
る警告画面Aを表示する(ステップA31)。また、ス
テップA29において、曲リストデータ内のサイズが曲
メモリの空き容量を超える場合には、その旨を通知する
警告画面Bを表示する(ステップA32)。警告画面A
又はBを表示した後は、ENTERスイッチがオンされ
たか否かを判別する(ステップA33)。すなわち、曲
リストデータで指定した曲データをダウンロードして
も、その曲を再生することができないことをユーザが確
認したか否かを判別する。ENTERスイッチがオンさ
れたときは、警告画面を消去して(ステップA34)、
図5のステップA19の楽譜ナビリスト画面表示に移行
して、別の曲リストデータを選択する状態に移行する。
【0024】なお、警告画面Aを表示した場合と警告画
面Bを表示した場合とで、その後の処理を異なるように
してもよい。サーバに用意されている複数の曲データ
は、同じ圧縮処理が施されているのが一般的であるの
で、それを解凍するプログラムも共通である。このた
め、指定した曲リストデータに対応する曲データのタイ
プが電子楽器に適合していない場合には、他の曲データ
も適合していないのが普通であるので、警告画面Aを表
示した場合には、図4のステップA8に移行して、図9
のメニュー画面を表示し、ヘルプの項目を選択すること
により、解凍プログラムの入手方法をガイドするように
してもよい。さらに、この場合において、警告画面Aの
中に、メニュー画面でヘルプの項目を選択して、解凍プ
ログラムの入手ができる旨のメッセージを表示するよう
にしてもよい。
【0025】図6のステップA30において、ダウンロ
ード指示コマンドを作成した後は、図7のフローにおい
て、ダウンロード指示コマンドをサーバ側に送付する
(ステップA35)。サーバ側では、図8のフローにお
いて、楽器側からダウンロード指示コマンドを受信した
か否かを判別し(ステップB7)、受信したときは、そ
のコマンドに対応する曲データを楽器側に送付する(ス
テップB8)。この後は、ステップB1に移行して、任
意のユーザからの識別データの受信を待つ。楽器側で
は、図7のフローのステップA36において、ダウンロ
ードを要求した曲データを受信したか否かを判別し、受
信したときは、その曲データを曲メモリにストアする
(ステップA37)。そして、図5のステップA19に
移行して、次のダウンロードの要求に備える。
【0026】以上のように、上記実施形態によれば、複
数種類の曲データを保有しているサーバ3から所望する
曲データをダウンロードする場合に、予め複数種類の曲
データのリストデータを受信して、所望する曲データを
ダウンロードした後に再生可能な環境が楽音発生装置に
整っているか否かを判別する。したがって、曲データ配
信のシステムを利用して曲データする場合に、所望の曲
データを受信する前にその曲を再生することが可能かど
うかを容易に認識できる。
【0027】また、上記実施形態によれば、複数種類の
曲データを保有しているサーバ3から所望する曲データ
をダウンロードする場合に、広く普及していて誰でも簡
単に操作できる携帯電話2を介してサーバ3との間に通
信路を確立して、所望の曲データをダウンロードする。
したがって、通信機能を具備していない安価な電子楽器
を持っている顧客や、パソコン等の端末装置を操作する
ことができない顧客にとっても、曲データ配信システム
を利用できる。
【0028】なお、上記実施形態においては、本発明の
楽音発生装置について説明したが、CD、MD、フロッ
ピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体に、実施形態の
フローチャートに示したような楽音発生処理を実行する
プログラムを記憶させて、パソコン等の汎用の情報処理
装置にその記憶媒体を装着させて、楽音発生処理のプロ
グラムをインストールさせることもできる。この場合に
は、プログラムの発明を構成する。その楽音発生処理の
プログラムは、複数種類の曲データを保有しているサー
バとデータの送受信を行う通信手段に接続する第1のス
テップと、第1のステップによって通信路が確立したサ
ーバに対して複数種類の曲データの各々を指定するリス
トデータの送信を要求する第2のステップと、第2のス
テップによる要求に応じて通信路を介してサーバから受
信したリストデータを所定の表示手段に表示する第3の
ステップと、表示されたリストデータの中から所定の操
作に応じて指定されたリストデータに対応する曲データ
を選択する第4のステップと、通信路を介して第4のス
テップによって選択された曲データの送信をサーバに対
して要求する第5のステップと、第5のステップによる
要求に応じて通信路を介してサーバから受信した曲デー
タを所定の記憶手段に記憶する第6のステップとを有す
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、曲データ配信のシステ
ムを利用して曲データする場合に、所望の曲データを受
信する前にその曲を再生することが可能かどうかを容易
に認識できる。また、通信機能を具備していない安価な
電子楽器を持っている顧客や、パソコン等の端末装置を
操作することができない顧客にとっても、曲データ配信
システムを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の楽音発生装置を適用した曲データ配信
システムを示すブロック図。
【図2】図1における電子楽器の内部構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図1におけるサーバに記憶された曲データに関
する内容を示す図である。
【図4】図1の電子楽器側における楽音発生処理のフロ
ーチャート。
【図5】図4に続く電子楽器側における楽音発生処理の
フローチャート。
【図6】図5に続く電子楽器側における楽音発生処理の
フローチャート。
【図7】図6に続く電子楽器側における楽音発生処理の
フローチャート。
【図8】図1におけるサーバ側における曲データ配信処
理のフローチャート。
【図9】図1のサーバ側から電子楽器側に送信されるメ
ニュー画面を示す図。
【図10】図1のサーバ側から電子楽器側に送信される
楽譜ナビリスト画面を示す図。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 携帯電話 3 サーバ 11 CPU 13 プログラムROM 14 ワークRAM 15 表示部 16 曲メモリ 17 鍵盤 18 スイッチ部 19 音源 20 モデム 21 発音回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の曲データを保有しているサー
    バとデータの送受信を行う通信手段に接続する接続制御
    手段と、 前記接続制御手段によって通信路が確立した前記サーバ
    に対して前記複数種類の曲データの各々を指定するリス
    トデータの送信を要求するリストデータ要求手段と、 前記リストデータ要求手段による要求に応じて前記通信
    路を介して前記サーバから受信したリストデータを所定
    の表示手段に表示する表示制御手段と、 表示されたリストデータの中から所定の操作に応じて指
    定されたリストデータに対応する曲データを選択する曲
    選択手段と、 前記通信路を介して前記選択手段によって選択された曲
    データの送信を前記サーバに対して要求する曲データ要
    求手段と、 前記曲データ要求手段による要求に応じて前記通信路を
    介して前記サーバから受信した曲データを所定の記憶手
    段に記憶する記憶制御手段と、 を有する楽音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記曲選択手段は、前記指定されたリス
    トデータに対応する曲データのデータ種が受信後に処理
    可能なものであるか否かを判別するデータ種判別手段を
    さらに有し、このデータ種判別手段によって前記データ
    種が処理可能なものであると判別された場合に、前記曲
    データ要求手段は前記選択された曲データを前記サーバ
    に対して要求することを特徴とする請求項1に記載の楽
    音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記曲選択手段は、前記指定されたリス
    トデータに対応する曲データのデータ量が前記記憶手段
    の記憶容量を超えないか否かを判別するデータ量判別手
    段をさらに有し、このデータ量判別手段によって前記デ
    ータ量が前記記憶手段の記憶容量を超えないと判別され
    た場合に、前記曲データ要求手段は前記選択された曲デ
    ータを前記サーバに対して要求することを特徴とする請
    求項1に記載の楽音発生装置。
  4. 【請求項4】 前記接続制御手段は、前記サーバとデー
    タの送受信を行う汎用の移動通信端末装置を介して前記
    通信路を確立することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の楽音発生装置。
  5. 【請求項5】 複数種類の曲データを保有しているサー
    バとデータの送受信を行う通信手段に接続する第1のス
    テップと、 前記第1のステップによって通信路が確立した前記サー
    バに対して前記複数種類の曲データの各々を指定するリ
    ストデータの送信を要求する第2のステップと、 前記第2のステップによる要求に応じて前記通信路を介
    して前記サーバから受信したリストデータを所定の表示
    手段に表示する第3のステップと、 表示されたリストデータの中から所定の操作に応じて指
    定されたリストデータに対応する曲データを選択する第
    4のステップと、 前記通信路を介して前記第4のステップによって選択さ
    れた曲データの送信を前記サーバに対して要求する第5
    のステップと、 前記第5のステップによる要求に応じて前記通信路を介
    して前記サーバから受信した曲データを所定の記憶手段
    に記憶する第6のステップと、 を有する楽音発生処理のプログラム。
  6. 【請求項6】 前記第4のステップは、前記指定された
    リストデータに対応する曲データのデータ種が受信後に
    処理可能なものであるか否かを判別する第7のステップ
    をさらに有し、この第7のステップによって前記データ
    種が処理可能なものであると判別された場合に、前記第
    6のステップは前記選択された曲データを前記サーバに
    対して要求することを特徴とする請求項5に記載の楽音
    発生処理のプログラム。
  7. 【請求項7】 前記第4のステップは、前記指定された
    リストデータに対応する曲データのデータ量が前記記憶
    手段の記憶容量を超えないか否かを判別する第7のステ
    ップをさらに有し、この第7のステップによって前記デ
    ータ量が前記記憶手段の記憶容量を超えないと判別され
    た場合に、前記第6のステップは前記選択された曲デー
    タを前記サーバに対して要求することを特徴とする請求
    項5に記載の楽音発生処理のプログラム。
  8. 【請求項8】 前記第1のステップは、前記サーバとデ
    ータの送受信を行う汎用の移動通信端末装置を介して前
    記通信路を確立することを特徴とする請求項5〜7のい
    ずれか1項に記載の楽音発生処理のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005004109A1 (en) * 2003-07-04 2005-01-13 Ssd Company Limited Data delivering system, data acquisition device, writing device, data acquisition program, data acquisition method, recordable medium, data delivering device and content delivering system
US7164906B2 (en) 2004-10-08 2007-01-16 Magix Ag System and method of music generation
US7418406B2 (en) * 2003-06-20 2008-08-26 Gateway Inc. Music distribution apparatus and method

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