JP2003066735A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003066735A
JP2003066735A JP2001257567A JP2001257567A JP2003066735A JP 2003066735 A JP2003066735 A JP 2003066735A JP 2001257567 A JP2001257567 A JP 2001257567A JP 2001257567 A JP2001257567 A JP 2001257567A JP 2003066735 A JP2003066735 A JP 2003066735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
toner
image
image forming
transfer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001257567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4043738B2 (ja
Inventor
Yuji Sawai
雄次 澤井
Mitsuteru Kato
光輝 加藤
Katsuya Kawagoe
克哉 川越
Hiromi Ogiyama
宏美 荻山
Akihiro Sugino
顕洋 杉野
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Takahiro Tamiya
孝弘 田宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001257567A priority Critical patent/JP4043738B2/ja
Publication of JP2003066735A publication Critical patent/JP2003066735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4043738B2 publication Critical patent/JP4043738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中間転写体に対する中間転写体クリーニング手
段による中間転写体に対する接離時のショックを解消
し、中間転写体の負荷変動を減少させ、バンディングの
ない良好な画像を得ること。 【解決手段】中間転写体10の回転方向に対して、各々
順方向、逆方向に回転する対をなすクリーニング部材9
0、91を設け、これらのクリーニング部材にはそれぞ
れ異なる極性電圧を印加するようにし、これらクリーニ
ング部材よりも中間転写体の回転方向下流側に設けたバ
イアス電圧印加の1次転写装置62Cなどと協働して中
間転写体10のクリーニングを行なうこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
ター、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは
中間転写体のクリーニング手段を備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】回転体からなる感光体を回転体からなる
中間転写体に沿わせて複数個配列し、前記感光体上に形
成した像を前記中間転写体に転写して重ね像を形成する
ようにした所謂タンデム型の画像形成装置が知られてい
る。
【0003】この種の画像形成装置に関しては、特開平
10−254251号公報に開示された技術がある。こ
の公報に開示された技術では、トナー画像を感光体から
中間転写体に転写後、さらに中間転写体から記録媒体に
転写後に中間転写体に残留しているトナーを中間転写体
からブラシで除去するようにしているが、このブラシで
除去できなかった分を、感光体から中間転写体に対する
転写手段である1次転写手段のバイアス電界を利用し
て、感光体に移行(逆転写)させ感光体のクリーニング
手段によって除去する技術が開示されている。
【0004】この開示技術では、中間転写体から記録媒
体に転写されずに中間転写体上に残留しているトナー
を、(+)極性を印加したブラシでクリーニングを行
い、クリーニングされずに残ったトナーを(+)に帯電
させることで、この(+)帯電したトナーを1次転写手
段の(+)電界で感光体側に逆転写させているのであ
る。
【0005】これに関わる技術として1次転写手段の手
前で1次転写におけると同一極性にトナーを帯電させる
バイアスローラや、チャージャーを使用することも報告
されている。
【0006】クリーニングされるトナーの帯電極性は混
在している。転写されずに残ったトナーは、中間転写体
から記録媒体へとトナー像を転写するための手段である
2次転写手段による2次転写電界の影響を受けるため
(+)極性に変化されたものや、(−)極性のままのト
ナーが混在し、また、ジャム時に記録紙上や中間転写体
上にあるトナーや、画像調整用として非画像域に形成す
るトナーパターンなどは、感光体上で現像されたままの
帯電極性である(−)極性の帯電量を略維持しているか
らである。
【0007】従って、トナーの帯電している極性を利用
してクリーニングする方式では、トナーが(+)或いは
(−)の何れか一方の極性であれば(+)、(−)両者
のトナーを効率よく除去することはできない。
【0008】このため、中間転写体上での転写残留トナ
ーのクリーニング条件に合わせることを行う。また、ジ
ャム後の問題に対しては、一般的にはジャム後における
中間転写体の回転時間を増やすことで対処している。し
かし回転時間が増すとジャム処理後の待ち時間が増えて
しまう。
【0009】また、特開平11−24424号公報に
は、中間転写体に対する中間転写体クリーニング手段に
よる中間転写体に対する接離時のショックによる画像ム
ラを生じさせないために、クリーニング手段の中間転写
体への接離と、書き込みタイミングを制御する技術が開
示されている。しかし、書き込みのタイミングをとるこ
とにより接離時のショックによる画像ムラの発生を防止
することはできるが、書き込み間隔が長くなり、コピー
速度が遅くなるおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術における問題を解消することのできる画像形成装置を
提供すること課題としたものである。
【0011】請求項1記載の発明では、中間転写体に対
する中間転写体クリーニング手段による中間転写体に対
する接離時のショックを解消するため、中間転写体にク
リーニング用の回転ブラシを常時接触するように構成
し、そのようにしたときにベルト回転方向に対してブラ
シを逆回転させると中間転写体の回転を妨げる力が大き
く作用して負荷変動が生じやすくなり、感光体の回転に
影響を与えてバンディングの発生原因となり、また、逆
に中間転写体の回転方向の順方向への回転は中間転写体
の回転を進めて、感光体の回転を速め、同様にバンディ
ングが発生するので、ブラシ回転による中間転写体負荷
へ与える影響を低減させることでバンディングのない良
好な画像を得ることを課題とする。
【0012】請求項2記載の発明では、絶縁性のブラシ
を使用すると物理的な引っかき力でトナーを掻き落とす
ため、一般的にブラシ回転速度を高速にする必要がある
が高速にすると中間転写体の駆動負荷が大となり、バン
ディングにより写真等均一な画像の形成が困難となるの
で、この問題を解消することを課題とする。
【0013】請求項3記載の発明では、中間転写体に残
留するトナーの極性は、一定したものではなく、
(+)、(−)の極性のトナーが混在するので、単一の
極性のバイアスをブラシにかけてもトナーを完全に除去
できない問題を解消することを課題とする。
【0014】請求項4記載の発明では、記録媒体上での
加筆性、消去性をよくするためオイルレス定着をおこな
うときに、着色粉体にワックスを含有させることが行な
われるが、その際、使用されるワックスは着色トナー表
面に部分的に分布することになり、トナーの流動度が低
下(悪化)し、所謂文字の中抜け現象が発生するが、こ
の問題を解消することを課題とする。
【0015】請求項5記載の発明では、文字の中抜け画
像を防止するためワックスを多量に入れることにより帯
電特性変動が大きくなり、また、感光体表面に点々状の
付着を形成し画像上に汚れとなり画質を低下させるの
で、これらの何れの害も問題とならないような調和のと
れた流動度の指針を得ることを課題とする。
【0016】請求項6記載の発明では、中間転写クリー
ニングで除去するトナーには、異なる極性が混在し、単
一な極性のバイアスを印加しても適切なクリーニングが
行うことができないという問題を解消することを課題と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).回転体からなる感光体上に形成した像を回転体
からなる中間転写体に転写して重ね像を形成するように
したタンデム型の画像形成装置において、前記中間転写
体の回転方向に対して、各々順方向、逆方向に回転する
対をなすクリーニング部材を設けた(請求項1)。 (2).(1)に記載の画像形成装置において、前記ク
リーニング部材はブラシ状をしていて、中抵抗繊維から
なることとした(請求項2)。 (3).(1)又は(2)に記載の画像形成装置におい
て、前記対をなすクリーニング部材中の1個は対をなす
他のクリーニング部材とは異なる極性電圧が印加され、
これらクリーニング部材よりも中間転写体の回転方向下
流側に設けたバイアス電圧印加の1次転写装置と協働し
て中間転写体のクリーニングを行なうこととした(請求
項3)。 (4).(1)乃至(3)の何れか1つに記載の画像形
成装置において、着色画像を形成するトナーに、ワック
スを含有したものを使用すると共に、前記中間転写体と
して少なくとも1層の弾性層を有するものを使用するこ
ととした(請求項4)。 (5).(4)に記載の画像形成装置において、前記ワ
ックスの流動度が8〜15であることとした(請求項
5)。 (6).(5)に記載の画像形成装置において、前記対
をなすクリーニング部材のそれぞれに印加される電圧の
極性を切り換える極性切換手段を具備することとた(請
求項6)。
【0018】
【発明の実施の形態】[1]本発明が適用される画像形
成装置の例 電子写真法による画像形成装置では、市場からの要求に
ともない、カラー複写機やカラープリンタなど、カラー
のものが多くなってきている。
【0019】このようなカラーの画像形成装置には、1
つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それら
の現像装置でトナーを付着して感光体上に合成トナー画
像を形成し、そのトナー画像を転写してシートにカラー
画像を記録する、いわゆる1ドラム型のものと、並べて
備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、
各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それら
の単色トナー画像を順次転写してシートに合成カラー画
像を記録する、いわゆるタンデム型のものとがある。
【0020】1ドラム型とタンデム型とを比較すると、
1ドラム型は、感光体が1つであるから、比較的小型化
でき、コストも低減できる利点はあるものの、1つの感
光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返して
フルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化には
限界がある欠点があり、タンデム型は、逆に大型化し、
コスト高となる欠点はあるものの、画像形成の高速化が
可能である利点がある。しかし、最近は、フルカラーも
モノクロ並みのスピードが望まれることから、タンデム
型の方が注目されてきている。
【0021】タンデム型の電子写真装置には、各感光体
上の画像を転写装置により、シート搬送ベルトで搬送す
るシートに順次転写する直接転写方式のものと、各感光
体上の画像を1次転写装置によりいったん中間転写体に
順次転写して後、その中間転写体上の画像を2次転写装
置によりシートに一括転写する間接転写方式のものとが
ある。
【0022】直接転写方式のものと間接転写方式のもの
とを比較すると、直接転写方式は、感光体を並べたタン
デム型画像形成装置の上流側に給紙装置を、下流側に定
着装置を配置しなければならず、大型化する欠点があ
る。これに対し、間接転写方式は、2次転写位置を比較
的自由に設置することができるから、給紙装置および定
着装置をタンデム型画像形成装置と重ねて配置すること
ができ、小型化が可能となる利点がある。
【0023】また、直接転写方式は、大型化しないよう
に定着装置をタンデム型画像形成装置に接近して配置す
ることとなるから、シートがたわむことができる十分な
余裕をもって定着装置を配置することができず、シート
の先端が定着装置に進入するときの衝撃とか定着装置を
通過するときのシート搬送速度差とかで、定着装置が後
端側の画像形成に影響を及ぼす欠点がある。これに対
し、間接転写方式は、シートがたわむことができる十分
な余裕をもって定着装置を配置することができるから、
定着装置がほとんど画像形成に影響を及ぼさないように
することができる。
【0024】このようなことから、最近は、タンデム型
画像形成装置の中の、特に間接転写方式のものが注目さ
れてきている。本発明は、主として、間接転写方式に適
用可能である。
【0025】そして、この種のカラー画像形成装置で
は、1次転写後に感光体上に残留する転写残トナーを、
感光体クリーニング装置で除去して感光体表面をクリー
ニングし、再度の画像形成に備えていた。また、2次転
写後に中間転写体上に残留する転写残トナーを、中間転
写体クリーニング装置で除去して中間転写体表面をクリ
ーニングし、再度の画像転写に備えていた。
【0026】以下、図面を参照しつつ、この発明を適用
することのできるタンデム型間接転写方式の画像形成装
置について説明する。図10において、符号100は複
写機本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300
は複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400は
さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)
である。
【0027】複写機本体100には、中央に、無端ベル
ト状の中間転写体10を設ける。中間転写体10は、図
2に示すように、ベース層11を、例えば厚さ150μ
mのフッ素樹脂や帆布などの伸びにくい材料でつくり、
その上に厚さ150μmの弾性層12を設ける。弾性層
12は、例えばフッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジ
ェン共重合ゴムなどでつくる。その弾性層12の表面
は、例えば厚さ5μmのフッ素系樹脂をコーティングし
て平滑性のよいコート層13で被ってなる。
【0028】図1に示すとおり、図示例では3つの支持
ローラ14、15、16に掛け回して図中時計回りに回
転搬送可能とする。この図示例では、3つのうち第2の
支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上
に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニン
グ装置17を設けている。
【0029】3つのうちの第1の支持ローラ14と第2
の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上に
は、その搬送方向に沿って、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローの4つの画像形成手段18を横に並べて配
置してタンデム画像形成装置20を構成する。そのタン
デム画像形成装置20の上には、図1に示すように、さ
らに露光装置21を設ける。
【0030】中間転写体10を挟んでタンデム画像形成
装置20と反対の側には、2次転写装置22を備える。
2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間
に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して
構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16
に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像をシート
に転写する。
【0031】2次転写装置22の横には、シート上の転
写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25
は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27
を押し当てて構成する。
【0032】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような
場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難し
くなる。
【0033】なお、図示例では、このような2次転写装
置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画
像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録す
べくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0034】このカラー複写機を用いてコピーをとると
きは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿を
セットする。または、原稿自動搬送装置400を開いて
スキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセッ
トし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえ
る。
【0035】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
て後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットした
ときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体3
3および第2走行体34を走行する。そして、第1走行
体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反
射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行
体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取
りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0036】不図示のスタートスイッチを押すと、不図
示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを
回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間
転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手
段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそ
れぞれ、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの単色
画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送ととも
に、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上
に合成カラー画像を形成する。
【0037】不図示のスタートスイッチを押すと、給紙
テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、
ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の
1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ
分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して
複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストロー
ラ49に突き当てて止める。
【0038】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1
枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジス
トローラ49に突き当てて止める。
【0039】中間転写体10上の合成カラー画像にタイ
ミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転
写体10と2次転写装置22との間にシートを送り込
み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像
を記録する。
【0040】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。
【0041】画像転写後の中間転写体10は、中間転写
体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体1
0上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成
装置20による再度の画像形成に備える。
【0042】タンデム型画像形成装置20において、個
々の画像形成手段18は、詳しくは、例えば図3に示す
ように、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置6
0、現像装置61、本例ではバイアスローラによる1次
転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置
64などを備えてなる。感光体40は、図示例では、ア
ルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材を塗
布し、感光層を形成したドラム状の回転体であるが、無
端ベルト状の回転体であってもよい。
【0043】図示省略するが、少なくとも感光体40を
設け、画像形成手段18を構成する部分の全部または一
部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100
に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上
するようにしてもよい。
【0044】画像形成手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60は、図示例ではローラ状につくり、感光体
40に接触して電圧を印加することによりその感光体4
0の帯電を行う。
【0045】現像装置61は、一成分現像剤を使用して
もよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーと
よりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分
現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に付着
させる攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した
二成分現像剤のうちのトナーを感光体40に転移させる
現像部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66
を低い位置とする。
【0046】攪拌部66には、平行な2本のスクリュー
68を設ける。現像ケース70にトナー濃度センサ71
を取り付ける。
【0047】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を
設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネット
72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65に
先端を接近してドクタブレード73を設ける。
【0048】2成分現像剤を2本のスクリュ68―で攪
拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給する。
現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネット7
2により汲み上げて保持し、現像スリーブ65上に磁気
ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ65の
回転とともに、ドクタブレード73によって適正な量に
穂切りする。穂切りされた現像剤は感光体に転移して潜
像を可視化し残部は攪拌部66に戻される。
【0049】現像スリーブ65上の現像剤のうちトナー
は、現像スリーブ65に印加する現像バイアス電圧によ
り感光体40に転移してその感光体40上の静電潜像を
可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残っ
た現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像
スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返
しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、そ
れをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナ
ー補給する。
【0050】ちなみに、図示例では、感光体40の線速
を200mm/s、現像スリーブ65の線速を240mm/sと
している。感光体40の直径を50mm、現像スリーブ
65の直径を18mmとして、現像工程が行われる。
【0051】感光体40の厚みを30μmとし、光学系
のビームスポット径を50×60μm、光量を0.47
mWとしている。また、感光体40の帯電(露光前)電
位V を−700V、露光後電位Vを−120Vとし
て現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシ
ャル350Vとして現像工程が行われるものである。
【0052】次に、1次転写装置62は、ローラ状と
し、中間転写体10を挟んで感光体40に押し当てて設
ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のコロナチャー
ジャなどであってもよい。
【0053】感光体クリーニング装置63は、先端を感
光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のク
リーニングブレード75を備えるとともに、外周を感光
体40に接触して導電性のファーブラシ76を矢示方向
に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイア
スを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自
在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端
を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収
スクリュー79を設ける。
【0054】感光体40に対してカウンタ方向に回転す
るファーブラシ76で、感光体40上の残留トナーを除
去する。ファーブラシ76に付着したトナーは、ファー
ブラシ76に対して接触してカウンタ方向に回転する電
界ローラ77でバイアスを印加して取り除く。電界ロー
ラ77は、スクレーパ78でクリーニングする。感光体
クリーニング装置63で回収したトナーは、回収スクリ
ュー79で感光体クリーニング装置63の片側に寄せ、
トナーリサイクル装置80で現像装置61へと戻して再
利用する。除電装置64は、例えばランプであり、光を
照射して感光体40の表面電位を初期化する。
【0055】感光体40の回転とともに、まず帯電装置
60で感光体40の表面を一様に帯電し、次いでスキャ
ナ300の読取り内容に応じて上述した露光装置21か
らレーザやLED等による書込み光Lbを照射して感光
体40上に静電潜像を形成する。
【0056】その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の
感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残
留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再
度の画像形成に備える。
【0057】図4は、図1に示すカラー複写機の要部拡
大図である。同図においては、タンデム画像形成装置2
0の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感
光体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置
63、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞ
れ対向して設ける各1次転写装置62の各符号の後に、
それぞれブラックの場合はBKを、イエロ−の場合はY
を、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して
示す。
【0058】なお、図4中符号74は、図1、図2では
図示省略するが、各1次転写装置62間において、中間
転写体10のベース層11側に接触して設ける導電性の
補助ローラである。この補助ローラ74は、転写時に各
1次転写装置62(62BK、62Y、62M、62
C)により印加するバイアスが、中抵抗のベース層11
を介して隣りの各画像形成手段18(18BK、18
Y、18M、18C)に流れ込むことを阻止するもので
ある。
【0059】トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、ス
チレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤
を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外
添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常、0.01〜1.5[μm]の範囲であ
る。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル
−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。
帯電極性は、図示例では負帯電である。
【0060】トナーの粒径は、重量平均径で4〜9μm
が好ましく、特に好ましくは5〜8μmである。
【0061】磁性粒子(キャリア)は、金属または樹脂
をコアとしてフェライト等の磁性材料を含有し、表層は
シリコン樹脂等で被覆されたものである。粒径は、10
〜100μm、好ましくは30〜60μmの範囲が良好
である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で10〜1
Ωの範囲が最適である。ただし、測定方法は、磁石
を内包したローラ(φ20;600RPM)に坦持し
て、幅65mm、長さ1mmの面積の電極をギャップ
0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高抵抗シリコ
ンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャリアでは数
V)の印加電圧を印加した時の測定値である。トナーと
磁性粒子(キャリア)との混合割合は磁性粒子100重
量部に対しトナー0.5〜7.0重量部程度が適当であ
る。
【0062】[2]各請求項に対応する例 2−1.請求項1、3に対応する例 図4に示すように、中間転写ベルト10をクリーニング
するクリーニング装置17は、クリーニング部材として
2つのブラシ形状の回転体を接触させている。これらの
回転体はファーブラシ90、91からなる。それぞれの
ファーブラシ90、91には、バイアスを印加するよう
にしている。
【0063】ファーブラシ90、91は同径で同じ程度
の接触圧力で中間転写体10に接触している。中間転写
体10の回転方向上、上流側のファーブラシ90は中間
転写体10との接触部が中間転写体10の回転方向と逆
向きに移動するように回転駆動される。つまり、中間転
写体10の回転方向と同じ向き(時計回りの向き)に回
転している。
【0064】ファーブラシ91は中間転写体10との接
触部が中間転写体10の回転方向と同じ向きに移動する
ように回転駆動される。つまり、中間転写体10の回転
方向と逆向き(反時計回りの向き)に回転している。
【0065】上流側のファーブラシ90については、中
間転写体10の周面速度180mm/secに対して、
ブラシの外周速度は234mm/sec(線速比:1.
3)である。
【0066】下流側のファーブラシ91は、回転方向が
順方向(反時計回りの向き)に回転し、ブラシの外周速
度は234mm/sec(線速比:1.3)で上流側の
ファーブラシ90と同一である。ファーブラシ91、9
0の径を同径としたとき、両者の回転速度は同速度にす
れば、駆動伝達系を同じ比率のギヤ比で構成しまた駆動
源を共有する構成とすることができるので好都合であ
る。
【0067】このように対をなすファーブラシ90、9
1の一方は順方向、他方は逆方向に回転するように構成
することにより、順方向に回転するファーブラシ91は
中間転写体10の回転を促進し、逆方向に回転するファ
ーブラシ91は中間転写体10の回転を抑制するように
機能し、これら両者の働きにより、中間転写体10の回
転は安定する。
【0068】つまり、クリーニングブラシ90、91は
中間転写体10に対して、順逆に回転しているため、ベ
ルトに対してトルクを高めることなく,ブラシ回転速度
も低く設定でき,ブラシ駆動の負荷を低くすることがで
き、バンディング等の発生を防止することができ、ファ
ーブラシ90、91に(+)、(−)の両極性を印加す
ることで転写後の残留トナーや、ジャム後等におkるト
ナー除去を完全に行うことができるようなった。
【0069】なお、本例のように構成せずに、クリーニ
ング部材(ブラシ、ブレード、ローラなど)を単に中間
転写体10に接触したままの状態とすると、中間転写体
10の負荷に負荷が与えられ、負荷変動が生じやすく感
光体の回転に影響を与え、バンディングの発生原因とな
る。
【0070】これに対して、本例のように、対をなすフ
ァーブラシ90、91の一方を中間転写体の回転方向に
対して順方向、他の一方を中間転写体の回転方向と逆向
きに回転することにより、中間転写体10に対してトル
クを高めることなく、中間転写体10の負荷変動をおさ
えて、感光体40の回転を安定させ、バンディングの発
生を抑えることができるし、ファーブラシの回転速度も
低く設定できることから駆動負荷の低くすることができ
る。
【0071】特に、本例のように中間転写体10のまわ
りに複数の感光体40を具備して、カラー画像を形成す
る画像形成装置においては、各色についてそれぞれバン
ディングを抑制することができるので、良好なカラー画
質の画像を得ることができる。
【0072】中間転写体40に複数の感光体が当接する
タンデム中間転写ベルト方式では、複数感光体が同時に
当接し、中間転写体40と感光体のわずかな速度差が発
生すること、感光体とベルト間で発生する静電力や、物
理的摩擦力で負荷変動が発生しやすくなっていることな
どから、仮に1方向にのみ回転するクリーニングブラシ
設けられていて中間転写体10に当接すると、一層負荷
変動が発生しやすく、バンディングという横帯状のムラ
を生ずるが、本例ではかかる点の解消を図ることができ
る。
【0073】回転駆動され各ファーブラシ90、91に
は、それぞれバイアスローラとしての金属ローラ92、
93が接触させられていて連れ回りするようにしてあ
り、ブラシに付いたトナーを電界により回収するように
している。これらの金属ローラ92、93には、それぞ
れブレード96、97の先端を押し当てて金属ローラ9
2、93上に回収された被クリーニング物を除去するよ
うにしている。これらのブレードで掻き落とされたトナ
ーは図示しない回収パイプを介して排出される。
【0074】また、各ファーブラシ90、91にはバイ
アス用の高圧電源が接続されてバイアスを印加するよう
にしてある。本例では、中間転写体10の回転方向上流
側の金属ローラ92に電源94から(−)電圧を印加
し、中間転写ベルト10の回転方向上、ファーブラシ9
0の下流側のファーブラシ91に当接して回転する金属
ローラ93には電源95から(+)電圧を印加するよう
にしている。
【0075】こうして、金属ローラ92、93のみに電
圧を印加し中間転写体10に電流が流れることで電圧降
下を生じさせる。金属ローラ92、93〜導電性のファ
ーブラシ90、91〜中間転写体10の各々に電位差が
生じ、トナーの移動が発生することになる。金属ローラ
92、93にではなく、ファーブラシ90、91にバイ
アスを印加することも勿論可能である。
【0076】例えば、電源94に−700Vを印加した
ときファーブラシ90は−500Vの電位となる。電源
95に+800V印加したときファーブラシ91は+4
50Vの電位となる。
【0077】上記電位差により中間転写体10からファ
ーブラシ90、91さらに、ファーブラシ90、91か
ら金属ローラ92、93にトナーは移動する。(−)極
性が印加されたファーブラシ90で除去されなかったト
ナーは、ファーブラシ90を通過後に(−)極性とな
り、(+)極性が印加されたファーブラシ91で除去さ
れる。
【0078】さらに、ファーブラシ91で除去されなか
ったトナーは、ファーブラシ91を通過後に(+)に帯
電され、ローラからなる1次転写装置62BK、62
Y、62M、62Cにより(+)極性が印加され、感光
体40Cに移動し感光体クリーニング63Cで回収さ
れ、図示しない排出コイルにより回収容器に回収され
る。
【0079】このように、これらクリーニング部材とし
てのファーブラシ90、91よりも中間転写体10の回
転方向下流側に設けたバイアス電圧印加の1次転写装置
62Cと協働して中間転写体10のクリーニングをより
確実に行なうことができる。
【0080】本例はクリーニング部材としてファーブラ
シ90、91を使用したが、これらファーブラシ90、
91に代えて導電性ヒドリンゴムローラをそれぞれ設
け、こらにバイアスを印加するようにする例もある。
【0081】図5に示す例はファーブラシ90に代えて
導電性ヒドリンゴムローラ105を設けたものであり、
ブレード101を直接当てることができる。図4に示し
た電源94に代えて電源102を設けて導電性ヒドリン
ゴムローラ105にバイアスをかけ、電源95に代えて
電源103を設けて金属93にバイアス電圧を印加して
いる。なお、導電性ヒドリンゴムローラ105は中間転
写体10に対して順方向の回転、ファーブラシ91は逆
向きの回転としている。
【0082】2−2.請求項2に対応する例 中間転写体のクリーニング手段としてファーブラシを使
用するファーブラシクリーニングに使用されるブラシ材
料は、コストが安くなることからポリプロピレンやレー
ヨン等絶縁性材料が使用されるが、物理的なひっかき力
でトナーを除去させるため、一般的にブラシ回転数は高
くする必要がある。通常、感光体との線速比は3以上と
される。
【0083】中間転写体10のクリーニング手段として
絶縁性ブラシを使用すると上述したようにブラシを高速
回転させねばならず、ブラシの駆動負荷や中間転写体1
0へ当接による中間転写体の駆動に大きな負荷を与えて
しまい、写真等均一な画像を要求される中間転写体使用
の特にカラー画像形成における高画質画像の形成が困難
となる。
【0084】そこで、本例では、ブラシ形状のクリーニ
ング部材を構成するファーブラシ90、91を中抵抗繊
維とすることで、中間転写体10に対する物理的なひっ
かき力に加えて静電的な力を利用可能とし、この静電的
な力を利用してトナーを除去することとし、比較的低回
転でファーブラシを回転させ、ブラシ回転に因る中間転
写体10の負荷を低減させることができバンディングの
無い良好な画像を得ることができた。
【0085】導電性のファーブラシは接地されるか、バ
イアス電圧を印加して使用されるかであるが、トナーを
除去するために静電吸着力が作用するため、比較的低い
回転速度で使用することができる。
【0086】しかし、1×10Ω未満では、帯電した
像担持体(中間転写体)表面とブラシ先端間で放電を生
じ,局部的帯電ムラとなりやすく、制御異常が生じやす
い。ブラシににバイアス電圧を印加するときは電流が多
量に流れるため、高圧電源容量を大きくする必要があ
り、高湿時には電流過多になる。逆に、1×10Ωを
超えると電流が流れにくくなり、印加電圧も高くなって
しまい、何れにしてもクリーニングに必要なブラシ先端
と像担持体(中間転写体)間の電界が得られづらくな
る。よって、ファーブラシの抵抗値は1×10Ω〜1
×10Ωの中抵抗繊維を使用するとよい。
【0087】本例ではファーブラシ91、92として上
記の中抵抗の繊維を用いた。ブラシはカーボンブラック
分散アクリル繊維(SA7:東レ製)を用いた。繊維太
さは6.5D/F、10万本/inchを用い,直径
10mmの金属芯金に巻き付け、直径20mmのブラシ
とした。ブラシ生布は導電処理を行い芯金と導通をとっ
ている。ブラシは電圧が印加されるため、機械本体に対
して電気的に浮かしている。
【0088】こうして製作されたファーブラシ90、9
1は1×10Ωの抵抗をもっている。抵抗の測定は、
幅10mmの電極をブラシに1mm食い込ませ、芯金と
電極間に100Vを印加して行ない、10秒後の測定値
を抵抗値とした。
【0089】ファーブラシ90、91に対するバイアス
印加の条件は前記2−1項で述べたとおりである。因み
に、評価環境を室温10°C、相対湿度15%から室温
27°C、相対湿度80%まで変化させても,良好なク
リーニングを行うことができ、地汚れ,残像等のクリー
ニング不良の発生を防止できた。
【0090】本例はクリーニング部材としてファーブラ
シ90、91を使用したが、これらファーブラシ90、
91に代えて導電性ヒドリンゴムローラにバイアスを印
加するようにする例もある。かかるローラ抵抗は金属平
板にローラを乗せ、2kg/cmの圧力をかけた状態
で500Vを印加して10秒後の測定値を抵抗値とす
る。1×10Ωのゴムローラを使用して良好な結果を
得た。
【0091】2−3.請求項4、5に対応する例 着色画像を形成する着色粉体(トナー)に,少なくとも
ワックスを含有することで、定着にシリコーンオイルを
用いないオイルレス定着を行うことが可能となる。かか
るオイルレス定着は、定着ローラにシリコーンオイルを
塗布しないので、コピーの加筆、消去性が良くなり、ラ
ンニングコスト向上、機械搬送時のオイル洩れ配慮の不
要、オイル補充の手間が省けるなど、さまざまのメリッ
トがある。
【0092】しかし、使用されるワックスはトナー表面
に部分的に分布することになり、流動度が低下(悪化)
する。
【0093】トナーの流動度が低下(悪化)すると感光
体から中間転写体に対する1次転写、中間転写体から最
終の記録媒体紙に対する2次転写、における各転写圧に
よりトナー像は凝縮され、画像の一部が転写されない、
所謂文字の中抜け現象が発生する。
【0094】また、ワックス成分は成膜しやすく、画像
形成中に感光体や中間転写体のクリーニング等により摺
擦され、これら像担持体表面に薄層化して所謂フィルミ
ィングが発生しやすくなる。フィルミィングが発生する
と画像ムラなど異常画像が発生する。
【0095】そこで、本例では、中間転写体10として
少なくとも1層の弾性層を有するものを使用することと
して中抜け現象を防止した。中間転写体として少なくと
も1層は弾性ベルトを使用することで,感光体40から
中間転写体10及び中間転写体10から最終の記録媒体
へのトナー像転写時、トナー像に応じて弾性層を有する
中間転写体を使用した場合には流動度の低いトナー像の
部位でも、弾性により中間転写体のベルト部にへこみを
生じるため、中抜けが生じにくくなる。
【0096】ここで、文字の中抜け現象とトナーの流動
度との関係について説明する。中間転写体として弾性層
を有しない従来の構成では、文字の中抜けが発生する原
因はトナー像が凝集することによると考えられる。トナ
ーの流動度が低いときには、感光体から中間転写体、中
間転写体から転写紙(最終転写体)への転写時において
トナー像は一体的に移動する。このため、中間転写体と
転写紙について、付着力の強い方にトナー像は残る。
【0097】一般的には、転写時に転写圧を受けている
中間転写体とトナーとの付着力が強く、トナーは中間転
写体側に残り易くなっている。ライン画像は像の中央付
近のトナー量が多いため、流動度の低いトナーではこの
中央部分での凝集力が強くなり、この中央部のみ中間転
写体側にトナーが残ることによる中抜け現象が発生す
る。そして、このような中抜け現象は転写電界では改善
されない。
【0098】しかし、中間転写体として弾性層を有する
ベルトを使用すると、弾性層がトナー像(トナー層)に
対して弾性により伸びてへこむため、トナーに対して過
剰な圧力が作用しなくなり、トナー像(トナー層)は中
抜けしないで転写されるようになる。
【0099】一方、トナーの流動度を変化させるため
に、一般的にシリカなどの添加剤を添加することが行な
われる。しかし、シリカなどは帯電能力が高いため、現
像剤としての帯電量を変化させたり、環境変動により、
帯電量変動を生じさせて画像むらなど画像変動を生じ易
くなる。
【0100】中抜け、トナーの流動度、帯電量、中間転
写体に弾性層を含ませること、などの相互の関係は次の
ようになる。トナーにワックスを添加することにより、
トナーの流動度は低下する。流動度が低下することによ
り、転写圧がかかるとトナー画像(中間転写体上に積層
状態で形成された原稿に対応したトナー像)は凝集され
る。この凝集された状態というのは、例えば、さらさら
な粉も力を入れて握ることで固まってさらさらの粉に戻
らないような状態になる現象に似ている。
【0101】流動度が低下したトナーの改善にはシリカ
などの添加剤を入れる。このシリカがトナー間に介在す
ることによりトナー同士の凝集が防止され、流動性が高
くなるように改善される。
【0102】しかし、流動度を高くするように改善する
ために添加する添加剤の量が多くなると、今度はトナー
の帯電量が変化し易くなる。また、トナーから離間した
添加剤は感光体表面に付着して点々状に成長して画像に
出易くなり、画質を損なう。
【0103】この点、中間転写体として少なくも1層に
弾性層を有するベルトを使用することで、中間転写体と
して弾性層を含まない従来の樹脂ベルトにおいて使用さ
れているトナーよりも流動度の低いトナーを使用して
も、前記説明のように該トナー部が凹み、中抜けのない
画像を得ることができる。従って、トナーに添加する添
加剤を少なくすることができ、帯電量が変化し易くなる
のを回避できる。
【0104】本例では、トナーにワックスを含有したも
のを使用し、かつ、中間転写体として少なくとも1層が
弾性層を有するものを使用して、画像形成を行ない、文
字の中抜け、2色文字(R(赤)、G(緑)、B(青)
の中の2つの組み合わせ)のニジミを評価した。ニジミ
は流動度の高いトナーについて転写時にトナー飛散が生
ずることにより生じるのであり、流動度が高くなる生じ
難く、中抜けと逆の傾向を示す。そこで、中抜けとニジ
ミの両方について画質を損なわない程度におさめ得る流
動度をどの程度の値とするか、その流動度に対応するシ
リカの含有比率をどのような値に設定するとよいかの指
針が必要となる。そのため、実験を行なった。
【0105】中間転写体は前記図2で説明したように1
層が弾性層からなるものを使用し、トナーは後述の製造
法により製造したものを使用した。トナーは上記実施例
中のトナー製造条件に従い、カルナウバワックス、シリ
カの添加量を変化させた。下記表に従って製造したトナ
ーを使用して,リコー製 imagioColor31
00を使用してコピー画像評価を行った。原稿はR
(赤)、G(緑)、B(青)、Bk(黒)の適宜文字原
稿を作成しプリンター出力を行った。
【0106】
【表1】
【0107】上記表1において、○印しは良好、△は概
ね良好、×は不良の評価である。上記表1の評価結果か
らからわかるように、トナーの流動度としては、(7.
7)、(8.5)、(9.5)、(14.3)が文字の
中抜け及びニジミについて許容できる評価を得ている。
表1では、流動度が7.7〜14.3であるが、発明者
による実験データの評価では流動度8〜15において良
好と判断された。よって、ワックスを有する着色粉体の
流動性を8〜15のものを使用することで、トナーの帯
電量の変動が少なくなり安定した画像を得ることがで
き、中抜けも許容できたといえる。
【0108】なお、参考として中間転写体に樹脂ベルト
を使用して同評価を行ったところ、わずかではあるが文
字の中抜けが発生した。
【0109】[トナーの製造例] 結着樹脂 ポリエステル樹脂(テレフタル酸、フマル酸、ポリオキ
シプロピレン−(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、トリメリット酸から合成され
たポリエステル樹脂、Tg:62℃、軟化点:106
℃)→100部 着色剤 イエロートナー用顔料(ジスアゾイエロー顔料:C.
I.Pigment Yellow 17)→7.0部 マゼンタトナー用顔料(キナクリドン系マゼンタ顔料:
C.I.PigmentRed 122)→7.0部 シアントナー用顔料(銅フタロシアニンブルー顔料:
C.I.PigmentBlue 15:3)→3.5
部 ブラックトナー用顔料(カーボンブラック:C.I.P
igment Black 7)→6.0部 帯電制御剤 サリチル酸誘導体亜鉛塩→2.5部 離型剤 カルナウバワックス(融点:85℃)→(5)部又は0
部(前記表1に対応) 上記原材料を、ヘンシェルミキサーにて混合したのち、
110℃に設定した2軸混練機にて溶融混練した。混練
物を水冷後、カッターミルで粗粉砕し、ジェット気流を
用いた微粉砕機で粉砕後、風力分級装置を用いて母体粒
子を得た。
【0110】更に、 上記母体粒子→100部 添加剤 シリカ(ヘキサメチルジシラザン表面処理品、平均一次
粒子径:0.01μm)→(0.4〜0.85)部(前
記表1に対応) チタニア(イソブチルトリメトキシシラン表面処理品、
平均一次粒子径:0.015μm)→1.0部 をヘンシェルミキサーにて混合を行い、その後、さらに
目開き100μmの篩により風篩を行い、製造例のトナ
ー(重量平均径:6.8μm)を得た。
【0111】ここで、トナーの粒度分布は種々の方法で
測定可能であるが、本例においてはコールターマルチサ
イザーを用いて行なった。即ち、測定装置としてはコー
ルターマルチサイザーIIe型(コールター社製)を用
い、個数分布,体積分布を出力するインターフェイス
(日科機社製)及びパーソナルコンピュータを接続し、電
解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液
を調製した。
【0112】測定法としては、前記電解水溶液100〜
150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはア
ルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5ml加え、
更に測定試料を2〜20mg加え、超音波分散器で約1
〜3分の分散処理を行った。
【0113】さらに、別のビーカーに電解水溶液100
〜200mlを入れ、その中に前記サンプル分散液を所
定の濃度になるように加え、前記コールターマルチサイ
ザーIIe型によりアパーチャーとして100μmアパー
チャーを用い、50,000個の粒子の平均を測定する
ことにより行った。
【0114】流動度については、以下の方法で各トナー
について測定した。パウダーテスター(ホソカワミクロ
ン社製)を用い、目開き150μm(例えば篩a)、7
5μm(例えば篩b)、及び45μm(例えば篩c)の
各篩を記載順に上からa、b、cの順に上下方向に重な
るように並べ、目開き150μmの篩aに2gの被検ト
ナーを投入して、振幅1mm、5Hzで30秒間、振動
を与え振動後における各篩a、b、c上のトナー重量を
測定した。
【0115】次に、これら各篩上の重量測定値、つま
り、篩a上にあるトナー重量測定値をa'とすればこの
a'に0.3を掛け、同様に篩b上にあるトナー重量測
定値b'には0.3を掛け、また、篩c上にあるトナー
重量測定値c'には0.1の各重み付けの定数を掛け、
これらの各積の総和を全体重量2gで割り、百分率で表
した。各種トナーについて上記の評価を行なった。
【0116】2−4.請求項6に対応する例 中間転写体クリーニング装置17で除去するトナーは、
(+)、(−)の各極性に帯電したものが混在する。そ
こで、これらのいずれの極性に帯電しているトナーにつ
いても除去できるように本例では、対をなすクリーニン
グ部材のそれぞれに印加される電圧の極性を切り換える
極性切換手段を具備することとした。
【0117】前記図4の変形例を示した図6において、
金属ローラ92と電源94との間にスイッチ98、金属
ローラ93と電源95との間にスイッチ99をそれぞれ
設けた。スイッチ98については、実線で示すように電
源94の(−)極を金属ローラ92に接続する状態と、
破線で示すように電源94の(−)極を金属ローラ93
に接続する状態とを切り換えることができる。
【0118】同様に、スイッチ99については、実線で
示すように電源95の(+)極を金属ローラ92に接続
する状態と、破線で示すように電源95の(+)極を金
属ローラ92に接続する状態とを切り換えることができ
る。
【0119】電気的な操作により、スイッチ98、99
の上記切換が同時に行なわれ、これらは切換スイッチを
構成している。これにより、金属ローラ90、91は適
宜、印加される電圧の極性が切り換えの前後で逆極性に
切り換えられる。スイッチ98、99からなる切換スイ
ッチは極性切換手段の一例である。
【0120】バイアス印加のタイミングの一例を図7に
示す。コピー動作中に、ジャムが発生すると機械は停止
する。ドアーを開き、搬送経路の用紙を除去してドア―
を閉じると「ドアー閉信号」が発生し、「メインモー
タ」が回転を開始してジャム処理後の動作が行なわれ
る。
【0121】2次転写クラッチの「オン」信号により、
中間転写体を感光体から離間させる。離間後、メインモ
ータが動作を開始し、中間転写体に印されたマークをセ
ンサで検知し、定間隔で「マーク信号」を出力する。同
時に図6に示した切換スイッチが破線の状態に切り換え
られることにより、ファーブラシ90には(+)のバイ
アス、ファーブラシ91には(−)のバイアス電圧が印
加される。
【0122】ジャム時に中間転写体上に残った(−)極
性のトナーをファーブラシ90に(+)極性を印加し効
率よく除去する。除去されずに残ったトナーは(+)傾
向の極性となり、(−)のバイアス電圧が印加されてい
るファーブラシ91で除去される。
【0123】ここで除去されずに残ったトナーは、中間
転写体たるベルトの内側から(+)の「1次転写バイア
ス」が印加されることで中間転写体の表面側は(−)に
帯電し、このため、1次転写装置62を通過するときに
は(−)電荷をもつ。このトナーがつぎに中間転写体ク
リーニング装置17部に到来するまでの間に切換スイッ
チが実線の状態に切換られる。これにより(−)極性に
切り換えられたブラシ90により中間転写体上のトナー
はさらに(−)帯電され、(+)極性に切り換えられた
ブラシ91で確実に除去される。
【0124】こうして中間転写体クリーニング装置17
を通過したトナーは(+)極に帯電されており、(+)
極の1次転写装置62で感光体40へ転写され、感光体
クリーニング装置63で回収されることとなり、中間転
写体10への残留の可能性は極めて少なくなっている。
【0125】なお、中間転写体クリーニング装置として
仮に通常使用されているクリーニングブレードを使用し
た場合には、クリーニングブレードが弾性層を含むこと
により弾性を有する中間転写体に対して喰い込み状態と
なるため、中間転写体を駆動する際に駆動トルクが大き
くなったり、表層部にクリーニングによる擦れ、引っ掻
き傷が発生し易くなる。しかし、本例のように、中間転
写体クリーニング装置17として回転するクリーニング
部材を使用した構成ではこのような不都合は生じない。
【0126】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ブラシ回転に
よる中間転写体負荷へ与える影響を低減させることでバ
ンディングのない良好な画像を得ることができる。請求
項2記載の発明では静電的な力を利用することで比較的
低回転でファーブラシを回転させ、ブラシ回転に因る中
間転写体の負荷を低減させることができバンディングの
無い良好な画像を得ることができる。
【0127】請求項3記載の発明では、中間転写体のク
リーニングをより確実に行なうことができる。請求項4
記載の発明では、オイルレス定着可能でかつ、文字の中
抜け現象がない画像形成が可能である。
【0128】請求項5記載の発明では、文字の中抜け及
びニジミのない良好な画像を得た。
【0129】請求項6記載の発明では、中間転写体のク
リーニングをより完全に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明にかかる中間転写体の断面図である。
【図3】本発明にかかる画像形成装置の要部断面図であ
る。
【図4】本発明にかかる画像形成装置の要部断面図であ
る。
【図5】本発明にかかる中間転写体クリーニング装置の
一例を示した図である。
【図6】本発明にかかる中間転写体クリーニング装置の
一例を示した図である。
【図7】クリーニング部材の極性切り換えのタイミング
を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 中間転写体 90、91 ファーブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川越 克哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 荻山 宏美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 杉野 顕洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田宮 孝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA06 CA14 2H030 AB02 AD01 AD03 AD17 BB21 BB42 BB43 BB46 BB71 2H200 FA10 GA23 GA44 GA47 HA01 HB12 JA01 JA29 JC03 JC12 JC13 LB03 LB12 LB35 LB36 LB38 LB39 MA05 MA06 NA02 PA03 PA10 PA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体からなる感光体上に形成した像を回
    転体からなる中間転写体に転写して重ね像を形成するよ
    うにしたタンデム型の画像形成装置において、 前記中間転写体の回転方向に対して、各々順方向、逆方
    向に回転する対をなすクリーニング部材を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像形成装置において、 前記クリーニング部材はブラシ状をしていて、中抵抗繊
    維からなることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の画像形成装置にお
    いて、 前記対をなすクリーニング部材中の1個は対をなす他の
    クリーニング部材とは異なる極性電圧が印加され、これ
    らクリーニング部材よりも中間転写体の回転方向下流側
    に設けたバイアス電圧印加の1次転写装置と協働して中
    間転写体のクリーニングを行なうことを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 着色画像を形成するトナーに、ワックスを含有したもの
    を使用すると共に、前記中間転写体として少なくとも1
    層の弾性層を有するものを使用することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像形成装置において、 前記ワックスの流動度が8〜15であることを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像形成装置において、 前記対をなすクリーニング部材のそれぞれに印加される
    電圧の極性を切り換える極性切換手段を具備しているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP2001257567A 2001-08-28 2001-08-28 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4043738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001257567A JP4043738B2 (ja) 2001-08-28 2001-08-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001257567A JP4043738B2 (ja) 2001-08-28 2001-08-28 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003066735A true JP2003066735A (ja) 2003-03-05
JP4043738B2 JP4043738B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=19085204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001257567A Expired - Fee Related JP4043738B2 (ja) 2001-08-28 2001-08-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4043738B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091087A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006259367A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006259092A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2007065052A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7313335B2 (en) 2004-10-19 2007-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with variably controlled bias condition
US7391988B2 (en) 2004-10-29 2008-06-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and belt device
US7395004B2 (en) 2004-10-20 2008-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring first and second toner removing sequence selected on the basis of a toner amount per unit area
US7403729B2 (en) 2004-10-20 2008-07-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring first and second cleaning members wherein a voltage applied to the second cleaning member is changeable
JP2009128553A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Kyocera Mita Corp クリーニング装置
JP2009163074A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7668478B2 (en) 2006-04-13 2010-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including two toner cleaning members
JP2010181538A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2019074638A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091087A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7437088B2 (en) 2004-10-19 2008-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including first and second cleaning members with applied voltages based on recording material type
US7313335B2 (en) 2004-10-19 2007-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with variably controlled bias condition
US7395004B2 (en) 2004-10-20 2008-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring first and second toner removing sequence selected on the basis of a toner amount per unit area
US7693441B2 (en) 2004-10-20 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including a toner removing device operable in two modes for removing residual toner on an intermediate transfer member
US7403729B2 (en) 2004-10-20 2008-07-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring first and second cleaning members wherein a voltage applied to the second cleaning member is changeable
US7391988B2 (en) 2004-10-29 2008-06-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and belt device
JP2006259092A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Canon Inc 画像形成装置
JP4574405B2 (ja) * 2005-03-16 2010-11-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2006259367A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4701766B2 (ja) * 2005-03-17 2011-06-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2007065052A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4621564B2 (ja) * 2005-08-29 2011-01-26 株式会社リコー 画像形成装置
US7668478B2 (en) 2006-04-13 2010-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including two toner cleaning members
JP2009128553A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Kyocera Mita Corp クリーニング装置
JP2009163074A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010181538A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2019074638A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4043738B2 (ja) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3827279B2 (ja) 電子写真装置
JP2006085138A (ja) カラー画像形成装置と画像形成方法
US20060072943A1 (en) Toner transfer back suppressing color image forming apparatus
JP4043738B2 (ja) 画像形成装置
JP4865408B2 (ja) 画像形成装置
JP2010217403A (ja) 画像形成ユニット及び画像形成装置
JP4641353B2 (ja) 画像形成装置
JP4342752B2 (ja) 画像形成装置
JP2007121568A (ja) クリーニング装置
JP2012037557A (ja) 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2007187943A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2005099649A (ja) 画像形成装置および複写装置
JP2002189335A (ja) 中間転写体クリーニング装置、およびそれを備えるカラー電子写真装置
JP3229232B2 (ja) 現像装置
JP2003098800A (ja) 画像形成装置
JP2004021135A (ja) 画像形成装置
JP2006343594A (ja) 画像形成装置
JP4871578B2 (ja) 画像形成装置
JPH08262785A (ja) 現像剤
JP3058204B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2002258606A (ja) 一成分トナーの現像装置
JP2003057916A (ja) 画像形成装置
JP2012194205A (ja) 画像形成装置
JP2020038389A (ja) 画像形成装置
JP2005024762A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees