JP2003065703A - 基板の反り測定方法 - Google Patents
基板の反り測定方法Info
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Abstract
の反り測定方法を提供すること。 【解決手段】 ダイヤルゲージ11をそのスピンドル先
端の測定子11aが側方に突き出る状態で所定位置に取
り付けてなるストレートゲージ10を用意し、そのスト
レートゲージ10を定盤上に置くことによりダイヤルゲ
ージのゼロ点位置を予め確認しておき、測定対象の基板
Gを立てた状態にし、その基板Gの表面にダイヤルゲー
ジ11の測定子11aを押し当てるようにして基板Gの
対向する両側辺にストレートゲージ10を当接させ、そ
の時のダイヤルゲージ11の数値とゼロ点位置の数値と
の差を反り量とする。立てた状態の基板Gにストレート
ゲージ10を押し当てるだけの操作でその基板の反りを
ダイヤルゲージ11で測定できることから、基板の反り
状態を簡便に効率良くしかも正確に測定することができ
る。
Description
定する方法であって、詳しくは矩形状をしたガラス板等
の基板の反り状態を知るための反り測定方法に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】プラズマディスプレイパネルを始めとす
る各種ディスプレイを構成する基板としてのガラス板
は、その上に電極やリブなどの多数の構成要素を形成す
るものであり、それらの構成要素の形成工程を通じて、
基板の反り状態を管理することが重要である。特に、プ
ラズマディスプレイパネルは別々に作成した前面板と背
面板を外周においてシール剤で貼り合わせるため、それ
ぞれの基板に反りのないことが理想であるが、大型サイ
ズのものではどうしても反りが生じやすい。 【0003】この基板の反りに関しては、各社ごとに様
々な基準があるが、反りの測定方法として、本発明者は
図1に示すような方法で試行を行った。 【0004】この図1に示す方法を説明すると次のよう
である。すなわち、図1(A)に示すように、台車1の
対向する側壁の内面にそれぞれ取り付けた溝付き案内板
2の溝に沿って基板Gを数カ所のゴム板3の上に立てた
後、溝付き案内板2の上端縁にストレートゲージ4を載
せ、そのストレートゲージ4を基板Gの対向する両側辺
に押し当てた状態とし、次いで図1(B)に示すよう
に、この当接状態で基板Gとストレートゲージ4の間に
隙間ゲージ5を差し込み、通過する最大の厚みを反り量
とする方法である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた反
りの測定方法は、基板を定盤上に載置してそれらの間に
生じる隙間を隙間ゲージで測定する旧来の方法に比べる
と、重力による基板の変形を考慮した点で優れている。
しかしながら、測定作業には二人の作業者が必要である
上に、ストレートゲージの押し当て方や隙間ゲージの挟
み方にバラツキがある。実際に、プラズマディスプレイ
パネル用の背面板(650×1050mm)で長辺方向
の反りの測定を行ったところ、同じ基板でも作業者によ
っては測定値に0.4〜0.5mmのバラツキが発生し
た。また、隙間ゲージは最低でも2回は差し込む必要が
あるため作業に時間がかかるという問題点もある。 【0006】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、簡便で効率
良くしかも正確に測定できる基板の反り測定方法を提供
することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の基板の反り測定方法は、ダイヤルゲージを
そのスピンドル先端の測定子が側方に突き出る状態で所
定位置に取り付けてなるストレートゲージを用意し、そ
のストレートゲージを定盤上に置くことによりダイヤル
ゲージのゼロ点位置を予め確認しておき、測定対象の基
板を立てた状態にし、その基板の表面にダイヤルゲージ
の測定子を押し当てるようにして基板の対向する両側辺
にストレートゲージを当接させ、その時のダイヤルゲー
ジの数値とゼロ点位置の数値との差を反り量とすること
を特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体例を挙げてその図面を参照しながら詳細に説明
する。 【0009】本発明では、まず図2に示すようなダイヤ
ルゲージ付きのストレートゲージ10を用意する。すな
わち、ダイヤルゲージ11のスピンドル先端の測定子1
1aが側方に突き出る状態でダイヤルゲージ11をスト
レートゲージ10の所定位置に取り付ける。この場合、
角棒状のストレートゲージ10の一面に取り付けるが、
取付け位置は基板の反りを測定しようとする箇所に対応
するところでよく、通常は略中央付近である。 【0010】次いで、図3に示すように、ダイヤルゲー
ジ付きのストレートゲージ10を定盤Bの上に載置す
る。この場合、ダイヤルゲージ11の測定子11aが定
盤Bに当たる向きとし、測定子11aが所定量だけ引っ
込んで指針が止まった目盛りをゼロ点位置とする。 【0011】そして、このダイヤルゲージ付きのストレ
ートゲージ10を使用し、図4に示すようにして基板の
反り測定を行う。 【0012】すなわち、図4(A)に示すように、台車
20の対向する側壁の内面にそれぞれ取り付けた溝付き
案内板21の溝に沿って基板Gを降ろし、その基板Gの
下側隅を台車20の底部にある樹脂製治具22に嵌め込
んでセットした後、溝付き案内板21の上端縁に沿って
取り付けた樹脂板23の上にストレートゲージ10を載
せてから、ストレートゲージ10を基板Gに向けてスラ
イドさせることにより、立てた状態にある基板Gの対向
する両側辺にそのストレートゲージ10を押し当てた状
態とする。このスライド時において、図4(B)に示す
ように、ダイヤルゲージ11の測定子11aを基板Gに
押し当てるようにする。そして、その時のダイヤルゲー
ジ10の数値を読み取り、その値とゼロ点位置の数値と
の差を反り量とする。 【0013】上記の測定にて使用した台車20は、基板
Gの下側隅をテフロン(登録商標)やナイロンなどから
なる樹脂製治具22の溝に嵌め込んで固定するようにし
ているため、図1(A)に示すゴム板3の上に載せる場
合に生じるような基板Gにかかる位置強制力が無くな
り、基板Gはその下辺が支持されずにフリーな状態とな
るので、反りの状態を正確に測定することができる。 【0014】また、ストレートゲージ10を載せてスラ
イドさせる部分にテフロン(登録商標)やナイロンなど
の樹脂板23を使用しており、このためストレートゲー
ジ10のスライド移動が滑らかになってストレートゲー
ジ10の当て方にバラツキがなくなり、この点からも反
りの測定がより正確なものとなる。 【0015】上記の台車20を使用して、実際にプラズ
マディスプレイパネル用の背面板(650×1050m
m)で長辺方向の反りの測定を行ったところ、測定値の
バラツキはレンジで0.1mm以下に抑えることができ
た。 【0016】なお、上記の測定にて使用した台車20
は、底に車輪24を取り付けてあるので、基板Gのある
ところまで移動可能であり、したがって基板Gを搬送し
て台車20の内にセットするのに都合がよかった。 【0017】以上、一つの具体例を挙げて本発明の実施
の形態について詳細に説明してきたが、本発明による基
板の反り測定方法は、上記した実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が可能であることは当然のことである。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板の反
り測定方法は、ダイヤルゲージをそのスピンドル先端の
測定子が側方に突き出る状態で所定位置に取り付けてな
るストレートゲージを用意し、そのストレートゲージを
定盤上に置くことによりダイヤルゲージのゼロ点位置を
予め確認しておき、測定対象の基板を立てた状態にし、
その基板の表面にダイヤルゲージの測定子を押し当てる
ようにして基板の対向する両側辺にストレートゲージを
当接させ、その時のダイヤルゲージの数値とゼロ点位置
の数値との差を反り量とすることを特徴としているの
で、立てた状態の基板にストレートゲージを押し当てる
だけの操作でその基板の反りをダイヤルゲージで測定で
きることから、基板の反り状態を簡便に効率良くしかも
正確に測定することができる。
図であり、(A)は測定に使用した台車の側面図、
(B)はストレートゲージと基板との測定時の位置関係
を示す上面図である。 【図2】ダイヤルゲージ付きストレートゲージを示す上
面図である。 【図3】図2に示すダイヤルゲージ付きストレートゲー
ジを定盤に載せた状態を示す側面図である。 【図4】本発明に係る反りの測定方法を示す説明図であ
り、(A)は測定に使用する台車の側面図、(B)はダ
イヤルゲージ付きストレートゲージと基板との測定時の
位置関係を示す上面図である。 【符号の説明】 B 定盤 G 基板 10 ストレートゲージ 11 ダイヤルゲージ 11a 測定子 20 台車 21 溝付き案内板 22 樹脂製治具 23 樹脂板 24 車輪
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ダイヤルゲージをそのスピンドル先端の
測定子が側方に突き出る状態で所定位置に取り付けてな
るストレートゲージを用意し、そのストレートゲージを
定盤上に置くことによりダイヤルゲージのゼロ点位置を
予め確認しておき、測定対象の基板を立てた状態にし、
その基板の表面にダイヤルゲージの測定子を押し当てる
ようにして基板の対向する両側辺にストレートゲージを
当接させ、その時のダイヤルゲージの数値とゼロ点位置
の数値との差を反り量とすることを特徴とする基板の反
り測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259272A JP4052822B2 (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 基板の反り測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001259272A JP4052822B2 (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 基板の反り測定方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4052822B2 JP4052822B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015068679A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 住友金属鉱山株式会社 | 二層めっき基板の最大反り量の評価方法 |
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CN107966082A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-04-27 | 宁波邦盛汽车零部件有限公司 | 一种用于检测汽车曲面零件面轮廓度的检具 |
CN110849246A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-02-28 | 湖南航天磁电有限责任公司 | 一种磁瓦内弧尺寸快速检测装置及检测方法 |
CN111854577A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-10-30 | 张家港扬子江冷轧板有限公司 | 一种测量马口铁翘曲的装置 |
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-
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- 2001-08-29 JP JP2001259272A patent/JP4052822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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