JP2003065564A - 空調用機器の箱体とその製造方法 - Google Patents

空調用機器の箱体とその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装なしでも従来と同等以上の優れた耐食性
と意匠性を確保できる空調用室外機の外箱体を得る。こ
の外箱体製造に必要なオイルフリーでの絞り加工と抵抗
溶接が両立できるとともに、オイリング工程、洗浄工
程、塗装工程などを廃止して空調用室外機の外箱体を安
価に製造できる方法を提供する。また室外機に直射日光
が当たる時の冷房効率を向上させる。 【解決手段】 トップコート膜厚、伸び、r値、動摩擦
係数などを最適化した、有機系トップコートを施した高
耐食性合金メッキ鋼板を適用する。アルミナ分散タイプ
の燒結銅からなるドーム型の電極を適用して抵抗溶接を
施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば空調用室外
機の箱体とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空調用室外機の外箱体のように、
室外におかれた場合日射や雨水による悪い環境に耐えら
れるよう図8に示すように素材に合金化溶融亜鉛メッキ
鋼板等を用いて、ローラ塗りやシャワーリングによるオ
イリングST4a、絞りなどのプレス成形加工ST4
b、溶接ST4c、洗浄ST4d、塗装ST4eの工程
で製造されていた。また、絞り加工のような厳しいプレ
ス加工や溶接の必要がない部品については、素材に塗装
鋼板を適用してプレス加工のみで製造されているものも
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調用室外機の
外箱体は、耐食性確保および意匠性確保のため、塗装の
施工が必要で、プレス加工前には材料の防錆及び絞り加
工を可能にするため油を塗布するオイリング処理をしな
ければならず、塗装前の洗浄工程も必要であるなどの問
題点があった。従来の空調用室外機の外箱体は、図8に
示すようにプレスおよび溶接加工後に塗装されるため、
塗装の回り込み難い部分から赤錆が発生し易いなどの問
題点があった。従来の空調用室外機の外箱体で、プレス
加工前に塗装された塗装鋼板を適用した場合は、著しく
導電性が劣るため抵抗溶接を施すことが極めて困難であ
るという欠点があった。従来の空調用室外機の外箱体
は、直射日光が当たる場合の熱反射性が不十分であるた
め、室外機の内部が高温となり、冷房運転での効率が落
ちるという問題点があった。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、塗装なしでも従来と同等以上
の優れた耐食性と意匠性を確保できる空調用機器の箱体
を提供することをを目的とする。さらに、その製造に必
要なオイルフリーでの絞り加工や抵抗溶接を可能とし、
非常に簡単な工程で空調用機器の箱体ができる製造方法
を提供することを目的とする。更に冷房効率を向上させ
ることのできる空調用機器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わるこの発
明の空調用機器の箱体は、空調装置の機械部品や電気部
品を収納する箱体と、箱体の少なくとも一部を形成しプ
レス成形加工する鋼板に使用されメッキ組成にAl成分
を含み且つ表面に所定膜厚の樹脂が皮膜された高耐食性
合金メッキ鋼板と,を備え,箱体が塗装無しに製造され
たもので有る。
【0006】請求項2に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、箱体のトップパネルなどに使用される高耐食性
合金メッキ鋼板のメッキ組成中のAl成分が0.4−6
0重量%である。
【0007】請求項3に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、引っ張り試験での伸びの値が40%以上でr値
(塑性歪み比=ランクフォード値)が1.6〜2.5である高
耐食性合金メッキ鋼板を使用する。
【0008】請求項4に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、動摩擦係数が0.17以下の高耐食性メッキ鋼板を
使用する。
【0009】請求項5に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、高耐食性合金メッキ鋼板の結晶スパングルの大
きさとして、デンドライト アーム間隔(DAS)が8〜
12μmである。
【0010】請求項6に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、物理的または化学的に黒色化された高耐食性合
金メッキ鋼板を適用する。
【0011】請求項7に係わるこの発明の空調用機器の
箱体は、着色された有機系トップコートを施した高耐食
性合金メッキ鋼板を適用する。
【0012】請求項8に係わるこの発明の空調用機器の
箱体製造方法は、所定膜厚の有機系トップコートを施し
た高耐食性合金メッキ鋼板にプレス成形加工を施し底板
を製造するステップと、底板に熱交換器などを取り付け
た後でパネルを締結し空調装置の機械部品や電気部品を
収納する箱体を塗装無しに製造するステップと,を備
え,高耐食性合金メッキ鋼板はメッキ組成中にAl成分
を含むものである。
【0013】請求項9に係わるこの発明の空調用機器の
箱体製造方法は、NiーZnメッキを施したボルトと高耐
食性合金メッキ鋼板とを溶接して製造される。
【0014】請求項10に係わるこの発明の空調用機器
の箱体製造方法は、溶接の電極材質がアルミナ分散銅で
かつ電極先端形状をドーム型半球面としたものを使って
製造される。
【0015】請求項11に係わるこの発明の空調用機器
の箱体製造方法は、オイルフリーでプレス成形加工を施
されて製造される。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1である空調用室外機の外箱体を示すもので
ある。1は底板で、絞り成形加工された絞り加工部1a、
1本につき3カ所スポット溶接された2本の脚部1bと圧
縮機を固定するためにプロジェクション溶接された3本
のスタッドボルト1cで構成されている。2はフロントパ
ネル、3はバックパネル、4はトップパネルでそれぞれ
別にプレス加工された後、各パネル1,2,3,4 間で互
いにネジ締結されている。このパネルで構成された箱体
の中にファン5、モータ支え6、熱交換器7、冷媒配管
8、圧縮機9、仕切り板10などの機械部品やこれらの
機械部品を制御する電気部品が収納されて空調機の室外
機を構成している。
【0017】図2はこの発明の実施の形態1に適用され
た高耐食性合金メッキ鋼板の主な仕様を示したものであ
る。この材料は鋼板が製造された後高耐食性合金にてメ
ッキされ、かつ表面に樹脂が皮膜されており、一般の塗
装鋼板や単なるメッキ鋼板より熱反射性に優れている。
図2に示す仕様は一例であり記載された数値範囲にとど
まるものではない。例えばメッキのAl成分は0.4〜
60重量%の含有されたものでも良い。図2の仕様例に
示す範囲内の特性値を有する高耐食性合金メッキ鋼板を
適用することにより空調用室外機の外箱体およびその製
造に必要な、例えばオイルフリーでの絞り成形加工性、
抵抗溶接性、塗装なしでの耐食性、意匠性などを全て満
足できるので大量生産したとしても生産性および品質が
確保できる。この発明の実施の形態1は、図3に示す製
造工程に従って、以下にしめす詳細内容で製造された空
調用室外機の外箱体である。
【0018】まず、板厚0.8mm、板巾335mm、板長770mm
で図2に示す仕様の高耐食性合金メッキ鋼板に、絞り、
縁きりであるトリミング、再プレスであるリストライ
ク、穴あけであるピアスの4工程からなるプレス加工を
施して図1の絞り加工部1aを有する底板1を製造し
た。(ST3a)尚このプレス加工は絞りや、ポンチと
ダイスの隙間が材料板厚より狭いしごきなどの加工を含
むものである。
【0019】絞りが深い場合はトップコートは有機系で
片側膜厚は1.3μm以上が望ましく、かつ溶接を必要
とする場合は、一般の塗装より少ない膜厚、たとえば
3.0μm以下とすると良い。たとえば2.1μmの膜
厚を指定すればばらつきを含め1.7〜2.5μmのも
のが得られる。次に板厚 1.0mmのコイル材で図2に示す
仕様の高耐食性合金メッキ鋼板に端面のバリ発生を防ぐ
端面打ちを含むプレス加工を施して図1の脚部1bを製造
した。次に図1のスタッドボルト1cを底板1に3本プロ
ジェクション溶接した。(ST3b)ここで、スタッド
ボルトには、底板材料と電極電位差が小さく、耐食性に
優れるNiーZnメッキを施したものを使用した。これに
より従来のボルト、例えば有色亜鉛メッキボルトなどよ
り耐食性がよい。次に2本の脚部1bを底板に3カ所づ
つスポット抵抗溶接することによって底板1を製造し
た。
【0020】ここで、スポット溶接の電極は図7に示す
ように先端径6mm40R,外径13mmのドーム型でアルミナ分
散タイプの銅燒結材を使用し、溶接電流を従来材である
合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の場合より10%程度高い約90
00A、加圧力200kgf、通電時間12Hzにて抵抗溶接を施工
した。このドーム型半球面の電極は他の電極形状、例え
ばCF型や先端が平面のものより安定した溶接特性が得
られている。
【0021】図4は図5に示すように抵抗溶接性と絞り
加工性を同時に満足するために必要な特性を各種試験に
より示した例である。図4に示す仕様は本発明の底板製
造に適用された高耐食性合金メッキ鋼板の実施品の一部
と比較品の一部を示し、抵抗溶接性と絞り加工性につい
て評価した結果を図5に示した。この結果から良好な溶
接性と高さ10mm以上の絞り加工性を必要とする底板の製
造には、伸び40%以上、r値 1.6以上、 エリクセン値
11.0mm以上、動摩擦係数 0.17以下等の特性が必要であ
る。絞り加工性には、伸びとr値や動摩擦係数などが有
効であり、抵抗溶接性には、トップコートの膜厚やメッ
キの厚みなどが有効であったと考える。なおr値や、動
摩擦係数はトップコート付の状態である。またr値は組
成ひずみ値であって、引っ張り試験で長手方向の伸びが
20パーセントになったときに板厚と板幅を測定してそ
の比を求めて得る。更に図1に示すフロントパネル2及
びトップパネル4は板厚 0.6mmで、バックパネル3は板
厚 0.5mmで、図2に示す仕様の高耐食性合金メッキ鋼板
を適用して各々プレス加工して製造した。
【0022】図4におけるエリクセン値とは板をポンチ
で変形させて、張り出し成形性を評価する試験でJIS
Z2247によるが、本来はラードにて十分な潤滑性を
与えて試験を行うが、図4ではトップコートの潤滑能力
を含めた評価を行うため無潤滑で試験を行った。次に底
板に熱交換器7、プロペラファン5、圧縮機9などを取
り付けた後で、これらの各パネルをネジ締結し、フロン
トカバー2などのプラスチック部品をはめて、空調用室
外機の外箱体の製造を完了した。すなわち所定の膜厚の
有機系トップコートを施した高耐食性合金メッキの鉄板
を使ってプレス加工後の塗装を不要としたので、これに
より製造に必要なオイルフリーでの絞り加工や抵抗溶接
ができるとともに、オイルリング工程、洗浄工程、塗装
工程などが廃止でき、簡単な工程で製造できるようにな
った。
【0023】実施の形態2.実施の形態2では、図1に
おいて、溶接が必要な底板1、すなわち絞り加工部1a、
脚部、1b、スタッドボルト1cなどに関しては、上記実施
の形態1と同様に製造し、一方、溶接が不要なその他の
パネル2、3、4については塗装鋼板をプレス加工して
製造した。これらを実施の形態1と同様に製造組立し、
実施の形態2の空調用室外機の外箱体を製造した。
【0024】またさらに空調用室外機の外箱体のフロン
トパネルやトップパネルにたいし、高耐食性合金メッキ
鋼板の結晶スパングルすなわち結晶の花模様の大きさと
して、デンドライト アーム間隔(DAS)が8〜12μm
とすると、意匠的に見栄えがよいものが得られるし、耐
食性、成形性、溶接性などのバランスの良い製品が得ら
れる。。この結晶スパングルの大きさは鋼板の製造条
件、例えば組成、加工度、予熱、冷却速度などを変えて
得られる。
【0025】また空調用室外機の外箱体のフロントパネ
ルやトップパネルには、物理的または化学的に黒色化さ
れた高耐食性合金メッキ鋼板を適用することにより意匠
的に見栄えがよいものが得られる。すなわち鋼板表面に
処理液によりミクロン単位の凹凸を形成させ乱反射によ
る黒色化が可能になるし、あるいはトップコートにカー
ボン粉などを混在させて黒色化ができる。
【0026】あるいは空調用室外機の外箱体に、青色や
黄色などの塗料を混ぜて着色された有機系トップコート
を施した高耐食性合金メッキ鋼板を適用しても良い。こ
れによって塗装を無くしても十分見栄えの良い製品が可
能となる。
【0027】以上のように、この発明によれば無塗装の
高耐食性合金メッキ鋼板を適用して空調用室外機の外箱
体を製造できるので、塗装工程を廃止して安価に製造で
きる。 また、この発明を適用した空調用室外機の外箱
体は、塗装なしでも従来品と同等以上の耐食性を確保で
き、特に従来塗装品では回り込みが不十分となりやすい
隙間部分に対して耐食性が優れているので、製品の耐久
性および品質の向上が得られる。また、有機系トップコ
ートを施した高耐食性メッキ鋼板を適用することによ
り、オイルフリーで絞り加工を施すことができ、オイリ
ング工程や洗浄工程も廃止できるため、更に安価に製造
できる。以上の説明では空調機の室外機を例に説明して
きたが耐食性が必要なビルの地下に設置された空調機や
日射が著しい透明ドーム、温室他に設けられた空調機の
箱体で有れば同様な効果が得られることは言うまでもな
い。
【0028】更にトップコートの膜厚を適正に選択する
ことにより、この発明品の製造に必要な絞り加工性と抵
抗溶接性を同時に満たすことができる。また、高耐食性
メッキ鋼板のスパングルの大きさを適正に選択したり、
黒色化または有色化することにより、意匠的にもより優
れた空調機の箱体を得ることができる。また、箱体のフ
ロントパネルおよびトップパネル等に本発明を適用する
ことにより、熱反射性向上による機器収納箱内部の温度
上昇抑制により、冷房運転の効率向上などの効果が得ら
れる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
請求項1に係わる空調用機器の箱体は、優れた耐食性を
有し熱反射性が優れているため、見栄えの良い外観を長
期間保つことができるとともに、収納機器の性能を向上
させ外部の環境により悪化させずに維持することができ
る。
【0030】請求項2に係わる空調用機器の箱体は、大
量生産しても品質が確保できる。
【0031】請求項3に係わる空調用機器の箱体は、伸
びの良い材料を使用するので耐食性を保持したまま深い
絞り加工が可能である。
【0032】請求項4に係わる空調用機器の箱体は、摩
擦係数の低い有機系トップコートを施した高耐食性合金
メッキ鋼板を使用することにより優れた耐食性と意匠性
を保持したまま深い絞り加工の箱体をオイルフリーで製
造可能である。
【0033】請求項5に係わる空調用機器の箱体は、塗
装なしでも見栄えの良く耐食性や成形性がよい製品が得
られる。
【0034】請求項6に係わる空調用機器の箱体は、塗
装なしでも見栄えの良い製品が得られる。
【0035】請求項7に係わる空調用機器の箱体は、塗
装なしでも見栄えの良い製品が得られる。
【0036】請求項8に係わる空調用機器の箱体製造方
法は、塗装工程などを廃止でき、性能が優れた製品を安
価に製造できる。
【0037】請求項9に係わる空調用機器の箱体製造方
法は、工作性が良い、かつ耐食性が良い抵抗溶接が可能
となる。
【0038】請求項10に係わる空調用機器の箱体製造
方法は、製品の品質に影響を与えない製造方法が行え
る。
【0039】請求項11に係わる空調用機器の箱体製造
方法は、オイルフリーの製造により環境問題が防止でき
る製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である空調用室外機
の外箱体を示す説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に適用した高耐食性
合金メッキ鋼板の仕様例を示す図である。
【図3】 この発明の製造工程を示す図である。
【図4】 この発明に適用された高耐食性合金メッキ鋼
板の実施品と比較品の試験結果を示す特性説明図であ
る。
【図5】 この発明の底板製造に対する試作評価結果を
示す説明図である。
【図6】 動摩擦係数の測定方法を示す説明図である。
【図7】 この発明の製造方法に使用する電極の一例示
す説明図である。
【図8】 従来技術による製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 底板、2 フロントパネル、3 バックパネル、4
トップパネル、5ファン、7 熱交換器、9 圧縮
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 豊 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 横山 岩夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L054 BE10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置の機械部品や電気部品を収納す
    る箱体と、前記箱体の少なくとも一部を形成しプレス成
    形加工する鋼板に使用されメッキ組成にAl成分を含み
    且つ表面に所定膜厚の樹脂が皮膜された高耐食性合金メ
    ッキ鋼板と,を備え,前記箱体が塗装無しに製造された
    ものであることを特徴とする空調用機器の箱体。
  2. 【請求項2】 前記箱体のトップパネルなどに使用され
    る高耐食性合金メッキ鋼板のメッキ組成中のAl成分が
    0.4−60重量%であることを特徴とする請求項1記
    載の空調用機器の箱体。
  3. 【請求項3】 引っ張り試験での伸びの値が40%以上で
    r値(塑性歪み比=ランクフォード値)が1.6〜2.5であ
    る高耐食性合金メッキ鋼板を使用することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の空調用機器の箱体。
  4. 【請求項4】 動摩擦係数が0.17以下の高耐食性合金メ
    ッキ鋼板を使用することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の空調用機器の箱体。
  5. 【請求項5】 高耐食性合金メッキ鋼板の結晶スパング
    ルの大きさとして、デンドライト アーム間隔(DA
    S)が8〜12μmであることを特徴とした請求項1記載
    の空調用機器の箱体。
  6. 【請求項6】 物理的または化学的に黒色化された高耐
    食性合金メッキ鋼板を適用することを特徴とする請求項
    1記載の空調用機器の箱体。
  7. 【請求項7】 着色された有機系トップコートを施した
    高耐食性合金メッキ鋼板を適用することを特徴とする請
    求項1記載の空調用機器の箱体。
  8. 【請求項8】 所定膜厚の有機系トップコートを施した
    高耐食性合金メッキ鋼板にプレス成形加工を施し底板を
    製造するステップと、前記底板に熱交換器などを取り付
    けた後でパネルを締結し空調装置の機械部品や電気部品
    を収納する箱体を塗装無しに製造するステップと,を備
    え,前記高耐食性合金メッキ鋼板はメッキ組成中にAl
    成分を含むことを特徴とする空調用機器の箱体製造方
    法。
  9. 【請求項9】 NiーZnメッキを施したボルトと高耐食
    性合金メッキ鋼板とを溶接して製造されることを特徴と
    した請求項8記載の空調用機器の箱体製造方法。
  10. 【請求項10】 溶接の電極材質がアルミナ分散銅でか
    つ電極先端形状をドーム型半球面としたものを使って製
    造されることを特徴とした請求項8または請求項9記載
    の空調用機器の箱体製造方法。
  11. 【請求項11】 オイルフリーでプレス成形加工を施さ
    れて製造されることを特徴とする請求項8記載の空調用
    機器の箱体製造方法。
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