JP2003064874A - 寒中コンクリート養生シート及び養生方法 - Google Patents

寒中コンクリート養生シート及び養生方法

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JP2003064874A
JP2003064874A JP2001295080A JP2001295080A JP2003064874A JP 2003064874 A JP2003064874 A JP 2003064874A JP 2001295080 A JP2001295080 A JP 2001295080A JP 2001295080 A JP2001295080 A JP 2001295080A JP 2003064874 A JP2003064874 A JP 2003064874A
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sheet
curing
concrete
blue
cold
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JP2001295080A
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Yoshiko Ishikawa
よしこ 石川
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Cap Kk
Original Assignee
Cap Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】寒中コンクリートの養生方法であって特殊な養
生シートを用いることによって−20℃程度の寒冷地で
あってもコンクリート工事を可能にした。 【解決手段】フィルムに導電性のカーボン塗料を塗布し
た面状発熱体を使用し、発熱温度を制御することによっ
て養生シート内を10℃前後に保ちながら養生を行うこ
とでコンクリートの強度を所定の強度に発揮させて冬期
間でのコンクリート工事を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冬期間中の工事にお
いてコンクリートを打設する際にコンクリートの硬化を
早めて脱型を行い工事の進行を促進させ、しかもコンク
リートに所定の強度を維持させることができる寒中コン
クリートの養生シート及び養生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冬期間中のコンクリート打設工事におい
ては外気温が低く凍結又は養生中の温度が上らず硬化が
進まなく型枠を外す時期が遅れて工期が長びく欠点があ
り、特に北国の厳寒期ではコンクリート打設後の養生の
段取りに時間を要するばかりか工事を中断することも余
儀なくされることもあって計画的な施工ができないとい
う欠点があった。
【0003】このため冬期間中のコンクリートの伴なう
工事では打設後のコンクリートの養生には防水性で保湿
性のある養生シートを使用しているが気温が0℃位に低
下するとこの養生シートを使用していても効果が期待で
きない。
【0004】このため養生シート内に加熱気体を導入す
ることが考えられ、その一つの方法としてシート内に蒸
気発生器を置いてシート内を温めたり、あるいは煉炭コ
ンロなどを置いてシート内を暖める方法がとられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし相方共シート内
の温度を調節することがむずかしく、蒸気を使用する場
合は温度や湿度が高すぎる欠点があり、また煉炭コンロ
の場合には温度のむらが生じて全体に均質なコンクリー
トが得られないという欠点があるばかりか、養生の準備
をするための段取りに時間をかけ火災やCOガス事故に
も気をつかう必要があってさらに夜中気温が低下すると
きはコンロの数を増すという数々の問題点があった。
【0006】また特開平1−21057号にみられるよ
うに電気式の発熱シートを使用したコンクリートの養生
方法も開発されているが、この電気式発熱シートはシー
ト上にシーズ線を蛇行して配置するものであって、この
ような電気式発熱シートは消費電力が嵩むばかりか断線
等の故障が多く取扱い上で困難な点が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者はこのような冬期
間のコンクリートの養生に係る幾多の問題点を解決する
ため鋭意研究を続けた結果本発明に到達したものであっ
て、本発明は電気式の面状発熱体を採用するに際して合
成樹脂シートの片面に導電性のカーボン塗料を塗布し、
この面の両端に電極線を設け、この電極線に電源コード
を接続して通電することによって電子間移動が生じてシ
ート面が発熱する面状発熱体を採用することによって面
全体が均一に発熱する。
【0008】そしてこの面状発熱体の表裏両面に絶縁フ
ィルムを圧着して発熱シートBを形成し、この発熱シー
トBの表面、即ちカーボンを塗布してある発熱面に不織
布シートを貼り裏面に断熱防水シートを積層して一体と
して本発明の養生シートAを得るもので使用に際しては
不織布の面をコンクリートの打設面に当てて使用する。
【0009】
【発明の実施の形態】添付図面により本発明の実施の形
態を説明すると、図1は面状発熱体のフィルムシートの
平面図であって表面には導電性カーボンが塗布されこの
両端に電極線(図示していない)が設けられている。そ
してこの面状発熱体は両面に絶縁フィルムを圧着して発
熱シートBを形成する。なお図示においては養生シート
Aを数枚接続して大形の養生シートとした実施例を示し
ていて、それぞれは電源コード(5)によって接続され
ている。
【0010】図2は面状発熱シートBに不織布(2)及
び断熱シート(4)防水シート(1)を一体に積層した
養生シートAの断面図を示し、図3は養生シートAの折
畳み収納状態を表わす実施例図、図4及び図5は養生方
法を示す実施例図である。
【0011】この養生シートAの使用に際しては発熱
面、即ち不織布(2)の面をコンクリート側に向けて被
覆し、この上から従来から使用されている防水性・保温
性のあるブルーシートCを被覆して養生シートAからの
放熱を防ぐこととし、図示していないがこの養生シート
Aにはコンクリートの養生に適した温度にシート内が保
たれるように温度制御装置が設けてあることは勿論であ
る。
【0012】
【実施例】東北地方の主要都市部では最低気温は−10
℃程度であるが地方部になるとそれ以下になることも度
々であるため実施例では0℃〜−10℃の外部環境と−
20℃の外部環境での本発明の養生シートを用いた養生
を行い、それぞれ材令7日の養生とその後の材令28日
のコンクリートの強度試験を行った。
【0013】試験に当ってはそれぞれの温度環境を冷蔵
庫で作り、木製の1mの養生ボックス内に圧縮強度測
定用のテストピース(直径12.5cm、高さ25cm
・JISA1108)6ケ置き7日目で3ケのテストピ
ースを取出し破壊試験を行い、残り3ケのテストピース
はそのままにして28日目に破壊試練を行った。
【0014】使用した養生シートAは幅1m長さ1.5
mで100V、150W、2Aのシートを2枚接続して
使用し、養生ボックスに対して前後面と頂面を覆うよう
にかけ、通常の交流電気のコンセントを電源とした。そ
してこの上からブルーシートSをかける。
【0015】0℃〜−10℃の試験 シート面での発熱温度40℃、ボックス内の平均温度1
3℃ −20℃の試験 シート面での発熱温度40℃、ボックス内の平均温度8
【0016】
【発明の効果】以上本発明による寒中コンクリートの養
生は、電気的に発熱する面状発熱体を用いることによっ
て、従来の加熱保温養生、即ち、スチームを使用するも
のや煉炭コンロを用いる養生に比較して温度や湿度の管
理が容易で湿度むらがなく、しかもCOガス事故や火災
などの心配がなく、また使用電力も電熱線を使用する面
状発熱体に比較して安価であって故障のおそれもない。
【0017】このため外気温が−20℃に低下した場合
であっても構造物の下部や隅部の最も冷え易い部分の凍
結を防ぐことができ、寒中での擁壁や基礎のコンクリー
ト工事に特に有効であって冬期間であっても工事の施工
期間を遅らすことなく計画通りに施工が進行できるとい
う従来の寒中のコンクリート養生にはみられない卓越し
た作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】面状発熱体である養生シートAの平面図
【図2】養生シートAの断面図
【図3】養生シートAの実施例図
【図4】養生手段を示す実施例図
【図5】別の実施例図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂フィルムの表面に電導性カーボン
    を塗布し、この面の両端に電極線を設けた面状発熱体の
    表裏両面に絶縁フィルムを圧着して発熱シートBを形成
    し、該シートの表面に吸水を目的とした不織布シート
    を、裏面に防水シートを貼設積層したことを特徴とした
    養生シートAの構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の養生シートAをコンクリ
    ート打設面に対して不織布面が下になるように被覆し、
    この養生シートA上に防水性のブルーシートDを被覆
    し、該ブルーシートDの端部を密閉して外気の侵入を遮
    断し、ブルーシート内を一定の養生温度に保つことを特
    徴とした寒中コンクリートの養生方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の養生シートAをコンクリ
    ート打設面に対して不織布面が下になるように被覆し、
    この養生シートA上に防水性のブルーシートDを被覆
    し、該ブルーシートDの端部を密閉して外気の侵入を遮
    断し、別の暖房装置と併用してブルーシート内を一定の
    養生温度に保つことを特徴とした寒中コンクリートの養
    生方法。
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