JP2003063750A - エレベーター保守ツールセキュリティシステム、保守ツール搭載用携帯端末および監視センター装置 - Google Patents

エレベーター保守ツールセキュリティシステム、保守ツール搭載用携帯端末および監視センター装置

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JP2003063750A
JP2003063750A JP2001256346A JP2001256346A JP2003063750A JP 2003063750 A JP2003063750 A JP 2003063750A JP 2001256346 A JP2001256346 A JP 2001256346A JP 2001256346 A JP2001256346 A JP 2001256346A JP 2003063750 A JP2003063750 A JP 2003063750A
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JP
Japan
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elevator
maintenance tool
mobile terminal
maintenance
monitoring center
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Application number
JP2001256346A
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English (en)
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Emiko Kikuchi
菊池エミ子
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守ツール用携帯端末のセキュリティ機能
を強化することにある。 【解決手段】 エレベーター制御装置3とエレベーター
保守管理会社が所持する監視センター装置2と保守員が
携帯する携帯端末4とからなり、そのうち携帯端末は、
PHS等の機能である位置検索機能45を有し、位置情
報を送信する手段46aと、外部からプログラム起動用
信号を受けると、保存データを破壊するデータ破壊用プ
ログラム47を有し、一方、監視センター装置は、各携
帯端末ごとに使用地域許可エリア21が設定され、携帯
端末からの位置情報から当該携帯端末が予め設定される
使用地域許可エリア内に存在するかを判断する判断手段
25と、当該携帯端末がエリア外であり、かつ、予め定
める設定時間を越えたとき、携帯端末へプログラム起動
用信号を送信する起動用信号送出手段26とを有するエ
レベーター保守ツールセキュリティシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保守員が所持する
エレベーター保守ツール搭載用携帯端末のセキュリティ
を確保するエレベーター保守ツールセキュリティシステ
ム、保守ツール搭載用携帯端末および監視センター装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、エレベーターの保守員は、定期的
或いはエレベーターの保守が必要なとき、エレベーター
保守ツール搭載用携帯端末を携帯して現場に出向き、エ
レベーター制御装置内に保存されるエレベーターの運転
上必要な各種データを収集したり、或いはエレベータ制
御装置に所要とする各種のデータをセットするなどの保
守点検作業が行われている。
【0003】ところで、従来、保守員がエレベーター制
御装置に保守ツール搭載用携帯端末を接続し、データの
収集やデータの設定を実施する際、暗証番号を入力した
後、エレベーター制御装置側から操作可能とする指示を
受けたとき、本来の保守点検作業が可能となる。従っ
て、暗証番号を入力するといったセキュリティシステム
しか存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなセキュリティシステムでは、保守ツール搭載用携
帯端末が何らかの原因で悪意をもった第3者に盗難さ
れ、さらに暗証番号がエレベーター保守会社以外の者に
流出し、或いは盗難された保守ツール搭載用携帯端末か
ら暗証番号を読み取られたような場合、エレベーター制
御装置を介してエレベーターの運転に関する設定データ
の変更等が行われる可能性があり、エレベーター利用者
に何らかの影響を与える恐れがある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、保守ツール搭載用携帯端末のセキュリティ機能を強
化し、エレベータ利用者の安全性を確保するエレベータ
ー保守ツールセキュリティシステム、保守ツール搭載用
携帯端末および監視センター装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、保守員が携帯する保守ツール搭載用携帯端
末を少なくとも1つのエレベータを制御するエレベータ
ー制御装置に接続し、当該エレベーター制御装置との間
でデータの授受を行う本発明に係わるエレベーター保守
ツールセキュリティシステムにおいて、位置検索機能を
有し、所定の周期ごとに位置情報を送信する前記保守ツ
ール搭載用携帯端末と、各携帯端末ごとに前記エレベー
タ制御装置の存在する使用地域許可エリアが設定され、
前記携帯端末から送信されてくる位置情報から当該携帯
端末が予め設定される使用地域許可エリア内に存在する
か否かを判断するエレベーター保守会社が所持する監視
センター装置とを備えた構成である。
【0007】本発明は以上のような構成とすることによ
り、携帯端末に位置検索手段を設け、一方、監視センタ
ー装置側には各携帯端末ごとにエレベーター制御装置の
サービスを提供する使用地域許可エリアが設定されてい
るので、監視センター装置は、携帯端末から送られてく
る位置情報から当該携帯端末が所定のサービス提供エリ
アに存在するかを容易に判断することが可能である。
【0008】なお、保守ツール搭載用携帯端末側に、外
部から送信されてくるプログラム起動用信号を受ける
と、自身が保存しているデータを破壊するデータ破壊用
プログラムを追加し、一方、監視センター装置側に、携
帯端末が予め設定される使用地域許可エリア内に存在す
るか否かを判断し、当該携帯端末がエリア外と判断さ
れ、かつ、予め定める設定時間を越えたとき、該当携帯
端末へプログラム起動用信号を送信する起動用信号送出
手段を追加すれば、携帯端末がエリア外に出た後、所要
の設定時間を経過したとき、監視センター装置が携帯端
末の盗難可能性有りと判断し、起動用信号送出手段から
プログラム起動用信号を送出する。保守ツール搭載用携
帯端末は、プログラム起動用信号を受けると、データ破
壊用プログラムを起動し、自身が保存しているデータを
破壊することにより、保守ツール搭載用携帯端末が盗難
されても、使用不可能な状態となり、保守ツール搭載用
携帯端末のセキュリティを強化でき、ひいてはエレベー
タの利用者に対する影響を未然に回避することが可能と
なる。
【0009】また、保守ツール搭載用携帯端末として
は、位置検索機能を有し、所定の周期ごとに位置情報を
送信する手段と、前記エレベーター制御装置との接続処
理に先立ち、エレベータ管理番号および特定の認識情報
を送信する手段とを設け、監視センター装置としては、
携帯端末から送信されてくるエレベータ管理番号および
特定の認識情報が適正であり、かつ、携帯端末から送信
されてくる位置情報が所定の使用地域許可エリア内に存
在するとき、エレベーター制御装置に接続許可信号を送
出するようにすれば、監視センター装置において盗難の
有無を確認でき、さらに正規の保守員であることが判明
すれば、エレベーター制御装置が接続処理に応じること
から、携帯端末の盗難者が単にエレベーター制御装置に
接続しても、接続処理が拒否され、携帯端末を利用する
ことが不可能となる。
【0010】(2) 本発明に係わる保守ツール搭載用
携帯端末は、PHS用または携帯電話用の機能を内蔵
し、この機能の一部である位置検索機能を用いて自身の
位置を検索する手段と、この手段により検索される位置
情報を前記PHS用または携帯電話用の通信回線を利用
して前記監視センター装置に送信する位置情報送信手段
と、エレベーター制御装置に接続し、搭載されている保
守ツールに基づいて所要とするデータの授受を実行する
ツール実行手段とを設けた構成である。
【0011】本発明はかかる構成とすることにより、P
HS用または携帯電話用の機能の一部である位置検索機
能を用いて自身の位置を検索し、位置情報を送信するこ
とができるので、例えば監視センター装置において現在
携帯端末がどの位置に存在するかを容易に判明すること
が可能となる。
【0012】また、保守ツール搭載用携帯端末として
は、外部から送られてくるプログラム起動用信号を受け
ると、自身が保存するデータを破壊するデータ破壊用プ
ログラムを設けることにより、必要に応じて外部からデ
ータ破壊用プログラムを起動し、漏洩して影響を受ける
データを自動的に破壊することが可能となる。
【0013】さらに、保守ツール搭載用携帯端末として
は、エレベーター制御装置の接続処理に先立ち、監視セ
ンター装置に所要の情報を送信することが義務づけら
れ、仮にその手順を守らずに接続処理に入ろうとしたと
き、自動的にデータ破壊用プログラムが起動し、保存さ
れているデータを破壊するようにしても、前述と同様の
作用を奏することが可能である。
【0014】(3) 本発明に係わるエレベーター保守
管理会社が所持する監視センター装置は、保守ツール搭
載用携帯端末ごとに端末識別データを含む端末使用地域
許可エリアを設定する記憶手段と、各保守員が携帯する
保守ツール搭載用携帯端末を順次選択し受信体制を確立
する受信手段と、この選択された携帯端末から送信され
てくる端末識別データを含む位置情報を受信手段を介し
て取得する位置情報取得手段と、この手段により取得さ
れる端末識別データを含む位置情報に基づき、前記記憶
手段を参照し、当該携帯端末が予め設定される端末使用
地域許可エリア内に存在するか否かを判断する判断手段
とを設けた構成である。
【0015】このような構成とすることにより、記憶手
段に保守ツール搭載用携帯端末ごとの端末識別データを
含む端末使用地域許可エリアが設定されているので、外
部から端末識別データを含む位置情報を受信すれば、携
帯端末が適正な端末使用地域許可エリア内に存在するか
否かを容易に判断することが可能である。
【0016】また、監視センター装置としては、携帯端
末自体にデータを破壊するためのデータ破壊用プログラ
ムを備えている場合、判断手段により携帯端末がエリア
外と判断され、かつ、予め定める設定時間を越えたと
き、プログラム起動用信号を送信し、携帯端末へデータ
破壊用プログラムを起動させる異が可能となる。
【0017】また、監視センター装置としては、エレベ
ーター制御装置への接続処理前に、エレベーター保守員
が携帯する保守ツール搭載用携帯端末から位置情報の
他、エレベータ管理番号及び特定の認識情報を受け取け
たとき、エレベーター制御装置に接続許可信号を送出す
るようにすれば、監視センター装置側で携帯端末の盗難
を判断でき、しかも保守員による適正な手順であると
き、エレベーター制御装置が接続処理に応じることが可
能にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明に係わるエレベーター保守ツ
ールセキュリティシステムの基本的な構成を示す図であ
る。
【0020】このセキュリティシステムは、WANやイ
ンターネット等のネットワーク1が設けられ、このネッ
トワーク1には監視センター装置2およびエレベーター
制御装置3が接続されている。
【0021】監視センター装置2は、エレベーター保守
管理会社の監視センターが所持するものであって、各エ
レベーター制御装置3によって制御される複数のエレベ
ーターの保守点検に関する情報を管理することから、サ
ーバとしての機能をもっている。
【0022】各エレベーター制御装置3は、エレベータ
ー制御盤とも呼ばれ、エレベーターの管理者であるユー
ザが所持するものであって、管理制御用プログラムおよ
び運転設定用データのもとに各ユーザの建物に設置され
るエレベーターの運転状態を監視しながら例えば乗場の
呼びに対し最適な運転制御を実施する役割をもってい
る。
【0023】また、エレベーター保守ツールセキュリテ
ィシステムには、エレベータ保守用ツールの他、PHS
または携帯電話の機能を内蔵するエレベーター保守ツー
ル搭載用携帯端末4が使用される。このエレベーター保
守ツール搭載用携帯端末4は、エレベーター保守管理会
社の保守員等がユーザからの要求により、或いは定期的
に携帯しながら各ユーザを巡回し、該当ユーザのエレベ
ーター制御装置3に対して所要のデータ伝送ライン5を
接続し、当該エレベーター制御装置3の記憶手段に保存
される各種のデータを収集し、また当該エレベータ制御
装置3に必要なデータを設定する機能をもっている。
【0024】この監視センター装置2とエレベーター保
守ツール搭載用携帯端末4はネットワーク1を含むPH
Sまたは携帯電話で利用される有線または無線による通
信回線6により結ばれている。この通信回線6は、PH
Sや携帯電話などで利用される基地局を含む通信路を用
いて相互にデータの授受が行われる。
【0025】7はエレベーター保守管理会社によって定
められる保守ツール搭載用携帯端末4を携帯する保守員
のサービスエリアを意味するものであって、端末使用地
域許可エリアとも呼ぶ。
【0026】図2は本発明に係わるエレベーター保守ツ
ールセキュリティシステムの一実施の形態を示す構成図
である。
【0027】このシステムの監視センター装置2は、各
ユーザごとに定期的な保守点検を実施する保守点検期間
や各ユーザからのエレベータートラブルを受け付けて登
録するユーザ別保守点検ファイル21aおよびエレベー
タ保守ツール搭載用携帯端末4ごとに使用地域許可エリ
アを規定した端末使用地域許可エリアファイル21bそ
の他所要とするデータ,例えば当日の保守点検を行う保
守員名および当該保守員が携帯する保守ツール搭載用機
器名ないし番号を格納するファイル等21c、…を格納
する設定データ用データベース21が設けられている。
その他、監視用データや後記する保守ツール搭載用携帯
端末4ごとの追跡位置情報などを保存するデータ蓄積用
データベース22が設けられている。これらデータベー
ス21,22は同一のデータベースであってもよい。
【0028】この監視センター装置2は、例えばCPU
で構成されており、機能的には、前記ファイル21cに
登録される当日の保守点検に関する保守員が携帯する携
帯端末4,…を順次選択し、各保守員が携帯する保守ツ
ール搭載用携帯端末4から送出される情報を受信する端
末選択送受信手段23と、この端末選択送受信手段23
によって受信される情報から各保守員が携帯する保守ツ
ール搭載用携帯端末4の端末識別データを含む位置(所
在地)情報を取得する位置情報取得手段24と、この位
置情報取得手段24により取得された端末識別データを
含む位置情報に基づいて、端末使用地域許可エリアファ
イル21bに規定される該当端末の使用地域許可エリア
を参照し、保守ツール搭載用携帯端末4が使用地域許可
エリア内に存在するか否かを判断し、存在する場合には
例えば使用地域許可エリアファイル21bの地域内フラ
グエリアにフラグを設定する地域内使用判断手段25と
が設けられている。
【0029】なお、予め設定された使用地域許可エリア
外に保守ツール搭載用機器4が持ち出されたと判断され
たとき、警報または機器名を含むメッセージを音声発生
器から発生するとか、或いは警報とともに表示部に「あ
る特定の機器名が使用地域許可エリア外に持ち出され
た」というメッセージを表示し、監視員に知らせる機能
をもっている。
【0030】一方、保守ツール搭載用携帯端末4は、保
守員が担当するエレベーター制御装置3に設定する各種
のデータを記憶したり、エレベーター制御装置3から収
集する各種データを格納するためのエレベーター用デー
タ記憶部41と、エレベータ保守用ツールを格納するプ
ログラムデータ記憶部42と、CPUで構成される保守
ツール処理制御部43とが設けられている。
【0031】この保守ツール搭載用携帯端末4の保守ツ
ール処理制御部43には、エレベータ保守用ツールに従
ってエレベーター制御装置3から所要のデータを収集
し、またエレベーター用データ記憶部41に記憶される
エレベーター制御用データを該当エレベーター制御装置
3に書込むツール実行手段44の他、PHS等で使用さ
れる位置検索機能をもつ位置検索手段45および当該位
置検索手段45により検索される自身の位置情報を所定
の周期ごとにPHS用または携帯電話用通信回線6を介
して送信する位置情報送信手段46とが設けられてい
る。
【0032】位置検索手段45は、保守員が携帯する保
守ツール搭載用携帯端末4の所在地を検索するものであ
って、例えばPHSや携帯電話等の基地局との信号の授
受によって基地局のIDコードと当該基地局からの電界
強度情報とから容易に位置を検索することができる。
【0033】次に、以上のようなエレベーター保守ツー
ルセキュリティシステムの動作について説明する。
【0034】先ず、エレベーター保守会社が所持する監
視センター装置2では、定期的またはユーザからのエレ
ベータートラブルの要求を受け、エレベーター保守会社
に従事する保守員が保守ツール搭載用携帯端末4を携帯
し、予め決められている携帯使用地域許可エリア内のユ
ーザに出向き、エレベータを含む付帯設備の保守点検、
故障のための修復作業を実施する。このとき、監視セン
ター側のオペレータは、当日保守点検等を行う保守員名
および携帯すべき保守ツール搭載用携帯端末名ないし番
号をファイル21c等に設定する。
【0035】この状態において保守員は保守ツール搭載
用携帯端末4を携帯し、使用地域許可エリア内のユーザ
現場に出向くが、このとき保守ツール搭載用携帯端末4
は、内蔵されるPHSなどの位置検索手段45である位
置検索機能が動作し、所定の周期ごとに自身の所在地を
検索し、位置情報送信手段46から端末識別データとと
もに検索された所在地を表す位置情報を送信する。な
お、保守員が現場に到着したときに予め取決められた到
着を意味するデータを送信することも可能である。
【0036】一方、監視センター装置2側では、図3に
示すようなプログラムに従って動作を実行する。
【0037】すなわち、監視センター装置2は、不要な
データを消去し、かつ、必要なデータを所定のエリアに
設定する初期化処理を行った後、端末選択送受信手段2
3を実行する。この端末選択送受信手段23は、ファイ
ル21cに登録される当日保守点検等を行う保守員名お
よび携帯すべき保守ツール搭載用携帯端末名からに基づ
いて最初の保守ツール搭載用携帯端末4を選択するため
にカウンタメモリにi=1を設定する(S1)。なお、
ファイル21cには、例えば保守ツール搭載用携帯端末
4から現地到着を表すデータを受けたとき、該当端末に
対応してフラグを設定し、選択可能にすることもでき
る。
【0038】しかる後、位置情報取得手段24を実行す
る。この位置情報取得手段24は、位置情報の受信有り
か否かを判断し(S2)、位置情報が受信されたと判断
されたとき、位置情報および位置情報に含む端末識別デ
ータを取り込み、保守ツール搭載用携帯端末ごとにデー
タベース22に格納する(S3)。
【0039】引き続き、地域内使用判断手段25を実行
する。この地域内使用判断手段25は、位置情報取得手
段24により取得される端末識別データによる端末位置
情報に基づき、エリアファイル21bに規定される該当
端末の使用地域許可エリアを参照し、保守ツール搭載用
携帯端末4が使用地域許可エリア内に存在するか否かを
判断し(S4)、存在する場合には例えば使用地域許可
エリアファイル21bの地域内フラグエリアにフラグを
設定し(S5)、次の保守ツール搭載用携帯端末4を選
択するために+1をインクリメントし(S6)、次にフ
ァイル21cに登録される保守ツール搭載用携帯端末4
について同様の処理を繰り返し実行する。
【0040】ステップS4において当該保守ツール搭載
用携帯端末4が使用地域許可エリア外と判断されたと
き、データベース22に格納される位置情報の移動軌跡
から使用地域許可エリアに近づいているか、一度使用地
域許可エリア内に入った後に遠ざかる方向にエリア外に
出たか等について判断し(S7)、例えばエリア内から
遠ざかる方向にエリア外となったとき、保守ツール搭載
用携帯端末4の持ち出しと判断し、警報或いは当該保守
ツール搭載用携帯端末4の持ち出しのメッセージを表示
し、オペレータに知らせる(S8)。
【0041】その後、未だ未処理端末有りかを判断し
(S9)、未処理端末がある場合には+1をインクリメ
ントし(S6)、ステップS2に戻って同様の処理を繰
り返し実行する。
【0042】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、保守員が携帯する保守ツール搭載用携帯端末4にP
HS等で使用される位置検索機能を搭載することによ
り、保守ツール搭載用携帯端末4の存在する所在地を検
知し、監視センター装置2に使用地域許可エリア内に存
在するか否かを確実に知らせることができる。
【0043】また、監視センター装置2では、保守員が
携帯する保守ツール搭載用携帯端末4の使用地域許可エ
リアデータを設定し、保守員が携帯する保守ツール搭載
用携帯端末4から端末識別データを含む位置情報を受信
すると、設定されている使用地域許可エリアデータを参
照し、使用地域許可エリア内からエリア外に出たときに
該当保守ツール搭載用携帯端末4の持ち出しのメッセー
ジを表示するので、確実に使用地域許可エリア外の持ち
出しを確認することができる。
【0044】図4は本発明に係わるエレベーター保守ツ
ールセキュリティシステムの他の実施形態を示す構成図
である。なお、同図において図2と同一部分には同一符
号を付し、その詳しい説明は図2の説明に譲る。
【0045】このシステムにおける監視センター装置2
は、機器選択送受信手段23、位置情報取得手段24、
地域内使用判断手段25の他に、地域内使用判断手段2
5によって保守ツール搭載用携帯端末4が使用地域許可
エリア外に持ち出されたと判断されたとき、保守ツール
搭載用携帯端末4側のプログラム起動用信号を例えば無
線送信する起動用信号送信手段26が設けられている。
【0046】保守ツール搭載用携帯端末4側では、プロ
グラムデータ記憶部42にエレベータ保守用ツールの
他、新たに設定データ、収集データその他漏洩すると被
害を受けるデータを破壊するためのデータ破壊用プログ
ラムが格納されている。
【0047】また、保守ツール処理制御部43には、ツ
ール実行手段44、位置検索手段45、位置情報の送信
および監視センター装置2から送られてくるプログラム
起動信号を受信する情報送受信手段46aおよびこの情
報送受信手段46aでプログラム起動用信号を受信した
とき、前記データ破壊用プログラムを起動し所要のデー
タを破壊させるためのデータ破壊手段47が設けられて
いる。
【0048】次に、図4に示すシステムの動作について
図5を参照して説明する。
【0049】保守ツール搭載用携帯端末4におけるツー
ル実行手段44、位置検索手段45、位置情報の送信機
能は、図2と同様であるので、これら構成要素の重複す
る動作の説明を省略し、特に監視センター装置2の動作
および使用地域許可エリア外に持ち出されたときの保守
ツール搭載用携帯端末4の動作について説明する。
【0050】監視センター装置2の端末選択送受信手段
23は、ファイル21cに登録される当日保守点検等を
行う保守員名および携帯すべき保守ツール搭載用携帯端
末名に基づいて最初の保守ツール搭載用携帯端末4を選
択するためにカウンタメモリにi=1を設定する(S1
1)。なお、ファイル21cには、例えば保守ツール搭
載用携帯端末から現地到着を表すデータを受けたとき、
該当端末に対応してフラグを設定し、選択可能にするこ
ともできる。
【0051】しかる後、位置情報取得手段24を実行す
る。この位置情報取得手段24は、位置情報の受信有り
か否かを判断し(S12)、位置情報が受信されたと判
断されたとき、位置情報および位置情報に含む端末識別
データを取り込み、保守ツール搭載用携帯端末ごとにデ
ータベース22に格納する(S13)。
【0052】引き続き、地域内使用判断手段25を実行
する。この地域内使用判断手段25は、位置情報取得手
段24により取得された端末識別データによる端末位置
情報に基づき、使用地域許可エリアファイル21bに規
定される該当端末の使用地域許可エリアを参照し、保守
ツール搭載用携帯端末4が使用地域許可エリア内に存在
するか否かを判断し(S14)、存在する場合には例え
ば使用地域許可エリアファイル21bの地域内フラグエ
リアにフラグを設定し(S15)、次の保守ツール搭載
用携帯端末を選択するために+1をインクリメントし
(S16)、次にファイル21cに登録される保守ツー
ル搭載用携帯端末4について同様の処理を繰り返し実行
する。
【0053】ステップS14において当該保守ツール搭
載用携帯端末4が使用地域許可エリア外と判断されたと
き、使用地域許可エリア外に持ち出されてから予め例え
ばエレベータデータ記憶部41などに設定される設定時
間を経過したか否かを判断し(S17)、未だ設定時間
を経過していない時にはステップS14に戻り、同様に
使用地域許可エリア外か否かを判断し(S14)、エリ
ア外の場合には同様に所定時間経過か否かを判断する。
【0054】ここで、保守ツール搭載用携帯端末4が使
用地域許可エリアより外に出てから設定時間を経過した
と判断すると、プログラム起動用信号送信手段26がP
HSなどの無線通信回線6を利用し、保守ツール搭載用
携帯端末4に呼出し信号を送信した後(S18)、着信
したか否かを判断する(S19)。保守ツール搭載用携
帯端末4が着信すると、保守ツール搭載用携帯端末4内
に保存されるデータ破壊プログラムを起動する起動用信
号を送信する(S20)。そして、送信完了後、未処理
端末有りか否かを判断し(S21)、未だ未処理端末が
ある場合にはステップS16に移行し、次の保守ツール
搭載用携帯端末4について同様の処理を繰り返し実行す
る。
【0055】一方、呼出し着信した保守ツール搭載用携
帯端末4は、監視センター装置2側から送信されてくる
起動用信号を受信すると、その起動用信号をデータ破壊
手段47に送出する。ここで、データ破壊手段47は、
プログラム起動用信号に基づいてプログラムデータ記憶
部42に格納されるデータ破壊用プログラムを起動し、
漏洩されて問題となるデータを破壊する。
【0056】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、保守ツール搭載用携帯端末4が使用地域許可エリア
よりエリア外に出てから予め定める設定時間を経過して
も依然として使用地域許可エリア外にあるとき、監視セ
ンター装置2から起動用信号を送信し、保守ツール搭載
用携帯端末4のデータ破壊用プログラムを起動し、この
データ破壊用プログラムにより漏洩されて問題となるデ
ータを破壊し、保守ツール搭載用携帯端末4を使用でき
ない状態とするので、悪意をもつ第3者の手に渡った場
合でも、エレベーターの設定データ等の変更が行われる
可能性がなく、保守ツール搭載用携帯端末4のセキュリ
ティーを確保することができる。
【0057】図6は本発明に係わるエレベーター保守ツ
ールセキュリティシステムの他の実施形態を示す構成図
である。なお、同図において図2と同一部分には同一符
号を付して説明する。
【0058】監視センター装置2には、各ユーザごとに
定期的な保守点検を実施する保守点検期間や各ユーザか
らのエレベータートラブルを受け付けて登録するユーザ
別保守点検ファイル21a、エレベータ保守ツール搭載
用携帯端末4ごとに端末使用地域許可エリアを規定した
使用地域許可エリアファイル21b、保守工番,エレベ
ータ号機番号等の管理番号や各保守員毎のパスワードな
どを保存する管理ファイル21d等を格納する設定デー
タ用データベース21が設けられている。その他、監視
用データや後記する保守ツール搭載用携帯端末4の時系
列な位置情報などを保存するデータ蓄積用データベース
22が設けられている。これらデータベース21,22
は同一のデータベースであってもよいことは図2と同様
である。
【0059】この監視センター装置2は、例えばCPU
で構成されており、機能的には、PHS用,携帯電話用
の通信回線6を利用して通信可能な送受信手段31と、
保守ツール搭載用携帯端末4から送られ、送受信手段3
1で受信される管理番号及びパスワードのもとに管理フ
ァイル21dに保存される管理番号及びパスワードを照
合し、同一の管理番号及びパスワードが存在するか否か
を確認する確認手段32と、この確認手段32で両管理
番号及びパスワードが一致したとき、送受信手段31か
らネットワーク1を介して該当エレベータ制御装置3に
対して保守ツール搭載用携帯端末4の接続許可信号を送
出する接続許可信号送出手段33が設けられている。
【0060】一方、各保守ツール搭載用携帯端末4は、
エレベーター制御装置3に接続するに先立ち、監視セン
ター装置2にPHS用,携帯電話用の有線または無線の
通信回線6を利用してアクセスを行い、着信があったと
き、当該保守ツール搭載用携帯端末4を接続しようとす
るエレベータ制御装置3を制御するエレベーターの管理
番号、パスワード等の情報を入力する所定情報入力手段
51と、この入力手段51から入力される情報を監視セ
ンター装置2へ送信する情報送受信手段52と、ツール
実行手段53とが設けられている。該当エレベーター制
御装置3としては、監視センター装置2から接続許可信
号を受信して始めて保守ツール搭載用携帯端末4からの
接続要求に応じるか、或いは保守ツール搭載用携帯端末
4に許可信号を与えるようになっている。
【0061】次に、以上のようなシステムの動作につい
て説明する。
【0062】保守員は、保守ツール搭載用携帯端末4の
所定情報入力手段51から監視センター装置2へのダイ
ヤル信号を入力すると、情報送受信手段52は、PHS
機能を利用してダイヤル信号を監視センター装置2に送
信する。監視センター装置2が着信すると、所定情報入
力手段51から保守ツール搭載用携帯端末4が接続しよ
うとするエレベーター制御装置3のエレベーター保守工
番,エレベーター号機番号等の管理番号とパスワードを
入力し、情報送受信手段52を介して監視センター装置
2に送信する。
【0063】監視センター装置2では、保守ツール搭載
用携帯端末4から送信されてくる管理番号とパスワード
とを送受信手段31を介して確認手段32で取り込み、
次のような処理を実行する。つまり、確認手段32は、
管理ファイル21dに保存される管理番号及びパスワー
ドと照合する。この照合した結果、保守ツール搭載用端
末4より送信されてきたエレベーター保守工番,エレベ
ーター号機番号およびパスワードと管理ファイル21d
のエレベーター保守工番,エレベーター号機番号および
パスワードとが一致したとき、保守ツール搭載用携帯端
末4の位置検索手段から送信されてくる端末識別データ
を伴う位置情報を位置情報取得手段24で取得した後、
地域内使用判断手段25にて使用地域許可エリアファイ
ル21bの保守ツール搭載用携帯端末4の使用地域許可
エリアと一致したとき、接続許可信号送出手段33を実
行する。この接続許可信号送出手段33は、通信機能を
もつエレベーター制御装置3にアクセスを行い、保守ツ
ール搭載用携帯端末4の接続を許可する信号を送信す
る。
【0064】このエレベーター制御装置3は、接続許可
信号を受けると、ここで始めて保守ツール搭載用携帯端
末4の接続要求信号に応じ、保守ツール搭載用携帯端末
4との間でデータの送受信を行う。
【0065】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、保守ツール搭載用携帯端末4がPHS、携帯電話等
の通信回線6を利用して監視センター装置2にアクセス
し、接続しようとするエレベーター制御装置3の管理番
号やパスワードを送信するので、監視センター装置2で
は既に登録されている管理番号やパスワードを照合し、
真に権限を有する保守員であるとき、該当エレベータ制
御装置3に対して接続することを許可する信号を送出す
るので、保守ツール搭載用携帯端末4が盗難されてエレ
ベーター制御装置3に接続しても、監視センター装置2
から接続許可が得られない限り、エレベーター制御装置
3との間でデータの授受を行うことが不可能であり、仮
に保守ツール搭載用携帯端末4から監視センター装置2
にアクセスすることになれば、逆に盗難された保守ツー
ル搭載用携帯端末4が既に登録されていることが一般的
と考えれば、端末識別データ等から盗難された保守ツー
ル搭載用携帯端末4からのアクセスであることが分り、
エレベーター制御装置3に対して接続不許可となり、盗
難に対する保守ツール搭載用携帯端末4のセキュリティ
ー機能を確実に確保することができる。
【0066】(その他の実施の形態) (1) 上記実施の形態では、保守ツール搭載用携帯端
末4がエレベーター制御装置3と接続してデータの授受
を行うに先立ち、当該保守ツール搭載用携帯端末4から
エレベーター管理番号やパスワードを送信するようにし
たが、盗難時或いは一定期間経過ごとに管理ファイル2
1dに登録されるエレベーター管理番号やパスワードを
変更する構成とし、保守員もその変更されたエレベータ
ー管理番号やパスワードのもとに操作を行う構成とすれ
ば、さらに保守ツール搭載用携帯端末4のセキュリティ
ー機能を万全なものとすることができる。
【0067】(2) 上記実施の形態では、保守ツール
搭載用携帯端末4からエレベーター管理番号やパスワー
ドを送信し、監視センター装置2の登録データと照合す
るようにしたが、例えばエレベーター制御装置3にデー
タ破壊用プログラムを設け、監視センター装置2に対し
てエレベーター管理番号やパスワードを送信せずにエレ
ベーター制御装置3にデータ伝送ライン5を接続し、デ
ータの収集操作またはデータの設定操作を行った時、自
動的にデータ破壊用プログラムを起動し、保守ツール搭
載用携帯端末4内に保存されている盗難によって影響を
受けるデータを破壊し、保守ツール搭載用携帯端末4を
使用できない状態にすることも可能である。
【0068】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
守ツール搭載用携帯端末のセキュリティ機能を強化し、
エレベータ利用者の安全を確保することができるエレベ
ーター保守ツールセキュリティシステム、保守ツール搭
載用携帯端末および監視センター装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベーター保守ツールセキュ
リティシステムの基本的な系統構成を示す図。
【図2】 本発明に係るエレベーター保守ツールセキュ
リティシステムの一実施の形態を示す構成図。
【図3】 図2に示す監視センター装置の動作を説明す
るフローチャート。
【図4】 本発明に係るエレベーター保守ツールセキュ
リティシステムの他の実施形態を示す構成図。
【図5】 図4に示す監視センター装置の動作を説明す
るフローチャート。
【図6】 本発明に係るエレベーター保守ツールセキュ
リティシステムの更に他の実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2…監視センター装置 3…エレベーター制御装置 4…保守ツール搭載用携帯端末 6…PHS用または携帯電話用の通信回線 7…端末使用地域許可エリア 23…端末選択送受信手段 24…位置情報取得手段 25…地域内使用判断手段 26…起動用信号送出手段 32…確認手段 33…接続許可信号送出手段 45…位置検索手段 47…データ破壊手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F304 BA22 ED01 ED16 5C087 AA03 AA10 AA24 AA40 BB11 BB20 BB65 BB74 DD03 DD18 DD23 DD26 EE07 EE14 EE18 FF01 FF02 FF16 FF19 FF23 GG12 GG51 GG59

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守員が携帯する保守ツール搭載用携帯
    端末を少なくとも1つのエレベータを制御するエレベー
    ター制御装置に接続し、当該エレベーター制御装置との
    間でデータの授受を行うエレベーター保守ツールセキュ
    リティシステムにおいて、 位置検索機能を有し、所定の周期ごとに位置情報を送信
    する前記保守ツール搭載用携帯端末と、 各携帯端末ごとに前記エレベータ制御装置の存在する使
    用地域許可エリアが設定され、前記携帯端末から送信さ
    れてくる位置情報から当該携帯端末が予め設定される使
    用地域許可エリア内に存在するか否かを判断するエレベ
    ーター保守会社が所持する監視センター装置とを備えた
    ことを特徴とするエレベーター保守ツールセキュリティ
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベーター保守ツール
    セキュリティシステムにおいて、 前記監視センター装置は、前記携帯端末の位置情報から
    当該携帯端末が予め設定された使用地域許可エリア内に
    入った後、当該エリア内からエリア外に遠ざかる方向に
    移動したとき、音声またはメッセージにより盗難の可能
    性を報知する手段を設けたことを特徴とするエレベータ
    ー保守ツールセキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエレベーター保守ツール
    セキュリティシステムにおいて、 前記保守ツール搭載用携帯端末には、外部から送信され
    てくるプログラム起動用信号を受けると、自身が保存し
    ているデータを破壊するデータ破壊用プログラムを追加
    し、 前記監視センター装置には、携帯端末が予め設定される
    使用地域許可エリア内に存在するか否かを判断し、当該
    携帯端末がエリア外と判断され、かつ、予め定める設定
    時間を越えたとき、該当携帯端末へ前記プログラム起動
    用信号を送信する起動用信号送出手段を追加したことを
    特徴とするエレベーター保守ツールセキュリティシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 エレベーター保守員が携帯する保守ツー
    ル搭載用携帯端末を少なくとも1つのエレベータを制御
    するエレベーター制御装置に接続し、当該エレベーター
    制御装置との間でデータの授受を行うエレベーター保守
    ツールセキュリティシステムにおいて、 位置検索機能を有し、所定の周期ごとに位置情報を送信
    する手段と、前記エレベーター制御装置との接続処理に
    先立ち、エレベータ管理番号および特定の認識情報を送
    信する手段とを有する前記保守ツール搭載用携帯端末
    と、 各携帯端末ごとに使用地域許可エリアの他、エレベータ
    管理番号および特定の認識情報を設定する記憶手段と、
    前記携帯端末から送信されてくるエレベータ管理番号お
    よび特定の認識情報と前記記憶手段に設定されるエレベ
    ータ管理番号および特定の認識情報とを照合し、一致す
    るか否かを確認する確認手段と、前記携帯端末から送信
    されてくる位置情報から当該携帯端末が所定の使用地域
    許可エリア内に存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記確認手段によって一致し、かつ、前記判断手段にて
    使用地域許可エリア内と判断されたとき、前記エレベー
    ター制御装置に接続許可信号を送出する接続許可信号送
    出手段とを有するエレベーター保守会社が所持する監視
    センター装置とを備え、前記エレベーター制御装置は前
    記接続許可信号を受けたとき、前記保守ツール搭載用携
    帯端末からの接続処理の要求に応じるようにしたことを
    特徴とするエレベーター保守ツールセキュリティシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエレベーター保守ツール
    セキュリティシステムにおいて、 前記監視センター装置の記憶手段に設定されるエレベー
    タ管理番号および特定の認識情報を所要の期間ごとに変
    更することを特徴とするエレベーター保守ツールセキュ
    リティシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のエレベーター保守ツール
    セキュリティシステムにおいて、 前記保守ツール搭載用携帯端末に、当該端末に保存され
    ているデータを破壊するデータ破壊用プログラムと、エ
    レベータ管理番号および特定の認識情報を送信せずに前
    記エレベーター制御装置に接続処理を行ったとき、前記
    データ破壊用プログラムを起動しデータを破壊する手段
    とを付加したことを特徴とするエレベーター保守ツール
    セキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 監視センター装置に対して位置情報を提
    供する保守員が携帯する保守ツール搭載用携帯端末にお
    いて、 PHS用または携帯電話用の機能を内蔵し、この機能の
    一部である位置検索機能を用いて自身の位置を検索する
    手段と、この手段により検索される位置情報を前記PH
    S用または携帯電話用の通信回線を利用して前記監視セ
    ンター装置に送信する位置情報送信手段と、エレベータ
    ー制御装置に接続し、搭載されている保守ツールに基づ
    いて所要とするデータの授受を実行するツール実行手段
    とを備えたことを特徴とする保守ツール搭載用携帯端
    末。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の保守ツール搭載用携帯端
    末において、 外部から送られてくるプログラム起動用信号を受ける
    と、自身が保存するデータを破壊するデータ破壊用プロ
    グラムを追加したことを特徴とする保守ツール搭載用携
    帯端末。
  9. 【請求項9】 監視センター装置に所要の情報を送信
    し、当該監視センターから当該エレベーター制御装置に
    接続許可を与えられたとき、エレベーター制御装置に対
    し接続処理を行う保守ツール搭載用携帯端末において、 携帯端末自身に保存されるデータを破壊するデータ破壊
    用プログラムと、前記監視センター装置に所要の情報を
    送信せずに前記エレベーター制御装置に接続処理を行っ
    たとき、前記データ破壊用プログラムを起動しデータを
    破壊する手段とを備えたことを特徴とする保守ツール搭
    載用携帯端末。
  10. 【請求項10】 エレベーター保守員が携帯する保守ツ
    ール搭載用携帯端末の位置情報を管理するエレベーター
    保守管理会社が所持する監視センター装置において、 予め保守ツール搭載用携帯端末ごとに端末識別データを
    含む端末使用地域許可エリアを設定する記憶手段と、各
    保守員が携帯する保守ツール搭載用携帯端末を順次選択
    し受信体制を確立する受信手段と、この選択された携帯
    端末から送信されてくる端末識別データを含む位置情報
    を前記受信手段を介して取得する位置情報取得手段と、
    この手段により取得される端末識別データを含む位置情
    報に基づき、前記記憶手段を参照し、当該携帯端末が予
    め設定される端末使用地域許可エリア内に存在するか否
    かを判断する判断手段とを備えたことを特徴とする監視
    センター装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の監視センター装置に
    おいて、 前記携帯端末にデータを破壊するためのデータ破壊用プ
    ログラムを備えている場合、前記判断手段によって当該
    携帯端末がエリア外と判断され、かつ、予め定める設定
    時間を越えたとき、該当携帯端末へ前記データ破壊用プ
    ログラムを起動させるためのプログラム起動用信号を送
    信する起動用信号送出手段を追加したことを特徴とする
    監視センター装置。
  12. 【請求項12】 エレベーター制御装置への接続処理前
    に、エレベーター保守員が携帯する保守ツール搭載用携
    帯端末から位置情報の他、エレベータ管理番号及び特定
    の認識情報を受け取る監視センター装置において、 予め各携帯端末ごとに使用地域許可エリアの他、エレベ
    ータ管理番号および特定の認識用情報を設定する記憶手
    段と、前記携帯端末から送信されてくるエレベータ管理
    番号および特定の認識用情報と前記記憶手段に設定され
    るエレベータ管理番号および特定の認識用情報とを照合
    し、一致するか否かを確認する確認手段と、前記携帯端
    末から送信されてくる位置情報から当該携帯端末が所定
    の使用地域許可エリア内に存在するか否かを判断する判
    断手段と、前記確認手段によって一致し、かつ、前記判
    断手段にて使用地域許可エリア内と判断されたとき、前
    記エレベーター制御装置に接続許可信号を送出する接続
    許可信号送出手段とを備えたことを特徴とする監視セン
    ター装置。
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