JP2003062552A - 廃棄物処理方法及び廃棄物処理設備 - Google Patents

廃棄物処理方法及び廃棄物処理設備

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JP2003062552A JP2001259031A JP2001259031A JP2003062552A JP 2003062552 A JP2003062552 A JP 2003062552A JP 2001259031 A JP2001259031 A JP 2001259031A JP 2001259031 A JP2001259031 A JP 2001259031A JP 2003062552 A JP2003062552 A JP 2003062552A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を発酵分解して堆肥化することと、廃
棄物を減容乃至消滅処理することとを、同時に遂行させ
ることが出来る廃棄物処理方法を提供すること。 【解決手段】 各パレットPA,PBについてその保管
場所、堆肥化処理か減容処理かの別、及び入庫日を記録
しておくと共に、堆肥化処理と減容処理のそれぞれに対
して何日おきに何回切り返しを行って処理完了とするか
を予め設定しておき、記録された入庫日を基準にして切
り返し処理日に該当するパレットと処理完了日に該当す
るパレットの有無を判別し、切り返し処理日に該当する
パレット内の被処理物は、当該パレットPA,PBを切
り返し装置20に出庫して切り返し処理を行った後に再
入庫し、処理完了日に該当するパレット内の処理物は、
それが堆肥化処理のものであるときは出庫すると共に、
それが減容乃至消滅処理のものであるときは他の廃棄物
等と混合する副資材として撹拌装置3に戻すことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等の廃棄物
を発酵分解して堆肥化したり減容乃至消滅させたりする
廃棄物処理方法とその方法を実施するのに好適な廃棄物
処理設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ等廃棄物を発酵分解して堆肥化し
たり減容乃至消滅させる方法は種々提案されているが、
従来の方法は、堆肥化処理専用の設備を使用して生ゴミ
等廃棄物を堆肥化処理するか又は減容乃至消滅処理専用
の設備を使用して生ゴミ等廃棄物を減容乃至消滅処理す
るものであった。しかして、1日当たり大量に発生する
生ゴミ等廃棄物を堆肥化処理する場合は、製造される大
量の堆肥用処理物の全量が最終的に堆肥として消費され
る需要背景が整っていなければならず、大抵の場合、こ
の条件が満足出来ない為に堆肥化処理をあきらめて減容
乃至消滅処理を行うことになり、資源の有効再利用とい
う本来の目的を達成することが出来なかった。勿論、1
日当たり大量に発生する生ゴミ等廃棄物の内の所要量の
みを堆肥化処理専用の設備を使用して堆肥化処理し、残
りの生ゴミ等廃棄物は、減容乃至消滅処理専用の設備を
使用して減容乃至消滅処理することも考えられるが、設
備コストが高くつき、実用的ではない。又、堆肥化処理
する場合も、堆肥として需要が高まる時期とそうでない
時期とがあり、堆肥化処理設備を効率よく稼働させるこ
とも困難であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る廃棄物処理方法を提供すること
を目的とするものであって、その方法の特徴を後述する
実施形態の参照符号を付して示すと、廃棄物等を撹拌す
る撹拌装置3と、撹拌された廃棄物等を収容したパレッ
トPA〜PCを発酵分解処理の為に保管する自動倉庫1
4と、パレットPA〜PC内の被処理物の切り返しを行
う切り返し装置20とを使用する廃棄物処理設備に於い
て、自動倉庫14に保管された各パレットPA〜PCに
ついてその保管場所、堆肥化処理か減容乃至消滅処理か
の別、及び入庫日を記録しておくと共に、堆肥化処理と
減容乃至消滅処理のそれぞれに対して何日おきに何回切
り返しを行って発酵分解処理完了とするかを予め設定し
ておき、記録された入庫日を基準にして切り返し処理日
に該当するパレットPA〜PCと発酵分解処理完了日に
該当するパレットPA〜PCの有無を判別し、切り返し
処理日に該当するパレットPA〜PC内の被処理物は、
当該パレットPA〜PCを前記切り返し装置20に出庫
して切り返し処理を行った後に再入庫し、発酵分解処理
完了日に該当するパレットPA〜PC内の処理物は、そ
れが堆肥化処理のもの(パレットPA)であるときは堆
肥用処理物として出庫すると共に、それが減容乃至消滅
処理のもの(パレットPB又はPC)であるときは他の
廃棄物等と混合する副資材として前記撹拌装置3に戻す
ことを特徴とするものである。
【0004】上記の本発明方法を実施するについて、堆
肥用処理物として出庫する場合及び副資材として撹拌装
置3に戻す場合の何れに於いても、その直前に前記切り
返し処理を行うことが出来る。又、堆肥用処理物として
出庫する場合、処理物を異物除去装置29に通して異物
を除去した後、出庫することが出来る。更に、副資材と
して撹拌装置3に戻す場合も、処理物を異物除去装置2
9に通して異物を除去した後、撹拌装置3に戻すことが
出来る。
【0005】又、本発明は、上記本発明方法を実施する
のに好適な廃棄物処理設備も提案する。この本発明設備
の特徴は、廃棄物等を種類別に分けて収容する複数のホ
ッパー1A〜1Eと、撹拌装置3と、前記ホッパー1A
〜1E内の廃棄物等を所要量取り出して前記撹拌装置3
へ供給する供給装置7と、前記撹拌装置3で撹拌された
廃棄物等が収容されるパレットPと、廃棄物等が収容さ
れた実パレットPA,PBが廃棄物等発酵分解処理の為
に保管される棚16と入出庫装置17とを備えた自動倉
庫14と、当該自動倉庫14との間で実パレットPA〜
PCを入出庫し得るパレット内被処理物の切り返し装置
20と、前記自動倉庫14から出庫された実パレットP
B又はPC内の処理物を副資材として前記撹拌装置3へ
戻す処理物戻し用搬送手段30と、前記自動倉庫14か
ら出庫された実パレットPA内の処理物を堆肥用処理物
として搬出する堆肥用処理物搬送手段35とを備えてい
る点にある。
【0006】上記本発明設備を実施すについて、前記ホ
ッパー1A〜1Eは、堆肥化処理用廃棄物と減容乃至消
滅処理用廃棄物とを分けて収容するように構成したり、
堆肥化処理用副資材と減容乃至消滅処理用副資材とを分
けて収容するように構成することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の廃棄物処理設備の
好適実施形態を図1〜図3に基づいて説明すると、図1
に於いて、1A〜1Eはホッパーであって、収集された
廃棄物や副資材等を種類別に分けて収容するものであ
り、それぞれロードセル等の重量検出用センサー2を介
して支持されている。3は廃棄物等を混合する撹拌装置
であり、回転駆動される撹拌翼等の撹拌手段と、不足水
分を補充する為の散水管等の給水手段4、及び水分セン
サー5を備えており、ロードセル等の重量検出用センサ
ー6を介して支持されている。前記ホッパー1A〜1E
の内、比重が小さく且つ使用量が多い副資材貯蔵用のホ
ッパー1D,1Eは、撹拌装置3に収容物を直接供給出
来るように撹拌装置3の真上に配設されている。
【0008】7は供給装置であって、各ホッパー1A〜
1Eの排出口に設けられた繰出手段8と、廃棄物等を収
容する搬送用コンテナ9と、撹拌装置3に直接収容物を
供給出来ない廃棄物等の貯蔵用ホッパー1A〜1Cに対
する受入位置1a〜1cと前記撹拌装置3への廃棄物等
搬出位置3aとで前記コンテナ9を停止させ得ると共
に、コンテナストレージエリア10を備えたコンテナ循
環搬送用コンベヤ11と、廃棄物等搬出位置3aで停止
したコンテナ9内の廃棄物等を前記撹拌装置3へ移す移
載手段12とから構成されている。尚、コンテナ循環搬
送用コンベヤ11は、水平面上の循環経路を有するもの
であるが、図はこれを模式的に示している。前記移載手
段12は、廃棄物等搬出位置3aで停止したコンテナ9
を把持手段12aで把持して上昇すると共に上昇限でコ
ンテナ9を反転させ、収容している廃棄物等を撹拌装置
3内へ放出させた後、空のコンテナ9を元の廃棄物等搬
出位置3aに戻すものであるが、廃棄物等搬出位置3a
と撹拌装置3との相対位置関係等に応じて他の異なる構
成の移載手段を使用しても良い。
【0009】撹拌装置3で混合された被処理物は、搬送
手段13により、図2に示す自動倉庫14の入庫用パレ
ット支持部15に支持された空のパレットPに充填され
る。自動倉庫14は、倉庫設備として一般に知られてい
るもので、パレットPを支持するパレット支持部16a
を立体的に備えた棚16と、当該棚16に沿って走行可
能な入出庫装置17とから成り、入出庫装置17は、昇
降自在なキャレッジ18上にランニングフォーク等のパ
レット移載手段19を設けたものである。
【0010】上記の自動倉庫14内には、前記入庫用パ
レット支持部15の他に、図3に示すように、切り返し
装置20、再入庫用パレット支持部21、及び仮置き用
パレット支持部22が設けられている。これら切り返し
装置20、再入庫用パレット支持部21、及び仮置き用
パレット支持部22は、前記入出庫装置17のパレット
移載手段19を利用してパレットPをキャレッジ18と
の間で移載し得るように、棚16内の一部等を利用し
て、入出庫装置17の走行経路の一端側部に配設されて
いる。尚、仮置き用パレット支持部22は、再入庫用パ
レット支持部21の近くの位置に設けられるものであっ
て、例えば棚16が入出庫装置17の走行経路の左右両
側に並設されている一般的な構成の場合、当該入出庫装
置17の走行経路の左右両側で同一レベルに再入庫用パ
レット支持部21と仮置き用パレット支持部22とを振
り分け並設することが出来る。又、仮置き用パレット支
持部22には、支持されたパレットP内の被処理物に対
し挿入抜出自在な性状検査用センサー(例えば温度セン
サーや水分センサー、又はこれら両者)23aや支持さ
れたパレットPの総重量を検出する為のロードセル等の
重量検出用センサー23b等が併設されている。24は
検査用センサー23aを昇降駆動するシリンダーユニッ
トである。
【0011】切り返し装置20は、入出庫装置17で出
庫されたパレットPを把持して略180度反転させるこ
とにより被処理物を排出させるパレット反転手段25
と、排出された被処理物を受け入れる被処理物ホッパー
26とを備えたもので、被処理物を排出して空になった
パレットPは、入出庫装置17により再入庫用パレット
支持部21に移載することが出来る。前記被処理物ホッ
パー26には、当該ホッパー26から排出される被処理
物を前記再入庫用パレット支持部21に支持された空の
パレットPに充填する戻し経路27aと搬送手段28へ
送り出す搬出経路27bとを、回転方向の切り換えによ
り択一的に選択出来るベルトコンベヤから成る搬送方向
切換手段27が併設されている。尚、被処理物ホッパー
26には、被処理物の切り返し効果を高める為の撹拌手
段26aが設けられている。
【0012】前記搬送手段28には搬送方向切換手段3
1を介して異物除去装置29が接続されている。前記搬
送方向切換手段31は、前記搬送方向切換手段27と同
様のもので、被処理物を異物除去装置29へ搬送する経
路31aと処理物戻し用搬送手段30へ搬送する経路3
1bとを、回転方向の切り換えにより択一的に選択出来
るベルトコンベヤから成るものである。異物除去装置2
9は、一定粒度以下の処理物を透過させる円筒状篩い3
2をケーシング内に斜めに軸支して回転駆動出来るよう
にしたもので、円筒状篩い32を透過した異物篩い分け
後の堆肥用処理物は、当該堆肥用処理物が充填される出
荷用パレット33を利用する搬送手段35で搬出され、
篩い分けられた異物は、異物搬出用パレット34で収集
されて搬出される。勿論、堆肥用処理物や篩い分けられ
た異物をパレットに充填しないで、直接ベルトコンベヤ
等により適当場所、例えば袋詰め装置や堆肥用処理物の
最終検査装置等へ搬送するように構成することも出来
る。
【0013】異物除去装置29として、処理物を粒度別
に篩い分ける構成のものを使用したが、選別する異物の
性状に応じたものを採用すれば良い。又、選別する異物
の性状毎に構成された複数の異物除去手段を直列状に組
み合わせた異物除去装置であっても良い。何れにして
も、堆肥用処理物として出荷されるものは、粒度をある
程度揃える方が好ましいので、上記実施形態に於いて使
用したような、処理物を粒度別に篩い分ける構成のもの
は必須と考えられる。しかして、廃棄物等が撹拌装置3
に供給される前の適当な段階で金属片やポリ袋等の異物
除去が行われている場合や、発生源との関係で金属片や
ポリ袋等の異物除去が必要でない廃棄物等を取り扱う場
合は、異物除去装置29で除去された異物は、一定以上
の粒度の被処理物、例えば通気性改善の為に混合された
粒度の大きなウッドチップ等となるので、この場合は、
図3に仮想線で示すように、異物除去装置29で除去さ
れた異物を処理物戻し用搬送手段36と処理物戻し用搬
送手段30とを介して撹拌装置3に戻し、副資材の一部
として再利用することも出来る。
【0014】上記構成の廃棄物処理設備の使用して、定
期的且つ大量に収集される生ゴミの堆肥化処理と減容乃
至消滅処理、及び堆肥化には適さない汚泥の減容乃至消
滅処理を行う場合について説明すると、一般的な生ゴミ
は、そのC/N比が10〜20と低く(窒素過多)、水
分が80〜95%と非常に高くて通気性が悪いものであ
るから、その発酵分解の為の微生物が良好に生育するた
めの環境から見ると、C/N比を25〜40程度に高め
(炭素分の追加)、そして水分を低下させると共に通気
性を改善する必要がある。そこで、C/N比が70〜8
0と高くて通気性に優れ、しかも安価で入手し易く且つ
比較的完熟迄に要する期間が短い籾殻を生ゴミの堆肥化
処理時の主たる副資材として添加する。汚泥の処理に際
しても、当該汚泥の発酵分解を良好に促進させる為に同
様の副資材が必要であるが、この汚泥処理に対しては、
比較的完熟迄に要する期間の長いウッドチップ(おが
屑、鉋屑、細断された剪定枝や刈り草等を含む)を主た
る副資材として添加する。又、生ゴミ処理、汚泥処理の
何れに対しても、微生物に対する養分補給として、安価
で入手し易く且つ蛋白質、脂肪、ビタミン、ミネラルを
含む米ぬかを従たる副資材として添加する。
【0015】しかして、図1に示すように、大量に且つ
定期的に収集される生ゴミはホッパー1Aに貯蔵し、同
様に,大量に且つ定期的に収集される汚泥はホッパー1
Bに貯蔵する。又、副資材の内、比重が大きく添加量が
少ない米ぬかは、ホッパー1Cに貯蔵すると共に、比重
が小さく添加量の多い籾殻とウッドチップとは、撹拌装
置3に直接供給することが出来るホッパー1D,1Eに
分けて貯蔵する。更に、上記各副資材の添加割合は、混
合された被処理物のC/N比が25〜40程度に調整さ
れ且つ水分が50〜60%程度に調整されるように決定
すれば良く、例えば生ゴミの堆肥化処理に対しては、生
ゴミ250Kgに対し、米ぬか50Kg及び籾殻1m3
の割合で添加し、生ゴミの減容乃至消滅処理に対して
は、生ゴミ250Kgに対し、米ぬか50Kg及びウッ
ドチップ1m3 の割合で添加することが出来る。又、汚
泥の減容乃至消滅処理に対しては、汚泥200Kgに対
しウッドチップ1m3 の割合で添加することが出来る。
尚、籾殻とウッドチップとは、使用量を容積で示した
が、実際に使用する材料とその乾燥度等によって比重が
異なるので、使用する前に1m3 相当の重量を計測して
おく。
【0016】自動倉庫14で使用されるパレットPは、
例えば容積1.3m3 程度のボックス形パレットであっ
て、金属製線材を使用して構成された剛性の高い荷運搬
格納用のボックス形パレットの内側の底面及び側面に通
気性と吸水性のあるシート(例えば厚手の織布や不織布
等)やパネル又はボード(連続気泡の多孔質材から成る
もの等)を貼付したものが望ましいが、若干の被処理物
の洩れが許容されるならば、穴径2〜3mm迄の目の細
かいネット状のシートを前記荷運搬格納用のボックス形
パレットの内側の底面及び側面に貼付したものでも良
い。しかしながら、このようなネット状のシートを使用
する場合でも、前記ボックス形パレットの内側の底面に
は、先に説明したような通気性と吸水性のあるシートや
パネル又はボードを貼付するのが望ましい。
【0017】供給装置7に使用されるコンテナ9は、自
動倉庫14で使用されるパレットPよりも容積が少なく
且つ水漏れの無い容器状のもので、この実施形態では、
生ゴミ250Kgと米ぬか50Kg、又は汚泥200K
gと米ぬか50Kgを収容出来る程度のサイズのもので
ある。このようなコンテナ9が供給装置7のコンテナ循
環搬送用コンベヤ11に於けるコンテナストレージエリ
ア10に所要個数ストレージされている。
【0018】ホッパー1Aに貯蔵された生ゴミの堆肥化
処理を行う場合は、図1に示すコンテナ循環搬送用コン
ベヤ11を稼働させ、コンテナストレージエリア10で
待機している1個のコンテナ9を生ゴミ貯蔵ホッパー1
Aに対する受入位置1aまで搬送して停止させる。この
状態で当該生ゴミ貯蔵ホッパー1Aから生ゴミ250K
gをコンテナ9に送出する。次に、生ゴミ250Kgを
受け入れたコンテナ9を、コンテナ循環搬送用コンベヤ
11により米ぬか貯蔵ホッパー1Cに対する受入位置1
cまで搬送して停止させ、当該米ぬか貯蔵ホッパー1B
から米ぬか50Kgをコンテナ9に送出する。生ゴミ2
50Kgと米ぬか50Kgを受け入れたコンテナ9は、
次にコンテナ循環搬送用コンベヤ11により廃棄物等搬
出位置3aまで搬送して停止させ、移載手段12により
当該コンテナ9内の生ゴミ250Kgと米ぬか50Kg
を撹拌装置3に移し替る。空になって再びコンテナ循環
搬送用コンベヤ11の廃棄物等搬出位置3aに戻された
コンテナ9は、コンテナ循環搬送用コンベヤ11により
コンテナストレージエリア10に戻し、その最後尾で待
機させる。
【0019】一方、撹拌装置3には、その上の籾殻貯蔵
ホッパー1Dから籾殻を1m3 相当の重量分だけ繰出手
段8により送出することにより、一パレット分の材料の
撹拌装置3への供給が完了する。尚、各ホッパー1A,
1B,1Dからの送出量は、各ホッパーが備える重量検
出用センサー2が検出する総重量の変化に基づいて検出
することが出来、繰出手段8を開いた後、そのホッパー
の検出総重量が所定の送出量だけ−値となったとき、繰
出手段8を閉じれば良い。
【0020】生ゴミの減容乃至消滅処理を行うときは、
一パレット分として、生ゴミ250Kgと米ぬか50K
gとを上記の堆肥化処理時と同様に撹拌装置3に供給す
ると共に、ウッドチップ貯蔵ホッパー1Eよりウッドチ
ップを1m3 相当の重量分だけ撹拌装置3に供給する。
又、汚泥の減容乃至消滅処理を行うときは、一パレット
分として、生ゴミ250Kgに代えて汚泥200Kgを
米ぬか50Kgと共に撹拌装置3に供給し、これにウッ
ドチップ貯蔵ホッパー1Eよりウッドチップを1m3
当の重量分だけ撹拌装置3に供給する。
【0021】何れの場合も、上記のようにして一パレッ
ト分の廃棄物等が撹拌装置3に供給されたならば、当該
撹拌装置3の内部の撹拌手段を作動させ、収容物を十分
に撹拌して、全量の容積をパレットPの容積より適当に
少なめの略1〜1.3m3 程度まで低減させる。換言す
れば、撹拌装置3に供給する一パレット分の廃棄物等の
総量は、撹拌後に1台のパレットPに収容出来る程度に
決定し、この総量の範囲内で予め決定された混合割合に
基づいて各廃棄物等の供給量を決定すれば良い。尚、撹
拌装置3では、水分センサー5により混合被処理物の水
分を検出させ、50〜60%よりも低いときは、給水手
段4より撹拌装置3内に所要量の水を散水又は噴霧し、
更に撹拌することにより、水分調整することが出来る。
このときの水分センサー5による混合被処理物の水分検
出は、使用する廃棄物等が異なったときのみ行い、後は
常に同一量の給水により水分調整を行うことが出来る。
勿論、混合被処理物のC/N比や通気性、養分量を好ま
しい範囲に維持することが出来るならば、籾殻やウッド
チップ、米ぬか等の副資材の添加量を調整して混合被処
理物の水分量を調整することも出来る。
【0022】一方、自動倉庫14の入庫用パレット支持
部15には、棚16内のパレット支持部16aに支持さ
れていた空のパレットPが入出庫装置17により搬出さ
れてセットされている。尚、入庫用パレット支持部15
に対する空パレットの搬入方法は特に限定されない。し
かして、上記のように撹拌装置3内で混合調整された一
パレット分の被処理物は搬送手段13により搬出され、
図2に示すように、自動倉庫14の入庫用パレット支持
部15に支持された空のパレットPに充填される。以
下、生ゴミの堆肥化用被処理物が充填されたパレットは
PAと表示し、生ゴミの減容乃至消滅処理用被処理物が
充填されたパレットはPBと表示し、そして汚泥の減容
乃至消滅処理用被処理物が充填されたパレットはPCと
表示するが、入庫用パレット支持部15の実パレットP
A〜PCは、入出庫装置17により棚16内の空きパレ
ット支持部16aに入庫される。撹拌装置3内が空にな
れば、次の一パレット分の被処理物の調整(廃棄物等の
供給と混合)を開始することが出来る。
【0023】以上の作業の繰り返しにより、被処理物が
充填された実パレットPA〜PCが順次棚16の各パレ
ット支持部16aに入庫され、保管されるが、この棚1
6の全てのパレット支持部16aには固定アドレスが付
されており、その使用状況は、コンピューター利用の管
理システムにより自動管理され、使用されていないパレ
ット支持部16aがリストアップされた空きアドレスリ
スト、空パレットPの保管位置がリストアップされた空
パレットアドレスリスト、生ゴミの堆肥化用被処理物が
充填された実パレットPAの保管位置がリストアップさ
れた生ゴミ堆肥化用実パレットアドレスリスト、生ゴミ
の減容乃至消滅処理用被処理物が充填された実パレット
PBの保管位置がリストアップされた生ゴミ減容乃至消
滅処理用実パレットアドレスリスト、及び汚泥の減容乃
至消滅処理用被処理物が充填された実パレットPCの保
管位置がリストアップされた汚泥減容乃至消滅処理用実
パレットアドレスリスト等が自動作成される。各実パレ
ットアドレスリストには、各アドレス毎に、入庫日、廃
棄物や副資材等の材料別の使用量、切り返し履歴、被処
理物の検査を行ったときはその検査日や検査結果等が記
録されている。
【0024】従って、入出庫装置17によって行われ
る、入庫用パレット支持部15へ搬入すべき空パレット
Pの出庫作業、入庫用パレット支持部15から空きパレ
ット支持部16aへの実パレットPA又はPBの入庫作
業等は、前記空パレットアドレスリストや空きアドレス
リストに基づいて入出庫装置17が自動運転されること
により行われる。
【0025】棚16に入庫保管された各実パレットPA
〜PC内に於いては、収容された被処理物が自然に発酵
分解することになるが、或る程度発酵分解が進むと切り
返し(撹拌)を行って、重力で圧密化された被処理物を
ほぐして内部に十分な空気を取り込ませる等、実パレッ
トPA〜PC内の発酵分解環境を改善する必要がある
が、ここでは籾殻を副資材に使用した生ゴミの堆肥化処
理時には、7日毎に4回の切り返しを行い、35日目に
出荷するようにプログラムされ、ウッドチップを副資材
に使用した生ゴミの減容乃至消滅処理時には、7日目に
1回切り返しを行い、14日目に撹拌装置3へ戻すよう
にプログラムされ、ウッドチップを副資材に使用した汚
泥の減容乃至消滅処理時には、7日毎に2回の切り返し
を行い、21日目に撹拌装置3へ戻すようにプログラム
されている。このプログラム上の設定日数は一例であっ
て、廃棄物や副資材等の使用材料、パレットPの収容
量、自動倉庫14内の雰囲気温度、湿度、通気性、等に
よって処理日数は異なり、限定されるものではない。具
体的には、設置された実際の設備によりテスト運転した
結果に基づいて各処理日数等を設定すれば良い。
【0026】以下、図4〜図7のフローチャートに基づ
いて、毎日自動的に実行される切り返し作業プログラ
ム、出荷作業プログラム、及び減容乃至消滅処理の為の
処理残渣戻し作業プログラムについて説明する。これら
各プログラムは、先に説明した新規入庫作業の終了後、
又は新規入庫作業の前に、若しくは新規入庫作業に割り
込んで実行される。尚、定常運転時には、仮置き用パレ
ット支持部22に併設された被処理物性状検査用センサ
ー23aや重量検出用センサー23bによる検査は行わ
れない。
【0027】切り返し作業プログラムが起動されると、
図4のフローチャートに示す通り、全ての実パレットP
A〜PCの中に入庫日から7日目、14日目、21日
目、及び28日目に該当する切り返し対象のものが有る
か否かが、前記生ゴミ堆肥化用実パレットアドレスリス
ト(全ての切り返し処理日が検索対象)、生ゴミ減容乃
至消滅処理用実パレットアドレスリスト(7日目のみが
検索対象)、及び汚泥減容乃至消滅処理用実パレットア
ドレスリスト(14日目のみが検索対象)に基づいて検
索され(S1)、該当する実パレットがある場合は、当
該実パレットPA又はPB若しくはPCを入出庫装置1
7により切り返し装置20に出庫する(S2)。この場
合、該当する切り返し対象の実パレットPA〜PCが複
数ある場合は、予め設定された優先順位に基づいて最優
先のものを選定させて出庫する。切り返し装置20に出
庫された実パレットPA〜PCは、パレット反転手段2
5に保持される。
【0028】次に、切り返し装置20からの搬送方向切
換手段27の搬送方向を戻し経路27a側に切り換え
(S3)た後、切り返し装置20と搬送方向切換手段2
7とを1パレット分自動運転する(S4)。この結果、
パレット反転手段25で保持された実パレットPA〜P
Cが180度反転し、収容されている被処理物が真下の
被処理物ホッパー26内に放出され、切り返しが行われ
る。空になったパレットPは、パレット反転手段25で
元の姿勢に戻される。被処理物ホッパー26内に放出さ
れた被処理物は、当該ホッパー26内から搬送方向切換
手段27を経由して再入庫用パレット支持部21に予め
セットされている空のパレットP内に再び充填される。
一パレット分の自動運転が完了すれば(S5)、即ち、
被処理物ホッパー26内に放出された被処理物の全部が
空のパレットPに充填され終わったならば、再入庫用パ
レット支持部21の実パレットPA〜PCが入出庫装置
17により仮置き用パレット支持部22に移し替られる
(S6)。
【0029】尚、1パレット分の自動運転が完了した時
期は、例えば被処理物ホッパー26内に放出された被処
理物の全部を空のパレットPに充填し終わるまでに要す
る予想時間より若干長く設定された設定時間の経過、又
は被処理物ホッパー26から排出される被処理物がセン
サーで検出されなくなったことによって判別することが
出来る。このとき搬送方向切換手段27も停止し、ホッ
パー26内の撹拌手段26aも停止する。パレット反転
手段25は既にホームポジションに復帰している。
【0030】再入庫用パレット支持部21の実パレット
PA〜PCを仮置き用パレット支持部22に移し替えた
入出庫装置17は、切り返し装置20のパレット反転手
段25に支持されている被処理物放出後の空パレットP
を、空き状態の再入庫用パレット支持部21に移し替え
(S7)、次の切り返し作業に備える。引き続き当該入
出庫装置17は、仮置き用パレット支持部22に移し替
られた被処理物切り返し後の実パレットPA又はPB
を、切り返しの為に実パレットPA〜PCを出庫した元
のパレット支持部16a又は、空きアドレスリストから
検索された棚16の空きパレット支持部16aに再入庫
する(S8)。この後、次の切り返し対象の実パレット
PA又はPB若しくはPCが有るか否か(ステップS1
で検索された切り返し対象の実パレットPA〜PCの
内、未だ切り返し作業を行っていない実パレットPA〜
PCがあるか否か)がチェックされ(S9)、有る場合
は、ステップS2に戻ってその切り返し対象の実パレッ
トPA又はPB若しくはPCの切り返し作業が開始され
る。無ければ、その日の切り返し対象の全ての実パレッ
トPA〜PCに対する切り返し作業が終了することにな
る。
【0031】次に、堆肥用処理物の出荷作業プログラム
が実行されると、図5のフローチャートに示す通り、入
庫日から35日目に該当する出荷対象の実パレットPA
が前記生ゴミ堆肥化用実パレットアドレスリストに基づ
いて検索され(S10)、該当する実パレットPAがあ
る場合は、当該実パレットPAを入出庫装置17により
切り返し装置20に出庫する(S11)。この場合、該
当する出荷対象の実パレットPAが複数ある場合は、予
め設定された優先順位に基づいて最優先のものを選定さ
せて出庫する。切り返し装置20に出庫された実パレッ
トPAは、パレット反転手段25に保持される。
【0032】次に、搬送方向切換手段27の搬送方向を
搬出経路27b側に切り換え(S12)た後、切り返し
装置20、搬送方向切換手段27、搬送手段28、及び
異物除去装置29を一パレット分自動運転する(S1
3)。この結果、パレット反転手段25で保持された実
パレットPAが180度反転し、収容されている被処理
物が真下の被処理物ホッパー26内に放出され、切り返
しが行われる。空になったパレットPは、パレット反転
手段25で元の姿勢に戻される。被処理物ホッパー26
内に放出された堆肥用処理物は、当該ホッパー26内か
ら搬送方向切換手段27及び搬送手段28を経由して異
物除去装置29に送られる。そしてこの異物除去装置2
9の円筒状篩い32により一定粒度以下の処理物のみが
篩い分けられ、堆肥用処理物として出荷用パレット33
で収集され、搬送手段35により搬送出荷される。残っ
た一定粒度以上の異物は、異物搬出用パレット34で収
集されて搬出される。
【0033】尚、ステップS13による一パレット分の
自動運転が完了した時期は、例えば切り返し装置20側
では、その被処理物ホッパー26内の堆肥用処理物の全
部が搬送手段28に送り出されるまでに要する予想時間
より若干長く設定された設定時間の経過、又は被処理物
ホッパー26から排出される被処理物がセンサーで検出
されなくなったことによって判別し、異物除去装置29
側では、当該異物除去装置29で一パレット分の堆肥用
処理物全量の篩い分けに要する予想時間より若干長く設
定された設定時間の経過、又は異物除去装置29から排
出される被処理物がセンサーで検出されなくなったこと
によって判別することが出来る。従って、切り返し装置
20側での一パレット分の自動運転が完了したとき、搬
送方向切換手段27が停止し、ホッパー26内の撹拌手
段26aも停止する。パレット反転手段25は既にホー
ムポジションに復帰している。又、異物除去装置29側
での一パレット分の自動運転が完了したとき、搬送手段
28,搬送方向切換手段31、及び異物除去装置29が
停止することになる。
【0034】ステップS13による一パレット分の自動
運転が完了すれば(S14)、切り返し装置20のパレ
ット反転手段25に支持されている出荷後の空パレット
Pを、入出庫装置17により元のパレット支持部16a
又は、空きアドレスリストから検索された棚16の空き
パレット支持部16aに入庫する(S15)。この後、
次の出荷対象の実パレットPAが有るか否か(ステップ
S10で検索された出荷対象の実パレットPAの内、未
だ出荷作業を行っていない実パレットPがあるか否か)
がチェックされ(S16)、有る場合は、ステップS1
1に戻ってその出荷対象の実パレットPAの出荷作業が
開始される。無ければ、その日の出荷対象の全ての実パ
レットPAに対する出荷作業が終了することになる。こ
のようにして出荷された堆肥用処理物は、実際に堆肥と
して使用するまでに、使用した廃棄物等の材料、特にC
/N比、水分、通気性、養分等の調整の為に添加した副
資材に応じて、完熟するまでの適当期間、適当設備で保
存されることになる。尚、上記の出荷作業プログラムの
実行によって出荷された実パレットPAの情報は、前記
生ゴミ堆肥化用実パレットアドレスリストから消去さ
れ、空パレットアドレスリストに追記される。
【0035】次に、減容乃至消滅処理の為の処理残渣戻
し作業プログラムが実行されると、図6のフローチャー
トに示す通り、実パレットPBの中で入庫日から14日
目に該当する処理残渣戻し対象の実パレットと、実パレ
ットPCの中で入庫日から21日目に該当する処理残渣
戻し対象の実パレットとが、前記生ゴミ減容乃至消滅処
理用実パレットアドレスリスト及び汚泥減容乃至消滅処
理用実パレットアドレスリストに基づいて検索され(S
17)、該当する実パレットPB又はPCがある場合
は、当該実パレットPB又はPCを入出庫装置17によ
り切り返し装置20に出庫する(S18)。このような
条件で出庫される実パレットPB又はPC内の被処理物
は、その内の少なくとも主たる廃棄物である生ゴミ又は
汚泥の全部又は大部分が所定の発酵分解処理日数を経過
して発酵分解により消滅している状態であり、パレット
内には未発酵分解状態の副資材等の処理残渣が残ってい
る状態である。尚、該当する出荷対象の実パレットPB
又はPCが複数ある場合は、予め設定された優先順位に
基づいて最優先のものを選定させて出庫する。切り返し
装置20に出庫された実パレットPB又はPCは、パレ
ット反転手段25に保持される。
【0036】次に、搬送方向切換手段27の搬送方向を
搬出経路27b側に切り換える(S19)と共に、搬送
方向切換手段31の搬送方向を戻し経路31b側に切り
換え(S20)た後、撹拌装置3が空き状態で有るか否
かをチェックし(S21)、新規の入庫作業中等で撹拌
装置3が空いていないときは当該撹拌装置3が空くまで
待機させ、撹拌装置3が空き状態であるとき、切り返し
装置20、搬送方向切換手段27,31、及び搬送手段
28,30を一パレット分自動運転する(S22)。こ
の結果、パレット反転手段25で保持された実パレット
PB又はPCが180度反転し、収容されている処理残
渣が真下の被処理物ホッパー26内に放出され、切り返
しが行われる。空になったパレットPは、パレット反転
手段25で元の姿勢に戻される。被処理物ホッパー26
内に放出された処理残渣は、当該ホッパー26内から搬
送方向切換手段27、搬送手段28、搬送方向切換手段
31、及び搬送手段30を経由して撹拌装置3に送られ
る。
【0037】尚、ステップS22による一パレット分の
自動運転が完了した時期は、例えば切り返し装置20側
では、その被処理物ホッパー26内の堆肥用処理物の全
部が撹拌装置3に到達するまでに要する予想時間より若
干長く設定された設定時間の経過、又は搬送手段30の
出口部で被搬送物がセンサーで検出されなくなったこと
によって判別することが出来る。しかして、ステップS
22による一パレット分の自動運転が完了したとき(S
23)、搬送方向切換手段27、搬送手段28、搬送方
向切換手段31、及び搬送手段30が停止し、ホッパー
26内の撹拌手段26aも停止する。切り返し装置20
のパレット反転手段25は既にホームポジションに復帰
しているので、当該パレット反転手段25に支持されて
いる処理残渣排出後の空パレットPを、入出庫装置17
により図2に示す入庫用パレット支持部15に移載する
(S24)。
【0038】この後、次の処理残渣戻し対象の実パレッ
トPB又はPCが有るか否か(ステップS17で検索さ
れた処理残渣戻し対象の実パレットPB又はPCの内、
未だ処理残渣戻し作業を行っていない実パレットPB又
はPCがあるか否か)がチェックされ(S25)、有る
場合は、ステップS18に戻ってその処理残渣戻し対象
の実パレットPB又はPCに対する処理残渣戻し作業が
開始される。無ければ、その日の処理残渣戻し対象の全
ての実パレットPB又はPCに対する処理残渣戻し作業
が終了することになる。
【0039】一方、図7のフローチャートに示すよう
に、ステップS22によって処理残渣が空の撹拌装置3
に戻されたならば(S26)、生ゴミの減容乃至消滅処
理の場合と汚泥の減容乃至消滅処理の場合とに分けて予
め設定されている補給材料と補給量とに基づいて、戻さ
れた処理残渣の処理前の主たる廃棄物が生ゴミか汚泥か
に応じて(処理残渣戻し作業プログラムによって出庫さ
れた実パレットがPBであったかPCであったかによっ
て)、生ゴミ、汚泥、米ぬか、籾殻、及びウッドチップ
の内から必要な材料が所定量だけ、先に説明した新規入
庫時の廃棄物等調合撹拌作業と同様の手順で撹拌装置3
に補給される(S27)。そして撹拌装置3での処理残
渣と補給材料との撹拌が終了すれば(S28)、撹拌装
置3から搬送手段13により被処理物が搬出され、入庫
用パレット支持部15にセットされている空パレットP
に充填される(S29)。そして当該パレットが、生ゴ
ミの減容乃至消滅処理用実パレットPB又は汚泥の減容
乃至消滅処理用実パレットPCとして、処理残渣戻しの
為に実パレットPB又はPCを出庫した元のパレット支
持部16a又は、空きアドレスリストから検索された棚
16の空きパレット支持部16aに再入庫する(S3
0)。
【0040】尚、生ゴミ(又は汚泥)の減容乃至消滅処
理の場合の発酵分解処理日数14日(又は21日後)後
の処理残渣の量や組成は、前以って行われるテスト運転
等による学習により予め知ることが出来るので、処理残
渣に対し補給すべき材料や補給量は予め設定しておき、
この設定に基づいて前記のように、撹拌装置3に戻され
た処理残渣に対する補給材料の補給を自動的に行わせる
ことが出来るのであるが、場合によっては、撹拌装置3
に戻された処理残渣の量を重量検出用センサー6を利用
して計測し、この計測結果と予め設定された補給材料と
から、どの補給材料をどれだけ補給すべきかを演算さ
せ、この演算結果に基づいて、撹拌装置3に戻された処
理残渣に対する補給材料の補給を自動的に行わせること
も出来る。
【0041】尚、上記の処理残渣戻し作業プログラムの
対象となった実パレットPB又はPCの情報は、生ゴミ
減容乃至消滅処理用実パレットアドレスリスト又は汚泥
減容乃至消滅処理用実パレットアドレスリスト上に於い
て、使用材料が処理残渣と補給材料とから成る生ゴミ減
容乃至消滅処理用実パレットPB又は汚泥減容乃至消滅
処理用実パレットPCとして、入庫日等と共に書き換え
られる。
【0042】以上に説明した定常運転時の切り返し作
業、出荷作業、及び減容乃至消滅処理時の処理残渣戻し
作業とは別に、以下に説明するような作業を行うことも
出来る。即ち、切り返し後、棚16に再入庫される前に
仮置き用パレット支持部22に移載された実パレットP
A〜PC内の被処理物に対し、シリンダーユニット24
で被処理物性状検査用センサー23aを下降挿入させ、
当該センサー23aにより切り返し後の被処理物の温度
や水分等の性状に関して必要な検査を行うことが出来
る。又、重量検出用センサー23bによって、仮置き用
パレット支持部22に移載された実パレットPの総重量
を検出することが出来るので、この検出された実パレッ
トPA〜PCの総重量から内容物(被処理物)の重量を
判別し、被処理物の発酵分解の進み具合を知ることも出
来る。勿論、切り返し対象の実パレットPA〜PCを切
り返し装置20に出庫させないで先に仮置き用パレット
支持部22に出庫し、必要な被処理物性状検査や重量検
査後に切り返し装置20に移し替て切り返し作業を行う
ことも出来るし、切り返し作業とは関係なく、入出庫装
置17により棚16から前記仮置き用パレット支持部2
2に実パレットPA〜PCを検査出庫し、上記の検査後
に当該仮置き用パレット支持部22の実パレットPA〜
PCを棚16に再入庫することも出来る。
【0043】又、出荷対象の実パレットPA内の処理物
や、所定の発酵分解処理日数を経過していない実パレッ
トPA内の発酵分解処理途中の処理物も、上記の処理残
渣戻し作業プログラムに従って、副資材として撹拌装置
3に戻して再使用することも出来る。又、上記の処理残
渣戻し作業プログラムの実行に際して、処理残渣を切り
返し装置20から直接撹拌装置3に戻すのではなく、図
3に仮想線で示すように、異物除去装置29で異物の篩
い分け処理を行った後の処理残渣を、搬送手段35から
分岐した搬送手段37と前記戻し用搬送手段30とを経
由させて撹拌装置3に戻すようにしても良い。
【0044】上記構成の廃棄物処理設備に於いて、図1
に示すホッパー1Cに貯蔵した米ぬかに代えて、鶏糞そ
の他の畜糞や各種搾り粕、魚のアラ等の蛋白質系の生ゴ
ミ等も使用出来る。米ぬかに代えて鶏糞を使用して生ゴ
ミの堆肥化処理と減容乃至消滅処理とを行う場合、生ゴ
ミ200Kg、鶏糞50Kg、及び籾殻1m3 で所期の
目的を達成出来た(発酵処理日数等は上記例と同じ)。
勿論、汚泥の減容乃至消滅処理を行わない場合は、汚泥
用に準備されたホッパー1Bは不要であり、省くことも
出来る。更に、ジュース滓と魚のアラとが主たる廃棄物
であるときの堆肥化処理と減容乃至消滅処理とを試みた
が、この場合、ジュース滓貯蔵用ホッパー、魚のアラ貯
蔵用ホッパー、及び副資材貯蔵用ホッパーを準備し、ジ
ュース滓150Kgと魚のアラ100Kgとに副資材と
して細断された剪定枝や刈り草を1m3 加えてパレット
Pに充填し、自動倉庫14で保管して発酵分解処理し
た。勿論この場合、比重が小さく使用量が多い(嵩の高
い)剪定枝や刈り草等の副資材貯蔵用ホッパーは、撹拌
装置3に直接供給出来るように配設される。又、堆肥用
処理物として出荷するまでの発酵分解処理日数と、減容
乃至消滅処理のための処理残渣戻し作業までの発酵分解
処理日数とは適宜設定される。
【0045】尚、生ゴミの堆肥化処理に於いては、一般
家庭から収集される生ゴミ、レストラン等の飲食産業界
より収集される生ゴミ、スーパーやコンビニエンススト
ア等の飲食物販売業界より収集される生ゴミ等、その収
集元によって組成が大きく異なる場合が有る。このよう
な場合は、収集される生ゴミを、澱粉質系生ゴミ、蛋白
質系生ゴミ、野菜系生ゴミ等、主たる養分別に分けて貯
蔵用ホッパーに貯蔵し、これらを適宜組み合わせて堆肥
化処理することが出来る。例えば、養分バランスの良い
汎用性の高い堆肥用処理物を得たい場合は、澱粉質系生
ゴミ:蛋白質系生ゴミ:野菜系生ゴミが1:1:1とな
るように取り出し、これに適当な副資材を添加して発酵
分解処理の為の被処理物を調整することが出来、又、実
物の栽培に好適な養分バランスの堆肥用処理物を得たい
場合は、澱粉質系生ゴミ:蛋白質系生ゴミ:野菜系生ゴ
ミが1:2:1となるように取り出し、これに適当な副
資材を添加して発酵分解処理の為の被処理物を調整する
ことが出来る。
【0046】尚、堆肥化処理と減容乃至消滅処理の対象
となる主たる廃棄物は、例示した生ゴミ、汚泥、ジュー
ス滓、魚のアラに限定されず、これ以外の食品加工産業
に於いて発生する加工残渣等、各種産業廃棄物も活用出
来る。更に、これら主たる廃棄物に加えて当該廃棄物の
発酵分解環境を改善すると共に、不足養分を補充して当
該廃棄物の発酵分解を促進させる副資材としても、その
地方で安価に入手し得るものを利用すれば良く、例示し
たものに限定されない。
【0047】
【発明の効果】本発明の廃棄物処理方法及び廃棄物処理
設備は以上のように実施することができるものであっ
て、係る本発明の廃棄物処理方法によれば、堆肥化処理
対象の被処理物と減容乃至消滅処理対象の被処理物とを
それぞれパレット単位で同じ自動倉庫内で保管し、堆肥
化処理対象の被処理物は、所定のスケジュールで切り返
しを行って堆肥用処理物として出荷出来る状態まで自動
倉庫内で管理した後、自動出庫し、減容乃至消滅処理対
象の被処理物は、所定のスケジュールで切り返しを行っ
て所期の減容乃至消滅効果が得られるまで自動倉庫内で
管理した後、その処理残渣を、他の廃棄物等と混合する
副資材として自動的に撹拌装置に戻すのであるから、切
り返し装置、撹拌装置、及び自動倉庫を堆肥化処理と減
容乃至消滅処理とに兼用させることが出来、それぞれに
専用の設備を必要とする場合に比較して、設備コストの
大幅な削減を図ることが出来る。
【0048】しかも、定期的且つ大量に収集される堆肥
化に好適な生ゴミ等であっても、その時期での堆肥とし
ての需要量を勘案して、その全量を堆肥化処理する、そ
の内の任意の量だけを堆肥化処理して残りは減容乃至消
滅処理する、その全量を減容乃至消滅処理する、の三処
理方法から最適な処理方法を容易に選択して実行するこ
とが出来、廃棄物のリサイクルを図り且つ有機堆肥の提
供という所期の目的を達成する為に堆肥化処理はしたも
のの、大量の堆肥用処理物の引き受け手がない為、その
保管に苦慮するというような問題もなくなる。
【0049】尚、請求項2に記載の方法によれば、堆肥
化処理と減容乃至消滅処理の何れに於いても処理上必須
の切り返し装置をパレットからの堆肥用処理物又は処理
残渣の排出手段として利用することが出来、堆肥用処理
物の出荷及び処理残渣の撹拌装置への戻しの為に専用
の、パレットから収容物を取り出す為の手段を設ける必
要がなくなると共に、堆肥用処理物の出荷及び処理残渣
の撹拌装置への戻しの場合に自動倉庫の入出庫装置によ
る該当パレットの出庫位置を別に設ける必要もなくな
る。
【0050】又、請求項3に記載の方法によれば、異物
除去装置により異物を除去した状態で堆肥用処理物を出
庫することが出来るので、異物として金属片やポリ袋等
を除去出来るときは、堆肥用処理物の安全性及び品質を
向上させることが出来、異物として一定粒度以上の処理
物を除去出来るときは、粒度が揃った高品質の堆肥用処
理物として出荷出来ると共に、除去された一定粒度以上
の処理物を堆肥化処理の為の副資材として再利用するこ
とも出来る。
【0051】請求項4に記載の方法構成によれば、減容
乃至消滅処理の場合の処理残渣等、処理物を副資材とし
て撹拌装置に戻す場合でも当該処理物に混ざる異物を除
去するので、異物がいつまでもシステム中に残って漸増
するようなことがなくなり、処理効率を高めることが出
来る。
【0052】以上の本発明方法を実施するについて、請
求項5に記載の本発明設備を使用すれば、本発明方法を
簡単且つ良好に実施することが出来る。この場合、請求
項6に記載の構成によれば、堆肥化処理に好適な(従っ
て、減容乃至消滅処理も可能な)廃棄物と、堆肥化処理
には適さず減容乃至消滅処理せざるを得ない廃棄物とが
供給される状況に於いて、堆肥化処理の為の被処理物を
調整する要求があった場合、減容乃至消滅処理の為の被
処理物を調整する要求があった場合の何れに於いても、
廃棄物を的確に使い分けて目的に適合した被処理物を調
整することが出来る。更に、請求項7に記載の構成によ
れば、廃棄物に混合させる副資材を、堆肥化処理と減容
乃至消滅処理とに応じて使い分けることが簡単容易に行
え、堆肥化処理と減容乃至消滅処理の何れもを良好に遂
行させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 廃棄物処理設備の前半の構成を説明するブロ
ック線図である。
【図2】 廃棄物処理設備の自動倉庫を説明する概略立
面図である。
【図3】 廃棄物処理設備の後半の構成を説明するブロ
ック線図である。
【図4】 切り返し作業プログラムを説明するフローチ
ャートである。
【図5】 堆肥用処理物の出荷作業プログラムを説明す
るフローチャートである。
【図6】 処理残渣の撹拌装置への戻し作業プログラム
を説明するフローチャートである。
【図7】 同上プログラムに関連する撹拌装置側の制御
プログラムを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1E 廃棄物等貯蔵用ホッパー 2,6,23b 重量検出用センサー 3 撹拌装置 4 給水手段 7 供給装置 8 繰出手段(供給装置) 9 搬送用コンテナ(供給装置) 11 コンテナ循環搬送用コンベヤ(供給装置) 12 移載手段(供給装置) 13,28,30,36,37 搬送手段 14 自動倉庫 15 入庫用パレット支持部(自動倉庫) 16 棚(自動倉庫) 17 入出庫装置(自動倉庫) 20 切り返し装置 21 再入庫用パレット支持部(自動倉庫) 22 仮置き用パレット支持部(自動倉庫) 23a 被処理物性状検査用センサー 25 パレット反転手段(切り返し装置) 26 被処理物ホッパー(切り返し装置) 27,31 搬送方向切換手段 29 異物除去装置 32 円筒状篩い(異物除去装置) 33 出荷用パレット 34 異物搬出用パレット P パレット PA 生ゴミ堆肥化処理用実パレット PB 生ゴミ減容乃至消滅処理用実パレット PC 汚泥減容乃至消滅処理用実パレット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/02 C05F 17/02 4D059 C05F 17/00 C12M 1/00 H 4H061 17/02 C12N 1/00 S C12M 1/00 B09B 3/00 ZABD C12N 1/00 5/00 P Fターム(参考) 3F022 EE02 EE09 FF01 JJ07 KK01 LL22 MM15 MM22 MM27 MM32 MM35 PP03 QQ00 4B029 AA01 BB01 CC01 CC02 EA20 4B065 AA01X AA57X CA55 4D004 AA02 AA03 BA04 CA08 CA15 CA19 CA50 CB21 CB42 CB43 CB45 CB46 CB50 CC08 DA16 4D021 AA13 CA11 DA05 EA10 4D059 AA00 BA01 BA44 BA60 BJ01 CB01 CB04 CB30 DB32 DB33 4H061 CC55 GG43 GG48 GG69

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物等を撹拌する撹拌装置と、撹拌され
    た廃棄物等を収容したパレットを発酵分解処理の為に保
    管する自動倉庫と、パレット内の被処理物の切り返しを
    行う切り返し装置とを使用する廃棄物処理設備に於い
    て、自動倉庫に保管された各パレットについてその保管
    場所、堆肥化処理か減容乃至消滅処理かの別、及び入庫
    日を記録しておくと共に、堆肥化処理と減容乃至消滅処
    理のそれぞれに対して何日おきに何回切り返しを行って
    発酵分解処理完了とするかを予め設定しておき、記録さ
    れた入庫日を基準にして切り返し処理日に該当するパレ
    ットと発酵分解処理完了日に該当するパレットの有無を
    判別し、切り返し処理日に該当するパレット内の被処理
    物は、当該パレットを前記切り返し装置に出庫して切り
    返し処理を行った後に再入庫し、発酵分解処理完了日に
    該当するパレット内の処理物は、それが堆肥化処理のも
    のであるときは堆肥用処理物として出庫すると共に、そ
    れが減容乃至消滅処理のものであるときは他の廃棄物等
    と混合する副資材として前記撹拌装置に戻すことを特徴
    とする、廃棄物処理方法。
  2. 【請求項2】堆肥用処理物として出庫する場合及び副資
    材として撹拌装置に戻す場合の何れに於いても、その直
    前に前記切り返し処理を行うことを特徴とする、請求項
    1に記載の廃棄物処理方法。
  3. 【請求項3】堆肥用処理物として出庫する場合、処理物
    を異物除去装置に通して異物を除去した後、出庫するこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃棄物処理方
    法。
  4. 【請求項4】副資材として撹拌装置に戻す場合、処理物
    を異物除去装置に通して異物を除去した後、撹拌装置に
    戻すことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の
    廃棄物処理方法。
  5. 【請求項5】廃棄物等を種類別に分けて収容する複数の
    ホッパーと、撹拌装置と、前記ホッパー内の廃棄物等を
    所要量取り出して前記撹拌装置へ供給する供給装置と、
    前記撹拌装置で撹拌された廃棄物等が収容されるパレッ
    トと、廃棄物等が収容された実パレットが廃棄物等発酵
    分解処理の為に保管される棚と入出庫装置とを備えた自
    動倉庫と、当該自動倉庫との間で実パレットを入出庫し
    得るパレット内被処理物の切り返し装置と、前記自動倉
    庫から出庫された実パレット内の処理物を副資材として
    前記撹拌装置へ戻す処理物戻し用搬送手段と、前記自動
    倉庫から出庫された実パレット内の処理物を堆肥用処理
    物として搬出する堆肥用処理物搬送手段とを備えた、廃
    棄物処理設備。
  6. 【請求項6】前記ホッパーは、堆肥化処理用廃棄物と減
    容乃至消滅処理用廃棄物とを分けて収容する複数のホッ
    パーと、副資材を収容するホッパーとを備えている、請
    求項5に記載の廃棄物処理設備。
  7. 【請求項7】前記ホッパーは、廃棄物を収容するホッパ
    ーと、堆肥化処理用副資材と減容乃至消滅処理用副資材
    とを分けて収容する複数のホッパーとを備えている、請
    求項5又は6に記載の廃棄物処理設備。
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JP2006095439A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Yoshinori Hayashi 有機性廃棄物の処理方法
WO2007007715A1 (ja) * 2005-07-11 2007-01-18 Pacific Science Co., Ltd. 飼料製造装置及び飼料製造方法
JP2007244969A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nippon Steel Engineering Co Ltd Pcb廃棄物無害化処理設備
KR101261713B1 (ko) 2009-09-22 2013-05-09 주식회사 전주페이퍼 바이오매스 연료 이송 방법

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