JP2002136261A - 乾牧草等を原料とする発酵飼料及びその製造方法並びにシステム - Google Patents
乾牧草等を原料とする発酵飼料及びその製造方法並びにシステムInfo
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、乾牧草等と、食物残滓物とを混
合し、嫌気性発酵させて高栄養価の発酵製品とすること
を目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、乾牧草類または乾燥エンシ
レージと、食物残滓物を嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料によりその目的を達
成した。
合し、嫌気性発酵させて高栄養価の発酵製品とすること
を目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、乾牧草類または乾燥エンシ
レージと、食物残滓物を嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料によりその目的を達
成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貯蔵または遠距
離輸送できる乾牧草あるいは乾燥エンシレージ(以下乾
牧草等という)と、毎日副生し、貯蔵又は遠距離輸送困
難な廃棄物とを、定量発酵させて、有用な飼料を、連続
的に生産すると共に、需要と供給を確実にコントロール
して停滞しないようにすることを目的とした乾牧草等を
原料とする発酵飼料及びその製造方法並びにシステムに
関するものである。
離輸送できる乾牧草あるいは乾燥エンシレージ(以下乾
牧草等という)と、毎日副生し、貯蔵又は遠距離輸送困
難な廃棄物とを、定量発酵させて、有用な飼料を、連続
的に生産すると共に、需要と供給を確実にコントロール
して停滞しないようにすることを目的とした乾牧草等を
原料とする発酵飼料及びその製造方法並びにシステムに
関するものである。
【0002】次にこの発明は、乾牧草等のような粗飼料
に食物残滓物のような廃棄物を加えて発酵させることに
より高栄養飼料を得ることを目的としたものである。
に食物残滓物のような廃棄物を加えて発酵させることに
より高栄養飼料を得ることを目的としたものである。
【0003】更にこの発明は、泌乳ステージ、個体の性
質、健康状態などの情報を入手し、これに基づいて必要
な品質の飼料を製造し、各個体毎に、最適な飼料を適時
適切に配送できるようにすることを目的としたものであ
る。
質、健康状態などの情報を入手し、これに基づいて必要
な品質の飼料を製造し、各個体毎に、最適な飼料を適時
適切に配送できるようにすることを目的としたものであ
る。
【0004】
【従来の技術】従来牧草類またはエンシレージ(サイレ
イジともいう)は、そのまま粗飼料として多用されてい
るが、付加価値が少ないのみならず、前記エンシレージ
は栄養価が少ないので、牛の栄養を保つ為には高栄養飼
料を別に与えなければならなかった。
イジともいう)は、そのまま粗飼料として多用されてい
るが、付加価値が少ないのみならず、前記エンシレージ
は栄養価が少ないので、牛の栄養を保つ為には高栄養飼
料を別に与えなければならなかった。
【0005】また食物残滓物は、一部堆肥化する処理も
提案されているが、付加価値が小さく、かつ使用先が安
定していない場合には、多量生産方式の一貫となりにく
い問題点があった。
提案されているが、付加価値が小さく、かつ使用先が安
定していない場合には、多量生産方式の一貫となりにく
い問題点があった。
【0006】即ち食物残滓物は、毎日多量に廃棄され、
公害となるものであり、貯蔵不可能であると共に、個別
的には副生量の変動が大きい場合もあるので、弾力的に
処理することがむつかしいなどの問題点があった。
公害となるものであり、貯蔵不可能であると共に、個別
的には副生量の変動が大きい場合もあるので、弾力的に
処理することがむつかしいなどの問題点があった。
【0007】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の技術に
おいては、牧草類を高栄養化することができない問題点
があり、食物残滓物は、連続的能率的に処理することが
むつかしく、廃棄が主流であったが、投棄場所の制約そ
の他の問題点があって、早急の改善を求められていた
が、未だ決定的提案がなかった。
おいては、牧草類を高栄養化することができない問題点
があり、食物残滓物は、連続的能率的に処理することが
むつかしく、廃棄が主流であったが、投棄場所の制約そ
の他の問題点があって、早急の改善を求められていた
が、未だ決定的提案がなかった。
【0008】更に食物残滓物は、常時産出量が不安定で
あって、定量高能率処理がむつかしい問題点もあり、か
つ長距離移送に不適当などの問題点もあった。
あって、定量高能率処理がむつかしい問題点もあり、か
つ長距離移送に不適当などの問題点もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、長短期の貯
蔵が容易であり、かつ計画的安定供給できる乾牧草等
と、不安定かつ貯蔵不可能な食物残滓物とを組み合せて
嫌気性発酵させることにより、供給量と長期貯蔵不可能
の食物残滓物の使用量を大幅に増減可能な嫌気性発酵物
とすることにより、前記問題点を解決したのである。
蔵が容易であり、かつ計画的安定供給できる乾牧草等
と、不安定かつ貯蔵不可能な食物残滓物とを組み合せて
嫌気性発酵させることにより、供給量と長期貯蔵不可能
の食物残滓物の使用量を大幅に増減可能な嫌気性発酵物
とすることにより、前記問題点を解決したのである。
【0010】また生産飼料は、そのまま牧場に直送して
使用し、または真空包装することによって長期の保存に
耐え得るようにして、流通または配送上の問題点も解決
したのである。更に前記発酵場所の選定、発酵量のコン
トロール、貯蔵と配送の総てを一元的又はグループ毎の
多元的にコントロールして、実用上生産から使用までの
一連コンビナート化することに成功したのである。
使用し、または真空包装することによって長期の保存に
耐え得るようにして、流通または配送上の問題点も解決
したのである。更に前記発酵場所の選定、発酵量のコン
トロール、貯蔵と配送の総てを一元的又はグループ毎の
多元的にコントロールして、実用上生産から使用までの
一連コンビナート化することに成功したのである。
【0011】現代のコンビナートは、廃棄物を可及的に
少なくし、理想的には廃棄物ゼロの工業地帯(家畜等を
組み込んだ)とするものであるが、この理想に一歩近寄
った将来理想像の達成中間点であることに疑の余地はな
い。
少なくし、理想的には廃棄物ゼロの工業地帯(家畜等を
組み込んだ)とするものであるが、この理想に一歩近寄
った将来理想像の達成中間点であることに疑の余地はな
い。
【0012】この発明は、安定供給可能な乾牧草等の粗
飼料と、食物残滓などの廃棄物を混合し、嫌気性発酵さ
せて濃厚飼料を生産することにより、前記問題点を解決
したのである。
飼料と、食物残滓などの廃棄物を混合し、嫌気性発酵さ
せて濃厚飼料を生産することにより、前記問題点を解決
したのである。
【0013】即ちこの発明は、乾牧草類または乾燥エン
シレージと、食物残滓物を嫌気性発酵させたことを特徴
とする乾牧草等を原料とする発酵飼料である。また乾牧
草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物を嫌気性発
酵させて得た飼料を真空包装したことを特徴とする乾牧
草等を原料とする発酵飼料である。次に他の発明は乾牧
草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物とを適量宛
混合し、水分調整すると共に、嫌気性発酵菌を加えた
後、適量宛眞空包装し、嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料であり、乾牧草類ま
たは乾燥エンシレージの量を10%〜80%(質量)と
し、食物残滓物の量を90%〜20%(質量)としたも
のである。
シレージと、食物残滓物を嫌気性発酵させたことを特徴
とする乾牧草等を原料とする発酵飼料である。また乾牧
草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物を嫌気性発
酵させて得た飼料を真空包装したことを特徴とする乾牧
草等を原料とする発酵飼料である。次に他の発明は乾牧
草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物とを適量宛
混合し、水分調整すると共に、嫌気性発酵菌を加えた
後、適量宛眞空包装し、嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料であり、乾牧草類ま
たは乾燥エンシレージの量を10%〜80%(質量)と
し、食物残滓物の量を90%〜20%(質量)としたも
のである。
【0014】また乾牧草類は、チモシー、スーダン、デ
ントコーン、フェスク、ライ、羊草または稲わら等であ
り、乾燥エンシレージは、デントコーン、チモシー、ス
ーダン、稲わら等の家畜用粗飼料類をサイロその他の装
置でエンシレージとし、これを乾燥したものであり、食
物残滓物は、食品加工工場副産物たるビール粕、豆腐
粕、ウィスキー粕、茶粕、コーヒー粕、紅茶粕その他の
有機廃棄物及び食堂等からの食品廃棄物としたものであ
る。
ントコーン、フェスク、ライ、羊草または稲わら等であ
り、乾燥エンシレージは、デントコーン、チモシー、ス
ーダン、稲わら等の家畜用粗飼料類をサイロその他の装
置でエンシレージとし、これを乾燥したものであり、食
物残滓物は、食品加工工場副産物たるビール粕、豆腐
粕、ウィスキー粕、茶粕、コーヒー粕、紅茶粕その他の
有機廃棄物及び食堂等からの食品廃棄物としたものであ
る。
【0015】また方法の発明は、乾牧草類または乾燥エ
ンシレージ10%〜80%(質量)と、食物残滓物90
%〜20%(質量)とを密閉発酵槽に収容し、撹拌する
と共に、発酵条件を調整して、嫌気性発酵させることを
特徴とした乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造方法で
あり、乾牧草類または乾燥エンシレージ10%〜80%
(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質量)とを密
閉発酵槽に収容し、撹拌すると共に、発酵条件を調整し
て、嫌気性発酵させて得た発酵飼料を真空包装すること
を特徴とした乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造方法
である。また乾牧草類または乾燥エンシレージ10%〜
80%(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質量)
とを混合し、含水量が20%〜80%(質量)なるよう
に水分調整すると共に、嫌気性発酵菌を加えて撹拌混合
した後、前記混合物を適量宛眞空包装し、眞空包装状態
で発酵させて飼料を得ることを特徴とした乾牧草等を原
料とする発酵飼料の製造方法であり、発酵条件は、含水
率を20%〜80%(質量)、温度を15℃〜60℃、
pHを3.6〜4.0とするものであり、発酵期間は、
1日〜90日とし、撹拌回数は1日当り1回〜5回とす
るものである。
ンシレージ10%〜80%(質量)と、食物残滓物90
%〜20%(質量)とを密閉発酵槽に収容し、撹拌する
と共に、発酵条件を調整して、嫌気性発酵させることを
特徴とした乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造方法で
あり、乾牧草類または乾燥エンシレージ10%〜80%
(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質量)とを密
閉発酵槽に収容し、撹拌すると共に、発酵条件を調整し
て、嫌気性発酵させて得た発酵飼料を真空包装すること
を特徴とした乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造方法
である。また乾牧草類または乾燥エンシレージ10%〜
80%(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質量)
とを混合し、含水量が20%〜80%(質量)なるよう
に水分調整すると共に、嫌気性発酵菌を加えて撹拌混合
した後、前記混合物を適量宛眞空包装し、眞空包装状態
で発酵させて飼料を得ることを特徴とした乾牧草等を原
料とする発酵飼料の製造方法であり、発酵条件は、含水
率を20%〜80%(質量)、温度を15℃〜60℃、
pHを3.6〜4.0とするものであり、発酵期間は、
1日〜90日とし、撹拌回数は1日当り1回〜5回とす
るものである。
【0016】またシステムの発明は、乾牧草類または乾
燥エンシレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投
入手段と、前記搬入された乾牧草類または乾燥エンシレ
ージ及び食物残滓物の撹拌手段及び発酵手段並びに取出
し手段とを結合したことを特徴とする乾牧草等を原料と
する発酵飼料の製造システムであり、乾牧草類または乾
燥エンシレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投
入手段と、前記搬入された乾牧草類または乾燥エンシレ
ージ及び食物残滓物の撹拌手段及び発酵手段並びに取出
し手段及び真空包装手段とを結合したことを特徴とする
乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造システムである。
燥エンシレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投
入手段と、前記搬入された乾牧草類または乾燥エンシレ
ージ及び食物残滓物の撹拌手段及び発酵手段並びに取出
し手段とを結合したことを特徴とする乾牧草等を原料と
する発酵飼料の製造システムであり、乾牧草類または乾
燥エンシレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投
入手段と、前記搬入された乾牧草類または乾燥エンシレ
ージ及び食物残滓物の撹拌手段及び発酵手段並びに取出
し手段及び真空包装手段とを結合したことを特徴とする
乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造システムである。
【0017】また他の発明は、乾牧草類または乾燥エン
シレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投入手段
と、撹拌手段と水分調整手段とを結合し、前記により得
た混合物を眞空包装し、嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造システムであ
り、発酵飼料の生産及び配送に当り、単数又は複数の牧
場からの泌乳ステージ、個体の性質、健康状態などの飼
料の品質に必要な情報をコンピューターに入力し、該情
報に基づいて牛群を分類し、該牛群毎に対応する飼料の
品質を定め、この品質に対応する飼料を製造して、各牧
場の注文に応じ配送することを特徴とした乾牧草等を原
料とする発酵飼料の製造システムである。
シレージの搬送投入手段と、食物残滓物の搬送投入手段
と、撹拌手段と水分調整手段とを結合し、前記により得
た混合物を眞空包装し、嫌気性発酵させたことを特徴と
する乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造システムであ
り、発酵飼料の生産及び配送に当り、単数又は複数の牧
場からの泌乳ステージ、個体の性質、健康状態などの飼
料の品質に必要な情報をコンピューターに入力し、該情
報に基づいて牛群を分類し、該牛群毎に対応する飼料の
品質を定め、この品質に対応する飼料を製造して、各牧
場の注文に応じ配送することを特徴とした乾牧草等を原
料とする発酵飼料の製造システムである。
【0018】更に他のシステムの発明は、乾牧草類また
は乾燥エンシレージは、貯蔵庫より必要量宛発酵槽に供
給し、食物残滓物は、生産場所から定期的に発酵槽に供
給し、前記発酵槽は複数設置されていて、発酵必要日数
宛順次繰返して使用するようにしたシステムにおいて、
前記乾牧草類または乾燥エンシレージの貯蔵量及び移送
量は発酵槽毎にコントロールされ、前記各発酵槽へ収容
する場合の、前記各材料の総量を勘案して乾牧草類また
は乾燥エンシレージと、食物残滓物の混入割合を定め
て、過不足なく移送収容できるようにし、前記発酵槽の
所在地を地域別に分けて、地域別に発酵槽群とし、前記
乾牧草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物とを一
元的または多元的にコントロールする。前記により生産
された発酵飼料は、そのまま牧場へ直送し、または真空
包装して牧場へ直送し、或いは真空包装して集荷地域別
に貯蔵すべく需要に応じ、一元的または多元的にコント
ロールすることを特徴とした乾牧草等を原料とする発酵
飼料の配送システムである。
は乾燥エンシレージは、貯蔵庫より必要量宛発酵槽に供
給し、食物残滓物は、生産場所から定期的に発酵槽に供
給し、前記発酵槽は複数設置されていて、発酵必要日数
宛順次繰返して使用するようにしたシステムにおいて、
前記乾牧草類または乾燥エンシレージの貯蔵量及び移送
量は発酵槽毎にコントロールされ、前記各発酵槽へ収容
する場合の、前記各材料の総量を勘案して乾牧草類また
は乾燥エンシレージと、食物残滓物の混入割合を定め
て、過不足なく移送収容できるようにし、前記発酵槽の
所在地を地域別に分けて、地域別に発酵槽群とし、前記
乾牧草類または乾燥エンシレージと、食物残滓物とを一
元的または多元的にコントロールする。前記により生産
された発酵飼料は、そのまま牧場へ直送し、または真空
包装して牧場へ直送し、或いは真空包装して集荷地域別
に貯蔵すべく需要に応じ、一元的または多元的にコント
ロールすることを特徴とした乾牧草等を原料とする発酵
飼料の配送システムである。
【0019】前記発明において、乾牧草等が10%(質
量)以下になると、従来知られているエンシレージの特
質はなくなり、食物残滓などを嫌気性発酵させた場合と
ほぼ同一となって、バランスのとれた高栄養飼料として
の特質が失われ、飼料を使用する際に他の飼料により栄
養バランスをとらなければならない。
量)以下になると、従来知られているエンシレージの特
質はなくなり、食物残滓などを嫌気性発酵させた場合と
ほぼ同一となって、バランスのとれた高栄養飼料として
の特質が失われ、飼料を使用する際に他の飼料により栄
養バランスをとらなければならない。
【0020】また乾牧草等を80%(質量)以上にする
と、従来の牧草のみによるエンシレージと大差がなくな
り、別の高栄養飼料を加入しなければならない問題点を
生じるおそれがあった。
と、従来の牧草のみによるエンシレージと大差がなくな
り、別の高栄養飼料を加入しなければならない問題点を
生じるおそれがあった。
【0021】前記発明における温度は嫌気性菌の性質に
よって異なるが、最も普通とされる乳酸菌の場合には4
0℃〜50℃が適温である。また酪酸菌の場合には、3
0℃〜40℃であり、ブタノール発酵は30℃前後であ
る。
よって異なるが、最も普通とされる乳酸菌の場合には4
0℃〜50℃が適温である。また酪酸菌の場合には、3
0℃〜40℃であり、ブタノール発酵は30℃前後であ
る。
【0022】この発明における含水率は、20%以下で
は発酵の進展がなく、80%以上では温度上昇がむつか
しくて、発酵しない場合もあるので、好ましくは50%
〜65%であるが、嫌気性菌の性質と、乾牧草等との混
合比及び種類によって異なる。
は発酵の進展がなく、80%以上では温度上昇がむつか
しくて、発酵しない場合もあるので、好ましくは50%
〜65%であるが、嫌気性菌の性質と、乾牧草等との混
合比及び種類によって異なる。
【0023】前記発明における乾牧草等は、例えば輸入
するので、計画的に必要量を供給できるが、食物残滓中
食堂等の料理残滓は、月日によって廃棄量に大差を生じ
ることがあり、長期の保存が不可能であるから、好まし
くは毎日、集荷し、長くとも3日〜5日に一回は集荷す
る必要がある。そこで不確定量が定期的に供給されるけ
れども、コンピューターなどのコントロールによって支
障なく順次発酵槽へ入れることができる。
するので、計画的に必要量を供給できるが、食物残滓中
食堂等の料理残滓は、月日によって廃棄量に大差を生じ
ることがあり、長期の保存が不可能であるから、好まし
くは毎日、集荷し、長くとも3日〜5日に一回は集荷す
る必要がある。そこで不確定量が定期的に供給されるけ
れども、コンピューターなどのコントロールによって支
障なく順次発酵槽へ入れることができる。
【0024】また発酵に要する時間は、乾牧草等の混合
比、水分、糖度及び発酵菌の種類と温度によって大差が
あり、1日〜90日とされているが、前記乾牧草等の混
合比、水分及び発酵菌の種類と温度が一定になれば、発
酵時間も自ら一定になるので、発酵に要する時間を勘案
して発酵槽の設置数を決めれば、全システムを経済的か
つスムーズに稼動させることができる。
比、水分、糖度及び発酵菌の種類と温度によって大差が
あり、1日〜90日とされているが、前記乾牧草等の混
合比、水分及び発酵菌の種類と温度が一定になれば、発
酵時間も自ら一定になるので、発酵に要する時間を勘案
して発酵槽の設置数を決めれば、全システムを経済的か
つスムーズに稼動させることができる。
【0025】この発明における発酵済製品は、トラック
輸送などによって未包装のまま直接牧場に届けたり、又
は真空包装して貯蔵し、注文を受ける度に届けたり、牧
場の倉庫に貯蔵することもできる。
輸送などによって未包装のまま直接牧場に届けたり、又
は真空包装して貯蔵し、注文を受ける度に届けたり、牧
場の倉庫に貯蔵することもできる。
【0026】この発明においては、混合比を大幅に変え
ることができるので、乾牧草等の過不足を緩和し得ると
と共に、求めるべき栄養分に基づき原材料の品質を選定
することができる。例えば乳牛用(採乳中)、肉牛用ま
たは子牛用などに区分させることは容易である。
ることができるので、乾牧草等の過不足を緩和し得ると
と共に、求めるべき栄養分に基づき原材料の品質を選定
することができる。例えば乳牛用(採乳中)、肉牛用ま
たは子牛用などに区分させることは容易である。
【0027】この発明の嫌気性発酵に際し、pHを3.
6〜4.0に調整すれば、乳酸菌の繁殖に悪影響がな
く、他の雑菌の繁殖を積極的に阻止し、安全確実に乳酸
発酵させることができる。
6〜4.0に調整すれば、乳酸菌の繁殖に悪影響がな
く、他の雑菌の繁殖を積極的に阻止し、安全確実に乳酸
発酵させることができる。
【0028】この発明における食物残滓物の輸送は、例
えば特製のコンテナを利用し、集荷取扱い、廃棄物の投
入及び取出しが容易であり、可及的に悪臭などを防止し
得る構造が好ましい。
えば特製のコンテナを利用し、集荷取扱い、廃棄物の投
入及び取出しが容易であり、可及的に悪臭などを防止し
得る構造が好ましい。
【0029】前記は発酵槽を用いる場合について説明し
たが、眞空包装中で発酵させる場合もある。即ち乾牧草
と、食物残滓物とを一定の割合で混合し、水分調整する
と共に、嫌気性発酵菌を加えて混合し、この混合物を一
定量(例えば150kg)宛眞空包装し、この包装物を
牧場に移送し、または貯蔵する。
たが、眞空包装中で発酵させる場合もある。即ち乾牧草
と、食物残滓物とを一定の割合で混合し、水分調整する
と共に、嫌気性発酵菌を加えて混合し、この混合物を一
定量(例えば150kg)宛眞空包装し、この包装物を
牧場に移送し、または貯蔵する。
【0030】前記のようにして放置すると、眞空包装中
で嫌気性発酵が進行し、10日〜60日で発酵を終了す
る。
で嫌気性発酵が進行し、10日〜60日で発酵を終了す
る。
【0031】前記発酵方法によれば、発酵槽が不必要に
なるのみならず、食品工場などの食物残滓物を産出する
場所で、手軽に眞空包装できるので、食品残滓物を移送
するという最も困難な手段を省くことが可能になる優れ
た発酵方法である。
なるのみならず、食品工場などの食物残滓物を産出する
場所で、手軽に眞空包装できるので、食品残滓物を移送
するという最も困難な手段を省くことが可能になる優れ
た発酵方法である。
【0032】この発明の実施に用いる発酵槽は、乾牧草
等の輸入及び移送が容易であり、食物残滓物について
は、目的とする品質(例えば食堂廃棄物か、工場副生物
か)に応じ、廃棄物が多量に生産される場所または原材
料の集荷が容易であって、製品の配送または貯蔵容易の
場所が好ましい。
等の輸入及び移送が容易であり、食物残滓物について
は、目的とする品質(例えば食堂廃棄物か、工場副生物
か)に応じ、廃棄物が多量に生産される場所または原材
料の集荷が容易であって、製品の配送または貯蔵容易の
場所が好ましい。
【0033】この発明にいう乾燥エンシレージは、多汁
質の青刈り飼料を新鮮な状態で保存する為に、サイロの
中に詰めて乳酸菌で発酵させた後、乾燥させたもので
(水分8%〜15%)、乾燥サイレージともいう。この
乾燥サイレージは、乾草より場所をとらず、栄養価が高
く、そのまま保存できる点が優れている。家畜に与える
時には単用または他の粗飼料や濃厚飼料と共に利用す
る。良いエンシレージを作るには、サイロ中で乳酸菌の
みを繁殖させる必要がある。水分含有量70〜80%の
青刈り飼料を間に空気が残らないように積み上げる。温
度が30℃位まで昇るが25℃以下にすると失敗が少な
い。前記において、糖度の低い牧草類は細切りし、汁液
を出やすくし、糖度を上昇させて乳酸発酵をし易くする
方法が一般的である。
質の青刈り飼料を新鮮な状態で保存する為に、サイロの
中に詰めて乳酸菌で発酵させた後、乾燥させたもので
(水分8%〜15%)、乾燥サイレージともいう。この
乾燥サイレージは、乾草より場所をとらず、栄養価が高
く、そのまま保存できる点が優れている。家畜に与える
時には単用または他の粗飼料や濃厚飼料と共に利用す
る。良いエンシレージを作るには、サイロ中で乳酸菌の
みを繁殖させる必要がある。水分含有量70〜80%の
青刈り飼料を間に空気が残らないように積み上げる。温
度が30℃位まで昇るが25℃以下にすると失敗が少な
い。前記において、糖度の低い牧草類は細切りし、汁液
を出やすくし、糖度を上昇させて乳酸発酵をし易くする
方法が一般的である。
【0034】この発明は、主として乳牛及び肉牛の飼料
について説明したが、この飼料を用いることができる家
畜(例えば豚)に適用することができる。
について説明したが、この飼料を用いることができる家
畜(例えば豚)に適用することができる。
【0035】一般に炭水化物が少ないと乳酸菌が発酵し
にくくなり、乳酸菌の生成が不十分になると、他の細菌
によって蛋白質が腐敗し、飼料として不適当になる。こ
れは蛋白質の多い乾草の場合に生じ易いので、豆科の乾
草には稲科の乾草を加えるとよいとされており、その他
pHを3.6〜4.0に調節すると腐敗菌の発酵がとま
り、良いエンシレージができる。
にくくなり、乳酸菌の生成が不十分になると、他の細菌
によって蛋白質が腐敗し、飼料として不適当になる。こ
れは蛋白質の多い乾草の場合に生じ易いので、豆科の乾
草には稲科の乾草を加えるとよいとされており、その他
pHを3.6〜4.0に調節すると腐敗菌の発酵がとま
り、良いエンシレージができる。
【0036】
【発明の実施の形態】この発明は、乾牧草等と、従来廃
棄されていた食物残滓物とを所定の割合に混合し、密閉
容器内へ収容して、所定の水分、温度のもとに撹拌しつ
つ嫌気性発酵させて発酵生成物としての混合飼料(TO
TAL MIXED RATION、TMRと略称す
る)を得るようにしたものである。前記TMRは、その
まま牛の飼料とし、又は真空包装して貯蔵し、適宜に牛
の飼料とするものである。
棄されていた食物残滓物とを所定の割合に混合し、密閉
容器内へ収容して、所定の水分、温度のもとに撹拌しつ
つ嫌気性発酵させて発酵生成物としての混合飼料(TO
TAL MIXED RATION、TMRと略称す
る)を得るようにしたものである。前記TMRは、その
まま牛の飼料とし、又は真空包装して貯蔵し、適宜に牛
の飼料とするものである。
【0037】また前記TMRを製造するに当り、乾牧草
等を10%〜80%(質量)、食物残滓物を90%〜2
0%(質量)、水分を20%〜80%、温度を15℃〜
60℃とし、pH調整の際にはpHを3.6〜4.0と
するものである。
等を10%〜80%(質量)、食物残滓物を90%〜2
0%(質量)、水分を20%〜80%、温度を15℃〜
60℃とし、pH調整の際にはpHを3.6〜4.0と
するものである。
【0038】前記発明の外に、乾牧草等と食物残滓物と
の混合物に嫌気性発酵菌を添加し、これを混合し、該混
合物を一定量宛眞空包装して、包装中に嫌気性発酵させ
ることができる。眞空包装中の発酵であるから、移送
中、貯蔵中の如何に拘わらず発酵を促進することができ
るので便利である。
の混合物に嫌気性発酵菌を添加し、これを混合し、該混
合物を一定量宛眞空包装して、包装中に嫌気性発酵させ
ることができる。眞空包装中の発酵であるから、移送
中、貯蔵中の如何に拘わらず発酵を促進することができ
るので便利である。
【0039】このような場合に発酵を中断する必要があ
る場合には、眞空包装のまま低温処理(例えば10℃以
下に冷蔵)すれば、発酵を確実に中止することができ
る。更に温度を30℃にもどせば、再び発酵を開始する
ことができる。
る場合には、眞空包装のまま低温処理(例えば10℃以
下に冷蔵)すれば、発酵を確実に中止することができ
る。更に温度を30℃にもどせば、再び発酵を開始する
ことができる。
【0040】この発明は、乾牧草等の集荷と食物残滓物
の集荷及び製品の配送などに対し、最も経済的、能率的
かつ合理的な位置に必要数の発酵槽を設置するもので、
具体的には日本全国を地域別に分けて食物残滓物の集荷
が経済的な点を考慮し、位置を選定する。牧場に製品を
配送することについては、製品をそのまま運搬する場
合、真空包装してから運搬する場合があり、真空包装し
て、所定の場所に貯蔵し、注文に応じ牧場へ配送する場
合もある。前記における原材料の運搬、その量と製品の
直送又は包装貯蔵などは総てコンピュータによる自動制
御とする。
の集荷及び製品の配送などに対し、最も経済的、能率的
かつ合理的な位置に必要数の発酵槽を設置するもので、
具体的には日本全国を地域別に分けて食物残滓物の集荷
が経済的な点を考慮し、位置を選定する。牧場に製品を
配送することについては、製品をそのまま運搬する場
合、真空包装してから運搬する場合があり、真空包装し
て、所定の場所に貯蔵し、注文に応じ牧場へ配送する場
合もある。前記における原材料の運搬、その量と製品の
直送又は包装貯蔵などは総てコンピュータによる自動制
御とする。
【0041】
【実施例1】水分15%の輸入乾牧草類(例えばチモシ
ー又はデントコーン)1000kgに、食堂からの食物
残滓物(水分50%)1000kgと、ビール粕(水分
80%)500kg、豆腐粕500kg(水分80%)
を混合した後、粉体乳酸菌0.05〜0.1%(質
量)、1g当り105の菌数と共に、密閉容器内に収容
し、水分50%、PH3.7に調整した後35℃で発酵
させ、1日2回撹拌し、60日で発酵を終了し、取出し
た所、発酵製品約3500kgを得た。
ー又はデントコーン)1000kgに、食堂からの食物
残滓物(水分50%)1000kgと、ビール粕(水分
80%)500kg、豆腐粕500kg(水分80%)
を混合した後、粉体乳酸菌0.05〜0.1%(質
量)、1g当り105の菌数と共に、密閉容器内に収容
し、水分50%、PH3.7に調整した後35℃で発酵
させ、1日2回撹拌し、60日で発酵を終了し、取出し
た所、発酵製品約3500kgを得た。
【0042】前記発酵製品を150kg宛真空包装すれ
ば、同一状態で1年間保存することができる。
ば、同一状態で1年間保存することができる。
【0043】前記製品は、乳成牛1頭に1日5〜20k
g、乾牧草類2〜10kgと共に与えると、栄養バラン
スのとれた飼料とすることができる。
g、乾牧草類2〜10kgと共に与えると、栄養バラン
スのとれた飼料とすることができる。
【0044】
【実施例2】この発明の実施例をブロック図で説明すれ
ば(図1)、先ず乾牧草等と食物残滓物とを集荷して、
一定量宛発酵槽へ収容し、繊維分解酵素と、乳酸菌など
の嫌気性発酵菌を付与すると共に、水分調整し、35℃
位で発酵させ、1日に1〜5回撹拌する。15日〜60
日で発酵製品ができたならば、一部分牧場へ直送し、他
部分は真空包装して貯蔵し、又は牧場へ出荷する。
ば(図1)、先ず乾牧草等と食物残滓物とを集荷して、
一定量宛発酵槽へ収容し、繊維分解酵素と、乳酸菌など
の嫌気性発酵菌を付与すると共に、水分調整し、35℃
位で発酵させ、1日に1〜5回撹拌する。15日〜60
日で発酵製品ができたならば、一部分牧場へ直送し、他
部分は真空包装して貯蔵し、又は牧場へ出荷する。
【0045】前記において、真空包装した製品は貯蔵性
が良好であるから、1年間位は同一品質で貯蔵すること
ができる。従って製品の過不足を生じるおそれはない。
前記食物残滓物の供給量が不均一であっても、乾牧草と
の混合比を変えれば、不足分は自動調整されるので、需
給が乱れるおそれはない。
が良好であるから、1年間位は同一品質で貯蔵すること
ができる。従って製品の過不足を生じるおそれはない。
前記食物残滓物の供給量が不均一であっても、乾牧草と
の混合比を変えれば、不足分は自動調整されるので、需
給が乱れるおそれはない。
【0046】次に図2の実施例は、輸入乾牧草と、食品
加工工場の残滓物を利用する場合に、食品加工工場に隣
接して発酵飼料工場を併設又は隣接した場合を示す。
加工工場の残滓物を利用する場合に、食品加工工場に隣
接して発酵飼料工場を併設又は隣接した場合を示す。
【0047】この実施例における発酵後の処理は、前記
実施例と同一である。即ち発酵製品は計量、真空包装、
貯蔵又は地域問屋に運ばれ、注文に応じ牧場に出荷する
場合と、製品を真空包装することなく、トラックその他
の輸送手段により、牧場へ出荷する場合とがある。
実施例と同一である。即ち発酵製品は計量、真空包装、
貯蔵又は地域問屋に運ばれ、注文に応じ牧場に出荷する
場合と、製品を真空包装することなく、トラックその他
の輸送手段により、牧場へ出荷する場合とがある。
【0048】また図3(a)の実施例は、発酵飼料工場
を、適所に選定し、ここへ食品残滓物と、乾牧草を搬入
する方法であり、発酵槽以下は省略した。即ち前記実施
例は、発酵飼料工場の立地条件を主にした案である。
を、適所に選定し、ここへ食品残滓物と、乾牧草を搬入
する方法であり、発酵槽以下は省略した。即ち前記実施
例は、発酵飼料工場の立地条件を主にした案である。
【0049】次に図3(b)の実施例は、牧場の密集地
帯に発酵飼料工場を設けた場合を示す。この実施例にお
いては、製品の真空包装量を少なくすることができる
が、食品残滓物の輸送及び乾牧草の輸送が長距離になる
おそれがある。前記輸送が長距離にならない場合には、
有力である。
帯に発酵飼料工場を設けた場合を示す。この実施例にお
いては、製品の真空包装量を少なくすることができる
が、食品残滓物の輸送及び乾牧草の輸送が長距離になる
おそれがある。前記輸送が長距離にならない場合には、
有力である。
【0050】元来輸送量から考えれば、製品輸送の距離
が長い方が、全システムとしては有力であるが、食品残
滓物の水分を可及的に少なくしたり、輸送包装(容器)
に工夫を加えて、臭気が発生しないようにしたり、輸送
中の発酵処理など、新規な有力方法が考えられるなら
ば、図3(a)、(b)の採用の余地がある。
が長い方が、全システムとしては有力であるが、食品残
滓物の水分を可及的に少なくしたり、輸送包装(容器)
に工夫を加えて、臭気が発生しないようにしたり、輸送
中の発酵処理など、新規な有力方法が考えられるなら
ば、図3(a)、(b)の採用の余地がある。
【0051】次に図4の実施例は、乾牧草、食物残滓物
及び乳酸菌を撹拌槽に入れ、均一に撹拌した後、定量宛
取出して眞空包装し、この眞空包装中で嫌気性発酵させ
たものである。この場合には発酵槽が不必要になり、移
送中又は貯蔵中に発酵が進行する利点がある。また発酵
中止は温度制御により容易に行うことができる。
及び乳酸菌を撹拌槽に入れ、均一に撹拌した後、定量宛
取出して眞空包装し、この眞空包装中で嫌気性発酵させ
たものである。この場合には発酵槽が不必要になり、移
送中又は貯蔵中に発酵が進行する利点がある。また発酵
中止は温度制御により容易に行うことができる。
【0052】
【実施例3】この発明のシステムの実施例を図5につい
て説明する。発酵工場A、B、C、D…Xに対し、食品
工場(複数)と、食堂その他の(複数)からの食品残滓
物を、前記発酵工場へコンピュータ制御により配送す
る。一方輸入乾牧草(複数港でもよい)を、前記各発酵
工場の需要に応じて配送する。
て説明する。発酵工場A、B、C、D…Xに対し、食品
工場(複数)と、食堂その他の(複数)からの食品残滓
物を、前記発酵工場へコンピュータ制御により配送す
る。一方輸入乾牧草(複数港でもよい)を、前記各発酵
工場の需要に応じて配送する。
【0053】前記のようにして、発酵工場の製品は、コ
ンピュータ制御により、牧場(複数)へ注文に応じて配
送し、残余は真空包装して倉庫等に貯蔵し、爾後製造と
使用のアンバランスを前記貯蔵によって調整する。
ンピュータ制御により、牧場(複数)へ注文に応じて配
送し、残余は真空包装して倉庫等に貯蔵し、爾後製造と
使用のアンバランスを前記貯蔵によって調整する。
【0054】
【実施例4】この発明の他の実施例は、一牧場又は数牧
場毎に、必要数の発酵槽を設置し、輸入した乾牧草類
と、食物残滓物をコンピューター制御による割合に混合
しつつ、前記発酵槽内へ収容し、35℃で15日〜60
日間発酵させれば、水分40%〜45%の製品ができ
る。前記製品をそのまま牧場へ供給し、又は10kg〜
500kgに真空包装し、倉庫へ貯蔵する。前記包装
は、例えば小形(10kg〜50kg)、中形(60k
g〜150kg)、大形(150kg〜500kg)な
どである。
場毎に、必要数の発酵槽を設置し、輸入した乾牧草類
と、食物残滓物をコンピューター制御による割合に混合
しつつ、前記発酵槽内へ収容し、35℃で15日〜60
日間発酵させれば、水分40%〜45%の製品ができ
る。前記製品をそのまま牧場へ供給し、又は10kg〜
500kgに真空包装し、倉庫へ貯蔵する。前記包装
は、例えば小形(10kg〜50kg)、中形(60k
g〜150kg)、大形(150kg〜500kg)な
どである。
【0055】前記実施例において、乾牧草類は輸入など
により一定量供給できるが、食物残滓物については、集
荷量の不均一はあるけれども、例えば発酵槽へ収容する
材料の混合比率を変えることにより各発酵槽は円滑に稼
働させることができる。
により一定量供給できるが、食物残滓物については、集
荷量の不均一はあるけれども、例えば発酵槽へ収容する
材料の混合比率を変えることにより各発酵槽は円滑に稼
働させることができる。
【0056】
【実施例5】この発明の他の実施例を図6について説明
する。各牧場(畜産農家)イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、
ト、チ、リから、発酵飼料工場のコンピューターへ、泌
乳ステージ、個体の性質、個体の健康状態その他の個体
情報を入力する。そこで、コンピューターにより、前記
個体の情報に基づいて、同一情報(又は近似情報)毎に
牛を群分けし、この群分けに基づいて発酵飼料の品質別
生産計画をたてて、各発酵槽に指示する。このようにし
て出来上がった製品を、各牧場へ必要量宛分別発送する
飼料製造システムである。
する。各牧場(畜産農家)イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、
ト、チ、リから、発酵飼料工場のコンピューターへ、泌
乳ステージ、個体の性質、個体の健康状態その他の個体
情報を入力する。そこで、コンピューターにより、前記
個体の情報に基づいて、同一情報(又は近似情報)毎に
牛を群分けし、この群分けに基づいて発酵飼料の品質別
生産計画をたてて、各発酵槽に指示する。このようにし
て出来上がった製品を、各牧場へ必要量宛分別発送する
飼料製造システムである。
【0057】前記製造システムによれば、各牧場は、必
要な品質の飼料を、必要量宛受取ることができるので、
牛の健康はもとより、牧場の経営としても合理的であ
り、管理を著しく容易にすることができる。
要な品質の飼料を、必要量宛受取ることができるので、
牛の健康はもとより、牧場の経営としても合理的であ
り、管理を著しく容易にすることができる。
【0058】前記実施例は、一つの発酵飼料工場毎に、
コンピューター管理した例であるが、図6−(b)は、
複数の発酵飼料工場をマスターコンピューターにより管
理する例である。即ち牛の泌乳ステージその他の個体情
報は多岐に亘る場合が多いが、飼料工場の発酵槽の容量
及び数量は限定されているので、単一の飼料工場の群分
け数は限定せざるを得ないことがある。
コンピューター管理した例であるが、図6−(b)は、
複数の発酵飼料工場をマスターコンピューターにより管
理する例である。即ち牛の泌乳ステージその他の個体情
報は多岐に亘る場合が多いが、飼料工場の発酵槽の容量
及び数量は限定されているので、単一の飼料工場の群分
け数は限定せざるを得ないことがある。
【0059】そこで図6−(b)に示すように、複数の
飼料工場A、B、C、Dを一括管理すれば、発酵槽の数
も多くなり、より適切な対応ができることになる。
飼料工場A、B、C、Dを一括管理すれば、発酵槽の数
も多くなり、より適切な対応ができることになる。
【0060】前記の場合には、一方の発酵工場の傘下の
牧場へ、他方の発酵工場の製品を配送することにより、
全体としての過不足を皆無にすることができる。
牧場へ、他方の発酵工場の製品を配送することにより、
全体としての過不足を皆無にすることができる。
【0061】
【実施例6】この発明の他の実施例について説明する。
水分15%の輸入牧草類1000kgに、食品工場から
のビール粕(水分80%)500kg、豆腐粕(水分8
0%)500kg、食堂からの食物残滓物(水分50
%)500kg及びコーヒー粕(水分80%)100k
gを撹拌槽に入れると共に、粉体乳酸菌0.05〜0.
1%(質量)、1g当り105菌数を入れて均一に撹拌
し、水分50%、PH3.7に調整した後、150kg
宛眞空包装し、30℃〜35℃の倉庫に収容して発酵を
開始させた所、40日〜50日で所定の発酵程度となっ
たので、温度を15℃以下に調整して発酵を中止させ
た。
水分15%の輸入牧草類1000kgに、食品工場から
のビール粕(水分80%)500kg、豆腐粕(水分8
0%)500kg、食堂からの食物残滓物(水分50
%)500kg及びコーヒー粕(水分80%)100k
gを撹拌槽に入れると共に、粉体乳酸菌0.05〜0.
1%(質量)、1g当り105菌数を入れて均一に撹拌
し、水分50%、PH3.7に調整した後、150kg
宛眞空包装し、30℃〜35℃の倉庫に収容して発酵を
開始させた所、40日〜50日で所定の発酵程度となっ
たので、温度を15℃以下に調整して発酵を中止させ
た。
【0062】前記発酵製品、発酵槽を利用して製品とほ
ぼ同一品質であった。
ぼ同一品質であった。
【0063】従って発酵処理が一層手軽にできると共
に、発酵槽を設置しなくてもよいので、設備費が低廉と
なり、かつ材料混合比の選定が容易であるから製品の品
質を容易に選択することができる。
に、発酵槽を設置しなくてもよいので、設備費が低廉と
なり、かつ材料混合比の選定が容易であるから製品の品
質を容易に選択することができる。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、従来廃棄していた食
物残滓物を用い、乾牧草等と混合して嫌気性発酵させる
と、高栄養価の製品を多量生産できる効果がある。
物残滓物を用い、乾牧草等と混合して嫌気性発酵させる
と、高栄養価の製品を多量生産できる効果がある。
【0065】また製品を真空包装することによって、貯
蔵性を飛躍的に改善し、何時でも必要量の製品を供給で
きる効果がある。従って廃棄物の有用化と、環境を改善
することができる。更に乾牧草等と、食物残滓物との混
合比率を変えることにより、任意の品質の製品を得るこ
とができる効果がある。
蔵性を飛躍的に改善し、何時でも必要量の製品を供給で
きる効果がある。従って廃棄物の有用化と、環境を改善
することができる。更に乾牧草等と、食物残滓物との混
合比率を変えることにより、任意の品質の製品を得るこ
とができる効果がある。
【図1】この発明の製造の実施例のブロック図。
【図2】同じく他の実施例のブロック図。
【図3】(a)同じく発酵工場の位置を工夫した実施例
のブロック図。 (b)同じく他の実施例のブロック図。
のブロック図。 (b)同じく他の実施例のブロック図。
【図4】同じく他の実施例のブロック図。
【図5】同じくシステムの実施例のブロック図。
【図6】(a) 同じく品質管理の実施例のブロック
図。 (b) 同じく他の実施例のブロック図。
図。 (b) 同じく他の実施例のブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 B09B 3/00 D ZAB ZABC Fターム(参考) 2B150 AA01 AA02 AA03 AC05 AD08 BA05 CA06 CA20 CC02 CC03 CD37 CE20 EA01 EA07 EB03 4D004 AA03 AA04 AB01 AC05 AC07 BA04 CA18 CA20 CA35 CA50 CB04 CB41 CB50 CC07 CC15 DA01 DA02 DA03 DA06 DA09 DA10 DA11 DA13 DA16 DA17 DA20
Claims (16)
- 【請求項1】 乾牧草類または乾燥エンシレージと、食
物残滓物を嫌気性発酵させたことを特徴とする乾牧草等
を原料とする発酵飼料。 - 【請求項2】 乾牧草類または乾燥エンシレージと、食
物残滓物を嫌気性発酵させて得た飼料を真空包装したこ
とを特徴とする乾牧草等を原料とする発酵飼料。 - 【請求項3】 乾牧草類または乾燥エンシレージと、食
物残滓物とを適量宛混合し、水分調整すると共に、嫌気
性発酵菌を加えた後、適量宛眞空包装し、嫌気性発酵さ
せたことを特徴とする乾牧草等を原料とする発酵飼料。 - 【請求項4】 乾牧草類または乾燥エンシレージの量を
10%〜80%(質量)とし、食物残滓物の量を90%
〜20%(質量)としたことを特徴とする請求項1、2
または3の何れか1つ記載の乾牧草等を原料とする発酵
飼料。 - 【請求項5】 乾牧草類は、チモシー、スーダン、デン
トコーン、フェスク、ライ、羊草または稲わら等であ
り、乾燥エンシレージは、デントコーン、チモシー、ス
ーダン、稲わら等の家畜用粗飼料類を所定の装置でエン
シレージとし、これを乾燥したことを特徴とする請求項
1、2または3の何れか1つ記載の乾牧草等を原料とす
る発酵飼料。 - 【請求項6】 食物残滓物は、食品加工工場副産物たる
ビール粕、豆腐粕、ウィスキー粕、茶粕、コーヒー粕、
紅茶粕その他の有機廃棄物及び食堂等からの食品廃棄物
としたことを特徴とする請求項1、2、3の何れか1項
記載の乾牧草等を原料とする発酵飼料。 - 【請求項7】 乾牧草類または乾燥エンシレージ10%
〜80%(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質
量)とを密閉発酵槽に収容し、撹拌すると共に、発酵条
件を調整して、嫌気性発酵させることを特徴とした乾牧
草等を原料とする発酵飼料の製造方法。 - 【請求項8】 乾牧草類または乾燥エンシレージ10%
〜80%(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質
量)とを密閉発酵槽に収容し、撹拌すると共に、発酵条
件を調整して、嫌気性発酵させて得た発酵飼料を真空包
装することを特徴とした乾牧草等を原料とする発酵飼料
の製造方法。 - 【請求項9】 乾牧草類または乾燥エンシレージ10%
〜80%(質量)と、食物残滓物90%〜20%(質
量)とを混合し、含水量が20%〜80%(質量)なる
ように水分調整すると共に、嫌気性発酵菌を加えて撹拌
混合した後、前記混合物を適量宛眞空包装し、眞空包装
状態で発酵させて飼料を得ることを特徴とした乾牧草等
を原料とする発酵飼料の製造方法。 - 【請求項10】 発酵条件は、含水率を20%〜80%
(質量)、温度を15℃〜60℃、pHを3.6〜4.
0とすることを特徴とした請求項6または7記載の乾牧
草等を原料とする発酵飼料の製造方法。 - 【請求項11】 発酵期間は、1日〜90日とし、撹拌
回数は1日当り1回〜5回とすることを特徴とした請求
項7、8または9の何れか1つ記載の乾牧草等を原料と
する発酵飼料の製造方法。 - 【請求項12】 乾牧草類または乾燥エンシレージの搬
送投入手段と、食物残滓物の搬送投入手段と、前記投入
された乾牧草類または乾燥エンシレージ及び食物残滓物
の撹拌手段及び発酵手段並びに取出し手段とを結合した
ことを特徴とする乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造
システム。 - 【請求項13】 乾牧草類または乾燥エンシレージの搬
送投入手段と、食物残滓物の搬送投入手段と、乾牧草類
または乾燥エンシレージ及び食物残滓物の撹拌手段及び
発酵手段並びに取出し手段と、真空包装手段とを結合し
たことを特徴とする乾牧草等を原料とする発酵飼料の製
造システム。 - 【請求項14】 乾牧草類または乾燥エンシレージの搬
送投入手段と、食物残滓物の搬送投入手段と、撹拌手段
と水分調整手段とを結合し、前記により得た混合物を眞
空包装し、嫌気性発酵させたことを特徴とする乾牧草等
を原料とする発酵飼料の製造システム。 - 【請求項15】 発酵飼料の生産及び配送に当り、単数
又は複数の牧場からの泌乳ステージ、個体の性質、健康
状態などの飼料の品質に必要な情報をコンピューターに
入力し、該情報に基づいて牛群を分類し、該牛群毎に対
応する飼料の品質を定め、この品質に対応する飼料を製
造して、各牧場の注文に応じ配送することを特徴とした
乾牧草等を原料とする発酵飼料の製造システム。 - 【請求項16】 乾牧草類または乾燥エンシレージは、
貯蔵庫より必要量宛発酵槽に供給し、食物残滓物は、生
産場所から定期的に発酵槽に供給し、前記発酵槽は複数
設置されていて、発酵必要日数宛順次繰返して使用する
ようにしたシステムにおいて、前記乾牧草類または乾燥
エンシレージの貯蔵量及び移送量は発酵槽毎にコントロ
ールされ、前記各発酵槽へ収容する場合の、前記各材料
の総量を勘案して乾牧草類または乾燥エンシレージと、
食物残滓物の混入割合を定めて、過不足なく移送収容で
きるようにし、前記発酵槽の所在地を地域別に分けて、
地域別に発酵槽群とし、前記乾牧草類または乾燥エンシ
レージと、食物残滓物とを一元的または多元的にコント
ロールする。前記により生産された発酵飼料は、そのま
ま牧場へ直送し、または真空包装して牧場へ直送し、或
いは真空包装して集荷地域別に貯蔵して需要に応じ、一
元的または多元的にコントロールすることを特徴とした
乾牧草等を原料とする発酵飼料の配送システム。
Priority Applications (1)
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Related Child Applications (1)
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Country Status (1)
| Country | Link |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010284098A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Hamana Rakunogyo Kyodo Kumiai | 畜産用混合飼料および同畜産用混合飼料の製造方法 |
| JP2015204778A (ja) * | 2014-04-19 | 2015-11-19 | 株式会社北旺産業 | Tmr(混合飼料)の製造システム |
| CN106942470A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-07-14 | 南京致润生物科技有限公司 | 利用农业废弃物生产的生物发酵饲料及其制备方法和应用 |
| JP2020080779A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 山形県 | 茶粕発酵飼料、およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000270351A patent/JP2002136261A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN106942470A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-07-14 | 南京致润生物科技有限公司 | 利用农业废弃物生产的生物发酵饲料及其制备方法和应用 |
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