JP4232353B2 - 有機廃棄物処理方法と処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明は生ゴミ等の有機廃棄物の処理方法と処理システムに関し、特に有機廃棄物を微生物により消化させて、無臭無害化するようにした処理方法や処理システムに関する。
【0002】
【従来技術】
生ゴミ等の有機廃棄物を微生物で処理して、堆肥を生産するシステムが知られている。このようなシステムでは、微生物による生ゴミの発酵に長時間が必要なため広い場所を必要とする、発酵時の異臭により立地が制限される等の問題がある。
【0003】
この点に関し出願人は、微生物を含有する処理母材を有機廃棄物と混練するための混練手段と、該混練物を所定期間保管して熟成するための倉庫とを設けて、熟成した混練物を次の有機廃棄物との混練用の処理母材として前記混練手段へ供給するようにした有機廃棄物処理方法や処理システムを出願した(特願2001−18547号)。
【0004】
【発明の課題】
この発明の基本的課題は、有機廃棄物を比較的狭いスペースで効率的に処理でき、2次廃棄物の発生がすくなく、かつ処理母材の管理が容易で、さらに処理母材に不測の事態が生じた場合にも被害を最小限に止められる処理方法と処理システムとを提供することにある(請求項1〜7)。
【0005】
【発明の構成】
この発明は、微生物を含有する処理母材を有機廃棄物と混練するための混練手段と、該混練物を容器に収容して所定期間保管して熟成するための倉庫とを設けて、熟成した混練物を次の有機廃棄物との混練用の処理母材として前記混練手段へ供給するようにした有機廃棄物処理方法であって、
熟成済みの1つの容器から回収した処理母材を、他の容器から回収した処理母材と混合せずに、次の1つの容器用の処理母材とすることを特徴とする(請求項1)。
【0006】
好ましくは、微生物の消化に伴う減量による処理母材の不足を、繊維分の補充で補う(請求項2)。もちろん処理母材の活性の低下に対しては、未使用の微生物の追加、栄養分の補給などで補っても良い。
【0007】
また好ましくは、処理母材での有機廃棄物の処理の履歴を1容器分の処理母材毎に記録する(請求項3)。
【0008】
この発明はまた、微生物を含有する処理母材を有機廃棄物と混練するための混練手段と、該混練物を容器に収容して所定期間保管して熟成するための倉庫と、熟成した混練物を次の有機廃棄物との混練用の処理母材として前記混練手段へ供給するための循環手段とを設けた有機廃棄物処理システムであって、
前記混練手段と循環手段とを、1つの容器から回収した処理母材を、他の容器からの処理母材と混合せずに、次の1つの容器用の処理母材とするように構成したことを特徴とする(請求項4)。
【0009】
好ましくは、処理母材での有機廃棄物の処理の履歴を、1容器分の処理母材毎に記憶するための手段を設ける(請求項5)。
【0010】
特に好ましくは、前記処理の履歴には、熟成過程での発酵温度の履歴を含めるようにして記憶する(請求項6)。
【0011】
また好ましくは、 熟成済みの混練物から異物を分離して異物の含量を測定するための手段を設ける(請求項7)。
【0012】
【発明の作用と効果】
この発明では、微生物を含有する処理母材と有機廃棄物とを混練して、倉庫で保管して熟成する。この間に有機廃棄物は微生物により消化され、熟成した混練物は次の有機廃棄物との混練用の処理母材となる。熟成は倉庫で行えるので、比較的狭いスペースに多量の混練物を保管でき、有機廃棄物は微生物により消化されて次の処理母材となるので、2次廃棄物の発生が少なくなる。
【0013】
さらにこの発明では、熟成済みの1つの容器から回収した処理母材を、他の容器から回収した処理母材と混合せずに、次の1つの容器の処理母材とする。このため処理母材は容器単位で管理でき、処理母材の管理が容易になる。また処理母材が汚染された場合や処理母材に異常が生じたような場合でも、他の容器の処理母材には伝染しないので、被害を最小限に止めることができる(請求項1)。
【0014】
微生物の活性は種々に変化し、例えば最初の1,2回の処理では活性が高く、以後は処理を重ねて行くと、処理活性はほぼ定常値に近づくのが普通である。すると同量の処理母材に同量の有機廃棄物を混練して熟成しても、熟成して回収できる処理母材の量は処理母材の活性により変動し、当初は回収量が少なく、以降は回収量が増してくる。この変動を補うため、他の容器から回収した処理母材を補充すると、容器単位で処理母材を管理できなくなる。そこで処理母材に不足が生じた場合、おが屑や稲藁、麦藁、籾殻等の繊維分を補給して補うようにする(請求項2)。
【0015】
この発明では、処理母材を1容器分の処理母材毎に管理し、異なる容器間で処理母材を混合せずに、次の容器の処理母材として循環する。このため有機廃棄物の処理の履歴を1容器分の処理母材毎に記録することに意味が生じる。そしてこのように処理母材の履歴を記録すれば、処理母材の交換時期や活性の低下、異常の発生等を的確に管理できる(請求項3)。
【0016】
またこの発明の有機廃棄物処理システムでは、混練手段と循環手段とを1つの容器から回収した処理母材を他の容器からの処理母材と混合せずに、次の1つの容器用の処理母材とするように構成する。このため処理母材の管理が容易で、さらに処理母材に異常や不測の事態等が生じても、他の処理母材に伝染しないので、被害を最小限度に止めることができる(請求項4)。
【0017】
処理母材を1つの容器を単位として循環使用するので、処理母材での有機廃棄物の処理の履歴を1容器分の処理母材毎に記憶することに意味が生じる。このようにすれば、処理母材の履歴を的確に管理でき、交換時期や異常の有無、活性の低下などを的確に管理できる(請求項5)。
【0018】
処理の履歴には、好ましくは熟成過程での発酵温度の履歴を含めて記憶する。このようにすると発酵の進み具合や異常の有無等を、より正確に把握できる(請求項6)。
【0019】
また好ましくは、熟成済みの混練物から異物を分離して、異物の含量を測定する。異物の含量を測定すれば、廃棄物の分別を怠っている有機廃棄物の発生源の有無等が分かり、廃棄物処理システムの運営上便利である(請求項7)。
【0020】
【実施例】
図1〜図6に、生ゴミ等の有機廃棄物の処理システムの概要を示す。これらの図において、2は有機廃棄物処理システムで、4はピットで、生ゴミ等の有機廃棄物を、ゴミ収集車や、食品工場、水産加工場、農産物加工場、下水処理場の使用済みの汚泥タンク、製紙工場、等のパイプから投入する。生ゴミの場合は例えば易分解性のプラスチック袋等に詰めてピットに投入し、食品加工屑や水産加工屑などは例えば裸でそのまま投入し、コンベヤ5で破砕機6まで搬送する。破砕機6では、その上部から投入した有機廃棄物、(例えば野菜等の生ゴミ)を一対のローラや一対のギヤ等の破砕手段の隙間等に挟み込んで破砕しながら落下させ、落下した有機廃棄物を適宜のケースに受けて、コンベヤ12,13で次の混練・盛付機10,11へと搬送する。なお有機廃棄物を破砕するとかなりの悪臭が生じるので、破砕機6内の空気を土壌脱臭部7等の脱臭手段へと送気して脱臭することが好ましい。
【0021】
混練・盛付機10,11は、破砕された有機廃棄物を処理母材と混練した後、例えば木製のパレット上に例えばほぼ均一な厚さに盛り付ける。使用するパレットは腐敗しにくい樹脂製や鉄製などでもよい。12〜18はコンベヤで、コンベヤ12,13は前記の破砕機6から混練・盛付機10,11まで有機廃棄物を収容したケースを搬送し、コンベヤ14,15はケース自動倉庫42から処理母材を収容したケースを混練・盛付機10,11まで搬送する。コンベヤ16,17は処理母材と生ゴミ等の有機廃棄物との混練物を盛り付けたパレットを、振掛機20,21を介してパレット自動倉庫24まで搬送する。コンベヤ18はケース自動倉庫42内のケースを作業エリア19まで搬送し、作業エリア19では処理母材を収容したケースにおが屑を補充する等の作業を行う。
【0022】
混練・盛付機10,11で、生ゴミ等の有機廃棄物と処理母材とを所定の割合で混合して、パレット上に混練物を例えばほぼ一定の厚さに盛り付ける。振掛機20,21で、混練物の上面を覆うように、処理母材を混練物のほぼ全面にほぼ均一に振り掛ける。振掛機20,21で処理母材を振り掛けたパレットは、コンベヤ16,17で自動倉庫内のステーション31,32まで搬送される。
【0023】
パレット自動倉庫24では、長手方向中央部に設けた走行路25に沿って、パレット搬送用のスタッカークレーン26を走行させ、走行路25の両側に例えば一対のラック28,29を設ける。ラック28,29の棚内に混練物を盛り付けたパレットを載置し、必要に応じて自動倉庫24内の温度や湿度を制御しながら、混練物をパレット上で熟成させる。振掛機20,21から自動倉庫24へパレットを搬送するコンベヤ16,17の先端を自動倉庫24内に配置し、スタッカークレーン26へパレットを移し替えるためのステーション31,32とする。自動倉庫24には他にステーション33があり、ステーション33にはコンベヤを設けて、熟成済みの混練物を載せたパレットをスタッカークレーン26から受け取り、篩・小分け機40へパレットを搬出する。ステーション34は、自動倉庫24で熟成させたコンポストをホッパ35から搬出するためのステーションで、コンベヤを備えている。
【0024】
36,37は空調機器で、スタッカークレーン26の走行路25を空気通路として、自動倉庫24内を空調する。空調には例えば、空調機器36,37から外気を送風して自動倉庫24内を換気する、あるいは自動倉庫24内の空気を除湿する、自動倉庫24内の空気を温度調整する、等のものがある。自動倉庫24で、パレット上に盛り付けた混練物を熟成させるには、温度や湿度の管理が重要で、温度や湿度を処理母材中の微生物が活動し易い条件に保ち、パレット上の混練物を均一にかつ短時間で熟成させる。なお、空調機器を用いることなく、窓の開閉などによって換気可能とし、温度や湿度に応じてその頻度を変更するようにしても良い。
【0025】
篩・小分け機40は、パレット自動倉庫24から熟成済みの混練物を載置したパレットを受け取り、混練物をパレットから分離して篩に掛け、金属やプラスチック等の異物を分離する。異物を分離した混練物を計量器で、次の有機廃棄物の混練用、振り掛け用、コンポスト生産や廃棄などのその他の用途に、所定量ずつ小分けする。ここでの所定量は、各用途毎の所定量で、用途が変わると所定量も変化する。小分けした混練物を適宜のケースに収容して、ケース自動倉庫42に保管する。44はケース自動倉庫42のスタッカークレーンで、45,46は例えば一対のラックで、48は篩・小分け機40とケース自動倉庫42とを接続するステーションで、ケースを搬送するためのコンベヤを備えている。
【0026】
有機廃棄物処理システム2には、これ以外に駐車場や事務室、資材置き場や、生産したコンポスト等を平置きする平置き場50等を設ける。図1に示した有機廃棄物処理システム2では、レイアウト自体は任意であるが、図1のレイアウトは、パレット自動倉庫24を例えば1基設けた、比較的小規模な有機廃棄物処理システムに適している。
【0027】
図2に、混練・盛付機11の構成を示す。以下では説明の便宜上、生ゴミを処理するものとするが、他の有機廃棄物でも同様である。破砕機から、コンベヤ13により、生ゴミ53等を収容した生ゴミケース52が送られてくる。ケース自動倉庫から、コンベヤ15により、処理母材55を収容した処理母材ケース54が送られてくる。生ゴミケース52に対して、投入部60でケース52をチャックして180゜反転させる等のことにより、内部の生ゴミ53を落下させる。粉砕・投入部62でも、同様に処理母材ケース54をチャックして180゜反転させる等により、処理母材55を落下させる。粉砕・投入部62は、籾殻等の粉砕にも利用するので、粉砕用のローラやギヤ等を備えている。この他の点では、粉砕・投入部62は投入部60と同様に構成する。
【0028】
56はパレットで、木製、鉄製、プラスチック製などとするが、底部を簀の子状とする、あるいは底部にメッシュを設ける、などにより通気性を高めたものが好ましい。57は、パレット56上に盛り付けた混練物で、ほぼ均一な厚さとなるように盛り付けて、熟成が同じ速度で均一に進むようにする。
【0029】
生ゴミ53と処理母材55は、混練部64内に投入され、混練部64には例えば3個のスクリューコンベヤ65等を設ける。混練時にはスクリューコンベヤ65で、図2の右側へ生ゴミや処理母材を搬送し、搬送された生ゴミや処理母材は崩落面66まで運ばれて崩れ、この間に混練される。盛付時には、スクリューコンベヤ65を逆方向に回転させて、図2の左側へ混練物を搬送する。搬送された混練物は、混練部64の図2での左側の底部に設けた孔70から落下し、混練物の落下と同期してパレット56を図2の右から左へとコンベヤ17で搬送すると、パレット56上に均一な厚さに混練物を盛り付けることができる。ここでは孔70の配列方向をパレット56の短辺方向、コンベヤ17の搬送方向をパレット56の長辺方向としたが、これらの逆でも良く、孔70の配列方向とコンベヤ17の搬送方向とが直交していればよい。
【0030】
68はノズルで、生ゴミの分解を繰り返すうちに、処理母材中の微生物が変質してくるので、処理母材に用いたのと同種の微生物の水溶液を混練時に補給して、微生物の変質を防止すること等に用いる。またパレット56上に盛り付けた混練物57は、水分含有量がほぼ一定であることが好ましく、冬季等の乾燥期にはノズル68から補水してもよい。含水率の制御は大まかで良く、例えば生ゴミの含水率は夏期に95%程度、冬季に70%程度で、混練盛り付け後や振り掛け後に60〜65%程度が好ましい。また熟成後の含水率は例えば54%程度である。そこで特に水分計などを用いずに、作業者の判断で補水すれば良い。また逆に含水率が高すぎる場合は、脱水や乾燥などの処理を施しても良い。
【0031】
実施例には2台の混練・盛付機10,11を設け、これらの構成は基本的に同じとする。混練・盛付機10でもコンポストの生産を行う場合、どちらの混練・盛付機10,11にも、粉砕・投入部62を設ける。混練・盛付機10ではコンポスト生産を行わない場合、混練・盛付機10には、粉砕機能なしの投入部60を一対設けても良い。なお混練と盛付とを同じ装置で行うための機構は、図2のスクリューコンベヤ65には限らない。例えば、ミキサー内にスクリューや羽を設けて回転させて混練すると共に、ミキサーの底部に開閉自在の孔を設けて、混練時には孔を閉じて混練物を閉じ込め、盛付時には孔を開いて混練物が孔から出て盛り付けられるようにすればよい。
【0032】
図3に振掛機20の構成を示し、他の振掛機21も同じ構成である。コンベヤ16で、混練・盛付機10からパレット自動倉庫24へとパレット56を搬送し、72は処理母材を投入するためのホッパで、その出口には首振り運動をする首振りコンベヤ73が設けられ、ホッパ72から投入された処理母材はコンベヤ73により図3の右側に運ばれ、先端の投下孔74から混練物57上にほぼ均一に振り掛けられる。コンベヤ73が首振り運動するので、処理母材は混練物57の全面をほぼ均一な厚さで被覆するように振り掛けられ、振り掛ける厚さは混練物57の厚さ(例えば40cm厚程度)の例えば1/10程度とする。そしてコンベヤ16によりパレット56が図3の左側へ搬送される間に、混練物57上にほぼ均一に処理母材が振り掛けられる。
【0033】
図4に篩・小分け機40の構成を示すと、ステーション33からコンベヤにより、熟成した混練物57を載せたパレット56が、パレット自動倉庫から搬出されてくる。このパレット56は、反転投入機80内でチャックされて、例えば180゜反転し、これによって混練物57はホッパ82内に落下する。ホッパ82の出口側には振動篩等の篩84を設けて、篩のメッシュを通過できない金属片やプラスチック片等を除いて、ダクト89から異物容器90へと排出し、分離した異物の重量を測定する。篩84を通過した混練物はホッパ86から計量器88に入り、次の混練用,次の振掛用,コンポスト生産用等の単位に小分けされ、処理母材ケース54に小分けされ、ステーション48のコンベヤによりケース自動倉庫42に入庫して、保管される。なお混練用、振掛用、コンポスト生産用は、処理母材の量がそれぞれ異なり、計量器88で各々の用途に応じた量を計量して小分けする。
【0034】
図5に実施例での有機廃棄物の処理工程を示す。ピットから投入された生ゴミ等の有機廃棄物は破砕機で破砕され、生じた悪臭は土壌脱臭部等で処理される。破砕された有機廃棄物は混練・盛付機へ搬送され、ケース自動倉庫からは混練用の分量に計量された処理母材がコンベヤを通して搬送され、破砕済みの有機廃棄物と混練される。この時、微生物の変質を補うために、必要に応じて微生物溶液からなる活性液が添加され、乾燥期には補水する。
【0035】
混練・盛付機では、1台の混練装置を用いてスクリューコンベヤの回転方向を反転させることにより、最初に混練を行い、次にパレットへの盛付を行う。そしてパレットをコンベヤで搬送しながら混練・盛付機で盛り付けると、ほぼ均一な厚さに自動的に盛り付けることができる。混練物を盛り付けたパレットはコンベヤで振掛機の下部を通過し、その表面にほぼ均一に処理母材を振り掛ける。振掛に用いる処理母材も、ケース単位でケース自動倉庫に保管され、振掛機へとコンベヤで搬送されて振り掛けられる。
【0036】
処理母材を振り掛けたパレットは、コンベヤによりパレット自動倉庫へ入庫され、自動的にラック内の所定の棚に載置されて保管される。具体的な例を示すと、パレット1枚当たりの有機廃棄物の量は例えば150kg程度で、含水率は冬季には70%程度、夏期には95%程度である。混練機で添加する処理母材は、熟成済みの混練物が主体で、例えばその体積は1000リットル程度である。処理母材が不足する場合は、おが屑や稲藁、麦藁、籾殻、バーク(木材の皮)などで増量しても良い。また有機廃棄物と処理母材との混練の割合は、有機廃棄物1Kg当たり、処理母材が3〜20リットル程度が好ましい。混練物の含水率は約60〜65%程度で、冬季には補水して、この程度の含水率になるようにする。盛り付け済みのパレットでの混練物の厚さは例えば40cmで、通気性を確保して、均一な発酵を切り返しなしに行うため、厚さは10cm〜80cm程度が好ましく、特に好ましくは20〜60cm程度とする。
【0037】
処理母材中のおが屑は、混練物の通気性を高め、微生物等を保持し、生じた悪臭や腐敗液等を吸収する。処理母材と有機廃棄物との混練物は、微生物で栄養分を消化されて無臭無害化し、実際には処理母材を振り掛けた後はほとんど臭わない。
【0038】
さらに振掛機では例えば100リットル程度の処理母材を混練物の表面に振り掛ける。ここでの処理母材は熟成済みの混練物そのものであるが、量が不足する場合はおが屑等を加え、微生物が老化あるいは変質すると、微生物の水溶液などを加えても良い。パレット自動倉庫では、空調装置36,37により換気と除湿と温度調整とが行われており、混練物が微生物によって消化される際の発酵熱で、自動倉庫内の気温は外気温よりもやや高く、換気量を制御することにより、ほぼ一定温度に空調されると共に、混練物からの蒸発による湿度増を防止する。
【0039】
パレット自動倉庫内で、混練物は約2週間程度熟成され、処理母材中の微生物により生ゴミ等の有機廃棄物が消化され、好気性発酵なので悪臭の発生量は少ない。この間の最初の1週間に混練物は70℃程度まで昇温し、高温菌が活動して、蛋白質や糖類、セルロースなどが分解され、次の1週間で温度が室温付近まで低下してリグニンなどの分解の遅い成分が分解される。この発酵は、パレット上の好気性発酵で、おが屑などにより通気性を高めていることにより、アンモニアや硫化水素等の発生は僅かである。また微量に生じたアンモニア等の悪臭は、混練物の表面に振り掛けられた処理母材で吸着され、分解される。さらに処理母材を振り掛けることにより、混練物の上面からの熟成を促進し、全体として混練物の熟成を速める。またパレットの主要部を木製とする、あるいはパレットの底部を簀の子状とする、または底部にメッシュを設けると、混練物は上下から通気を得ることができる。さらにパレット上に盛り付けるので、バケット等に盛り付ける場合と異なり、側面方向からの通気性も得ることができる。そしてパレットとパレット間の上下の隙間や、スタッカークレーンの走行路から通気して、混練物へ空気を供給する。これらのため、均一にかつ短時間で多量の生ゴミの熟成を終えることができる。
【0040】
混練物は、処理母材を振り掛けた後はほとんど臭わない。熟成した混練物はパレット当たり1100リットル程度で体積はほとんど変化せず、含水率は54%程度であり、混練振り掛け時の含水率60〜65%よりもやや乾燥している。病原菌や植物の種子などは、発酵初期に70℃程度まで昇温した際に死滅しており、無害である。熟成した混練物は無臭無害で、分解可能な有機物はほとんどない。熟成済みの混練物は篩・小分け機で篩に掛けられ、異物を除去される。続いて篩を通過した混練物は計量器で計量され、次の混練用,振掛用に所定量ずつ計量されて、ケース自動倉庫で保管される。この所定量は、次の混練用が例えば1000リットル、振り掛け用が100リットルで、消化が進みすぎて合計量が1100リットルに達しない場合は、おが屑等を補充して合計量を1100リットルにする。
【0041】
コンポスト生産などの他の用途のため、熟成した混練物を抽出する場合、抽出量とほぼ同量のおが屑等の繊維分を加えて、混練用と振り掛け用とで、合計量を1100リットルにする。そして混練用や振り掛け用などの、有機廃棄物処理システム内での循環利用の割合は、例えば50%以上、好ましくは70%以上とし、特に好ましくは70〜90%とする。またコンポスト生産等の他の用途が無い場合は、100%を混練用や振り掛け用として循環利用する。混練用に計量した処理母材は、混練前に必要に応じておが屑等の繊維分を補充し、ケース自動倉庫に再入庫する。そしてケースをコンベヤで混練・盛付機まで搬出して、生ゴミと混練して、次の生ゴミの処理に用いる。
【0042】
図6にコンポスト生産の工程を示すと、コンポスト(堆肥)の需要は季節によって著しく変動するので、コンポストの生産量も季節変動する。そこでコンポスト生産が必要になるまで、熟成した混練物のうちで過剰分をコンポスト用に小分けし、ケース自動倉庫に保管する。なおコンポスト生産を比較的長期間行わない場合は、熟成した混練物を全量循環再利用する。コンポスト生産用には、籾殻等を加えてこれを混練・盛付機の粉砕・投入部で粉砕し、鶏糞や食用油、米糠等の栄養分を適宜に加えて処理母材と籾殻等を混練し、パレット上に盛り付ける。
【0043】
籾殻を粉砕する際にはかなりの埃が発生し、しかも粉砕済みの籾殻は飛びやすく保管性に劣るので、混練・盛付機で投入と同時に粉砕する。また小規模な有機廃棄物処理システム2なので、混練・盛付には生ゴミにもコンポスト化にも同じ装置を用いる。そして籾殻と混練し栄養分を加えた処理母材を、同様のパレットを用いて自動倉庫に収容し、1週間程度熟成し、熟成したコンポストはホッパから排出して平置き場等に保管し、出荷する。
【0044】
実施例では投入した有機廃棄物を有機廃棄物処理システム2内で無臭無害化し、廃棄物となるのは金属やプラステック等の異物程度である。これ以外にコンポストが生じるが、これは廃棄物ではなく有効利用できる。このように実施例では有機廃棄物をほぼ閉鎖的に処理でき、また悪臭の発生が少なく、熟成を立体的な自動倉庫内で効率的に制御しながら行うことができ、多量の有機廃棄物を短時間で均一に処理できる。
【0045】
実施例は生ゴミの処理を中心に説明したが、水産廃棄物、食品加工廃棄物、畜産廃棄物、林業廃棄物、屎尿や、活性汚泥やヘドロなどの有機汚泥、飲料廃棄物や落ち葉、剪定廃棄物、製材工場の廃棄物、製紙工場の廃棄物などでも同様である。実施例では、好気性発酵を用いるので悪臭の発生が少なく、処理母材を振り掛けるのでハエや虫が寄りつかず、2週間程度で短期間に有機廃棄物を分解できる。またCO2の発生やダイオキシンの発生などの環境への負担が少なく、設備費が僅かで、焼却、脱硝、脱硫、脱塵などの処理も不要なため、運営コストも低い。熟成済みの混練物は処理システム内で再使用でき、2次廃棄物は僅かで、2次廃棄物は無害無臭でコンポストなどに用いることができる。
【0046】
【処理母材の管理】
図7〜図9に、処理母材の履歴の管理を示す。図7に処理母材の循環経路を示す。処理母材の管理の単位は1パレット分で、記録は1パレット分毎に作成する。混練・盛付・振掛を経た処理母材は廃棄物と共に自動倉庫で熟成され、用いたパレットの番号並びに自動倉庫内での保管場所を記憶する。また処理回数として、処理母材の合計の処理回数を記憶し、1回熟成処理を行う毎に処理回数を1増加させる。さらに熟成の間、例えば1日毎に混練物の温度を測定し、発熱パターン(発酵温度の履歴)を記録する。発酵温度の管理は例えば図8のようにして行い、自動倉庫のスタッカークレーンに温度センサ等を設けて、日に1回各パレット56をスタッカークレーン上に移載し、温度センサで例えば3点A,B,Cの温度を測定する。図8では対角線上の3点A,B,Cについて温度測定を行うが、少なくとも中心部と周辺部との2点以上の温度を測定し、CCD赤外線カメラ等で混練物の温度パターンを面として測定しても良い。また各パレットに熱電対などの温度センサを設けても良い。
【0047】
温度管理により発酵の進み具合を管理でき、例えば混練物の温度が初期の温度から発酵の開始により立ち上がり、70℃付近の最高温度に達した後、2次発酵温度へと低下していく過程を記録する。これによって発酵の進み具合をチェックでき、熟成の完了日を判断できる。また発酵の立ち上がりが遅れている場合、混練部へ戻して再度混練する等の処理を行うことができる。
【0048】
熟成が終わった混練物は、パレット単位で自動倉庫から出庫し、振動篩で異物を分離し、異物を計量する。また回収した熟成済みの混練物(処理母材)の量を測定する。投入量と回収済みの処理母材の量の差は消化量で、1回の熟成により微生物が消化した量である。この単位は重量単位でも容積単位でも良い。回収した処理母材から、コンポスト生産等へのその他の用途に抽出するものがある場合、その量を記憶する。残った処理母材は次の処理母材とし、1パレットから回収した処理母材で、次の1パレットのための混練用の処理母材と振掛用の処理母材を構成する。そして求めた消化量に応じて、おが屑の追加量を決定する。
【0049】
混練部で投入する有機廃棄物はその量(重量単位または容積単位)と、投入日並びに出所等を記憶する。出所は、廃棄物を回収した地名でも良く、あるいは家庭ゴミ,野菜屑,製紙スラッジ等の有機廃棄物の種類でも良く、有機廃棄物の出所と処理の状況との関係を把握するためのデータであればよい。また処理母材の活性の低下の度合いは、消化量の増減から判別できるので、消化量が減少している場合、微生物を水溶液等の形で補う。これ以外に投入する補助資材としては、乾燥期等に追加する水がある。
【0050】
おが屑は繊維分の例であり、麦藁,稲藁,籾殻等でも良く、混練物はパレット上で熟成させるのが原則であるが、バケット等で熟成させても良い。但しこのようにすると、切り返しが必要で、熟成期間が延び、悪臭が増加する等の問題がある。
【0051】
図7の工程図から明らかなように、1つのパレットに用いた処理母材は、パレット単位で、他のパレットからの処理母材と混じらずに循環している。但しこのことは、前回の熟成に用いたパレットと今回の熟成に用いたパレットとが別であることを排除するものではない。1つのパレットに用いた処理母材は、その他の用途等に抽出した部分と、消化により減少した部分をおが屑や微生物等により補い、他のパレットから回収した処理母材と混合しないことが重要である。但し例外的に、例えば100回の混練に対して10回以下の割合で、パレット間で処理母材を融通することがあっても良い。またパレットの数を増す必要がある場合等に、1つのパレットから回収した処理母材で2つのパレット用の処理母材としても良い。
【0052】
図7において、斜線で囲ったデータは、今回のデータの他に累計値を記憶するデータである。処理回数は元々累計に関するデータであり、処理回数と微生物の合計投入量、おが屑の合計追加量、有機廃棄物の合計処理量、その他の用途への合計抽出量が判明すれば、その処理母材はどの程度使われた処理母材であるかが判明し、微生物の変質の程度をおおよそ推定できる。これに今回の発熱パターン等を加えれば、微生物の変質の程度や、活性の低下の程度、異常の有無等をチェックできる。また同様のことは、消化量からも求めることができる。
【0053】
図9に、前回の処理と今回の処理での1パレット分の処理母材のデータを示す。図9のデータ以外に、おが屑の合計投入量や有機廃棄物の合計投入量等の、処理母材の使用開始からの累計のデータが存在する。例えば熟成の過程で、1日1回ずつ図8の3点A,B,Cの温度を測定して記憶し、他にパレットNoや自動倉庫での保管場所、有機廃棄物の投入日とその出所、おが屑や廃棄物,微生物の投入量と、コンポストの排出量並びに異物の含量等を記憶する。自動倉庫内の気温やCO2濃度、湿度などは均一ではなく、これは発酵熱により自動倉庫の下から上向きの気流が生じるからである。このため、自動倉庫での保管場所を記録することに意味がある。これらのデータは前回と今回との双方を記憶し、今回のデータでは未測定のためコンポスト排出量や異物の含量測定はブランクである。そして前回のデータと今回のデータを比較すれば、処理母材に変化があると検出できる。なお前回データに代えて、過去のデータの平均値等を記憶しても良く、前回のデータに限らず、今回のデータと対比できる比較用のデータを用いればよい。
【0054】
処理母材は鉱油に弱い。また薬剤で汚染された有機廃棄物を処理すると、微生物が死滅もしくはダメージを被ることがあり、残留する薬剤を含む処理母材はこれ以上の使用に適さない。さらに電池から水銀が混入することや、産業廃棄物から砒素や鉛等が混入することも考えられる。このようなことが生じた場合でも、異なるパレット間で処理母材を混合しないので、汚染された処理母材のみを例えば廃棄すれば良く、被害を最小限に食い止めることができる。また注射針や病原菌、あるいはこれらを含む医療廃棄物が、有機廃棄物に混入した場合も同様である。何らかの原因により微生物が劣化した場合でも、その被害はパレット単位で処理すれば良く、処理システム全体に及ぶことがない。
【0055】
熟成過程での混練物の発酵温度を記憶するので、発酵の進行具合を管理すると共に、異常の有無をチェックできる。そして発酵温度は前回の温度等の対比用のデータと共に記憶するので、発酵の進行具合等の管理がより容易になる。また処理母材に異常が生じた場合や、異物の含量が多い場合等に、投入日と出所のデータから、どの有機廃棄物が原因になっているかを推定できる。これに応じて、有機廃棄物の出所に対して分別の励行を求める等の処理を依頼できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の有機廃棄物処理システムのレイアウトを示す平面図
【図2】 実施例で用いた混練・盛付機を示す平面図
【図3】 実施例で用いた振掛機を示す平面図
【図4】 実施例で用いた篩・小分け機を示す側面図
【図5】 実施例での、生ゴミの循環消滅サイクルを示す工程図
【図6】 実施例での、コンポスト製造工程を示す工程図
【図7】 実施例での処理母材の循環経路と管理データとを示す工程図
【図8】 実施例での、パレット上の混練物に対する温度管理のポイントを示す図
【図9】 実施例での、今回及び前回の処理に対する処理母材への履歴データの構成を示す図
【符号の説明】
2 有機廃棄物処理システム
4 ピット
5 コンベヤ
6 破砕機
7 土壌脱臭部
10,11 混練・盛付機
12〜18 コンベヤ
19 作業エリア
20,21 振掛機
22 コンベヤ
24 パレット自動倉庫
25 走行路
26 スタッカークレーン
28,29 ラック
31〜34 ステーション
35 ホッパ
36,37 空調機器
40 篩・小分け機
42 ケース自動倉庫
44 スタッカークレーン
45,46 ラック
48 ステーション
50 平置き場
52 生ゴミケース
53 生ゴミ
54 処理母材ケース
55 処理母材
56 パレット
57 混練物
60 投入部
62 粉砕投入部
64 混練部
65 スクリューコンベヤ
66 崩落面
68 ノズル
70 孔
72 ホッパ
73 首振りコンベヤ
74 投下孔
80 反転投入機
82 ホッパ
84 篩
86 ホッパ
88 計量器
89 ダクト
90 異物容器
100 管理テーブル

Claims (7)

  1. 微生物を含有する処理母材を有機廃棄物と混練するための混練手段と、該混練物を容器に収容して所定期間保管して熟成するための倉庫とを設けて、熟成した混練物を次の有機廃棄物との混練用の処理母材として前記混練手段へ供給するようにした有機廃棄物処理方法であって、
    熟成済みの1つの容器から回収した処理母材を、他の容器から回収した処理母材と混合せずに、次の1つの容器用の処理母材とすることを特徴とする、有機廃棄物処理方法。
  2. 微生物の消化に伴う減量による処理母材の不足を、繊維分の補充で補うようにしたことを特徴とする、請求項1の有機廃棄物処理方法。
  3. 処理母材での有機廃棄物の処理の履歴を1容器分の処理母材毎に記録することを特徴とする、請求項1または2の有機廃棄物処理方法。
  4. 微生物を含有する処理母材を有機廃棄物と混練するための混練手段と、該混練物を容器に収容して所定期間保管して熟成するための倉庫と、熟成した混練物を次の有機廃棄物との混練用の処理母材として前記混練手段へ供給するための循環手段とを設けた有機廃棄物処理システムであって、
    前記混練手段と循環手段とを、1つの容器から回収した処理母材を、他の容器からの処理母材と混合せずに、次の1つの容器用の処理母材とするように構成したことを特徴とする、有機廃棄物処理システム。
  5. 処理母材での有機廃棄物の処理の履歴を、1容器分の処理母材毎に記憶するための手段を設けたことを特徴とする、請求項4の有機廃棄物処理システム。
  6. 前記処理の履歴には、熟成過程での発酵温度の履歴を含めるようにしたことを特徴とする、請求項5の有機廃棄物処理システム。
  7. 熟成済みの混練物から異物を分離して異物の含量を測定するための手段を設けたことを特徴とする、請求項4〜6のいずれかの有機廃棄物処理システム。
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