JP2003061813A - タッセル及びその製造方法 - Google Patents

タッセル及びその製造方法

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JP2003061813A
JP2003061813A JP2001260135A JP2001260135A JP2003061813A JP 2003061813 A JP2003061813 A JP 2003061813A JP 2001260135 A JP2001260135 A JP 2001260135A JP 2001260135 A JP2001260135 A JP 2001260135A JP 2003061813 A JP2003061813 A JP 2003061813A
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tassel
interlining
cloths
cloth
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Satoshi Kano
諭 加納
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが少なくてすむタッセルとその製
造方法を提供する。 【解決手段】 芯地と、これを挟む横長の2枚の布地の
3層構造とし、横長の布地の左右にそれぞれ超音波照射
により貫通孔18A、18B、18C、20A、20
B、20Cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンを束ねる
ためのタッセル及びタッセルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンを束ねるためのタッセルは、従
来からひも状のものと、布地のものがある。布地のもの
は、横長の布地で芯地を挟み込み、その両端にループ状
のひも部材を取り付けて形成されていた。布地のタッセ
ルは、カーテンと共布で形成できることから、よく用い
られている。かかる布地のタッセルは、通常、横長の2
枚の布地の間に芯地を挟み込み、また、左右にひも状の
ループを配して、2枚の布地をミシンで縫い合わせるこ
とで形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる布地製の従来の
タッセルは、2本のループを用意する必要があるばかり
でなく、このループと芯地を挟み込んだ状態で2枚の布
地の外周近傍をミシンで縫い合わせる必要があるため、
手間がかかり製造コストが高いという問題があった。ま
た、タッセルに製造者や販売者のネーミングやロゴを付
加するとなると、それらを表示するテープなどをあらか
じめ用意しておき、これをミシンで縫い合わせる必要が
あり、コスト上昇の原因となっていた。
【0004】したがって、本発明は製造コストが少なく
て済むタッセルとその製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では芯地と、これを挟む横長の2枚の布地の
3層構造とし、横長の布地の左右にそれぞれ超音波照射
により貫通孔を設けたものである。
【0006】すなわち本発明によれば、カーテンを束ね
るためのタッセルであって、2枚の横長の布地と、前記
2枚の布地の間に挟まれた芯地とを有し、前記横長の布
地と前記芯地を貫通する貫通孔が前記横長の布地の左右
にそれぞれ超音波照射により設けられているタッセルが
提供される。
【0007】また本発明によれば、カーテンを束ねるた
めのタッセルの製造方法であって、2枚の横長の布地の
間に芯地を挟み込むステップと、前記横長の布地と前記
芯地を貫通する貫通孔を前記横長の布地の左右にそれぞ
れ超音波を照射して設けるステップとを、有するタッセ
ルの製造方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1は本発明に係
るタッセルの平面図である。また、図2は、図1のタッ
セルの断面図である。さらに図3は、図1の部分拡大図
である。図3に示されるように、本発明のタッセル10
は、2枚の布地12、14の間に芯地16を挟みこんだ
3層構造となっている。この3層構造の片面に所定の金
型を配置し、他方から超音波を照射することにより、図
1に示す貫通孔18A、18B、18C、20A、20
B、20Cが横長の3層構造の左右に設けられる。この
超音波の照射の手法は、カット、エンボス技術として知
られているもので、例えば特許第1677234号、第
1934359号、第1807125号、第18071
29号の各特許公報に記載されている技術を用いること
ができる。
【0009】また、この横長の3層構造の外周に沿って
ステッチ22が設けられている。このステッチ22も所
定の金型を3層構造の一方に配し、他方から超音波を照
射することにより形成される。また、図1及び図2に示
されるように、各貫通孔18A、18B、18C、20
A、20B、20Cの周囲にも同様の方法でステッチ2
4が設けられている。これらのステッチ22、24は、
貫通孔ではなく、超音波照射により、他面の金型の凹凸
に合わせて凹凸形状のエンボス加工となっている。すな
わち、本発明では、従来品のようにミシンにより複数の
布地を糸で縫い合わせるという工程が存在しない。
【0010】なお、ステッチ22、24により、2枚の
布地12、14と芯地16が溶着され、貼り合わされた
状態となる。さらに各貫通孔18A、18B、18C、
20A、20B、20Cは、その形成時に照射される超
音波のエネルギーがステッチ22、24を形成するとき
の照射される超音波のエネルギーより大きいので、断
面、すなわち貫通孔の切り口の3層は溶着されて塞がれ
ている。
【0011】図4は、本発明のタッセルの他の好ましい
実施の形態を示す平面図である。図4の実施の形態は、
図2に示す最初の実施の形態と同様の3層構造を有して
いて、図1の実施の形態とは、貫通孔26A、26B近
傍の形状と貫通孔26A、26B自体の形状が異なるだ
けである。図1と対応する部分は同一符号により示され
ている。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、芯
地と、これを挟む横長の2枚の布地の3層構造とし、横
長の布地の左右にそれぞれ超音波照射により貫通孔を設
けたので、ひも状のループを準備したり、これを取り付
ける手間や3層構造を縫い合わせる手間が不要となり、
タッセルの製造コストを大きく低減することができる。
また、貫通孔を左右のいずれか一方又は双方に複数設け
れば、用いる貫通孔を選択することにより、タッセルの
実質的な長さの調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタッセルの好ましい実施の形態の
平面図である。
【図2】図1のタッセルの断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
【図4】本発明に係るタッセルの他の好ましい実施の形
態の平面図である。
【符号の説明】
10 タッセル 12、14 布地 16 芯地 18A、18B、18C、20A、20B、20C、2
6A、26B 貫通孔 22、24 ステッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンを束ねるためのタッセルであっ
    て、 2枚の横長の布地と、 前記2枚の布地の間に挟まれた芯地とを有し、 前記横長の布地と前記芯地を貫通する貫通孔が前記横長
    の布地の左右にそれぞれ超音波照射により設けられてい
    るタッセル。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔が前記布地の左方又は右方に
    複数設けられている請求項1に記載のタッセル。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔がスリットと前記スリットに
    連通する略円形孔からなる請求項1又は2に記載のタッ
    セル。
  4. 【請求項4】 カーテンを束ねるためのタッセルの製造
    方法であって、 2枚の横長の布地の間に芯地を挟み込むステップと、 前記横長の布地と前記芯地を貫通する貫通孔を前記横長
    の布地の左右にそれぞれ超音波を照射して設けるステッ
    プとを、 有するタッセルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記貫通孔を設けるステップが、前記芯
    地を挟んでいる2枚の横長の布地の一方に所定の金型を
    配置し、他方から前記超音波を照射するものである請求
    項4に記載のタッセルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記芯地を挟んでいる2枚の横長の布地
    の外周に沿って前記超音波を照射し、ステッチを形成す
    るステップをさらに有する請求項5に記載のタッセルの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記貫通孔の外周に沿って前記超音波を
    照射し、ステッチを形成するステップをさらに有する請
    求項5に記載のタッセルの製造方法。
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