JP2003061139A - 携帯端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが外面デザインを好みのものに変更す
ることができる携帯端末装置を提供する。 【解決手段】 ケース１の操作／表示パネル面の全域を
覆うように液晶表示器２が取り付けられている。また、
液晶表示器２の文字表示枠２ａを除く部分に透明のタッ
チパネ３が接着されている。そして、電源スイッチ５を
オンとすると、液晶表示器２にテンキー２ｂおよびファ
ンクションスイッチ２ｃが表示され、また、文字表示枠
２ａが表示される。ユーザが表示されたテンキー２ｂに
タッチすると、その数字が内部の制御部へ入力され、フ
ァンクションスイッチ２ｃにタッチすると、タッチされ
たファンクションスイッチを示すデータが内部の制御部
へ入力される。上記テンキー等の色をユーザが自由に変
更することができ、また、操作／表示パネル面のデザイ
ンを外部のセンタからダウンロードして変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話、ＰＨ
Ｓ、ＰＤＡ等の携帯端末装置に係り、特に、その外面デ
ザインをユーザが好みのデザインに変えることができる
携帯端末装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯端末装置の外面デザインはメ
ーカの出荷時点において確定しており、ユーザが携帯端
末装置のデザインを変更することは全くできなかった。
この外面デザインの変更にわずかに類似するものとし
て、携帯端末の待ち受け画面のダウンロードサービスが
知られている。このダウンロードサービスは、画面にの
みオリジナリティが存在するが、見た目には個性がな
く、また、自分の好みの色や模様に変更することができ
ず、販売されている色しか選択肢がない欠点があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情を考慮してなされたもので、その目的は、ユーザ
が外面デザインを好みのものに変更することができる携
帯端末装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、請求項１に記載の発明は、
ケースの操作／表示パネル面に取り付けられた液晶表示
器と、前記液晶表示器に各種の操作キーを表示すると共
に、通話時において各種の情報を表示する表示制御手段
と、前記液晶表示器の表面であって前記操作キーの表示
位置に対応する位置に取り付けられタッチパネルと、前
記タッチパネルにおいてタッチされた位置を検出し、そ
の位置を示すタッチ位置データを出力するタッチパネル
制御手段と、前記タッチ位置データに基づいて通話を制
御する通話制御手段とを具備することを特徴とする携帯
端末装置である。

【０００５】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の携帯端末装置において、前記液晶表示器におけ
る前記情報以外の表示状態を、ユーザの前記タッチパネ
ルのタッチによる指示に従って変更する表示変更手段を
設けたことを特徴とする。また、請求項３に記載の発明
は、請求項１に記載の携帯端末装置において、前記液晶
表示器における前記情報以外の表示状態を、外部からダ
ウンロードされたデータに従って変更する表示変更手段
を設けたことを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
一実施の形態について説明する。図１（ａ）は同実施の
形態による携帯端末装置の平面図、（ｂ）は側面図であ
る。これらの図において、符号１は箱型のケース、２は
ケース１の正面全域を覆うように取り付けられた液晶表
示器である。すなわち、この携帯端末装置は、操作／表
示パネルが液晶表示器２によって構成されている。３は
液晶表示器２の表面の文字表示枠２ａを除く部分に接着
された透明のタッチパネル、４はアンテナ、５は電源ス
イッチである。

【０００７】図２は上記携帯端末装置の電気的構成を示
すブロック図である。この図において、符号１１は各部
を制御するＣＰＵ（中央処理装置）、１２はＣＰＵ１１
のプログラムが記憶されたＲＯＭ（リードオンリメモ
リ）、１３はデータ記憶用のＲＡＭ（ランダムアクセス
メモリ）である。このＲＡＭ１３はバッテリバックアッ
プがなされている。１４は電源回路であり、電源スイッ
チ５がオンとされると、回路各部へＤＣ電源を供給す
る。

【０００８】１６は通信部である。この通信部１６は、
アンテナ４を介して受信された変調音声信号を復調して
音声処理部１７へ出力し、また、音声処理部１７から供
給される符号化された音声信号を変調し、アンテナ４か
ら送信する。また、アンテナ４を介して受信した発信元
の電話番号やその他のデータをバスラインＢＵを介して
ＣＰＵ１１へ出力する。

【０００９】音声処理部１７は、通信部１６から出力さ
れる音声データをアナログ信号に変換し、音声信号とし
てイヤスピーカ１８へ出力し、また、マイクロフォン１
９からの音声信号を符号化し、通信部１６へ出力する。
２１は着信音形成部であり、ＣＰＵ１１から供給される
着信音発生指令を受けて着信音信号を形成し、スピーカ
２２へ出力する。

【００１０】２４は液晶表示器２を駆動制御する表示制
御回路であり、ＣＰＵ１１から出力される表示制御デー
タを表示用メモリ（ＲＡＭ）２５に書き込む。また、こ
の表示制御回路２５は、表示用メモリ２５内のデータ
を、常時、繰り返し読み出し、液晶表示器２へ出力す
る。これにより、液晶表示器２に、表示用メモリ２５内
の表示制御データに基づく表示が行われる。２７はタッ
チパネル制御回路であり、タッチパネル３においてユー
ザが指でタッチした位置を検出し、その位置を示すタッ
チ位置データをＣＰＵ１１へ出力する。

【００１１】次に、上記実施形態の動作を説明する。ま
ず、電源スイッチ５によって、電源を投入すると、ＣＰ
Ｕ１１がＲＡＭ１３内に記憶されているパネルパターン
データを読み出し、表示制御回路２４へ出力する。表示
制御回路２４はＣＰＵ１１から出力されたパネルパター
ンデータを表示用メモリ２５内に書き込む。これによ
り、液晶表示器２に、文字表示枠２ａ、テンキー２ｂ、
ファンクションキー２ｃが表示され、また、上記文字表
示枠２ａの枠外、テンキー２ｂ、ファンクションキー２
ｃ以外の部分にバック模様２ｄが表示される。

【００１２】ここで、ユーザが電話をかけようと思った
場合、まず、テンキー２ｂの数字を順次タッチすること
によって電話番号を入力する。ユーザがテンキー２ｂに
順次タッチすると、タッチパネル制御回路２７がそれを
検知し、タッチ位置を示すタッチ位置データを順次ＣＰ
Ｕ１１へ出力する。ＣＰＵ１１はそのタッチ位置データ
からユーザが複数の数字に順次タッチしたことを検知
し、その数字をＲＡＭ１３内に一時記憶すると共に、表
示制御データに変換し表示制御回路２４へ順次出力す
る。表示制御回路２４はその表示制御データを表示用メ
モリ２５内に順次書き込む。これにより、液晶表示器２
の文字表示枠２ａ内にユーザがタッチした文字が順次表
示される。

【００１３】次に、ユーザが、ファンクションキー２ｃ
の内のオフフックボタンにタッチすると、タッチパネル
制御回路２７がそのタッチ位置に対応するタッチ位置デ
ータをＣＰＵ１１へ出力する。ＣＰＵ１１は、タッチ位
置データからユーザがオフフックボタンにタッチしたこ
とを検知し、ＲＡＭ１３内に一時記憶した数字を電話番
号として通信部１６へ出力し、同時に、通話指示を通信
部１６へ出力する。通信部１６は、ＣＰＵ１１から受け
た電話番号を搬送波に乗せ、アンテナ４から基地局へ向
けて送信する。そして、相手先と回線が接続されると、
以後、通信部１６および音声処理部１７を介して、マイ
クロフォン１９、イヤスピーカ１８によって通話が行わ
れる。

【００１４】また、アンテナ４を介して通信部１６に着
信があると、通信部１６は着信を示すデータおよび発信
元の電話番号をＣＰＵ１１へ出力する。ＣＰＵ１１はそ
れらのデータを受け、発信元の電話番号を表示制御デー
タに変換して表示制御回路２４へ出力する。これによ
り、液晶表示器２の文字表示枠２ａ内に発信元の電話番
号が表示される。また、ＣＰＵ１１は、着信音発生指令
を着信音形成部２１へ出力する。着信音形成部２１はＣ
ＰＵ１１からの指令を受け、着信音信号を形成し、スピ
ーカ２２へ出力する。これにより、スピーカ２２から着
信音が発生する。ここで、ユーザが、パネル面のオフフ
ックボタンにタッチすると、タッチパネル制御回路２７
がそれを検知し、タッチ位置データをＣＰＵ１１へ出力
する。ＣＰＵ１１は、そのタッチ位置データからオフフ
ックボタンがタッチされたことを検知し、通信部１６へ
回線接続指令を出力する。これにより、回線接続が行わ
れ、以後、マイクロフォン１９およびイヤスピーカ１８
のよる通話が行われる。

【００１５】そして、ユーザがオンフックスイッチにタ
ッチすると、タッチパネル制御回路２７からそのタッチ
位置を示すタッチ位置データが出力され、ＣＰＵ１１が
そのタッチ位置データを受け、回線切断指令を通信部１
６および音声処理部１７へ出力する。これにより、回線
が切断される。

【００１６】次に、ユーザが操作／表示パネルの色を変
えようと思った場合は、テンキー２ｂの数字を予め決め
られ順にタッチすると、タッチパネル制御回路からタッ
チ位置データが出力され、ＣＰＵ１１へ供給される。Ｃ
ＰＵ１１はこのタッチ位置データを受け、次の文字表示
に対応する表示制御データを表示制御回路２４へ出力す
る。 文字表示枠 ： テンキー ： ファンクションキー： バック模様 ：

【００１７】これにより、液晶表示器２の文字表示枠２
ａ内に上記の文字表示が行われる。こここで、ユーザが
テンキー２ｂにタッチすることによって、それぞれの表
示についての色を指定する数字を入力すると、タッチさ
れた数字が上記の文字表示の右側に表示される。そし
て、ユーザが色変更を指示するファンクションキー２ｃ
のタッチを行うと、ＣＰＵ１１がタッチ位置データに基
づいてそれを検知し、ＲＡＭ１３内のパネルパターンデ
ータをユーザが入力した色に書き替え、表示制御回路２
４へ出力する。表示制御回路２４はそのパネルパターン
データによって表示用メモリ２５を書き替える。これに
より、ユーザが指示した色によってテンキー２ｂ等の表
示が行われる。

【００１８】また、ユーザが操作／表示パネルのデザイ
ンを全面的に変更したいと思った場合は、パネルデザイ
ンのダウンロードサービスを行っているパネルサービス
センタへ電話をし、パネルデザインのダウンロードを依
頼する。この依頼を受け、パネルサービスセンタはパネ
ルデザイン例を順次送信する。送信されたデザイン例は
順次液晶表示器２の表示枠２ｂ内に縮小されて表示され
る。そして、ユーザが好みのデザインを指定すると、そ
のデザインの表示制御データがダウンロードされる。

【００１９】ＣＰＵ１１はダウンロードされた表示制御
データを順次ＲＡＭ１３内にパネルパターンデータとし
て書き込み、次いで、そのパネルパターンデータを表示
制御回路２４へ出力する。表示制御回路２４はそのパネ
ルパターンデータを表示用メモリ２５に書き込む。これ
により、操作／表示パネルが新たな色、模様によるデザ
インに変更される。

【００２０】以上が図１、図２に示す実施形態の詳細で
ある。なお、操作／表示パネルのデザインを固定化する
のではなく、サイト（パネルサービスセンタ）と常時接
続し、時間と共にパネルデザインが変更されるようにし
てもよい。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユーザが外面デザインを好みのものに変更すること
ができる効果が得られる。これにより、携帯端末装置の
需要アップを図ることができ、また、ダウンロードサー
ビスによる新たなビジネスを創造することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の一実施形態による携帯端末装置の
外観を示す平面図および側面図である。

【図２】 同実施形態の電気的構成を示すブロック図で
ある。

【符号の説明】

１…ケース、２…液晶表示器、３…タッチパネル、１１
…ＣＰＵ、１２…ＲＯＭ、１３…ＲＡＭ、２４…表示制
御回路、２５…表示メモリ、２７…タッチパネル制御回
路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケースの操作／表示パネル面に取り付け
   られた液晶表示器と、 前記液晶表示器に各種の操作キーを表示すると共に、通
   話時において各種の情報を表示する表示制御手段と、 前記液晶表示器の表面であって前記操作キーの表示位置
   に対応する位置に取り付けられタッチパネルと、 前記タッチパネルにおいてタッチされた位置を検出し、
   その位置を示すタッチ位置データを出力するタッチパネ
   ル制御手段と、 前記タッチ位置データに基づいて通話を制御する通話制
   御手段と、 を具備することを特徴とする携帯端末装置。
2. 【請求項２】 前記液晶表示器における前記情報以外の
   表示状態を、ユーザの前記タッチパネルのタッチによる
   指示に従って変更する表示変更手段を設けたことを特徴
   とする請求項１に記載の携帯端末装置。
3. 【請求項３】 前記液晶表示器における前記情報以外の
   表示状態を、外部からダウンロードされたデータに従っ
   て変更する表示変更手段を設けたことを特徴とする請求
   項１に記載の携帯端末装置。