JP2003060841A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003060841A
JP2003060841A JP2001244430A JP2001244430A JP2003060841A JP 2003060841 A JP2003060841 A JP 2003060841A JP 2001244430 A JP2001244430 A JP 2001244430A JP 2001244430 A JP2001244430 A JP 2001244430A JP 2003060841 A JP2003060841 A JP 2003060841A
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Atsushi Ogata
敦史 緒方
Hironobu Ata
弘伸 阿多
Yasuyoshi Hayakawa
保芳 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿給送部から画像読取部への原稿シートの
搬送安定化を図った画像読取装置を提供する。 【解決手段】 ADFが閉じられると、ガイドフラッパ
28の先端がFB1に突き当たる。そして、このガイド
フラッパ28は、軸29を中心として回動することによ
って、その先端がFBに突き当たった状態のまま、正規
の位置まで回動して紙搬送路を形成する。このとき、ガ
イドフラッパ28の先端はFBに突き当たっているため
ADFとFBの間の段差は滑らかに連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送中の原稿シー
トの原稿画像を読み取る機能を備えた画像読取装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置に採用されている原
稿上の画像を読み取るための方式として、以下の2つの
方式がよく知られている。
【0003】まず、第一の方式は、原稿台上に原稿を所
定の方法でセットし、原稿台ガラス上に固定された原稿
を、移動可能な光学キャリッジによってスキャンするこ
とで、原稿上の画像を画像読み取り部にて読み取る原稿
固定読み取り方式である。
【0004】また、第二の方式は、原稿を所定の搬送ス
ピードで搬送させて、固定させた光学キャリッジによ
り、所定の読み取り部にて読み取る原稿流し読み取り方
式である。
【0005】後者の原稿流し読み取り方式は、前者の原
稿固定読み取り方式に比較して光学キャリッジを固定で
き、毎回光学キャリッジを往復移動する必要がない。
【0006】このため、装置構成が複雑とならず、また
処理の高速化といった点で前者の原稿固定読み取り方式
に比べ優位性がある。
【0007】さらに、複写機などにおいては、近年のデ
ジタル処理技術の進歩に伴い、同一原稿から複数枚のコ
ピーを形成する場合でも、原稿の読み取りは一回で済む
ようになった。つまり、一度読み取った画像情報をコン
ピュータなどの記憶媒体にデジタル情報として一時保存
することにより、この記憶された画像情報に基づいて必
要な枚数の複写画像を再形成することが容易になったの
である。この点でも、流し読み取り方式による画像読み
取りの優位性は一層大きくなってきた。
【0008】また、原稿がその表裏に画像を含む場合、
それら両面の画像を読み取るに当たって操作の便宜や高
速化を図るといった観点から、原稿の搬送経路に沿っ
て、2機の光学キャリッジを設け、各光学キャリッジに
よって原稿のそれぞれの面に含まれる画像を読み取るよ
う構成された読取装置もある。
【0009】このような装置構成によれば、所定の経路
に沿って搬送される原稿の表裏に含まれる画像をほぼ同
時に流し読むことができるようになるため、原稿の両面
複写における読み取り処理の高速化を図ることができ
る。
【0010】画像流し読み方式の画像読取装置として
は、原稿固定読み取り方式の画像読取部の上部に、原稿
を自動で給紙・搬送する原稿自動給送部が取り付けら
れ、光学キャリッジを所定の位置に停止させた状態にし
て原稿台ガラス上を搬送される原稿の画像を読み取るも
のが一般的である。
【0011】このような構成では、原稿自動給送部は原
稿台ガラスに載置された原稿を原稿台ガラス上に押さえ
つける圧板の機能を備え、画像読取部に対して開閉可能
に構成される。また、両面を読み取ることができる画像
読取装置では、原稿自動給送部内に、原稿固定読取部の
第1の光学キャリッジに対して原稿を挟んで対向する位
置に第2の光学キャリッジを設ける。これにより、原稿
の両面をほぼ同時に読み取ることが可能な構成がとられ
る。このような装置では第2の光学キャリッジも原稿自
動給送部と一体で画像読取部に対して開閉可能に構成さ
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0013】しかし、上記のような原稿流し読み方式の
画像読取装置では、読み取り中における原稿の挙動の乱
れが読取精度に悪影響を与えてしまう。例えば、読み取
り中の原稿搬送速度の変化や搬送パス内での上下動によ
って、読み取り画像に伸縮が生じたり、突発的に画像が
乱れたりする。
【0014】特に、カラースキャナの場合には、原稿搬
送方向に並んだ各色の読み取り素子に対して、原稿の搬
送速度に合わせたタイミングで各色の読み取りを行い、
電気的に重ね合わせてカラー画像として再形成する。そ
のため、搬送中における原稿の挙動の乱れは読み取り画
像の色ずれとなって現れてしまう。
【0015】原稿流し読み方式の画像読取装置では、こ
のような理由から、原稿搬送に対して高い精度が要求さ
れ、原稿搬送経路は、可能な限り、例えば段差など原稿
の挙動を乱す要素を取り除くように構成される。
【0016】ところが、上記のような原稿流し読み方式
の画像読取装置では、画像読取部と原稿給送部が開閉可
能に構成されていることによって、原稿給送部によって
搬送された原稿が、画像読取部に導かれる場合に、原稿
が原稿給送部の段差を通過するときに、原稿の挙動が乱
れ、画像に悪影響を及ぼしてしまう。
【0017】例えば、原稿の後端がこのような段差を通
過するときに、原稿が急に上下動することによって、光
学キャリッジに対する原稿の搬送速度や位置が乱れ、こ
の時点で読み取った画像に色ずれとして現れる。特にコ
シの強い厚手の原稿においてはこのような現象が顕著に
現れるという問題がある。
【0018】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、原稿
給送部から画像読取部への原稿シートの搬送安定化を図
った画像読取装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、原稿台上に載置された原稿の原稿
画像を読取可能な読取手段を有する画像読取部と、該画
像読取部に対して開閉自在に設けられると共に、前記読
取手段によって原稿シートの原稿画像を読み取らせるた
めに、停止状態にある前記読取手段による読取部を通過
させるように、原稿シートを自動給送する機能を有する
原稿給送部と、を備える画像読取装置において、前記原
稿給送部に対して回動自在に設けられ、該原稿給送部の
開閉動作の過程で、その先端が前記画像読取部の表面に
当接した状態を維持しながら回動するガイド部材であっ
て、該原稿給送部を閉じた状態では前記画像読取部表面
への当接状態を保ち、該原稿給送部により給送された原
稿シートを前記読取手段による読取部に導くガイド部材
を設けることを特徴とする。
【0020】従って、回動自在なガイド部材により、確
実にガイドの先端が画像読取部表面に対して当接した状
態を維持できるため、原稿給送部から画像読取部に設け
られた読取手段に向けて原稿シートの搬送状態を安定化
できる。
【0021】前記ガイド部材は、該ガイド部材の自重に
よって、その先端が前記画像読取部表面への当接状態を
維持するとよい。
【0022】また、本発明の画像読取装置にあっては、
原稿台上に載置された原稿の原稿画像を読取可能な読取
手段を有する画像読取部と、該画像読取部に対して開閉
自在に設けられると共に、前記読取手段によって原稿シ
ートの原稿画像を読み取らせるために、停止状態にある
前記読取手段による読取部を通過させるように、原稿シ
ートを自動給送する機能を有する原稿給送部と、を備え
る画像読取装置において、前記画像読取部に対して回動
自在に設けられ、前記原稿給送部の開閉動作の過程で、
その先端が前記原稿給送部の表面に当接した状態を維持
しながら回動するガイド部材であって、該原稿給送部を
閉じた状態では該原稿給送部表面への当接状態を保ち、
該原稿給送部により給送された原稿シートを前記読取手
段による読取部に導くガイド部材を設けることを特徴と
する。
【0023】従って、回動自在なガイド部材により、確
実にガイドの先端が原稿給送部表面に対して当接した状
態を維持できるため、原稿給送部から画像読取部に設け
られた読取手段に向けて原稿シートの搬送状態を安定化
できる。
【0024】前記ガイド部材の先端を、前記原稿給送部
表面に向けて付勢する付勢手段を備えるとよい。
【0025】前記ガイド部材は、前記原稿台上に載置す
る原稿の位置決めを行うガイド面を備えるとよい。
【0026】前記原稿給送部は、前記原稿台上に載置さ
れた原稿を覆うカバー機能を備えるとよい。
【0027】前記原稿給送部内に、該原稿給送部により
給送されるシートの、前記読取手段により読み取られる
面とは反対側の面の画像を読み取る裏面読取手段を備え
るとよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0029】(第1の実施の形態)図1〜図4を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置につ
いて説明する。
【0030】図1は本発明の実施の形態に係る画像読取
装置の概略構成断面図である。図2は図1における主要
部の拡大図である。図3は本発明の実施の形態に係る画
像読取装置の模式的斜視図である。図4は本発明の第1
の実施の形態に係る画像読取装置における特徴部分の拡
大断面図である。
【0031】なお、各図に示す画像読取装置は、デジタ
ル複写機における画像読取装置として適用可能な装置で
ある。
【0032】まず、特に、図1〜図3を参照して、画像
読取装置全体の構成等について説明する。
【0033】図に示すように、画像読取装置は、概略、
原稿を載置固定してその表面画像を読み取るフラットベ
ッド画像読み取り部(以下、FB1と称する)と、同F
B1の上面に取り付けられる自動給紙装置(以下、AD
F2と称する)と、で構成される。そして、これらFB
1の一部とADF2の一部とが複合して流し読み取り部
を形成している。
【0034】FB1は、載置固定された原稿の表面画像
を読み取る機構を有する。このFB1は、その上面に原
稿を載置する透光性板材であるところの基準原稿台ガラ
ス3を備える。また、この原稿台ガラス3の下部には、
原稿の読み取りを行うための読取手段としての第1光学
キャリッジAを備える。
【0035】第1光学キャリッジAは、無端の駆動ベル
ト5に連結され、さらにこの駆動ベルト5は駆動モータ
6に連結されている。駆動モータ6の動力が駆動ベルト
5を介して第1光学キャリッジAに伝達されることによ
り、第1光学キャリッジAは、原稿台ガラス3と平行に
移動自在となっている。
【0036】この第1光学キャリッジAは、固定読み取
り方式と流し読み取り方式のいずれの読み取り方式の場
合にも用いられるものである。すなわち、この第1光学
キャリッジAは、原稿台ガラス3上に載置固定された原
稿上の画像を読み取る機能(固定読み取り機能)を備え
る。また、この第1光学キャリッジAは、所定の位置に
停止した状態で、搬送中の原稿上の画像を読み取る機能
(流し読み取り機能)をも兼ね備えている。
【0037】第1光学キャリッジAの上面に配置された
ランプ7は、原稿に光を照射するための光源である。そ
して、原稿より反射した反射光は、反射ミラー8と集光
レンズ10とによって、CCD9に導かれる。CCD9
は入射した光を電気信号に変換する周知の光電変換素子
である。
【0038】また、原稿台ガラス3上には、原稿台ガラ
ス3上に原稿を載置する場合における原稿の配置位置の
基準となる原稿突き当て基準板11が設けられている。
【0039】一方、ADF2は、その上部に原稿を載置
積載するための原稿積載部となる原稿積載トレイ13を
備えている。原稿積載トレイ13上の原稿は、搬送(給
紙)方向の両側部を原稿サイド規制板12によって規制
される。
【0040】また、周知の原稿有無センサ15は、その
レバー山により原稿の先端を検知することによって当該
原稿の存在を認識する。さらに、これも周知の原稿長さ
検知センサ14が原稿の長さを検知する。
【0041】また、原稿積載トレイ13から送り出され
る原稿の先端を上方から押さえるためのウエイト16
や、原稿の先端が分離給紙部に入り込むのを防ぐための
原稿シャッター17が設けられている。
【0042】また、ADF2に設けられたピックアップ
ローラ18は、積載原稿を最下位のものから順次繰り出
す機能を有する。ピックアップローラ18によって繰り
出された原稿は、下流の給紙ローラ20により流し読み
取り部へと搬送されていくこととなる。
【0043】また、原稿の搬送経路を挟んで給紙ローラ
20と対向する位置には分離ベルト19が設けられてい
る。この分離ベルト19は、原稿の給送方向とは逆方向
に原稿に対して搬送力を付与するように回転駆動されて
いる。このようにして、原稿が一枚ずつ確実に送り出さ
れるように、分離ベルト19によって重なった原稿を分
離する。
【0044】ADF2に設けられたレジスト前センサー
レバー21は、原稿の先端を検知して原稿のループ作成
のタイミングを計る。レジストローラ対22は、搬送さ
れてきた原稿を、所定のタイミングで読み取り部に送り
出す。原稿先端検知センサ23は、レジストローラ対2
2によって送り出された原稿の先端を検知する。
【0045】原稿搬送上ガイド24は、原稿台ガラス3
と対向した位置に設けられている。この原稿搬送上ガイ
ド24は、原稿を第1読取部25に案内する役割を有す
る。
【0046】第1読取部25は、原稿台ガラス3と原稿
搬送上ガイド24との間の隙間に設定されている。
【0047】従って、原稿表面(第1面)に含まれる画
像は、当該原稿が第1読取部25を通過する際、定位置
にとどまっている光学キャリッジAによって読み取られ
ることとなる。
【0048】裏面読取手段としての第2光学キャリッジ
Bは、第2光学キャリッジBを保持するADF内におい
て、第1光学キャリッジAと原稿台ガラス3を挟んで対
向した位置に設けられている。
【0049】第2光学キャリッジB内には第1光学キャ
リッジAと同様に、反射ミラーおよびCCDが配置され
ている。このように、第1光学キャリッジAとほぼ同様
の構成を備えた第2光学キャリッジBは、原稿の他方の
面(第2面(裏面))に含まれる画像を第2読取部27
にて読み取る。第2読取部27は、原稿台ガラス3に沿
った原稿の搬送経路上において、第1読取部25より
も、原稿給送方向のやや下流側に設定されている。
【0050】第1読取部25及び第2読取部27を通過
した後の原稿は、排出ローラ対33により、FB1の機
外に排出されることとなる。FB1の側面には、排出ロ
ーラ対33によって排出された原稿を積載するための排
紙積載トレイ32が設けられている。
【0051】図3に示すように、ADF2はFB1に対
して開閉可能に構成されている。
【0052】ADF2が開いた状態では紙搬送路は、図
4に示すように、上下に分離される。
【0053】そして、ADF2から送り出される原稿が
FB1に落下する部分において、ADF2に対してガイ
ドフラッパ28が設けられている。このガイドフラッパ
28は軸29を中心としてADF2に対して回動自在に
設けられている。そして、このガイドフラッパ28はガ
イドフラッパ28自体の自重によって、その先端が下方
に垂れ下がるように構成されている。ただし、バネ等の
付勢手段によって、ガイドフラッパ28の先端を積極的
に下方に向けることもできる。
【0054】従って、ADF2の開閉動作の過程におい
て、ガイドフラッパ28の先端がFB1の上面(上部の
表面)に当接した状態を保ちつつ、ガイドフラッパ28
が回動するように構成されている。そして、ADF部2
が閉じられた状態ではガイドフラッパ28の先端がFB
1の上面に当接した状態を維持している。
【0055】上記のように構成された画像読取装置にお
いて、以下にその動作を説明する。
【0056】<原稿固定読み取り方式>まず、原稿固定
読み取り方式により、画像を読み取る場合の動作につい
て説明する。
【0057】この場合、まず、操作者は、ADF2を開
放し、原稿を原稿台ガラス3上に置き、原稿の一端を原
稿突き当て板11に突き当てた状態となるように原稿を
セットする。
【0058】次に、操作者は、ADF2を閉じる。これ
により、原稿は圧板4によって原稿台ガラス3に押圧固
定される。また、これにより、原稿は、そのカールなど
が矯正されるとともに、原稿台ガラス3上に密着され
る。
【0059】その後、操作者は、不図示の操作盤に備え
られた原稿読み取り開始ボタンを押す。これにより、原
稿の読み取り動作が開始される。
【0060】次に、原稿の読み取り動作について説明す
る。
【0061】まず、駆動モータ6による動力の供給によ
り駆動ベルト5が動作を開始する。これにともないキャ
リッジAが所定の初期位置へ移動する。そして、キャリ
ッジAは、初期位置から原稿読み取り位置まで移動しつ
つ所定の速度に達するまで加速される。更に、キャリッ
ジAは所定の速度に達した後はその速度を保持しなが
ら、原稿突き当て板11に突き当てられた原稿の先端位
置まで到達する。その後もキャリッジAは、所定速度を
保ちながら移動し、原稿を読み取っていく。原稿の全面
を読み取った後、キャリッジAは駆動モータ6の反転駆
動により読み取り方向とは逆方向に反転して、所定の待
機位置に戻る。
【0062】<原稿流し読み取り方式>次に、流し読み
取り方式により、画像を読み取る場合の動作について説
明する。
【0063】この場合、まず、操作者は、原稿をADF
2の原稿積載トレイ13上に積載する。
【0064】このとき、ADF2は原稿が原稿積載トレ
イ13上に置かれたことを原稿長さ検知センサ14と原
稿有無センサ15により知ることができる。また、操作
者が原稿サイド規制板12により原稿の幅を設定するこ
とによって、原稿長さ検知センサ14との検知の組み合
わせによって、原稿のサイズを知ることができる。
【0065】次に、上述の状態にて、操作者が不図示の
原稿読み取り開始ボタンを押す。
【0066】すると、原稿先端を規制していた原稿シャ
ッター17が開放され、ウエイト16と給紙ピックアッ
プローラ18によって、原稿の分離部へ原稿束を搬送す
る。
【0067】次に原稿は分離ベルト19と給紙ローラ2
0により一枚ずつ分離給送される。
【0068】原稿の先端がレジストローラ対22に到達
し、レジ前センサによって原稿が所定のループを形成し
た後、給紙ローラ20の回転を停止する。
【0069】所定のタイミングの後に、レジストローラ
対22が回転を開始し、原稿を搬送する。搬送された原
稿の先端は、原稿先端検知センサ23によって検知さ
れ、原稿が原稿読み取り位置に到達する時間を決定す
る。
【0070】そして、原稿は、原稿搬送上ガイド24に
よって、第1読取部25に案内される。そして、原稿は
所定の搬送スピードで第1読取部25を通過する。この
とき、原稿が搬送されつつ、第1光学キャリッジAによ
って、原稿の片面の画像が順次読み取られる。
【0071】また、原稿は第2読取部27に到達する。
そして、上記と同様に、原稿は所定の搬送スピードで第
2読取部27を通過する。このとき、原稿が搬送されつ
つ、第2光学キャリッジBによって、原稿の他方の面
(裏面)の画像が順次読み取られる。
【0072】原稿の先端は、第2読取部27を通過した
後、排出ローラ対33によって搬送される。原稿の全て
の画像を読み取った後は、原稿を排紙積載トレイ32上
に排出する。
【0073】以上が、原稿の両面読み取りを行う場合の
一連の動作態様である。
【0074】次に、ガイドフラッパ28の動作について
説明する。
【0075】ADF2が開いた状態においては、ガイド
フラッパ28は、自重またはバネなどの付勢によって、
図4に示すように、その先端が下向きに位置する。
【0076】ADF2が閉じられると、ガイドフラッパ
28の先端がFB1に突き当たる。そして、このガイド
フラッパ28は、軸29を中心として回動することによ
って、その先端がFB1に突き当たった状態のまま、正
規の位置まで回動して紙搬送路を形成する。
【0077】このとき、ガイドフラッパ28の先端はF
B1に突き当たっているためADF2とFB1の間の段
差は滑らかに連結される。従って、原稿の後端が段差部
を落下するときに生じる原稿の上下動を抑えることがで
きる。また、ガイドフラッパ28が軸29を中心に回動
可能に構成されていることによって、部品や組立のばら
つきによって生じるADF2とFB1の間の段差に機体
差があっても、ガイドフラッパ28の先端は、常にFB
1に突き当たるため、紙搬送路の段差を無くすことがで
きる。
【0078】このように原稿の搬送安定性が向上する。
また、これにより読取画像の品質も向上する。特に、カ
ラー画像の読み取りの場合には、画像の色ずれを抑制で
きる。
【0079】(第2の実施の形態)図5には、第2の実
施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、
ガイドフラッパがADF2側に設けられた構成を示した
が、本実施の形態では、ガイドフラッパがFB1側に設
けられた構成を示す。
【0080】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については、
その説明は省略する。
【0081】図5は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置における特徴部分の拡大断面図である。
【0082】図5に示すように、FB1とADF2の段
差部において、FB1に対してガイドフラッパ30が設
けられている。このガイドフラッパ30は軸31を中心
としてFB1に対して回動自在に設けられている。
【0083】ガイドフラッパ30の先端は、付勢手段と
してのバネによって上方に付勢されている。これによ
り、ADF2が開いた状態では上向きの角度で位置して
いる。一方、ADF2が閉じられると、ADF2に押さ
れて軸31を中心として回動し、ADF2に突き当たっ
た状態で紙搬送路を形成する。
【0084】このような構成により、ガイドフラッパ3
0の先端を確実にADF2に当接させることが可能とな
り、上記第1の実施の形態と同様に、ADF2とFB1
の間の段差を滑らかに連結することができるため、原稿
の挙動を安定させることができる。
【0085】従って、上記第1の実施の形態の場合と同
様に、原稿の搬送安定性が向上する。また、これにより
読取画像の品質も向上する。特に、カラー画像の読み取
りの場合には、画像の色ずれを抑制できる。
【0086】また、このガイドフラッパ30に、FB1
で原稿固定方式の読み取りを行う場合の原稿突き当て基
準板11の機能を兼ねるようにすることもできる。すな
わち、ガイドフラッパ30の先端面を、原稿の端部の基
準面として機能させることができる。
【0087】これによって、部品点数を少なくすること
ができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、原稿給
送部から画像読取部への原稿シートの搬送安定化を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の概略
構成断面図である。
【図2】図1における主要部の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の模式
的斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
における特徴部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
における特徴部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 FB(フラットベッド画像読み取り部) 2 ADF(自動給紙装置) 3 原稿台ガラス 4 圧板 5 駆動ベルト 6 駆動モータ 7 ランプ 8 反射ミラー 10 集光レンズ 11 基準板 12 原稿サイド規制板 13 原稿積載トレイ 14 原稿長さ検知センサ 15 原稿有無センサ 16 ウエイト 17 原稿シャッター 18 ピックアップローラ 19 分離ベルト 20 給紙ローラ 21 レジスト前センサーレバー 22 レジストローラ対 23 原稿先端検知センサ 24 原稿搬送上ガイド 25 第1読取部 27 第2読取部 28 ガイドフラッパ 29 軸 30 ガイドフラッパ 31 軸 32 排紙積載トレイ 33 排出ローラ対 A 第1光学キャリッジ B 第2光学キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 保芳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F101 FB17 FE02 LA02 LB02 5B047 AA01 BC14 BC18 BC20 5C062 AA05 AB17 AB32 AD02 AD06 BA00 5C072 AA01 BA17 NA01 NA08 XA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台上に載置された原稿の原稿画像を読
    取可能な読取手段を有する画像読取部と、 該画像読取部に対して開閉自在に設けられると共に、前
    記読取手段によって原稿シートの原稿画像を読み取らせ
    るために、停止状態にある前記読取手段による読取部を
    通過させるように、原稿シートを自動給送する機能を有
    する原稿給送部と、を備える画像読取装置において、 前記原稿給送部に対して回動自在に設けられ、該原稿給
    送部の開閉動作の過程で、その先端が前記画像読取部の
    表面に当接した状態を維持しながら回動するガイド部材
    であって、 該原稿給送部を閉じた状態では前記画像読取部表面への
    当接状態を保ち、該原稿給送部により給送された原稿シ
    ートを前記読取手段による読取部に導くガイド部材を設
    けることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド部材は、該ガイド部材の自重に
    よって、その先端が前記画像読取部表面への当接状態を
    維持することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】原稿台上に載置された原稿の原稿画像を読
    取可能な読取手段を有する画像読取部と、 該画像読取部に対して開閉自在に設けられると共に、前
    記読取手段によって原稿シートの原稿画像を読み取らせ
    るために、停止状態にある前記読取手段による読取部を
    通過させるように、原稿シートを自動給送する機能を有
    する原稿給送部と、を備える画像読取装置において、 前記画像読取部に対して回動自在に設けられ、前記原稿
    給送部の開閉動作の過程で、その先端が前記原稿給送部
    の表面に当接した状態を維持しながら回動するガイド部
    材であって、 該原稿給送部を閉じた状態では該原稿給送部表面への当
    接状態を保ち、該原稿給送部により給送された原稿シー
    トを前記読取手段による読取部に導くガイド部材を設け
    ることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記ガイド部材の先端を、前記原稿給送部
    表面に向けて付勢する付勢手段を備えることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド部材は、前記原稿台上に載置す
    る原稿の位置決めを行うガイド面を備えることを特徴と
    する請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記原稿給送部は、前記原稿台上に載置さ
    れた原稿を覆うカバー機能を備えることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記原稿給送部内に、該原稿給送部により
    給送されるシートの、前記読取手段により読み取られる
    面とは反対側の面の画像を読み取る裏面読取手段を備え
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載
    の画像読取装置。
JP2001244430A 2001-08-10 2001-08-10 画像読取装置 Withdrawn JP2003060841A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303065A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Primax Electronics Ltd スライド式ペーパーガイド装置を具備した自動フィードスキャナー

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