JP2003059935A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003059935A
JP2003059935A JP2001243205A JP2001243205A JP2003059935A JP 2003059935 A JP2003059935 A JP 2003059935A JP 2001243205 A JP2001243205 A JP 2001243205A JP 2001243205 A JP2001243205 A JP 2001243205A JP 2003059935 A JP2003059935 A JP 2003059935A
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Yusuke Kawaguchi
雄介 川口
Kazutoshi Nakamura
和敏 中村
Akio Nakagawa
明夫 中川
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜の上に形成したバイポーラトランジス
タにおいて、コレクタ抵抗が低く、エミッタ面積に応じ
て電流能力の低下も生じない半導体装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 絶縁層(4)の上に設けられた第1導電
型の活性層(6)の表面にエミッタ領域(12)とベー
ス領域(10)とコレクタ領域(14)とが形成された
半導体装置であって、前記活性層の内部に前記活性層よ
りもキャリア濃度が高い第1導電型の導電領域(40)
を設け、前記エミッタ領域と前記コレクタ領域との間に
流れる電流が前記導電領域を介して流れるようにした半
導体装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、より詳細にはSOI(Silicon On Insulator)など
の絶縁膜上に形成されたバイポーラトランジスタなどの
半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータや通信機器などの電
子機器の重要部分には、多数のトランジスタや抵抗など
によって電気回路を構成するように結びつけ、1チップ
上に集積化して形成した集積回路(Integrated Circui
t:IC)が多用されている。このようなICのうち、
高耐圧の素子を含むものは「パワーIC」と呼ばれてい
る。パワーICの中でも、駆動回路と制御回路が一体化
されたものはモータ駆動装置など各種の用途に用いるこ
とができる。
【0003】従来、エピタキシャル基板を用いた接合分
離型ICが知られているが、個々の素子が有する寄生容
量が無視できず、また、高耐圧化するためには素子分離
領域の面積を大きくとる必要があるなどの問題があっ
た。これらの問題を解決するものとして、SOI基板を
用いたICがある。SOI基板を用いたICでは、誘電
体分離であるため、個々の素子の寄生容量が小さく、素
子分離もトレンチ溝を用いて行うことができるため、高
耐圧化しても素子分離領域の面積を大きくとる必要がな
い。
【0004】図9は、SOI基板上に形成したバイポー
ラトランジスタの断面構造を表す模式図である。
【0005】また、図10は、エピタキシャル基板上に
形成した従来のバイポーラトランジスタの断面構造を表
す模式図である。
【0006】まず、図9に表したバイポーラトランジス
タについて説明すると、シリコン支持基板102の上に
は、埋め込み絶縁層104を介してn型のSOI活性
層106が設けられている。そして、このSOI活性層
106の表面にp型ベース領域110が形成され、この
表面に、n型エミッタ領域112とp型ベース・コ
ンタクト領域114とがそれぞれ並列して形成されてい
る。また、これに隣接するSOI活性層106の表面に
は、n型コレクタ領域116が形成されている。そし
て、これらそれぞれの領域に、エミッタ電極122、ベ
ース電極124、コレクタ電極126が接続されてい
る。また、このようなバイポーラトランジスタ素子部
は、素子分離溝130によって、隣接する別の素子部か
ら絶縁分離されている。
【0007】次に、図10に例示した従来のバイポーラ
トランジスタについて説明する。このトランジスタの場
合、p型基板202の表面にn型層204とn
エピタキシャル層206が順次積層され、このn型エ
ピタキシャル層206の表面にバイポーラトランジスタ
の素子部が形成されている。すなわち、n型エピタキ
シャル層206の表面には、p型ベース領域210が形
成され、この表面に、n型エミッタ領域212とp
型ベース・コンタクト領域214とがそれぞれ並列して
形成されている。また、これに隣接して、素子分離用の
型領域230が形成され、このn型領域230の
表面にn型コレクタ領域216が形成されている。そ
して、これらそれぞれの領域に、エミッタ電極222、
ベース電極224、コレクタ電極226が接続されてい
る。
【0008】図9に表したSOI基板上のバイポーラト
ランジスタは、素子の寄生容量が小さく、素子分離も確
実且つ容易に行える点で有利である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に表した
SOI基板上のバイポーラトランジスタの場合、コレク
タ抵抗が大きく、また、電流能力の点でも改善の余地が
あった。
【0010】すなわち、図10に表したような従来のエ
ピタキシャル基板上のバイポーラトランジスタの場合
は、素子分離用のn型領域230がコレクタ層として
も機能しており、電流経路の主要部がn型領域230
とn型層204とにより構成されるので、コレクタ抵
抗は低い。
【0011】これに対して、図9に表したSOI基板上
のバイポーラトランジスタの場合、n型の活性層10
6が主要な電流経路になるため、コレクタ抵抗が大きく
なるという問題がある。
【0012】さらに、図9のバイポーラトランジスタの
場合、コレクタ電流はベース領域110の下を横方向に
集中して流れるため、電流容量を大きくする目的でエミ
ッタ領域122の面積を大きくすると、かえって電流能
力が下がるという問題が生ずることも判明した。
【0013】図11は、図9のバイポーラトランジスタ
においてエミッタ領域の幅に対する電流利得の関係を表
すグラフ図である。すなわち、同図の横軸はエミッタ領
域112の幅aを表し、縦軸はバイポーラトランジスタ
の電流利得を表す。
【0014】図11から分かるように、エミッタ領域1
12の幅aを2μmから20μmに拡大すると、電流利
得が低下するコレクタ電流の値が下がる。つまり、エミ
ッタ領域112を大きくすると、電流能力が低下すると
いう問題があることが分かった。
【0015】これは、コレクタ電流が、ベース領域11
0の直下において、高い抵抗を有するn型活性層10
6を横方向に集中して流れるからである。
【0016】SOI基板上に形成したバイポーラトラン
ジスタが有するこれらの問題を解消するために、埋め込
み絶縁層104と活性層106との間に、n型の埋め
込み導電層(図示せず)を設ける方法も考えられる。し
かし、このような埋め込み導電層を形成すると、SOI
層全体の層厚が厚くなり、素子容量や製造プロセスの点
で不利となるという問題が生ずる。
【0017】以上説明したように、SOI基板上のバイ
ポーラトランジスタにおいては、コレクタ抵抗が大き
く、エミッタ面積を大きくすると電流能力が低下すると
いう問題があった。
【0018】本発明は、かかる課題の認識に基づいてな
されたのであり、その目的は、SOIなどの絶縁膜の上
に形成したバイポーラトランジスタにおいて、コレクタ
抵抗が低く、エミッタ面積に応じて電流能力の低下も生
じない半導体装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、絶縁層の上に設けられた第
1導電型の活性層の表面にエミッタ領域とベース領域と
コレクタ領域とが形成された半導体装置であって、前記
活性層の内部に前記活性層よりもキャリア濃度が高い第
1導電型の導電領域を設け、前記エミッタ領域と前記コ
レクタ領域との間に流れる電流が前記導電領域を介して
流れるようにしたことを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、コレクタ抵抗を効果的
に下げ、且つエミッタ領域を拡大しても電流能力が低下
することはない。
【0021】または、本発明の半導体装置は、絶縁層
と、前記絶縁層の上に設けられた第1導電型の活性層
と、前記活性層の表面に選択的に設けられた第2導電型
のベース領域と、前記ベース領域の表面に選択的に設け
られた第1導電型のエミッタ領域と、前記活性層の表面
に前記ベース領域と離れて選択的に設けられた第1導電
型のコレクタ領域と、前記ベース領域の直下に設けられ
前記活性層よりも高いキャリア濃度を有する第1導電型
の導電領域と、を備えたことを特徴とする。
【0022】上記構成によっても、コレクタ抵抗を効果
的に下げ、且つエミッタ領域を拡大しても電流能力が低
下することはない。
【0023】ここで、上記したいずれの構成において
も、前記導電領域は、前記活性層の膜面に対して平行な
方向に沿ってみた時に、前記コレクタ領域に相対的に近
い部分において相対的に高いキャリア濃度を有するもの
とすることができる。
【0024】このようにすれば、トランジスタの耐圧を
維持しつつ、コレクタ電流が合流して流れるベース領域
の直下の部分の抵抗を効率的に下げることができる点で
効果的である。
【0025】または、上記したいずれの構成において
も、前記導電領域は、前記活性層の膜面に対して平行な
方向に沿ってみた時に、前記コレクタ領域から相対的に
遠い部分において相対的に高いキャリア濃度を有するも
のとすることができる。
【0026】このようにすれば、エミッタ領域からベー
ス領域を介して流れ出る電流を均一に分散させることが
できる点で効果的である。
【0027】また、前記導電領域は、前記ベース領域の
直下において前記コレクタ領域に相対的に近い側に部分
的に設けられたものとすることができる。
【0028】このようにすれば、トランジスタの耐圧を
維持しつつ、コレクタ電流が合流して流れるベース領域
の直下の部分の抵抗を効率的に下げることができる点で
効果的である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態にかかるバイ
ポーラトランジスタの断面構造を表す模式図である。
【0031】すなわち、同図は、SOI基板上に形成し
たバイポーラトランジスタに本発明を適用した具体例を
表し、シリコン支持基板2の上には、埋め込み絶縁層4
を介してn型のSOI活性層6が設けられている。そ
して、このSOI活性層6の表面にp型ベース領域10
が形成され、この内側に、n型エミッタ領域12とp
型ベース・コンタクト領域14とがそれぞれ並列して
形成されている。また、これに隣接するSOI活性層6
の表面には、n型コレクタ領域16が形成されてい
る。
【0032】そして、これらそれぞれの領域に、エミッ
タ電極22、ベース電極24、コレクタ電極26が接続
されている。また、このようなバイポーラトランジスタ
素子部は、素子分離溝30によって、隣接する別の素子
部から絶縁分離されている。
【0033】ここで、本発明においては、上記の如き構
成において、さらにp型ベース領域10の直下に活性層
6よりもキャリア濃度が高いn型領域40が設けられて
いる。SOI活性層6のキャリア濃度は、トランジスタ
の耐圧維持のために低くする必要があり、このためにキ
ャリア濃度が1015cm−3程度のオーダのn型と
することが望ましい。
【0034】これに対して、本発明においては、このよ
うな活性層6よりも高いキャリア濃度を有するn型領域
40を設ける。n型領域40のキャリア濃度は、例えば
10 16cm−3のオーダとすることができる。このよ
うなn型領域40を設けると、コレクタ電流の電流経路
の抵抗が低下し、素子のコレクタ抵抗を下げることがで
きる。
【0035】しかも、本発明によれば、埋め込み絶縁層
4と活性層6との間にn型の埋め込み層導電層を設ける
必要がない。従って、そのような埋め込み導電層を設け
た場合に問題となる、素子容量の増加やプロセスの煩雑
化という問題も解消することができる。
【0036】またさらに、このようなn型領域40を設
けると、図1に例示したように、ベース領域10の下の
狭い半導体層の導電率が上昇するため、コレクタ電流の
集中が緩和されてバイポーラトランジスタの電流能力を
改善することができる。
【0037】図2は、本発明のバイポーラトランジスタ
におけるコレクタ電流と電流利得との関係を表すグラフ
図である。なお、同図には、図9に例示したバイポーラ
トランジスタの特性も比較例として併せて表した。図2
から分かるように、本発明によるバイポーラトランジス
タの電流能力は、n型領域40を設けない比較例と比べ
て改善されている。
【0038】また、図3は、本発明のバイポーラトラン
ジスタにおけるエミッタ幅aと電流能力の関係を表すグ
ラフ図である。エミッタ幅aを2μmとした場合より
も、20μmとした場合のほうが電流能力が向上してい
ることが分かる。これは、n型領域40を設けることに
よって、ベース領域10の下におけるコレクタ電流の集
中を緩和し、電流を円滑に流すことができるようになる
からである。
【0039】さて、本発明においては、コレクタ抵抗を
下げ、またエミッタからベース領域を経てコレクタに流
れる電子電流より円滑に流すためには、n型領域40の
キャリア濃度はできるだけ高いことが望ましい。しか
し、n型領域40のキャリア濃度を高くするとベース・
コレクタ間のpn接合の形態が変化するために、トラン
ジスタの耐圧が低下するという問題が生ずる。
【0040】そこで、本発明においては、n型領域40
のキャリア濃度に分布を設ける方法を用いるとが望まし
い。
【0041】図4は、本発明のバイポーラトランジスタ
のp型ベース領域10の付近の断面構造を表す模式図で
ある。同図に表したコレクタ電流の経路A乃至Cにおけ
る抵抗成分を近づけるためには、n型領域40のキャリ
ア濃度を経路Cの側で、より高くすることが有効であ
る。
【0042】図5は、n型領域40のキャリア濃度分布
を例示するグラフ図である。すなわち、同図の横軸は図
4におけるX方向の距離を表し、縦軸はn型領域40の
キャリア濃度を表す。図5に例示したように、コレクタ
領域から遠ざかるにつれてn型領域40のキャリア濃度
を高くすれば、電流経路をより均一に分散させることが
可能となる。
【0043】ここで、具体的なキャリア濃度の分布とし
ては、図5に例示したように、キャリア濃度が距離に応
じて直線状に変化する分布(P1)でもよいし、また
は、キャリア濃度が距離に対して上に凸の分布(P
2)、あるいは上に凸の分布(P3)でもよい。これら
のいずれを用いるかは、実際の素子の構造パラメータに
応じて適宜決定することができる。
【0044】また、図5に例示したP1乃至P3のよう
な濃度分布は、例えば、マスクを介して場所毎に異なる
ドーズ量をイオン注入することにより実現可能である。
【0045】図6は、n型領域40のキャリア濃度分布
の別の具体例を表すグラフ図である。すなわち、同図の
横軸も図4におけるX方向の距離を表し、縦軸はn型領
域40のキャリア濃度を表す。
【0046】本具体例においては、エミッタ領域12の
下ではキャリア濃度が高く、ベース・コンタクト領域1
4の下ではキャリア濃度が低くなるような分布が形成さ
れている。このように、エミッタ領域12の下における
n型領域40のキャリア濃度を上げてやれば、より均一
に電流を流すことが可能となる。
【0047】図6に例示した濃度分布も、マスクを介し
たイオン注入により実現可能である。
【0048】一方、本発明においては、図5あるいは図
6に例示したキャリア濃度分布とは逆の傾向を有するキ
ャリア濃度分布を設けてもよい。
【0049】図7は、n型領域40のキャリア濃度分布
の別の具体例を表すグラフ図である。すなわち、同図の
横軸も図4におけるX方向の距離を表し、縦軸はn型領
域40のキャリア濃度を表す。
【0050】本具体例においては、n型領域40のキャ
リア濃度は、コレクタ領域16に近い側において高くな
るように設定されている。このようにすると、図4にお
いて電流経路A乃至Cで表したようにエミッタ領域12
から流れ出した電子電流がベース領域10の下で合流し
た部分における抵抗を下げることができる点で効果的で
ある。
【0051】一方、n型領域40は、p型ベース領域1
0の直下全体に亘って形成する必要はない。
【0052】図8は、n型領域40のもう1つの具体例
を表す模式図である。同図に例示した如く、n型領域4
0は、エミッタ領域12の下には設けず、ベース・コン
タクト領域14の下のみに設けてもよい。このようにn
型領域40を選択的に形成しても、コレクタ電流の電流
経路を確保し、コレクタ抵抗を下げる効果が得られる。
【0053】以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施
の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの
具体例に限定されるものではない。
【0054】例えば、各具体例における各要素の寸法や
形状、導電型、不純物濃度、材料などについては、当業
者が公知の範囲から適宜選択して本発明と同様の作用効
果が得られるものも本発明の範囲に包含される。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
絶縁膜の上に形成したバイポーラトランジスタにおい
て、p型ベース領域の直下に活性層よりもキャリア濃度
が高いn型領域を設けることによって、コレクタ抵抗を
下げ、電流能力も改善することができ、産業上のメリッ
トは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバイポーラトラン
ジスタの断面構造を表す模式図である。
【図2】本発明のバイポーラトランジスタにおけるコレ
クタ電流と電流利得との関係を表すグラフ図である。
【図3】本発明のバイポーラトランジスタにおけるエミ
ッタ幅aと電流能力の関係を表すグラフ図である。
【図4】本発明のバイポーラトランジスタのp型ベース
領域10の付近の断面構造を表す模式図である。
【図5】n型領域40のキャリア濃度分布を例示するグ
ラフ図である。
【図6】n型領域40のキャリア濃度分布の別の具体例
を表すグラフ図である。
【図7】n型領域40のキャリア濃度分布の別の具体例
を表すグラフ図である。
【図8】n型領域40のもう1つの具体例を表す模式図
である。
【図9】SOI基板上に形成したバイポーラトランジス
タの断面構造を表す模式図である。
【図10】エピタキシャル基板上に形成した従来のバイ
ポーラトランジスタの断面構造を表す模式図である。
【図11】図9のバイポーラトランジスタにおいてエミ
ッタ領域の幅に対する電流利得の関係を表すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
2 シリコン支持基板 4 絶縁層 6 活性層 10 ベース領域 12 エミッタ領域 14 ベース・コンタクト領域 16 コレクタ領域 22 エミッタ電極 24 ベース電極 26 コレクタ電極 30 素子分離溝 40 n型領域 102 シリコン支持基板 104 絶縁層 106 活性層 110 ベース領域 112 エミッタ領域 114 ベース・コンタクト領域 116 コレクタ領域 122 エミッタ領域 124 ベース電極 126 コレクタ電極 130 素子分離溝 202 基板 204 n型層 206 n型エピタキシャル層 210 ベース領域 212 エミッタ領域 214 ベース・コンタクト領域 216 コレクタ領域 222 エミッタ電極 224 ベース電極 226 コレクタ電極 230 n型領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 和敏 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 中川 明夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5F003 AP01 AZ03 BA27 BC01 BC08 BG03 BP01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層の上に設けられた第1導電型の活性
    層の表面にエミッタ領域とベース領域とコレクタ領域と
    が形成された半導体装置であって、 前記活性層の内部に前記活性層よりもキャリア濃度が高
    い第1導電型の導電領域を設け、前記エミッタ領域と前
    記コレクタ領域との間に流れる電流が前記導電領域を介
    して流れるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】絶縁層と、 前記絶縁層の上に設けられた第1導電型の活性層と、 前記活性層の表面に選択的に設けられた第2導電型のベ
    ース領域と、 前記ベース領域の表面に選択的に設けられた第1導電型
    のエミッタ領域と、 前記活性層の表面に前記ベース領域と離れて選択的に設
    けられた第1導電型のコレクタ領域と、 前記ベース領域の直下に設けられ前記活性層よりも高い
    キャリア濃度を有する第1導電型の導電領域と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記導電領域は、前記活性層の膜面に対し
    て平行な方向に沿ってみた時に、前記コレクタ領域に相
    対的に近い部分において相対的に高いキャリア濃度を有
    することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】前記導電領域は、前記活性層の膜面に対し
    て平行な方向に沿ってみた時に、前記コレクタ領域から
    相対的に遠い部分において相対的に高いキャリア濃度を
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】前記導電領域は、前記ベース領域の直下に
    おいて前記コレクタ領域に相対的に近い側に部分的に設
    けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の半
    導体装置。
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