JP2003059577A - コネクタ及びコネクタの製造方法 - Google Patents

コネクタ及びコネクタの製造方法

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JP2003059577A
JP2003059577A JP2001244347A JP2001244347A JP2003059577A JP 2003059577 A JP2003059577 A JP 2003059577A JP 2001244347 A JP2001244347 A JP 2001244347A JP 2001244347 A JP2001244347 A JP 2001244347A JP 2003059577 A JP2003059577 A JP 2003059577A
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lance
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housing
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Kei Yanagisawa
慶 柳澤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの形状の簡素化を図る。 【解決手段】 リテーナ30を仮係止位置に保持し、キ
ャビティ11A,11Bに端子金具20を貫通してラン
ス33A,33Bにより一次係止する。リテーナ30を
本係止位置に移動させると、キャビティ11A,11B
の上面壁12Aと隔壁12Bが撓み空間40A,40B
内に進入してランス33A,33Bの弾性変位を規制す
ることで端子金具20が二次係止される。端子金具20
を抜止め状態に係止するためのランス33A,33Bを
リテーナ30に形成するとともに、ランス33A,33
Bの弾性変位を規制する手段としてハウジング10の上
面壁12A及び隔壁12Bという既存の構造を利用し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハウジングに挿入した端子金具を
リテーナを用いて二重係止するコネクタとして、特開平
1−213973号公報に開示されているものがある。
このコネクタにおいては、ハウジングに端子金具を挿入
する過程で、ハウジングに形成したランスが端子金具に
当接して撓み空間内へ弾性変位させられ、端子金具が正
規挿入されるとランスが弾性復帰して端子金具に対して
一次係止する。その後、ハウジングに対して前方からリ
テーナを組み付けて、その係合部を撓み空間内に嵌入さ
せることによってランスの撓み空間側への弾性変位を規
制し、もって、端子金具が二重係止状態に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハウジングは、端子金
具を収容するためのキャビティや、相手側コネクタとの
嵌合状態にロックするためのロック手段等が形成される
ことから、形状が複雑になることは避けられない。とこ
ろが、上記従来のコネクタでは、端子金具に係止するた
めのランスをハウジングに形成しているため、ハウジン
グの形状がますます複雑になり、ひいては、ハウジング
を形成するための金型も複雑となり、製造コストがアッ
プする、という問題がある。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ハ
ウジングの形状の簡素化を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
金具と、前記端子金具が貫通状態で収容されるキャビテ
ィを有するハウジングと、前記ハウジングの前端部への
組み付けを可能とされ、前記端子金具の前端部に係止さ
れるランスと、このランスの弾性変位を許容する撓み空
間とが形成されたリテーナと、前記ハウジングに組み付
けた前記リテーナを仮係止位置に保持する仮係止手段
と、前記ハウジングに組み付けた前記リテーナを、仮係
止位置よりも後方の本係止位置に保持する本係止手段と
を備え、前記リテーナが仮係止位置にある状態では、前
記ランスが前記撓み空間内へ弾性変位することが許容さ
れ、前記リテーナが本係止位置にある状態では、前記キ
ャビティを構成する壁部の前端が前記撓み空間に進入す
ることで前記ランスの弾性変位が規制されるようになっ
ており、前記リテーナを仮係止位置に保持した状態にお
いて、前記キャビティに前記端子金具が貫通され、その
貫通過程ではその端子金具により前記ランスが前記撓み
空間へ弾性変位させられ、前記端子金具が正規挿入され
たところで、その端子金具に対し弾性復帰した前記ラン
スが抜止め状態に一次係止し、一次係止された前記端子
金具と一体に前記リテーナが本係止位置に移動するのに
伴い、前記キャビティの壁部が前記撓み空間内に進入し
て前記ランスの弾性変位を規制することで前記端子金具
が二次係止されている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記リテーナには、前記端子金具の前端部を収容す
る収容凹部が複数並んで形成されているとともに、前記
ランスが前記収容凹部に臨むように設けられているもの
において、隣り合う2つの前記収容凹部同士のうち一方
の前記収容凹部に臨む前記ランスを弾性変位させるため
の前記撓み空間が、他方の前記収容凹部と連通する形態
とされている構成とした。
【0007】請求項3の発明は、端子金具と、前記端子
金具が貫通状態で収容されるキャビティを有するハウジ
ングと、前記ハウジングの前端部への組み付けを可能と
され、前記端子金具の前端部に係止されるランスと、こ
のランスの弾性変位を許容する撓み空間とが形成された
リテーナと、前記ハウジングに組み付けた前記リテーナ
を仮係止位置に保持する仮係止手段と、前記ハウジング
に組み付けた前記リテーナを、仮係止位置よりも後方の
本係止位置に保持する本係止手段とを設け、前記リテー
ナが仮係止位置にある状態では、前記ランスが前記撓み
空間内へ弾性変位することが許容され、前記リテーナが
本係止位置にある状態では、前記キャビティを構成する
壁部の前端が前記撓み空間に進入することで前記ランス
の弾性変位が規制される構造とした上で、前記リテーナ
を仮係止位置に保持した状態において、前記キャビティ
に前記端子金具を貫通させ、その貫通過程ではその端子
金具により前記ランスを前記撓み空間へ弾性変位させ、
前記端子金具を正規挿入位置まで挿入し、その端子金具
に対し弾性復帰した前記ランスを抜止め状態に一次係止
させ、一次係止された前記端子金具と一体に前記リテー
ナを本係止位置に移動させ、前記キャビティの壁部を前
記撓み空間内に進入させて前記ランスの弾性変位を規制
することで前記端子金具を二次係止する構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1及び請求項3の発
明]端子金具に係止してその端子金具を抜止め状態とす
るランスを、ハウジングにではなく、リテーナに形成す
るとともに、ランスの弾性変位を規制する手段としてキ
ャビティの壁部という既存の構造を利用したので、ハウ
ジングの形状の簡素化を図ることができる。 [請求項2の発明]隣り合う2つの収容凹部同士のうち
一方の収容凹部の撓み空間が他方の収容凹部と連通して
いるので、一方の収容凹部の撓み空間と他方の収容凹部
との間に隔壁を設ける場合に比べると、収容凹部間の並
列ピッチが小さくなり、小型化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング
10と、雌端子金具20と、合成樹脂製のリテーナ30
とを備えて構成される。尚、以下の説明において、前後
方向については、図1〜図4における左側を前側という
ことにする。また、上下方向については図1〜図5を基
準とする。
【0010】ハウジング10は全体として角形のブロッ
ク状をなし、その内部にはハウジング10の前後両端面
に開口する4室のキャビティ11A,11Bが上下二段
に分かれるとともに各段において左右に並んで形成され
ている。上段のキャビティ11Aの上面壁12A(本発
明の構成要件であるキャビティを構成する壁部)は、そ
の前端部分が切欠されており、この切欠部分が上段のキ
ャビティ11Aと対応するランス33A,33Bの弾性
変位を許容する撓み空間13Aとなる。また、下段のキ
ャビティ11Bの上面壁、即ち上段のキャビティ11A
と下段のキャビティ11Bとの間を仕切る隔壁12B
(本発明の構成要件であるキャビティを構成する壁部)
も、その前端部分が切欠されており、この切欠部分が下
段のキャビティ11Bと対応するランス33A,33B
の弾性変位を許容する撓み空間13Bとなる。また、こ
の上面壁12Aと隔壁12Bの前端部は、ランス33
A,33Bが撓み空間13A,13Bへ弾性変位するの
を規制するための撓み規制部14A,14Bとなってい
る。尚、撓み規制部14A,14Bの下面は、前方へ向
かって上り勾配となったガイド斜面15A,15Bとな
っている。さらに、ハウジング10の上下両外面には、
ハウジング10に対してリテーナ30を仮係止位置又は
本係止位置に保持するための台形状の係止突起16が形
成されている。
【0011】雌端子金具20は、その略前半部分が角筒
状の嵌合部21とされ、その嵌合部21の内部には弾性
接触片(図示せず)が設けられている。この嵌合部21
の上板の後端縁は、後方からランス33A,33Bを係
止させるための係止部22となっている。また、雌端子
金具20の略後半部分は、底壁を嵌合部21と共通とす
る電線圧着部23とされ、この電線圧着部23に電線2
4が圧着により接続されている。
【0012】リテーナ30は、ハウジング10の前端部
に対して外嵌するように組み付けられるものであって、
その内部には、方形をなす4つの収容凹部31A,31
Bが、ハウジング10の各キャビティ11A,11Bと
対応するべく上下二段に分かれるとともに各段において
左右に並んで形成されている。また、各収容凹部31
A,31Bの前端は、タブ挿入孔32としてリテーナ3
0の前端面に開口されている。
【0013】リテーナ30には、各収容凹部31A,3
1Bの天井面に沿うように後方へ片持ち状に延出する形
態のランス33A,33Bが形成されている。ランス3
3A,33Bの後端(延出端)には、収容凹部31A,
31Bに向けて下向きに突出する抜止め突起34が形成
されている。ランス33A,33Bの後端部上面には、
ハウジング10の撓み規制部14A,14Bのガイド斜
面15A,15Bと対応する被ガイド斜面35A,35
Bが形成されている。また、各ランス33A,33Bの
上方は、ランス33A,33Bを収容凹部31A,31
Bの外部、即ち雌端子金具20の挿入経路の外部へ弾性
変位することを許容する撓み空間36A,36Bが形成
されている。リテーナ30をハウジング10に組み付け
た状態では、リテーナ30の撓み空間36A,36Bと
ハウジング10の撓み空間13A,13Bとが重なり合
って単一の撓み空間40A,40Bを構成する。
【0014】また、上下に隣り合う2つの収容凹部31
A,31B同士のうち下段の収容凹部31Bに臨むラン
ス33Bを弾性変位させるための撓み空間36B(撓み
空間40B)は、上段の収容凹部31Aと連通する形態
となっている。さらに、上段の収容凹部31Aの上面
と、下段の収容凹部31Bの下面には、ハウジング10
の係止突起16と係止する台形状の仮係止凹部37A
と、この仮係止凹部37Aよりも前方に位置する台形状
の本係止凹部37Bが形成されている。ハウジング10
の係止突起16と仮係止凹部37Aは、ハウジング10
に組み付けたリテーナ30を仮係止位置に保持するため
の仮係止手段41Aを構成し、係止突起16と本係止凹
部37Bは、ハウジング10に組み付けたリテーナ30
を本係止位置に保持するための本係止手段41Bを構成
する。
【0015】尚、ランス33A,33Bの後端には、抜
止め突起34に対して前側に隣接するとともに抜止め突
起34よりも側方に突出した形態であって、テーパ状の
誘導斜面38Aを有する治具当て部38が形成されてい
る。一方、この治具当て部38の前方には、リテーナ3
0の前方から治具(図示せず)を差し込むための治具挿
入空間39が形成されている。次に、本実施形態の作用
を説明する。本実施形態のコネクタを組み付ける際に
は、まず、図3に示すように、ハウジング10に対して
リテーナ30を前方から被せるように組み付け、仮係止
凹部37Aを係止突起16に嵌合させることによってリ
テーナ30を仮係止位置に保持する。この状態では、ハ
ウジング10の撓み規制部14A,14Bがランス33
A,33Bよりも後方へ外れた位置にあるため、ランス
33A,33Bはその上方の撓み空間40A,40B内
への弾性変位が許容されている。
【0016】この仮係止状態から雌端子金具20を後方
からキャビティ11A,11Bに挿入して貫通させ、雌
端子金具20の前端部をリテーナ30の収容凹部31
A,31Bに嵌合させる。雌端子金具20を組み付ける
過程では、図4の下段に示すように、ランス33Bが、
雌端子金具20の嵌合部21によって上方へ押し上げら
れて撓み空間40B内に進入するように弾性変位させら
れ、ランス33Bの抜止め突起34が嵌合部21の上面
を摺接する。
【0017】そして、雌端子金具20が正規挿入位置に
達して嵌合部21が収容凹部31A,31Bの奥面に突
き当たると、嵌合部21がランス33A,33Bの抜止
め突起34を通過するためにランス33A,33Bが下
方へ弾性復帰し、図4の上段に示すように、抜止め突起
34が雌端子金具20の係止部22に対して後方から係
止する。これにより、雌端子金具20がランス33A,
33Bにより一次係止されて抜止め状態とされる。
【0018】この後、リテーナ30を後方へ押し、本係
止凹部37Bを係止突起16に嵌合させることにより本
係止位置に保持する。この本係止位置への移動の際に
は、雌端子金具20はランス33A,33Bによってリ
テーナ30に一次係止されているので、リテーナ30と
一体となってハウジング10に対して後方へ移動する。
リテーナ30を本係止位置に保持した状態では、図1に
示すように、キャビティ11A,11Bを構成している
上面壁12Aと隔壁12Bの撓み規制部14A,14B
が、夫々、対応するランス33A,33Bの撓み空間4
0A,40Bに進入し、撓み規制部14A,14Bのガ
イド斜面15A,15Bがランス33A,33Bの被ガ
イド斜面35A,35Bに対して上から押さえ付けるよ
うに当接する。これにより、ランス33A,33Bが撓
み空間40A,40B内へ弾性変位することが規制され
る。換言すると、ランス33A,33Bは雌端子金具2
0から解離する(一次係止状態を解除する)方向への弾
性変位が規制される。このようにして二次係止された雌
端子金具20は、確実に抜け止めされた状態に保持され
る。
【0019】また、雌端子金具20を抜き取る際には、
リテーナ30を本係止位置から仮係止位置へ移動させる
ことによって、ランス33A,33Bを撓み空間40
A,40Bへ弾性変位できる状態とする。この状態で治
具挿入空間39に治具(図示せず)を差し込んでランス
33A,33Bの治具当て部38の誘導斜面38Aに下
から押し当てることにより、ランス33A,33Bを上
方へ弾性変位させる。すると、ランス33A,33Bの
抜止め突起34が雌端子金具20の係止部22から解離
するため、ランス33A,33Bによる雌端子金具20
の抜止めが解除されるから、あとは、この状態を保った
ままで、雌端子金具20を後方へ引き抜けばよい。
【0020】上述のように本実施形態においては、雌端
子金具20に係止してその雌端子金具20を抜止め状態
とするためのランス33A,33Bを、ハウジング10
にではなく、リテーナ30に形成するとともに、ランス
33A,33Bの弾性変位を規制する手段としてキャビ
ティ11A,11Bを構成する上面壁12A及び隔壁1
2Bという既存の構造を利用したので、ハウジング10
の形状の簡素化が実現されている。
【0021】また、上下に隣り合う2つの収容凹部31
A,31B同士のうち下段の収容凹部31Bの撓み空間
36B(撓み空間40B)が上段の収容凹部31Aと連
通しているので、上段の収容凹部の撓み空間と下段の収
容凹部との間に隔壁を設ける場合に比べると、本実施形
態では、上下の収容凹部31A,31B間の並列ピッチ
が小さくなり、低背化(小型化)が実現されている。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0022】(1)上記実施形態では雌端子金具が収容
される雌コネクタに適用した例を説明したが、本発明
は、雄端子金具が収容される雄コネクタにも適用するこ
とができる。 (2)上記実施形態ではリテーナの隣り合う収容凹部同
士のうち一方の収容凹部の撓み空間を他方の収容凹部に
連通させる構成としたが、本発明によれば、一方の収容
凹部の撓み空間と他方の収容凹部との間に隔壁を設ける
構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の断面図
【図2】ハウジングとリテーナと端子金具を分離した状
態の断面図
【図3】ハウジングに対しリテーナを仮係止位置に組み
付けた状態の断面図
【図4】リテーナを仮係止した状態において端子金具を
挿入する途中の状態、及び端子金具を正規挿入した状態
をあらわす断面図
【図5】正面図
【符号の説明】
10…ハウジング 11A,11B…キャビティ 12A…上面壁(壁部) 12B…隔壁(壁部) 20…端子金具 30…リテーナ 31A,31B…収容凹部 33A,33B…ランス 40A,40B…撓み空間 41A…仮係止手段 41B…本係止手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具と、 前記端子金具が貫通状態で収容されるキャビティを有す
    るハウジングと、 前記ハウジングの前端部への組み付けを可能とされ、前
    記端子金具の前端部に係止されるランスと、このランス
    の弾性変位を許容する撓み空間とが形成されたリテーナ
    と、 前記ハウジングに組み付けた前記リテーナを仮係止位置
    に保持する仮係止手段と、 前記ハウジングに組み付けた前記リテーナを、仮係止位
    置よりも後方の本係止位置に保持する本係止手段とを備
    え、 前記リテーナが仮係止位置にある状態では、前記ランス
    が前記撓み空間内へ弾性変位することが許容され、 前記リテーナが本係止位置にある状態では、前記キャビ
    ティを構成する壁部の前端が前記撓み空間に進入するこ
    とで前記ランスの弾性変位が規制されるようになってお
    り、 前記リテーナを仮係止位置に保持した状態において、前
    記キャビティに前記端子金具が貫通され、その貫通過程
    ではその端子金具により前記ランスが前記撓み空間へ弾
    性変位させられ、 前記端子金具が正規挿入されたところで、その端子金具
    に対し弾性復帰した前記ランスが抜止め状態に一次係止
    し、 一次係止された前記端子金具と一体に前記リテーナが本
    係止位置に移動するのに伴い、前記キャビティの壁部が
    前記撓み空間内に進入して前記ランスの弾性変位を規制
    することで前記端子金具が二次係止されていることを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナには、前記端子金具の前端
    部を収容する収容凹部が複数並んで形成されているとと
    もに、前記ランスが前記収容凹部に臨むように設けられ
    ているものにおいて、 隣り合う2つの前記収容凹部同士のうち一方の前記収容
    凹部に臨む前記ランスを弾性変位させるための前記撓み
    空間が、他方の前記収容凹部と連通する形態とされてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 端子金具と、 前記端子金具が貫通状態で収容されるキャビティを有す
    るハウジングと、 前記ハウジングの前端部への組み付けを可能とされ、前
    記端子金具の前端部に係止されるランスと、このランス
    の弾性変位を許容する撓み空間とが形成されたリテーナ
    と、 前記ハウジングに組み付けた前記リテーナを仮係止位置
    に保持する仮係止手段と、 前記ハウジングに組み付けた前記リテーナを、仮係止位
    置よりも後方の本係止位置に保持する本係止手段とを設
    け、 前記リテーナが仮係止位置にある状態では、前記ランス
    が前記撓み空間内へ弾性変位することが許容され、 前記リテーナが本係止位置にある状態では、前記キャビ
    ティを構成する壁部の前端が前記撓み空間に進入するこ
    とで前記ランスの弾性変位が規制される構造とした上
    で、 前記リテーナを仮係止位置に保持した状態において、前
    記キャビティに前記端子金具を貫通させ、その貫通過程
    ではその端子金具により前記ランスを前記撓み空間へ弾
    性変位させ、 前記端子金具を正規挿入位置まで挿入し、その端子金具
    に対し弾性復帰した前記ランスを抜止め状態に一次係止
    させ、 一次係止された前記端子金具と一体に前記リテーナを本
    係止位置に移動させ、前記キャビティの壁部を前記撓み
    空間内に進入させて前記ランスの弾性変位を規制するこ
    とで前記端子金具を二次係止することを特徴とするコネ
    クタの製造方法。
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