JP2003058545A - 情報処理装置および情報処理方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引用符を表示しつつ、引用符が示す単語をデ
ータとして保有する。 【解決手段】 コンテンツデータは、例えば、XMLなど
のマークアップ言語で記載されている。図中ａ，ｂ，お
よびｃで示される部分のタグは、文字"take"の代わり
に、pict ID=1で示される所定の絵文字（引用符）を表
示させるためのものである。コンテンツデータにPictタ
グが含まれていた場合、pict IDで示される絵文字をそ
の位置に表示させるためのデータが生成され、表示画面
の１行に対応するように分割されて、それぞれの行のデ
ータの先頭部分のアドレスが読み込まれて、テキスト表
示バッファに、１行毎の表示に対応するデータと、その
アドレスがバッファリングされる。従って、引用符が表
示される部分にも、単語「take」がデータとして保有され
ているので、検索やデータの切り出し時には、引用符に
代わって、単語「take」が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、情報処理システム、記録媒体、並びに
プログラムに関し、特に、電子書籍を閲覧する場合に用
いて好適な情報処理装置および情報処理方法、情報処理
システム、記録媒体、並びにプログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、出版は、書籍や新聞、雑誌など、
紙を主要な媒体として行われてきた。しかしながら、コ
ンピュータの発展およびその利用の拡大、並びに、ネッ
トワークの整備が進み、紙以外のメディアによる出版、
すなわち電子出版が広く行われるようになってきた。

【０００３】電子出版は、辞書、辞典、百科事典、ある
いは図鑑などの、大量な情報量をもつ出版に特に向いて
おり、例えば、約３０巻の百科事典を１枚のCD-ROM（Co
mpact Disk-Read Only Memory）に収録することもでき
る。これまでは紙に印刷されて出版されていた辞典や辞
書をデジタルデータ化し、テキストや画像のみならず、
音声や動画像などを、所定の記憶媒体、もしくは、パー
ソナルコンピュータや所定の再生装置がその内部に有す
る記憶部に記憶させる。ユーザは、例えば、辞書データ
が本体に記録されている、あるいは、辞書データが記録
された記録媒体が装着されているパーソナルコンピュー
タや所定の再生装置を用いて、所望する項目を入力する
ことによって、知りたい情報を検索し、そのデータを再
生させることができる。

【０００４】また、インターネットの急速な普及によ
り、データをサーバに保存して、インターネットを介し
て、ユーザが利用することができるようになされている
オンライン辞書も広く普及している。更に、メディアの
小型化および大容量化が進んだことによって、小型の電
子辞書も多く利用されている。

【０００５】電子辞書の表示画面の例を図１に示す。表
示画面１には、紙媒体の辞書とほぼ同様の形式で、辞書
の本文が表示され、スクロールすることによって、紙媒
体の辞書のページをめくるのと同様に、表示されている
データの前後のデータを参照することができるようにな
されている。表示画面１には、紙媒体の辞書で頻繁に行
われる記載方法と同様に、一画面にできるだけ多くの情
報を表示するために、項目と同一の単語（ここではtak
e）をテキストで表示せず、引用符（例えば、”〜”と
いう記号）で表示している。

【０００６】このような表示にすることにより、１画面
に多くの情報を表示することが可能になる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用例な
どの引用符を含む部分をコピー（複写）して、他のワー
ドプロセッサソフトウェアなどにペースト（貼り付け）
するなどして利用した場合、引用符がもともと示してい
た単語が分からなくなるので、ユーザが引用符の部分に
対応するテキストを入力しなおす必要があった。

【０００８】また、検索処理を行うにあたって、引用符
を用いた部分に本来用いられる単語であれば検索される
文章などが、引用符が用いられていることにより文字コ
ードが異なってしまうため、検索されないという問題が
生じていた。

【０００９】すなわち、電子辞書のコンテンツデータの
作成においては、紙媒体を電子媒体に置き換えて、検索
などの処理を可能としたのみであり、引用記号などはそ
のまま用いられているため、コピーアンドペースト処理
や検索処理の実行に際して支障が生じてしまい、デジタ
ルデータでありながら、その特性を十分に生かしている
とはいえなかった。

【００１０】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、デジタルデータの特性を生かした電子書籍
を提供することができるようにするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、ユーザの操作入力を受ける入力手段と、第１の情報
を記録する第１の記録手段と、入力手段により入力され
たユーザの操作に基づいて、第１の記録手段により記録
されている第１の情報の一部を抽出する抽出手段と、入
力手段により入力されたユーザの操作に基づいて、抽出
手段により抽出された第１の情報に対する出力モードを
判断する判断手段と、抽出手段により抽出された第１の
情報に含まれている第２の情報を検出する検出手段と、
第２の情報によって指定される所定のテキストと置き換
えられる第３の情報を記録する第２の記録手段と、抽出
手段により抽出された第１の情報を基に、第４の情報を
生成する生成手段と、生成手段により生成された第４の
情報を出力する出力手段とを備え、生成手段は、判断手
段により、所定の出力モードであると判断された場合、
検出手段により検出された第２の情報に基づいて、抽出
手段により抽出された第１の情報に含まれている所定の
テキストを、第２の記録手段により記録されている第３
の情報と置き換えて第４の情報を生成し、判断手段によ
り、所定の出力モードではないと判断された場合、抽出
手段により抽出された第１の情報から検出手段により検
出された第２の情報を削除することにより、第４の情報
を生成することを特徴とする。

【００１２】出力手段には、生成手段により生成された
第４の情報を表示画面に表示させるようにすることがで
きる。

【００１３】所定の出力モードは、生成手段により生成
された第４の情報を本文の形式で表示する出力モードで
あるものとすることができる。

【００１４】所定のアプリケーションソフトウェアによ
って利用可能なテキストデータを記録する第３の記録手
段を更に備えさせるようにすることができ、出力手段に
は、生成手段により生成された第４の情報を第３の記録
手段に出力して記録させるようにすることができる。

【００１５】出力手段には、生成手段により生成された
第４の情報を音声データに変換して音声出力させるよう
にすることができる。

【００１６】第１の情報は、マークアップ言語で記述さ
れているものとすることができ、第２の情報はタグ情報
であるものとすることができる。

【００１７】第２の記録手段により記録されている第３
の情報は、特殊なフォントデータにより構成されている
ものとすることができる。

【００１８】第２の記録手段により記録されている第３
の情報は、グラフィックデータにより構成されているも
のとすることができる。

【００１９】本発明の情報処理方法は、ユーザの操作入
力を受ける入力ステップと、第１の情報の記録を制御す
る第１の記録制御ステップと、入力ステップの処理によ
り入力されたユーザの操作に基づいて、第１の記録制御
ステップの処理により記録が制御されている第１の情報
の一部を抽出する抽出ステップと、入力ステップの処理
により入力されたユーザの操作に基づいて、抽出ステッ
プの処理により抽出された第１の情報に対する出力モー
ドを判断する判断ステップと、抽出ステップの処理によ
り抽出された第１の情報に含まれている第２の情報を検
出する検出ステップと、第２の情報によって指定される
所定のテキストと置き換えられる第３の情報の記録を制
御する第２の記録制御ステップと、抽出ステップの処理
により抽出された第１の情報を基に、第４の情報を生成
する生成ステップと、生成ステップの処理により生成さ
れた第４の情報を出力する出力ステップとを含み、生成
ステップの処理では、判断ステップの処理により、所定
の出力モードであると判断された場合、検出ステップの
処理により検出された第２の情報に基づいて、抽出ステ
ップの処理により抽出された第１の情報に含まれている
所定のテキストを、第２の記録制御ステップの処理によ
り記録が制御されている第３の情報と置き換えて第４の
情報を生成し、判断ステップの処理により、所定の出力
モードではないと判断された場合、抽出ステップの処理
により抽出された第１の情報から検出ステップの処理に
より検出された第２の情報を削除することにより、第４
の情報を生成することを特徴とする。

【００２０】本発明の記録媒体に記録されているプログ
ラムは、ユーザの操作入力を受ける入力ステップと、第
１の情報の記録を制御する第１の記録制御ステップと、
入力ステップの処理により入力されたユーザの操作に基
づいて、第１の記録制御ステップの処理により記録が制
御されている第１の情報の一部を抽出する抽出ステップ
と、入力ステップの処理により入力されたユーザの操作
に基づいて、抽出ステップの処理により抽出された第１
の情報に対する出力モードを判断する判断ステップと、
抽出ステップの処理により抽出された第１の情報に含ま
れている第２の情報を検出する検出ステップと、第２の
情報によって指定される所定のテキストと置き換えられ
る第３の情報の記録を制御する第２の記録制御ステップ
と、抽出ステップの処理により抽出された第１の情報を
基に、第４の情報を生成する生成ステップと、生成ステ
ップの処理により生成された第４の情報を出力する出力
ステップとを含み、生成ステップの処理では、判断ステ
ップの処理により、所定の出力モードであると判断され
た場合、検出ステップの処理により検出された第２の情
報に基づいて、抽出ステップの処理により抽出された第
１の情報に含まれている所定のテキストを、第２の記録
制御ステップの処理により記録が制御されている第３の
情報と置き換えて第４の情報を生成し、判断ステップの
処理により、所定の出力モードではないと判断された場
合、抽出ステップの処理により抽出された第１の情報か
ら検出ステップの処理により検出された第２の情報を削
除することにより、第４の情報を生成することを特徴と
する。

【００２１】本発明のプログラムは、ユーザの操作入力
を受ける入力ステップと、第１の情報の記録を制御する
第１の記録制御ステップと、入力ステップの処理により
入力されたユーザの操作に基づいて、第１の記録制御ス
テップの処理により記録が制御されている第１の情報の
一部を抽出する抽出ステップと、入力ステップの処理に
より入力されたユーザの操作に基づいて、抽出ステップ
の処理により抽出された第１の情報に対する出力モード
を判断する判断ステップと、抽出ステップの処理により
抽出された第１の情報に含まれている第２の情報を検出
する検出ステップと、第２の情報によって指定される所
定のテキストと置き換えられる第３の情報の記録を制御
する第２の記録制御ステップと、抽出ステップの処理に
より抽出された第１の情報を基に、第４の情報を生成す
る生成ステップと、生成ステップの処理により生成され
た第４の情報を出力する出力ステップとを含み、生成ス
テップの処理では、判断ステップの処理により、所定の
出力モードであると判断された場合、検出ステップの処
理により検出された第２の情報に基づいて、抽出ステッ
プの処理により抽出された第１の情報に含まれている所
定のテキストを、第２の記録制御ステップの処理により
記録が制御されている第３の情報と置き換えて第４の情
報を生成し、判断ステップの処理により、所定の出力モ
ードではないと判断された場合、抽出ステップの処理に
より抽出された第１の情報から検出ステップの処理によ
り検出された第２の情報を削除することにより、第４の
情報を生成することを特徴とする。

【００２２】本発明の情報処理システムは、情報記録装
置が、少なくとも１文字のテキストを含む範囲の開始を
指定する第１の情報と、所定の出力モードにおいて範囲
内のテキストが置き換えられる第２の情報を指定する第
３の情報と、範囲の終了位置を指定する第４の情報とを
含む第５の情報を記録し、情報処理装置が、ユーザの操
作入力を受ける入力手段と、情報記録装置に記録されて
いる第５の情報を取得する取得手段と、入力手段により
入力されたユーザの操作に基づいて、取得手段により取
得された第５の情報の一部を抽出する抽出手段と、入力
手段により入力されたユーザの操作に基づいて、抽出手
段により抽出された第５の情報に対する出力モードを判
断する判断手段と、抽出手段により抽出された第５の情
報に含まれている第１の情報、第３の情報および第４の
情報を検出する検出手段と、第１の情報および第４の情
報によって指定された範囲のテキストと置き換えられる
第２の情報を記録する記録手段と、抽出手段により抽出
された第５の情報を基に、第６の情報を生成する生成手
段と、生成手段により生成された第６の情報を出力する
出力手段とを備え、生成手段は、判断手段により、所定
の出力モードであると判断された場合、検出手段により
検出された第３の情報に基づいて、抽出手段により抽出
された第５の情報に含まれている範囲内のテキストを、
記録手段により記録されている第２の情報と置き換えて
第６の情報を生成し、判断手段により、所定の出力モー
ドではないと判断された場合、抽出手段により抽出され
た第５の情報から検出手段により検出された第１の情
報、第３の情報、および第４の情報を削除することによ
り、第６の情報を生成することを特徴とする。

【００２３】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びにプログラムにおいては、ユーザの操作が入力
され、第１の情報が記録され、入力されたユーザの操作
に基づいて、第１の情報の一部が抽出され、入力された
ユーザの操作に基づいて、抽出された第１の情報に対す
る出力モードが判断され、抽出された第１の情報に含ま
れている第２の情報が検出され、第２の情報によって指
定される所定のテキストと置き換えられる第３の情報が
記録され、抽出された第１の情報を基に、第４の情報が
生成され、第４の情報が出力される。そして、所定の出
力モードであると判断された場合、検出された第２の情
報に基づいて、第１の情報に含まれている所定のテキス
トが第３の情報と置き換えられて、第４の情報が生成さ
れ、所定の出力モードではないと判断された場合、第１
の情報から検出された第２の情報が削除されて、第４の
情報が生成される。

【００２４】本発明の情報処理システムにおいては、情
報記録装置で、少なくとも１文字のテキストを含む範囲
の開始を指定する第１の情報と、所定の出力モードにお
いて範囲内のテキストが置き換えられる第２の情報を指
定する第３の情報と、範囲の終了位置を指定する第４の
情報とを含む第５の情報が記録され、情報処理装置で、
ユーザの操作が入力され、情報記録装置に記録されてい
る第５の情報が取得され、入力されたユーザの操作に基
づいて、取得された第５の情報の一部が抽出され、入力
されたユーザの操作に基づいて、抽出された第５の情報
に対する出力モードが判断され、抽出された第５の情報
に含まれている第１の情報、第３の情報および第４の情
報が検出され、第１の情報および第４の情報によって指
定された範囲のテキストと置き換えられる第２の情報が
記録され、抽出された第５の情報を基に、第６の情報が
生成され、生成された第６の情報が出力される。そし
て、所定の出力モードであると判断された場合、検出さ
れた第３の情報に基づいて、第５の情報に含まれている
範囲内のテキストが第２の情報と置き換えられて、第６
の情報が生成され、所定の出力モードではないと判断さ
れた場合、第５の情報から第１の情報、第３の情報、お
よび第４の情報が削除されて、第６の情報が生成され
る。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。

【００２６】図２を用いて、本発明を適応した電子書籍
提供システムについて説明する。

【００２７】コンテンツデータベース１１には、電子書
籍を表示させるためのコンテンツデータ、および、コン
テンツに関連するデータであるオブジェクトデータが、
所定のファイル形式で記録されている。

【００２８】コンテンツデータは、例えば、XML（eXten
sible Markup Language）などのマークアップ言語で記
述され、電子書籍として再生もしくは表示される情報の
みならず、電子書籍を再生もしくは表示させるための命
令、および、必要に応じて、他のコンテンツデータ、も
しくはオブジェクトデータを参照するための命令文が含
まれている。XMLは、HTML（HyperText Markup Languag
e）のような固定のマークアップ方法だけではなく、独
自のマークアップ方法を定義できるマークアップ言語で
あり、シンプルなフォーマットで文書構造を記述するこ
とができる。独自にタグを定義できるため、XMLを用い
ることにより、人間が理解しやすい構造でデータを記述
することが可能となり、また、柔軟性に富んだデータ構
築が可能となる。

【００２９】オブジェクトデータとは、例えば、プレー
ンテキストデータ、画像データ、音声データ、動画像デ
ータなど、命令文を含まないデータである。オブジェク
トデータは、コンテンツデータから参照されることによ
って、再生もしくは表示される。

【００３０】パーソナルコンピュータ１２は、コンテン
ツデータベース１１から、XMLで記述されたコンテンツ
データ、もしくはオブジェクトデータを読み込んで、例
えば、磁気ディスク１４、光ディスク１５、光磁気ディ
スク１６、もしくは、半導体メモリ１７（メモリーステ
ィック（商標）を含む）などの各種記録媒体、あるい
は、専用の再生装置である電子ブックプレーヤ１８の内
部のメモリに、電子書籍を構成するコンテンツデータも
しくはオブジェクトデータを出力し、記録させる。

【００３１】また、パーソナルコンピュータ１２は、イ
ンターネット２０を介して、例えば、ユーザが有するPD
A２１やパーソナルコンピュータ２２に、コンテンツデ
ータもしくはオブジェクトデータをダウンロードさせ
る。

【００３２】また、ここではパーソナルコンピュータ１
２をひとつだけ図示して説明しているが、パーソナルコ
ンピュータ１２は、複数であってもかまわない。また、
電子出版の出版社が複数存在する場合も、それぞれの出
版社が管理するパーソナルコンピュータが、それぞれイ
ンターネット２０に接続されていることは言うまでもな
い。

【００３３】磁気ディスク１４、光ディスク１５、光磁
気ディスク１６、もしくは、半導体メモリ１７などの各
種記録媒体は、個人ユーザが有するPDA２１、パーソナ
ルコンピュータ２２、あるいは、電子ブックプレーヤ１
８などに装着される。

【００３４】PDA２１もしくはパーソナルコンピュータ
２２は、インターネット２０を介してパーソナルコンピ
ュータ１２からダウンロードし、内部のメモリに記録し
たコンテンツデータやオブジェクトデータ、あるいは、
装着された記録媒体（例えば、磁気ディスク１４、光デ
ィスク１５、光磁気ディスク１６、もしくは、半導体メ
モリ１７）に記録されているコンテンツデータやオブジ
ェクトデータによって構成される電子書籍を、例えばデ
ィスプレイやタッチパネルなどの表示装置に表示させ
る。

【００３５】電子ブックプレーヤ１８は、予めその内部
に記録されている、もしくはユーザの処理によって内部
に記録されたコンテンツデータやオブジェクトデータ、
あるいは、装着された記録媒体に記録されているコンテ
ンツデータやオブジェクトデータによって構成される電
子書籍を、表示パネルに表示させる。また、電子ブック
プレーヤ１８は、インターネット２０を介して、パーソ
ナルコンピュータ１２からコンテンツデータやオブジェ
クトデータをダウンロードすることもできる。

【００３６】図３は、図２のパーソナルコンピュータ２
２の構成を示すブロック図である。

【００３７】CPU（Central Processing Unit）３１は、
入出力インターフェース３２および内部バス３３を介し
て、ユーザが、入力部３４を用いて入力した各種指令に
対応する信号や、ネットワークインターフェース４０を
介して、他のパーソナルコンピュータ（例えば、パーソ
ナルコンピュータ２２など）が送信した制御信号の入力
を受け、入力された信号に基づいた各種処理を実行す
る。ROM（Read Only Memory）３５は、CPU３１が使用す
るプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固
定のデータを格納する。RAM（Random Access Memory）
３６は、CPU３１の実行において使用するプログラム
や、その実行において適宜変化するパラメータを格納す
る。CPU３１、ROM３５、およびRAM３６は、内部バス３
３により相互に接続されている。

【００３８】内部バス３３は、入出力インターフェース
３２とも接続されている。入力部３４は、例えば、キー
ボード、タッチパッド、ジョグダイヤル、あるいはマウ
スなどからなり、ユーザがCPU３１に各種の指令を入力
するとき操作される。表示部３７は、例えば、ＣＲＴ
（Cathode Ray Tube）や液晶表示装置などからなり、各
種情報をテキスト、あるいはイメージなどで表示する。

【００３９】HDD（hard disk drive）３８は、ハードデ
ィスクを駆動し、それらにCPU３１によって実行するプ
ログラムや情報を記録または再生させる。ドライブ３９
には、必要に応じて磁気ディスク１４、光ディスク１
５、光磁気ディスク１６、および半導体メモリ１７が装
着され、データの授受を行う。

【００４０】ネットワークインターフェース４０は、例
えば、公衆電話回線などを介してインターネット２０と
接続し、パーソナルコンピュータ１２から所望の電子書
籍のコンテンツデータをダウンロードしたり、所定のケ
ーブルを介して他の機器との情報の授受を行う。

【００４１】これらの入力部３４乃至ネットワークイン
ターフェース４０は、入出力インターフェース３２およ
び内部バス３３を介してCPU３１に接続されている。

【００４２】また、パーソナルコンピュータ１２の構成
も、図３を用いて説明したパーソナルコンピュータ２２
の構成と、基本的に同様であるので、その説明は省略す
る。

【００４３】図４は、図２の電子ブックプレーヤ１８の
構成を示すブロック図である。

【００４４】CPU（Central Processing Unit）５１は、
ユーザが、キー操作部５２を用いて入力した各種指令に
対応する信号や、通信部５８を介して入力された制御信
号に基づいた各種処理を実行する。ROM（Read Only Mem
ory）５３は、CPU５１が使用するプログラムや演算用の
パラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。
RAM（Random Access Memory）５４は、CPU５１の実行に
おいて使用するプログラムや、その実行において適宜変
化するパラメータを格納する。

【００４５】電子書籍ROM５５は、パーソナルコンピュ
ータ１２から入力された、もしくは、インターネット２
０、および通信部５８を介して、パーソナルコンピュー
タ１２からダウンロードされた電子辞書をはじめとする
電子書籍のデータ（コンテンツデータ）を記録する。

【００４６】表示制御部５６は、CPU５１の制御に従っ
て、表示パネル５７に、各種情報をテキスト、あるいは
イメージなどで表示させる。表示パネル５７は、例えば
液晶表示装置などから構成され、表示制御部５６の制御
に従って、各種情報をテキスト、あるいはイメージなど
で表示する。

【００４７】インターフェース５９には、ドライブ６０
が接続されるとともに、半導体メモリ１７が接続され、
データの授受を行う。ドライブ６０には、必要に応じて
磁気ディスク１４、光ディスク１５、もしくは光磁気デ
ィスク１６が装着され、データの授受を行う。

【００４８】通信部５８は、パーソナルコンピュータ１
２と所定のケーブルなどで接続されて、情報の授受を行
ったり、インターネット２０を介して、パーソナルコン
ピュータ１２にアクセスし、パーソナルコンピュータ１
２から必要な情報を検索して、ダウンロードする処理を
実行する。

【００４９】次に、図５を用いて、PDA２１の内部構成
について説明する。

【００５０】CPU（Central Processing Unit）７１は、
発振器７２から供給されるクロック信号に同期して、Fl
ash ROM（Read only Memory）７３またはEDO DRAM（Ext
ended Data Out Dynamic Random Access Memory）７４
に格納されているオペレーティングシステム、または開
発されたアプリケーションプログラムなどの各種のプロ
グラムを実行する。

【００５１】Flash ROM７３は、EEPROM（Electrically
Erasable Programmable Read OnlyMemory）の一種であ
るフラッシュメモリで構成され、一般的には、CPU７１
が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基
本的に固定のデータを格納する。EDO DRAM７４は、CPU
７１の実行において使用するプログラムや、その実行に
おいて適宜変化するパラメータを格納する。

【００５２】メモリースティックインターフェース７５
は、PDA２１に装着されているメモリースティック９１
からデータを読み出すとともに、CPU７１から供給され
たデータをメモリースティック９１に書き込む。

【００５３】USB（Universal Serial Bus）インターフ
ェース７６は、発振器７７から供給されるクロック信号
に同期して、接続されているUSB機器であるドライブ８
３からデータまたはプログラムを入力するとともに、CP
U７１から供給されたデータをドライブ８３に供給す
る。USBインターフェース７６は、発振器７７から供給
されるクロック信号に同期して、接続されているUSB機
器であるクレードル８４からデータまたはプログラムを
入力するとともに、CPU７１から供給されたデータをク
レードル８４に供給する。

【００５４】クレードル８４とは、PDA２１とパーソナ
ルコンピュータとを有線で接続し、いわゆるホットシン
クと称される処理により、データのシンクロナイズを実
行するためのドッキングステーションである。

【００５５】また、USBインターフェース７６には、ド
ライブ８３も接続されている。ドライブ８３は、装着さ
れている磁気ディスク１４、光ディスク１５、光磁気デ
ィスク１６、または半導体メモリ１７に記録されている
データまたはプログラムを読み出して、そのデータまた
はプログラムを、USBインターフェース７６を介して、
接続されているCPU７１またはEDO DRAM７４に供給す
る。また、ドライブ８３は、CPU７１から供給されたデ
ータまたはプログラムを、装着されている磁気ディスク
１４、光ディスク１５、光磁気ディスク１６、または半
導体メモリ１７に記録させる。

【００５６】また、PDA２１は、携帯型電話機やPHS（Pe
rsonal Handyphone System）などと接続することも可能
であり、インターネット２０を介して、パーソナルコン
ピュータ１２にアクセスすることができる。

【００５７】Flash ROM７３、EDO DRAM７４、メモリー
スティックインターフェース７５、およびUSBインター
フェース７６は、アドレスバスおよびデータバスを介し
て、CPU７１に接続されている。

【００５８】表示部９０は、LCDバスを介して、CPU７１
からデータを受信し、受信したデータに対応する画像ま
たは文字などを表示する。タッチパッド制御部７８は、
表示部９０の上側に設けられたタッチパッドが操作され
たとき、操作に対応したデータ（例えば、タッチされた
座標を示す）を表示部９０から受信し、受信したデータ
に対応する信号を、シリアルバスを介してCPU７１に供
給する。

【００５９】EL（Electroluminescence）ドライバ７９
は、表示部９０の液晶表示部の裏側に設けられている電
界発光素子を動作させ、表示部９０の表示の明るさを制
御する。

【００６０】赤外線通信部８０は、CPU７１から受信し
たデータを、赤外線を媒体として、UART（Universal as
ynchronous receiver transmitter）を介して、図示せ
ぬ他の機器に送信するとともに、他の機器から送信され
た赤外線を媒体とするデータを受信して、CPU７１に供
給する。すなわち、PDA２１は、UARTを介して、他の機
器と通信することができる。

【００６１】音声再生部８２は、スピーカ、および音声
データの復号回路などから構成され、予め記憶している
音声データ、またはインターネット２０を介して受信し
た音声データなどを復号して、再生し、音声を出力す
る。例えば、音声再生部８２は、バッファ８１を介し
て、CPU７１から供給された音声データを再生して、デ
ータに対応する音声を出力する。

【００６２】キー８８は、例えば、入力キーなどで構成
され、CPU７１に各種の指令を入力するとき、ユーザに
より操作される。

【００６３】ジョグダイヤル８９は、ユーザによる回転
操作または本体側への押圧操作に対応するデータをCPU
７１に供給する。

【００６４】電源回路８７は、装着されているバッテリ
８５または接続されているＡＣ（Alternating curren
t）アダプタ８６から供給される電源の電圧を変換し
て、電源をCPU７１乃至音声再生部８２のそれぞれに供
給する。

【００６５】次に、図６を参照して、例えば、電子ブッ
クプレーヤ１８、PDA２１、もしくはパーソナルコンピ
ュータ２２において、電子辞書を再生させる場合の機能
ブロック図について説明する。

【００６６】制御部１０１は、入力部１０２から入力さ
れるユーザの操作を示す信号に基づいて、電子辞書の再
生処理を制御し、書籍データ記憶部１０３に記憶されて
いるコンテンツデータ１１１を、テキスト表示バッファ
１０４およびグラフィックパターン変換部１０５を制御
して表示部１０７に表示させる処理を実行したり、ユー
ザが選択したデータに、後述する所定の処理を施した
後、クリップボード１０８に一時記録させる処理を実行
するものである。

【００６７】入力部１０２は、例えば、図３を用いて説
明したパーソナルコンピュータ２２の入力部３４、図４
を用いて説明した電子ブックプレーヤ１８のキー操作部
５２、あるいは、図５を用いて説明したPDA２１のタッ
チパッド制御部７８もしくはジョグダイヤル８９に対応
し、ユーザの操作入力を受け、その操作を示す信号を制
御部１０１に出力する。

【００６８】書籍データ記憶部１０３は、例えば、図３
を用いて説明したパーソナルコンピュータ２２のHDD３
８、図４を用いて説明した電子ブックプレーヤ１８の電
子書籍ROM５５、図５を用いて説明したPDA２１のEDODRA
M７４、もしくはメモリースティック９１、あるいは、
図３乃至図５を用いて説明した磁気ディスク１４、光デ
ィスク１５、光磁気ディスク１６、もしくは半導体メモ
リ１７などの各種記録媒体に対応するものである。書籍
データ記憶部１０３は、辞書データをはじめとする各種
電子書籍のコンテンツデータ１１１を記録する。

【００６９】テキスト表示バッファ１０４は、制御部１
０１の制御を受け、書籍データ記憶部１０３から再生す
るべきコンテンツデータ１１１の表示部分に対応するデ
ータを読み込み、１行毎の表示内容とその行の先頭に対
応するデータのアドレス（相対アドレス、もしくは絶対
アドレス）とを対応させたテキスト表示用テーブルをバ
ッファリングする。制御部１０１は、通常の検索操作な
どにより電子辞書の本文を表示させる場合、インデック
スと同一の単語は引用符を用いて表示させ、用例検索結
果の表示など、本文通りではない表示順でコンテンツデ
ータの表示を行う場合には、引用符を用いず、単語をテ
キストデータとして表示させるように、テキスト表示バ
ッファ１０４を制御する。

【００７０】グラフィックパターン変換部１０５は、テ
キスト表示バッファ１０４から入力されたデータに対応
するフォントを、フォント記憶部１０６のアルファベッ
トデータベース１２１、日本語データベース１２２、も
しくは絵文字データベース１２３から読み出して変換
し、表示部１０７に出力して表示させる。絵文字データ
ベース１２３には、引用符（例えば、記号”〜”）に対
応する絵文字などが、特殊なフォントとして、それぞれ
固有のpict IDに対応付けられて記録されている。な
お、絵文字データベース１２３に代わり、それぞれ固有
のpict IDに関連付けられて記録されているグラフィッ
クデータ（あるいは、アイコン）を記録しているデータ
ベースを設け、引用符として所定のグラフィックデータ
（あるいは、アイコン）を表示させるようにしても良
い。

【００７１】表示部１０７は、例えば、図３を用いて説
明したパーソナルコンピュータ２２の表示部３７、図４
を用いて説明した電子ブックプレーヤ１８の表示制御部
５６および表示パネル５７、あるいは、図５を用いて説
明したPDA２１の表示部９０に対応し、入力されたデー
タに対応するテキスト、もしくは画像などを表示する。

【００７２】クリップボード１０８は、電子書籍のみな
らず、ワードプロセッサソフトウェア、表計算ソフトウ
ェア、あるいは、テキストエディタなどの各種ソフトウ
ェアにおいて、ユーザが所望するテキスト、もしくは画
像データなどを選択して、コピーもしくはカット（切り
取り）した場合、そのデータを一時保存するための記録
領域である。電子書籍の一部がユーザによって選択され
てコピーされた場合、クリップボード１０８は、制御部
１０１から入力されるコピーされたデータを一時保存
し、制御部１０１の制御に従って、例えば、テキストエ
ディタの処理によって生成されているテキストデータに
ペースト（貼り付け）させるために出力する。

【００７３】次に、図７のフローチャートを参照して、
電子辞書の本文データを表示部１０７に表示させる場合
の例として、絵文字表示処理について説明する。

【００７４】ステップＳ１において、制御部１０１は、
入力部１０２から、例えば、通常の検索操作や、本文デ
ータを表示している状態におけるスクロール操作など、
本文表示を行わせるためのユーザの操作入力を示す信号
の入力を受ける。

【００７５】ステップＳ２において、制御部１０１は、
ステップＳ１において入力されたユーザの操作を基に、
テキスト表示バッファ１０４に、コンテンツデータ１１
１の対応する箇所を書籍データ記憶部１０３から読み込
ませる。

【００７６】ステップＳ３において、制御部１０１は、
引用符の表示が指示されている場合は、引用符を表示さ
せるようなデータをテキスト表示バッファ１０４にバッ
ファリングするために、ステップＳ２において読み込ん
だコンテンツデータ１１１の対応する箇所のデータに、
Pictタグがあるか否かを判断する。

【００７７】ステップＳ３において、Pictタグがあると
判断された場合、ステップＳ４において、制御部１０１
は、Pictタグに示されているIDに対応する絵文字を、タ
グの位置に表示させるためのデータを生成して、対応す
るアドレス（相対アドレス、あるいは絶対アドレスのい
ずれでも良い）とともに、テキスト表示バッファ１０４
にバッファリングさせる。

【００７８】図８にコンテンツデータとテキスト表示バ
ッファ１０４にバッファリングされるデータの関係を示
す。

【００７９】書籍データ記憶部１０３に記憶されている
コンテンツデータ１１１は、例えば、XMLなどのマーク
アップ言語で記載されている。コンテンツデータ１１１
においては、ひとつの用例の英文と日本文が、<reibun>
と</reibun>とで囲まれて記載されている。図中ａ，
ｂ，およびｃで示される部分のタグは、文字"take"の代
わりに、pict ID=1で示される所定の絵文字を表示させ
るためのものである。

【００８０】制御部１０１は、書籍データ記憶部１０３
に記憶されているコンテンツデータ１１１のタグを解析
し、Pictタグがある場合、グラフィックパターン変換部
１０５において、pict IDで示される絵文字をその位置
に読み込ませるようなデータを生成し、表示画面、もし
くは表示ウィンドウの大きさなどを基に、表示画面の１
行に対応するようにデータを分割し、それぞれの行のデ
ータの先頭部分のアドレスを読み込む。そして、テキス
ト表示バッファ１０４に、１行毎の表示に対応するデー
タと、そのアドレスからなるテーブルをバッファリング
させる。

【００８１】なお、図８においては、テキスト表示バッ
ファ１０４にバッファリングされるデータを、表示され
るテキストおよび絵文字として図示しているが、実際に
バッファリングされているデータは、表示されるテキス
トおよび絵文字に対応する文字コード（例えば、JIS（J
apan Industrial Standard）（日本工業規格）コード、
もしくはASCII（American Standard Code for Informat
ion Interchange）コードなどの文字コード）であるの
は言うまでもない。

【００８２】ステップＳ３において、Pictタグがないと
判断された場合、もしくは、ステップＳ４の処理の終了
後、ステップＳ５において、制御部１０１は、１画面分
のデータのテキスト表示バッファ１０４への書き込みが
終了したか否かを判断する。ステップＳ５において、１
画面分のデータの書き込みが終了していないと判断され
た場合、処理は、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。

【００８３】ステップＳ５において、１画面分のデータ
の書き込みが終了したと判断された場合、ステップＳ６
において、制御部１０１は、グラフィックパターン変換
部１０５に、テキスト表示バッファ１０４にバッファリ
ングされているデータを読み込ませ、フォント記憶部１
０６に記憶されているデータを参照させて、フォント変
換を実行させる。

【００８４】ステップＳ７において、制御部１０１は、
グラフィックパターン変換部１０５を制御して、変換さ
れたデータを表示部１０７に出力させて表示させ、処理
が終了される。

【００８５】図９に、単語「take」の検索が指令された
場合に、表示部１０７に表示される本文表示画面１３１
を示す。本文表示画面１３１の表示は図１を用いて説明
した従来における場合と同様であるが、引用符は、一種
の文字として扱われる記号ではなく、実際に意味を成す
テキストデータ「take」と置き換えられて表示されてい
る絵文字である。すなわち、図９の本文表示画面１３１
に表示されている引用符”〜”には、表示されていない
「take」というデータが含まれているのと同等である。

【００８６】次に、図１０のフローチャートを参照し
て、引用符ではなく、テキストデータを表示させる処理
の例として、用例検索処理について説明する。

【００８７】この用例検索処理とは、例えば、単語「ta
ke」の部分に掲載されている用例のみならず、他の単語
の用例として掲載されている例文のうち、単語「take」
を用いているものを全て検索するものである。

【００８８】ユーザは、入力部１０２を用いて、用例検
索を行うための所定の操作を実行し、キーとなる単語を
入力する。制御部１０１は、ステップＳ２１において、
入力部１０２から、検索する単語に対応するテキストデ
ータの入力を受け、ステップＳ２２において、対応する
コンテンツデータ１１１内を検索する。制御部１０１
は、ひとつのコンテンツデータ１１１を検索するのみな
らず、ユーザが指定した複数のコンテンツデータ１１１
を検索すること（いわゆる「串刺し検索」）ができるよう
にしてもよい。

【００８９】ステップＳ２３において、制御部１０１
は、ユーザが入力したテキストに合致するデータがあっ
たか否かを判断する。ここでは、図８を用いて説明した
ように、コンテンツデータ１１１において、ひとつの用
例の英文と日本文が、<reibun>と</reibun>とで囲まれ
ているので、制御部１０１は、<reibun>と</reibun>と
で囲まれている部分にテキストに合致するデータがある
場合、<reibun>と</reibun>とで囲まれている部分を全
て抽出する。

【００９０】ステップＳ２３において、ユーザが入力し
たテキストに合致するデータがあったと判断された場
合、ステップＳ２４において、制御部１０１は、検索さ
れたデータのうち、Pictタグに関する処理が終了してい
ないデータを１つ抽出する。

【００９１】ステップＳ２５において、制御部１０１
は、ステップＳ２４において抽出されたデータにPictタ
グがあるか否かを判断する。

【００９２】ステップＳ２５において、対応するデータ
にPictタグがあると判断された場合、ステップＳ２６に
おいて、制御部１０１は、Pictタグを読み飛ばすことに
よって、グラフィックパターン変換部１０５において、
対応する絵文字ではなく、テキストを対応する位置に読
み込ませるためのデータを生成し、表示画面、もしくは
表示ウィンドウの大きさなどを基に、表示画面の１行に
対応するようにデータを分割し、それぞれの行のデータ
の先頭部分のアドレスを読み込む。そして、制御部１０
１は、テキスト表示バッファ１０４に、１行毎の表示に
対応するデータと、そのアドレスをバッファリングさせ
る。

【００９３】ステップＳ２５において、対応するデータ
にPictタグがないと判断された場合、もしくは、ステッ
プＳ２６の処理の終了後、ステップＳ２７において、制
御部１０１は、検索された全てのデータに対して、Pict
タグに関する処理（ステップＳ２４乃至ステップＳ２６
の処理）が終了したか否かを判断する。ステップＳ２７
において、検索された全てのデータに対して、Pictタグ
に関する処理が終了していないと判断された場合、処理
は、ステップＳ２４に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。

【００９４】ステップＳ２７において、検索された全て
のデータに対して、Pictタグに関する処理が終了したと
判断された場合、ステップＳ２８において、制御部１０
１は、グラフィックパターン変換部１０５に、テキスト
表示バッファ１０４にバッファリングされているデータ
を読み込ませ、フォント記憶部１０６に記憶されている
データを参照させて、フォント変換を実行させる。

【００９５】ステップＳ２９において、制御部１０１
は、グラフィックパターン変換部１０５を制御して、変
換されたデータを表示部１０７に出力させて表示させ、
処理が終了される。

【００９６】ステップＳ２３において、ユーザが入力し
たテキストに合致するデータがなかったと判断された場
合、ステップＳ３０において、制御部１０１は、「該当
項目なし」などのメッセージを表示させるためのデータ
を生成し、グラフィックパターン変換部１０５に出力し
て、表示部１０７に表示させて、処理が終了される。

【００９７】図１１に、単語「take」で用例検索した場
合の検索結果表示画面１４１を示す。

【００９８】図９を用いて説明した本文表示画面１３１
では、「take」の項目欄に記載されている例文中の単語
「take」が引用符”〜”に置き換えられて表示されてい
る。しかしながら、表示が引用符”〜”となっているだ
けで、データ内には、単語「take」が記載されているた
め、「I take him by the arm」「I take the pencil」
「take one's bearings」などの、「take」の項目欄に
記載されている用例（例文）が検索される。

【００９９】更に、それ以外の項目欄中に記載されてい
る単語「take」を含む用例が検索されて、検索結果表示
画面１４１に表示される。それぞれの用例は、本文表示
状態においては、対応する項目が引用符”〜”に置き換
えられて表示されているが、検索結果表示画面１４１に
おいては引用符”〜”は用いられず、全ての単語が表示
される。１画面中に検索されたすべての用例が表示しき
れない場合は、スクロールすることによって、すべての
用例が表示可能なようになされる。

【０１００】また、ユーザが、例えば、単語「bearin
g」の用例を検索するための操作入力を行った場合、図
１２に示されるような検索結果表示画面１５１が表示さ
れる。ここでも、「take one's bearings」中の単語「t
ake」は表示される。そして、図１１の場合と同様に、
それ以外の項目欄中に記載されている単語「bearing」
を含む用例が検索されて、検索結果表示画面１５１に表
示される。それぞれの用例は、本文表示状態において
は、対応する項目が引用符”〜”に置き換えられて表示
されているが、検索結果表示画面１５１においても引用
符”〜”は用いられず、全ての単語が表示される。

【０１０１】ここでは、用例検索処理について説明した
が、例えば、条件検索、ＡＮＤ検索などの検索処理や、
検索処理以外の処理において、引用符ではなくテキスト
データを表示させることが要求される場合には、基本的
に、図１０を用いて説明した処理と同様の処理により、
pictタグが読み飛ばされて、テキストデータが表示され
る。

【０１０２】ユーザは、表示画面（上述した本文表示画
面１３１、検索結果表示画面１４１、あるいは検索結果
表示画面１５１のいずれであっても、また、図示しない
他の表示画面よい）中の所望のデータを選択し、そのデ
ータを所定の操作（例えば、図示しないコピーボタンの
押下や、キーボードの操作）によってコピーし、他のア
プリケーションによって作成されるドキュメントにペー
スト（貼り付け）することができる。このとき、ペース
トされるデータは、図６を用いて説明したクリップボー
ド１０８に一時保存される。

【０１０３】次に、図１３のフローチャートを参照し
て、電子辞書のコンテンツデータ１１１内のユーザが選
択したデータをクリップボード１０８に出力して記録さ
せるためのデータ切り出し処理について説明する。

【０１０４】ステップＳ４１において、制御部１０１
は、入力部１０２から入力される信号を基に、ユーザに
よって選択された部分に対応するデータを、書籍データ
記憶部１０３に記憶されているコンテンツデータ１１１
から切り出す。

【０１０５】例えば、図１４に示されるように、本文表
示画面１３１のうちの所望の部分をユーザが選択した場
合、その選択範囲１６１は、例えば、反転表示される。
ユーザは、所定の操作入力を行い、選択範囲１６１に含
まれるデータのコピーを指令する。

【０１０６】ステップＳ４２において、制御部１０１
は、ステップＳ４１において切り出したデータの中に、
タグが含まれているか否かを判断する。

【０１０７】ステップＳ４２において、切り出したデー
タの中にタグが含まれていると判断された場合、ステッ
プＳ４３において、制御部１０１は、ステップＳ４１に
おいて切り出したデータからタグを除いてテキストデー
タのみとする。

【０１０８】図１４を用いて説明した選択範囲１６１に
含まれるデータを図１５（Ａ）に示す。選択範囲１６１
に含まれるデータには、用例検索のときに１つの用例の
英文とそれに対応する日本文のひとかたまりであること
を示すreibunタグと、対応する箇所のデータが本文とし
て表示される場合に、対応するテキストを引用符”〜”
に置き換えるためのpictタグが含まれている。従って、
制御部１０１は、ステップＳ４２において切り出したデ
ータからタグを除いて、図１５（Ｂ）に示されるテキス
トデータのみで構成されるデータを生成する。

【０１０９】ステップＳ４２において、切り出したデー
タの中にタグが含まれていないと判断された場合、もし
くはステップＳ４３の処理の終了後、ステップＳ４４に
おいて、制御部１０１は、生成したテキストデータをク
リップボード１０８に出力して記録させ、処理が終了さ
れる。

【０１１０】このような処理によりクリップボード１０
８に記録されたデータは、例えば、ワードプロセッサソ
フトウェア、表計算ソフトウェア、あるいは、テキスト
エディタなどの各種ソフトウェアにおいて利用可能であ
り、ユーザの所定の処理によって、それぞれのソフトウ
ェアによって作成されるドキュメントにペースト（貼り
付け）することが可能である。

【０１１１】また、選択したデータ、あるいは表示画面
に表示されているデータを音声データに変換して出力す
る機能（もしくは同様の処理を実行することが可能なア
プリケーション）が更に備えられ、電子辞書のコンテン
ツデータのうち、引用符を含んだデータが選択されて、
音声データに変換される場合、例えば、引用符を何らか
の音声で代用することによって、本文に表示される形式
に忠実に音声データを生成しても、再生された音声デー
タの引用符の部分が何を意味するのかが不明となってし
まう。

【０１１２】そこで、選択した（あるいは、表示されて
いる）データを音声データに変換して出力する場合にお
いても、図１３を用いて説明したデータ切り出し処理と
同様の処理によって、タグを除いたテキストデータを作
成した後、そのテキストデータを音声データに変換して
音声出力するようにすればよい。

【０１１３】以上説明した処理においては、主にテキス
トデータによって構成される電子辞書について説明した
が、電子辞書に音声データ、画像データ、もしくは動画
像データなどが含まれている場合、オブジェクトデータ
もしくは他のコンテンツデータなどを読み込んで表示さ
せるようになされている場合、あるいは、電子辞書以外
の電子書籍を再生する場合においても、同様の処理を実
行することが可能である。

【０１１４】また、電子書籍の出版者にとっては、本発
明を適応することによって、電子辞書のコンテンツデー
タの利用用途が広がり、コンテンツデータそのもののデ
ータベースとしての価値を向上させることができる。

【０１１５】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。

【０１１６】この記録媒体は、図２乃至図５に示すよう
に、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供
するために配布される、プログラムが記録されている磁
気ディスク１４（フレキシブルディスクを含む）、光デ
ィスク１５（CD-ROM（Compact Disk-Read Only Memor
y），DVD（Digital Versatile Disk）を含む）、光磁気
ディスク１６（ＭＤ(Mini-Disk)（商標）を含む）、も
しくは半導体メモリ１７などよりなるパッケージメディ
アなどにより構成される。

【０１１７】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。

【０１１８】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。

【０１１９】

【発明の効果】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びにプログラムによれば、ユーザの操作入力を受
け、第１の情報を記録し、入力されたユーザの操作に基
づいて、第１の情報の一部を抽出し、入力されたユーザ
の操作に基づいて、抽出された第１の情報に対する出力
モードを判断し、抽出された第１の情報に含まれている
第２の情報を検出し、第２の情報によって指定される所
定のテキストと置き換えられる第３の情報を記録し、抽
出された第１の情報を基に、第４の情報を生成し、第４
の情報を出力する。そして、所定の出力モードであると
判断された場合、検出された第２の情報に基づいて、第
１の情報に含まれている所定のテキストを第３の情報と
置き換えて第４の情報を生成し、所定の出力モードでは
ないと判断された場合、第１の情報から第２の情報を削
除して、第４の情報を生成するようにしたので、例え
ば、出力モードが本文表示の場合は、テキストデータに
代わって所定の絵文字などを表示させることができ、更
に、検索処理やコピーアンドペースト処理などが実行さ
れる場合は、テキストデータとして処理を実行すること
が可能である。

【０１２０】本発明の情報処理システムによれば、情報
記録装置で、少なくとも１文字のテキストを含む範囲の
開始を指定する第１の情報と、所定の出力モードにおい
て範囲内のテキストが置き換えられる第２の情報を指定
する第３の情報と、範囲の終了位置を指定する第４の情
報とを含む第５の情報を記録し、情報処理装置で、ユー
ザの操作入力を受け、情報記録装置に記録されている第
５の情報を取得し、入力されたユーザの操作に基づい
て、取得された第５の情報の一部を抽出し、入力された
ユーザの操作に基づいて、抽出された第５の情報に対す
る出力モードを判断し、抽出された第５の情報に含まれ
ている第１の情報、第３の情報および第４の情報を検出
し、第１の情報および第４の情報によって指定された範
囲のテキストと置き換えられる第２の情報を記録し、抽
出された第５の情報を基に、第６の情報を生成し、生成
された第６の情報を出力する。そして、所定の出力モー
ドであると判断された場合、検出された第３の情報に基
づいて、第５の情報に含まれている範囲内のテキストを
第２の情報と置き換えて第６の情報を生成し、所定の出
力モードではないと判断された場合、第５の情報から第
１の情報、第３の情報、および第４の情報を削除して、
第６の情報を生成するようにしたので、情報記録装置を
内部に有する、もしくは情報記録装置を装着された情報
処理装置が情報記録装置に記録されている情報を再生す
る場合、例えば、出力モードが本文表示の場合は、テキ
ストデータに代わって所定の絵文字などを表示させるこ
とができ、更に、検索処理やコピーアンドペースト処理
などが実行される場合は、テキストデータとして処理を
実行することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の電子辞書の表示画面について説明するた
めの図である。

【図２】本発明を適応した電子書籍提供システムについ
て説明するための図である。

【図３】図２のパーソナルコンピュータの構成を示すブ
ロック図である。

【図４】図２の電子ブックプレーヤの構成を示すブロッ
ク図である。

【図５】図２のPDAの構成を示すブロック図である。

【図６】電子辞書を表示させる処理を実行するための機
能ブロック図である。

【図７】絵文字表示処理について説明するためのフロー
チャートである。

【図８】コンテンツデータと、テキスト表示バッファ１
０４にバッファリングされるデータの関係について説明
するための図である。

【図９】本文表示画面について説明するための図であ
る。

【図１０】用例検索処理について説明するためのフロー
チャートである。

【図１１】検索結果表示画面について説明するための図
である。

【図１２】検索結果表示画面について説明するための図
である。

【図１３】データ切り出し処理について説明するための
フローチャートである。

【図１４】ユーザによって選択されたデータについて説
明するための図である。

【図１５】図１４の選択範囲に含まれるデータと、対応
するタグが除かれたデータについて説明するための図で
ある。

【符号の説明】

１１ コンテンツデータベース， １２ パーソナルコ
ンピュータ， １４磁気ディスク， １５ 光ディス
ク， １６ 光磁気ディスク， １７ 半導体メモリ，
１８ 電子ブックプレーヤ， ２１ PDA， ２２
パーソナルコンピュータ， ３１ CPU， ５１ CPU，
５５ 電子書籍ROM， ７１ CPU，１０１ 制御部，
１０２ 入力部， １０３ 書籍データ記憶部， １
０４テキスト表示バッファ， １０５ グラフィックパ
ターン変換部， １０６ フォント記憶部， １０７
表示部， １０８ クリップボード， １１１ コンテ
ンツデータ， １２３ 絵文字データベース， １３１
本文表示画面， １４１，１５１ 検索結果表示画
面， １６１ 選択範囲

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B009 QA11 QB02 QB14 VA02 5B075 ND03 ND34 NK02 PQ02 PQ04 UU11

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザの操作入力を受ける入力手段と、 第１の情報を記録する第１の記録手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
   いて、前記第１の記録手段により記録されている前記第
   １の情報の一部を抽出する抽出手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
   いて、前記抽出手段により抽出された前記第１の情報に
   対する出力モードを判断する判断手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第１の情報に含まれ
   ている第２の情報を検出する検出手段と、 前記第２の情報によって指定される所定のテキストと置
   き換えられる第３の情報を記録する第２の記録手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第１の情報を基に、
   第４の情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第４の情報を出力す
   る出力手段とを備え、 前記生成手段は、前記判断手段により、所定の出力モー
   ドであると判断された場合、前記検出手段により検出さ
   れた第２の情報に基づいて、前記抽出手段により抽出さ
   れた前記第１の情報に含まれている前記所定のテキスト
   を、前記第２の記録手段により記録されている前記第３
   の情報と置き換えて前記第４の情報を生成し、前記判断
   手段により、前記所定の出力モードではないと判断され
   た場合、前記抽出手段により抽出された前記第１の情報
   から前記検出手段により検出された第２の情報を削除す
   ることにより、前記第４の情報を生成することを特徴と
   する情報処理装置。
2. 【請求項２】 前記出力手段は、前記生成手段により生
   成された前記第４の情報を表示画面に表示することを特
   徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 【請求項３】 前記所定の出力モードは、前記生成手段
   により生成された前記第４の情報を本文の形式で表示す
   る出力モードであることを特徴とする請求項２に記載の
   情報処理装置。
4. 【請求項４】 所定のアプリケーションソフトウェアに
   よって利用可能なテキストデータを記録する第３の記録
   手段を更に備え、 前記出力手段は、前記生成手段により生成された前記第
   ４の情報を前記第３の記録手段に出力して記録させるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
5. 【請求項５】 前記出力手段は、前記生成手段により生
   成された前記第４の情報を音声データに変換して音声出
   力することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装
   置。
6. 【請求項６】 前記第１の情報は、マークアップ言語で
   記述され、 前記第２の情報はタグ情報であることを特徴とする請求
   項１に記載の情報処理装置。
7. 【請求項７】 前記第２の記録手段により記録されてい
   る前記第３の情報は、特殊なフォントデータにより構成
   されていることを特徴とする請求項１に記載の情報処理
   装置。
8. 【請求項８】 前記第２の記録手段により記録されてい
   る前記第３の情報は、グラフィックデータにより構成さ
   れていることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装
   置。
9. 【請求項９】 ユーザの操作入力を受ける入力ステップ
   と、 第１の情報の記録を制御する第１の記録制御ステップ
   と、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
   操作に基づいて、前記第１の記録制御ステップの処理に
   より記録が制御されている前記第１の情報の一部を抽出
   する抽出ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
   操作に基づいて、前記抽出ステップの処理により抽出さ
   れた前記第１の情報に対する出力モードを判断する判断
   ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
   報に含まれている第２の情報を検出する検出ステップ
   と、 前記第２の情報によって指定される所定のテキストと置
   き換えられる第３の情報の記録を制御する第２の記録制
   御ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
   報を基に、第４の情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第４の情
   報を出力する出力ステップとを含み、 前記生成ステップの処理では、前記判断ステップの処理
   により、所定の出力モードであると判断された場合、前
   記検出ステップの処理により検出された第２の情報に基
   づいて、前記抽出ステップの処理により抽出された前記
   第１の情報に含まれている前記所定のテキストを、前記
   第２の記録制御ステップの処理により記録が制御されて
   いる前記第３の情報と置き換えて前記第４の情報を生成
   し、前記判断ステップの処理により、前記所定の出力モ
   ードではないと判断された場合、前記抽出ステップの処
   理により抽出された前記第１の情報から前記検出ステッ
   プの処理により検出された第２の情報を削除することに
   より、前記第４の情報を生成することを特徴とする情報
   処理方法。
10. 【請求項１０】 ユーザの操作入力を受ける入力ステッ
    プと、 第１の情報の記録を制御する第１の記録制御ステップ
    と、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
    操作に基づいて、前記第１の記録制御ステップの処理に
    より記録が制御されている前記第１の情報の一部を抽出
    する抽出ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
    操作に基づいて、前記抽出ステップの処理により抽出さ
    れた前記第１の情報に対する出力モードを判断する判断
    ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
    報に含まれている第２の情報を検出する検出ステップ
    と、 前記第２の情報によって指定される所定のテキストと置
    き換えられる第３の情報の記録を制御する第２の記録制
    御ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
    報を基に、第４の情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第４の情
    報を出力する出力ステップとを含み、 前記生成ステップの処理では、前記判断ステップの処理
    により、所定の出力モードであると判断された場合、前
    記検出ステップの処理により検出された第２の情報に基
    づいて、前記抽出ステップの処理により抽出された前記
    第１の情報に含まれている前記所定のテキストを、前記
    第２の記録制御ステップの処理により記録が制御されて
    いる前記第３の情報と置き換えて前記第４の情報を生成
    し、前記判断ステップの処理により、前記所定の出力モ
    ードではないと判断された場合、前記抽出ステップの処
    理により抽出された前記第１の情報から前記検出ステッ
    プの処理により検出された第２の情報を削除することに
    より、前記第４の情報を生成することを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
11. 【請求項１１】 ユーザの操作入力を受ける入力ステッ
    プと、 第１の情報の記録を制御する第１の記録制御ステップ
    と、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
    操作に基づいて、前記第１の記録制御ステップの処理に
    より記録が制御されている前記第１の情報の一部を抽出
    する抽出ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記ユーザの
    操作に基づいて、前記抽出ステップの処理により抽出さ
    れた前記第１の情報に対する出力モードを判断する判断
    ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
    報に含まれている第２の情報を検出する検出ステップ
    と、 前記第２の情報によって指定される所定のテキストと置
    き換えられる第３の情報の記録を制御する第２の記録制
    御ステップと、 前記抽出ステップの処理により抽出された前記第１の情
    報を基に、第４の情報を生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理により生成された前記第４の情
    報を出力する出力ステップとを含み、 前記生成ステップの処理では、前記判断ステップの処理
    により、所定の出力モードであると判断された場合、前
    記検出ステップの処理により検出された第２の情報に基
    づいて、前記抽出ステップの処理により抽出された前記
    第１の情報に含まれている前記所定のテキストを、前記
    第２の記録制御ステップの処理により記録が制御されて
    いる前記第３の情報と置き換えて前記第４の情報を生成
    し、前記判断ステップの処理により、前記所定の出力モ
    ードではないと判断された場合、前記抽出ステップの処
    理により抽出された前記第１の情報から前記検出ステッ
    プの処理により検出された第２の情報を削除することに
    より、前記第４の情報を生成することを特徴とするプロ
    グラム。
12. 【請求項１２】 情報記録装置と、情報処理装置からな
    る情報処理システムにおいて、 前記情報記録装置は、 少なくとも１文字のテキストを含む範囲の開始を指定す
    る第１の情報と、 所定の出力モードにおいて前記範囲内の前記テキストが
    置き換えられる第２の情報を指定する第３の情報と、 前記範囲の終了位置を指定する第４の情報とを含む第５
    の情報を記録し、 前記情報処理装置は、 ユーザの操作入力を受ける入力手段と、 前記情報記録装置に記録されている前記第５の情報を取
    得する取得手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
    いて、前記取得手段により取得された前記第５の情報の
    一部を抽出する抽出手段と、 前記入力手段により入力された前記ユーザの操作に基づ
    いて、前記抽出手段により抽出された前記第５の情報に
    対する出力モードを判断する判断手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第５の情報に含まれ
    ている前記第１の情報、前記第３の情報および前記第４
    の情報を検出する検出手段と、 前記第１の情報および前記第４の情報によって指定され
    た範囲の前記テキストと置き換えられる前記第２の情報
    を記録する記録手段と、 前記抽出手段により抽出された前記第５の情報を基に、
    第６の情報を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記第６の情報を出力す
    る出力手段とを備え、 前記生成手段は、前記判断手段により、前記所定の出力
    モードであると判断された場合、前記検出手段により検
    出された第３の情報に基づいて、前記抽出手段により抽
    出された前記第５の情報に含まれている前記範囲内のテ
    キストを、前記記録手段により記録されている前記第２
    の情報と置き換えて前記第６の情報を生成し、前記判断
    手段により、前記所定の出力モードではないと判断され
    た場合、前記抽出手段により抽出された前記第５の情報
    から前記検出手段により検出された前記第１の情報、前
    記第３の情報、および前記第４の情報を削除することに
    より、前記第６の情報を生成することを特徴とする情報
    処理システム。