JP2003058246A - 状態記録装置 - Google Patents
状態記録装置Info
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Abstract
に異常解析すべき箇所を見つけることができる状態記憶
装置を提供する。 【解決手段】 自動機100の状態は、多くはある周期
動作を繰り返すことに着目した。状態記録装置1は、圧
縮信号記憶部9に、規定の周期動作と類似許容範囲内で
は、規定周期動作があったことのみを記憶し、類似許容
範囲外では、詳細状態を記憶する。これにより、記憶容
量を大幅に小さくし、更に異常解析すべき箇所を即座に
見つけることができるので、設備停止の異常解析及び予
知保全を効率良くする。
Description
機において、自動機の状態を常時監視し、監視した状態
をデータとして記録する状態記録装置に関するものであ
る。
視し、監視した状態をデータとして記録する。この記録
したデータを検討することにより、自動機の異常動作を
検出し、設備停止があった場合の異常解析を効率良くす
ることができる。また、自動機の異常動作の兆候を事前
に検出し、予知保全を効率良くすることができる。
数のデジタル信号として監視し記録するロジック・アナ
ライザがある。これは、被測定機器からの信号を入力
し、デジタルデータとしてサンプリングし、記憶装置に
記憶する。この場合、サンプリング周期ごとに状態を記
憶装置に記憶するので、記憶装置の容量が小さいと常時
監視ができず、常時監視するためには大容量の記憶装置
が必要となるといった問題がある。
技術として、各信号の変化のみを記録することで、記憶
容量を小さくする方法、あるいはサンプリングした各信
号を文字列としてハフマン符号などのデータ圧縮技術を
用いて圧縮し、記憶データ容量を小さくする方法があ
る。しかし、これらの記憶データ容量を小さくする汎用
的手法は、圧縮効率が悪いため、記憶したデータは膨大
なままである。したがって、即座に信号波形から異常解
析すべき箇所を見つけるのは、非常に困難であった。
し、更に即座に異常解析すべき箇所を見つけることがで
きる状態記憶装置を提供することを目的とするものであ
る。
録データを圧縮する際の問題点に鑑みてなされたもので
ある。本発明においては、自動機は、多くはある周期動
作を繰り返すことに着目した。本発明の状態記録装置
は、規定の周期動作と類似許容範囲内では、規定周期動
作があったことのみを記憶し、類似許容範囲外の周期動
作のみ詳細状態を記憶する。これにより、記憶容量を大
幅に小さくし、更に異常解析すべき箇所を即座に見つけ
ることができるので、設備停止の異常解析及び予知保全
を効率良くする。
いて説明する。図1を用いて、状態記録装置の構成を説
明する。設備状態をモニタしたい生産設備の自動機10
0に、状態記録装置1が接続される。自動機100から
の状態信号は、ネットワーク等を経由して状態記録装置
1の信号入力部2に入力される。状態信号は、デジタル
信号又はアナログ信号のいずれでも良い。
により単位時間ごとにサンプリングされ、時刻データ4
と共に一時信号記憶部5に記憶される。なお、状態信号
がアナログ信号である場合は、サンプリング部3におい
てデジタル信号に変換する。一時信号記憶部5に記憶さ
れた内容は、周期動作検出部6により、規定周期動作テ
ーブル7の内容と比較される。周期動作検出部6は、比
較の結果に応じてスイッチ8を操作し、スイッチ8のオ
ンにより、圧縮信号記憶部9に状態記憶がされる。
明する。自動機の簡単なモデルを図2から図4に示す。
図2は、自動機の構成を示し、図3は、その動作を示す
シーケンシャル・ファンクション・チャートで、図4
は、自動機の状態を示すタイムチャートである。
が示されている。ワーク供給部は、ワーク搬送路11の
上を、ワーク12が、ノック13により移動されられる
構成となっている。ノック13の位置を検出するセンサ
ーI1〜I4が配置される。なお、ノック13は、シリ
ンダにより駆動されるが、図示は省略している。
り、ワーク搬送路11上の図示位置にワーク12が置か
れた状態を示す。この状態は、図4における時点T0
0,T06〜T08,T14〜T16……に相当し、セ
ンサーI0がノック原位置を検出し、センサーI2がワ
ーク搬送原位置を検出している。(B)は、動作Q1に
よりノック13が動作端(入り端)に駆動された状態を
示す。この状態は、図4における時点T01〜T02,
T09〜T10,T17〜T18……に相当し、センサ
ーI1がノック動作端を検出し、センサーI2がワーク
搬送原位置を検出している。
ーク12を前進端まで搬送した状態を示す。この状態
は、図4における時点T03〜T04,T11〜T1
2,T20〜T21……に相当し、センサーI3がワー
ク搬送動作端を検出し、センサーI1がノック動作端を
検出している。(D)は、動作Q0によりノック13が
搬送路11から外れた位置(原位置)に戻された状態を
示す。この状態は、図4における時点T05,T13,
T22……に相当し、センサーI0がノック原位置を検
出し、センサーI3はワーク搬送動作端を検出してい
る。次に、(A)に示すように、動作Q2によりノック
13が搬送路11の外側を通って後退し、ワーク搬送原
位置に戻る。以後、図3に示すように、同様の動作が繰
り返される。
するために、図5に、従来技術による状態記録の例を示
す。図5は、図4に示した動作タイミングの状態信号を
従来のデータ圧縮方法で記録した例を示し、自動機の状
態変化があったときの時刻と状態を、記録している。
は、センサーI0及びI1(以下「I01」とする。)
が状態−1(原位置)を、センサーI2及び3(以下
「I23」とする。)が状態−1を検出している。次の
時点T01で、センサーI01が状態+1に変化したこ
とを検出し、更に、次の時点T03で、センサーI23
が状態+1に変化したことを検出する。以後も同様であ
るので重複する説明は省略する。
300が、正常な周期動作(規定周期動作)として定義
される。これと同様の出力動作をするT08〜T14、
T25〜T31の周期動作301,303も同様に規定
周期動作となる。T16〜T23の動作302は、T1
8〜T20の時間が異常に増えているため、規定周期動
作の許容外となる。以上説明したように、従来の方法に
おいては、状態変換があったときの時刻と状態がすべて
記録されている。
常な周期動作300,301,303を、規定周期動作
テーブル7にあらかじめ規定しておく。図6は、規定周
期動作テーブル7の内容を示す。図6の時刻C00〜C
06は、図5の時刻T00〜T06に対応する。
信号入力部2に入力されてくると、サンプリング部3は
データのサンプリングを行い、状態信号を現在の時刻デ
ータ4と共に一時信号記憶部5に一時記憶する。
記憶された内容を規定周期動作テーブル7の内容と比較
する。周期動作検出部6は、比較を終了すると、スイッ
チ8をオンとして、圧縮信号記憶部9に、比較の結果に
応じた状態信号を記憶する。
記憶部9の記憶内容を示す。図4の例では、規定周期動
作全体の時間を基準に比較すると、周期動作300は、
規定周期動作テーブル7に記憶された内容とほぼ同様で
ある。この場合は、周期動作検出部6は、圧縮信号記憶
部9に、規定周期動作の開始時刻T00と、モードとし
て正常な動作を表す“1”を記憶する。動作301も同
様であり、時刻T08とモード1のみが記憶される。
許容範囲外なので、周期動作検出部6は、規定周期動作
外と判断し、図7に示すように、モード列に、許容範囲
外を表す“0”をセットし、開始時点T16〜終了時点
T23まで、状態変化が生じる度に詳細のデータを記憶
する。続く動作303は、規定周期動作とほぼ同様であ
るので、時刻T25とモード1が記録される。
本実施形態による図7のデータ量は、従来の図5のデー
タ量よりも少なくなる。なお、実際の自動機100で
は、信号数が本例よりはるかに多く、また規定周期動作
の許容範囲外になることは少ない。このため、データ量
は、図5、図7の比較よりも大幅に圧縮することができ
る。
作として、不良排出、異常停止、更には自動段取り等の
動作等もある。このような状況に備えて、規定周期動作
テーブル7に複数の圧縮モードを用意することが有効で
ある。図8は、規定周期動作テーブル7の別の例を示
す。図示の例では、モード1として正常な周期動作、モ
ード2として不良排出の周期動作、モード3として段取
りの周期動作を記憶している。
使用した場合の圧縮信号記憶部9の記憶内容を示す。図
9の内容は、T00〜T23までは前述の図7の例と同
様である。続いて、時点T25から不良排出の周期動作
が実行されると、開始時点T25と共にモード2が記憶
される。その後、正常な周期動作として開始時点T33
とモード1が記憶され、段取りの周期動作として時点T
40とモード3が記憶される。
同様のモードが連続する場合、同じ周期動作の周期回数
のみを記憶させることができる。図10に示す例では、
同じモードが連続した場合、「センサー」の列に連続し
た回数が記録される。
場合は開始時刻、更には動作の回数が記憶されるだけで
あるので、圧縮信号記憶部9に記憶されるデータ量を小
さくすることができる。これと共に、規定周期動作の許
容範囲から外れた場合は、詳細な状態信号が記憶される
ので、異常解析すべき箇所をすばやく見つけることが可
能となる。
である。
ァンクション・チャートである。
る。
した状態信号を示す図である。
ある。
圧縮信号記憶部に記憶された内容を示す図である。
である。
圧縮信号記憶部の記憶内容を示す図である。
示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動機からの状態信号が入力される入力
部と、 前記自動機が正常な周期動作をするタイミングを規定し
た規定周期動作テーブルと、 圧縮信号記憶部と、 前記状態信号の内容と前記規定周期動作テーブルの内容
とを比較し、両者が一致したときは前記圧縮信号記憶部
に、規定動作が行われたことを記憶させ、不一致のとき
は前記圧縮記憶部に、前記状態信号の詳細を記憶させる
周期動作検出部と、 を具備することを特徴とする状態記録装置。 - 【請求項2】 前記状態信号をサンプリングするサンプ
リング部と、 サンプリングした信号を現在時刻と共に記憶する一時信
号記憶部とを更に具備し、 前記周期動作検出部は、前記一時信号記憶部に記憶した
内容と前記規定周期動作テーブルの内容とを比較する請
求項1に記載された状態記録装置。 - 【請求項3】 前記規定周期動作テーブルは、複数の周
期動作を記憶する請求項1又は2に記載された状態記録
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244638A JP4396067B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 状態記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001244638A JP4396067B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 状態記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003058246A true JP2003058246A (ja) | 2003-02-28 |
JP4396067B2 JP4396067B2 (ja) | 2010-01-13 |
Family
ID=19074538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001244638A Expired - Fee Related JP4396067B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 状態記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4396067B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008217617A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Toshiba Corp | プラント状態指標管理装置とその実現用コンピュータプログラム |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001244638A patent/JP4396067B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008217617A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Toshiba Corp | プラント状態指標管理装置とその実現用コンピュータプログラム |
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JP4396067B2 (ja) | 2010-01-13 |
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