JP2003057698A - 光パケットバッファ - Google Patents

光パケットバッファ

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JP2003057698A
JP2003057698A JP2001250556A JP2001250556A JP2003057698A JP 2003057698 A JP2003057698 A JP 2003057698A JP 2001250556 A JP2001250556 A JP 2001250556A JP 2001250556 A JP2001250556 A JP 2001250556A JP 2003057698 A JP2003057698 A JP 2003057698A
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optical frequency
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signal
frequency conversion
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JP2001250556A
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Takashi Sakamoto
尊 坂本
Yoshihisa Sakai
義久 界
Kazuto Noguchi
一人 野口
Akira Okada
顕 岡田
Setsu Moriwaki
摂 森脇
Shigeto Matsuoka
茂登 松岡
Senta Suzuki
扇太 鈴木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一光周波数の周回を回避して発振による不
安定性を除去し、小型化を図り、任意の長さの光パケッ
トにも対応し得る光パケットバッファを提供する。 【解決手段】 入力光信号の光周波数を可変光周波数変
換回路101で所望の光周波数に変換して遅延ループ光
導波路102に入力し、第一の光周波数変換機能素子5
03で光信号の光周波数を第一の参照光周波数を中心に
折り返す変換を行ない、第一の光バンドパスフィルタ5
04で光周波数変換された光信号のみを通過させ、この
第一の光バンドパスフィルタを通過した光信号の光周波
数を第二の光周波数変換機能素子508で第二の参照光
周波数を中心に折り返す変換を行ない、第二の光バンド
パスフィルタで光周波数変換された光信号のみを通過さ
せ、特定光周波数抽出回路105で遅延ループ光導波路
を伝搬する光信号のうち所定の光周波数の光信号を抽出
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信、光交換、
光情報処理などの光伝送システム、光LANなどに適用
される光パケット伝送のバッファリングを行なう光パケ
ットバッファに関する。
【0002】
【従来の技術】光周波数多重を利用した光伝送システム
(WDMシステム)が進歩するに従って、光パケット伝
送の高度化が期待されている。ここで問題となるのは光
パケットのバッファリングである。ATMパケットある
いはIPパケットの伝送では、複数のパケットが同時に
同じ宛先にルーティングされて衝突を起こす場合、ある
いはルーティング先が輻輳を起こしている場合などにパ
ケットを一時的に保存し、衝突、輻輳が解消された後に
送信する、いわゆるバッファリングを行なう。
【0003】光パケットを電気信号に変換せずに光のま
ま所望の時間だけ蓄積する光パケットバッファとして、
ファイバ遅延線を用いた光パケットバッファがある。す
なわち、ファイバ中の伝送時間をメモリとして使用し、
ファイバ長によりメモリ時間が決まるものである。
【0004】図11は、従来の巡回型光パケットバッフ
ァの構成を示す図である。同図において、2001は空
間スイッチ、2002は光増幅器、2003は光ファイ
バからなる巡回型光遅延線、2004は光入力部、20
05は光出力部である。空間スイッチ2001は図示し
ないパケット制御回路からの制御信号によって光入力部
2004からの光パケットを光増幅器2002を含む巡
回型光遅延線2003の方に入力したり、または光出力
部2005の方に出力したり、更には光増幅器2002
を介した巡回型光遅延線2003からの光パケットを巡
回型光遅延線2003の方に戻したり、または光出力部
2005の方に出力するように切り替え制御するように
なっている。
【0005】また、図11に示す巡回型光パケットバッ
ファにおいて、巡回型光遅延線2003の長さは、1つ
の光パケットの長さに予め設定されている。この巡回型
光遅延線2003の長さは、例えば光パケットが10G
bps,500Byteの場合には約80mになる。
【0006】図11の巡回型光パケットバッファでは、
パケット制御回路からの制御信号により空間スイッチ2
001を切り替えて、光入力部2004から入力された
光パケットを空間スイッチ2001を介して巡回型光遅
延線2003に入力し、所定の遅延時間(メモリ時間)
だけ、巡回型光遅延線2003を周回させてから、空間
スイッチ2001を介して光出力部2005から出力す
る。例えば、巡回型光遅延線2003をN回周回させる
と、光パケットはNパケット分遅延させられることにな
る。なお、光増幅器2002はこのような周回によって
生じる光パケットの光強度損失を補償するために設けら
れているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファイ
バ遅延線を用いた光パケットバッファでは、最低でも1
つのパケット分の長さの光ファイバが必要となり、光フ
ァイバなどの光部品の数や量が多くなり、小型化が困難
であるという問題がある。
【0008】また、光増幅器の入出力部が巡回型光遅延
線からなるループで繋がっているため、光増幅器が発振
を起こしやすく、極めて不安定な系になりやすいという
問題がある。
【0009】更に、扱う光パケットは、すべて同じ長さ
である必要があり、例えばIPパケットのような非等長
パケットには対応できないという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、光周波数変換機能素子を用い
て同一光周波数の周回を回避して発振による不安定性を
除去し、小型化および集積化を図り、非等長パケットを
含む任意の長さのパケットにも対応し得る光パケットバ
ッファを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、光信号が入力される入力
用光導波路と、この入力用光導波路の途中に設けられ、
前記光信号の光周波数を所望の光周波数に変換する可変
光周波数変換回路と、前記光信号が伝搬する遅延ループ
光導波路と、前記可変光周波数変換回路で所望の光周波
数に変換された前記光信号を前記遅延ループ光導波路に
入力して伝搬させるべく可変光周波数変換回路の出力側
の入力用光導波路を遅延ループ光導波路に接続する光カ
プラと、前記遅延ループ光導波路の途中に設けられ、該
遅延ループ光導波路を伝搬して入力される光信号の光周
波数を第一の参照光周波数を中心に折り返す変換を行な
う第一の光周波数変換機能素子と、該第一の光周波数変
換機能素子に接続され、該第一の光周波数変換機能素子
から出力される光信号のうち該第一の光周波数変換機能
素子によって光周波数変換された光信号のみを通過させ
る第一の光バンドパスフィルタと、該第一の光バンドパ
スフィルタに接続され、該第一の光バンドパスフィルタ
を通過した光信号の光周波数を前記第一の参照光周波数
とは異なる第二の参照光周波数を中心に折り返す変換を
行なう第二の光周波数変換機能素子と、該第二の光周波
数変換機能素子に接続され、該第二の光周波数変換機能
素子から出力される光信号のうち該第二の光周波数変換
機能素子によって光周波数変換された光信号のみを通過
させる第二の光バンドパスフィルタと、前記遅延ループ
光導波路の途中に設けられ、該遅延ループ光導波路を伝
搬する光信号のうち所定の光周波数の光信号を抽出して
出力する特定光周波数抽出回路とを有することを要旨と
する。
【0012】請求項1記載の本発明にあっては、入力光
信号の光周波数を所望の光周波数に変換して遅延ループ
光導波路に入力し、第一の光周波数変換機能素子で光信
号の光周波数を第一の参照光周波数を中心に折り返す変
換を行ない、第一の光バンドパスフィルタで第一の光周
波数変換機能素子から出力される光信号のうち該第一の
光周波数変換機能素子によって光周波数変換された光信
号のみを通過させ、この第一の光バンドパスフィルタを
通過した光信号の光周波数を第二の光周波数変換機能素
子で第二の参照光周波数を中心に折り返す変換を行な
い、第二の光バンドパスフィルタで第二の光周波数変換
機能素子から出力される光信号のうち該第二の光周波数
変換機能素子によって光周波数変換された光信号のみを
通過させ、特定光周波数抽出回路で遅延ループ光導波路
を伝搬する光信号のうち所定の光周波数の光信号を抽出
して出力するため、1つの光パケットが空間的に重なっ
ても光周波数が必ずずれて混ざることがないとともに、
また遅延ループ光導波路の長さを1つの光パケットの長
さよりも短くすることができ、小型化が可能であり、等
長パケットだけでなく、非等長パケットも扱うことがで
きる。
【0013】また、請求項2記載の本発明は、光信号が
入力される入力用光導波路と、この入力用光導波路の途
中に設けられ、前記光信号の光周波数を所望の光周波数
に変換する可変光周波数変換回路と、前記光信号が伝搬
する遅延ループ光導波路と、前記可変光周波数変換回路
で所望の光周波数に変換された前記光信号を前記遅延ル
ープ光導波路に入力して伝搬させるべく可変光周波数変
換回路の出力側の入力用光導波路を遅延ループ光導波路
に接続する光カプラと、前記遅延ループ光導波路の途中
に設けられ、該遅延ループ光導波路を伝搬する光信号を
低光周波数の光信号と高光周波数の光信号に分波する光
分波器と、該光分波器で分波された一方の光信号の光周
波数を第一の参照光周波数を中心に折り返す変換を行な
う第一の光周波数変換機能素子と、該第一の光周波数変
換機能素子に接続され、該第一の光周波数変換機能素子
から出力される光信号のうち該第一の光周波数変換機能
素子によって光周波数変換された光信号のみを通過させ
る第一の光バンドパスフィルタと、前記光分波器で分波
された他方の光信号の光周波数を前記第一の参照光周波
数とは異なる第二の参照光周波数を中心に折り返す変換
を行なう第二の光周波数変換機能素子と、該第二の光周
波数変換機能素子に接続され、該第二の光周波数変換機
能素子から出力される光信号のうち該第二の光周波数変
換機能素子によって光周波数変換された光信号のみを通
過させる第二の光バンドパスフィルタと、前記第一およ
び第二の光バンドパスフィルタの出力に接続され、該第
一および第二の光バンドパスフィルタをそれぞれ通過し
た光信号を合波する光合波器と、前記遅延ループ光導波
路の途中に設けられ、該遅延ループ光導波路を伝搬する
光信号のうち所定の光周波数の光信号を抽出して出力す
る特定光周波数抽出回路とを有することを要旨とする。
【0014】請求項2記載の本発明にあっては、入力光
信号の光周波数を所望の光周波数に変換して遅延ループ
光導波路に入力し、遅延ループ光導波路を伝搬する光信
号を光分波器で低光周波数と高光周波数の光信号に分波
し、この分波された一方の光信号の光周波数を第一の光
周波数変換機能素子で第一の参照光周波数を中心に折り
返す変換を行ない、第一の光バンドパスフィルタで第一
の光周波数変換機能素子から出力される光信号のうち第
一の光周波数変換機能素子によって光周波数変換された
光信号のみを通過させ、前記分波された他方の光信号の
光周波数を第二の光周波数変換機能素子で第二の参照光
周波数を中心に折り返す変換を行ない、第二の光バンド
パスフィルタで第二の光周波数変換機能素子から出力さ
れる光信号のうち第二の光周波数変換機能素子によって
光周波数変換された光信号のみを通過させ、第一および
第二の光バンドパスフィルタからの光信号を合波し、遅
延ループ光導波路を伝搬する光信号のうち所定の光周波
数の光信号を抽出して出力するため、1つの光パケット
が空間的に重なっても光周波数が必ずずれて混ざること
がないとともに、また遅延ループ光導波路の長さを1つ
の光パケットの長さよりも短くすることができ、小型化
が可能であり、等長パケットだけでなく、非等長パケッ
トも扱うことができる。
【0015】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記特定光周波数抽出回
路が、前記所定の光周波数の光信号として複数の異なる
所定の光周波数の光信号を抽出する複数の特定光周波数
抽出回路部を有することを要旨とする。
【0016】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
のいずれか1つに記載の発明において、前記特定光周波
数抽出回路が、マッハツェンダー干渉系および回折格子
を有し、該回折格子は格子の周期に応じた光周波数の光
信号を前記所定の光周波数の光信号として反射すること
を要旨とする。
【0017】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
乃至3のいずれか1つに記載の発明において、前記特定
光周波数抽出回路が、光サーキュレータおよび回折格子
を有し、該回折格子は格子の周期に応じた光周波数の光
信号を前記所定の光周波数の光信号として反射すること
を要旨とする。
【0018】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
乃至3のいずれか1つに記載の発明において、前記特定
光周波数抽出回路が、入力光信号の光周波数によって該
光信号を出力する出力ポートが変化する複数の出力ポー
トを備え、該複数の出力ポートのうち前記所定の光周波
数に対応する光周波数用の所定の出力ポートから前記所
定の光周波数の光信号を出力する光分波器と、該光分波
器の前記所定の出力ポート以外の他の出力ポートに入力
が接続され、出力が前記遅延ループ光導波路に接続され
ていて、前記他の出力ポートからの光信号を合波して前
記遅延ループ光導波路に入力する光合波器とを有するこ
とを要旨とする。
【0019】請求項7記載の本発明は、請求項1乃至6
のいずれか1つに記載の発明において、前記遅延ループ
光導波路を伝搬する光信号を増幅するように該遅延ルー
プ光導波路に挿入された光増幅器を有することを要旨と
する。
【0020】請求項7記載の本発明にあっては、遅延ル
ープ光導波路を伝搬する光信号は光増幅器で増幅される
ため、遅延ループ光導波路の周回伝搬での光信号強度の
減衰を補償することができるとともに、また光増幅器を
用いても、光周波数変換機能素子により光周波数のシフ
トにより、光増幅器の発振は抑圧され、動作が安定す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光パケットバッファの構成を示す図である。同図に
示す光パケットバッファでは、光パケットが入力される
入力用光導波路107の途中には可変光周波数変換回路
101が設けられ、この可変光周波数変換回路101で
入力光パケットの光周波数を所望のバッファ時間に対応
する所望の光周波数に変換するようになっている。ま
た、可変光周波数変換回路101の出力は更に入力用光
導波路107を介して光カプラ106に接続され、該光
カプラ106を介して遅延ループ光導波路102に接続
され、これにより可変光周波数変換回路101において
光周波数変換された光パケットは、光カプラ106を介
して遅延ループ光導波路102に入力されるようになっ
ている。
【0022】遅延ループ光導波路102には、遅延ルー
プ光導波路102を伝搬する光パケットの光周波数を第
一の参照光周波数を中心に折り返す変換を行なう第一の
光周波数変換機能素子503、この第一の光周波数変換
機能素子503に接続され、該第一の光周波数変換機能
素子503から出力される光信号のうち該第一の光周波
数変換機能素子503によって光周波数変換された光信
号のみを通過させる第一の光バンドパスフィルタ50
4、この第一の光バンドパスフィルタ504に接続さ
れ、該第一の光バンドパスフィルタ504を通過した光
信号の光周波数を前記第一の参照光周波数とは異なる第
二の参照光周波数を中心に折り返す変換を行なう第二の
光周波数変換機能素子508、この第二の光周波数変換
機能素子508に接続され、該第二の光周波数変換機能
素子508から出力される光信号のうち該第二の光周波
数変換機能素子508によって光周波数変換された光信
号のみを通過させる第二の光バンドパスフィルタ50
9、および該第二の光バンドパスフィルタ509に接続
され、遅延ループ光導波路102を伝搬する光信号のう
ち所定の光周波数である特定の光周波数の光信号を抽出
して出力する特定光周波数抽出回路105が順次接続さ
れている。
【0023】なお、特定光周波数抽出回路105は、遅
延ループ光導波路102から光パケットが入力される入
力部105a、遅延ループ光導波路102を透過した光
パケットを遅延ループ光導波路102に出力する透過出
力部105b、および特定の光周波数の光パケットのみ
を遅延ループ光導波路102から取り出して出力する特
定光周波数出力部105cを有し、入力部105aから
入力された光パケットは、その光周波数がある特定の光
周波数の時のみ、特定光周波数出力部105cから出力
用光導波路104に出力され、それ以外の光周波数の光
パケットは透過出力部105bから遅延ループ光導波路
102に出力するようになっている。
【0024】更に詳しくは、順に追って説明すると、入
力用光導波路107から入力された光パケットは、パケ
ット制御回路からの制御信号により、可変光周波数変換
回路101において所望のバッファ時間に対応する光周
波数へと光周波数変換される。この光パケットは、光カ
プラ106を通って遅延ループ光導波路102に入る。
この遅延ループ光導波路102において、第一の光周波
数変換機能素子503は、入力された光パケットの光周
波数を第一の参照光周波数を中心に折り返した光周波数
の光パケットを生成する。すなわち、第一の参照光周波
数の2倍と、第一の光周波数変換機能素子503に入力
された光パケットの光周波数との差に等しい光周波数の
光パケットを生成する。第一の参照光周波数をfref1
書くことにする。
【0025】図2(a),(b)に、光周波数変換動作
を示す。第一の光周波数変換機能素子503に入力され
る光パケットの最高光周波数をf1 、最低光周波数をf
2n-1とし、入力光パケットの光周波数をf1,f3
5,…,f2n-1(f1>f3>f5>…>f2n-1)とす
る。ここでは、fref1>f2k-1の場合を例として示す。
第一の光周波数変換機能素子503では、参照光周波数
ref1の2倍と、入力光パケット光周波数f1,f3,f
5,…,f2n-1との差に等しい光周波数の光パケットを
生成する。すなわち、光周波数変換後の光周波数をf1
→f2,f3→f4,f5→f6,…,f2n-1→f2nとする
と、f2k=2fref1−f2k-1(kは1≦k≦nを満たす
自然数)となる。すなわち、光周波数f2k-1,f2kは、
第一の参照光周波数fref1に関して対称である。
【0026】第一の光周波数変換機能素子503から出
力された入力光パケット(光周波数f1,f3,f5
…,f2n-1)と光周波数変換後光パケット(光周波数f
2,f4,f6,…,f2n)は、第一の光バンドパスフィ
ルタ504に入力される。図2(c)に第一の光バンド
パスフィルタ504の光周波数透過帯域を示す。第一の
光バンドパスフィルタ504は、光周波数frise1
上、ffall1以下の光周波数の光のみ透過する。ここ
で、fref1<frise1<f2,f2n<ffall1<2fref1
を満たすものとする。すなわち、入力光パケット(光周
波数f1,f3,f5,…,f2n-1)は遮断され、光周波
数変換後光パケット(光周波数f2,f4,f6,…,f
2n)のみが第二の光周波数変換機能素子508へ入力さ
れる。
【0027】第二の光周波数変換機能素子508は、入
力された光パケットの光周波数を第二の参照光周波数を
中心に折り返した光周波数の光パケットを生成する。第
二の参照光周波数をfref2と書くことにする。図2
(d)に、光周波数変換動作を示す。ここでは、fref1
>fref2の場合を例として示す。入力光パケットの光周
波数はf2,f4,f6,…,f2nである。第二の光周波
数変換機能素子508では、参照光周波数fref2の2倍
と、入力光パケット光周波数f2,f4,f6,…,f2n
との差に等しい光周波数の光パケットを生成する。光周
波数変換により光周波数が、f2→f3,f4→f5,f6
→f7,…,f2n→f2n+1となるようにfref2を選択す
ることにする。この時、f2k+1=2fref2−f2k(kは
1≦k≦nを満たす自然数)となる。すなわち、光周波
数f2k,f2k+1は、第二の参照光周波数fref2に関して
対称である。
【0028】第二の光周波数変換機能素子508から出
力された入力光パケット(光周波数f2,f4,f6
…,f2n)と光周波数変換後光パケット(光周波数
3,f5,f7,…,f2n+1)は、第二の光バンドパス
フィルタ509に入力される。図2(e)に第二の光バ
ンドパスフィルタ509の光周波数透過帯域を示す。第
二の光バンドパスフィルタ509は、光周波数frise2
以上、ffall2以下の光周波数の光のみ透過する。ここ
で、frise2<f2n+1,f3<ffall2<fref2を満たす
ものとする。すなわち、入力光パケット(光周波数
2,f4,f6,…,f2n)は遮断され、光周波数変換
後光パケット(光周波数f3,f5,f7,…,f2n+1
のみが第二の光バンドパスフィルタ509より出力さ
れ、特定光周波数抽出回路105に入力される。すなわ
ち、第一の光周波数変換機能素子503に入力される光
パケットの光周波数と、第二の光バンドパスフィルタ5
09から出力された光パケットの光周波数を比較する
と、光周波数が2fref2−2fref1だけシフトしている
ことになる。
【0029】以上、fref1>f2k-1かつfref1>fref2
の場合を用いて説明したが、その他の場合も同様に、第
一の光周波数変換機能素子503に入力される光パケッ
トの光周波数と、第二の光バンドパスフィルタ509か
ら出力された光パケットの光周波数とを比較すると、光
周波数が2fref2−2fref1だけシフトする。
【0030】特定光周波数抽出回路105にその入力部
105aから入力された光パケットは、その光周波数が
特定光周波数に一致した時は、特定光周波数出力部10
5cへ進み、出力用光導波路104から取り出され、一
致しない時は、透過出力部105bへと進み、再び光周
波数変換機能素子103へ導入される。これを繰り返
し、最終的に光パケットの光周波数が特定光周波数と一
致した時、特定光周波数出力部105cへ進み、出力用
光導波路104から取り出される。すなわち、可変光周
波数変換回路101の光周波数を制御することにより、
光パケットを所望の時間蓄積することができる。
【0031】なお、図1では、特定光周波数抽出回路1
05を第二の光バンドパスフィルタ509と光カプラ1
06の間に配置したが、遅延ループ光導波路102上で
あればどこでもよい。例えば、光カプラ106と第一の
光周波数変換機能素子503の間や、第一の光バンドパ
スフィルタ504と第二の光周波数変換機能素子508
の間に配置してもよい。
【0032】次に、具体的な数値を交えて、動作原理を
より詳細に説明する。
【0033】特定光周波数抽出回路105の特定光周波
数を192.15THz、可変光周波数変換回路101
の最大光周波数を195.9THz、光周波数シフト量
2f ref2−2fref1を25Ghzの減少とする。この場
合、光パケットは、最大で、(195.9−192.1
5)/0.025=150回、遅延ループ光導波路10
2内を周回することになる。その様子を示したものが図
3である。光パケットのビット列は、周回を重ねるとと
もに光周波数が低くなるため、光パケットのビット列
は、回転しながら光周波数の低い方に進んでゆく。そし
て、特定光周波数抽出回路105の特定光周波数と光周
波数が等しくなったビットから順に、特定光周波数出力
部105cへ取り出される。この方法によれば、1つの
パケットの前後が空間的に重なっても、それらの光周波
数が異なっているため、混ざり合うことがなく、遅延ル
ープ光導波路の長さを、1つの光パケットの長さより短
くすることも可能となるため、バッファの大きさを小型
化することが可能となる。また、遅延ループ光導波路1
02の長さを1つの光パケットの整数倍に設定する必要
がないため、非等長パケットにも対応可能である。
【0034】また、本実施形態によれば、時間的に後か
ら遅延ループ光導波路102に入る光パケットの光周波
数を先に入った光パケットの光周波数よりも特定光周波
数に近い光周波数にすることにより、時間的に後から遅
延ループ光導波路102に入ってきた光パケットが先に
遅延ループ光導波路を抜けることも可能である。言い換
えれば、光パケットバッファ内における光パケットの追
い越しも可能である。
【0035】なお、図3を用いた説明においては、特定
光周波数を可変光周波数変換回路101の送出する光パ
ケットの光周波数よりも低く設定した場合を示したが、
逆に特定光周波数が可変光周波数変換回路101の送出
する光パケットの光周波数よりも高くてもよい。その場
合、光周波数シフト量2fref2−2fref1が正になるよ
うにしておく。
【0036】第一の光周波数変換機能素子503および
第二の光周波数変換機能素子508の光周波数変換動作
原理として、差周波発生と、第2高調波発生並びに差周
波発生と、四光波混合の3種類を考える。
【0037】まず、光周波数変換動作として、差周波発
生について説明する。図4は、第一の光周波数変換機能
素子503の光周波数変換動作原理として、差周波発生
を考えたものである。501は第一のポンプ光源、50
2は第一の光結合器、530は第一の光周波数変換素子
である。差周波発生の場合、第一のポンプ光源501の
光周波数を2fref1に設定する。入力光パケットの光周
波数をf2k-1と書くと、第一の光周波数変換素子530
において差周波を発生し、光周波数2fref1−f2k-1
光パケットが生成される。よって、先程述べた、入力光
パケットの光周波数を第一の参照光周波数を中心に折り
返し変換をすることが可能である。また、第一の光バン
ドパスフィルタ504により、ポンプ光(光周波数2f
ref1)は遮断されるため、後段に影響を与えることはな
い。第二の光周波数変換機能素子508についても同様
の説明ができるため、説明は省略する。
【0038】次に、光周波数変換動作として、第2高調
波発生並びに差周波発生について説明する。図4におい
て、第一のポンプ光源501の光周波数をfref1に設定
する。入力光パケットの光周波数をf2k-1と書くと、第
一の光周波数変換素子530において、まず第一のポン
プ光源501からのポンプ光の第2高調波(光周波数2
ref1)が発生する。続いて、その第2高調波と入力光
パケットの差周波が発生する。すなわち、光周波数2f
ref1−f2k-1の光パケットが生成される。よって、先程
述べた、入力光パケットの光周波数を第一の参照光周波
数を中心に折り返し変換をすることが可能である。ま
た、第一の光バンドパスフィルタ504により、ポンプ
光(光周波数fref1)とポンプ光の第2高調波(光周波
数2fre f1)は遮断されるため、後段に影響を与えるこ
とはない。第二の光周波数変換機能素子508について
も同様の説明ができるため、説明は省略する。
【0039】上述した差周波発生および第2高調波発生
並びに差周波発生において、光周波数変換素子530
は、第2高調波並びに差周波を発生する2次の非線形性
を持つ媒体であれば何でもよい。例えばLiNbO3
KTiOPO4,BaB24,2−adamantylamino−5
−nitropyridine,AlGaAsなどが用いられる。ま
た、光周波数変換効率を上げるために、伝搬軸に沿って
媒体の非線形光学係数の符号を周期的に反転させた構造
を設ける疑似位相整合(Quasi Phase Matching:QP
M)法を用いてもよい。更に、光周波数変換効率を上げ
るために、用いる光デバイスは偏波保持型が望ましい。
【0040】最後に、光周波数変換動作として、四光波
混合について説明する。図4において、第一のポンプ光
源501の光周波数をfref1に設定する。入力光パケッ
トの光周波数をf2k-1と書くと、第一の光周波数変換素
子530において、四光波混合2fref1−f2k-1の光パ
ケットが生成される。よって、先程述べた、入力光パケ
ットの光周波数を第一の参照光周波数を中心に折り返し
変換をすることが可能である。
【0041】また、第一の光バンドパスフィルタ504
により、ポンプ光(光周波数fref1)は遮断されるた
め、後段に影響を与えることはない。第二の光周波数変
換機能素子508についても同様の説明ができるため、
説明は省略する。第一の光周波数変換素子530は、四
光波混合を発生する3次の非線形性を持つ媒体であれば
何でもよい。例えば高非線形ファイバなどが用いられ
る。また、光周波数変換効率を上げるために、用いる光
デバイスは偏波保持型が望ましい。
【0042】次に、図5を参照して、本発明の第2の実
施形態に係る光パケットバッファについて説明する。な
お、図5において、前述した第1の実施形態と同一部分
についての説明は省略し、同一部分には同一符号を付
す。
【0043】図5の光パケットバッファにおいて、12
03は第一の光周波数変換機能素子、1204は第一の
光バンドパスフィルタ、1208は第二の光周波数変換
機能素子、1209は第二の光バンドパスフィルタ、1
211は光分波器、1212は光合波器である。
【0044】第一の光周波数変換機能素子1203は、
入力される光パケットの光周波数を第一の参照光周波数
(fref1)を中心に折り返した光周波数の光パケットを
生成する。第二の光周波数変換機能素子1208は、入
力される光パケットの光周波数を第二の参照光周波数
(fref2)を中心に折り返した光周波数の光パケットを
生成する。
【0045】また、第一の光バンドパスフィルタ120
4は、第一の光周波数変換機能素子1203から出力さ
れる光信号のうち該第一の光周波数変換機能素子120
3によって光周波数変換された光信号のみを通過させ
る。第二の光バンドパスフィルタ1209は、第二の光
周波数変換機能素子1208から出力される光信号のう
ち該第二の光周波数変換機能素子1208によって光周
波数変換された光信号のみを通過させる。
【0046】光分波器1211は出力部として低光周波
光出力部1211aと高光周波光出力部1211bを持
ち、光周波数がfref1とfref2よりも低い光周波数の光
を低光周波光出力部1211aに出力し、高い光周波数
の光を高光周波光出力部1211bに出力する。
【0047】光合波器1212は、高光周波光入力部1
212a、低光周波光入力部1212b、合波出力部1
212cを持ち、光周波数がfref1とfref2よりも高い
光周波数の光を高光周波光入力部1212aに入力する
と、合波出力部1212cから出力される。一方、光周
波数がfref1とfref2よりも低い光周波数の光を低光周
波光入力部1212bに入力すると、合波出力部121
2cから出力される。
【0048】遅延ループ光導波路102を伝搬する光パ
ケットが光分波器1211に入力される。光分波器12
11に入力される光パケットの最高光周波数をf1、最
低光周波数をf2n-1とし、入力光パケットの光周波数を
1,f3,f5,…,f2n-1(f1>f3>f5>…>f
2n-1)とする。ここでは、fref1>f2k-1の場合を例と
して説明する。その場合、入力光パケットは、低光周波
光出力部1211aから出力され、第一の光周波数変換
機能素子1203に入力される。第一の光周波数変換機
能素子1203の光周波数変換動作を図2(a),
(b)に示す。
【0049】第一の光周波数変換機能素子1203で
は、参照光周波数fref1の2倍と、入力光パケット光周
波数f1,f3,f5,…,f2n-1との差に等しい光周波
数の光パケットを生成する。すなわち、光周波数変換後
の光周波数をf1→f2,f3→f4,f5→f6,…,f
2n-1→f2nとすると、f2k=2fref1−f2k-1(kは1
≦k≦nを満たす自然数)となる。すなわち、光周波数
2k-1,f2kは、第一の参照光周波数fref1に関して対
称である。
【0050】第一の光周波数変換機能素子1203から
出力された入力光パケット(光周波数f1,f3,f5
…,f2n-1)と光周波数変換後光パケット(光周波数f
2,f 4,f6,…,f2n)は、第一の光バンドパスフィ
ルタ1204に入力される。図2(c)に第一の光バン
ドパスフィルタ1204の光周波数透過帯域を示す。第
一の光バンドパスフィルタ1204は、光周波数f
rise1以上、ffall1以下の光周波数の光のみ透過する。
ここで、fref1<frise1<f2,f2n<ffall1<2f
ref1を満たすものとする。すなわち、入力光パケット
(光周波数f1,f3,f 5,…,f2n-1)は遮断され、
光周波数変換後光パケット(光周波数f2,f4,f6
…,f2n)のみが光合波器1212の高光周波光入力部
1212aに入力され、合波出力部1212cから出力
される。
【0051】光合波器1212の合波出力部1212c
から出力された光パケットは、遅延ループ光導波路10
2を伝搬し、特定光周波数抽出回路105の特定光周波
数に光周波数が一致しなければ、再び光分波器1211
に入力される。この時、光パケットの光周波数は、f
ref1とfref2より大きいので、光分波器1211の高光
周波光出力部1211bより出力される。その後、第二
の光周波数変換機能素子1208に入力される。
【0052】第二の光周波数変換機能素子1208の光
周波数変換動作を図2(d)に示す。ここでは、fref1
>fref2の場合を例として示す。入力光パケットの光周
波数はf2,f4,f6,…,f2nである。第二の光周波
数変換機能素子1208では、参照光周波数fref2の2
倍と、入力光パケット光周波数f2,f4,f6,…,f
2nとの差に等しい光周波数の光パケットを生成する。光
周波数変換により光周波数が、f2→f3,f4→f5,f
6→f7,…,f2n→f2n+1となるようにfref 2を選択す
ることにする。この時、f2k+1=fref2−f2k(kは1
≦k≦nを満たす自然数)となる。すなわち、光周波数
2k,f2k+1は、光周波数fref2に関して対称である。
【0053】第二の光周波数変換機能素子1208から
出力された入力光パケット(光周波数f2,f4,f6
…,f2n)と光周波数変換後光パケット(光周波数
3,f5,f7,…,f2n+1)は、第二の光バンドパス
フィルタ1209に入力される。図2(e)に第二の光
バンドパスフィルタ1209の光周波数透過帯域を示
す。第二の光バンドパスフィルタ1209は、光周波数
rise2以上、ffall2以下の光周波数の光のみを透過す
る。ここで、frise2<f2n+1,f3<ffall2<fref 2
を満たすものとする。すなわち、入力光パケット(光周
波数f2,f4,f6,…,f2n)は遮断され、光周波数
変換後光パケット(光周波数f3,f5,f7,…,f
2n+1)のみが第二の光バンドパスフィルタ1209より
出力され、光合波器1212の低光周波光入力部121
2bに入力され、光合波器1212の合波出力部121
2cから出力される。
【0054】すなわち、遅延ループ光導波路を2周する
ことにより、光パケットの光周波数が2fref2−2f
ref1だけシフトしていることになり、これは第1の実施
形態と同じ動作に帰着する。
【0055】以上、fref1>f2k-1かつfref1>fref2
の場合を用いて説明したが、その他の場合も同様に、遅
延ループ光導波路を2周することにより光パケットの光
周波数が2fref2−2fref1だけシフトすることも第1
の実施形態と同様である。第一の光周波数変換機能素子
1203および第二の光周波数変換機能素子1208の
光周波数変換動作原理として、差周波発生と、第2高調
波発生並びに差周波発生と、四光波混合の3種類が考え
られるが、第1の実施形態と同じであるため、ここでは
説明を省略する。なお、図5では、特定光周波数抽出回
路105を光合波器1212と光カプラ106の間に配
置したが、遅延ループ光導波路102上であればどこで
もよい。例えば、第一の光バンドパスフィルタ1204
や第二の光バンドパスフィルタ1209の後段に配置し
てもよい。
【0056】次に、図6を参照して、本発明の第3の実
施形態に係る光パケットバッファについて説明する。な
お、図6において、前述した第1、第2の実施形態と同
一部分についての説明は省略し、同一部分には同一符号
を付す。
【0057】図6に示す第3の実施形態の光パケットバ
ッファは、第2の実施形態の遅延ループ光導波路102
において、特定光周波数抽出回路105とは別に、特定
光周波数の異なる第二の特定光周波数抽出回路1105
を有する点が第2の実施形態と異なるものであり、その
他の構成および作用は同じである。そして、例えば、特
定光周波数抽出回路105により抽出される光周波数を
ref1,fref2より高く設定し、第二の特定光周波数抽
出回路1105により抽出される光周波数をf ref1,f
ref2より低く設定する。
【0058】なお、図6では、特定光周波数抽出回路1
05と第二の特定光周波数抽出回路1105を光合波器
1212と光カプラ106の間に配置したが、遅延ルー
プ光導波路102上であればどこでもよい。例えば、特
定光周波数抽出回路105を第一の光バンドパスフィル
タ1204と光合波器1212の間に配置し、第二の特
定光周波数抽出回路1105を第二の光バンドパスフィ
ルタ1209と光合波器1212の間に配置してもよ
い。
【0059】次に、図7を参照して、上記各実施形態に
使用されている特定光周波数抽出回路105の一例につ
いて詳細に説明する。同図に示す特定光周波数抽出回路
105は、回折格子201とマッハツェンダー干渉系2
02を使用するものである。
【0060】同図に示す特定光周波数抽出回路105で
は、回折格子201の反射光周波数を特定光周波数に設
定し、かつマッハツェンダー干渉系202の干渉条件を
適切に設定することにより、入力部105aから入った
非特定光周波数の光パケットは透過出力部105bから
取り出され、特定光周波数の光パケットは回折格子20
1において反射することにより特定光周波数出力部10
5cから取り出される。
【0061】次に、図8を参照して、上記各実施形態に
使用されている特定光周波数抽出回路105の他の例に
ついて詳細に説明する。同図に示す特定光周波数抽出回
路105は、回折格子301とサーキュレータ302を
使用するものである。
【0062】同図に示す特定光周波数抽出回路105で
は、回折格子301の反射光周波数を特定光周波数に設
定することにより、入力部105aから入った非特定光
周波数の光パケットは透過出力部105bから取り出さ
れ、特定光周波数の光パケットは回折格子301におい
て反射することにより特定光周波数出力部105cから
取り出される。
【0063】図7、図8に示す回折格子201,301
として、ファイバグレーティングがある。一般にゲルマ
ニウムを添加したファイバコアに紫外線を照射すると、
屈折率が増大する。この現象を利用して、屈折率に周期
的変動を形成すると、そのブラッグ光周波数に一致する
光周波数のみを反射し、残りの光周波数を透過するよう
なファイバグレーティングを形成することができる。
【0064】なお、回折格子201,301は、誘電体
多層膜でもよい。誘電体多層膜による特定光周波数の反
射の原理は、厚さが特定光周波数の4分の1である低屈
折率媒体(SiO2など)と高屈折率媒体(TiO2
ど)の層を交互に重ねると、特定光周波数に対して高い
反射率を持つ現象を利用するものである。
【0065】次に、図9を参照して、上記各実施形態に
使用されている特定光周波数抽出回路105の別の例に
ついて詳細に説明する。同図に示す特定光周波数抽出回
路105は、光信号の光周波数によって出力ポートが変
わる光分波器401と光合波器402を使用するもので
ある。光分波器401は、その入力部105aからの入
力光信号の光周波数によって該光信号を出力する出力ポ
ートが変化する複数の出力ポートを備え、該複数の出力
ポートのうち前記特定の光周波数に対応する特定光周波
数用出力ポート401aから特定の光周波数の光信号を
取り出し、特定周波数出力部105cから出力するよう
になっている。また、光合波器402は、光分波器40
1の特定光周波数用出力ポート401a以外の他の出力
ポートに入力が接続され、出力が透過出力部105bを
介して遅延ループ光導波路102に接続されていて、他
の出力ポートからの光信号を合波して透過出力部105
bから遅延ループ光導波路102に入力するようになっ
ている。
【0066】このように構成される特定光周波数抽出回
路105では、入力部105aから入った非特定光周波
数の光パケットは、光分波器401の特定光周波数用出
力ポート401a以外のポートより出力されるため、光
合波器402を通過した後、透過出力部105bから取
り出される。一方、特定光周波数の光パケットは、光分
波器401の特定光周波数用出力ポート401aより出
力されるため、特定光周波数出力部105cから取り出
される。なお、光周波数によって出力ポートが変わる光
分波器401として、アレイ導波路回折格子を用いるこ
とができる。
【0067】次に、図10を参照して、本発明の第4の
実施形態に係る光パケットバッファについて説明する。
同図に示す光パケットバッファは、図5に示した第2の
実施形態の光パケットバッファに対して第一および第二
の光周波数変換機能素子1203,1208の出力に第
一および第二の光増幅器1205,1210をそれぞれ
接続した点で異なるものであり、その他の構成および作
用は同じである。
【0068】第一および第二の光増幅器1205,12
10は、遅延ループ光導波路102を周回する光パケッ
トの光強度損失を補償しようとするものである。なお、
遅延ループ光導波路102内に第一および第二の光増幅
器1205,1210を挿入しても、光パケットは周回
毎に光周波数が異なるので、従来のように発振すること
はなく、安定に動作することができる。
【0069】なお、第一および第二の光増幅器120
5,1210は第一および第二の光周波数変換機能素子
1203,1208の出力に設ける必要はなく、その前
側や第一および第二の光バンドパスフィルタ1204,
1209の後に設けてもよい。また、本実施形態では、
光分波器1211で分岐されて回路上に設けられている
ため、第一および第二の光増幅器1205,1210の
2つの光増幅器を設けているが、光分波器1211で分
岐されない遅延ループ光導波路102上であれば、1個
の光増幅器でもよいし、また複数の光増幅器であっても
よいことは勿論であり、更にその位置は任意である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力光信号の光周波数を所望の光周波数に変換して遅延
ループ光導波路に入力し、第一、第二の光周波数変換機
能素子で遅延ループ光導波路内を伝搬する光信号の光周
波数を第一、第二の参照光周波数を中心に折り返す変換
を行ない、第一、第二の光バンドパスフィルタで光周波
数変換された光信号のみを通過させ、特定光周波数抽出
回路で所定の光周波数の光信号を抽出して出力するの
で、1つの光パケットが空間的に重なっても光周波数が
必ずずれて混ざることがないとともに、また遅延ループ
光導波路の長さを1つの光パケットの長さよりも短くす
ることができ、小型化が可能であり、等長パケットだけ
でなく、非等長パケットも扱うことができる。
【0071】また、本発明によれば、入力光信号の光周
波数を所望の光周波数に変換して遅延ループ光導波路に
入力し、光分波器で分波したそれぞれの光信号の光周波
数を第一、第二の光周波数変換機能素子で第一、第二の
参照光周波数を中心に折り返す変換を行ない、第一、第
二の光バンドパスフィルタで光周波数変換された光信号
のみを通過させてから合波し、特定光周波数抽出回路で
所定の光周波数の光信号を抽出して出力するので、1つ
の光パケットが空間的に重なっても光周波数が必ずずれ
て混ざることがないとともに、また遅延ループ光導波路
の長さを1つの光パケットの長さよりも短くすることが
でき、小型化が可能であり、等長パケットだけでなく、
非等長パケットも扱うことができる。
【0072】更に、本発明によれば、遅延ループ光導波
路を伝搬する光信号は光増幅器で増幅されるので、遅延
ループ光導波路の周回伝搬での光信号強度の減衰を補償
することができるとともに、また光増幅器を用いても、
光周波数変換機能素子により光周波数のシフトにより、
光増幅器の発振は抑圧され、動作が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光パケットバッ
ファの構成を示す図である。
【図2】図1に示す実施形態の光パケットバッファの作
用を説明するための図である。
【図3】図1に示す実施形態の光パケットバッファの動
作原理を説明するための図である。
【図4】図1の光パケットバッファに使用されている第
一の光周波数変換機能素子の構成および光周波数変換動
作を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光パケットバッ
ファの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る光パケットバッ
ファの構成を示す図である。
【図7】各実施形態に使用されている特定光周波数抽出
回路の詳細な構成の一例を示す図である。
【図8】各実施形態に使用されている特定光周波数抽出
回路の詳細な構成の他の例を示す図である。
【図9】各実施形態に使用されている特定光周波数抽出
回路の詳細な構成の別の例を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る光パケットバ
ッファの構成を示す図である。
【図11】従来の光パケットバッファの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 可変光周波数変換回路 102 遅延ループ光導波路 104 出力用光導波路 105 特定光周波数抽出回路 106 光カプラ 107 入力用光導波路 201,301 回折格子 202 マッハツェンダー干渉系 302 サーキュレータ 401 光分波器 402 光合波器 503,1203 第一の光周波数変換機能素子 504,1204 第一の光バンドパスフィルタ 508,1208 第二の光周波数変換機能素子 509,1209 第二の光バンドパスフィルタ 1105 第二の特定光周波数抽出回路 1205 第一の光増幅器 1210 第二の光増幅器 1211 光分波器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月22日(2001.8.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 一人 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岡田 顕 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森脇 摂 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松岡 茂登 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話 株式会社内 (72)発明者 鈴木 扇太 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2K002 AA02 AB12 BA01 EA30 GA05 HA20 HA31 5K002 AA07 BA02 CA13 DA05 DA09 DA31 DA91 FA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号が入力される入力用光導波路と、 この入力用光導波路の途中に設けられ、前記光信号の光
    周波数を所望の光周波数に変換する可変光周波数変換回
    路と、 前記光信号が伝搬する遅延ループ光導波路と、 前記可変光周波数変換回路で所望の光周波数に変換され
    た前記光信号を前記遅延ループ光導波路に入力して伝搬
    させるべく可変光周波数変換回路の出力側の入力用光導
    波路を遅延ループ光導波路に接続する光カプラと、 前記遅延ループ光導波路の途中に設けられ、該遅延ルー
    プ光導波路を伝搬して入力される光信号の光周波数を第
    一の参照光周波数を中心に折り返す変換を行なう第一の
    光周波数変換機能素子と、 該第一の光周波数変換機能素子に接続され、該第一の光
    周波数変換機能素子から出力される光信号のうち該第一
    の光周波数変換機能素子によって光周波数変換された光
    信号のみを通過させる第一の光バンドパスフィルタと、 該第一の光バンドパスフィルタに接続され、該第一の光
    バンドパスフィルタを通過した光信号の光周波数を前記
    第一の参照光周波数とは異なる第二の参照光周波数を中
    心に折り返す変換を行なう第二の光周波数変換機能素子
    と、 該第二の光周波数変換機能素子に接続され、該第二の光
    周波数変換機能素子から出力される光信号のうち該第二
    の光周波数変換機能素子によって光周波数変換された光
    信号のみを通過させる第二の光バンドパスフィルタと、 前記遅延ループ光導波路の途中に設けられ、該遅延ルー
    プ光導波路を伝搬する光信号のうち所定の光周波数の光
    信号を抽出して出力する特定光周波数抽出回路とを有す
    ることを特徴とする光パケットバッファ。
  2. 【請求項2】 光信号が入力される入力用光導波路と、 この入力用光導波路の途中に設けられ、前記光信号の光
    周波数を所望の光周波数に変換する可変光周波数変換回
    路と、 前記光信号が伝搬する遅延ループ光導波路と、 前記可変光周波数変換回路で所望の光周波数に変換され
    た前記光信号を前記遅延ループ光導波路に入力して伝搬
    させるべく可変光周波数変換回路の出力側の入力用光導
    波路を遅延ループ光導波路に接続する光カプラと、 前記遅延ループ光導波路の途中に設けられ、該遅延ルー
    プ光導波路を伝搬する光信号を低光周波数の光信号と高
    光周波数の光信号に分波する光分波器と、 該光分波器で分波された一方の光信号の光周波数を第一
    の参照光周波数を中心に折り返す変換を行なう第一の光
    周波数変換機能素子と、 該第一の光周波数変換機能素子に接続され、該第一の光
    周波数変換機能素子から出力される光信号のうち該第一
    の光周波数変換機能素子によって光周波数変換された光
    信号のみを通過させる第一の光バンドパスフィルタと、 前記光分波器で分波された他方の光信号の光周波数を前
    記第一の参照光周波数とは異なる第二の参照光周波数を
    中心に折り返す変換を行なう第二の光周波数変換機能素
    子と、 該第二の光周波数変換機能素子に接続され、該第二の光
    周波数変換機能素子から出力される光信号のうち該第二
    の光周波数変換機能素子によって光周波数変換された光
    信号のみを通過させる第二の光バンドパスフィルタと、 前記第一および第二の光バンドパスフィルタの出力に接
    続され、該第一および第二の光バンドパスフィルタをそ
    れぞれ通過した光信号を合波する光合波器と、前記遅延
    ループ光導波路の途中に設けられ、該遅延ループ光導波
    路を伝搬する光信号のうち所定の光周波数の光信号を抽
    出して出力する特定光周波数抽出回路とを有することを
    特徴とする光パケットバッファ。
  3. 【請求項3】 前記特定光周波数抽出回路は、前記所定
    の光周波数の光信号として複数の異なる所定の光周波数
    の光信号を抽出する複数の特定光周波数抽出回路部を有
    することを特徴とする請求項1または2記載の光パケッ
    トバッファ。
  4. 【請求項4】 前記特定光周波数抽出回路は、マッハツ
    ェンダー干渉系および回折格子を有し、該回折格子は格
    子の周期に応じた光周波数の光信号を前記所定の光周波
    数の光信号として反射することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1つに記載の光パケットバッファ。
  5. 【請求項5】 前記特定光周波数抽出回路は、光サーキ
    ュレータおよび回折格子を有し、該回折格子は格子の周
    期に応じた光周波数の光信号を前記所定の光周波数の光
    信号として反射することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1つに記載の光パケットバッファ。
  6. 【請求項6】 前記特定光周波数抽出回路は、入力光信
    号の光周波数によって該光信号を出力する出力ポートが
    変化する複数の出力ポートを備え、該複数の出力ポート
    のうち前記所定の光周波数に対応する光周波数用の所定
    の出力ポートから前記所定の光周波数の光信号を出力す
    る光分波器と、該光分波器の前記所定の出力ポート以外
    の他の出力ポートに入力が接続され、出力が前記遅延ル
    ープ光導波路に接続されていて、前記他の出力ポートか
    らの光信号を合波して前記遅延ループ光導波路に入力す
    る光合波器とを有することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1つに記載の光パケットバッファ。
  7. 【請求項7】 前記遅延ループ光導波路を伝搬する光信
    号を増幅するように該遅延ループ光導波路に挿入された
    光増幅器を有することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1つに記載の光パケットバッファ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006065361A (ja) * 2005-11-17 2006-03-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光回路
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