JP2003057370A - 電子潮汐計 - Google Patents

電子潮汐計

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JP2003057370A
JP2003057370A JP2001242057A JP2001242057A JP2003057370A JP 2003057370 A JP2003057370 A JP 2003057370A JP 2001242057 A JP2001242057 A JP 2001242057A JP 2001242057 A JP2001242057 A JP 2001242057A JP 2003057370 A JP2003057370 A JP 2003057370A
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JP2001242057A
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Toshiyuki Yunoki
敏行 柚木
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潮汐グラフをダイナミックに表示すること。 【解決手段】 潮位演算部7は、日付設定部1から入力
した日時およびポイント設定部4で入力したポイント、
並びに前記ポイントの分潮データから、表示時間設定部
2で設定した時間毎に潮位を取得する。そして、潮位差
演算部9により潮位の最大値と最小値の差から潮位差を
求め、この潮位差を潮汐軸のセグメント数で割ることで
1セグメントが表示する潮位範囲を取得して前記潮位範
囲を変更する。これにより、表示部14の表示エリアを
最大限利用したダイナミックな表示ができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕時計等の表示
面積の小さい携帯型潮汐計に有用で、潮位差の程度に関
係無く潮汐グラフをダイナミックに表示できる電子潮汐
計に関する。
【0002】
【従来の技術】潮汐計は、地球と月や太陽の公転及び地
球の自転によって生ずる海面の規則的な周期的昇降する
現象をグラフ等で表示するものであり、釣りやサーフィ
ン等において潮の状態を知るために用いられている。
【0003】図9は、従来の電子潮汐計を示す説明図で
ある。従来の電子潮汐計200は、表示部201がマト
リックス状に形成した複数のセグメント202から構成
され、その縦軸を潮位、横軸を時間として潮汐グラフを
表示している。なお、表示部201は、液晶パネル等で
ある。表示部201は、腕時計や携帯電話の筐体203
に収納される。
【0004】また、電子潮汐計200では、全ての潮汐
データの中から潮位差の最大値を予め把握しておき、そ
の潮位差をグラフの縦方向のセグメント数で割り、セグ
メント202当たりが表示する潮汐範囲を決定し、表示
を行うようにしている。また、時間軸についても、1日
24時間を横軸のセグメント数で割り、セグメント20
2当たりが表示する時間を決定して表示するようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、潮汐は月の引
力の影響を最も受け、満月および新月(いわゆる大潮)
時では干満潮の潮位差が数m、半月(いわゆる小潮)時
では干満潮の差が数cmとなる場合もあり、その差が極
めて大きい。これに対して、表示部201の表示エリア
は限られているため、大潮の場合にはダイナミックな表
示が可能であるが、小潮の場合は最大の潮位差を基準と
して表示しているため、グラフの表示が小さくなり、ダ
イナミックな表示ができないという問題点があった。
【0006】更に、潮位差が極めて小さい場合、1セグ
メント202の潮汐範囲内に収まってしまい、実際には
潮位差が生じているにもかかわらず、表示部201には
全く潮位差の表示がなされないことがある。また、ポイ
ントによっては、大潮の場合でも潮位差が極めて小さい
ときもあり、係る場合には、大潮小潮に関係なくダイナ
ミックな表示ができないという問題点がある。
【0007】なお、このような問題に対して特開平5−
141992号公報に記載の腕時計が知られている。こ
の腕時計は、データが表示画面のセグメントの上限を超
えた場合は、表示スケールを変更して表示画面内に収め
ようとするものである。しかしながら、この腕時計で
は、圧力、湿度、温度、ラップタイム等の刻々と新たに
入力されるデータを対象としており、将来的な予測を行
うものではない。
【0008】次に、一度に表示できる時間が最大で1日
分であるため、数日分の潮汐傾向を見る場合は表示を1
日毎に送って表示しなければならない。このため、潮汐
計のデータに基いてスケジュールを立てる場合、例えば
この1週間内に釣りに出かけようとする場合であって、
その週の最も釣りに適した日時を判断したいとき、1日
毎に表示を送りながら1週間分のデータを表示すると、
各日を比較しつつ判断し難いという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような観点から、
この発明の電子潮汐計は、時間軸と潮位軸を備え且つマ
トリックス状の複数のセグメントにより潮汐グラフを表
示する表示手段と、潮汐を取得する日時およびポイン
ト、並びに前記ポイントの分潮データから、設定した時
間毎に潮位を取得する潮位取得手段と、前記潮位取得手
段により取得した前記潮位から、潮位差を演算する潮位
差演算手段と、前記潮位差演算手段で演算した潮位差を
前記表示手段の前記潮汐軸のセグメント数で割ることで
1セグメントが表示する潮位範囲を取得して前記潮位範
囲を変更するセグメント範囲変更手段と、を備える。
【0010】次に、この発明の電子潮汐計は、前記潮位
取得手段で取得した前記潮位から潮位が変動する変曲点
を算出する変曲点演算手段と、前記変曲点演算手段で演
算した変曲点を記憶する変曲点記憶手段と、を有し、前
記潮位差演算手段は、前記変曲点の最大値と最小値から
潮位差を演算するものである。変曲点を演算すること
で、変曲点から潮位差を演算することができる。
【0011】次に、この発明の電子潮汐計は、前記変曲
点演算手段が、前記潮位取得手段で設定した時間間隔よ
りも短い時間間隔で前記潮位の前記変曲点を演算するも
のである。短い時間間隔にすることにより、より正確に
潮位を演算することができる。
【0012】次に、この発明の電子潮汐計は、前記潮位
取得手段は、前記分潮データから一時間毎に潮位を取得
するものである。なお、前記潮位取得手段において設定
する時間は、例えば1時間、6時間、24時間(1日)
など適宜設定できる。また、潮汐を取得する日時は、日
単位でもよいし時間単位でもよい。更に潮位の取得に
は、計算によって求める方式や蓄積してある潮位データ
から選択するものの両方を含む。
【0013】次に、この発明の電子潮汐計では、前記潮
位取得手段が、前記分潮データから設定した日毎に潮位
を取得するものである。日毎に潮位を取得して表示する
ことで、ユーザは潮の状態を鳥瞰的に観察できるので、
ユーザが所望の条件に合った潮の状態を見つけやすくな
る。なお、設定する日は、2日以上であってもよい。
【0014】そして、この発明の電子潮汐計は、前記潮
位取得手段が、前記分潮データから取得を開始する日時
と、前記分潮データから取得を終了する日時のうち少な
くとも1つを設定するものである。開始する日時と終了
する日時の両方を設定しても良いし、どちらか一方のみ
を指定しても良い。どちらか一方しか指定しないとき
は、設定された日時から1ヶ月や1年等のように、その
期間をあらかじめ設定しておく。また、開始する日時の
み設定した場合には、終了する日時は操作した日時、あ
るいは現在の日時としてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態の各要素には、置換可能かつ容易であるか或いは実質
的に同一の要素が含まれることはいうまでもない。
【0016】<実施の形態1>図1は、この発明の実施
の形態に係る電子潮汐計を示す構成図である。この電子
潮汐計100は、潮汐を計算したい日付を設定する日付
設定部1と、潮汐表示をどの程度の時間単位で表示する
かを設定する表示時間設定部2と、この表示時間を記憶
する表示時間記憶部3と、計算したい潮汐のポイントを
設定するポイント設定部4と、ポイント毎の分潮データ
を記憶している分潮データ記憶部5と、ポイント設定部
4により設定したポイントの分潮データを分潮データ記
憶部5から選択する分潮データ選択部6と、日付および
ポイントから設定した時間単位で潮位の演算を行う潮位
演算部7と、演算結果である潮位を記憶する潮位記憶部
8と、演算した潮位から最大潮位と最小潮位の潮位差を
演算する潮位差演算部9と、演算した潮位差から1セグ
メント当たりの潮位の範囲を演算する1セグメント範囲
演算部10と、1セグメント当たりの潮位の範囲を記憶
する1セグメント範囲記憶部11と、潮位および1セグ
メント当たりの潮位の範囲から潮汐グラフをダイナミッ
クに行うように演算処理するグラフ表示演算部12と、
表示ドライバ13と、液晶パネル等の表示部14とを備
えた構成である。
【0017】表示部14は、図2に示すように、横の時
間軸と縦の潮汐軸とを有し且つマトリックス状に複数の
セグメント141を形成した潮汐グラフ表示部142
と、日付表示部143、時刻表示部144、設定時間表
示部145とを有する。また、上記各部は、電子潮汐計
100を構成するCPU(central-processing-unit)
およびメモリと、記憶部とから構成され、潮汐を推定す
るための調和分解法等の各部の機能を実現するためのプ
ログラムを記憶部からメモリにロードして実行すること
でその機能を実現させるものであってもよい。なお、記
憶部は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フ
ラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM
等のような読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Ra
ndom Access Memory)のような揮発性のメモリ、或い
はこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
【0018】日付設定部1では、ユーザが図示しない入
力部により、潮汐を計算したい日付を入力する。なお、
日付以外に、時間を設定することもできる。これによ
り、表示したい日付の任意の時間からの表示も可能であ
る。また、ポイント設定部4では、ユーザが潮汐を計算
したいポイントを入力する。ポイントのデータは階層的
に記憶されており、まず世界を数個に分割することで上
層として大きなエリアを記憶し、各上層のエリアに含ま
れる下層のポイントを記憶する。ユーザは、階層構造と
なっているデータからポイントを選択する。例えば「東
アジア」、「オセアニア」等の大きめの地域を指定し、
「東アジア」を指定した場合、続いてその下層の「沖
縄」、「宮崎」等の指定を行い、ポイントの設定を行
う。なお、階層構造は3層以上にして更に詳細に記憶す
ることができる。
【0019】分潮データ記憶部5には、世界中の海岸や
港の分潮データが記憶されており、分潮データ選択部6
は、入力したポイントの分潮データを選択して読み出
す。次に、表示時間設定部2では、ユーザにより表示時
間の入力を行い、表示時間記憶部3に記憶する。この表
示時間は、時間軸方向の1セグメント141に相当する
時間を意味する。表示時間設定部2では、例えば1セグ
メント141を30分、1時間、12時間等に設定す
る。
【0020】潮位演算部7では、前記設定した各時間に
おける潮位を、日付および分潮データに基いて演算す
る。この潮位演算は、前記設定した時間単位毎に行わ
れ、その演算結果は潮位記憶部8に記憶される。また、
潮位の計算には、公知の調和分解法を用い、そのプログ
ラムは電子潮汐計のメモリに記憶されている。なお、潮
位の演算を行う方法以外に世界中の各ポイントの潮位自
体を潮位データとして記憶させておき、設定したポイン
トの潮位データを読み出して潮位を取得するようにして
もよい(図示省略)。
【0021】続いて、潮位差演算部9により、前記演算
した1日中の各潮位から最大となる潮位差を求める。こ
の潮位差は、求めた潮位の中から最大値と最小値を抽出
して、これらの差分として求める。なお、ここでは設定
した1日の中で最大値と最小値の差分を求めたが、この
発明は表示されている範囲内においてダイナミックな表
示ができればよいので、1日ではなく、少なくとも実際
に表示されている範囲を基準としてその中で潮位の最大
値と最小値を求め、その差を潮位差とするのが好まし
い。
【0022】次に、1セグメント範囲演算部10は、求
めた潮位差を潮位軸のセグメント分割数で割り、1セグ
メント141当たりの潮位の範囲を決める。この潮位の
範囲は、1セグメント範囲記憶部11に記憶される。こ
の時点で1セグメント範囲記憶部11に前に表示した内
容に係る1セグメントの潮位範囲が、次に表示する内容
に係る1セグメントの潮位範囲に書き換えられる。これ
により、1セグメントの潮位範囲が変更されて、潮汐グ
ラフ表示部142の潮汐軸方向の表示エリアを最大限利
用したダイナミックな表示ができるようになる。
【0023】グラフ表示演算部12では、潮位記憶部8
に記憶している潮位と、1セグメント範囲記憶部11に
記憶した1セグメント141が受け持つ潮位の範囲とか
らグラフ表示するための演算を行う。この結果は、表示
ドライバ13に送られ、表示部14に潮汐グラフが表示
される。表示部14としては、例えば液晶パネル、EL
(electroluminescence)ディスプレイ、LED(light
-emitting diode)ディスプレイ等を挙げることができ
る。
【0024】表示部14における表示内容の具体例を図
2に示す。この表示部14は液晶パネルからなり、潮汐
グラフ表示部142のセグメント141は、横の時間軸
を24分割し、縦の潮汐軸を8分割した構成であり、前
記潮位が最大値のときは8個のセグメント141を黒に
して表示し、潮位が最小値のときは1個のセグメント1
41を黒にして表示する。また、時間軸の1セグメント
141に相当する時間は潮汐グラフ表示部142の下の
設定時間表示部145に表示され(同図の場合は1時
間)、潮汐グラフの日付は上の日付表示部143に表示
される。なお、現在の時刻が時間軸の表示範囲内である
場合、前記時刻に該当する部分の黒表示146を白黒点
滅させる。同図では、午後2時35分であるから左から
15番目のセグメント列の黒表示146を白黒点滅させ
る。これにより、ユーザが容易に現在の潮の状態を把握
できる。
【0025】以上のようにすれば、表示部14の表示エ
リアが限られたものであっても、潮位差をダイナミック
に表示することができ、ユーザの視認性を向上させるこ
とができる。これに対して、上記同様の日付およびポイ
ントでレンジ変更することなく表示を行う場合、図3に
示すように、潮汐グラフが平坦になりダイナミックさを
欠く表示となる。なお、図3に示す表示例は参考図であ
り、必ずしも公知とは認めない。
【0026】また、大潮は、新月と満月毎に約2週間周
期で訪れ、潮汐の干満の差が最も大きく、小潮は、月が
上弦または下弦のときに約2週間周期で訪れ、潮汐の干
満の差が最も小さくなる。特にユーザはいつ頃大潮が訪
れるのかを知りたい場合がある。その場合、潮汐グラフ
は、図4に示すように、1日を時間軸の1セグメント1
41に割り当て、合計24日分の最大潮位差を表示する
こともできる。具体的には、表示時間設定部2により1
日(24時間)を設定することで実現できる。このと
き、時間軸の1セグメント141に相当する時間とし
て、設定時間表示部145に「1day」と表示され
る。そして、現在の日付に該当する部分の黒表示146
が白黒点滅させられる。また、このとき表示する1日の
潮位は、1日の最大潮位差となる。
【0027】次に、潮位差演算部9により、前記演算し
た24日分の各最大潮位差から最大となる潮位差を求め
る。潮位差は、求めた各日の最大潮位差の中から最大値
と最小値を抽出して、これらの差分として求める。そし
て、1セグメント範囲演算部10は、求めた潮位差を潮
位軸のセグメント分割数で割り、1セグメント141当
たりの潮位の範囲を決め、1セグメント範囲記憶部11
に記憶する。これにより、1セグメントの潮位範囲が変
更されて、潮汐グラフ表示部142の潮汐軸方向の表示
エリアを最大限利用したダイナミックな表示ができるよ
うになる。なお、グラフ表示演算部12により、大潮日
に該当する黒表示を最上部のみ白黒点滅させる表示14
7のようにしてもよい。
【0028】このように日単位で表示することで、ユー
ザが、将来的にどのように潮汐が変化するのかを画面を
送ることなく鳥瞰的に見て理解できるので、大潮の時期
が把握でき、例えば釣りやサーフィンに出かける日程の
検討等に有用となる。この他、時間軸の1セグメント1
41に対して、2日以上割り当てることもできる。
【0029】<実施の形態2>次に潮位差を求めるにあ
たり、変曲点を用いて演算する第2の形態における電子
潮汐計について説明する。図8は、この発明の第2の実
施の形態に係る電子潮汐計の構成図である。図1と異な
る点は、潮位記憶部8と潮位演算部9との間に、変曲点
演算部15と変曲点記憶部16を加えたものである。図
1と同じ番号を付したものは、図1と同じであるので説
明を省略する。
【0030】変曲点演算部15は、潮位記憶部8で記憶
した潮位から潮位が変化する変曲点を演算する。設定時
間を短い時間間隔、例えば1分間隔とした場合、その間
隔で潮位を計算すると、干潮と満潮の時間とその時間間
隔とほぼ一致する。しかし、設定時間を1時間のように
長い時間間隔で設定すると、その時間間隔の間に干潮や
満潮の時間が存在することがある。そうなると、干潮や
満潮の潮位を表示することはできなくなる。変曲点演算
部15は、設定した時間間隔の内に干潮や満潮、すなわ
ち変曲点、があると判断した場合、設定した時間よりも
短い時間間隔で潮位を取得する。例えば、1時間毎に潮
位を表示させようとして、時間間隔を1時間に設定して
いる場合、その1時間の間に変曲点があると判断する
と、20分間隔で潮位を取得して変曲点を求める。短く
した時の間隔は、1分から30分位がこのましい。
【0031】変曲点記憶部16は、変曲点演算部15で
算出した変曲点を記憶しておく。この変曲点から、潮位
演算部9が潮位の最大値と最小値を計算する。
【0032】また、潮位差を満潮と干潮のみを表示する
こともできる。図5は、表示部に満潮および干潮のみを
表示した場合の例を示す説明図である。一般的に1日の
うち2回づつ満潮と干潮が訪れることが知られている。
ここで、ユーザが満潮及び干潮の訪れる時刻を知りたい
場合、満潮と干潮の表示のみを行うようにする。ユーザ
は、表示時間設定部2により満潮および干潮を表示する
ように設定する。満潮および干潮は、潮位演算部7にお
いて潮位の時間的変化を監視し、この潮位の変曲点を求
めることで簡単に取得できる。変曲点は山の頂点が満
潮、谷底が干潮である。
【0033】次に、干潮および満潮を取得したら、干潮
および満潮の潮位の最大値と最小値を求め、この差分を
潮位差として取得する。この場合、最大値と最小値を求
める範囲は、潮汐グラフ表示部142に表示され得る範
囲内で行う。そして、1セグメント範囲演算部10によ
り求めた潮位差を潮位軸のセグメント分割数で割り、1
セグメント141当たりの潮位の範囲を決める。この潮
位の範囲は、1セグメント範囲記憶部11に記憶され
る。これにより、干潮および満潮の表示の場合でも、潮
汐グラフ表示部142の潮汐軸方向の表示エリアを最大
限利用したダイナミックな表示ができるようになる。
【0034】なお、ポイントによっては満潮および干潮
が1日に2回以上訪れる場所もあることから、1セグメ
ント当たりの時間はポイント毎に異なる場合がある。ま
た、設定時間表示部145には、干満潮を意味する「L
‐H TIDE」と表示される。
【0035】更に、干満潮の表示をした場合、どの時間
で干潮或いは満潮になるか判らないので、干満潮時間表
示部148を設けて表示する。また、対象となる干潮ま
たは満潮を指示するための指示表示149を潮汐グラフ
の下に表示する。満潮および干潮の時刻表示は、外部か
らのボタン操作により切り換え可能であり、具体的には
ユーザがボタンを押す毎に潮汐グラフの左側セグメント
から指示表示149が移動し、その指示表示149が指
示する時刻が干満潮時間表示部148に表示される。な
お、干満潮時間表示部148は、時刻表示部144と兼
用できる。その場合、時刻表示なのか干満潮表示なのか
を判別可能とするため、「L−H」の干満潮を示す表示
を行うのが好ましい。なお、現在の日付に該当する部分
の黒表示146は白黒点滅する。
【0036】また、図6に、表示部に満潮のみを表示し
た場合の一例を示す。満潮のみの表示の場合も、図5の
説明と同様な方法で求められる。なお、設定時間表示部
145には、満潮表示を示す「H TIDE」が表示さ
れる。なお、図示しないが、干潮のみの表示も上記同様
にできることは言うまでも無い。
【0037】また、実施の態様1及び2において、釣り
やサーフィンに出かける日程を検討する場合などで、あ
る期間中の潮汐傾向を一括して見たい場合の表示内容の
一例を図7に示す。日付設定部1の設定により、潮汐を
取得開始する日時150と潮汐を取得終了する日時15
1を入力する。図7では、開始日時が、‘00年6月1
日AM12:00で、終了日時が、‘00年6月3日PM1
1:00である。又、表示時間設定部2で1時間に設定
した場合である。これらの入力条件から潮位差を演算し
て、潮位記憶部8に記憶すると共に、1セグメント範囲
の演算を行って、その結果を1セグメント範囲記憶部1
1に記憶しておき、内容を表示させる。このとき、時間
軸は24セグメント(図7では24時間)分しか一括表
示できないため、連続的にスクロールをさせて表示す
る。または、図示していないが、潮汐表示ボタンを押す
度に1セグメントづつ移動表示させても良い。このよう
にすれば、ユーザは計算時間による待ち時間なしでスク
ロールが可能となるから、ストレスなく潮汐を計測でき
る。
【0038】なお、上記発明は表示装置の面積が小さい
携帯電子機器に有用である。特に腕時計や携帯電話は、
表示装置のサイズに限界があるため、詳細な潮汐グラフ
を大画面に表示できないからである。また、上記手順の
プログラムをコンピューターに組み込んだ場合もこの発
明に該当する。すなわち、モバイルパーソナルコンピュ
ーターや携帯電話のメモリに上記手順のプログラムを組
み込むことで、上記各部(符号1〜12)の機能を実現
することができるから、実質的には電子潮汐計として機
能することになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子潮
汐計では、時間軸と潮位軸を備え且つマトリックス状の
複数のセグメントにより潮汐グラフを表示するにあた
り、潮汐を取得する日時およびポイント、並びに前記ポ
イントの分潮データから、設定した時間毎に潮位を取得
し、少なくとも表示手段の表示範囲内における潮位の最
大値と最小値の差から潮位差を求め、この潮位差を潮汐
軸のセグメント数で割ることで1セグメントが表示する
潮位範囲を取得して前記潮位範囲を変更するので、表示
内容をダイナミックに表示できる。
【0040】また、この発明の電子潮汐計では、潮位取
得手段が、潮汐を取得する日時およびポイント、並びに
前記ポイントの分潮データから、設定した日毎に潮位を
取得するので、ユーザが所望の条件に合った潮の状態を
見つけやすくなる。
【0041】また、この発明の電子潮汐計では、時間軸
と潮位軸を備え且つマトリックス状の複数のセグメント
により満潮または干潮の潮汐グラフを表示するにあた
り、潮汐を取得する日時およびポイント、並びに前記ポ
イントの分潮データから、設定した時間毎に潮位を取得
し、潮位の変曲点を取得し、この変曲点から満潮または
干潮を取得する。そして、少なくとも表示手段の表示範
囲内における満潮または干潮の潮位の最大値と最小値の
差から潮位差を求め、この潮位差を潮汐軸のセグメント
数で割ることで1セグメントが表示する潮位範囲を取得
して前記潮位範囲を変更する。これにより、特に重要な
情報である干潮または満潮をダイナミックに表示するこ
とできる。
【0042】また、潮汐取得手段の潮汐を取得する日時
は、潮汐を取得開始する日時と、潮汐を取得終了する日
時を設定するので、ユーザは一日毎に表示を送るという
手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電子潮汐計を示す
構成図である。
【図2】表示部における表示内容の具体例を示す説明図
である。
【図3】表示部における表示内容の具体例を示す説明図
である。
【図4】表示部における表示内容の具体例を示す説明図
である。
【図5】表示部に満潮および干潮のみを表示した場合の
例を示す説明図である。
【図6】表示部における表示内容の具体例を示す説明図
である。
【図7】表示部における表示内容の具体例を示す説明図
である。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係る電子潮汐計
を示す構成図である。
【図9】従来の電子潮汐計の表示部を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
100 電子潮汐計 1 日付設定部 2 表示時間設定部 3 表示時間記憶部 4 ポイント設定部 5 分潮データ記憶部 6 分潮データ選択部 7 潮位演算部 8 潮位記憶部 9 潮位差演算部 10 1セグメント範囲演算部 11 1セグメント範囲記憶部 12 グラフ表示演算部 13 表示ドライバ 14 表示部 15 変曲点演算部 16 変曲点記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AA06 AB06 AD06 AD07 DA00 EA01 EA02 EA04 EB00 EB01 EB04 EB07 EB13 ED02 ED03 ED04 EE00 EE02 EE04 EF03 FA00 GA00 GA01 5C080 BB05 CC01 DD01 EE12 JJ01 JJ02 JJ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間軸と潮位軸を備え且つマトリックス
    状の複数のセグメントにより潮汐グラフを表示する表示
    手段と、 潮汐を取得する日時およびポイント、並びに前記ポイン
    トの分潮データから、設定した時間毎に潮位を取得する
    潮位取得手段と、 前記潮位取得手段により取得した前記潮位から、潮位差
    を演算する潮位差演算手段と、 前記潮位差演算手段で演算した潮位差を前記表示手段の
    前記潮汐軸のセグメント数で割ることで1セグメントが
    表示する潮位範囲を取得して前記潮位範囲を変更するセ
    グメント範囲変更手段と、を備えた電子潮汐計。
  2. 【請求項2】 前記潮位取得手段で取得した前記潮位か
    ら潮位が変動する変曲点を算出する変曲点演算手段と、 前記変曲点演算手段で演算した変曲点を記憶する変曲点
    記憶手段と、を有し、 前記潮位差演算手段は、前記変曲点の最大値と最小値か
    ら潮位差を演算する請求項1記載の電子潮汐計。
  3. 【請求項3】 前記変曲点演算手段は、前記潮位取得手
    段で設定した時間間隔よりも短い時間間隔で前記潮位の
    前記変曲点を演算する請求項2記載の電子潮汐計。
  4. 【請求項4】 前記潮位取得手段は、前記分潮データか
    ら一時間毎に潮位を取得する請求項1乃至3にいづれか
    に記載の電子潮汐計。
  5. 【請求項5】 前記潮位取得手段は、前記分潮データか
    ら設定した日毎に潮位を取得する請求項1乃至3にいづ
    れかに記載の電子潮汐計。
  6. 【請求項6】 前記潮位取得手段は、前記分潮データか
    ら取得を開始する日時と、前記分潮データから取得を終
    了する日時のうち少なくとも1つを設定する請求項1乃
    至5のいずれかに記載の電子潮汐計。
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