JP2003057021A - 三次元形状入力装置及び投影装置 - Google Patents

三次元形状入力装置及び投影装置

Info

Publication number
JP2003057021A
JP2003057021A JP2001247232A JP2001247232A JP2003057021A JP 2003057021 A JP2003057021 A JP 2003057021A JP 2001247232 A JP2001247232 A JP 2001247232A JP 2001247232 A JP2001247232 A JP 2001247232A JP 2003057021 A JP2003057021 A JP 2003057021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
dimensional shape
input device
striped pattern
shape input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001247232A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiya Yagi
史也 八木
Akira Yahashi
暁 矢橋
Tetsuya Katagiri
哲也 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001247232A priority Critical patent/JP2003057021A/ja
Publication of JP2003057021A publication Critical patent/JP2003057021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で対象物に縞状パターンを
投影することができ、対象物に投影される縞状パターン
の明度分布曲線の波形、波長又は位相等の変更を容易に
すること。 【解決手段】 光源30からの光はシリンドリカルレン
ズ41によってスリット状の光束L1とされ、ガルバノ
スキャナ50に設けられたガルバノミラー52で反射さ
れて対象物9に照射される。走査制御部14はスリット
状の光束L2が対象物9の表面を走査する際、ガルバノ
スキャナ50に与える信号に周期的な変動を与えること
によって、スリット状の光束L2の走査速度に周期的な
変動を発生させる。また、走査制御部14はガルバノス
キャナ50に与える信号を調整することによって、周期
的な変動の波形、波長又は位相等を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パターン投影方
式によって対象物の三次元形状を測定する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、投影装置によって対象物に縞状パ
ターンを投影し、撮影装置によって対象物に投影された
縞状パターンを撮影し、その縞状パターンの歪みを解析
することによって対象物の三次元形状を測定する装置が
知られている。このような縞状パターンを解析すること
によって対象物の三次元形状を解析する方法は一般に縞
解析法と呼ばれている。
【0003】図7は従来の三次元形状入力装置100を
示す図である。図7に示すように、三次元形状入力装置
100は投影装置110と撮影装置120とを備えてお
り、投影装置110には光源111とマスク板112が
設けられている。
【0004】マスク板112には光源111からの光を
透過する部分と遮光する部分とが周期的に繰り返される
縞状パターンのマスクが形成されている。このため、光
源111から放射される光のうち、マスク板112の透
過部分に入射する光成分はマスク板112を透過して対
象物9の表面に到達する一方、マスク112の遮光部分
に入射する光成分はマスク板112によって遮光され
る。この結果、対象物9の表面上には明部と暗部とが周
期的に繰り返される縞状パターン101が投影される。
【0005】そして撮影装置120が対象物9の表面上
に投影された縞状パターン101を撮影して、その縞状
パターン101の歪みの位置及び量を求めることによ
り、対象物9の三次元形状を求めることができる。
【0006】次に、図8は上記図7とは異なる従来の三
次元形状入力装置200を示す図である。図8に示すよ
うに、三次元形状入力装置200は投影装置210と撮
影装置220とを備えており、スリット状の光束L20
を対象物9に対して走査させるとともに、光源211の
明滅を制御することで縞状パターン201を対象物9に
投影するものである。
【0007】三次元形状入力装置200では、モータ2
17が制御部219によって駆動され、所定の回転方向
に一定の角速度で回転してガルバノミラー216を矢印
B1に示す方向に回転させるように構成されている。ま
た、モータ217の回転位置は位置検出器218によっ
て所定のサンプリング間隔ごとに検出され、制御部21
9に伝達される。制御部219はモータ217の回転位
置に基づいて光源211の発光状態(点灯又は消灯)を
制御するように構成されている。
【0008】光源211から放射される光はコリメータ
レンズ212によって平行光とされ、エキスパンダ光学
系213によってスリット状の光束L20に変換されて
ガルバノミラー216に導かれる。そしてスリット状の
光束L20はガルバノミラー216で反射されて対象物
9に向かって進むことになる。ガルバノミラー216は
モータ217によって矢印B1方向に回転するため、ス
リット状の光束L20は矢印B2方向に沿って対象物9
の表面上を走査することになる。
【0009】制御部219は、スリット状の光束L20
を1回走査させる際に、モータ217の回転角度の増加
に伴って、光源211の点灯ないし消灯を周期的に繰り
返し行うように制御する。この結果、対象物9の表面上
には明部と暗部とが周期的に繰り返す縞状パターン20
1が投影されることとなる。
【0010】そして撮影装置220が対象物9の表面上
に投影された縞状パターン201を撮影して、その縞状
パターン201の歪みの位置及び量を求めることによ
り、対象物9の三次元形状を求めることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対象物9に
投影される縞状パターンの明度分布曲線の形(波形)、
波長(周期)又は位相等の各種仕様値は、撮影装置12
0,220の撮影条件によって変更することが望まれ
る。例えば、撮影装置120,220が対象物9の一部
を拡大して撮影して、その拡大部分の表面形状をより詳
細に測定しようとする場合、縞状パターンを構成する各
ラインの分布密度を大きくすることが望まれる。
【0012】しかしながら、上記図7に示す三次元形状
入力装置100では、対象物9に投影される縞状パター
ン101のライン密度はマスク板112に形成されたマ
スクによって決定される。このため、対象物9に投影す
る縞状パターン101のライン密度を変更する場合に
は、マスク板112を交換することが必要であり、作業
負担が発生するとともに、縞状パターン101のライン
密度を任意の状態に設定することは困難である。
【0013】また、上記図8に示す三次元形状入力装置
200では、ガルバノミラー216を一定の角速度で回
転させ、光源211の明滅周期を変更すれば縞状パター
ン201のライン密度を変更することが可能である。し
かし、三次元形状入力装置200では制御部219がガ
ルバノミラー216の回転動作と光源211の明滅動作
とを厳密に同期させる制御を行わなければならないた
め、応答性が高く、かつ、精度の高い制御系を構築する
必要があり、投影装置210のコストアップの要因にな
るという問題を有している。
【0014】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、比較的簡単な構成で対象物に縞状
パターンを投影することができ、対象物に投影される縞
状パターンの明度分布曲線の波形、波長又は位相等の各
種仕様を容易に変更することの可能な三次元形状入力装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、対象物に対して周期的な
縞状パターンを投影し、前記対象物に投影された前記縞
状パターンの像を撮影する三次元形状入力装置であっ
て、前記対象物に投影するための投影光を発生させる光
源と、前記光源からの前記投影光を、ライン状の照明光
束に変換する光束変換手段と、前記照明光束を前記対象
物に対して偏向走査させる偏向走査手段と、前記照明光
束が前記対象物の表面を走査する際、前記照明光束の走
査速度に周期的な変動を発生させるように前記偏向走査
手段を制御する走査制御手段と、を備えている。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三次元形状入力装置において、前記走査速度の周期的
な変動を形成する波形、波長及び位相の少なくとも一つ
を、前記縞状パターンの像を撮影する際の撮影条件に応
じて決定する演算手段、をさらに備えている。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の三次元形状入力装置において、前記走査速度の周期的
な変動を形成する波形、波長及び位相の少なくとも一つ
に関する複数のパラメータを予め記憶しておき、前記複
数のパラメータのうちから選択したパラメータに基づい
て前記走査制御手段が前記偏向走査手段を制御すること
を特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の三次元形状入力装置において、前記走査制御手段が、
前記縞状パターンの像を撮影する際の撮影条件に応じて
前記複数のパラメータのうちから一のパラメータを選択
することを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項2又は4
に記載の三次元形状入力装置において、前記撮影条件が
ユーザによって設定入力されることを特徴としている。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の三次元形状入力装置において、前記
ライン状の照明光束が、光成分が所定方向に一次元的な
広がり状態で分布するスリット状の光束であることを特
徴としている。
【0021】請求項7に記載の発明は、対象物の三次元
形状を求めるために、前記対象物に対して周期的な縞状
パターンを投影する投影装置であって、前記対象物に投
影するための投影光を発生させる光源と、前記光源から
の前記投影光を、ライン状の照明光束に変換する光束変
換手段と、前記照明光束を前記対象物に対して偏向走査
させる偏向走査手段と、前記照明光束が前記対象物の表
面を走査する際、前記照明光束の走査速度に周期的な変
動を発生させるように前記偏向走査手段を制御する走査
制御手段と、を備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0023】図1及び図2はこの発明の実施の形態にか
かる三次元形状入力装置1を示す図であり、図1は三次
元形状入力装置1の機能ブロック図を、図2は三次元形
状入力装置1によって縞状パターンが投影される各部の
動作を示している。
【0024】図1及び図2に示すように、三次元形状入
力装置1は投影装置10と撮影装置20とを備えてい
る。なお、図1及び図2には互いに直交するX,Y,Z
の3軸を示している。
【0025】投影装置10は対象物に対して明部と暗部
とが周期的に繰り返す縞状パターンを投影する装置であ
り、縞状パターンを発生させるための光学系として、投
影光を発生させる光源30、光源30から放射される光
を平行光に変換するコリメータレンズ31、コリメータ
レンズ31からの平行光をスリット状の光束L1に変換
するエキスパンダ光学系40、及び、エキスパンダ光学
系40からのスリット状の光束L1を偏向させ、かつ、
対象物9の表面上を走査させるガルバノスキャナ50を
備えて構成される。また、ガルバノスキャナ50を制御
するための制御機構として、撮影条件入力部11、演算
部12、メモリ13、及び走査制御部14が設けられて
おり、走査制御部14は撮影条件に応じてガルバノスキ
ャナ50を制御するように構成されている。
【0026】光源30は例えばレーザダイオードや発光
ダイオード等によって構成され、ガルバノスキャナ50
によってスリット状の光束L1が対象物9の表面上を走
査する際には、常に一定の発光状態を維持するように制
御される。
【0027】コリメータレンズ31によって平行光とさ
れた投影光は、エキスパンダ光学系40を構成するシリ
ンドリカルレンズ41によって、X軸に平行なライン状
の照明光束であって、光成分がX軸に平行な方向に一次
元的な広がり状態で分布するスリット状の光束L1に変
換される。
【0028】ガルバノスキャナ50はスリット状の光束
L1を対象物9に対して偏向走査させる偏向走査手段と
して機能するものであり、サーボモータやステッピング
モータ等のモータ51とガルバノミラー52とを備えて
構成される。モータ51はX軸に平行な回転軸を中心に
例えば矢印A1で示す方向に回転するように構成され、
走査制御部14から指示される角速度等の駆動信号に応
じた回転動作を行う。モータ51の回転軸にはガルバノ
ミラー52が固定されており、モータ51の回転動作に
よってガルバノミラー52が回転軸を中心に回動するよ
うに構成されている。
【0029】スリット状の光束L1はガルバノミラー5
2の回転中心付近に入射し、ガルバノミラー52によっ
て反射(偏向)され、対象物9に向かうスリット状の光
束L2となる。光源30は点灯状態を維持しつつけるた
め、ガルバノミラー52が矢印A1方向に回転する場
合、ガルバノミラー52で反射されたスリット状の光束
L2はYZ平面を矢印A2で示す方向に走査することに
なる(図1参照)。
【0030】なお、モータ51の回転軸はX軸に平行な
状態に設定されるため、ガルバノミラー52で反射され
たスリット状の光束L2もX軸に平行なライン状の光束
となる。
【0031】投影装置10は、スリット状の光束L2を
対象物9に対して1回の走査を行う際、走査制御部14
がモータ51の角速度に周期的な変動を与えるように構
成される。つまり、スリット状の光束L2が対象物9の
表面を矢印A2の方向に走査する際の走査速度に周期的
な変動を発生させるのである。走査速度が平均速度より
も低速となった場合には、一定の領域に対するスリット
状の光束L2の照射される単位時間当たりの照射量が増
加する。一方、走査速度が平均速度よりも高速となった
場合には、一定の領域に対するスリット状の光束L2の
照射される単位時間当たりの照射量が減少する。
【0032】そして、スリット状の光束L2が対象物9
の表面上を1回走査する間、撮影装置20が対象物9の
投影領域を撮影(露光)し続けることにより、スリット
状の光束L2の走査速度の周期的な変動によって発生す
る縞状パターンP1を撮影することが可能になる(図2
参照)。
【0033】このように投影装置10はZ方向に対して
明部と暗部とが周期的に変化する縞状パターンP1を、
投影装置10に対向して配置される対象物9に対して投
影することができ、その縞状パターンP1を構成する各
ラインはX方向に平行なラインとなる。
【0034】また、投影装置10は撮影装置20の撮影
条件に応じてスリット状の光束L2の走査速度の変動パ
ターンを調整するために、撮影条件入力部11と演算部
12とメモリ13とを備えている。
【0035】撮影条件入力部11は撮影装置20が対象
物9に投影された縞状パターンを撮影する際の撮影条件
を入力するものである。この撮影条件入力部11は、例
えばユーザが手操作で撮影条件の入力操作を行うように
構成されてもよいし、撮影装置20において設定される
撮影条件に関する情報を撮影装置20から受信するよう
に構成されてもよい。そして撮影条件入力部11は演算
部12又はメモリ13に対して、その撮影条件を与え
る。
【0036】演算部12とメモリ13とは択一的に機能
するものであり、それぞれスリット状光束L2の走査速
度に発生させる周期的な変動パターンを、走査制御部1
4に対して指令する機能を有する。
【0037】演算部12は、スリット状光束L2の走査
速度における周期的な変動パターンを形成する波形、波
長(周期)及び位相の少なくとも一つを、撮影装置20
が縞状パターンP1の像を撮影する際の撮影条件に応じ
て演算を行うことによって任意に決定する機能を有す
る。そして演算部12は演算によって求められるスリッ
ト状光束L2の走査速度における周期的な変動パターン
を走査制御部14に与え、走査制御部14が演算部12
から得られる周期的な変動パターンに基づいてモータ5
1の角速度に周期的な変動を与えるようにモータ51の
駆動制御を行う。
【0038】また、メモリ13には、スリット状光束L
2の走査速度における周期的な変動パターンを形成する
波形、波長及び位相の少なくとも一つに関する複数のパ
ラメータが予め記憶されており、メモリ13は撮影条件
入力部11から得られる撮影条件に対応するパラメータ
を読み出し、撮影条件に適した変動パターンを走査制御
部14に与える。そして走査制御部14がメモリ13か
ら得られる周期的な変動パターンに基づいてモータ51
の角速度に周期的な変動を与えるようにモータ51の駆
動制御を行う。
【0039】演算部12とメモリ13のうちのいずれが
機能するかはユーザによって選択されてもよいし、撮影
条件入力部11から得られる撮影条件によって自動的に
選択されてもよい。自動選択を行うには、例えば撮影条
件に対応するパラメータがメモリ13に格納されている
場合はメモリ13を機能させる一方、撮影条件に対応す
るパラメータがメモリ13に格納されていない場合は演
算部12を機能させて演算によって変動パターンを求め
るように構成すればよい。
【0040】演算部12によって変動パターンを求める
場合には、撮影条件に応じた任意の変動パターンを設定
することが可能であるというメリットがある反面、演算
時間がかかるため撮影条件が入力されてからスリット状
光束L2の走査までに時間を要する。
【0041】一方、メモリ13からパラメータを読み出
す場合には、演算時間を要さないため効率的な処理が可
能であるが、予めメモリ13に格納されたパラメータに
ついての設定しかできないため、スリット状光束L2の
走査速度における周期的な変動パターンの自由度は低く
なる。
【0042】そして走査制御部14が、モータ51の角
速度に周期的な変動を与えるとともに、その周期的な変
動のパターンを変更するように構成されているため、光
源30を点灯させた状態のままで、対象物9の表面上に
縞状パターンP1を投影することができ、かつ、その縞
状パターンP1の投影パターンを変更することが可能で
ある。
【0043】また、走査制御部14は、スリット状の光
束L2を対象物9に投影して走査開始する際に、撮影装
置20に対して撮影開始タイミングを指示するように構
成され、また、スリット状の光束L2の1回の走査が終
了した際に、撮影装置20に対して撮影終了タイミング
を指示するように構成される。
【0044】撮影装置20は、対象物9に投影された縞
状パターンP1の像を撮影する装置であり、対象物9に
投影される縞状パターンP1の歪みを良好に撮影するこ
とができるように、Z方向に関して投影装置10から所
定間隔だけ離隔して設置される。
【0045】図1に示すように、撮影装置20は、対象
物に投影された縞状パターンの像を撮像素子22に導く
撮影レンズ21、CCDエリアセンサ等で構成された撮
像素子22、撮像素子22から得られる画像データを記
憶するメモリ23、メモリ23に格納された画像データ
に基づいて所定の演算を行うことにより、縞状パターン
の歪みの位置及び量を求める演算部24、及び、投影装
置10から入力する撮影開始タイミング及び撮影終了タ
イミングと同期して撮像素子22を制御する撮影制御部
25を備えて構成される。
【0046】この撮影装置20は、投影装置10から撮
影開始タイミングを受信した際に撮像素子22の露光
(撮影処理)を開始し、撮影終了タイミングを受信した
際に撮像素子22の露光を終了するように構成されてい
る。
【0047】したがって、撮影装置20は、投影装置1
0がスリット状の光束L2を矢印A2の方向に1回走査
させる間の対象物9の画像を撮影することになり、スリ
ット状の光束L2を走査させることによって形成される
縞状パターンP1を適切に撮影することが可能になる。
【0048】撮像素子22から得られる画像データはメ
モリ23に格納される。そして、演算部24がメモリ2
3に格納されている画像データを読み出し、縞状パター
ンを構成する各ラインの歪みの位置及び量を求めるよう
に構成される。
【0049】なお、演算部24によって求められる各ラ
インの歪みの位置及び量は、撮影装置20に接続される
外部装置(コンピュータ等)に対して出力されるように
構成され、外部装置において縞状パターンの歪みの位置
及び量を三角測量の原理に基づいて解析することにより
対象物の三次元形状を導出することが可能である。ただ
し、三角測量の原理に基づいた演算を演算部24におい
て行い、対象物の三次元形状を撮影装置20において求
めるように構成してもよい。
【0050】また、撮影レンズ21は例えばズームレン
ズ等を備えて構成され、撮影倍率や撮影距離の撮影条件
を所定の範囲内で変化させることが可能なように構成さ
れる。撮影倍率や撮影距離等の撮影条件の変更は、例え
ばユーザが手操作で行うように構成される。また、撮影
条件が変更された場合に、その撮影条件を投影装置10
の撮影条件入力部11に与えるように構成してもよい。
【0051】このように三次元形状入力装置1では、光
源30が発光し、走査制御部14がガルバノスキャナ5
0のガルバノミラー52を回動させることによって光源
30からの光を対象物9に対して走査させるように構成
されるとともに、スリット状の光束L2が対象物9を走
査する際の走査速度に周期的な変動を発生させるように
構成されている。このため、光源30とガルバノスキャ
ナ50とを同期させた厳密な制御を行うことなく、簡単
な制御形態で投影装置10が対象物9に対して縞状パタ
ーンP1を良好に投影することが可能である。つまり、
制御対象がガルバノスキャナ50だけの簡単な構成とな
っている。
【0052】図3は走査制御部14がモータ51に与え
る信号及びそれによるモータ51の角速度を示す図であ
る。ただし、図3においては横軸の時刻t=0が走査開
始を示す時刻である。モータ51が走査角度θに関する
信号を入力し、その入力信号に応じた角度θへの駆動を
行うように構成されている場合、走査制御部14は時間
tの経過に伴って、図3(a)に示すような走査角度θ
に関する信号をモータ51に対して与える。
【0053】例えば、モータ51を一定の角速度で回転
させる場合には走査制御部14からモータ51に与えら
れる走査角度θに関する信号は時間とともに比例して増
加する直線的な信号となるが、この実施の形態では図3
(a)に示すように走査角度θに関する信号は、時間と
ともに比例して増加する基準信号に対して一定の周期T
1で変動する成分を与えている。つまり、直線的に増加
する基準信号に周期的な変動成分を付加した信号となっ
ている。
【0054】このため、走査制御部14から図3(a)
に示すような走査角度θに関する信号を入力するモータ
51は、図3(b)に示すような走査角速度で回転動作
を行う。図3(b)に示す走査角速度の波形は、図3
(a)の信号を微分した波形に相当する。図3(b)に
示すように、モータ51の角速度は、下限が0以上の値
ω0で振幅Ωの周期的な変動を示すことになる。なお、
図3(b)における周期的は、図3(a)と同様のT1
となる。
【0055】投影装置10においては、図3(b)に示
すような角速度の周期的な変動を実現することで、スリ
ット状の光束L2の走査の際に縞状パターンP1の投影
が可能になる。すなわち、図3(b)に示すような角速
度でモータ51が回転運動を行い、その回転運動によっ
てスリット状の光束L2が対象物9を走査すると、スリ
ット状光束L2のA2方向への移動速度が周期的に変化
し、移動速度が高いタイミングでの走査位置ではスリッ
ト状光束L2の単位時間当たりの照射密度(照射量)が
低くなり、逆に移動速度が低いタイミングでの走査位置
ではスリット状光束L2の単位時間当たりの照射密度が
高くなる。さらに詳しく説明すると、図3(b)の波形
において走査角速度ωの極大点に対応するタイミングで
はスリット状光束L2の照射密度が低くなり、対象物9
における照度は低くなる。逆に走査角速度ωの極小点に
対応するタイミングではスリット状光束L2の照射密度
が高くなり、対象物9における照度は高くなる。そし
て、その結果、単位面積に対する単位時間当たりの照射
密度(照射量)に変化が生じることとなって、対象物9
の表面上には明部と暗部とが周期的に繰り返される縞状
パターンP1が投影されることとなる。ただし、縞状パ
ターンP1の明部と暗部との繰り返し周期は、変動周期
T1に応じた値となる。
【0056】なお、モータ51が走査角度θに関する信
号を入力し、その入力信号に応じた角度θへの駆動を行
うように構成されている場合には、図3(a)に示すよ
うな走査角度θに関する信号を走査制御部14がモータ
51に与えればよいが、モータ51が走査角速度ωに関
する信号を入力し、その入力信号に応じた角速度ωでの
回転駆動を行うように構成されている場合には、走査制
御部14は図3(b)に示すような走査角速度に関する
信号ωをモータ51に与えるようにしてもよい。
【0057】また、図3(b)に示す走査角速度の波形
はそのまま対象物9に投影される縞状パターンP1の輝
度分布に対応するため、走査制御部14からモータ51
に与える信号を変更するだけで対象物9に投影する縞状
パターンP1の仕様を変更することが可能である。すな
わち、ガルバノスキャナ50の角速度に与える周期的な
変動の波形、波長(周期)及び位相の少なくとも一つ
を、変更することによって、上記のようにして投影され
る縞状パターンP1の明暗の変化状態、明暗各ラインの
間隔、又は明暗各ラインの位置を調整することが可能な
ように構成されている。
【0058】まず、周期的な変動の波長(周期)を変化
させる場合について説明する。例えば、対象物9に関す
る三次元データの分布密度を高くすることが望まれる場
合には、縞状パターンP1を構成する各ラインの分布密
度を増加させてより多くの縞を投影することが必要にな
る。そのような場合には、走査制御部14が図3に示す
周期T1を小さくした信号を発生してモータ51を駆動
制御することになる。
【0059】図4は走査制御部14がモータ51に与え
る信号及びそれによるモータ51の角速度を示す図であ
り、図3に示す状態から周期的な変動の波長(周期)を
変更した状態を示す図である。図4において走査角度θ
に関する信号は、時間とともに比例して増加する基準信
号に対して一定の周期T2(<T1)で変動する成分を
与えている。つまり、図3に示す変動周期T1よりも小
さな変動周期T2でモータ51の角速度に周期的な変動
を与えている。
【0060】そのため、例えば走査制御部14が図4
(a)に示すような走査角度θに関する信号をモータ5
1に与えると、モータ51は図4(b)に示すような角
速度で回転動作を行う。その結果、対象物9の表面上に
は変動周期T2に応じた繰り返し周期で縞状パターンP
1が投影されることとなり、図3に示す場合と比べて、
対象物9に投影される縞状パターンP1を構成する各ラ
インの間隔が小さくなり、各ラインの分布密度を増大さ
せることができる。
【0061】このように投影装置10において、ガルバ
ノスキャナ50に与える周期的な変動の波長(周期)を
変化させることにより、対象物9に関する三次元データ
の分布密度を高くすることが可能になる。
【0062】次に、周期的な変動の波形を変化させる場
合について説明する。例えば、撮影状件や対象物9の種
類等により、対象物9に対して投影する縞状パターンP
1の明度のピークがより鋭いものが望まれる場合もあ
る。そのような場合には、縞状パターンP1の照度分布
曲線を正弦波状にするよりは、例えば三角波状等にして
明度のピークを鋭くすることが望まれる。
【0063】図5は走査制御部14がモータ51に与え
る信号及びそれによるモータ51の角速度を示す図であ
り、図3に示す状態から周期的な変動の波形を正弦波か
ら三角波に変更した状態を示す図である。図5(a)に
おいて走査角度θに関する信号は、時間とともに比例し
て増加する基準信号に対して一定の周期T3で変動する
成分を与えている。そして、図5(a)に示す走査角度
θに関する信号を微分すると、図5(b)に示すような
三角波状に変化する走査角速度になる。換言すれば、図
5(a)に示す走査角度θに関する信号はモータ51の
角速度変化を図5(b)に示すような状態にするような
信号である。この結果、対象物9に投影される縞状パタ
ーンP1の照度分布曲線も三角波状に変化することにな
る。
【0064】このように、走査制御部14がモータ51
に対して与える信号を調整するだけで、モータ51の走
査角速度の周期的な変動の変化状態を種々のものに変更
することができる。そのため、例えば撮影条件や対象物
の種類等に応じて、縞状パターンP1の照度分布曲線の
波形を任意に変更することが可能である。
【0065】次に、周期的な変動の位相を変化させる場
合について説明する。縞解析法では、対象物9の表面に
模様等があって反射率にむらが存在する場合、投影装置
10から投影される縞状パターンP1に照度むらが存在
する場合、又は、対象物9に対して不均一な環境光が照
射されている場合等には、対象物9に投影された縞状パ
ターンP1の各ラインの分布を正確に検出することが困
難になる。そのため、位相シフト法又は縞走査法と呼ば
れる方法が適用され、上記のような場合にも適切に縞状
パターンP1を構成する各ラインの分布を正確に検出す
ることが行われる。
【0066】この位相シフト法は、投影装置10におい
て投影する縞状パターンP1に例えば1/3ないし1/
4波長ずつの位相シフトを行い、撮影装置20において
各位相状態での画像を3枚ないし4枚撮影する。そし
て、それら複数の画像において対応する各画素の輝度変
化を検出することによって、上記の反射率等のむら等に
起因する外乱成分を消去して、縞状パターンP1の各ラ
イン位置及び歪みを高精度に検出するものである。ま
た、この方法を用いれば、対象物9の表面上の各点にお
ける縞状パターンP1の位相の値を高精度に求めること
が可能であることから、位相シフト法を用いない縞解析
法の場合に比べて縞状パターンP1を構成する各ライン
の高密度化を行うことができるというメリットもある。
【0067】この実施の形態に示す投影装置10では、
上記のような位相シフト法を簡単に適用することが可能
である。具体的には、走査制御部14がモータ51に供
給する信号を変化させるだけで、例えば1/3ないし1
/4波長ずつの位相シフトを施すことが可能である。
【0068】図6は投影装置10における位相シフト法
の適用を示す概念図である。なお、図6では、1/4波
長ずつ位相シフトを行う場合を例示している。また、図
6において時刻t=0は走査開始を示す時刻である。
【0069】まず、投影装置10における1回目の走査
時に走査制御部14はモータ51を図6(a)に示すよ
うな走査角速度で回転運動させる。なお、走査角速度の
変動パターンの波長(周期)はλとなっている。これに
より、対象物9の表面上には図6(a)に示す走査角速
度の周期的変動に対応した縞状パターンが投影される。
【0070】そして2回目の走査時に走査制御部14は
モータ51に与える信号を1/4波長ずらせた状態に設
定し、図6(b)に示すような走査角速度でモータ51
を回転運動させる。これにより、対象物9の表面上には
図6(b)に示す走査角速度の周期的変動に対応した縞
状パターンが投影される。そして、このときの縞状パタ
ーンの照度分布曲線は、図6(a)に示す縞状パターン
を投影した場合の照度分布曲線に比べて、1/4波長ず
れた状態となる。
【0071】そして3回目の走査時に走査制御部14は
モータ51に与える信号をさらに1/4波長ずらせた状
態に設定し、図6(c)に示すような走査角速度でモー
タ51を回転運動させる。これにより、対象物9の表面
上には図6(c)に示す走査角速度の周期的変動に対応
した縞状パターンが投影される。そして、このときの縞
状パターンの照度分布曲線は、図6(b)に示す縞状パ
ターンを投影した場合の照度分布曲線に比べて、1/4
波長ずれた状態となり、図6(a)に示す縞状パターン
を投影した場合の照度分布曲線に比べて、1/2波長ず
れた状態となる。
【0072】そして4回目の走査時に走査制御部14は
モータ51に与える信号をさらに1/4波長ずらせた状
態に設定し、図6(d)に示すような走査角速度でモー
タ51を回転運動させる。これにより、対象物9の表面
上には図6(d)に示す走査角速度の周期的変動に対応
した縞状パターンが投影される。そして、このときの縞
状パターンの照度分布曲線は、図6(c)に示す縞状パ
ターンを投影した場合の照度分布曲線に比べて、1/4
波長ずれた状態となり、図6(b)に示す縞状パターン
を投影した場合の照度分布曲線に比べて、1/2波長ず
れた状態となり、図6(a)に示す縞状パターンを投影
した場合の照度分布曲線に比べて、3/4波長ずれた状
態となる。
【0073】そして投影装置10が図6(a)〜(d)
のそれぞれによって対象物9に対して縞状パターンを投
影した際に撮影装置20が撮影動作を行い、メモリ23
に各画像を格納しておく。そして演算部24が各位相シ
フト位置において得られる4枚の画像をメモリ23から
取得し、それら4枚の画像中の各対応画素間での輝度変
化を検出することによって、外乱成分を消去して、縞状
パターンP1の各ライン位置及び歪みを高精度に検出す
るように更正される。
【0074】このように、走査制御部14がモータ51
に対して与える信号を調整するだけで、モータ51の走
査角速度の周期的な変動波形の位相を変化させることが
でき、それによって例えば位相シフト法を適用した三次
元測定を行うことが可能になるので、対象物9の三次元
形状を高精度かつ高密度に測定することが可能になる。
ただし、上記説明においては、投影装置10が1/4波
長ずつ位相をシフトさせた位相シフト法を適用する場合
について説明したが、それに限定されるものではなく、
例えば、1/3波長ずつ位相シフトをさせてもよいし、
それ以外であってもよい。
【0075】なお、上記説明においては、投影装置10
が、ガルバノスキャナ50の角速度に与える周期的な変
動の波形、波長(周期)及び位相のそれぞれを変更する
場合について説明したが、投影装置10は、波形、波長
(周期)及び位相の全てを同時に変更するように構成さ
れていてもよいし、波形、波長(周期)及び位相のうち
の少なくとも一つを変更するように構成されていてもよ
い。
【0076】そして投影装置10において、ガルバノス
キャナ50の角速度に与える周期的な変動の波形、波長
(周期)及び位相のうちの少なくとも一つを、撮影装置
20の撮影条件に応じて変更することで、多様な対象物
9に対応することが可能である。
【0077】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この発明は上記説明した内容のものに限定され
るものではない。
【0078】上記説明では、偏向走査手段としてガルバ
ノスキャナ50を用いた構成例について示したが、これ
に限定されるものではなく、ポリゴンスキャナ等の他の
偏向走査手段を用いて構成してもよい。
【0079】また、上記説明では、シリンドリカルレン
ズ41によって構成されるエキスパンダ光学系40によ
って、平行光とされた投影光を、X軸に平行なライン状
の照明光束であって、光成分がX軸に平行な方向に一次
元的な広がり状態で分布するスリット状の光束L1に変
換される場合を例示したが、これに限定されるものでも
ない。他の例としては、平行光とされた投影光をX軸に
平行な方向に一次元走査させることで、X軸に平行なラ
イン状の照明光束を生成することも考えられる。ただ
し、この場合はX軸に平行な方向に光線を走査させるこ
とと、その走査光線によって形成されるライン状の照明
光束を対象物9の表面上で走査させることが必要になる
ため、対象物9を走査するための動作の効率が低下す
る。
【0080】またさらに、投影装置10と撮影装置20
とは分離可能なように構成されてもよい。例えば撮影装
置20をデジタルカメラ等で構成し、その外部取り付け
装置として投影装置10を実現することもできる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び7に
記載の発明によれば、光源からの投影光を、ライン状の
照明光束に変換し、その照明光束の走査速度に周期的な
変動を与えつつ対象物の表面を走査するように構成され
ているため、比較的簡単な構成及び制御で対象物に対し
て縞状パターンを投影することが可能である。
【0082】請求項2に記載の発明によれば、走査速度
の周期的な変動を形成する波形、波長及び位相の少なく
とも一つを、縞状パターンの像を撮影する際の撮影条件
に応じて決定するように構成されているため、対象物に
投影される縞状パターンを任意の状態に変更することが
でき、かつその変更が適切かつ容易である。
【0083】請求項3に記載の発明によれば、走査速度
の周期的な変動を形成する波形、波長及び位相の少なく
とも一つに関する複数のパラメータを予め記憶してお
き、複数のパラメータのうちから選択したパラメータに
基づいて照明光束の走査速度に周期的な変動を与えるよ
うに構成されているため、対象物に投影される縞状パタ
ーンを容易かつ効率的に変更することができる。
【0084】請求項4に記載の発明によれば、縞状パタ
ーンの像を撮影する際の撮影条件に応じて複数のパラメ
ータのうちから一のパラメータを選択するように構成さ
れているため、対象物に投影される縞状パターンを適切
に変更することが可能である。
【0085】請求項5に記載の発明によれば、撮影条件
がユーザによって設定入力されるため、ユーザが所望す
る状態に縞状パターンを変更することができる。
【0086】請求項6に記載の発明によれば、ライン状
の照明光束が、光成分が所定方向に一次元的な広がり状
態で分布するスリット状の光束であるため、効率的に対
象物の三次元形状の入力を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる三次元形状入力
装置を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる三次元形状入力
装置によって縞状パターンが投影される概念を示す図で
ある。
【図3】走査制御部がモータに与える信号及びモータの
角速度を示す図である。
【図4】走査制御部がモータに与える信号及びモータの
角速度を示す図である。
【図5】走査制御部がモータに与える信号及びモータの
角速度を示す図である。
【図6】投影装置における位相シフト法の適用を示す概
念図である。
【図7】従来の三次元形状入力装置を示す図である。
【図8】図7とは異なる従来の三次元形状入力装置を示
す図である。
【符号の説明】
1 三次元形状入力装置 9 対象物 10 投影装置 11 撮影条件入力部 12 演算部 13 メモリ 14 走査制御部(走査制御手段) 20 撮影装置 30 光源 40 エキスパンダ光学系(光束変換手段) 50 ガルバノスキャナ(偏向走査手段) 51 モータ P1 縞状パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 哲也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA53 DD02 DD06 FF07 FF09 GG07 GG12 GG22 HH05 HH13 JJ03 JJ08 JJ26 LL08 LL13 MM16 NN00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対して周期的な縞状パターンを
    投影し、前記対象物に投影された前記縞状パターンの像
    を撮影する三次元形状入力装置であって、 前記対象物に投影するための投影光を発生させる光源
    と、 前記光源からの前記投影光を、ライン状の照明光束に変
    換する光束変換手段と、 前記照明光束を前記対象物に対して偏向走査させる偏向
    走査手段と、 前記照明光束が前記対象物の表面を走査する際、前記照
    明光束の走査速度に周期的な変動を発生させるように前
    記偏向走査手段を制御する走査制御手段と、を備える三
    次元形状入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の三次元形状入力装置に
    おいて、 前記走査速度の周期的な変動を形成する波形、波長及び
    位相の少なくとも一つを、前記縞状パターンの像を撮影
    する際の撮影条件に応じて決定する演算手段、をさらに
    備えることを特徴とする三次元形状入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の三次元形状入力装置に
    おいて、 前記走査速度の周期的な変動を形成する波形、波長及び
    位相の少なくとも一つに関する複数のパラメータを予め
    記憶しておき、前記複数のパラメータのうちから選択し
    たパラメータに基づいて前記走査制御手段が前記偏向走
    査手段を制御することを特徴とする三次元形状入力装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の三次元形状入力装置に
    おいて、 前記走査制御手段は、前記縞状パターンの像を撮影する
    際の撮影条件に応じて前記複数のパラメータのうちから
    一のパラメータを選択することを特徴とする三次元形状
    入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は4に記載の三次元形状入力
    装置において、 前記撮影条件がユーザによって設定入力されることを特
    徴とする三次元形状入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の三次
    元形状入力装置において、 前記ライン状の照明光束は、光成分が所定方向に一次元
    的な広がり状態で分布するスリット状の光束であること
    を特徴とする三次元形状入力装置。
  7. 【請求項7】 対象物の三次元形状を求めるために、前
    記対象物に対して周期的な縞状パターンを投影する投影
    装置であって、 前記対象物に投影するための投影光を発生させる光源
    と、 前記光源からの前記投影光を、ライン状の照明光束に変
    換する光束変換手段と、 前記照明光束を前記対象物に対して偏向走査させる偏向
    走査手段と、 前記照明光束が前記対象物の表面を走査する際、前記照
    明光束の走査速度に周期的な変動を発生させるように前
    記偏向走査手段を制御する走査制御手段と、を備える投
    影装置。
JP2001247232A 2001-08-16 2001-08-16 三次元形状入力装置及び投影装置 Pending JP2003057021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247232A JP2003057021A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 三次元形状入力装置及び投影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247232A JP2003057021A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 三次元形状入力装置及び投影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003057021A true JP2003057021A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19076615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001247232A Pending JP2003057021A (ja) 2001-08-16 2001-08-16 三次元形状入力装置及び投影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003057021A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521491A (ja) * 2003-09-17 2007-08-02 ディーフォーディー テクノロジーズ エルピイ 高速マルチプルライン三次元デジタル化法
JP2009204373A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Hikari:Kk 光投影装置および三次元形状測定装置
JP2010105658A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sicam Srl 乗物の車輪にタイヤを装着および除去するためのタイヤ交換機
JP2011007744A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nissan Motor Co Ltd 三次元計測装置、及び三次元計測方法
US8182091B2 (en) 2004-07-28 2012-05-22 Solohealth, Inc. Automated vision screening apparatus and method
JP2012521005A (ja) * 2009-03-19 2012-09-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 光学式ゲージ及び3次元表面プロファイル測定方法
US9173565B2 (en) 2004-07-28 2015-11-03 Pursuant Health, Inc. Automated vision screening apparatus and method
CN108286950A (zh) * 2017-12-27 2018-07-17 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种反射镜面形的在线检测方法
CN108627121A (zh) * 2018-05-15 2018-10-09 浙江中控太阳能技术有限公司 一种镜面面形检测装置及其检测方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521491A (ja) * 2003-09-17 2007-08-02 ディーフォーディー テクノロジーズ エルピイ 高速マルチプルライン三次元デジタル化法
JP4913597B2 (ja) * 2003-09-17 2012-04-11 ディーフォーディー テクノロジーズ エルエルシー 高速マルチプルライン三次元デジタル化法
US8182091B2 (en) 2004-07-28 2012-05-22 Solohealth, Inc. Automated vision screening apparatus and method
US8740386B2 (en) 2004-07-28 2014-06-03 Solohealth, Inc. Automated vision screening apparatus and method
US9173565B2 (en) 2004-07-28 2015-11-03 Pursuant Health, Inc. Automated vision screening apparatus and method
JP2009204373A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Hikari:Kk 光投影装置および三次元形状測定装置
JP2010105658A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sicam Srl 乗物の車輪にタイヤを装着および除去するためのタイヤ交換機
JP2012521005A (ja) * 2009-03-19 2012-09-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 光学式ゲージ及び3次元表面プロファイル測定方法
US20130057650A1 (en) * 2009-03-19 2013-03-07 Guiju Song Optical gage and three-dimensional surface profile measurement method
JP2011007744A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nissan Motor Co Ltd 三次元計測装置、及び三次元計測方法
CN108286950A (zh) * 2017-12-27 2018-07-17 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种反射镜面形的在线检测方法
CN108627121A (zh) * 2018-05-15 2018-10-09 浙江中控太阳能技术有限公司 一种镜面面形检测装置及其检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230236434A1 (en) System and method for reduced-speckle laser line generation
US9146096B2 (en) Form measuring apparatus, structure manufacturing system, scanning apparatus, method for measuring form, method for manufacturing structure, and non-transitory computer readable medium storing program for measuring form
US5621529A (en) Apparatus and method for projecting laser pattern with reduced speckle noise
JP6433688B2 (ja) 露光制御が強化された構造化照明投影
JP2569711B2 (ja) 露光制御装置及び該装置による露光方法
JP2006010693A (ja) 物体の光学的測定を行うための装置及びその装置を用いた測定方法
JP2009053209A (ja) 3次元形状測定装置
JP2008523370A (ja) 共焦点顕微鏡システムの基本原理に基づく測定装置及び方法
WO2021085419A1 (ja) 三次元計測装置
JP2002257528A (ja) 位相シフト法による三次元形状測定装置
CN107656304B (zh) 用于读取成像板的装置和方法
JP2009544952A (ja) 画像作成センサーを備えた動的画像記録
JP6353573B1 (ja) 三次元計測装置
KR102017186B1 (ko) 3차원 형상 측정 장치
JP2003057021A (ja) 三次元形状入力装置及び投影装置
JP4286227B2 (ja) 画面の動画質測定評価装置
TWI301932B (en) Pattern writing apparatus and pattern writing method
JP4186347B2 (ja) 3次元入力方法及び装置
US7538314B2 (en) Apparatus for and a method of displaying an image by projecting light onto a screen
JP2568388B2 (ja) 形状計測装置
JP2927179B2 (ja) 3次元形状入力装置
JP3538009B2 (ja) 形状計測装置
JP2007155600A (ja) 三次元形状計測用投光装置及び三次元形状計測装置
JP2010210410A (ja) 三次元形状測定装置
JP2004053532A (ja) 光学的形状測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613