JP2003056426A - 燃料噴射弁の冷却構造 - Google Patents
燃料噴射弁の冷却構造Info
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- JP2003056426A JP2003056426A JP2001243889A JP2001243889A JP2003056426A JP 2003056426 A JP2003056426 A JP 2003056426A JP 2001243889 A JP2001243889 A JP 2001243889A JP 2001243889 A JP2001243889 A JP 2001243889A JP 2003056426 A JP2003056426 A JP 2003056426A
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Abstract
とができる燃料噴射弁の冷却構造を提供することであ
る。 【解決手段】 燃料噴射弁を支持するスリーブとシリン
ダヘッドの間に水室を形成しかつ前記水室に冷却水を供
給する冷却水通路を備えた内燃機関において、前記水室
に供給された冷却水が燃料噴射弁の周方向に移動するよ
うに前記水室に排水路を設けた。前記排水路を複数箇所
に設けた。前記スリーブを燃焼室と隔離した。
Description
スリーブの間に設けた水室内の冷却水で燃料噴射弁を冷
却する内燃機関の燃料噴射弁の冷却構造に関するもので
ある。
ダヘッド部分の縦断平面略図である。内燃機関200
は、シリンダヘッド90に固定されたスリーブ92によ
り燃料噴射弁93が支持されている。シリンダヘッド9
0には冷却水通路91が設けてあり、この冷却水通路9
1から供給された冷却水が図示しない水室に入る。この
水室内に流入した冷却水は、環状排水路94から排出さ
れる。
しており、非常に高温になる。冷却水通路91は四方向
から水室内に冷却水を供給するようになっているが、図
4に示すように排水路94が環状になっているので、冷
却水通路91から流入した低温の冷却水はそのまま上方
(紙面の手前側)へ移動して排出されてしまい、燃料噴
射弁93及びスリーブ92の円周上で部分的に冷却効果
の度合に差が生じる。
料噴射弁を全周に渡ってほぼ一様に冷却することができ
る燃料噴射弁の冷却構造を提供することを課題としてい
る。
請求項1の発明では、燃料噴射弁を支持するスリーブと
シリンダヘッドの間に水室を形成しかつ前記水室に冷却
水を供給する冷却水通路を備えた内燃機関において、前
記水室に供給された冷却水が燃料噴射弁の周方向に移動
するように前記水室に排水路を設けた。請求項2の発明
では請求項1の発明において、前記排水路を複数箇所に
設けた。請求項3の発明では請求項1又は請求項2の発
明において、前記スリーブを燃焼室と隔離した。
施した内燃機関100のシリンダヘッド部分の縦断平面
略図である。また、図2は図1のII−II断面図であり、
図3は図1のIII−III断面図である。
0のシリンダへッド1にはスリーブ2を介して燃料噴射
弁4が設けてある。スリーブ2の下方にはシリンダヘッ
ド1が張出して燃料噴射弁4を支持しており、スリーブ
2は燃焼室6に露出していない。
には耐熱性のパッキン13が設けてある。スリーブ2の
外周側面とシリンダヘッド1の間には環状の水室3が形
成されている。
室3(図3)内に冷却水を供給する冷却水通路7(図
1,図3)が設けてある。図2に示す水室3には、図1
に示す排水路8〜11が設けてある。
冷却水通路7と45度偏角した位置に配置されている。
したがって排水路8〜11は、図2には示されるが、図
3には示されない。
水は、スリーブ2及び燃料噴射弁4の周りを少なくとも
45度移動(回動)していずれかの排水路(排水路8〜
11)から外部へ排出される。
燃焼により生じた高温ガスに直接触れるので高温になり
易い。特に弁座14は、弁体5を着座させて燃料供給路
12から供給される燃料の噴射を司るが、弁座14が高
温(150℃以上)になると燃焼残渣物が付着し、弁体
5が完全に着座せず、燃料をリークさせる恐れがある。
して冷却水で150℃以下に冷却される。冷却水は、冷
却水通路7から水室3内に流入した後、スリーブ2の周
方向に移動しながらスリーブ2(燃料噴射弁4)から熱
を奪い、排水路8〜11から排出される。
水室3(図2)の四方向から接続し、かつ排水路8〜1
1を設けた例を示したが、冷却水通路7を一方向から
(つまり一本の冷却水通路)のみ配置し、この冷却水通
路7と燃料噴射弁4に関して対極側に排水路を設けるよ
うにしてもよい。この場合には、冷却水は冷却水通路7
から水室3に流入した後、スリーブ2の周りを少なくと
も180度移動して排水路から排出される。冷却水通路
7の数と排水路(8〜11)の数は、燃料噴射弁4の冷
却の度合を考慮して、任意に設定することができる。
却水がスリーブ2の周りを移動するように排水路(8〜
11)を設けることにより、低温の冷却水がスリーブ2
から熱を受けて昇温する前に排水路から排出されること
を防止することができ、スリーブ2及び燃料噴射弁4の
全周に渡ってほぼ均一に冷却することができる。
れた冷却水がスリーブ2の周りを周方向に移動してから
排水路(8〜11)から排出されるようにしたので、ス
リーブ2を介して燃料噴射弁4を全周に渡ってほぼ均一
に冷却することができる。
を複数箇所に設けるようにしたので、冷却水の流動抵抗
が小さくなり、水室3内の冷却水が速やかに入れ替わる
ので、燃料噴射弁4の冷却効果を向上させることができ
る。
6に露出させないようにすることにより、燃焼時におけ
る燃焼ガスの爆圧がスリーブ2にかからないため、シリ
ンダヘッド1に対して強固に固定する必要がなく、嵌め
合いでシリンダヘッド1に装着するだけでよいので、シ
リンダヘッド1に過大な負担(爆圧に抗するだけの下向
きの力)を掛けずに済み、内燃機関100の安全性を向
上させることができる。
いことにより、スリーブ2が火炎に晒されることがな
く、スリーブ2の温度上昇を抑制することができ、高温
の燃料噴射弁4からスリーブ2へ円滑に熱を移動させ、
燃料噴射弁4を冷却することができる。
リンダヘッド部分の縦断平面略図である。
平面略図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料噴射弁を支持するスリーブとシリン
ダヘッドの間に水室を形成しかつ前記水室に冷却水を供
給する冷却水通路を備えた内燃機関において、前記水室
に供給された冷却水が燃料噴射弁の周方向に移動するよ
うに前記水室に排水路を設けたことを特徴とする燃料噴
射弁の冷却構造。 - 【請求項2】 前記排水路を複数箇所に設けた請求項1
に記載の燃料噴射弁の冷却構造。 - 【請求項3】 前記スリーブを燃焼室と隔離した請求項
1又は請求項2に記載の燃料噴射弁の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001243889A JP4220144B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 燃料噴射弁の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001243889A JP4220144B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 燃料噴射弁の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003056426A true JP2003056426A (ja) | 2003-02-26 |
JP4220144B2 JP4220144B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=19073911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001243889A Expired - Fee Related JP4220144B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 燃料噴射弁の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4220144B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10655560B2 (en) | 2017-12-22 | 2020-05-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cylinder head |
WO2020105353A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | ヤンマー株式会社 | 副室式ディーゼル機関 |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001243889A patent/JP4220144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10655560B2 (en) | 2017-12-22 | 2020-05-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cylinder head |
WO2020105353A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | ヤンマー株式会社 | 副室式ディーゼル機関 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4220144B2 (ja) | 2009-02-04 |
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